JP2000096139A - 溶接熱影響部の低温靭性に優れた鋼板 - Google Patents
溶接熱影響部の低温靭性に優れた鋼板Info
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Abstract
板を提供すること。 【解決手段】 重量%で、C:0.04〜0.12%、
Si:0.4%以下、Mn:0.8〜2.0%以下、
P:0.02%以下、S:0.003%以下、Al:
0.001〜0.005%、Ni:1.0%未満、T
i:0.005〜0.02%、N:0.002〜0.0
06%、O:0.001〜0.004%、Mg:0.0
001〜0.003%を含有し、残部が鉄および不可避
的不純物からなる化学成分を有し、焼入れ性の指標のD
i*が0.7〜1.2の範囲で制限され、且つ、有効T
i量が−0.010%〜+0.005%の範囲とし、M
gとAlからなる酸化物を内包する0.01〜0.3μ
mのTiNが30000個/mm2以上、およびMgと
Tiの平均含有量の和が15重量%以上である0.5〜
5μmの大きさの酸化物が30個/mm2以上存在する
ことを特徴とする。
Description
溶接熱影響部(HAZ)の低温靭性の優れた低コスト鋼
板に関するものである。
て、粗大なオーステナイト内部にTi酸化物やTiNを
微細分散させ、それらを核とした微細な粒内変態フェラ
イトを生成させる技術(例えば特開昭63−21023
5号公報)が知られている。この鋼では溶接後の冷却過
程でオーステナイト粒内のTi酸化物よりフェライトを
発生させてミクロ組織を微細化して靭性を向上させてい
る。しかし、この技術ではCTOD特性や伝播停止特性
は、−30℃程度が限界とされていた。この対応策とし
て特開平06−075599号公報ではさらにTi量の
制御、硬化組織の制御、相当量のNiの添加等により、
−40℃以下でも良好なHAZ靭性が得られる鋼が開発
されてきた。
料では、低温HAZ靭性の向上をはかるにあたり、マト
リックス地の高靭化のため、1〜4%の量のNiの添加
が必要であった。Niは高価な金属であるため、このよ
うに多くのNiを添加することは鋼板の製造コスト高を
引き起こしていた。そこで、低Niによる、低コスト化
が強く望まれていた。
りである。
成分を有し、Di*=0.316C1/2(1+0.7S
i)(0.35+4.1Mn)(1+0.36Ni)
(1+0.37Cu)が0.7〜1.2の範囲で制限さ
れ、且つ、有効Ti量=Ti−2(O−0.66Mg−
0.89Al)−3.4Nの式で定義される有効Ti量
が−0.010%〜+0.005%の範囲とし、Mgと
Alからなる0.01〜0.1μmの大きさの酸化物を
内包する0.01〜0.3μmのTiNが30000個
/mm2以上、およびMgとTiの平均含有量の和が1
5重量%以上である0.5〜5μmの大きさの酸化物が
30個/mm2以上存在することを特徴とする低Niで
溶接熱影響部の低温靭性の優れた鋼板。
(1)記載の低Niで溶接熱影響部の低温靭性に優れた
鋼板。
時の加熱温度は高くなり、特に溶融線近傍では加熱オー
ステナイト粒が著しく粗大化してしまい、冷却後のHA
Z組織の結晶粒が粗大化して靭性が劣化する。このよう
なHAZ靭性は、結晶粒のサイズ、高炭素マルテンサイ
ト(MA)、上部ベイナイト(Bu)などの硬化相の分
散状態、析出硬化状態、粒界脆化の有無、元素のミクロ
偏析、マトリックス地の靭化、など種々の冶金的要素に
支配される。
による、加熱オーステナイト粒成長の抑制 TiとMgを主成分とする酸化物を変態核とする粒内
変態の促進 焼入れ性の制御(Di*の限定)による硬化相の生成
抑制と分散化 適正なTi量の制御 不純物量の制御による粒界脆化やミクロ偏析の回避 以上の5項目について適正な成分の調整を行うこと、そ
の中でも特にMgの適正量の添加により低温靭性を向上
させることで、高価なNi量の低減を行った。
成長の抑制について説明する。溶融線近傍のHAZは1
400℃以上に加熱され、炭化物や窒化物は溶解・粗大
化することで、オーステナイト粒界の移動をピンニング
する力が著しく低下する。そのため、従来鋼ではオース
テナイト粒の成長は避けることができなかった。そこ
で、1400℃以上の高温でも安定に存在する酸化物に
よってピンニングすることによりオーステナイト粒成長
を抑制することを検討した。その結果、微量のMgとA
lを添加することにより0.01〜0.1μmの大きさ
の極めて微細な(Mg,Al)酸化物が多量に生成する
ことを見いだした。さらに、0.01〜0.3μmの大
きさの微細なTiNがこの(Mg,Al)酸化物上に複
合析出し、〜1400℃の高温でも強力なピンニング効
果を発揮し、オーステナイト粒成長を抑制することを発
見した。この(Mg,Al)酸化物はTiNとの格子整
合性が良いため、TiNの析出核サイトとして有効に作
用する。また、(Mg,Al)酸化物が非常に微細に分
散しているため、複合析出するTiNも微細なサイズで
析出し、より強力なピンニング効果を発現させている。
ここで、ピンニングに有効な0.01〜0.3μmの大
きさのTiNが30000個/mm2以下であると、十
分なピンニング効果が得られず、オーステナイト粒の粗
大化が起こるため、0.01〜0.3μmの大きさのT
iNの個数を30000個/mm2とした。
る。オーステナイト粒内でのフェライト変態を促進させ
ると、微細な変態フェライトで覆われたHAZ組織を生
成させる事ができる。粒内変態フェライトの生成を促進
させるには、粒内変態の核サイトとなる酸化物の個数を
増加させることが有効である。鋭意検討した結果、微量
のAl量のもとでTiと微量のMgを含有させることに
より、TiとMgを主成分とする酸化物が微細に分散
し、これを核としてHAZでの粒内変態が顕著に促進さ
れ、HAZ靭性が向上することを見いだした。その際、
粒内変態の核として有効なものは、TiとMgの平均含
有量の和が15重量%以上の物であり、組織全体に微細
な変態フェライトを出すには、上記の酸化物が最低30
個/mm2必要である。
制と分散化について説明する。HAZでは溶接後急激に
冷却されるため、島状マルテンサイトと呼ばれる、硬化
組織を形成しやすい。このような硬化組織は焼入れ性が
高いほど生じやすく、この焼入れ性は粒径、添加元素に
よって変化し、一般に添加元素量が多いほど高くなる。
しかしながら、強度確保の上である程度の添加元素は不
可欠であり、そこで、焼入れ性の指標である、Di*=
0.316C1/2(1+0.7Si)(0.35+4.
1Mn)(1+0.36Ni)(1+0.37Cu)が
0.7〜1.2を満たすように成分を制御することによ
り、強度を確保しつつ、硬化相の析出を回避し、HAZ
靭性を向上させる。
る。本願では、さらにTi量について他の合金元素との
関係から制限を設けている。これは、TiとO、N量と
のバランスから導かれるものであるが、AlやMgはT
iよりOとの結合力が強いため、Al、Mgとの酸化物
を生成して残存したOがTiと結合して酸化物を生成す
る。酸素と結合して余ったTiはNと結合し、オーステ
ナイト粒の粒成長抑制に効果的なTiNを形成し、鋼板
の靭性を向上させる。この際、Ti、Nともに少なすぎ
ると十分なTiNが発生せず、オーステナイト粒が粗大
化して靭性の低下が発生する。逆にTiが過剰に存在す
ると、TiCを形成し、靭性は著しく劣化する。また、
有効Ti量の範囲を超えてNが過剰に存在すると、固溶
Nが増加して、やはり靭性は劣化する。このため、有効
Ti量を−0.010〜+0.005%の範囲で制御す
ることで、TiC脆化を回避しつつ、オーステナイト粒
成長を抑制することが可能となり、優れた靭性が得られ
ることをつきとめた。
る。
に最低0.04%は必要である。しかし、Cが多すぎる
と、母材の低温靭性や溶接性、HAZ靭性も低下させる
ので上限を0.12%とした。
であるが、多量に添加すると、やはり溶接性、HAZ靭
性が劣化するため、上限を0.4%とした。HAZ靭性
を改善するという観点からは0.15%以下が望まし
い。
確保に不可欠な元素であり、また、Sと結合してTiと
Mgを主成分とする酸化物上にMnSとして析出するこ
とで粒内変態の生成を促進するため、下限を0.8%と
する。しかし、Mnが多すぎるとスラブの中心偏析を助
長し、HAZ靭性、溶接性を劣化させるので上限を2.
0%とする。
し、さらに結晶粒界に粒界偏析する事により粒界脆化を
引き起こし、著しい靭性の低下を引き起こす。このた
め、Pは0.02%以下とする。
を助長し、また伸長したMnSが多量に生成し、母材お
よびHAZの靭性を劣化させるため、その上限を0.0
03%とする。
ング粒子であるTiNの析出核である(Mg,Al)酸
化物を形成するため、下限として0.001%が必要で
ある。しかしながら、Alが過剰に存在すると、粒内変
態核サイトとなる酸化物のAlの含有量が増加し、Ti
とMgの含有率が低下し、酸化物からの粒内変態能が低
下する。従って、上限を0.005%とする。
Niが1.0〜4.0%添加されていたがNi鋼は高価
であるため多量のNi添加はコスト高へとつながる。本
願ではMgの微少量添加をはじめ、合金元素の成分を適
正量に規制することにより、高価なNiに頼らなくと
も、低温でのHAZの高靭化を達成できる。本願の規定
するNi含有量を1.0%未満に低減することにより、
大きな合金コストの削減が図れる。
範囲で制御されるべき元素である。また、Tiはピンニ
ング粒子であるTiNや粒内変態の核となる酸化物の形
成に不可欠な元素であり、これらを十分量析出させるた
め、下限を0.005%とする。一方、Tiが0.02
%を超える場合、適正有効Ti量の範囲内であっても実
質的にTiCが多量に生成しHAZ靭性が低下する。
の個数を確保する上で必要であり、有効Ti量の適正範
囲と相俟って狭い範囲に限定されなければならない。N
が0.002%未満の場合、TiNの個数が確保できな
い。一方、Nが0.006%を超えると、有効Ti量が
適正範囲内にあっても実質的に固溶Nが過剰となりHA
Z靭性は低下する。
も、Oが多過ぎると、酸化物のサイズが大きくなり、破
壊の起点となる≧5μmの大きさの酸化物数が増加す
る。また、逆に少ない場合には粒内フェライトの変態核
となる0.5〜5μmの酸化物の個数が不足するため、
十分な靭性の向上は得られない。そのため、Oは0.0
01〜0.004%とする。
な元素であり、TiNの析出核サイトである0.01〜
0.1μmの(Mg,Al)酸化物を形成する。また、
0.5〜5μmの酸化物が、TiとMgを平均で15重
量%以上、且つMgを3重量%以上含有することで、T
i系酸化物と同等もしくはそれ以上に粒内変態の生成を
促進させる。これらの2種類の大きさの酸化物を十分に
生成させるため、Mgは0.0001%以上添加する必
要がある。一方、酸化物として消費されるMgは0.0
03%あれば十分であり、これ以上のMgは冶金学的に
効果を持たず、コスト高につながり、本願の趣旨に反す
る。
5%以上で、耐食性、耐水素誘起割れ性などにも効果が
あるが、0.5%を超えると熱間圧延時にCuクラック
が発生し、製造困難となる。このため、上限を0.5%
とした。
ライトを抑制し、母材組織の微細化に有効な元素であ
り、母材の機械的性質を向上させる。しかしながら、多
すぎるとHAZ靭性が劣化するため0.05%以下とし
た。
とえば以下のような方法で定量的に測定される。(M
g,Al)酸化物とTiNが複合する0.01〜0.5
μmの介在物の分散状態は、母材鋼板の任意の場所から
抽出レプリカ試料を作成し、これを透過電子顕微鏡(T
EM)を用いて10000〜50000倍の倍率で少な
くとも1000μm2以上の面積にわたって観察し、対
象となる大きさの複合介在物の個数を測定し、単位面積
あたりの個数に換算する。このとき、(Mg,Al)酸
化物とTiNの同定は、TEMに付属のエネルギー分散
型X線分光法(EDS)による組成分析と、TEMによ
る電子線回折像の結晶構造解析によって行われる。この
ような同定を測定するすべての複合介在物に対して行う
ことが煩雑な場合、簡易的に次の手段をもちいる。ま
ず、四角い形状の介在物をTiNとみなし、対象となる
大きさのTiN中に介在物が複合しているものの個数を
少なくとも10個以上について上記の要領で同定を行
い、(Mg,Al)酸化物とTiNが複合的に存在して
いる割合を算出する。そして、はじめに測定された複合
介在物の個数にこの割合を掛け合わせる。鋼中の炭化物
が以上のTEM観察を邪魔する場合、500℃以下の熱
処理によって炭化物を凝集・粗大化させ、対象となる複
合介在物の観察を容易にすることができる。
酸化物の個数の測定例を次に示す。母材鋼鈑の任意の場
所から小片試料を切りだし、これを1400〜1450
℃で10分間以上保持することで酸化物以外の0.5〜
5μmの介在物を溶体化させ、その後水冷する。これを
鏡面研磨し、光学顕微鏡を用いて1000倍の倍率で少
なくとも1mm2以上の面積にわたって観察し、対象と
なる大きさの酸化物のうち少なくとも10個以上につい
てX線マイクロアナライザー(EPMA)に付属の波長
分散型分光法(WDS)を用いて組成を分析し、酸化物
の平均組成におけるTiとMgの含有量の和を重量%で
求め、またそれらの和を求める。このとき、酸化物組成
の分析値に地鉄のFeが検出される場合には、分析値か
らFeを除外して酸化物の平均組成を求める。
Ti量およびDi*の値、及び表2に鋼板の製造条件と
靭化に有効な介在物の分散状態及び機械的性質を示す。
また、図1に本発明鋼と従来鋼についてHAZ部でのシ
ャルピー試験の結果を添加Ni量に対してプロットした
図を示す。
た鋼はNi量が1.0%以下と少ないにもかかわらず、
Ni量が1.0〜4.0%の従来鋼と同等の良好なHA
Z靭性を示しているのが分かる。鋼19,20はMgを
添加しないでNi量を減少させた物であるがシャルピー
の吸収エネルギーは100kJ/cm以下であり、十分
なHAZ靭性は得られていない。鋼21ではDi*が小
さくYSにして377MPaと十分な強度が得られてい
ない。逆に鋼22ではDi*が高すぎるため、硬化相が
出現し、良好なHAZ靭性が得られていない。鋼23で
は、添加アルミニウム量が多すぎるため、Tiと結びつ
くOが減少し有効Ti量が大きくなり過ぎてしまったた
めTiCが生成し、良好なHAZ靭性が得られていな
い。鋼24では十分な量のピンニング粒子が得られなか
ったため、オーステナイト粒の粗大化を引き起こし、H
AZ靭性の低下を招いている。鋼25では粒内変態を促
進させるTiとMgを主成分とする酸化物が組成、数量
ともに適正量に存在せず、十分な粒内変態フェライトが
得られておらず、良好なHAZ靭性が得られていない。
優れた鋼がより安価に作成することが可能となった。
18)
量に対してプロットした図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 重量%で、 C:0.04〜0.12%、 Si:0.4%以下、 Mn:0.8〜2.0%以下、 P:0.02%以下、 S:0.003%以下、 Al:0.001〜0.005%、 Ni:1.0%未満、 Ti:0.005〜0.02%、 N:0.002〜0.006%、 O:0.001〜0.004%、 Mg:0.0001〜0.003% を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる化学
成分を有し、Di*=0.316C1/2(1+0.7S
i)(0.35+4.1Mn)(1+0.36Ni)
(1+0.37Cu)が0.7〜1.2の範囲で制限さ
れ、且つ、有効Ti量=Ti−2(O−0.66Mg−
0.89Al)−3.4Nの式で定義される有効Ti量
が−0.010%〜+0.005%の範囲とし、Mgと
Alからなる0.01〜0.1μmの大きさの酸化物を
内包する0.01〜0.3μmのTiNが30000個
/mm2以上、およびMgとTiの平均含有量の和が1
5重量%以上である0.5〜5μmの大きさの酸化物が
30個/mm2以上存在することを特徴とする低Niで
溶接熱影響部の低温靭性の優れた鋼板。 - 【請求項2】 重量%で更に、 Cu:0.05〜0.5%、 Nb:0.05%以下 の1種または2種を含有することを特徴とする請求項1
記載の低Niで溶接熱影響部の低温靭性に優れた鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27075198A JP3898842B2 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 溶接熱影響部の低温靭性に優れた鋼板 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27075198A JP3898842B2 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 溶接熱影響部の低温靭性に優れた鋼板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000096139A true JP2000096139A (ja) | 2000-04-04 |
JP3898842B2 JP3898842B2 (ja) | 2007-03-28 |
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ID=17490480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP27075198A Expired - Lifetime JP3898842B2 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 溶接熱影響部の低温靭性に優れた鋼板 |
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-
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- 1998-09-25 JP JP27075198A patent/JP3898842B2/ja not_active Expired - Lifetime
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