JP2000096094A - 高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 商業クリーニング用粒状洗剤において、所定
の洗剤濃度に希釈したストック液を定量的に連続ワッシ
ャーに供給するシステムにおいて、洗剤ストックタンク
中での蛍光増白剤を含む凝集物の形成防止が可能とな
る。 【解決手段】 無機または有機の粉粒状の洗剤構成成分
を予め混合し、あるは混合しながら、ノニオン界面活性
剤を主体とする液体を噴霧しながら撹拌造粒あるいは撹
拌混合することにより、粉粒状の洗剤組成物を製造する
に際し、平均分子量２００〜２，０００のポリエチレン
グリコ−ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシプロピレンポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルから選ばれる混合物を２５〜９０重量％含有する水溶
液１００重量部に対し、アミノスチルベン型蛍光増白剤
を１〜９０重量部の割合で分散させた液状物を噴霧とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、商業ランドリー分
野、特に連続洗濯システムを用いて汚れたリネン類を大
量に洗濯処理する分野において有効な、洗剤溶解槽（洗
剤ストックタンク）中での蛍光増白剤の凝集の生じな
い、ノニオン界面活性剤を主活性成分とする高嵩密度粒
状洗剤組成物の製造方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】蛍光増白剤は、洗濯した衣類の仕上がり
白度を向上させるために重要な成分の１つである。そこ
で、この蛍光増白剤を洗濯中に有効に衣類に染着させる
ことが重要な技術的課題となる。特開昭６３−１１０２
９９号公報には界面活性剤、酵素、還元剤、蛍光増白
剤、ポリエチレングリコール、高級脂肪酸塩を組み合わ
せた洗浄剤組成物が、特開昭５７−６３７９５号公報に
は蛍光増白剤と特定の２種類のアルカリプロテアーゼを
組み合わせた洗浄剤組成物が開示されている。また、特
開昭５７−７８４９９号公報には蛍光増白剤、特定のヒ
ドロキシル含有化合物および通常固体である水溶性有機
被覆物質を組み合わせたフレーク状の洗剤添加剤が開示
されている。

【０００３】一方、商業ランドリー、特にリネンサプラ
イ業者においては連続洗濯システムを用いて、汚れたリ
ネン類を大量に洗濯処理することが多い。このシステム
の特徴として、予めストックタンク中で５〜１５％の濃
度になるように水で希釈、調製した洗剤溶液を、定量的
に連続ワッシャーに供給することが挙げられる。使用す
る商業ランドリー用洗剤は洗浄性能や低泡性の面からノ
ニオン界面活性剤を主成分とする粒状洗剤を多く用いて
いる。ノニオン界面活性剤を主成分として用いた場合、
蛍光剤の衣類に対する染着性が劣る欠点があり、その欠
点を解消すべくいくつかの試みが行われている。特開平
４−３２５５９７号公報にはノニオン界面活性剤とビフ
ェニルタイプの蛍光剤および酵素を組み合わせた洗浄剤
組成物が開示されている。また特開平８−７３８８９号
公報にはノニオン界面活性剤と特定のアニオン界面活性
剤を特定比で含有し、さらにアニオン性蛍光増白財と組
み合わせた洗剤組成物が開示されている。

【０００４】これらのノニオン界面活性剤を主成分とす
る粒状洗剤の製造方法として、堅型または横型攪拌造粒
装置あるいは攪拌混合装置を用い、粉粒状の界面活性
剤、キレートビルダー、アルカリビルダー、酵素、蛍光
増白剤およびその他の添加剤等の粉粒状の洗剤構成成分
を予め混合し、あるいは混合しながら、ノニオン界面活
性剤を主体とする液体を噴霧しながら撹拌混合、あるい
は造粒する方法が挙げられる。しかしながら、アミノス
チルベンのような分散型の蛍光増白剤を多量に配合する
と、洗剤組成物中の無機物の影響により、洗剤ストック
タンク中で、蛍光増白剤を含む凝集物の形成を生じる新
たな問題点を生じた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、ノニオン界
面活性剤を主成分とし、アミノスチルベン型蛍光増白剤
を含有する商業クリーニング用粒状洗剤において、洗剤
溶解槽（洗剤ストックタンク中）での蛍光増白剤を含む
凝集物の形成を防止できる、嵩密度０．７以上の粒状洗
剤組成物の製造方法を提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる問題
点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アミノスチルベ
ン型の蛍光増白剤を特定のポリエチレングリコ−ルまた
はノニオン界面活性剤の水溶液中に分散させ、攪拌混合
ないしは造粒されているその他の洗剤構成成分上に噴霧
しながら混合ないしは造粒することにより、ストックタ
ンク中での蛍光剤を含む凝集物の形成を防止できること
を見い出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明の高嵩密度粒状洗剤の製造方法は、攪拌造粒装置あ
るいは攪拌混合装置を用い、無機または有機の粉粒状の
洗剤構成成分を予め混合し、あるは混合しながら、ノニ
オン界面活性剤を主体とする液体を噴霧しながら撹拌造
粒あるいは撹拌混合することにより、ノニオン界面活性
剤を主活性成分とする粉粒状の洗剤組成物を製造するに
際し、平均分子量２００〜２，０００のポリエチレング
リコ−ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシプロピレンポリオキシエチレンアルキルエーテル
から選ばれる１種または２種以上の混合物を２５〜９０
重量％含有する水溶液１００重量部に対し、アミノスチ
ルベン型蛍光増白剤を１〜９０重量部の割合で分散させ
た液状物を噴霧することを特徴とする。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明では、無機または有機の粉
粒状の洗剤構成成分を予め混合し、あるいは混合しなが
ら、ノニオン界面活性剤を主体とする液体を噴霧しなが
ら撹拌造粒装置あるいは撹拌混合装置により撹拌造粒な
いしは撹拌混合することにより、嵩密度０．７ｇ／ｃｃ
以上の高嵩密度粒状洗剤組成物を製造する。撹拌造粒装
置としては、堅型または横型の撹拌造粒装置などが用い
られる。堅型撹拌造粒装置としては、ハイスピードミキ
サー（ＦＵＫＡＥ ＰＯＷＴＥＣ ＣＯＲＰＯＲＡＴＩ
ＯＮ製）などを用いることができる。横型撹拌造粒装置
としては、レディーゲミキサー（松坂技研（株）製）な
どを用いることができる。撹拌混合装置としては、リボ
ンミキサー、（吉田製作所製）などを用いることができ
る。

【０００８】本発明で混合される粉粒状の洗剤構成成分
としては、キレートビルダー、アルカルビルダー、ノニ
オン界面活性剤以外の界面活性剤等のその他洗剤成分が
用いられ、これらの具体例を挙げれば、以下の通りであ
る。キレートビルダー 本発明に好適なキレートビルダーを以下に例示する。 １．トリポリ燐酸ナトリウム等の燐酸塩ビルダー ２．ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、ク
エン酸塩等の多価カルボン酸塩 ３．ポリアクリル酸、アクリル酸とマレイン酸の共重合
体等の高分子カルボン酸塩 ４．結晶性層状珪酸塩 本発明における、該キレートビルダーの含有量は洗剤組
成物中１〜３０重量％の範囲が好適である。

【０００９】アルカリビルダー 本発明におけるアルカリビルダーは炭酸塩、セスキ炭酸
塩、珪酸塩から選ばれる１種以上が好ましい。炭酸塩は
特にナトリウム塩が好ましく、重質炭酸ナトリウム、軽
質炭酸ナトリウム、或いはそれらの混合物、何れでも良
い。珪酸塩として好ましい事例はメタ珪酸ナトリウムの
９水塩、５水塩、無水塩であり、粉状でも粒状でも使用
することができる。本発明におけるこれらのアルカリビ
ルダーの含有量は洗剤組成物中２０〜５０重量％の範囲
にあるのが好ましい。

【００１０】その他の成分 本発明においては必要に応じて、以下の成分を粉体混合
することができる。 １．芒硝等の中性無機塩 ２．ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース等
の再汚染防止剤 ３．４，４’−ビス−（２−スルホスチリル）−ビフェ
ニル塩、４，４’−ビス−（４−クロロ−３−スルホス
チリル）−ビフェニル塩、２−（スチリルフェニル）ナ
フトチアゾール誘導体、４，４’−ビス（トリアゾール
−２−イル）スチルベン誘導体、ビス（トリアジニルア
ミノ）スチルベンジスルホン酸誘導体の１種又は２種以
上から選ばれる蛍光増白剤 ４．過炭酸ソーダ、過ホウ酸ソーダ、硫酸ナトリウム過
酸化水素付加体等の漂白剤 ５．アルカリプロテアーゼ、アルカリリパーゼ、アミラ
ーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マルターゼ、サッカ
ラーゼ等の酵素 ６．直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルファオレ
フィンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩等のアニオン界面
活性剤 ７．高級脂肪酸塩 ８．シリコーン等の消泡剤 ９．二酸化珪素等の吸油担体

【００１１】これら粉粒状の洗剤成分に対してノニオン
界面活性剤が噴霧され、造粒ないしは混合される。ノニ
オン界面活性剤としては、以下のものが好適に用いられ
る。 １．平均炭素数１０〜２０のアルキル基またはアルケニ
ル基を有し、１〜２０モルのエチレンオキサイドを付加
したポリオキシエチレンアルキルまたはアルケニルエー
テル ２．平均炭素数６〜１２のアルキル基を有し、１〜２０
モルのエチレンオキサイドを付加したポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル ３．平均炭素数１０〜２０のアルキル基またはアルケニ
ル基を有し、１〜２０モルのプロピレンオキサイドを付
加したポリオキシプロピレンアルキルまたはアルケニル
エーテル ４．平均炭素数１０〜２０のアルキル基またはアルケニ
ル基を有し、１〜２０モルのブチレンオキサイドを付加
したポリオキシブチレンアルキルまたはアルケニルエー
テル ５．平均炭素数１０〜２０のアルキル基またはアルケニ
ル基を有し、総和で１〜３０モルのエチレンオキサイド
とプロピレンオキサイドあるいはエチレンオキサイドと
ブチレンオキサイドを付加したノニオン界面活性剤（エ
チレンオキサイドとプロピレンオキサイドまたはエチレ
ンオキサイドとブチレンオキサイドとの比は０．１／
９．９〜９．９／０．１）

【００１２】６．下記化１の一般式（Ｉ）で表される高
級脂肪酸アルカノールアミドまたはアルキレンオキサイ
ド付加物

【化１】 （式中Ｒ₁ は炭素数１０〜２０のアルキル基またはアル
ケニル基であり、Ｒ₂ はＨまたはＣＨ₃ であり、ｎ₃ は
１〜３の整数、ｍ₃ は０〜３の整数である。）

【００１３】７．平均炭素数１０〜２０の脂肪酸とショ
糖からなるショ糖脂肪酸エステル ８．平均炭素数１０〜２０の脂肪酸とグリセリンからな
る脂肪酸グリセリンモノエステル 本発明におけるノニオン界面活性剤の含有量は洗剤組成
物中、５〜２５重量％が好適である。

【００１４】本発明においては必要に応じ、ノニオン界
面活性剤に以下に示す界面活性剤を混合して噴霧するこ
とも可能である。具体例を以下に列挙する。 １．下記化２の一般式（II）で表されるアルキルアミン
オキサイド

【化２】 （式中Ｒ₃ は炭素数１０〜２０のアルキル基またはアル
ケニル基であり、Ｒ₄、Ｒ₅は炭素数１〜３のアルキル基
である）

【００１５】２．下記化３、化４、化５の一般式（II
I） ，（IV），（Ｖ）で表されるベタイン型両性活性剤

【化３】 （式中、Ｒ₆ は炭素数８〜２４のアルキルまたはアルケ
ニルまたはβ−ヒドロキシアルキルまたはβ−ヒドロキ
シアルケニル基、Ｒ₇ は炭素数１〜４のアルキル基、Ｒ
₈ は炭素数１〜６のアルキルまたはヒドロキシアルキル
基を示す）

【００１６】

【化４】 （式中、Ｒ₆及びＲ₈は前述の通り。ｎ₂ は１〜２０の整
数を表す。）

【００１７】

【化５】 （式中、Ｒ₆及びＲ₈は前述の通り。Ｒ₉ は炭素数２〜５
のカルボキシアルキルまたはヒドロキシアルキル基を示
す。） 本発明において用いるノニオン界面活性剤を主体とする
液体は、噴霧が容易なように粘度を下げるために、水を
添加して希釈したり、加温して使用することが可能であ
る。かかる液体を噴霧する場合には５〜１０ｋｇ／ｃｍ
² の圧力下で行うことが好ましい。噴霧圧が低すぎると
好ましい液滴を得ることができない。

【００１８】本発明では、ノニオン界面活性剤の噴霧と
同時に、あるいはノニオン界面活性剤の噴霧の前または
後に、下記に成分（Ａ）と示す水溶液にアミノスチルベ
ン型蛍光増白剤を予じめ均一分散させた液状物を噴霧す
る。 成分（Ａ）：平均分子量２００〜２，０００のポリエチ
レングリコ−ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレンアルキル
エーテルから選ばれる１種または２種以上の混合物を２
５〜９０重量％含有する水溶液。上記成分（Ａ）１００
重量部に対するアミノスチルベン型蛍光増白剤の配合比
率は、１〜９０重量部、好ましくは５〜７０重量部の範
囲にある。成分（Ａ）に対する比率が１重量部未満で
は、洗剤組成物中に必要なアミノスチルベン型の蛍光増
白剤の量を確保するための成分（Ａ）の含有量が高くな
りすぎ好ましくなく、９０重量部を超えると分散液の粘
度が高く、噴霧に支障をきたし好ましくない。

【００１９】本発明において成分（Ａ）として使用し得
るポリエチレングリコールの分子量は平均分子量として
２００〜２，０００、好ましくは４００〜１，０００の
範囲にある。ポリエチレングリコールの分子量が２００
未満では、十分なアミノスチルベン型蛍光増白剤の分散
液を得ることができず、分子量が２，０００を超えると
分散液の粘度が高く、噴霧できない欠点を生じ好ましく
ない。

【００２０】本発明において成分（Ａ）として使用する
のに好適な、ポリオキシエチレンアルキルまたはアルケ
ニルエーテル、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレ
ンアルキルまたはアルケニルエーテルの具体例を以下に
示す。 １．平均炭素数１０〜２０のアルキル基またはアルケニ
ル基を有し、１〜２０モルのエチレンオキサイドを付加
したポリオキシエチレンアルキルまたはアルケニルエー
テル ２．平均炭素数１０〜２０のアルキル基またはアルケニ
ル基を有し、５〜２０モルのエチレンオキサイドおよび
１〜１０モルのプロピレンオキサイドを付加したポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンアルキルまたはアル
ケニルエーテル

【００２１】本発明において使用する成分（Ａ）は前記
の平均分子量２００〜２，０００のポリエチレングリコ
−ル、ポリオキシエチレンアルキルまたはアルケニルエ
ーテル、およびポリオキシプロピレンポリオキシエチレ
ンアルキルまたはアルケニルエーテルから選ばれる１種
または２種以上の混合物を２５〜９０重量％含有する水
溶液である。これらの含有量が２５重量％未満では凝集
物の形成抑止効果が発現せず、９０重量％を超えると均
一な分散液を調製するのに時間がかかり、好ましくな
い。

【００２２】本発明では、上記（Ａ）成分を含有する水
溶液にアミノスチルベン型蛍光増白剤が均一分散され
る。アミノスチルベン型蛍光増白剤はスチルベン骨格を
有しアミノ基で置換された化合物であり、代表的な化合
物としては以下の化６、化７、化８、化９の式（VI）〜
（XI）がある。

【００２３】

【化６】

【００２４】

【化７】

【００２５】

【化８】

【００２６】

【化９】

【００２７】本発明において使用されるアミノスチルベ
ン型蛍光増白剤は、チノパールＡＭＳ（チバスペシャリ
ティ社製）、ホワイテックスＳＫＣ、ホワイテックスＳ
Ａ（住友化学社製）等の商品名で市販されている、水分
散型のものを用いることができる。本発明におけるアミ
ノスチルベン型蛍光増白剤の含有量は洗剤組成物中に、
前記商品原体として０．１〜１重量％、好ましくは０．
３〜０．８重量％の範囲にある。蛍光増白剤の配合量が
０．１重量％未満では、被洗物に対し、良好な白度を与
えることができず、１重量％を超えると洗剤粒子自体の
白度が劣り好ましくない。

【００２８】

【発明の効果】本発明によれば、ノニオン界面活性剤を
主成分とし、アミノスチルベン型蛍光増白剤を含有する
商業クリーニング用粒状洗剤において、所定の洗剤濃度
に希釈したストック液を定量的に連続ワッシャーに供給
するシステムにおいて、洗剤ストックタンク中での蛍光
増白剤を含む凝集物の形成防止が可能となる。

【００２９】

【実施例】次に実施例によって、本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定され
るものではない。 実施例１〜３ 成分（Ａ）としてポリエチレングリコール（分子量約６
００；ＰＥＧ＃６００と略す）の水溶液を１００重量部
調製し、そこへ蛍光剤としてアミノスチルベン型である
チバスペシャリティ社製のチノパールＡＭＳを外割で６
０重量部添加し、その分散液の分散性および噴霧性を調
べた。

【００３０】

【表１】 表１： 実 施 例 比 較 例 １ ２ ３ １ ２ PEG#600 30% 50% 70% 0% 100% 水 70% 50% 30% 100% 0% 分散性 良 良 良 不良 良 噴霧性 良 良 良 − 不良

【００３１】実施例４〜６ 次に、リボンミキサーを用い、下表に示す粉粒状の洗剤
構成成分を混合しながら、蛍光増白剤分散液を噴霧し、
噴霧終了後ノニオン界面活性剤を噴霧し、嵩比重０．９
の洗浄剤組成物を得た。得られた洗浄剤組成物を濃度と
して１０％になるように６００Ｌストックタンクで３０
℃の水道水中に溶解させ、凝集物の有無を調べた。尚、
比較例３は蛍光増白剤を粉体として混合した。

【００３２】

【表２】 表２：粉粒状洗剤構成成分の組成 実施例４〜６ 比較例３ 粉石鹸 ２ ％ ２ ％ 炭酸ナトリウム ３０ ％ ３０ ％ トリポリ燐酸ナトリウム ２０ ％ ２０ ％ 無水メタ珪酸ナトリウム ５ ％ ５ ％ カルボキシメチルセルロース ２ ％ ２ ％ チノパールＡＭＳ − １ ％ 芒硝 残 余 残 余 小 計 １００ ％ １００ ％

【００３３】

【表３】 表３： 実 施 例 比較例 ４ ５ ６ ３ 成分(A)の内訳 PEG#600 60 − − − ノニオンａ − 60 − − ノニオンｂ − − 60 − 水 40 40 40 − 小 計 100 100 100 − 蛍光増白剤分散液の内訳 成分(A) 100部 100部 100部 − チノパールＡＭＳ 60部 60部 60部 − 粒状洗剤組成(内割％) 粉粒状洗剤構成成分 86 86 86 88 ノニオン界面活性剤(1) 12 12 12 12 蛍光増白剤分散液 2 2 2 0 合 計 100 100 100 100 凝集体の有無 無 無 無 有 ノニオンａ：アルキル基１１〜１５のアルコールにエチレンオキサイドを９モ ル付加させたポリオキシエチレンアルキルエーテル ノニオンｂ：アルキル基１３のアルコールにエチレンオキサイド７モル、プロ ピレンオキサイドレン３モルをブロック重合させた、ポリオキシ プロピレンポリオキシエチレンアルキルエーテル

【００３４】実施例７〜９ 次に、レディーゲミキサーを用い、下表に示す粉粒状の
洗剤構成成分を混合しながら、蛍光増白剤分散液を噴霧
し、噴霧終了後ノニオン界面活性剤を噴霧し、嵩比重
０．９の洗浄剤組成物を得た。得られた洗浄剤組成物を
濃度として１０％になるように６００Ｌストックタンク
で３０℃の水道水中に溶解させ、凝集物の有無を調べ
た。尚、比較例４は蛍光増白剤を粉体として混合した。

【００３５】

【表４】 表４：粉粒状洗剤構成成分の組成 実施例７〜９ 比較例４ 粉石鹸 ３ ％ ３ ％ 炭酸ナトリウム ４０ ％ ４０ ％ トリポリ燐酸ナトリウム ２０ ％ ２０ ％ カルボキシメチルセルロース ２ ％ ２ ％ チノパールＡＭＳ − １ ％ 芒硝 残 余 残 余 小 計 １００ ％ １００ ％

【００３６】

【表５】 表５： 実 施 例 比較例 ７ ８ ９ ４ 成分(A)の内訳 PEG#600 60 − − − ノニオンａ − 60 − − ノニオンｂ − − 60 − 水 40 40 40 − 小 計 100 100 100 − 蛍光増白剤分散液の内訳 成分(A) 100部 100部 100部 − チノパールＡＭＳ 60部 60部 60部 − 粒状洗剤組成(内割％) 粉粒状洗剤構成成分 86 86 86 88 ノニオン界面活性剤(1) 12 12 12 12 蛍光増白剤分散液 2 2 2 0 合 計 100 100 100 100 凝集体の有無 無 無 無 有 ノニオンａ：アルキル基１１〜１５のアルコールにエチレンオキサイドを９モ ル付加させたポリオキシエチレンアルキルエーテル ノニオンｂ：アルキル基１３のアルコールにエチレンオキサイド７モル、プロ ピレンオキサイドレン３モルをブロック重合させた、ポリオキシ プロピレンポリオキシエチレンアルキルエーテル

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ１１Ｄ 3:30 3:42）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 攪拌造粒装置あるいは攪拌混合装置を用
   い、無機または有機の粉粒状の洗剤構成成分を予め混合
   し、あるは混合しながら、ノニオン界面活性剤を主体と
   する液体を噴霧しながら撹拌造粒あるいは撹拌混合する
   ことにより、ノニオン界面活性剤を主活性成分とする粉
   粒状の洗剤組成物を製造するに際し、 平均分子量２００〜２，０００のポリエチレングリコ−
   ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
   プロピレンポリオキシエチレンアルキルエーテルから選
   ばれる１種または２種以上の混合物を２５〜９０重量％
   含有する水溶液１００重量部に対し、アミノスチルベン
   型蛍光増白剤を１〜９０重量部の割合で分散させた液状
   物を噴霧することを特徴とする嵩密度０．７ｇ／ｃｃ以
   上の高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法。