JP2000095760A - 4−アシルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン誘導体及びそれを含有する抗酸化剤 - Google Patents

4−アシルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン誘導体及びそれを含有する抗酸化剤

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信夫 瀬戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規な4−アシルアミノ−2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジン誘導体、及びこれからなる抗酸化
剤を提供する。 【解決手段】下記一般式(A)で表される4−アシルア
ミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン誘導
体。 【化1】 式中、R1 は水素原子、ヒドロキシル基、オキシラジカ
ル基、脂肪族基、アシル基、脂肪族オキシ基、またはア
シルオキシ基、R2 は炭素数3以上でヒドロキシル基を
2つ以上有する脂肪族基を表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な4−アシル
アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン誘導
体に関し、更に詳細には抗酸化剤として有用な新規な4
−アシルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン誘導体及びそれを含有する抗酸化剤に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】空気中の酸素が関与する酸化反応によっ
て、染料、色素または高分子物質(例えばゴム、プラス
チック等)が劣化することは良く知られており、種々の
劣化防止剤が開発されてきた。これらの抗酸化剤として
は、フェノール類、ヒドロキノン類等、種々の化合物が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来の劣化防
止剤は、色素、染料、合成高分子等の劣化防止剤として
性能の満足しうるものではなく、新たな抗酸化剤の開発
が望まれていた。本発明の目的は、劣化防止剤として新
規な4−アシルアミノ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン誘導体を提供することにある。本発明の他の
目的は、新規な4−アシルアミノ−2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジン誘導体を含有する抗酸化剤を提供
することにある。本発明の他の目的は、高分子の劣化防
止剤として新規な4−アシルアミノ−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン誘導体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々検討
した結果、下記一般式(A)で表される4−アシルアミ
ノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン誘導体を
見出し、それが優れた抗酸化性を示すことを見出した。
【0005】
【化2】
【0006】式中、R1 は水素原子、ヒドロキシル基、
オキシラジカル基、脂肪族基、アシル基、脂肪族オキシ
基、またはアシルオキシ基、R2 は炭素数3以上でヒド
ロキシル基を2つ以上有する脂肪族基を表す。
【0007】
【発明の実施の形態】一般式(A)についてさらに詳細
に説明する。本明細書中における基が脂肪族部位を含む
場合には、その脂肪族部位は直鎖、分岐鎖または環状で
飽和であっても不飽和であっても良く、例えばアルキ
ル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニルを
表し、これらは無置換であっても置換基を有していても
よい。また、アリール部位を含む場合には、そのアリー
ル部位は、単環であっても縮合環であっても良く、無置
換であっても置換基を有していてもよい。また、複素環
部位を含む場合には、その複素環部位は環内にヘテロ原
子(例えば、窒素原子、イオウ原子、酸素原子)を持つ
ものであり、飽和環であっても、不飽和環であってもよ
く、単環であっても縮合環であってもよく、無置換であ
っても置換基を有していてもよい。本発明における置換
基とは、置換可能な基であればよく、例えば脂肪族基、
アリール基、複素環基、アシル基、アシルオキシ基、ア
シルアミノ基、脂肪族オキシ基、アリールオキシ基、複
素環オキシ基、脂肪族オキシカルボニル基、アリールオ
キシカルボニル基、複素環オキシカルボニル基、カルバ
モイル基、脂肪族スルホニル基、アリールスルホニル
基、複素環スルホニル基、脂肪族スルホニルオキシ基、
アリールスルホニルオキシ基、複素環スルホニルオキシ
基、スルファモイル基、脂肪族スルホンアミド基、アリ
ールスルホンアミド基、複素環スルホンアミド基、脂肪
族アミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、脂肪
族オキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニ
ルアミノ基、複素環オキシカルボニルアミノ基、脂肪族
スルフィニル基、アリールスルフィニル基、脂肪族チオ
基、アリールチオ基、ヒドロキシ基、シアノ基、スルホ
基、カルボキシル基、脂肪族オキシアミノ基、アリール
オキシアミノ基、カルバモイルアミノ基、スルファモイ
ルアミノ基、ハロゲン原子、スルファモイルカルバモイ
ル基、カルバモイルスルファモイル基、ジ脂肪族オキシ
フォスフィニル基、ジアリールオキシフォスフィニル基
等を挙げることができる。
【0008】R1 は水素原子、ヒドロキシル基、オキシ
ラジカル基、脂肪族基(例えば置換基を有していても良
いアルキル基、アルケニル基を表し、好ましくはアルキ
ル基を表し、さらに好ましくは炭素数1から8のアルキ
ル基を表し、具体的には例えばメチル、エチル、プロピ
ル、オクチル)、アシル基(例えば置換基を有していて
も良いアルキルカルボニルアミノ基、アルケニルカルボ
ニルアミノ基、アリールカルボニルアミノ基を表し、好
ましくは、アルキルカルボニルアミノ基であって、さら
に好ましくは、アルキル部位の炭素数が1から7のアル
キルカルボニルアミノ基であって、具体的には例えばア
セチル、プロピオニル、ブチリル)、脂肪族オキシ基
(例えば置換基を有していても良いアルコキシ基、アル
ケノキシ基を表し、好ましくはアルコキシ基を表し、さ
らに好ましくは炭素数1から8のアルコキシ基を表し、
具体的には例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、オ
クチルオキシ)、アシルオキシ基(例えば置換基を有し
ていても良いアルキルカルボニルオキシ基、アルケニル
カルボニルオキシ基、アリールカルボニルオキシ基を表
し、好ましくは、アルキルカルボニルオキシ基であっ
て、さらに好ましくは、アルキル部位の炭素数が1から
7のアルキルカルボニルオキシ基であって、具体的には
例えばアセトキシ、プロピオニルオキシ)、R2 は炭素
数3以上でヒドロキシル基を2つ以上有する脂肪族基
(ヒドロキシル基以外の置換基を更に有していても良い
アルキル基、アルケニル基などを表し、好ましくはアル
キル基を表し、より好ましくは炭素数3から7でヒドロ
キシ基を2から6有するアルキル基であって、具体的に
は例えば1,3−ジヒドロキシ−2,2−ジメチルプロ
ピル、1,2,3,4,5−ペンタヒドロキシペンチ
ル)を表す。
【0009】本発明の効果の点で、R1 は水素原子、ヒ
ドロキシル基、オキシラジカル基、アルキル基である場
合が好ましく、水素原子、オキシラジカル基である場合
がさらに好ましく、水素原子である場合が最も好まし
い。次に、本発明の具体的化合物例を以下に示すが、こ
れによって本発明の化合物が限定されるものではない。
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】
【化5】
【0013】本発明の一般式(A)で表される化合物の
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン骨格の原料と
しては、4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン、4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−1−オキシルフリーラジカル等が市販され
ており容易に入手することができる。これらの原料を用
いアミド化反応、アルキル化反応、酸化反応、還元反応
等を用いて合成することができる。一般式A)のR2
一般的な導入方法としては、新実験化学講座14巻11
50頁(1977年)丸善株式会社の方法を参考に、ア
ミン化合物とラクトン化合物によるアミド化反応による
導入が簡易で好ましい。ラクトン化合物の原料としては
D-(+)-グルコノ−1,5−ラクトン、DL−パントイル
ラクトン等を容易に入手することができる。より具体的
にはアミノ化合物とラクトン化合物をアルコール系溶媒
あるいはスルホラン溶媒で室温〜還流条件で反応させ
る。一般式(A)のR1 の置換基の導入方法としてのア
ルキル化反応は、ホルマリン還流、あるいはアルキルハ
ライドと炭酸カリウムをジメチルホルムアミド中で約1
00℃で反応させることが好ましい。アシル化反応とし
ては酸無水物との反応、オキシルフリーラジカル化反
応、ヒドロキシ化反応としては、過酸化水素を用いたHe
lv.Chem.Acta(1980)63, 1407に準じた方法、アルコキシ
化反応としてはアルキルハライドとt−ブトキシカリウ
ムと反応させる方法、アシルオキシ化反応としては、前
述のヒドロキシル基を無溶媒で酸無水物と反応させる方
法が好ましい。
【0014】本発明において抗酸化剤とは、有効成分と
しての4−アシルアミノ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン誘導体と適当な希釈剤、溶剤、担体などと
の任意比率で混合物のほか、該ピペリジン誘導体単独の
場合も包含する。本発明の抗酸化剤において、一般式
(A)の化合物は単独で使用しても2種以上併用しても
良い。また、公知の劣化防止剤、退色防止剤を併用する
こともできる。併用できる公知の劣化防止剤、退色防止
剤としては、ハイドロキノン類、クロマン類、アルキル
フェノール類、アルコキシフェノール類、アルコキシベ
ンゼン類、アニリン類、インダン類等を挙げることがで
きる。本発明の抗酸化剤は、例えばカラー拡散転写写真
材料の褪色防止剤として有用であり、この化合物は感光
材料、色素固定材料(受像材料)、処理組成物のいずれ
にも添加できる。
【0015】
【実施例】以下に実施例を持って本発明を詳細に説明す
るが、これによって本発明が限定されるものではない。 実施例1 例示化合物(2) の合成 4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
30.9gにメタノール45ml、D-(+)-グルコノ−1,
5−ラクトン34.2gを加え、加熱還流を2時間行っ
た。その後50℃に冷却し、アセトン200mlを添加し
た。20℃まで冷却し、析出した結晶を濾過し、アセト
ン70mlで洗浄し、白色結晶を得た。得られた化合物
は、マススペクトル、NMRスペクトル、赤外吸収スペ
クトルにより例示化合物(2) であることを確認した。 収量58.6g、収率91.3%、融点160〜161
【0016】実施例2 例示化合物(3) の合成 4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
47.4gにスルホラン21ml、DL−パントイルラク
トン38.4gを加え、105〜110℃で4時間攪拌
を行った。その後90℃に冷却し、アセトニトリル15
0mlを添加した。20℃まで冷却し、析出した結晶を濾
過し、アセトニトリル200mlで洗浄し、白色結晶を得
た。得られた化合物は、マススペクトル、NMRスペク
トル、赤外吸収スペクトルにより例示化合物(3) である
ことを確認した。 収量66.6g、収率78.7%、融点168〜170
【0017】実施例3 先ず色素固定要素の作り方について述べる。蛍光増白剤
とステイン防止剤の分散物の調製方法について述べる。
蛍光増白剤(1)25g、ステイン防止剤(1)32
g、アニオン界面活性剤(2)10gを、高沸点有機溶
媒(1)690gおよび酢酸エチル250mlに溶解し、
25%ゼラチン水溶液1200mlに加え、ホモジナイザ
ーにて20分間、1250rpm にて分散した。これにさ
らに水300mlを加え攪拌し均一な分散物を得た。
【0018】次にラテックス分散物の調製方法について
述べる。ゼラチン20gおよび水溶性ポリマー(3)3
0gを水200mlに50℃にて溶解した後、40℃に降
温し、ラテックス分散物(1)117gを添加攪拌し
た。溶解状態にて30μm フィルターにてろ過し、均一
な分散物を得た。表1に示す構成の色素固定要素R10
1を作製した。
【0019】
【化6】
【0020】
【化7】
【0021】
【化8】
【0022】
【化9】
【0023】
【化10】
【0024】
【化11】
【0025】
【化12】
【0026】
【化13】
【0027】
【化14】
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】また、表Aに示した抗酸化剤を第2層に添
加した以外R101と同様にして色素固定要素R102
からR107を作製した。上記の色素固定要素を富士写
真フイルム(株)よりPICTRO STAT200
PS DONOR PS−DSの名称で発売されている
感光要素と組み合わせ、同じくPICTRO STAT
200の名称で発売されているカラーコピーマシーン
を用いてテスト画像を得た。即ち、フルカラーの原画を
スリットを通して走査露光し、露光済の感光要素を40
℃に保温した水に2.5秒間浸したのち、ローラーで絞
り直ちに色素固定要素と膜面が接するように重ね合わせ
た。次いで吸水した膜面の温度が80℃となるように温
度調節したヒートドラムを用い、17秒間加熱し色素固
定要素から感光要素をひきはがすと、色素固定要素上に
原画に対応した鮮明なカラー画像が得られた。
【0031】
【化15】
【0032】このようにして色素像を形成した試料R1
01〜R107の各試料において、400nm以下の光を
カットする富士写真フイルム株式会社製紫外線吸収フィ
ルターをつけて、キセノンテスター(照度20万ルック
ス)で8日間曝射した。評価は、各試料の初濃度2.0
における色素濃度残存率で行った。測定は、富士自記濃
度計で行った。得られた結果を表Aに示す。
【0033】
【表3】
【0034】表Aからわかるように本発明の化合物は、
極めて優れた抗酸化性(褪色防止能)を有していること
がわかる。
【0035】実施例4 樹脂基材としてIIR(ポリサー社製、ブチル#100
不飽和度0.7%)を用いて下記組成物を調整した。 ポリサーブチル#100 100重量部 ハード・クレー 120重量部 亜鉛華 5重量部 ステアリン酸 2重量部 イオウ 1重量部 テトラメチルチウラムジサルファイド 2重量部 SRFカーボン 10重量部 メルカプトベンゾチアゾール 0.5重量部 この組成物をロールで混練した後、プレス加硫を160
℃、45分行い、2mm厚のシートとしたとき、このシー
トをJIS 3号ダンベルにて打ち抜き、試料aとした。同
様にして、本発明の化合物(2) 、(3) 、(8) 、(10)をそ
れぞれ5重量部含有させた試料b、c、d、eを作成し
た。これらの試料をギヤーオーブン中120℃で100
時間置き、その抗張力(kg/mm2)及び伸び(%)を測定
したところ、上記の本発明の化合物を用いた試料に関し
て、本発明の抗酸化剤の効果が観察された。
【0036】
【発明の効果】本発明による4−アシルアミノ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン誘導体は抗酸化剤
として有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(A)で表される4−アシル
    アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン誘導
    体。 【化1】 式中、R1 は水素原子、ヒドロキシル基、オキシラジカ
    ル基、脂肪族基、アシル基、脂肪族オキシ基、またはア
    シルオキシ基、R2 は炭素数3以上でヒドロキシル基を
    2つ以上有する脂肪族基を表す。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一般式(A)で表される
    4−アシルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペ
    リジン誘導体からなることを特徴とする抗酸化剤。
JP10266696A 1998-09-21 1998-09-21 4−アシルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン誘導体及びそれを含有する抗酸化剤 Pending JP2000095760A (ja)

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