JP2000094626A - 表装材およびその製造方法 - Google Patents

表装材およびその製造方法

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JP2000094626A
JP2000094626A JP28728398A JP28728398A JP2000094626A JP 2000094626 A JP2000094626 A JP 2000094626A JP 28728398 A JP28728398 A JP 28728398A JP 28728398 A JP28728398 A JP 28728398A JP 2000094626 A JP2000094626 A JP 2000094626A
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thermosetting resin
adhesive
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thermoplastic resin
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Hiroshi Koyama
博 小山
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Taihei Paper Manufacturing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩化ビニルを使用しない無公害製品であっ
て、調色作業が容易であり且つ製本やケース張り合わせ
等の二次加工適性にも優れた新規な表装材を提供する。 【解決手段】 基材1上に、熱硬化型樹脂をベースとす
る着色接着剤層2を介して、熱可塑性樹脂をベースとす
るヘイズ10%以下の透明フィルム3が積層され、好ま
しくはさらに透明フィルムの上に熱硬化性樹脂をベース
とするトップコート層4が積層されてなることを特徴と
する表装材である。透明フィルムを基材に張り合わせる
際の加熱加圧ロールとしてエンボスロールを用いること
によりインラインでエンボス加工が可能であり、しか
も、熱可塑性樹脂による透明フィルムと熱硬化性樹脂に
よる着色接着剤およびトップコート層とを組み合わせる
ことによってエンボス加工適性が向上して鮮明なエンボ
ス模様を形成すると共に、基材を含めた4層を強固に積
層接着一体化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は書籍の装丁、ファイ
ル、バインダー表紙、文具ケースの表貼り、化粧品や貴
金属等の宝飾ケースの表貼り等の表面材として用いられ
る表装材およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の表装材にはほとんど塩化ビニルが
使用されており、紙や合成樹脂フィルム等の基材に塩化
ビニルフィルムを積層して熱融着により基材に接合して
表装材としたものである。しかしながら、塩化ビニルの
焼却時に環境汚染物質であるダイオキシンが発生すると
いう問題があり、その代替品の開発が望まれている。ま
た、塩化ビニルを用いた製品は、焼却時のダイオキシン
発生だけでなく、特に基材として紙を用いた場合に塩化
ビニルフィルムの熱融着時に紙内で水分移動が生ずるた
めカールの発生が避けられないこと、塩化ビニルに添加
される熱可塑性安定剤のためにブロッキングが生ずるた
め保管等に不便であること、表面への箔押し適性に劣る
こと、耐摩耗性や耐熱性が不十分であること、色替えに
7〜8時間もの長時間を要すること等の問題を有してお
り、表装材の材料として必ずしも好適なものではなかっ
た。
【0003】これらの問題を解決するものとして、Tダ
イ方式による着色オレフィン樹脂を用いてこれを基材に
貼り付けた製品が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、着色オ
レフィン樹脂を用いた製品は、マスターバッチと実際の
製品との間に調色の差異が発生するため調色作業にきわ
めて高度の熟練が要求される。所望の色が得られない場
合にはマスターバッチから調色し直さなければならず、
歩留まりが大きく損なわれる。
【0005】また、需要者のニーズが多様化している状
況においては多品種少量生産が要求され、表装材につい
ても数多くの色のバリエーションを揃えておかなければ
ならないが、着色オレフィン樹脂の調色は上述のように
マスターバッチから熟練を要する作業で行われるため、
色替えに長時間を要するという問題がある。
【0006】さらに、塩化ビニルの場合と同様、紙に着
色オレフィン樹脂を貼り付けるときに水の蒸発温度以上
の温度条件で処理されるため、紙内での水分移動が発生
し、これに起因するカールが発生するという問題があ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上述の
従来技術における問題点を解決し、塩化ビニルを使用し
ない無公害製品であって、調色作業が容易であり且つ製
本やケース張り合わせ等の二次加工適性にも優れた新規
な表装材を提供することを目的とする。
【0008】この目的を達成するため、本発明による表
装材は下記のように構成される。
【0009】請求項1=基材上に、熱硬化型樹脂をベー
スとする着色接着剤層を介して、熱可塑性樹脂をベース
とするヘイズ10%以下の透明フィルムが積層されてな
ることを特徴とする表層材。
【0010】請求項2=基材上に、熱硬化型樹脂をベー
スとする着色接着剤層を介して、熱可塑性樹脂をベース
とするヘイズ10%以下の透明フィルムが積層され、さ
らに透明フィルムの上に熱硬化性樹脂をベースとするト
ップコート層が積層されてなることを特徴とする表装
材。
【0011】また、本発明による表層材の製造方法は下
記のように構成される。
【0012】請求項3=熱可塑性樹脂をベースとするヘ
イズ10%以下の透明フィルムの一面に、あらかじめ所
望の色に調色された熱硬化型樹脂をベースとする着色接
着剤を塗布し、着色接着剤塗布面を接合面として透明フ
ィルムと基材とを重合させた状態で一対の加熱加圧ロー
ル間に送入することにより基材上に着色接着剤を介して
透明フィルムを貼り合わせた後、着色接着剤の熱硬化型
樹脂を完全硬化させることを特徴とする請求項1記載の
表装材の製造方法。
【0013】請求項4=熱可塑性樹脂をベースとするヘ
イズ10%以下の透明フィルムの一面に、熱硬化性樹脂
をベースとするトップコート層を積層させた後、透明フ
ィルムの他面に、あらかじめ所望の色に調色された熱硬
化型樹脂をベースとする着色接着剤を塗布し、着色接着
剤塗布面を接合面として透明フィルムと基材とを重合さ
せた状態で一対の加熱加圧ロール間に送入することによ
り基材上に着色接着剤を介して透明フィルムを貼り合わ
せた後、着色接着剤の熱硬化型樹脂を完全硬化させるこ
とを特徴とする請求項2記載の表装材の製造方法。
【0014】請求項5=一対の加熱加圧ロールのうち透
明フィルム側の加熱加圧ロールをエンボスロールとする
ことにより基材上に透明フィルムを貼り合わせると同時
に表面にエンボス加工を施すことを特徴とする請求項3
または4の表装材の製造方法。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態として
の表装材を示す断面図であり、基材1上に、熱硬化型樹
脂をベースとする着色接着剤層2を介して、熱可塑性樹
脂をベースとするヘイズ10%以下の透明フィルム3が
積層され、さらに透明フィルムの上に熱硬化性樹脂をベ
ースとするトップコート層4が積層されてなる。
【0016】基材1としては表装材の基材として常用さ
れる任意のものを使用することができ、紙または合成樹
脂フィルムが一般に用いられる。
【0017】着色接着剤層2は、アクリル系、ウレタン
系、エポキシ系等の熱硬化性樹脂接着剤をベースとし、
これにインキ顔料を加えて所望の色に調色されたもので
ある。熱硬化性樹脂接着剤の具体例としては、ポリエス
テル−ウレタン樹脂接着剤、ポリエステル−エポキシ−
ウレタン樹脂接着剤、ポリウレタン−ポリエステル−エ
ポキシ樹脂接着剤等を挙げることができる。着色接着剤
層2の厚さは塗工時のウエットベースで5〜15μが好
ましい。5μに満たない厚さだと着色接着剤層2におけ
る着色の深みが表現されずに基材1の色調が干渉してし
まい、15μを超えると厚塗りが要求されることから加
工速度の低下およびコスト増を招くと共に表装材として
の柔軟性が損なわれる。
【0018】透明フィルム3は、PP、PE、PET、
PS、PC、EVA、EVOH、PVA等の熱可塑性樹
脂をベースとし、ヘイズ10%以下の透明度を有する。
透明フィルム3の厚さは20〜100μが好ましい。2
0μに満たない厚さだと貼合時のフィルムの伸びによる
カール、しわ等の発生要因となり、またエンボスの深さ
が十分に得られない。透明フィルム3の厚さが100μ
を超えるとコスト高となると共に柔軟性が損なわれて加
工適性が悪化する。
【0019】トップコート層4は、着色接着剤層2と同
様、ウレタン系、エポキシ系、アクリル系等の熱硬化性
樹脂をベースとし、必要に応じて抗菌剤、防カビ剤、帯
電防止剤、滑剤等が添加されたものである。熱硬化性樹
脂によるトップコート層4を設けることにより、表装材
の強靱性および耐摩耗性が向上し、実用上十分なスクラ
ッチ性(2H)が得られる。トップコート層4の厚さは
塗工時のウエットベースで1〜3μが好ましい。1μに
満たない厚さだとスクラッチ性を向上させる効果に乏し
く、3μを超えるとエンボス加工時に膜割れを生じやす
くなる。トップコート層 なお、トップコート層4についてもヘイズ10%以下の
透明度を有することが要求される。透明フィルム3およ
びトップコート層4がヘイズ10%以下の透明度を有す
ることにより、着色接着剤2における調色がこれら透明
フィルム3およびトップコート層4によって隠蔽される
ことなく明瞭に表現される。
【0020】図1の表装材は図2に示される工程によっ
て製造することができる。すなわち、透明フィルム3上
にあらかじめトップコート層4を薄膜コーティングして
積層させたフィルム(3+4)がフィルム巻出ドラム5
より供給され、塗布装置6により、トップコート層4が
積層されていないフィルム面(図2においてフィルム下
面)に、着色接着剤層2を構成する着色接着剤2’が塗
布される。着色接着剤2’は前述のようにアクリル系、
ウレタン系、エポキシ系等の熱硬化性樹脂接着剤に所望
のインキ顔料を任意配合することによってあらかじめ所
望の色に調色され、溶剤希釈された状態で塗料パン7に
収容されている。着色接着剤2’の塗布に当たってはグ
ラビア、ロール、キス、メイヤーバー、ダイ、エアーナ
イフ等の任意のコーティング手段を採用することができ
る。
【0021】以上のようにして透明フィルム3の一面に
着色接着剤2’を均等に塗布した後、これを乾燥炉8内
に通過させる。乾燥炉8はたとえば5〜10mの長さを
有し、40〜80℃で30秒間加熱乾燥する。また、図
2に示されるように、乾燥炉8内を複数のセクションに
分割して徐々に高い温度で加熱乾燥することが好まし
い。着色接着剤2’が塗布された透明フィルム3が乾燥
炉8内を通過する間に、熱可塑性樹脂よりなる透明フィ
ルム3は軟化し、熱硬化性樹脂よりなるトップコート層
4および着色接着剤2’は硬化し始める。
【0022】乾燥炉8を出たフィルムは、基材巻出ドラ
ム10から供給される基材1と重合された状態で、一対
の加熱加圧ロール9a,9b間に送入される。ロール温
度は透明フィルム3の熱可塑性樹脂が十分に軟化し得る
温度であり、樹脂によって異なるが、概ね融点マイナス
50℃の範囲の温度とすることが好ましい。たとえばP
P(融点=約160℃)の場合には110〜150℃程
度のロール温度とすることが好ましい。また、ロール表
面にはフィルムおよび基材とのくっつき防止のためにテ
フロンコーティング等の加工が施されていることが好ま
しい。
【0023】加熱加圧ロール9a,9b間を通過すると
き、透明フィルム3の下面側(図2において)には着色
接着剤2’が塗布されているため、これらロール間を通
過する間に基材1上に着色接着剤2’により透明フィル
ム3が積層接着され、一体化された表装材として巻取ド
ラム11に巻き取られる。
【0024】巻取ドラム11に巻き取られた表装材は、
たとえば50〜80℃の恒温恒湿室12に1〜4日間放
置する。これにより、着色接着剤2’の熱硬化性樹脂が
完全硬化して着色接着剤3となり、透明フィルム3を基
材1上に強固に貼り合わせると共に、トップコート層4
の熱硬化性樹脂も完全硬化して表装材の表面に十分な硬
度とスクラッチ性を与える。また、恒温恒湿室12内に
放置される間に、加工中の歪みや応力が除去される。
【0025】一対の加熱加圧ロール9a,9bのうちの
透明フィルム3側のロール、すなわち上方のロール9a
を加熱型のエンボスロールとすることにより、透明フィ
ルム3を基材1上に貼り合わせると同時にエンボス加工
を施すことができる。このとき、トップコート層4の熱
硬化性樹脂は硬化し始めているものの完全硬化には至っ
ていない状態であり、また透明フィルム3の熱可塑性樹
脂は十分に軟化されているため、エンボスロール9aの
形状に追従して容易に変形可能である。このようにイン
ラインでエンボス加工を行うことは製造工程を短縮しコ
スト的に有利なだけでなく、高精度で明瞭なエンボス模
様を形成する上できわめて好適な態様である。
【0026】かくして得られた表装材においては、着色
接着剤2’において調色された色が着色接着剤層2に鮮
明に現れ、これが透明フィルム3およびトップコート層
4を介して表面から透視される。前述のように着色接着
剤2’における調色は容易であり、その上に積層される
透明フィルム3とトップコート層4はいずれもヘイズ1
0%以下の透明度を有するから調色の自由を何ら束縛し
ない。また、着色接着剤層2は表装材の色を規定すると
共に透明フィルム3を基材1上に貼り合わせる作用を果
たしており、調色加工と同時に接着加工が行われるた
め、作業性に優れている。さらに、表装材の最表層に設
けられるトップコート層4は表面保護層として機能し、
摩耗や摩擦による色落ちを防止している。また、前述の
ように抗菌剤、防カビ剤、帯電防止剤等を必要に応じて
添加することによりトップコート層4に抗菌、防カビ、
帯電防止等の機能を付与することができる。
【0027】用いられる基材1および透明フィルム3の
いずれか一方または両方の接合面にはあらかじめコロナ
処理を施しておくことができる。コロナ処理とはタング
ステン電極と金属板電極との間で放電を起こすことによ
りフィルムを帯電させ微小凹凸を形成する処理であり、
平滑なフィルム表面を微小凹凸面とすることができるの
で、着色接着剤2’の投錨作用によって接着性が向上す
る。コロナ処理を施すことにより、たとえば処理前の表
面処理度32Dyne/mmを42Dyne/mmに増
大させることができる。
【0028】図2の工程において色替えを行う場合は、
透明フィルム3および基材1の給送を中断し、新たに塗
色すべき色に調色された着色接着剤2’を収容する塗料
パン7に代え、必要に応じて塗工部6のロールを交換ま
たは清掃した後、透明フィルム3および基材1の給送を
再開すればよい。この色替え作業に要する時間は10分
間程度であり、きわめて短時間で色替えを行うことがで
きる。
【0029】本発明の実施例として、米坪80g/m2
のクロス原紙を基材1とし、ポリウレタン−ポリエステ
ルーエポキシ系樹脂接着剤に顔料を添加した着色接着剤
2’を用い、透明フィルム3には厚さ50μのCPP
(未延伸ポリプロピレン)を用いてその一面にあらかじ
め2μのポリエステル−ウレタン系樹脂を薄膜コーティ
ングしてトップコート層4とし、図2を参照して既述し
た方法により図1の積層構成を有する表装材を得た。着
色接着剤2’を塗布する塗布装置6にはグラビアコータ
ーを用い、厚さ8μの着色接着剤層2が得られた。ま
た、比較例として、上記実施例と同じ米坪80g/m2
のクロス原紙を基材としてその上に着色塩化ビニル樹脂
層を熱融着させたもの、および同じ基材上に着色オレフ
ィン樹脂(CPP)を加熱条件下で貼り付けたものを用
意した。
【0030】これらについて摩擦強度を測定したとこ
ろ、本発明の実施例による表装材は500g×300回
の摩擦試験でも色落ちが認められず、トップ層3が表面
保護層として有効に機能していることが確認された。ま
た、この表装材は63℃×80時間の耐光性試験によっ
ても変色が全く認められず、また80℃×30秒×1k
gの耐熱性試験によってもシミの発生が全く認められ
ず、耐光性および耐熱性に優れていることが確認され
た。
【0031】これに対し、比較例による表装材はいずれ
も摩擦試験による色落ちが顕著であり、耐光性および耐
熱性にも劣るものであった。さらに、着色オレフィン樹
脂を加熱条件下で貼り付けた比較例の表装材にはカール
が見られ、商品価値が低いものであった。
【0032】
【発明の効果】本発明の表装材は塩化ビニルを使用しな
いので、焼却時にダイオキシンを発生させることがな
く、安心して使用できる無公害製品である。
【0033】また、着色接着剤を用いるため調色作業が
容易であり、且つ調色の自由度が高く色彩も鮮やかに得
られ、しかもこれが透明フィルムやトップコート層によ
って何ら束縛されないため、様々な調色のニーズに対応
した製品を安価で提供することができる。しかも、色替
えもきわめて短時間で行うことができるため、多品種少
量生産にも対応できる高い生産性を有している。
【0034】さらに、摩擦強度、耐光性、耐熱性等の物
性に優れ、製本やケース張り合わせ等の二次加工適性に
も優れているので、表装材として好適に使用し得るもの
である。
【0035】また、透明フィルムを基材に張り合わせる
際の加熱加圧ロールとしてエンボスロールを用いること
によりインラインでエンボス加工が可能であり、しか
も、熱可塑性樹脂による透明フィルムと熱硬化性樹脂に
よる着色接着剤およびトップコート層とを組み合わせる
ことによってエンボス加工適性が向上して鮮明なエンボ
ス模様を形成すると共に、基材を含めた4層を強固に積
層接着一体化し、且つ表面強度および耐摩耗性を備えた
表装材として提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表装材の構成例を示す断面図である。
【図2】図1の表装材の製造方法を示す工程図である。
【符号の説明】
1 基材 2 着色接着剤層 2’着色接着剤 3 透明フィルム 4 トップコート層 5 フィルム巻出ドラム 6 塗工部 7 塗料パン 8 乾燥炉 9a 加熱型エンボスロール 9b 加熱加圧ロール 10 基材巻出ドラム 11 巻取ドラム 12 恒温恒湿室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B42D 3/02 B42D 3/02 B 3/04 3/04 A // B29K 101:10 101:12 105:32 B29L 9:00 Fターム(参考) 4F100 AK01A AK01B AK01C AK01G AK04B AK07B AK25G AK41B AK51G AK53G AT00A BA02 BA03 BA07 BA10A BA10C CA13G CB00 DG10A EH462 EJ082 EJ192 EJ402 GB90 JB13C JB13G JB16B JJ03 JK16 JL01 JL10G JN01B JN30 YY00B 4F204 AA04 AA10 AA11 AA18 AA24 AA28 AA34 AG03 FA08 FB02 FB22 FG02 FH06 FH21 FQ31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に、熱硬化型樹脂をベースとする着
    色接着剤層を介して、熱可塑性樹脂をベースとするヘイ
    ズ10%以下の透明フィルムが積層されてなることを特
    徴とする表装材。
  2. 【請求項2】基材上に、熱硬化型樹脂をベースとする着
    色接着剤層を介して、熱可塑性樹脂をベースとするヘイ
    ズ10%以下の透明フィルムが積層され、さらに透明フ
    ィルムの上に熱硬化性樹脂をベースとするトップコート
    層が積層されてなることを特徴とする表装材。
  3. 【請求項3】熱可塑性樹脂をベースとするヘイズ10%
    以下の透明フィルムの一面に、あらかじめ所望の色に調
    色された熱硬化型樹脂をベースとする着色接着剤を塗布
    し、着色接着剤塗布面を接合面として透明フィルムと基
    材とを重合させた状態で一対の加熱加圧ロール間に送入
    することにより基材上に着色接着剤を介して透明フィル
    ムを貼り合わせた後、着色接着剤の熱硬化型樹脂を完全
    硬化させることを特徴とする請求項1記載の表装材の製
    造方法。
  4. 【請求項4】熱可塑性樹脂をベースとするヘイズ10%
    以下の透明フィルムの一面に、熱硬化性樹脂をベースと
    するトップコート層を積層させた後、透明フィルムの他
    面に、あらかじめ所望の色に調色された熱硬化型樹脂を
    ベースとする着色接着剤を塗布し、着色接着剤塗布面を
    接合面として透明フィルムと基材とを重合させた状態で
    一対の加熱加圧ロール間に送入することにより基材上に
    着色接着剤を介して透明フィルムを貼り合わせた後、着
    色接着剤の熱硬化型樹脂を完全硬化させることを特徴と
    する請求項2記載の表装材の製造方法。
  5. 【請求項5】一対の加熱加圧ロールのうち透明フィルム
    側の加熱加圧ロールをエンボスロールとすることにより
    基材上に透明フィルムを貼り合わせると同時に表面にエ
    ンボス加工を施すことを特徴とする請求項3または4の
    表装材の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005088409A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Dainippon Printing Co Ltd 保護層熱転写シートおよび印画物
JP2009018557A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Dynic Corp くるみ表紙用ブッククロス
CN104139634A (zh) * 2014-06-25 2014-11-12 深圳市富益利实业有限公司 一种文具双色pp封皮及双色pp封皮的生产工艺

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