JP2000094408A - 和室用床材 - Google Patents
和室用床材Info
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- JP2000094408A JP2000094408A JP10267571A JP26757198A JP2000094408A JP 2000094408 A JP2000094408 A JP 2000094408A JP 10267571 A JP10267571 A JP 10267571A JP 26757198 A JP26757198 A JP 26757198A JP 2000094408 A JP2000094408 A JP 2000094408A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 畳の代わりに和室に敷くことができ、畳と比
較して、ダニ、シラミが発生せず、埃が立たず、掃除が
簡単で、維持費が掛からず、初期費用も安いという多く
の利点を有し、また洋間用床材と比較した場合、感触が
柔らかで暖かく、滑らず安全で、内分泌攪乱物質が出る
こともないという利点を有する和室用床材を提供する。 【解決手段】 畳に替えて和室の床に敷き込まれる床材
であって、細長い板材を有り寸のまま幅接ぎして成る集
成材を常用の畳寸法に切断し、当該集成材(1〜4)を
その木目方向を交互に90°変えて、少なくとも3層に
積層して成ることを特徴とする和室用床材(5)であ
る。材質としては杉材を用いることが推奨される。
較して、ダニ、シラミが発生せず、埃が立たず、掃除が
簡単で、維持費が掛からず、初期費用も安いという多く
の利点を有し、また洋間用床材と比較した場合、感触が
柔らかで暖かく、滑らず安全で、内分泌攪乱物質が出る
こともないという利点を有する和室用床材を提供する。 【解決手段】 畳に替えて和室の床に敷き込まれる床材
であって、細長い板材を有り寸のまま幅接ぎして成る集
成材を常用の畳寸法に切断し、当該集成材(1〜4)を
その木目方向を交互に90°変えて、少なくとも3層に
積層して成ることを特徴とする和室用床材(5)であ
る。材質としては杉材を用いることが推奨される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集成材から成る床
材に関し、特に、畳に替えて和室の床に敷くのに適した
和室用床材に関する。
材に関し、特に、畳に替えて和室の床に敷くのに適した
和室用床材に関する。
【0002】
【従来の技術】接着剤を用いて板材を接着し、集成材と
して利用する技術は、端材等の有効利用の観点から広く
行なわれているところである。また、そのような集成材
を床材として用いることも従来から行なわれているが、
洋間や廊下、キッチンの床材として用いられることが殆
どであり、和室に用いられることはなかった。
して利用する技術は、端材等の有効利用の観点から広く
行なわれているところである。また、そのような集成材
を床材として用いることも従来から行なわれているが、
洋間や廊下、キッチンの床材として用いられることが殆
どであり、和室に用いられることはなかった。
【0003】和室には畳を敷くのが慣行となっている
が、畳は藺草と藁で製造されているため、隙間に埃がた
まったり、湿気を含みやすく、ダニ、シラミの温床とも
なり、衛生上の観点からは必ずしも推奨されるものでは
なかった。しかしながら、畳はその独特の感触から、こ
れに替わるものを見出すことは困難で、絨毯や従来の洋
間用床材による代替は到底困難であった。
が、畳は藺草と藁で製造されているため、隙間に埃がた
まったり、湿気を含みやすく、ダニ、シラミの温床とも
なり、衛生上の観点からは必ずしも推奨されるものでは
なかった。しかしながら、畳はその独特の感触から、こ
れに替わるものを見出すことは困難で、絨毯や従来の洋
間用床材による代替は到底困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するためなされたものであり、その目的とすると
ころは、畳の代わりに和室に敷くことができ、畳と比較
して、ダニ、シラミが発生せず、埃が立たず、掃除が簡
単で、維持費が掛からず、初期費用も安いという多くの
利点を有し、また洋間用床材と比較した場合、感触が柔
らかで暖かく、滑らず安全で、内分泌攪乱物質が出るこ
ともないという利点を有する和室用床材を提供すること
にある。
を解決するためなされたものであり、その目的とすると
ころは、畳の代わりに和室に敷くことができ、畳と比較
して、ダニ、シラミが発生せず、埃が立たず、掃除が簡
単で、維持費が掛からず、初期費用も安いという多くの
利点を有し、また洋間用床材と比較した場合、感触が柔
らかで暖かく、滑らず安全で、内分泌攪乱物質が出るこ
ともないという利点を有する和室用床材を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、畳に替え
て和室の床に敷き込まれる床材であって、細長い板材を
有り寸のまま幅接ぎして成る集成材を常用の畳寸法(一
畳又は半畳の寸法をいうものとする。)に切断し、当該
集成材をその木目方向を交互に90°変えて、少なくと
も3層に積層して成ることを特徴とする和室用床材によ
って達成できる。その場合、望ましくは、上層と下層に
積層される表層集成材がそれらの長手方向に木目を有
し、中層に積層される集成材が、表層集成材と略同一形
状、同一寸法の集成材を正方形状に横切断して成る半裁
集成材であるように構成することが推奨される。また、
集成材に用いる木材としては、その感触、その他の特
質、価格等の点から、杉材が最も好適である。なお、互
いに隣接する同様の床材との連結状態を良好ならしめる
ため、床材の少なくとも一側縁に実接手(さねつぎて)
を設けるようにすることも推奨される。
て和室の床に敷き込まれる床材であって、細長い板材を
有り寸のまま幅接ぎして成る集成材を常用の畳寸法(一
畳又は半畳の寸法をいうものとする。)に切断し、当該
集成材をその木目方向を交互に90°変えて、少なくと
も3層に積層して成ることを特徴とする和室用床材によ
って達成できる。その場合、望ましくは、上層と下層に
積層される表層集成材がそれらの長手方向に木目を有
し、中層に積層される集成材が、表層集成材と略同一形
状、同一寸法の集成材を正方形状に横切断して成る半裁
集成材であるように構成することが推奨される。また、
集成材に用いる木材としては、その感触、その他の特
質、価格等の点から、杉材が最も好適である。なお、互
いに隣接する同様の床材との連結状態を良好ならしめる
ため、床材の少なくとも一側縁に実接手(さねつぎて)
を設けるようにすることも推奨される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の望まし
い実施形態について説明する。図1は本発明に係る和室
用床材の製造工程の前半を示す説明図、図2は当該製造
工程の後半を示すと共に、完成した本発明に係る和室用
床材の最終形状の一例を示す説明図、図3は本発明に係
る和室用床材のもう一つの実施形態の長手方向に対して
直角な面に沿った断面図、図4は更に別の実施形態の断
面図、図5は本発明に係る和室用床材の使用方法の一例
を示す説明図である。
い実施形態について説明する。図1は本発明に係る和室
用床材の製造工程の前半を示す説明図、図2は当該製造
工程の後半を示すと共に、完成した本発明に係る和室用
床材の最終形状の一例を示す説明図、図3は本発明に係
る和室用床材のもう一つの実施形態の長手方向に対して
直角な面に沿った断面図、図4は更に別の実施形態の断
面図、図5は本発明に係る和室用床材の使用方法の一例
を示す説明図である。
【0007】本発明に係る和室用床材を製造するに当た
っては、先ず図1に示すように、木目(板目)が長手方
向に沿って延びる細長い板材11〜16を有り寸のまま
幅接ぎして、集成材1を作製する。この細長い板材11
〜16は一定幅のものであってもよいが、歩留りの点か
ら、所定長・不定幅のものを用いることが推奨される。
このようにして幅接ぎした集成材1を常用の畳寸法に切
断する。即ち、本京間用であれば、W≒98.5cm、L
=2W≒197cm、江戸間用であれば、W≒88c
m、L=2W≒176cm、田舎間用であれば、W≒9
1cm、L=2W≒182cm、等々であり、このよう
な畳寸法の集成材を多数枚製造する。
っては、先ず図1に示すように、木目(板目)が長手方
向に沿って延びる細長い板材11〜16を有り寸のまま
幅接ぎして、集成材1を作製する。この細長い板材11
〜16は一定幅のものであってもよいが、歩留りの点か
ら、所定長・不定幅のものを用いることが推奨される。
このようにして幅接ぎした集成材1を常用の畳寸法に切
断する。即ち、本京間用であれば、W≒98.5cm、L
=2W≒197cm、江戸間用であれば、W≒88c
m、L=2W≒176cm、田舎間用であれば、W≒9
1cm、L=2W≒182cm、等々であり、このよう
な畳寸法の集成材を多数枚製造する。
【0008】次いで図2に示すように、上記の如き集成
材1及び2を上層及び下層とし、それらの間に、中層と
しての集成材3及び4を、その木目方向が集成材1及び
2の木目方向とは90°に交差するように積層、接着し
て、3層構造の和室用床材5を製造する。図示した実施
形態の場合、中層の集成材3及び4は、図1の如くして
作製した畳寸法の集成材を、その長手方向中央位置で横
切断して一辺の長さがWの正方形状に形成した半裁集成
材である。
材1及び2を上層及び下層とし、それらの間に、中層と
しての集成材3及び4を、その木目方向が集成材1及び
2の木目方向とは90°に交差するように積層、接着し
て、3層構造の和室用床材5を製造する。図示した実施
形態の場合、中層の集成材3及び4は、図1の如くして
作製した畳寸法の集成材を、その長手方向中央位置で横
切断して一辺の長さがWの正方形状に形成した半裁集成
材である。
【0009】畳の厚さは、通常、5.5cm程度であるの
で、本発明の和室用床材5の厚さTも、それと一致させ
てもよいが、本発明の床材は、集成材を少なくとも3層
構造に積層してなるものであるから、通常の畳より薄く
ても充分な強度が得られる。また、板材を通常の畳の厚
さ程度にまで積層すると、重量がかさみ、取扱いも困難
となる場合があるので、厚さTは通常の畳より薄くして
も良い。その場合、使用時には、図5に示すように本発
明の床材5の下に適宜の桟6,6を敷き、通常の畳の厚
さに対応するようにすれば良い。
で、本発明の和室用床材5の厚さTも、それと一致させ
てもよいが、本発明の床材は、集成材を少なくとも3層
構造に積層してなるものであるから、通常の畳より薄く
ても充分な強度が得られる。また、板材を通常の畳の厚
さ程度にまで積層すると、重量がかさみ、取扱いも困難
となる場合があるので、厚さTは通常の畳より薄くして
も良い。その場合、使用時には、図5に示すように本発
明の床材5の下に適宜の桟6,6を敷き、通常の畳の厚
さに対応するようにすれば良い。
【0010】而して、本発明の和室用床材を製造するの
に使用する板材としては、杉材が最も好適であり、他の
板材に比べて多孔質であるため、感触が柔らかで暖か
く、滑らず安全であるという特徴を有する。従って、少
なくとも上層の集成材1としては、杉材から成るものを
用いることが推奨される。また、杉材の上記の如き利点
を生かすために、本発明の和室用床材の表面には原則と
してニス等の塗装は施さず、かんな掛けした白木の生地
のままで完成品とする。
に使用する板材としては、杉材が最も好適であり、他の
板材に比べて多孔質であるため、感触が柔らかで暖か
く、滑らず安全であるという特徴を有する。従って、少
なくとも上層の集成材1としては、杉材から成るものを
用いることが推奨される。また、杉材の上記の如き利点
を生かすために、本発明の和室用床材の表面には原則と
してニス等の塗装は施さず、かんな掛けした白木の生地
のままで完成品とする。
【0011】なお、本発明の和室用床材を多数敷きつめ
る際、互いに隣接する床材との連結を良好ならしめるた
め、例えば図3に示すように、中層集成材3の一側縁3
aを断面三角形状とし、上層集成材1及び下層集成材2
の側縁よりも突出させると共に、これと反対側の側縁3
bには凹溝3cを形成し、当該凹溝3cに、隣接する和
室用床材の側縁3aを嵌め込むようにして、一種の実接
手を構成する。このようにすると、床材の敷き込みの
際、斜め方向から実接手を接合し得るので便利である。
る際、互いに隣接する床材との連結を良好ならしめるた
め、例えば図3に示すように、中層集成材3の一側縁3
aを断面三角形状とし、上層集成材1及び下層集成材2
の側縁よりも突出させると共に、これと反対側の側縁3
bには凹溝3cを形成し、当該凹溝3cに、隣接する和
室用床材の側縁3aを嵌め込むようにして、一種の実接
手を構成する。このようにすると、床材の敷き込みの
際、斜め方向から実接手を接合し得るので便利である。
【0012】或いはまた、図4に示すように、中層とし
ての集成材3等の側縁に溝3dを形成し、これと反対側
の側縁には実(さね)3eを形成し、当該実3eを、隣
接する和室用床材の溝3dを嵌め込むように構成した実
接手を設けるようにしても良い。
ての集成材3等の側縁に溝3dを形成し、これと反対側
の側縁には実(さね)3eを形成し、当該実3eを、隣
接する和室用床材の溝3dを嵌め込むように構成した実
接手を設けるようにしても良い。
【0013】なお、上記実施形態においては、集成材を
3層に積層したもののみを示したが、3層以上としても
差支えない。
3層に積層したもののみを示したが、3層以上としても
差支えない。
【0014】〔耐候試験例〕以下、本発明品と同等の集
成材の耐候試験例、即ち、屋外に放置したときの経時的
な寸法変化量(mm)を、比較例と共に下記の表1に示
す。試験例1は、厚さ10mmの杉材の集成材を図2に
示す如く木目方向を90°交差させて3層に積層した和
室用床材(長さL=1820mm,幅W=910mm)
であり、接着剤としてはアルファオレフィンを用いた。
試験例2は、接着剤として水溶性ビニールを用いた以外
は、試験例1と同様である。比較例11は、厚さ10m
mの杉材の集成材1枚(長さL=1000mm,幅W=
910mm)についての試験結果である。比較例12
は、厚さ10mmの杉材の集成材を木目方向を同方向に
して3層に積層したもの(長さL=680mm,幅W=
910mm)であり、接着剤としてはアルファオレフィ
ンを用いた。この表から、本発明品は、雨水がかかって
も殆ど寸法変化がないことが判る。
成材の耐候試験例、即ち、屋外に放置したときの経時的
な寸法変化量(mm)を、比較例と共に下記の表1に示
す。試験例1は、厚さ10mmの杉材の集成材を図2に
示す如く木目方向を90°交差させて3層に積層した和
室用床材(長さL=1820mm,幅W=910mm)
であり、接着剤としてはアルファオレフィンを用いた。
試験例2は、接着剤として水溶性ビニールを用いた以外
は、試験例1と同様である。比較例11は、厚さ10m
mの杉材の集成材1枚(長さL=1000mm,幅W=
910mm)についての試験結果である。比較例12
は、厚さ10mmの杉材の集成材を木目方向を同方向に
して3層に積層したもの(長さL=680mm,幅W=
910mm)であり、接着剤としてはアルファオレフィ
ンを用いた。この表から、本発明品は、雨水がかかって
も殆ど寸法変化がないことが判る。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】本発明は叙上の如く構成されるから、本
発明によるときは、畳の代わりに和室に敷くことがで
き、畳と比較して、ダニ、シラミが発生せず、埃が立た
ず、掃除が簡単で、維持費が掛からず、初期費用も安い
という多くの利点を有し、また洋間用床材と比較した場
合、感触が柔らかで暖かく、滑らず安全で、内分泌攪乱
物質が出ることもないという利点を有する和室用床材を
提供し得るものである。
発明によるときは、畳の代わりに和室に敷くことがで
き、畳と比較して、ダニ、シラミが発生せず、埃が立た
ず、掃除が簡単で、維持費が掛からず、初期費用も安い
という多くの利点を有し、また洋間用床材と比較した場
合、感触が柔らかで暖かく、滑らず安全で、内分泌攪乱
物質が出ることもないという利点を有する和室用床材を
提供し得るものである。
【図1】本発明に係る和室用床材の製造工程の前半を示
す説明図である。
す説明図である。
【図2】当該製造工程の後半を示すと共に、完成した本
発明に係る和室用床材の最終形状の一例を示す説明図で
ある。
発明に係る和室用床材の最終形状の一例を示す説明図で
ある。
【図3】本発明に係る和室用床材のもう一つの実施形態
の長手方向に対して直角な面に沿った断面図である。
の長手方向に対して直角な面に沿った断面図である。
【図4】更に別の実施形態の断面図である。
【図5】本発明に係る和室用床材の使用方法の一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【符号の説明】 1〜4 集成材 5 和室用床材
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月16日(1999.7.1
6)
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、畳に替え
て和室の床に敷き込まれる床材であって、畳の長手方向
寸法と略同一の長さを有する細長い杉の板材を有り寸の
まま幅接ぎして成る集成材を、常用の畳寸法に切断し、
当該集成材を上層及び下層に用い、中層には上記集成材
を長手方向中央位置で横切断して成る半裁集成材をその
木目方向を90°変えて積層し、これを生成りのまま使
用することを特徴とする和室用床材によって達成でき
る。なお、互いに隣接する同様の床材との連結状態を良
好ならしめるため、床材の少なくとも一側縁に実接手
(さねつぎて)を設けることも推奨される。
て和室の床に敷き込まれる床材であって、畳の長手方向
寸法と略同一の長さを有する細長い杉の板材を有り寸の
まま幅接ぎして成る集成材を、常用の畳寸法に切断し、
当該集成材を上層及び下層に用い、中層には上記集成材
を長手方向中央位置で横切断して成る半裁集成材をその
木目方向を90°変えて積層し、これを生成りのまま使
用することを特徴とする和室用床材によって達成でき
る。なお、互いに隣接する同様の床材との連結状態を良
好ならしめるため、床材の少なくとも一側縁に実接手
(さねつぎて)を設けることも推奨される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】本発明に係る和室用床材を製造するに当た
っては、先ず図1に示すように、塗装等を施さない生成
りの杉材であって、木目(板目)が長手方向に沿って延
びる細長い板材11〜16を、常用の畳の長手寸法と略
同一長に切断、耳すりし、これらを有り寸のまま幅接ぎ
して、集成材1を作製する。この細長い板材11〜16
は一定幅のものであってもよいが、歩留りの点から、所
定長・不定幅のものを用いることが推奨される。本発明
において杉材を用いる理由は、その感触、その他の特質
が和室用床材として好適であり、また価格等の点からも
妥当なためである。このようにして幅接ぎした集成材1
を常用の畳寸法(W×L)に切断する。即ち、本京間用
であれば、W≒98.5cm、L=2W≒197cm、江
戸間用であれば、W≒88cm、L=2W≒176c
m、田舎間用であれば、W≒91cm、L=2W≒18
2cm、等々であり、このような畳寸法の集成材を多数
枚製造する。
っては、先ず図1に示すように、塗装等を施さない生成
りの杉材であって、木目(板目)が長手方向に沿って延
びる細長い板材11〜16を、常用の畳の長手寸法と略
同一長に切断、耳すりし、これらを有り寸のまま幅接ぎ
して、集成材1を作製する。この細長い板材11〜16
は一定幅のものであってもよいが、歩留りの点から、所
定長・不定幅のものを用いることが推奨される。本発明
において杉材を用いる理由は、その感触、その他の特質
が和室用床材として好適であり、また価格等の点からも
妥当なためである。このようにして幅接ぎした集成材1
を常用の畳寸法(W×L)に切断する。即ち、本京間用
であれば、W≒98.5cm、L=2W≒197cm、江
戸間用であれば、W≒88cm、L=2W≒176c
m、田舎間用であれば、W≒91cm、L=2W≒18
2cm、等々であり、このような畳寸法の集成材を多数
枚製造する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】次いで図2に示すように、上記の如き集成
材1及び2を上層及び下層とし、それらの間に、中層と
しての集成材3及び4を、その木目方向が集成材1及び
2の木目方向とは90°に交差するように積層、接着し
て、3層構造の和室用床材5を製造する。中層の集成材
3及び4は、図1の如くして作製した畳寸法(W×L)
の集成材を、その長手方向中央位置で横切断して一辺の
長さがWの正方形状に形成した半裁集成材を用いる。
材1及び2を上層及び下層とし、それらの間に、中層と
しての集成材3及び4を、その木目方向が集成材1及び
2の木目方向とは90°に交差するように積層、接着し
て、3層構造の和室用床材5を製造する。中層の集成材
3及び4は、図1の如くして作製した畳寸法(W×L)
の集成材を、その長手方向中央位置で横切断して一辺の
長さがWの正方形状に形成した半裁集成材を用いる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】畳の厚さは、通常、5.5cm程度であるの
で、本発明の和室用床材5の厚さTも、それと一致させ
てもよいが、本発明の床材は、集成材を3層構造に積層
してなるものであるから、通常の畳より薄くても充分な
強度が得られる。また、板材を通常の畳の厚さ程度にま
で積層すると、重量がかさみ、取扱いも困難となる場合
があるので、厚さTは通常の畳より薄くしても良い。そ
の場合、使用時には、図5に示すように本発明の床材5
の下に適宜の桟6,6を敷き、通常の畳の厚さに対応す
るようにすれば良い。
で、本発明の和室用床材5の厚さTも、それと一致させ
てもよいが、本発明の床材は、集成材を3層構造に積層
してなるものであるから、通常の畳より薄くても充分な
強度が得られる。また、板材を通常の畳の厚さ程度にま
で積層すると、重量がかさみ、取扱いも困難となる場合
があるので、厚さTは通常の畳より薄くしても良い。そ
の場合、使用時には、図5に示すように本発明の床材5
の下に適宜の桟6,6を敷き、通常の畳の厚さに対応す
るようにすれば良い。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】而して、本発明の和室用床材に用いられる
杉材は、他の板材に比べて多孔質であるため、感触が柔
らかで暖かく、滑らず安全であるという特徴を有する。
また、杉材の上記の如き利点を生かすために、本発明の
和室用床材の表面にはニス等の塗装は施さず、かんな掛
けした白木を生成りのままで完成品とする。
杉材は、他の板材に比べて多孔質であるため、感触が柔
らかで暖かく、滑らず安全であるという特徴を有する。
また、杉材の上記の如き利点を生かすために、本発明の
和室用床材の表面にはニス等の塗装は施さず、かんな掛
けした白木を生成りのままで完成品とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
Claims (4)
- 【請求項1】畳に替えて和室の床に敷き込まれる床材で
あって、細長い板材(11〜16)を有り寸のまま幅接
ぎして成る集成材を常用の畳寸法に切断し、当該集成材
(1〜4)をその木目方向を交互に90°変えて、少な
くとも3層に積層して成ることを特徴とする和室用床材
(5)。 - 【請求項2】上層と下層に積層される表層集成材(1,
2)がそれらの長手方向に木目を有し、中層に積層され
る集成材(3,4)が、表層集成材と略同一形状、同一
寸法の集成材を正方形状に横切断して成る半裁集成材で
ある、請求項1に記載の和室用床材。 - 【請求項3】杉材から成る請求項1又は2に記載の和室
用床材。 - 【請求項4】少なくとも一側縁に実接手が設けられた請
求項1、2又は3に記載の和室用床材。
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1998
- 1998-09-22 JP JP10267571A patent/JP3043001B2/ja not_active Expired - Fee Related
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