JP2000094388A - 製本用替刃式カッタ - Google Patents

製本用替刃式カッタ

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JP2000094388A
JP2000094388A JP27291498A JP27291498A JP2000094388A JP 2000094388 A JP2000094388 A JP 2000094388A JP 27291498 A JP27291498 A JP 27291498A JP 27291498 A JP27291498 A JP 27291498A JP 2000094388 A JP2000094388 A JP 2000094388A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刃欠けし難く、高い周波数の切削騒音が発生
せず、ランニングコストが安く、再研磨時にカッタ厚み
が変化せず取付時の微調整が必要なく、切削に関与しな
い切刃を切屑の接触より保護しうる製本用カッタの提
供。 【解決手段】 円盤状カッタ本体の外周部片側面の同一
円周上複数個所に替刃の取付座を形成し、該取付座に替
刃を機械的手段をもって位置決め固定する製本用替刃式
カッタにおいて、該替刃は、片刃式スリッタナイフ状
で、取付座に対し垂直な軸を中心に旋回させることによ
って切刃位置が変更可能であって、替刃刃先の一部がカ
ッタ本体外周より突出し、本体外周より突出しない部分
の刃裏のほぼ全部がカッタ本体側面よりカッタ回転軸方
向にはみ出さず、カッタ本体外周より突出した前記替刃
刃先部分が正のあさり角を有するように取り付けたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製本作業工程で製本
されるべき本の背表紙貼着部分を切り揃えるための分割
刃式スリッタの替刃式カッタに関するものである。詳し
くは替刃の形状並びに替刃取付部のカッタ本体外周部の
断面形状の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種カッタとしては例えば図1
に示すように円盤状カッタ本体1の外周しのぎ面の同一
円周上段引き部に沿い、且つ等角度でカッタ回転方向に
一様に所定角度傾斜したチップ取付座1aを複数個形成
し、超硬合金,高速度工具鋼等の硬質刃先材料でつくら
れたほぼ長方形板状チップ2を本体刃裏側に突出してろ
う接し、そのチップ先端を刃付けしたものがある。また
図2に示すように円盤状カッタ本体5の外周の同一円周
上にカッタ回転方向に一様に所定角度傾斜した替刃取付
座5aを複数個形成し、予め取付穴を穿設し先端を刃付
けしたほぼ長方形板状替刃チップ6をカッタ本体5にボ
ルト締めし本体刃裏面側に突出し固定した替刃式のもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で示したこ
れらのものはいずれも切れ刃は鋭利なナイフの尖端形状
であるため切削時に刃欠けし易いという問題があった。
また比較的多くの切削刃を設けることが可能な反面、切
れ刃が尖端形状で刃数が多いことに起因する高い周波数
の衝撃的な切削騒音が発生し易く騒音による作業環境の
悪化などの問題があった。さらに再研磨はカッタ本体刃
裏面側の刃先を研磨するため再研磨ごとにカッタ厚みが
変化して薄くなり、被削材に対する切削位置が変わるた
め切削位置を一致させる必要から、加工機に取り付ける
際に刃物位置の微調整が不可欠であった。しかもこの微
調整はかなりの熟練を要する作業で加工機本体にカッタ
上にオーバハングして取付けられた押さえローラ等に刃
先を打ち当てて刃欠けを発生させてしまうこともしばし
ばで作業性を大きく損ねるだけでなく、刃物修理費用な
どコスト面でも割高となるという問題があった。本発明
は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされた
もので、その目的とするところは刃欠けし難く、刃欠け
をしても迅速に修復でき、切削騒音が小さく、再研磨し
てもカッタ厚みが殆ど変わらない替刃式カッタを提供し
ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
めに請求項1の発明は、円盤状カッタ本体の外周部片側
面の同一円周上複数個所に替刃の取付座を形成し、該取
付座に替刃を機械的手段をもって位置決め固定する製本
用替刃式カッタにおいて、該替刃は、片刃式スリッタナ
イフ状で、取付座に対し垂直な軸を中心に旋回させるこ
とによって切刃位置が変更可能であって、替刃刃先の一
部がカッタ本体外周より突出し、本体外周より突出しな
い部分の刃裏面のほぼ全部がカッタ本体側面よりカッタ
回転軸方向にはみ出さず、カッタ本体外周より突出した
前記替刃刃先部分が正のあさり角を有するように取り付
けるものである。
【0005】旋回によって切刃位置が変更できる片刃式
スリッタナイフ状の替刃を用いるので従来の刃数に較べ
て刃数は少なくなるが、切刃の強度が大となり刃欠けと
耳ざわりな高い周波数の衝撃的な切削騒音を抑えること
ができる。また替刃の切刃位置が変更できるので刃欠け
を生じても迅速に修復でき、一個の替刃で多数回使用が
可能で再研磨の回数が少なくでき、且つ長寿命化が可能
である。さらに替刃の再研磨は刃裏面ではなくしのぎ面
を研磨することにより、再研磨後の替刃がカッタ本体に
取り付けられた場合、カッタ厚みは殆ど変わらないた
め、カッタ取付けの微調整が殆ど不要となる。
【0006】さらにカッタ本体外周より突出した前記替
刃刃先部分が正のあさり角を有するので、替刃の刃裏面
全体が切削面に接触しないことから切れ肌が劣化し難
く、また切削に関与しない刃先部分はカッタ本体側面よ
りカッタ本体内部に埋没しており、カッタ本体外周より
突出した刃先部分の一部分のみで切削が行われることか
ら、切削に関与しない刃先部分と切り屑との接触などを
防ぐことができ当該刃先部分が保護され鋭利さを損なう
ことなく常時維持できる。
【0007】請求項2の発明は、前記替刃の刃先線形状
は円形又は多角形であって位置決め機構により旋回割出
位置決めされるものである。片刃スリッタナイフ状の小
径チップからなる替刃は、正確に所定角度で旋回割出し
され替刃を旋回割出しすることで一個で数回使用でき一
個の替刃の寿命が長くなる。さらに前記したように切削
に関与しない刃先部分と切り屑との接触などを防止され
ているので切削に関与するまでの間刃先の無用な損傷が
なく、割出しごとの切刃の切れ味が良く寿命の安定性が
得られ、一個の替刃の寿命が長くなる。
【0008】請求項3の発明は、前記替刃のカッタ本体
への取付位置決め部が多角筒に形成されているものであ
る。多角形の少なくとも対向する二辺を挟む形或いは多
角形の二辺をV面で受ける形で替刃の旋回が拘束される
ので替刃の取付位置決めが確実,容易である。
【0009】請求項4の発明は、前記替刃がカッタ本体
取付座に締着されたとき替刃にカッタ本体中心方向の押
付力が作用するように替刃締着用ねじが設けられている
ものである。替刃締着用の皿小ねじで替刃締着時にねじ
の皿面が、替刃の90°ざぐり皿面を押圧し押圧分力が
カッタ中心側に作用するので、替刃は多角筒側面で取付
座壁の基準面に強く圧着され位置決め固定が確実なもの
となる。
【0010】
【発明の実施の形態】カッタ本体の一部を示す図3、替
刃を示す拡大図の図4にもとづき説明する。
【0011】円盤状のカッタ本体11の回転軸心と直交
する側面の外周同一円周上等角度位置(必ずしも等角度
でなくてもよい)に複数個の替刃の取付座11aと面取
付ざぐり穴11bがほぼ同心に削設されている。そして
面取付ざぐり穴11bは、カッタ外方側をほぼ1/3切
欠いたほぼ円形で、取り付ける替刃13の径よりわずか
に大径であり、深さが替刃しのぎ面部の厚さより深くな
っている。
【0012】この面取り付ざぐり穴11bのほぼ中心に
位置する替刃の取付座11aは、後述する実施例1,2
の替刃13のボス部が正六角形の場合ほぼ中心に螺設さ
れたタップ穴11gから等距離で円周方向両側に位置し
て対向する取付座壁面11d,11e(11d,11e
間距離はすきまばめ程度の公差を有し図4の2mに等し
い)と、タップ穴11gからの距離が離れている中心側
の取付座壁面11c及びタップ穴11gからの距離が1
1cより離れている外側の取付座壁面11fに囲まれた
長四角形のざぐり穴の底に形成されている。
【0013】タップ穴11gは、該タップ穴と中心側の
取付座壁面11cとの距離が替刃の多角筒状ボス部の半
径rより極わずかに短い位置に螺設されているので、皿
小ねじで替刃13を締着したとき替刃ボス部の円弧面が
カッタ本体の取付基準面となる中心側の取付座壁面11
cに押圧され替刃の外周精度が正確に保たれることにな
る。そして、この替刃の取付座11aは替刃13を締着
したとき切刃に0.5°〜5°(本例では2°)の正の
あさり角θがつくように替刃の取付座11aの面がカッ
タ回転軸と直角な面に対して傾斜されている。この取付
座11aのタップ穴11gから距離の等しい対向する平
行な取付座壁面11d,11eとそれより中心からの距
離が離れている中心側の取付座壁面11cは基準面とし
て精度よく仕上げられている。
【0014】各替刃の取付座11aの深さ,替刃の取付
基準面となる取付座壁面11c及びタップ穴11gのカ
ッタ本体中心からの距離の不一致はカッタの外周切刃線
位置の安定化に影響するので加工上特に注意を要する。
また、替刃のボス部が正八角形,正四角形の場合でも上
記同様に取付座壁面11d,11eはタップ穴から等距
離に形成し、取付座壁面11cはわずかに短い距離に形
成する。
【0015】〔実施例1〕この替刃の取付座11aに取
り付けられる替刃チップ13は、取付座11aに締着さ
れたとき切刃13aの一部がカッタ本体外周より突出す
る大きさの径を有する盃形で、断面形状は片刃式スリッ
タナイフ状をなし、その外周の稜線が切刃線13aとな
る。刃表側(しのぎ面側)中央には端面13cが取付座
11aの面に圧着される基準面となるボス部13bが突
設されている。このボス部13bは端面13cが刃裏面
13dと平行な面をなし、外周面にわずかに外周円弧を
残した多角筒に形成されている。
【0016】多角筒は替刃13を旋回して切刃位置を変
える場合に位置決めが容易な偶数の正多角筒が望まし
く、本実施例では正六角形となした。このように偶数の
正多角形の正四角形,正六角形,正八角形とすることに
より対向二側面が平行面となり基準面となる取付座壁面
11e,11dとの嵌合が正確且つ容易となる。しかし
偶数正多角形に限定されるものでなく、奇数の正多角形
の正三角形,正五角形等となした場合は、取付座壁面を
これに対応させ基準面となる取付座壁面11d,11e
を頂点が中心を向くV面とすることができる。さらに正
多角形でなくとも実用不可能ではない。
【0017】替刃13の中心には刃裏すくい面13dに
90度の皿面取りした取り付け用の貫通穴13eが穿孔
されている。この替刃13のボス部13bを取付座11
aの長四辺形のざぐり穴に装入しボス部13bの正六角
形を基準面となる取付座壁面11c,11d,11eに
ならわせて、90度の皿小ねじを替刃13の貫通穴13
eに通して替刃の取付座11aに螺刻されたタップ穴1
1gに螺合して締めつけると、タップ穴11gが基準面
となる取付壁面11c側に僅かに寄っているので、皿小
ねじ14の締付力で皿面が替刃の貫通穴の皿面をねじ軸
方向に押圧しその中心に向く押圧分力によって、ボス部
13bを基準面となる取付座壁面11cに圧着して替刃
の外周精度を正確に且つ確実に位置決め固定する。
【0018】替刃の多角筒のボス部13bの突出長さは
カッタ本体11の取付座13aの穴の深さより長いので
替刃端面13cは取付座11aに確実に着座する。また
しのぎ面13fの中心側の厚みは、カッタ本体の面取付
ざぐり穴11bの深さより小さく正のあさり角θによっ
て替刃13が取付座11aに圧着,固定されたとき、本
体外周より突出しない部分のほぼ全部がカッタ本体側面
よりカッタ回転軸方向にはみ出さない状態にざぐり穴1
1bに埋没する。替刃取付座11aが2度傾斜している
ことにより、替刃13のカッタ本体外周より突出する部
分は、カッタ本体側面より2度のあさり角の分だけ突出
する状態となる。そして替刃取付座11aの平行な基準
面となる取付座壁面11d,11eは替刃13の回り止
めとして作用する。
【0019】また替刃13の90°の皿面に対してボス
部分13bの基準面となる端面13cの直角度及び端面
13cと刃裏面13dの平行度は重要で、替刃13を旋
回して切刃位置を変える場合に切刃線の安定度に影響す
る。替刃13は超硬合金,高速度工具鋼等の硬質刃先材
料或いはしのぎ面13f、刃裏面13dの少なくともい
ずれか一面にCrNかCr2 Nか又はCrNとCr2
の混合からなるクロム窒化物層を0.5〜6.0μm厚
みにコーテイングする等のように耐摩耗表面処理を施し
た硬質刃先材料を用いることが望ましい。
【0020】カッタ本体11の全部の替刃の取付座11
aに替刃13を皿小ねじ14で締着したあと、加工機に
カッタを取り付け製本されるべき背表紙貼着部分を切り
揃える。円形替刃としたことでカッタ回転円接線方向に
対して小さな傾斜角度で切り込む切刃となるので、切刃
の切削位置での楔角は替刃13の切刃部の断面角より大
幅に小さくなり鋭利な切刃となる。
【0021】切断回数が多くなり切れ味が低下すると皿
小ねじ14をゆるめ、わずかに替刃を持ち上げ、ボス部
13bの正六角筒を取付座穴から外し、1ピッチ分替刃
13を旋回して新しい切刃部分に変えて、正六角筒を取
付座11aの穴に嵌合させ皿小ねじ14で締着固定す
る。このように替刃13が旋回され、6回行われると替
刃13は再研磨が必要となる。替刃13を取外し、替刃
直径より少し小径であって回転軸に対して替刃取付面の
直角度が正確で、中心に替刃の貫通穴と嵌合するボスを
有する棒状の治具に替刃の刃裏すくい面を当接して固定
ボルトを治具中心穴に螺装して固定する。
【0022】そして治具を回転軸を中心に回転させ砥石
面を刃しのぎ面13fと平行とした平砥石で研磨する。
このように研磨することにより、切刃線13aは替刃中
心軸に対して直角な面上に替刃中心軸と同心に形成され
る。また替刃13はしのぎ面13fを再研磨するため替
刃の厚みはほとんど変わずカッタ本体に替刃13を取り
付けた際の厚み変化もあさり角θ分のわずかな変化であ
るため微調整は殆ど不要である。但し少なくとも各替刃
刃先の外周精度を正確にするためには一個のカッタの全
替刃の径は同寸法になるように揃えて研磨する必要があ
る。
【0023】〔実施例2〕切刃線を多角形となした替刃
を示す図5にもとづき説明する。実施例2では円形の切
刃線に替え正四角形,正五角形,正六角形,正八角形,
等の多角形の切刃線とした片刃式スリッタナイフ状の替
刃であって、図5では替刃15は切刃線15bが正六角
形をなす。圧着端面15a,正六角筒のボス部15e、
90度のざぐり穴15c及び皿小ねじの貫通穴は実施例
1の対応部と同じである。またカッタ本体11のざぐり
穴11b,基準面となる替刃取付壁面11c,11d,
11e及び取付座11aも実施例1の替刃と同じである
ので、これらの同じ部分の説明及び取り扱いの説明は省
略する。
【0024】再研磨ではしのぎ面15dを研磨するとき
は棒状研磨治具は回転させず砥石切込量を一定として順
次所定角度割出し研削するものである。治具回転軸を旋
回割出しできる構造の研磨機を使用するのが便利であ
る。また刃材料,耐摩耗表面処理も実施例1と同じであ
る。なお切刃線の正多角形に対応して替刃ボス部も相似
の正多角形にするものであるが、各切刃の外周精度を確
保するためにはボス部は実施例1の替刃と同様角部にわ
ずかに円弧を残した多角形とするのが望ましい。
【0025】
【発明の効果】請求項1の替刃式カッタは、刃数が従来
のものに比べて少なく且つ、カッタ回転接線方向に対し
て小さな傾斜角度の切刃となるため、刃数が多いことに
起因する高い周波数の衝撃的な切削騒音が抑制される。
また替刃の再研磨後、替刃をカッタ本体に取り付けても
カッタ厚みは殆ど変わらないため、カッタ取付け時の微
調整が不要で熟練を必要としない。このため若い作業者
でも容易に取替え,再研磨作業ができ作業能率が向上す
る。
【0026】さらに、カッタ本体外周より突出した前記
替刃刃先部分が正のあさり角を有するので、替刃の刃裏
面全体が切削面に接触しないことから切れ肌が劣化し難
く、また切削に関与しない刃先部分はカッタ本体側面よ
りカッタ本体内部に埋設しており、カッタ本体外周より
突出した刃先部分の一部分のみで切削が行われることか
ら、切削に関与しない刃先部分と切り屑との接触などを
防ぐことができ当該刃先部分が保護され鋭利さを損なう
ことなく常に維持できる。
【0027】請求項2の替刃式カッタは、刃欠けが生じ
ても修復が迅速に行えるとともに従来のものに比べて一
個の切刃チップの使用回数が多くなり、刃先摩耗の進行
に対して切刃位置を替えることで切れ肌が劣化し難く長
寿命化が図れ、ランニングコストの大幅な低減に寄与す
る。
【0028】請求項3の替刃式カッタは、カッタ本体の
基準となる取付座壁面の平行二面或いはV面でボス部の
多角筒の二面を挟むように受け替刃の旋回を拘束できる
ので、替刃の取り付け位置での切刃位置の変更に際して
割出し位置決めが容易且つ確実である。
【0029】請求項4の替刃式カッタは、替刃締着ねじ
(皿小ねじ)のタップ穴が替刃をカッタ本体中心方向に
押圧する位置に螺設されているので、皿小ねじの皿面に
よる替刃の90°のざぐり面に作用する中心側に向かう
押圧分力により替刃ボス部の円弧面がカッタ本体の替刃
取付基準面と当接するため、締着時の替刃位置決めがよ
り正確に安定したものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の切刃固定形のカッタの一部を示す図で、
aは一部側面図、bは縦断面図である。
【図2】従来の切刃替刃形のカッタの一部を示す図で、
aは一部側面図、bは縦断面図である。
【図3】本発明のカッタ本体の一部を示す図で、aは側
面図、bは替刃取付座のカッタ直径方向の拡大断面図、
cはaのA−A矢視図、dは替刃取り付け状態のカッタ
直径方向の拡大断面図、eはaのB−B矢視図である。
【図4】実施例1の替刃の拡大図、aは刃裏側面図、b
はしのぎ面側側面図、cは正面図、dは縦断面図であ
る。
【図5】実施例2の替刃を示す図で、aは側面図、bは
正面図である。
【符号の説明】
11 カッタ本体 11a 替刃の取付座 11b ざぐり穴 11c,11d,11e 基準面となる取付座壁面 13,15 替刃 13a,15b 切刃 14 皿小ねじ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状カッタ本体の外周部片側面の同一
    円周上複数個所に替刃の取付座を形成し、該取付座に替
    刃を機械的手段をもって位置決め固定する製本用替刃式
    カッタにおいて、該替刃は、片刃式スリッタナイフ状
    で、取付座に対し垂直な軸を中心に旋回させることによ
    って切刃位置が変更可能であって、替刃刃先の一部がカ
    ッタ本体外周より突出し、本体外周より突出しない部分
    の刃裏面のほぼ全部がカッタ本体側面よりカッタ回転軸
    方向にはみ出さず、カッタ本体外周より突出した前記替
    刃刃先部分が正のあさり角を有するように取り付けるこ
    とを特徴とする製本用替刃式カッタ。
  2. 【請求項2】 前記替刃の刃先線形状は円形又は多角形
    であって、位置決め機構により旋回割出位置決めされる
    請求項1記載の製本用替刃式カッタ。
  3. 【請求項3】 前記替刃のカッタ本体への取付位置決め
    部が多角筒に形成されている請求項1又は2の何れか1
    項に記載の製本用替刃式カッタ。
  4. 【請求項4】 前記替刃がカッタ本体取付座に締着され
    たとき、替刃にカッタ本体中心方向の押付力が作用する
    ように替刃締着用ねじが設けられている請求項1乃至3
    の何れか1項に記載の製本用替刃式カッタ。
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