JP2000094239A - 自動車の解体方法 - Google Patents

自動車の解体方法

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JP2000094239A
JP2000094239A JP10266803A JP26680398A JP2000094239A JP 2000094239 A JP2000094239 A JP 2000094239A JP 10266803 A JP10266803 A JP 10266803A JP 26680398 A JP26680398 A JP 26680398A JP 2000094239 A JP2000094239 A JP 2000094239A
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JP
Japan
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bumper
separated
automobile
forklift
vehicle body
Prior art date
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JP10266803A
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English (en)
Inventor
Katsuo Sato
藤 勝 雄 佐
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来における自動車の樹脂製バンパーの分離
では、専用の分離装置が必要であると共に、作業に手間
がかかるといった問題があった。 【解決手段】 バンパーFB,RBを上下方向に押圧し
てバンパーFB,RBと車体Bとの連結部位を破壊し、
車体Bからバンパーを分離する解体方法とすることによ
り、例えばフォークリフトなどを使用して、バンパーF
B,RBを簡単に且つ速やかに分離し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の解体方法
に関し、とくに、バンパー等の樹脂製部品を車体から分
離するのに用いられる自動車の解体方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の解体においては、金属だ
けでなく樹脂のリサイクルも行うために、樹脂製バンパ
ーなどの取り外しが行われている。このようなバンパー
の取り外しを行うものとしては、例えば、特開平6−9
9320号公報に記載された分離装置がある。
【0003】上記公報に記載された分離装置は、車体側
に当接する支持手段と、バンパーに係合する係合手段
と、シリンダやモータなどの駆動手段を備えている。こ
の分離装置は、支持手段を車輪に当接させると共に、係
合手段をバンパーの側部に刺入れて係合状態にしたの
ち、駆動手段で支持手段から係合手段を離反させること
により、車体からバンパーの側部を強制的に分離する。
そして、これらの作業を前後のバンパーの両側部で行う
ことにより、車体からバンパーを完全に分離するように
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな従来の自動車の解体にあっては、使用する装置がバ
ンパーを分離するための専用の装置であると共に、少な
くとも前後のバンパーの両側部つまり4か所において、
分離装置のセッティング、駆動手段の作動によるバンパ
ーの分離および係合手段からのバンパーの取り外しとい
った作業を繰り返して行わねばならないことから、コス
トや作業効率などの面で充分なものであるとは言い難
く、このような不具合を解決し得る新たな手段が要望さ
れていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記従来の状況に鑑みて成さ
れたもので、自動車の車体からバンパー等の樹脂製部品
を分離するに際し、専用の分離装置を用いなくても、効
率の良い分離作業を行うことができる自動車の解体方法
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる自動車の
解体方法は、請求項1として、自動車の車体から樹脂製
のバンパーを分離するに際し、バンパーを上下方向に押
圧してバンパーと車体との連結部位を破壊し、車体から
バンパーを分離する構成とし、請求項2として、バンパ
ーの側部を上下方向に押圧する構成とし、請求項3とし
て、バンパーを押圧する手段としてフォークリフトを用
い、自動車の周りを回りながら前後のバンパーの分離を
順に行う構成とし、請求項4として、バンパーの分離作
業に加えて、樹脂製のドア内装材の下側または上側にフ
ォークリフトのフォークを刺し入れて同フォークを上下
方向に移動させることにより、ドアからドア内装材を分
離する構成としており、上記の構成をもって従来の課題
を解決するための手段としている。
【0007】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる自動車の解体
方法では、自動車の車体から樹脂製のバンパーを分離す
るに際し、バンパーを上下方向に押圧してバンパーと車
体との連結部位を破壊するので、バンパーを押圧する手
段としては、専用の分離装置ではなく、バンパーを上下
方向から充分な力で押圧し得る既存の手段を用いること
が可能であると共に、分離前の細かいセッティング作業
なども不要となり、簡単に且つ速やかに車体からバンパ
ーを分離し得ることとなる。
【0008】本発明の請求項2に係わる自動車の解体方
法では、バンパーの側部を上下方向に押圧することによ
り、バンパーの側部と車体との連結部位を破壊してバン
パーを側部から分離するようにし、これにより全体の分
離が容易になる。
【0009】本発明の請求項3に係わる自動車の解体方
法では、フォークリフトのフォークでバンパーを上下方
向から押圧することによって連結部位を破壊し、車体か
らバンパーを分離する。そして、この作業を自動車の周
りを回りながら行うことにより、分離作業が効率良く行
われることとなる。
【0010】本発明の請求項4に係わる自動車の解体方
法では、フォークリフトを用いて、自動車の回りを一周
しながらバンパーの分離作業を行うと共に、樹脂製のド
ア内装材の分離も行い、樹脂製部品の分離作業をより効
率的に行う。ドア内装材の分離は、ドアを開放し、樹脂
製のドア内装材の下側または上側にフォークリフトのフ
ォークを刺し入れて同フォークを上下方向に移動させる
ことにより、ドアからドア内装材を強制的に剥がして分
離する。
【0011】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる自動車の解体
方法によれば、樹脂製のバンパーを上下方向から押圧し
て車体との連結部位を破壊することから、専用の分離装
置を用いる必要がなく、例えば解体業者の多くが所有し
ているフォークリフト等を使用して、バンパーを簡単に
且つ速やかに分離することができ、解体コストを低減す
ることができると共に、分離作業の効率を著しく高める
ことができる。
【0012】本発明の請求項2に係わる自動車の解体方
法によれば、請求項1と同様の効果を得ることができる
うえに、バンパーの側部を押圧して分離を行うことによ
り、バンパー全体の分離をより一層容易に行うことがで
きる。
【0013】本発明の請求項3に係わる自動車の解体方
法によれば、請求項1および2と同様の効果を得ること
ができるうえに、バンパーを押圧する手段としてフォー
クリフトを使用すると共に、自動車の周りを回りながら
バンパーの分離作業を順に行うようにしたため、専用の
分離装置が不要であると共に、短時間で楽に分離作業を
行うことができ、分離作業の効率をより一層高めること
ができる。
【0014】本発明の請求項4に係わる自動車の解体方
法によれば、請求項3と同様の効果を得ることができる
うえに、バンパーの分離作業に加えて樹脂製のドア内装
材の分離も行うことから、バンパーおよびドア内装材で
ある樹脂製部品の分離作業をより効率的に行うことがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明に係わる自動
車の解体方法を説明する。
【0016】図1に示す自動車は、車体Bの前後に合成
樹脂製のバンパー(バンパーフェーシア)FB,RBを
備えており、解体において両バンパーFB,RBの分離
が行われる。バンパーFB,RBは、図2にフロントバ
ンパーFBを示すように、車体Bの両側部に回り込む状
態の側部Sを一体的に備えており、側部Sおよび中間部
において適数のボルトAにより車体Bに連結してある。
これらのボルトAは、上下方向から取り付けられてい
る。
【0017】自動車の車体BからバンパーFB,RBを
分離するには、フォークリフトCを用いる。すなわち、
フォークリフトCのフォークFでバンパーFB,RBを
上下方向に押圧し、バンパーFB,RBと車体Bとの連
結部位を破壊する。また、自動車の周りを回りながらバ
ンパーFB,RBの分離を行う。
【0018】つまり、始めに図3に示す如く、フォーク
FをフロントバンパーFBの左側部Sに対応させる。そ
して、図4(a)に示す如くフォークFを下降させてフ
ロントバンパーFBを下方向に押圧し、または図4
(b)に示す如くフォークFを上昇させてフロントバン
パーFBを上方向に押圧し、必要に応じて上下の押圧を
繰り返す。これにより、先のボルトAによる車体Bとの
連結部位が破壊され、図5に示す如く車体Bからフロン
トバンパーFBの左側部が分離する。
【0019】次に、図1中の矢印で示すように、フォー
クリフトCを車体Bの後部左側に移動させ、同じ要領で
リアバンパーRBの左側部Sを分離する。ここで、車体
Bの左側においてドアDの樹脂製ドア内装材の分離を行
うことができる。つまり、図6に示すように(図6中に
は右側のドアを示す)ドアDを開放した状態にし、フォ
ークFの先端を内装材Eの下端部に刺し入れて上昇させ
ることにより、ドアDからドア内装材Eを剥ぎ取るよう
に分離する。この場合、フォークFを内装材Eの上端部
に刺し入れて下降させるようにしてもよい。
【0020】上記の作業を終了した後には、図1に示す
ように、フォークリフトCを車体Bの後部右側に移動さ
せ、リアバンパーRBの右側部Sの分離を行い、次い
で、フォークリフトCを移動させて右側のドアDのドア
内装材Eを分離し、さらに、フォークリフトCを車体B
の前部右側に移動させて、フロントバンパーFBの右側
部Sの分離を行う。
【0021】このように、自動車の周りを一周してバン
パーFB,RBの分離およびドア内装材Eの分離を順に
行えば、フォークリフトCを無駄に走行させることもな
く、作業が効率良く行われることとなる。また、バンパ
ーFB,RBの側部を上下方向に押圧して連結部位を破
壊し、バンパーFB,RBを側部から分離することによ
り、全体の分離が容易になる。なお、必要に応じてバン
パーFB,RBの中間部分を上下方向から押圧すること
も当然あり得る。
【0022】さらに、上記したように、フォークリフト
Cを用いる方法とすれば、一般にフォークリフトCは多
くの自動車解体業者が所有しているので、専用の分離装
置を用意する必要がなく、解体コストも低減し得るもの
となる。
【0023】なお、手作業でボルトAの取り外しを行っ
て前後のバンパーの分離を行ったところ、終了するまで
に5分以上の時間を要した。これに対してフォークリフ
トCを用いたところ、1分ほどで前後のバンパーを分離
することができ、作業効率がきわめて良好であることを
確認した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動車の解体方法において自動
車に対するバンパー分離作業の順序を示す平面図であ
る。
【図2】車体に対するバンパーの連結要領を説明する分
解斜視図である。
【図3】フォークリフトのフォークをフロントバンパー
の側部に対応させた状態を示す斜視図である。
【図4】バンパーを上側から押圧する状態を示す概略断
面図(a)およびバンパーを下側から押圧する状態を示
す概略断面図(b)である。
【図5】フロントバンパーの片側が分離した状態を示す
斜視図である。
【図6】ドアのドア内装材を分離する状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】 B 車体 C フォークリフト D ドア E ドア内装材 F フォーク FB フロントバンパー RB リアバンパー S バンパーの側部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体から樹脂製のバンパーを分
    離するに際し、バンパーを上下方向に押圧してバンパー
    と車体との連結部位を破壊し、車体からバンパーを分離
    することを特徴とする自動車の解体方法。
  2. 【請求項2】 バンパーの側部を上下方向に押圧するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動車の解体方法。
  3. 【請求項3】 バンパーを押圧する手段としてフォーク
    リフトを用い、自動車の周りを回りながら前後のバンパ
    ーの分離を順に行うことを特徴とする請求項1または2
    に記載の自動車の解体方法。
  4. 【請求項4】 バンパーの分離作業に加えて、樹脂製の
    ドア内装材の下側または上側にフォークリフトのフォー
    クを刺し入れて同フォークを上下方向に移動させること
    により、ドアからドア内装材を分離することを特徴とす
    る請求項3に記載の自動車の解体方法。
JP10266803A 1998-09-21 1998-09-21 自動車の解体方法 Pending JP2000094239A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003312560A (ja) * 2002-04-22 2003-11-06 Kimura:Kk 廃自動車のモータを回収する方法及び装置
CN103624532A (zh) * 2013-12-11 2014-03-12 广西大学 汽车内后视镜底座自动装配的供料装置

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