JP2000094150A - 溶接不良センサ - Google Patents

溶接不良センサ

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JP2000094150A
JP2000094150A JP10266959A JP26695998A JP2000094150A JP 2000094150 A JP2000094150 A JP 2000094150A JP 10266959 A JP10266959 A JP 10266959A JP 26695998 A JP26695998 A JP 26695998A JP 2000094150 A JP2000094150 A JP 2000094150A
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JP
Japan
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welding
pulse
sensor
integrated value
transformer
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JP10266959A
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English (en)
Inventor
Toshikatsu Dannoura
浦 利 勝 壇
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 治具に取り付けることなく、溶接不良を検出
することのできる溶接不良センサを提供することにあ
る。 【解決手段】 サイリスタ4、4により定電流制御され
る溶接トランス5を備えた溶接機3において、前記溶接
トランス5の一次電流による誘起電流をセンサ信号とし
て取り込み、取り込んだセンサ信号をパルスに変換した
後、発振器10からのパルスと合成し、合成したパルス
の積算値と予め記憶された正常時のデータとを比較する
ことにより、溶接不良を検出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポット溶接など
の溶接加工に際し、ワークの欠品や誤セットを検出する
溶接不良センサに関する。
【0002】
【従来の技術】スポット溶接におけるワークの欠品の判
定に際しては、溶接不良センサとして治具に取り付けら
れる近接センサを用い、この近接センサでワークの欠品
を検出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、近接センサそのものが治具に取り付けられる構成で
あるので、下記の問題点があった。 (1)剛性のないワークの場合、近接センサでワークの
確認がとれても、治具への誤セットの判定が不可能であ
るので、溶接点にズレが発生する。 (2)ワーク点数の多い製品の場合、多数の近接センサ
を要し、コストが高くついてしまう。 (3)溶接点に近い近接センサでは、スパッタや加圧振
動により故障の原因となる。 (4)近接センサの取り付け数に限りがあるので、すべ
ての溶接点にわたって判定が不可能である。
【0004】本発明は、上記問題点に着目してなされた
もので、その目的は、治具に取り付けることなく、溶接
不良を検出することのできる溶接不良センサを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明のうち、請求項1に記載の発明は、サイリスタにより
定電流制御される溶接トランスを備えた溶接機におい
て、前記溶接トランスの一次電流による誘起電流をセン
サ信号として取り込み、取り込んだセンサ信号をパルス
に変換した後、発振器からのパルスと合成し、合成した
パルスの積算値と予め記憶された正常時のデータとを比
較することにより、溶接不良を検出することを特徴と
し、また、請求項2に記載の発明では、前記正常時のデ
ータは、各溶接点における正常時のパルス積算値である
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】ワークの欠品や誤セットなどの溶接不良を判定
する場合、異常時と正常時との間では、電極間の抵抗値
の変化に伴い、溶接トランスの一次電流に位相のズレが
生ずるので、下記の不等式が成立する。異常時のパルス
積算値<正常時のパルス積算値そこで、各溶接点の正常
時のパルス積算値を正常時のデータとして予め記憶させ
ておき、溶接時のパルス積算値とこれに対応させて読み
出した正常時のデータとを比較し、上記の不等式が成立
するとき、溶接不良と判定する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は、ワイヤ溶接に用い
る溶接不良センサの構成を示すブロック説明図である。
この溶接不良センサ1は、例えば、ワイヤ溶接に際し、
ワイヤ2の欠品や誤セットなどの溶接不良を検出するセ
ンサである。ワイヤ溶接機3は、サイリスタ4、4によ
り定電流制御される溶接トランス5を備え、ワイヤ2を
互いにクロスさせた状態で上下から電極6、6で加圧挟
持し、短時間大電流を流し、ジュール熱により接合面を
溶かし、溶接する。
【0008】前記溶接不良センサ1は、溶接トランス5
の一次電流による誘起電流をセンサ信号として取り込む
トロイダルコイル15を備え、このトロイダルコイル1
5からのセンサ信号を増幅させて整形波を出力する整形
回路7と、前記整形波の零レベルを零レベルに、零レベ
ル以外をハイレベルにそれぞれ変換し、矩形状のパルス
を出力する変換回路8と、スパッタや加圧振動あるいは
電極6、6間の抵抗変化による不安定な領域をカットす
る不安定領域カット回路9と、周期的に針状のパルスを
発生させる発振器10と、この発振器10からのパルス
と変換回路8からの矩形状のパルスとを合成し、両パル
スが互いにハイレベルのときのみ、ハイレベルの信号、
つまり針状のパルスを出力する合成回路11と、この合
成回路11からのパルス数を設定時間だけ積算する積算
回路12とを内部に備え、外部には、データメモリ13
および比較判定回路14を備えている。
【0009】前記データメモリ13は、各溶接点におけ
る正常時のパルス積算値を正常時のデータとして予め格
納しておくメモリである。比較判定回路14は、積算回
路12からのパルス積算値とデータメモリからのパルス
積算値とを比較し、OKまたはNGの判定を出力する回
路である。
【0010】次に、溶接不良センサ1の動作を説明す
る。図2は、溶接不良センサの動作を示すタイムチャー
ト説明図である。クロス状に接合すべきワイヤ2の欠品
や誤セットなどの溶接不良を判定する場合、接合すべき
ワイヤ2の欠品や誤セットによって電極6、6間の抵抗
値が変化する。
【0011】この抵抗値の変化があっても、サイリスタ
4、4が溶接トランス5の一次電流値を検出し、点弧角
を調整するため、一次電流が一定に制御され、従って、
センサ信号の電流値も一定に制御される。
【0012】しかし、抵抗値の変化に伴い、異常時と正
常時との間では、溶接トランス5の一次電流に位相のズ
レδが生じ、これに伴い、整形波、矩形波においても、
位相のズレδが生じ、下記の不等式が成立する。異常時
のパルス積算値<正常時のパルス積算値そこで、溶接点
ごとに、パルス積算値を算出するとともに、これに対応
した格納済みの正常時のパルス積算値を読み出し、両者
の比較により、上記の不等式が成立するとき、溶接不良
としてNG判定を行う。
【0013】このように、溶接不良センサ1を治具に取
り付けることなく溶接不良を検出することができる。従
って、従来、治具に取り付けられていた近接センサを不
要にし、近接センサの取り付けにくいワイヤ2の場合で
も、近接センサを取り付けずに溶接することができる。
その結果、従来、問題となっていた治具への誤セットの
判定を可能にし、コストの低廉化を図り、スパッタなど
による故障の原因をなくすことができる。
【0014】また、前記正常時のデータが各溶接点にお
ける正常時のパルス積算値であるので、すべての溶接点
に対して判定が可能となる。
【0015】
【発明の他の実施形態】なお、本発明は、前記実施の形
態に限定されるものでなく、種々の改変が可能であるこ
とは勿論である。例えば、前記実施の形態では、ワイヤ
溶接に用いた溶接不良センサで説明したが、これに限ら
ず、スポット溶接やプロジェクション溶接に対しても溶
接不良センサを適用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、溶接トランスの一次電流によ
る誘起電流をセンサ信号として取り込み、取り込んだセ
ンサ信号をパルスに変換した後、発振器からのパルスと
合成し、合成したパルスの積算値と予め記憶された正常
時のデータとを比較することにより、溶接不良を検出す
る構成としたので、従来、治具に取り付けられていた近
接センサを不要にし、近接センサの取り付けにくいワー
クの場合でも、近接センサを取り付けずに溶接すること
ができる。その結果、従来、問題となっていた治具への
誤セットの判定を可能にし、コストの低廉化を図り、ス
パッタなどによる故障の原因をなくすことができる。
【0017】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記正常時のデータが各溶接点における正常時のパルス積
算値であるので、すべての溶接点に対して判定が可能と
なる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤ溶接に用いる溶接不良センサの構成を示
すブロック説明図である。
【図2】溶接不良センサの動作を示すタイムチャート説
明図である。
【符号の説明】
1 溶接不良センサ 2 ワイヤ(ワーク) 3 ワイヤ溶接機(溶接機) 4 サイリスタ 5 溶接トランス 6 電極 7 整形回路 8 変換回路 9 不安定領域カット回路 10 発振器 11 合成回路 12 積算回路 13 データメモリ 14 比較回路 15 トロイダルコイル δ 位相のズレ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイリスタにより定電流制御される溶接
    トランスを備えた溶接機において、前記溶接トランスの
    一次電流による誘起電流をセンサ信号として取り込み、
    取り込んだセンサ信号をパルスに変換した後、発振器か
    らのパルスと合成し、合成したパルスの積算値と予め記
    憶された正常時のデータとを比較することにより、溶接
    不良を検出することを特徴とする溶接不良センサ。
  2. 【請求項2】 前記正常時のデータは、各溶接点におけ
    る正常時のパルス積算値であることを特徴とする請求項
    1記載の溶接不良センサ。
JP10266959A 1998-09-21 1998-09-21 溶接不良センサ Pending JP2000094150A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4602468B1 (ja) * 2010-03-05 2010-12-22 好高 青山 部品検出装置及び部品検出方法
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CN110248758A (zh) * 2017-01-05 2019-09-17 纽弗雷公司 用于评估焊接接头的方法和焊接接头评估设备

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