JP2000093012A - 植林用シート - Google Patents

植林用シート

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JP2000093012A
JP2000093012A JP10287241A JP28724198A JP2000093012A JP 2000093012 A JP2000093012 A JP 2000093012A JP 10287241 A JP10287241 A JP 10287241A JP 28724198 A JP28724198 A JP 28724198A JP 2000093012 A JP2000093012 A JP 2000093012A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sheet material
seedlings
undergrowth
shape
Prior art date
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Pending
Application number
JP10287241A
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English (en)
Inventor
Chiharu Kai
千春 甲斐
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KOYO KINZOKU KOGYO KK
Original Assignee
KOYO KINZOKU KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗木を植樹した後の下草刈り取りを一切行う
必要がなく、苗木の周囲に敷設するだけで下草の生長を
抑制して、苗木を枯らすことなく確実に育成させること
ができる植林用シートを提供する。 【解決手段】 少くとも0.2mm以下の極薄に形成
し、且つ、表面処理を施していない鉄板を用いて構成し
たシート材1を、植樹した苗木5の周囲の地表に敷設し
て、下草の生育を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、杉や檜のような各
種樹木の苗木を植林(植樹)する場合に用いて好適な植
林用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】杉や檜のような樹木の苗木を山部に植樹
するに当っては、植樹した苗木の周囲の下草を刈り取る
必要があり、また、植樹した後は、日当りを良くするた
めに苗木の背丈が周囲の下草よりも長く伸びるまでの少
くとも2〜3年の間は、下草を刈り続ける必要がある。
【0003】下草を刈り取らずにそのまま放置すると、
日当りが悪く成ったり栄養分を取られたりして、苗木の
育成に悪影響を及ぼす場合があり、また、最悪の場合は
苗木を枯らす場合もあるため、下草刈りは育成林業の基
本を成すものと言える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近に於ける
林業の不振に伴う予算不足や後継者不足、或は、作業員
の高齢化に伴う投入労働力の不足や交通の便の悪さ等が
原因で、植林を行ってもその後の下草刈りが不充分で、
その結果、苗木を枯らしてしまったり、苗木の生長をを
遅らせてしまう等の問題が生じていた。
【0005】従って本発明の技術的課題は、苗木を植樹
した後の下草刈り取りを一切行う必要がなく、苗木の周
囲に敷設するだけで下草の生長を抑制して、苗木を枯ら
すことなく確実に育成させることができる植林用シート
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0007】(1) 少くとも0.2mm以下の極薄に
形成し、且つ、表面処理を施していない鉄板を用いて構
成したシート材の中央部分、又は、中央部付近に、植林
した苗木を挿通するための穴を穿設して、このシート材
を杭状或は重石状の止め材を用いて地表に固定するよう
に構成すること。(請求項1)
【0008】(2) シート材の全体形状を、矩形状、
三角形状、多角形状、円形状、或は、楕円形状のいずか
の形状に形成すること。(請求項2)
【0009】(3) シート材の外側縁複数箇所に、杭
材用の打込み穴又は打込み部を設けること。(請求項
3)
【0010】 上記(1)で述べた請求項1に係る手
段によれば、苗木を植樹するに当って、苗木をシート材
の挿通穴に挿通した状態で植樹した後、杭状あるいは重
石状の止め材を用いてこのシート材を地表に固定する
か、あるいは、シート材を予め地表に固定した後、挿通
穴の部分に穴を掘ってこれに苗木を植え込むことによ
り、苗木周囲の下草の生長を抑制して、下草刈りを行わ
ずに、また、下草に邪魔されずに苗木を育成させること
を可能にする。
【0011】更に上記(1)で述べた手段によれば、下
草の生長を抑制するシート材が、特に0.2mm以下の
極薄で、而かも、表面処理(錆止め)が全く施されてい
ない還元性の強い鉄板を用いて造られているため、シー
ト材は錆による腐蝕が進んで2〜3年経つと直ぐにボロ
ボロ(グズグズ)に成ってしまって、そのまま放置して
おくと最終的には土壌中に鉄分として還元されてしまう
から、苗木が成育した後にシート材を取り除く必要がな
く、手軽に、且つ、省力的に使用することを可能にす
る。
【0012】 上記(2)で述べた請求項2に係る手
段によれば、植林する地形や苗木の種類、或は、植樹す
る苗木の間隔等の各種条件に合せて、任意の形状のシー
ト材を選んで使用することを可能にする。
【0013】 上記(3)で述べた請求項3に係る手
段によれば、シート材の外側縁を例えば木製の杭材で地
表に止めることにより、シート材が風雨等によって外れ
たり移動したりすることを防止して、シート材が腐蝕す
る迄の間、下草の生長を確実に抑制することを可能にす
る。
【0014】以上の如くであるから、上記(1)〜
(3)の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る植林用シー
トの実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明
の全体を説明した斜視図で、図2はその敷設時の状態を
示した斜視図であって、図中、1は厚味(L)を少くと
も0.2mm以下の極薄に形成し、且つ、錆止め等の表
面処理を全く施していない鉄板を用いて構成したシート
材で、2はこの中央部分、或は、中央部付近に穿設した
苗木用の挿通穴を示す。
【0016】0.2mm以下の極薄の鉄板としては、例
えば、新日本製鉄(株)が開発した0.19mm極薄鉄
板、或は、それ以下の極薄鉄板、好ましくは、0.08
〜0.09mm程度の超極薄鉄板を使用する。従来は
0.24mmの肉厚が限界であったが、新日本製鉄
(株)によって新たに上記0.19mm、或は、それ以
下の肉厚のものが開発されたものであって、従って、本
発明はこの様な極薄鉄板(超極薄鉄板)の用途を新たに
開拓したものである。
【0017】更に図中、3…は上記シート材1の外側縁
に形成した杭材4…用の打込み穴であって、シート材1
はこの様に木製の杭材4…を打込み穴3…に打込むか、
或は、所定の印を施した打込み部(図示省略)に上記の
杭材4を打込むことによって、図2に示すように苗木5
を植樹した地表に固定することができるが、代りに、自
然石をこのシート材1の外側縁に重石として載せること
によって、地表に固定する場合もあり、その選択は任意
とする。
【0018】上記のシート材1を実際に使用する場合
は、図2に示すように挿通穴2に植樹した苗木5を挿通
した状態にして、シート材1をその周囲の地表面に敷設
し、その外側縁を上記の杭材4…、又は、重石で地表に
固定する。
【0019】シート材1の敷設に当っては、植樹した苗
木5の周囲の下草をある程度刈り取ってからシート材1
を敷設、固定することが望ましいが、シート材1を被せ
ると陽光が絶れて直ぐに下草が枯れてしまうため、刈ら
ずにそのままシート材1を被せて固定することにより、
枯れた下草を苗木5の肥料として利用することもでき
る。
【0020】尚、図1と図2に記載したシート材1は正
方形に形成されているが、この形状と大きさ(寸法)は
実施の一例であって、他の矩形状に形成したり、図3に
示した円形状、図4に示した三角形状、或は、図5に示
した多角形状と言った各種形状で、且つ、各種寸法のシ
ート材1A,1B,1Cに形成して、これ等を苗木5を
植樹する地形や、植樹の間隔、或は、苗木5の種類等に
合せて任意に選んで使用すればよい。
【0021】本発明に係る植林用シートは以上述べた如
き構成であるから、シート材1を図2に示すように植樹
した苗木5の周囲に敷設して固定することにより、下草
の生長を抑制することができるため、面倒で人手を要す
る下草の刈り取りを行わないで済ませることができると
共に、苗木5を下草に邪魔されることなく育成させるこ
とができる。
【0022】また、上記のように下草の生長を抑制して
いたシート材1は、肉厚が0.2mm以下と極薄で、而
かも、錆止め等の表面処理を施していない鉄板を用いて
造られているため、殆ど2〜3年の間に腐蝕されて土中
に還元されてしまうから、苗木5が育った後にいちいち
シート材1を取外してかたずける必要がなく、そのまま
放置して済ませることができる。
【0023】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る植林用
シートによれば、面倒な下草の刈り取りを行う必要がな
く、また、シート材の敷設によって野生動物の食害から
苗木を守ることができると共に、使用後にシート材をい
ちいち取外す作業からも解放されるから、極めて煩雑で
人手を必要とする植林の育成作業を、小人数で省力的、
且つ、合理的に行える利便性と、経済性を発揮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る植林用シートの全体を示した斜視
図である。
【図2】本発明の使用例を説明した斜視図である。
【図3】円形状に形成したシート材の平面図である。
【図4】三角形状に形成したシート材の平面図である。
【図5】多角形状に形成したシート材の平面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C シート材 2 挿通穴 3 打込み穴 4 杭材 5 苗木

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも0.2mm以下の極薄に形成
    し、且つ、表面処理を施していない鉄板を用いて構成し
    たシート材の中央部分、又は、中央部付近に、植林した
    苗木を挿通するための穴を穿設して、このシート材を杭
    状或は重石状の止め材を用いて地表に固定するように構
    成したことを特徴とする植林用シート。
  2. 【請求項2】 シート材の全体形状を、矩形状、三角形
    状、多角形状、円形状、或は、楕円形状のいずかの形状
    に形成したことを特徴とする請求項1記載の植林用シー
    ト。
  3. 【請求項3】 シート材の外側縁複数箇所に、杭材用の
    打込み穴又は打込み部を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の植林用シート。
JP10287241A 1998-09-24 1998-09-24 植林用シート Pending JP2000093012A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040026450A (ko) * 2002-09-24 2004-03-31 종 도 곽 과수용 피복 커버
KR101157595B1 (ko) 2011-09-19 2012-06-18 한상진 잡초 생장 방지 장치

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KR20040026450A (ko) * 2002-09-24 2004-03-31 종 도 곽 과수용 피복 커버
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