JP2000092300A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2000092300A
JP2000092300A JP10258031A JP25803198A JP2000092300A JP 2000092300 A JP2000092300 A JP 2000092300A JP 10258031 A JP10258031 A JP 10258031A JP 25803198 A JP25803198 A JP 25803198A JP 2000092300 A JP2000092300 A JP 2000092300A
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Yasushi Fujiwara
泰 藤原
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着呼側装置のポーリング送信機能の種別によ
らず、単一のポーリング受信操作で確実なポーリング受
信を行うことができるファクシミリ装置を提供するこ
と。 【解決手段】 ポーリング受信操作入力手段によりその
ポーリング受信操作入力がなされると、着呼側装置に発
呼し、前記所定の伝送制御手順に基づく制御信号のやり
とりにより当該着呼側装置から通知される当該着呼側装
置の標準・非標準のポーリング送信機能に応じて、前記
ポーリング受信操作入力手段により入力されたポーリン
グIDを、前記ポーリングID通知用の標準の制御信号
により当該着呼側装置に通知するか、または、所定の制
御信号により非標準のポーリングIDとして当該着呼側
置に通知することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、特に、ポーリング受信機能を備えたファクシミ
リ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置におけるポーリ
ング受信は、発呼側装置から着呼側装置に発呼して、送
信権を着呼側装置に移し、着呼側装置において予め準備
されたポーリング送信用の原稿の画情報ファイルを、フ
ァクシミリメッセージとして発呼側装置に送信するもの
であった。
【0003】しかし、その場合、着呼側装置にポーリン
グ受信のために発呼した発呼側装置が無条件に着呼側装
置側のポーリング送信用の画情報ファイルを取得できて
しまうために、ポーリング受信の機密を保つことができ
ない。
【0004】しかし、従来の所定の伝送制御手順に基づ
いた制御信号のやりとりによりファクシミリメッセージ
のポーリング送受信を行うファクシミリ装置、例えばI
TU−T勧告T.30の規定に従うG(グループ)3の
ファクシミリ装置においては、発呼側装置が無条件に着
呼側装置側のポーリング送信用のファイルを取り出せな
いようにするための制御信号が規定されていなかったた
めに、標準ではポーリング送受信における機密保持がで
きなかった。
【0005】そのため、従来は、G3のファクシミリ装
置で機密保持可能なポーリング送受信を実現するため
に、同一メーカの装置間において、非標準機能識別信号
NSFにより機密保持可能なポーリング送信機能がある
ことを着呼側装置が発呼側装置に通知し、その通知を受
けて発呼側装置が非標準機能命令信号NSCにより予め
設定された所定のポーリングID番号を着呼側に通知し
て送信件を着呼側装置に移し、着呼側装置は、発呼側装
置から通知されたID番号が、予め自装置において設定
されているポーリングID番号と一致する場合にみ、ポ
ーリング送信用のファイルをファクシミリメッセージと
して発呼側装置に送信する機能(通常ポーリング受信機
能)を非標準で備えるものがあった。
【0006】それにより、着呼側装置のポーリング送信
用のファイルは、着呼側装置と同一のIDが設定された
発呼側装置からしか取り出せず、ポーリング送受信の機
密保持を行える。
【0007】また、従来の所定の伝送制御手順に基づい
た制御信号のやりとりによりファクシミリメッセージの
ポーリング送受信を行うファクシミリ装置、例えばIT
U−T勧告T.30の規定に従うG(グループ)3のフ
ァクシミリ装置においては、発呼側装置が着呼側装置側
に用意された複数のポーリング送信用のファイルのうち
の1つを選択して取り出すための制御信号が規定されて
いなかったために、標準ではファイル指定のポーリング
送受信を行えなかった。
【0008】そのために、従来は、G3のファクシミリ
装置でファイル指定のポーリング送受信を実現するため
に、同一メーカの装置間において、非標準機能識別信号
NSFによりファイル指定のポーリング送信機能がある
ことを着呼側装置が発呼側装置に通知し、その通知を受
けて発呼側装置が非標準機能識別信号NSFによりポー
リングIDを着呼側装置に通知し、着呼側装置は、通知
されたポーリングIDにより特定されるファイルを、発
呼側装置に送信する機能(パーソナルポーリング受信機
能)を非標準で備えるものがあった。
【0009】それにより、発呼側装置から着呼側装置が
ポーリング送信用として用意した複数のファイルのうち
の1つを選択してポーリング受信することができる。
【0010】このように、従来のG3のファクシミリ装
置においては、非標準の手順を各メーカが独自に取り決
めることで、ポーリングIDの通知を伴う非標準のポー
リング送受信機能を実現していた。
【0011】一方、近年、ITU−T勧告T.30にお
いて、セレクティブポーリング信号SEP、パスワード
信号PWD等の新たな制御信号が追加され、発呼側装置
がポーリング受信の際にセレクティブポーリング信号S
EPやパスワード信号PWDによりポーリングIDを着
呼側装置に送信し、着呼側装置は、通知されたポーリン
グIDにより特定されるファイルを、発呼側装置に送信
する、ポーリングIDの通知を伴う標準のポーリング送
受信機能が実現可能となった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記した、非標準の通
常ポーリング受信機能、非標準のパーソナルポーリング
受信機能、帯び、標準のポーリング受信機能の、ポーリ
ングIDの通知を伴う各ポーリング受信機能の実現のた
めには、発呼側装置において、各ポーリング受信機能に
対応した、ポーリング受信操作を行わなければならな
い。それは、着呼側装置となり得る多数のファクシミリ
装置は、非標準の通常ポーリング送信機能、非標準のパ
ーソナルポーリング送信機能、または/及び、標準のポ
ーリング送信機能に対応している、発呼側装置と同一メ
ーカのものであったり、標準のポーリング送信機能は少
なくとも備えている、発呼側装置とは別メーカのもので
あったりして、単一のポーリング受信機能では対応でき
ず、これからファクシミリメッセージをポーリング受信
しようする着呼側装置が備えるポーリング送信機能にポ
ーリング受信機能を適合させる必要があるためである。
【0013】具体的には、発呼側装置において、ユーザ
が、発呼側装置と同一メーカの着呼側装置との間で、メ
ーカ独自の非標準の通常ポーリング受信を行うめには、
通常ポーリング受信のモードを所定の操作により起動し
て、着呼側装置の宛先番号を指定して、ファクシミリ通
信を開始させる必要がある。また、ユーザが、発呼側装
置と同一メーカの着呼側装置に対して、メーカ独自の非
標準のパーソナルポーリング受信を行うめには、パーソ
ナルポーリング受信のモードを所定の操作により起動し
て、着呼側装置の宛先番号を指定すると共に、パーソナ
ルポーリングIDを入力して、ファクシミリ通信を開始
させる必要がある。また、ユーザが、着呼側装置に対し
て、メーカを問わない標準のポーリング受信を行うめに
は、標準ポーリング受信のモードを所定の操作により起
動して、着呼側装置の宛先番号を指定すると共に、セレ
クティブポーリング信号SEPやパスワード信号PWD
として通知するポーリングIDの番号を入力して、ファ
クシミリ通信を開始させる必要がある。
【0014】このように、発呼側装置において正常なポ
ーリング受信を行うためには、これからファクシミリメ
ッセージをポーリング受信しようとする着呼側装置が備
える非標準/標準ポーリング送信機能を正確に認識し
て、着呼側装置が実際に備えているのポーリング送信機
能に適合するポーリング受信機能に対応するポーリング
受信操作を選択して行わなければならない。
【0015】逆にいえば、これからファクシミリメッセ
ージをポーリング受信しようとする着呼側装置が備える
非標準/標準ポーリング送信機能を正確に認識していな
いと、ポーリング受信を行うことができず、また、正確
に認識していたつもりでも、実際には間違っていて、着
呼側装置から所定の「ポーリング送信機能あり」の通知
がなく、ポーリング受信が失敗に終わってしまうことに
なる。
【0016】つまり、従来のファクシミリ装置において
ポーリング受信を行う場合、着呼側装置が備える標準/
非標準のポーリング送信機能に適合するポーリング受信
機能に対応するポーリング受信操作を意識的に選択して
行う必要があるために、ポーリング受信操作が煩雑にな
ってしまい、また、着呼側装置が備えるポーリング送信
機能に適合しないポーリング受信機能に対応するポーリ
ング受信操作を誤って選択してしまい、ポーリング受信
が失敗してしまうことがあるという問題点があった。
【0017】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、着呼側装置のポーリング送信機能の種別によら
ず、単一のポーリング受信操作で確実なポーリング受信
を行うことができるファクシミリ装置を提供することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のファクシミリ装置は、所定の伝送制
御手順に基づいた制御信号のやりとりにより着呼側装置
からファクシミリメッセージをポーリング受信する際
に、前記所定の伝送制御手順において標準のポーリング
IDをポーリングID通知用の標準の制御信号により着
呼側装置に通知する標準ポーリング受信機能、及び、前
記所定の伝送制御手順において非標準のポーリングID
を所定の制御信号により受信側装置に通知する非標準ポ
ーリング受信機能を少なくとも備えたファクシミリ装置
において、前記非標準ポーリング受信機能に対応したポ
ーリングIDの入力を伴うポーリング受信操作を受け入
れるポーリング受信操作入力手段と、そのポーリング受
信操作入力手段によりポーリング受信操作入力がなされ
ると、着呼側装置に発呼し、前記所定の伝送制御手順に
基づく制御信号のやりとりにより当該着呼側装置から通
知される当該着呼側装置の標準・非標準のポーリング送
信機能に応じて、前記ポーリング受信操作入力手段によ
り入力されたポーリングIDを、前記ポーリングID通
知用の標準の制御信号により当該着呼側装置に通知する
か、または、所定の制御信号により非標準のポーリング
IDとして当該着呼側置に通知するポーリング受信制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】請求項2記載のファクシミリ装置は、所定
の伝送制御手順に基づいた制御信号のやりとりにより着
呼側装置からファクシミリメッセージをポーリング受信
する際に、前記所定の伝送制御手順において標準のポー
リングIDをポーリングID通知用の標準の制御信号に
より着呼側装置に通知する標準ポーリング受信機能、及
び、前記所定の伝送制御手順において非標準の通常ポー
リング受信である旨を示す特定のポーリングIDを所定
の制御信号により着呼側装置に通知する非標準ポーリン
グ受信機能を少なくとも備えたファクシミリ装置におい
て、前記非標準通常ポーリング受信機能に対応した通常
ポーリング受信を指定する入力を伴うポーリング受信操
作を受け入れるポーリング受信操作入力手段と、そのポ
ーリング受信操作入力手段によりポーリング受信操作入
力がなされると、着呼側装置に発呼し、前記所定の伝送
制御手順に基づく制御信号のやりとりにより当該着呼側
装置から通知される当該着呼側装置の標準・非標準のポ
ーリング送信機能に応じて、前記ポーリング受信操作入
力手段により通常ポーリング受信が指定されたことを示
す前記特定のポーリングIDを、前記ポーリングID通
知用の標準の制御信号により当該着呼側装置に通知する
か、または、所定の制御信号により非標準のポーリング
IDとして当該着呼側装置に通知するポーリング受信制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項3記載のファクシミリ装置は、所定
の伝送制御手順に基づいた制御信号のやりとりにより着
呼側装置からファクシミリメッセージをポーリング受信
する際に、前記所定の伝送制御手順において標準のポー
リングIDをポーリングID通知用の標準の制御信号に
より着呼側装置に通知する標準ポーリング受信機能、及
び、前記所定の伝送制御手順において非標準のポーリン
グIDを所定の制御信号により着呼側装置に通知する非
標準ポーリング受信機能を少なくとも備えたファクシミ
リ装置において、前記標準ポーリング受信機能に対応し
たポーリングIDの入力を伴うポーリング受信操作を受
け入れるポーリング受信操作入力手段と、そのポーリン
グ受信操作入力手段によりポーリング受信操作入力がな
されると、着呼側装置に発呼し、前記所定の伝送制御手
順に基づく制御信号のやりとりにより当該着呼側装置か
ら通知される当該着呼側装置の標準・非標準のポーリン
グ送信機能に応じて、前記ポーリング受信操作入力手段
により入力されたポーリングIDを、前記ポーリングI
D通知用の標準の制御信号により当該受信側装置に通知
するか、または、所定の制御信号により非標準のポーリ
ングIDとして当該受信側装置に通知するポーリング受
信制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0022】先ず、図1は、本発明の実施の形態に係る
ファクシミリ装置1のブロック構成を示している。
【0023】同図において、ファクシミリ装置1は、シ
ステム制御部2、ROM3、RAM4、スキャナ5、プ
ロッタ6、画像メモリ7、符号化復号化部8、操作表示
部9、モデム10、網制御部11、及び、システムバス
12により構成されている。
【0024】システム制御部2は、ROM3書き込まれ
た制御プログラムに従って、RAM4を作業領域として
使用しながら、装置各部を制御するものである。
【0025】ROM3は、前述したように、システム制
御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラム
が記憶されているリードオンリメモリである。また、R
OM3には、各文字コードにフォントデータを対応付け
たフォントテーブル3aが記憶されていて、システム制
御部2は、文字列を画情報に変換する場合には、フォン
トテーブル3aを参照する。
【0026】RAM4は、前述したようにシステム制御
部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモ
リである。なお、RAM4は、図示しないバックアップ
用回路によりバックアップされており、装置電源遮断時
にも記憶内容は保持される。
【0027】スキャナ5は、3.85本/mm、7.7
本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度
で原稿画像を読み取って画情報を得るためのものであ
る。プロッタ6は、受信した画情報を、その線密度に応
じて記録出力したり、スキャナ5で読み取った画情報
を、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)するた
めのものである。
【0028】画像メモリ7は、スキャナ5で読み取った
画情報を、メモリ送信するために一時的にファイルとし
て蓄積したり、受信した画情報を、プロッタ6により記
録するまでファイルとして一時的に蓄積したりするため
のものである。
【0029】符号化復号化部8は、送信画像データを、
G3ファクシミリに適合する、MH符号化方式、MR符
号化方式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式で符
号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方式、
MR符号化方式、MMR符号化方式等に対応する所定の
復号化方式で復号伸長するものである。
【0030】操作表示部9は、相手先ファクシミリ番号
を指定するためのテンキー、送信スタートキー、ワンタ
ッチダイヤルキー、及び、その他各種キーが配設される
一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせ
るべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するも
のである。
【0031】図2に、本実施の形態と直接関係する部分
以外は、図示を省略した操作表示部9の配置構成例を示
す。同図において、テンキー9aは、送信相手先ファッ
クス番号等を直接指定したりする際の番号入力のために
用いられるものである。[Yes]キー9b及び[N
o]キー9cは、ユーザに決定または取消の各種選択を
させるためのキーである。[ストップ]キー9dは、各
種動作の強制的な停止を指示するためのものである。
[スタート]キー9eは、ファクシミリ送信動作の開始
や、コピー動作の開始を指示するためのものである。
[ファンクション]キー9fは、ワンタッチダイヤルの
登録機能、短縮ダイヤルの登録機能、ユーザパラメータ
の設定機能や、ファクシミリ装置1の標準的なファクシ
ミリ装置としての機能以外の、時刻指定送信、部門コー
ド指定送信、ポーリング受信等の拡張的な機能を呼び出
すためのもので、この[ファンクション]キー9fを押
下して、テンキー9aにより、各機能に対応した番号を
入力することで、各機能を呼び出して実行することがで
きる。
【0032】カーソルキー群9gは、[下矢印]キー9
gd、[左矢印]キー9gl、[右矢印]キー9gr、
及び、[上矢印]キー9guにより構成されている。
[下矢印]キー9gd及び[上矢印]キー9guは、各
キーの押下に応じて、表示器9hの表示内容を変更した
り、表示内容を上下にスクロールしたりするものであ
る。また、[左矢印]キー9gl及び[右矢印]キー9
grは、各キーの押下に応じて、表示器8hに表示され
た項目や機能等を選択するものである。表示器9hは、
ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセー
ジを表示するものである。
【0033】図1に戻って、モデム10は、G3ファク
シミリモデムであり、網制御部11を介して公衆網に送
信するデータを変調する一方、網制御部11を介して公
衆網から受信した信号を復調するものである。また、モ
デム10は、入力されたダイヤル番号に対応してDTM
F信号の送出も行う。網制御部11は、公衆網に接続さ
れて、回線の直流ループの閉結・解放や、回線の極性反
転の検出、回線解放の検出、発信音の検出、ビジートー
ン(話し中)等のトーン信号の検出、呼出信号の検出等
の回線との接続制御や、ダイヤルパルスの生成を行うも
のである。システムバス12は、上記各部がデータをや
り取りするための信号ラインである。
【0034】ここで、本発明に係るポーリング受信処理
手順の基本となる、従来のポーリング受信処理手順を、
ファクシミリ装置1において行う場合について、図3を
参照して説明する。
【0035】同図において、システム制御部2は、[フ
ァンクション]キー9fの押下と、テンキー9aによる
番号「13」の入力の組合せ操作により、通常/パーソ
ナルポーリング受信のモードが起動されるか、[ファン
クション]キー9fの押下と、テンキー9aによる番号
「19」の入力の組合せ操作により、SEPポーリング
受信のモードが起動されるかを監視する(判断101の
No、判断102のNoループ)。
【0036】[ファンクション]キー9fの押下と、テ
ンキー9aによる番号「13」の入力の組合せ操作によ
り、通常/パーソナルポーリング受信のモードが起動さ
れた場合は(判断101のYes)、通常/パーソナル
ポーリング受信操作手順を行い(処理103)、指定さ
れた宛先に発呼し(処理104)、回線が接続された着
呼側装置との間で通常/パーソナルポーリング受信処理
を行う(処理105)。
【0037】[ファンクション]キー9fの押下と、テ
ンキー9aによる番号「19の入力の組合せ操作によ
り、SEPポーリング受信のモードが起動された場合は
(判断106のYes)、SEPポーリング受信操作手
順を行い(処理106)、指定された宛先に発呼し(処
理107)、回線が接続された着呼側装置との間でSE
Pポーリング受信処理を行う(処理108)。
【0038】処理103の通常/パーソナルポーリング
受信操作手順は、ファクシミリメッセージをポーリング
受信する際にG3ファクシミリプロトコルにおいて非標
準の通常ポーリング受信である旨を予め設定された固定
値をポーリングIDとして通知することで通知し、その
通知を受けた通常ポーリング送信機能を備えた着呼側装
置が、通知されたポーリングIDが自装置に設定された
ポーリングIDと一致する場合にのみポーリング送信用
の画情報ファイルを送信し、発呼側が受信する機能、及
び、ファクシミリメッセージをポーリング受信する際に
G3ファクシミリプロトコルにおいて非標準のパーソナ
ルポーリング受信のためのポーリングIDを通知し、そ
の通知を受けたパーソナルポーリング送信機能を備えた
着呼側装置が、ポーリング送信用の複数のファイルのう
ちの、通知されたポーリングIDにより特定されるもの
を送信し、発呼側が受信する機能を起動するためのもの
である。
【0039】処理103の通常/パーソナルポーリング
受信操作手順の具体的な処理手順について、図4及び図
5を参照して説明する。
【0040】図4において、システム制御部2は、先
ず、表示器9hに、図6に示す表示D1を表示すること
で、現在ポーリング受信モード(非標準)である旨を示
すと共に、発呼宛先となる着呼側装置のファックス番号
の指定を促し、また、[下矢印]キー9gdを押下する
ことで、付加機能を呼び出せることを示す(処理20
1)。
【0041】そして、宛先の指定がテンキー9a等によ
りなされるか、または、[下矢印]キー9gdが押下さ
れるかを監視する(判断202のNo、判断203のN
oループ)。
【0042】そして、宛先が指定された場合は(判断2
02のYes)、次に[スタート]キー9eが押下され
るかを監視し(判断204のNoループ)、押下される
と(判断204のYes)、非標準の通常ポーリング受
信操作が完了する。
【0043】[下矢印]キー9gdが押下された場合は
(判断203のYes)、更に、表示器9hに、図6に
示す表示D2を表示することで、番号「04」を入力す
れば、ポーリングIDの入力モードになる旨を示す(処
理205)。
【0044】そして、番号「04」の入力があるか、ま
たは、その他の番号が入力されるかを監視し(判断20
6のNo、判断207のNoループ)、その他の番号が
入力された場合は、入力された各番号に対応した本実施
の形態とは関係しない処理を行うが(処理208)、番
号「04」が入力された場合は、図5に移って、表示器
9hに、図6に示すように表示D3を表示することで、
パーソナルポーリングIDの入力モードである旨を示す
と共に、パーソナルポーリングIDの入力を促す(処理
209)。
【0045】パーソナルポーリングIDのテンキー9a
による入力が開始されると表示器9hに図6に示す表示
D4を表示しつつパーソナルポーリングIDの入力処理
を、[Yes]キー9bが押下されるまで継続し(処理
210、判断211のNoループ)、[Yes]キー9
bが押下されて4桁のパーソナルポーリングIDが確定
すると、表示器9hに、図6に示す表示D1を表示する
ことで、送信宛先となる着呼側装置のファックス番号の
指定を促す(処理212)。
【0046】そして、宛先の指定がテンキー9a等によ
りなされるかを監視する(判断213のNoループ)、
宛先が指定されると(判断213のYes)、次に[ス
タート]キー9eが押下されるかを監視し(判断214
のNoループ)、押下されると(判断214のYe
s)、非標準のパーソナルポーリング受信操作が完了す
る。
【0047】このようにして、処理103の通常/パー
ソナルポーリング受信操作手順が完了すると、通常ポー
リング受信またはパーソナルポーリング受信が起動され
ることになる。なお、本実施の形態では、通常ポーリン
グ受信操作手順と、パーソナルポーリング受信操作手順
とを通常/パーソナルポーリング受信操作手順に統合し
て、非標準のポーリング受信操作の操作性を高めている
が、通常ポーリング受信操作手順及びパーソナルポーリ
ング受信操作手順のそれぞれを独立させて、各手順に個
別のファンクション番号を対応付けることで、[ファン
クション]キー9fの押下操作と、ファンクション番号
の入力操作の組合せ操作で、個別に呼び出せるようにし
てもよい。
【0048】処理103が行われて、通常ポーリング受
信またはパーソナルポーリングポーリング受信が起動さ
れると、システム制御部2は、処理104において、判
断202または判断213で指定された公衆網上の発呼
宛先に発呼し、処理105で通常/パーソナルポーリン
グ受信処理を行う。
【0049】ここで、処理105の、通常/パーソナル
ポーリング受信処理の具体的な通信シーケンスにいて、
図7を参照して説明する。
【0050】同図に示す通信シーケンスは、共通シーケ
ンスScと、その共通シーケンスScから条件に応じて
分岐する、個別シーケンスS1、S2、及び、S3によ
り構成されている。
【0051】また、同図に示す通信シーケンスにおい
て、発呼側は、少なくとも非標準の通常/パーソナルポ
ーリング受信機能を備えた、ファクシミリ装置1であ
り、着呼側は、発呼側と同一メーカの装置で、非標準の
通常/パーソナルポーリング送信機能を備えたものであ
るか、または、他メーカの装置で、非標準の通常/パー
ソナルポーリング送信機能を備えていないものである。
ただし、発呼側で非標準の通常/パーソナルポーリング
受信操作手順が行われるのは、着呼側が通常/パーソナ
ルポーリング送信機能を備えていると分かっている場合
であるため、着呼側装置が、非標準の通常/パーソナル
ポーリング送信機能を備えていないものとなるのは、着
呼側装置が他メーカのものであるのに発呼側ユーザの勘
違いにより非標準の通常/パーソナルポーリング受信操
作手順が行われたような場合である。
【0052】さて、同図に示す通信シーケンスにおい
て、発呼側から着呼側に発呼して回線が接続されると、
共通シーケンスScにおいて、着呼側が発呼側に被呼局
識別信号CEDを送出すると共に、非標準機能識別信号
NSF及びディジタル識別信号DISを送出する。その
際に、着呼側が発呼側と同一メーカのもので非標準の通
常/パーソナルポーリング送信機能を備えていれば、非
標準機能識別信号NSFの情報フィールドの所定のビッ
トを立てることで、その旨が発呼側に通知され、着呼側
が他メーカのもので、非標準の通常/パーソナルポーリ
ング送信機能を備えていなければ、備えている旨は当然
通知されない。
【0053】そこで、発呼側は、非標準機能識別信号N
SFにより、着呼側が非標準の通常/パーソナルポーリ
ング送信機能を備えている旨が通知されず、着呼側装置
から受信するポーリングファイルがない場合は、個別シ
ーケンスS3に移行し、切断命令信号DCNを着呼側に
送出して、強制的に呼を切断する。
【0054】また、処理105の通常/パーソナルポー
リング受信処理が、判断204がYesとなることによ
り、通常ポーリング受信操作により起動された場合は、
個別シーケンスS1に移行し、非標準機能命令信号NS
Cにより送信権を着呼側に移すと共にその情報フィール
ドに、通常ポーリング受信である旨を示す特別な固定値
のポーリングID(本実施の形態では「0000」であ
るとする)を入れて、着呼側に通知する。着呼側装置に
は通常ポーリング送信用のポーリングIDとして、発呼
側装置と同じ「0000」が予め設定してあるため、着
呼側装置は、発呼側装置を、ポーリング送信してよい相
手先と判断して、非標準機能設定信号NSSを発信側に
送信して通信パラメータを設定し、設定したモデム速度
でトレーニングチェック信号TCFを送出し、発信側か
ら受信準備確認信号CFRを受信すると、通常ポーリン
グ送信のために記憶していた画情報ファイルをファクシ
ミリメッセージとして送信する。以後の手順は、通常の
ファクシミリ送信処理と同様である。
【0055】また、処理105の通常/パーソナルポー
リング受信処理が、判断214がYesとなることによ
り、パーソナルポーリング受信操作により起動された場
合は、個別シーケンスS2に移行し、非標準機能命令信
号NSCにより送信権を着呼側に移すと共にその情報フ
ィールドに、処理210で入力されたパーソナルポーリ
ングIDを入れて着呼側に通知する。通常ポーリング受
信である旨を示す特別な固定値のポーリングID(本実
施の形態では「0000」であるとする)を入れて、着
呼側に通知する。着呼側装置は、各パーソナルポーリン
グIDにそれぞれ対応した画情報ファイルを予め記憶し
ており、発信側から通知されたパーソナルポーリングI
Dと一致する画情報ファイルを記憶しているため、着呼
側装置は、発信側装置を、ポーリング送信してよい相手
先と判断して、非標準機能設定信号NSSを発信側に送
信して通信パラメータを設定し、設定したモデム速度で
トレーニングチェック信号TCFを送出し、発信側から
受信準備確認信号CFRを受信すると、発信側から通知
されたパーソナルポーリングIDに対応して記憶してい
た画情報ファイルをファクシミリメッセージとして送信
する。以後の手順は、通常のファクシミリ送信処理と同
様である。
【0056】このように、従来は、非標準の通常/パー
ソナルポーリング送信機能を備えた着呼側装置に対して
ポーリング受信を行うためには、発呼側装置のユーザ
は、着呼側のポーリング機能に適合する非標準の通常/
パーソナルポーリング受信操作手順を意識的に選択して
実行する必要がある。
【0057】次に、処理106のSEPポーリング受信
操作手順は、ファクシミリメッセージをポーリング受信
する際にG3ファクシミリプロトコルにおいて標準のポ
ーリング受信のためのポーリングIDをセレクティブポ
ーリング信号SEPにより通知し、その通知を受けた標
準のポーリング送信機能を備えた着呼側装置が、ポーリ
ング送信用の複数のファイルのうちの、セレクティブポ
ーリング信号SEPにより通知されたポーリングIDに
より特定されるものを送信し、発呼側が受信する機能を
起動するためのものである。
【0058】処理106のSEPポーリング受信操作手
順の具体的な処理手順について、図8を参照して説明す
る。
【0059】図8において、システム制御部2は、先
ず、表示器9hに、図9に示す表示D10を表示するこ
とで、現在SEPポーリング受信モード(標準)である
旨を示すと共に、発呼宛先となる着呼側装置のファック
ス番号の指定を促す(処理301)。
【0060】そして、[Yes]キー9bが押下される
まで、宛先の入力処理を行い(処理302、判断303
のNoループ)、[Yes]キー9bが押下された場合
は(判断303のYes)、表示器9hに、図9に示す
ように表示D11を表示することで、SEPポーリング
IDの入力モードである旨を示すと共に、SEPポーリ
ングIDの入力を促す(処理304)。
【0061】SEPポーリングIDのテンキー9aによ
る入力が開始されると、SEPポーリングIDの入力処
理を、[Yes]キー9bが押下されるまで継続し(処
理305、判断306のNoループ)、[Yes]キー
9bが押下されて20桁以内のSEPポーリングIDが
確定すると、次に[スタート]キー9eが押下されるか
を監視し(判断307のNoループ)、押下されると
(判断307のYes)、標準のSEPポーリング受信
操作が完了する。
【0062】なお、標準のSEPポーリング受信操作と
しては、図8に示した処理手順のみならず、SEPポー
リングIDを、発呼宛先のファックス番号を拡張するサ
ブアドレスとして取り扱う手順により実現することもで
きる。具体的には、宛先ファックス番号を指定した後
に、所定の操作によりダイヤルオプションのモードを起
動して、引き続きポーリングIDの番号を入力すること
で、「宛先ファックス番号」+「ポーリングID」によ
り、着呼側装置においてポーリング送信すべきファイル
を指定する形態によっても、SEPポーリング受信操作
を行うことができる。
【0063】このようにして、処理106のSEPポー
リング受信操作手順が完了すると、SEPポーリング受
信処理が起動されることになる。
【0064】処理106が行われて、SEPポーリング
受信が起動されると、システム制御部2は、処理107
において、処理302で入力された公衆網上の発呼宛先
に発呼し、処理108でSEPポーリング受信処理を行
う。
【0065】ここで、処理108の、SEPポーリング
受信処理の具体的な通信シーケンスにいて、図10を参
照して説明する。
【0066】同図に示す通信シーケンスは、図7に示し
たものと同様な共通シーケンスScと、その共通シーケ
ンスScから条件に応じて分岐する、個別シーケンスS
4、S5、及び、S3により構成されている。
【0067】また、同図に示す通信シーケンスにおい
て、発呼側は、少なくとも標準のSEPポーリング受信
機能を備えたファクシミリ装置1であり、着呼側は、
か、または、着呼側装置がSEPポーリング送信機能を
備えているものであっても、受信用メモリが満杯である
ような場合である。また、同図に示す通信シーケンスに
おいて、発呼側は、少なくとも標準のSEPポーリング
受信機能を備えた、ファクシミリ装置1であり、着呼側
は、標準のSEPポーリング送信機能を備えたものであ
るか、または、備えていないものである。ただし、発呼
側で標準のSEPポーリング受信操作手順が行われるの
は、着呼側がSEPポーリング送信機能を備えていると
分かっている場合であるため、着呼側装置が、標準のS
EPポーリング送信機能を備えていないものとなるの
は、着呼側装置がSEPポーリング送信機能を備えてい
ないものであるのに発呼側ユーザの勘違いによりSEP
ポーリング受信操作手順が行われような場合である。
【0068】さて、同図に示す通信シーケンスにおい
て、発呼側から着呼側に発呼して回線が接続されると、
共通シーケンスScにおいて、着呼側が発呼側に被呼局
識別信号CEDを送出すると共に、非標準機能識別信号
NSF及びディジタル識別信号DISを送出する。その
際に、着呼側が発呼側と同一メーカのもので非標準のS
EPポーリング送信機能を備えていれば、非標準機能識
別信号NSFの情報フィールドの所定のビットを立てる
ことで、その旨が発呼側に通知され、また、着呼側が、
標準のSEPポーリング送信機能を備えていれば、ディ
ジタル識別信号DISの情報フィールドの所定のビット
を立てることで、その旨が発呼側に通知される。
【0069】なお、非標準のSEPポーリング送信機能
とは、ポーリングIDをG3ファクシミリプロトコルに
おける標準の制御信号であるセレクティブポーリング信
号SEPにより送受信するが、その他の通信手順は必ず
しもG3ファクシミリプロトコルに適合しないが、プロ
トコル短縮した効率的なファクシミリ通信を行えるもの
を用いるようなポーリング送信機能である。
【0070】これにより、発呼側が標準のSEPポーリ
ング受信を行った場合でも、着呼側が発呼側と同一メー
カのものであれば、セレクティブポーリング信号SEP
によりポーリングIDを送信してくる発呼側のSEPポ
ーリング受信機能に適合しつつ効率的なファクシミリ通
信を行える。
【0071】そこで、発呼側は、非標準機能識別信号N
SFにより、着呼側が非標準のSEPポーリング送信機
能を備えていないと通知され、かつ、ディジタル識別信
号DISにより、着呼側が標準のSEPポーリング送信
機能を備えていないと通知され、着呼側装置から受信す
るポーリングファイルがない場合は、図7に示したもの
と同様の個別シーケンスS3に移行し、切断命令信号D
CNを着呼側に送出して、強制的に呼を切断する。
【0072】また、ディジタル識別信号DISにより標
準のSEPポーリング送信機能がある旨が着呼側から通
知された場合は個別シーケンスS4に移行し、セレクテ
ィブポーリング信号SEPを送出する。なお、そのセレ
クティブポーリング信号SEPの情報フィールドには、
処理305でポーリングIDとして入力された番号が入
れられて、着呼側に通知される。そして、ディジタル送
信命令信号DTCにより送信権を着呼側に移す旨を着呼
側装置に通知する。着呼側装置は、各ポーリングIDに
それぞれ対応した画情報ファイルを予め記憶しており、
発信側からセレクティブポーリング信号SEPにより通
知されたポーリングIDと一致する画情報ファイルを記
憶しているため、着呼側装置は、発呼側装置を、ポーリ
ング送信してよい相手先と判断して、ディジタル送信命
令信号DCSを発呼側に送信して通信パラメータを設定
し、設定したモデム速度でトレーニングチェック信号T
CFを送出し、発信側から受信準備確認信号CFRを受
信すると、発信側から通知されたパーソナルポーリング
IDに対応して記憶していた画情報ファイルをファクシ
ミリメッセージとして送信する。以後の手順は、通常の
ファクシミリ送信処理と同様である。
【0073】また、非標準機能識別信号NSFにより非
標準のSEPポーリング送信機能がある旨が着呼側から
通知された場合は、ディジタル識別信号DISにより標
準のSEPポーリング送信機能がある旨が着呼側から通
知された場合でも、優先的に個別シーケンスS5に移行
し、セレクティブポーリング信号SEPを送出する。な
お、そのセレクティブポーリング信号SEPの情報フィ
ールドには、処理305でポーリングIDとして入力さ
れた番号が入れられて、着呼側に通知される。そして、
着呼側が非標準機能識別信号NSFにより非標準のSE
Pポーリング送信機能がある旨を通知してきた、同一メ
ーカのファクシミリ装置であることに対応して、非標準
機能命令信号NSCにより送信権を着呼側に移す旨を着
呼側装置に通知する。着呼側装置は、各ポーリングID
にそれぞれ対応した画情報ファイルを予め記憶してお
り、発信側からセレクティブポーリング信号SEPによ
り通知されたポーリングIDと一致する画情報ファイル
を記憶しているため、着呼側装置は、発呼側装置を、ポ
ーリング送信してよい相手先と判断して、ディジタル送
信命令信号DCSを発呼側に送信して通信パラメータを
設定し、設定したモデム速度でトレーニングチェック信
号TCFを送出し、発信側から受信準備確認信号CFR
を受信すると、発信側から通知されたパーソナルポーリ
ングIDに対応して記憶していた画情報ファイルをファ
クシミリメッセージとして送信する。以後の手順は、通
常のファクシミリ送信処理と同様である。
【0074】このように、従来は、SEPポーリング送
信機能を備えた着呼側装置との間でポーリング受信を行
うためには、発呼側装置のユーザは、着呼側のポーリン
グ機能に適合するSEPポーリング受信操作手順を意識
的に選択して実行する必要があった。
【0075】なお、以上の説明では、図7に示した通常
/パーソナルポーリング受信処理の具体的な通信シーケ
ンスと、図10に示したSEPポーリング受信処理の具
体的な通信シーケンスとを分けて説明したが、実際は、
共通シーケンスScにより、着呼側が、通常/パーソナ
ルポーリング送信機能を備えているか否か、非標準SE
Pポーリング送信機能を備えているか否か、及び、標準
のSEPポーリング送信機能を備えているか否かが通知
され、発呼側は、通知された着呼側のポーリング送信機
能と、発呼側における非標準のポーリング受信操作が通
常ポーリング受信操作またはパーソナルポーリングポー
リング受信のいずれであったかの別とに応じて、個別シ
ーケンスS1ないしS5を行う。
【0076】次に、本発明の実施の形態に係るファクシ
ミリ装置1における送信処理手順について、第1実施形
態、及び、第2実施形態に分けて説明する。
【0077】先ず第1実施形態に係る送信処理手順につ
いて、図11を参照して説明する。
【0078】同図において、システム制御部2は、[フ
ァンクション]キー9fの押下と、テンキー9aによる
番号「13」の入力の組合せ操作により、通常/パーソ
ナルポーリング受信のモードが起動されるかを監視する
(判断401のNoループ)。
【0079】[ファンクション]キー9fの押下と、テ
ンキー9aによる番号「13」の入力の組合せ操作によ
り、通常/パーソナルポーリング受信のモードが起動さ
れた場合は(判断401のYes)、通常/パーソナル
ポーリング受信操作手順を行い(処理402)、指定さ
れた宛先に発呼し(処理403)、回線が接続された着
呼側装置との間で通常/パーソナルポーリング受信処理
を行う(処理404)。
【0080】処理402の通常/パーソナルポーリング
受信操作手順としては、既に説明した、図4及び図5に
示した手順が適用される。ただし、処理209で表示器
9hに表示する表示D3としては、図6に示したものに
替えて、図12に示す表示D3aを適用し、パーソナル
ポーリングIDの入力可能桁数を、セレクティブポーリ
ング信号SEPにより送信可能な最大桁数である20桁
に拡張する。それに合わせて、処理210で表示する表
示D4としても、図6に示したものに替えて、図12に
示す表示D4aを適用する。
【0081】そして、判断204のYesにより、通常
ポーリング受信が起動されるか、または、判断214の
Yesによりパーソナルポーリング受信処理が起動され
ると、処理403で、判断202または判断213で指
定された公衆網上の発呼宛先に発呼し、処理404の通
常/パーソナルポーリング受信処理を行う。
【0082】処理404の通常/パーソナルポーリング
受信処理の具体的な処理手順について、図13を参照し
て説明する。
【0083】同図において、システム制御部2は、先
ず、図7及び図10に示した共通シーケンスScを実行
し、着呼側から被呼局識別信号CED、非標準機能識別
信号NSF、及び、ディジタル識別信号DISを受信す
る(処理501)。このとき、非標準機能識別信号NS
F、及び、ディジタル識別信号DISにより、着呼側
が、通常/パーソナルポーリング送信機能を備えている
か否か、非標準SEPポーリング送信機能を備えている
か否か、及び、標準のSEPポーリング送信機能を備え
ているか否かが通知される。
【0084】そして、判断214のYesによりパーソ
ナルポーリング受信処理が起動されたのか否か(判断2
04のYesにより、通常ポーリング受信が起動された
のか)を判断し、パーソナルポーリング受信処理が起動
された場合には(判断502のYes)、図14に示す
通常時シーケンス選択テーブルを選択し(処理50
4)、通常ポーリング受信処理が起動された場合には
(判断502のNo)、更に、発呼側のファクシミリ装
置1に、通常ポーリング受信のための固定的なポーリン
グIDが設定されているか、すなわち、非標準の通常ポ
ーリング受信機能が有効になっているかを判断する(判
断503)。ポーリングIDが設定されていて、非標準
の通常ポーリング受信機能が有効になっている場合には
(判断503のYes)、図15に示すID未設定時シ
ーケンス選択テーブルを選択する(処理505)。な
お、図14に示す通常時シーケンス選択テーブル、及
び、図15に示すID未設定時シーケンス選択テーブル
は、予めROM3に記憶されているものである。
【0085】そして、処理501により着呼側から通知
されたポーリング送信機能を処理504または処理50
5で選択したテーブルと照合し(処理506)、対応す
る個別シーケンスを実行する(処理507)。
【0086】ここで、処理506で処理501により着
呼側から通知されたポーリング送信機能と照合される図
14の通常時シーケンステーブル及び図15のID未設
定時シーケンス選択テーブルについて説明する。
【0087】先ず、図14の通常時シーケンステーブル
について説明する。
【0088】同図において、着呼側からディジタル識別
信号DIS及び非標準機能識別信号NSFにより通知さ
れる各ポーリング送信機能に対応する個別シーケンス
は、9通りに分類される。
【0089】つまり、DISにより通知される標準のポ
ーリング送信機能(3通り)と、非標準機能識別信号N
SFにより通知される非標準のポーリング送信機能(3
通り)との組合せのそれぞれについて、個別シーケンス
が分類される。
【0090】DISにより通知される標準のポーリング
送信機能は、DISによるポーリングファイルなしの通
知、すなわち、発呼側に送信すべき、標準のポーリング
送信機能に係るポーリングファイルがある旨がDISに
より通知されなかった場合(以後この場合を「ファイル
なし(DIS)」と称する)、DISによるポーリング
ファイル有りの通知があった場合において、SEP機能
のありの通知、すなわち、標準のSEPポーリング送信
機能を備えている旨の通知があった場合(以後この場合
を「SEP機能あり(DIS)」と称する)、及び、D
ISによるポーリングファイル有りの通知があった場合
において、SEP機能なし通知、すなわち、標準のSE
Pポーリング送信機能を備えていない旨の通知があった
場合(以後この場合を「SEP機能なし(DIS)」と
称する)の3通りに分類される。
【0091】また、NSFにより通知される非標準のポ
ーリング送信機能は、NSFによるポーリングファイル
なしの通知、すなわち、発呼側に送信すべき、非標準の
ポーリング送信機能に係るポーリングファイルがある旨
がNSFにより通知されなかった場合(以後この場合を
「ファイルなし(NSF)」と称する)、NSFによる
ポーリングファイル有りの通知があった場合において、
SEP機能のありの通知、すなわち、非標準のSEPポ
ーリング送信機能を備えている旨の通知があった場合
(以後この場合を「SEP機能あり(NSF)」と称す
る)、及び、NSFによるポーリングファイル有りの通
知があった場合において、SEP機能なし通知、すなわ
ち、非標準のSEPポーリング送信機能を備えていない
旨の通知があったいない旨の通知があった場合(以後こ
の場合を「SEP機能なし(NSF)」と称する)の3
通りに分類される。
【0092】着呼側からNSFにより通知されたポーリ
ング送信機能が、「ファイルなし(NSF)」の場合
は、着呼側が発呼側とは他メーカの装置である場合に対
応するが、その場合、発呼側が自メーカ独自のポーリン
グ受信を行うことはできない。そのため、「ファイルな
し(NSF)」かつ「ファイルなし(DIS)」の場合
は、ポーリング受信すべきファイルがないため、回線を
切断する図7の個別シーケンスS3が選択される。「フ
ァイルなし(NSF)」かつ「SEP機能なし(DI
S)」の場合は、標準のポーリング送信機能に係るポー
リングIDにより送信が制限されないポーリングファイ
ルを受信するため、SEPを伴わないディジタル送信命
令信号DTCを送出するシーケンス(図10の個別シー
ケンスS4においてSEPの送出を省いたシーケンス)
が選択される。「ファイルなし(NSF)」かつ「SE
P機能あり(DIS)」の場合は、標準のポーリング送
信機能に係るポーリングIDにより送信が制限されるポ
ーリングファイルを受信するため、SEPを伴うディジ
タル送信命令信号DTCを送出する図10の個別シーケ
ンスS4が選択される。
【0093】「SEP機能なし(NSF)」かつ「ファ
イルなし(DIS)」の場合は、非標準のポーリング送
信機能に係るポーリングファイルを受信するため、SE
Pを伴わない非標準機能命令信号NSCを送出するシー
ケンス(図10の個別シーケンスS5においてSEPの
送出を省いたシーケンス)が選択される。
【0094】「SEP機能あり(NSF)」かつ「ファ
イルなし(DIS)」の場合は、非標準のSEPポーリ
ング送信機能に係るポーリングファイルを受信するた
め、SEPを伴った非標準機能識別信号NSFを送出す
る図10の個別シーケンスS5が選択される。
【0095】「SEP機能なし(NSF)」かつ「SE
P機能なし(DIS)」の場合は、個別シーケンスとし
てセレクティブポーリング信号SEPを伴わない、ディ
ジタル送信命令信号DTCまたは非標準機能命令信号N
SCを送出することにより、標準または非標準のポーリ
ング送信機能に係るポーリングファイルを受信可能であ
るが、NSCによる非標準プロトコルではパーソナルポ
ーリングIDによりファイル識別可能であるがDTCに
よる標準プロトコルではファイル識別できないため、N
SCによる非標準プロトコルのほうが優位性があるた
め、NSCを送出する個別シーケンスを行う。
【0096】「SEP機能なし(NSF)」かつ「SE
P機能あり(DIS)」の場合は、個別シーケンスとし
てセレクティブポーリング信号SEPを伴うディジタル
送信命令信号DTC、または、セレクティブポーリング
信号SEPを伴わない非標準機能命令信号NSCを送出
することにより、標準のSEPポーリング送信機能に係
るポーリングファイル、または、非標準のポーリング送
信機能に係るポーリングファイルを受信可能であるが、
NSCによる非標準プロトコルではパーソナルポーリン
グIDによりファイル識別可能であるが、SEPにより
20桁までのポーリングIDを扱える他メーカの装置と
の互換性を考慮して、SEPを伴うDTCを送出する、
図10の個別シーケンスS4を行う。
【0097】「SEP機能あり(NSF)」かつ「SE
P機能なし(DIS)」の場合は、個別シーケンスとし
てセレクティブポーリング信号SEPを伴う非標準機能
識別信号NSF、または、セレクティブポーリング信号
SEPを伴わないディジタル送信命令信号DTCを送出
することにより、非標準のSEPポーリング送信機能に
係るポーリングファイル、または、標準のポーリング送
信機能に係るポーリングファイルを受信可能であるが、
DTCによる標準プロトコルではファイル識別できない
ため、SEPによりファイル識別可能な、SEPを伴う
NSCを送出する、図10の個別シーケンスS5を行
う。
【0098】「SEP機能あり(NSF)」かつ「SE
P機能あり(DIS)」の場合は、個別シーケンスとし
てセレクティブポーリング信号SEPを伴う非標準機能
識別信号NSF、または、セレクティブポーリング信号
SEPを伴うディジタル送信命令信号DTCを送出する
ことにより、非標準のSEPポーリング送信機能に係る
ポーリングファイル、または、標準のSEPポーリング
送信機能に係るポーリングファイルを受信可能である
が、非標準のプロトコルの方が自メーカ独自の効率的な
プロトコルを適用可能なため、SEPを伴うNSCを送
出する、図10の個別シーケンスS5を行う。
【0099】したがって、図13に示す通常/パーソナ
ルポーリング受信処理が、判断204がYesとなっ
て、通常ポーリング受信操作から起動された場合におい
て、通常ポーリング受信用のポーリングIDが設定され
ているときでも(判断503No)、または、図13に
示す通常/パーソナルポーリング受信処理が、判断21
4がYesとなって、パーソナルポーリング受信操作か
ら起動された場合でも、着呼側が備える標準・非標準の
ポーリング送信機能に応じて最適な通信シーケンスが選
択される。
【0100】そして、パーソナルポーリング受信操作に
より指定されたポーリングIDは、処理507により実
行される個別シーケンスがセレクティブポーリング信号
SEPを含めば、そのSEPにより優先的に通知され、
非標準機能命令信号NSCを含めば、そのNSCにより
通知され、ディジタル送信命令信号DTCのみであれ
ば、ファイルを識別しないポーリング受信であることが
そのDTCにより通知される。
【0101】また、通常ポーリング受信操作により指定
された固定値のポーリングIDは、処理507により実
行される個別シーケンスがセレクティブポーリング信号
SEPを含めば、そのSEPにより優先的に通知され、
非標準機能命令信号NSCを含めば、そのNSCにより
通知され、ディジタル送信命令信号DTCのみであれ
ば、ファイルを識別しないポーリング受信であることが
そのDTCにより通知される。
【0102】したがって、発呼側において、従来は、非
標準のパーソナルポーリング受信機能のための操作手順
であったパーソナルポーリング受信操作手順によりポー
リング受信を起動した場合でも、着呼側のポーリング送
信機能に応じた最適なポーリング受信機能が選択されて
実行されるため、ユーザは、パーソナルポーリング受信
操作手順のみを知っていれば、ファクシミリ装置におけ
る多様なポーリング機能のそれぞれの対応する煩雑な操
作手順を行うことなく、簡単な操作でポーリング受信を
行うことができる。また、発呼側において、従来は、非
標準の通常ポーリング受信機能のための操作手順であっ
た通常ポーリング受信操作手順によりポーリング受信を
起動した場合でも、着呼側のポーリング送信機能に応じ
た最適なポーリング受信機能が選択されて実行されるた
め、ユーザは、通常ポーリング受信操作手順のみを知っ
ていれば、ファクシミリ装置における多様なポーリング
機能のそれぞれの対応する煩雑な操作手順を行うことな
く、簡単な操作でポーリング受信を行うことができる。
【0103】次に、図15のID未設定時シーケンス選
択テーブルについて説明する。
【0104】同図に示すテーブルは、判断204がYe
sとなって、通常ポーリング受信操作により図15の通
常/ポーリング受信処理が起動された場合において(判
断503のNo)、通常ポーリング受信用の固定的なポ
ーリングIDが発呼側のファクシミリ装置1において未
設定の場合に(判断503のYes)選択される。
【0105】通常ポーリング受信用のポーリングIDが
未設定の場合、ファイル識別しないポーリング受信とな
るため、セレクティブポーリング信号SEPによるポー
リングIDの通知は不要となる。その場合、図14の通
常時シーケンス選択テーブルにおいて選択されるシーケ
ンスのうちのSEPを含むものについは、SEPとして
固定値を出せばよいが、図15に示すようにSEPを伴
わない、NSCまたはDTCを個別シーケンスとして選
択するするようにしてもよい。
【0106】次に第2実施形態に係る送信処理手順につ
いて、図16を参照して説明する。。
【0107】同図において、システム制御部2は、[フ
ァンクション]キー9fの押下と、テンキー9aによる
番号「19」の入力の組合せ操作により、SEPポーリ
ング受信のモードが起動されるかを監視する(判断60
1のNoループ)。
【0108】[ファンクション]キー9fの押下と、テ
ンキー9aによる番号「19」の入力の組合せ操作によ
り、SEPポーリング受信のモードが起動された場合は
(判断601のYes)、SEPポーリング受信操作手
順を行い(処理602)、指定された宛先に発呼し(処
理603)、回線が接続された着呼側装置との間でSE
Pポーリング受信処理を行う(処理604)。
【0109】処理602のSEPポーリング受信操作手
順としては、既に説明した、図8に示した手順が適用さ
れる。
【0110】そして、判断307のYesにより、SE
Pポーリング受信が起動されると、処理603で、処理
302で入力された公衆網上の発呼宛先に発呼し、処理
604のSEPポーリング受信処理を行う。
【0111】処理604のSEPポーリング受信処理の
具体的な処理手順について、図17を参照して説明す
る。
【0112】同図において、システム制御部2は、先
ず、図7及び図10に示した共通シーケンスScを実行
し、着呼側きら被呼局識別信号CED、非標準機能識別
信号NSF、及び、ディジタル識別信号DISを受信す
る(処理701)。このとき、非標準機能識別信号NS
F、及び、ディジタル識別信号DISにより、着呼側
が、通常/パーソナルポーリング送信機能を備えている
か否か、非標準SEPポーリング送信機能を備えている
か否か、及び、標準のSEPポーリング送信機能を備え
ているか否かが通知される。
【0113】そして、処理701により着呼側から通知
されたポーリング送信機能を、既に説明した、図14の
通常時シーケンス選択テーブルと照合し(処理70
2)、対応する個別シーケンスを実行する(処理70
3)。
【0114】したがって、図17に示すSEPポーリン
グ受信処理が、SEPポーリング受信操作から起動され
た場合でも、着呼側が備える標準・非標準のポーリング
送信機能に応じて最適な通信シーケンスが選択される。
【0115】そして、SEPポーリング受信操作により
指定されたSEPポーリングIDは、処理703により
実行される個別シーケンスがセレクティブポーリング信
号SEPを含めば、そのSEPにより優先的に通知さ
れ、非標準機能命令信号NSCを含めば、そのNSCに
より通知され、ディジタル送信命令信号DTCのみであ
れば、ファイルを識別しないポーリング受信であること
がそのDTCにより通知される。
【0116】したがって、発呼側において、従来は、標
準のSEPポーリング受信機能のための操作手順であっ
たSEPポーリング受信操作手順によりポーリング受信
を起動した場合でも、着呼側のポーリング送信機能に応
じた最適なポーリング受信機能が選択されて実行される
ため、ユーザは、SEPポーリング受信操作手順のみを
知っていれば、ファクシミリ装置における多様なポーリ
ング機能のそれぞれの対応する煩雑な操作手順を行うこ
となく、簡単な操作でポーリング受信を行うことができ
る。
【0117】なお、以上説明した実施の形態において
は、セレクティブポーリング信号SEPによりポーリン
グIDを通知するポーリング受信機能を、標準のポーリ
ング受信機能として、本発明を適用したが、本発明は、
それに限らず、パスワード信号PWDによりポーリング
IDを通知するポーリング受信機能を、標準のポーリン
グ受信機能として適用することも可能である。また、非
標準の通常/パーソナルポーリング受信操作手順や、標
準のSEPポーリング受信操作手順の具体的な操作手順
により、本発明は限定されるものではない。
【0118】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、前記所定
の伝送制御手順に基づく制御信号のやりとりにより着呼
側装置から通知される当該着呼側装置の標準・非標準の
ポーリング送信機能に応じて、前記ポーリング受信操作
入力手段により入力されたポーリングIDを、前記ポー
リングID通知用の標準の制御信号により当該着呼側装
置に通知するか、または、所定の制御信号により非標準
のポーリングIDとして当該着呼側装置に通知するた
め、前記ポーリング受信操作入力手段による単一のポー
リング受信操作により入力されたポーリングIDは、当
該着呼側装置が、発呼側装置としての本発明に係るファ
クシミリ装置の標準ポーリング受信機能に対応する標準
ポーリング送信機能を備えていれば、前記標準ポーリン
グ受信機能により通知され、当該着呼側装置が、発呼側
装置としての本発明に係るファクシミリ装置の非標準の
ポーリング受信機能に対応する非標準のポーリング送信
機能を備えていれば、前記非標準のポーリング受信機能
により通知される。したがって、着呼側装置のポーリン
グ送信機能の種別によらず、前記非標準のポーリング受
信機能に対応した単一のポーリング受信操作で確実なポ
ーリング受信を行うことが可能となる効果が得られる。
【0119】請求項2に係る発明によれば、前記所定の
伝送制御手順に基づく制御信号のやりとりにより着呼側
装置から通知される当該着呼側装置の標準・非標準のポ
ーリング送信機能に応じて、前記ポーリング受信操作入
力手段により非標準の通常ポーリング受信が指定された
ことを示す前記特定のポーリングIDを、前記ポーリン
グID通知用の標準の制御信号により当該着呼側装置に
通知するか、または、所定の制御信号により非標準のポ
ーリングIDとして当該着呼側装置に通知するため、前
記ポーリング受信操作入力手段による単一のポーリング
受信操作により入力された、非標準の通常ポーリング受
信が指定されたことを示す前記特定のポーリングID
は、当該着呼側装置が、発呼側装置としての本発明に係
るファクシミリ装置の標準ポーリング受信機能に対応す
る標準ポーリング送信機能を備えていれば、前記標準ポ
ーリング受信機能により通知され、当該着呼側装置が、
発呼側装置としての本発明に係るファクシミリ装置の非
標準の通常ポーリング受信機能に対応する非標準の通常
ポーリング送信機能を備えていれば、前記非標準ポーリ
ング受信機能により通知される。したがって、着呼側装
置のポーリング送信機能の種別によらず、前記非標準の
通常ポーリング受信機能に対応した単一のポーリング受
信操作で確実なポーリング受信を行うことが可能となる
効果が得られる。
【0120】請求項3に係る発明によれば、前記所定の
伝送制御手順に基づく制御信号のやりとりにより着呼側
装置から通知される当該着呼側装置の標準・非標準のポ
ーリング送信機能に応じて、前記ポーリング受信操作入
力手段により入力されたポーリングIDを、前記ポーリ
ングID通知用の標準の制御信号により当該着呼側装置
に通知するか、または、所定の制御信号により非標準の
ポーリングIDとして当該着呼側装置に通知するため、
前記ポーリング受信操作入力手段による単一のポーリン
グ受信操作により入力されたポーリングIDは、当該着
呼側装置が、発呼側装置としての本発明に係るファクシ
ミリ装置の標準ポーリング受信機能に対応する標準ポー
リング送信機能を備えていれば、前記標準ポーリング受
信機能により通知され、当該着呼側装置が、発呼側装置
としての本発明に係るファクシミリ装置の非標準ポーリ
ング受信機能に対応する非標準ポーリング送信機能を備
えていれば、前記非標準ポーリング受信機能により通知
される。したがって、着呼側装置のポーリング送信機能
の種別によらず、前記標準ポーリング受信機能に対応し
た単一のポーリング受信操作で確実なポーリング受信を
行うことが可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
ブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
操作表示部の、本実施の形態と直接関係する部分以外は
図示を省略した配置構成例を示す図である。
【図3】従来のファクシミリ装置におけるポーリング受
信処理手順を示すフローチャートである。
【図4】通常/パーソナルポーリング受信操作手順の具
体的な手順を示すフローチャートである。
【図5】図4と共に通常/パーソナルポーリング受信操
作手順の具体的な手順を示すフローチャートである。
【図6】図4及び図5に示す通常/パーソナル受信操作
手順における表示器への表示例を示す図である。
【図7】通常/パーソナルポーリング受信処理の具体的
な通信シーケンスを示す図である。
【図8】SEPポーリング受信操作手順の具体的な手順
を示すフローチャートである。
【図9】図8に示すSEPポーリング受信操作手順にお
ける表示器への表示例を示す図である。
【図10】SEPポーリング受信処理の具体的な通信シ
ーケンスを示す図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
における第1実施形態に係るポーリング受信処理手順を
示すフローチャートである。
【図12】第1実施形態において行われる図4及び図5
に示す通常/パーソナルポーリング受信操作手順におけ
る表示器への表示例を示す図である。
【図13】第1実施形態に係る通常/パーソナルポーリ
ング受信処理手順を示すフローチャートである。
【図14】通常時シーケンス選択テーブルを示す図であ
る。
【図15】ID未設定時シーケンス選択テーブルを示す
図である。
【図16】本実施の形態に係るファクシミリ装置におけ
る第2実施形態に係るポーリング受信処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図17】第2実施形態に係るSEPポーリング受信処
理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 システム制御部 3 ROM 3a フォントテーブル 4 RAM 5 スキャナ 6 プロッタ 7 画像メモリ 8 符号化復号化部 9 操作表示部 9a テンキー 9b [Yes]キー 9c [No]キー 9d [ストップ]キー 9e [スタート]キー 9f [ファンクション]キー 9g カーソルキー群 9gd [下矢印]キー 9gl [左矢印]キー 9gr [右矢印]キー 9gu [上矢印]キー 9h 表示器 10 モデム 11 網制御部 12 システムバス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の伝送制御手順に基づいた制御信号
    のやりとりにより着呼側装置からファクシミリメッセー
    ジをポーリング受信する際に、前記所定の伝送制御手順
    において標準のポーリングIDをポーリングID通知用
    の標準の制御信号により着呼側装置に通知する標準ポー
    リング受信機能、及び、前記所定の伝送制御手順におい
    て非標準のポーリングIDを所定の制御信号により受信
    側装置に通知する非標準ポーリング受信機能を少なくと
    も備えたファクシミリ装置において、 前記非標準ポーリング受信機能に対応したポーリングI
    Dの入力を伴うポーリング受信操作を受け入れるポーリ
    ング受信操作入力手段と、そのポーリング受信操作入力
    手段によりポーリング受信操作入力がなされると、着呼
    側装置に発呼し、前記所定の伝送制御手順に基づく制御
    信号のやりとりにより当該着呼側装置から通知される当
    該着呼側装置の標準・非標準のポーリング送信機能に応
    じて、前記ポーリング受信操作入力手段により入力され
    たポーリングIDを、前記ポーリングID通知用の標準
    の制御信号により当該着呼側装置に通知するか、また
    は、所定の制御信号により非標準のポーリングIDとし
    て当該着呼側置に通知するポーリング受信制御手段とを
    備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 所定の伝送制御手順に基づいた制御信号
    のやりとりにより着呼側装置からファクシミリメッセー
    ジをポーリング受信する際に、前記所定の伝送制御手順
    において標準のポーリングIDをポーリングID通知用
    の標準の制御信号により着呼側装置に通知する標準ポー
    リング受信機能、及び、前記所定の伝送制御手順におい
    て非標準の通常ポーリング受信である旨を示す特定のポ
    ーリングIDを所定の制御信号により着呼側装置に通知
    する非標準ポーリング受信機能を少なくとも備えたファ
    クシミリ装置において、 前記非標準通常ポーリング受信機能に対応した通常ポー
    リング受信を指定する入力を伴うポーリング受信操作を
    受け入れるポーリング受信操作入力手段と、そのポーリ
    ング受信操作入力手段によりポーリング受信操作入力が
    なされると、着呼側装置に発呼し、前記所定の伝送制御
    手順に基づく制御信号のやりとりにより当該着呼側装置
    から通知される当該着呼側装置の標準・非標準のポーリ
    ング送信機能に応じて、前記ポーリング受信操作入力手
    段により通常ポーリング受信が指定されたことを示す前
    記特定のポーリングIDを、前記ポーリングID通知用
    の標準の制御信号により当該着呼側装置に通知するか、
    または、所定の制御信号により非標準のポーリングID
    として当該着呼側装置に通知するポーリング受信制御手
    段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 所定の伝送制御手順に基づいた制御信号
    のやりとりにより着呼側装置からファクシミリメッセー
    ジをポーリング受信する際に、前記所定の伝送制御手順
    において標準のポーリングIDをポーリングID通知用
    の標準の制御信号により着呼側装置に通知する標準ポー
    リング受信機能、及び、前記所定の伝送制御手順におい
    て非標準のポーリングIDを所定の制御信号により着呼
    側装置に通知する非標準ポーリング受信機能を少なくと
    も備えたファクシミリ装置において、 前記標準ポーリング受信機能に対応したポーリングID
    の入力を伴うポーリング受信操作を受け入れるポーリン
    グ受信操作入力手段と、そのポーリング受信操作入力手
    段によりポーリング受信操作入力がなされると、着呼側
    装置に発呼し、前記所定の伝送制御手順に基づく制御信
    号のやりとりにより当該着呼側装置から通知される当該
    着呼側装置の標準・非標準のポーリング送信機能に応じ
    て、前記ポーリング受信操作入力手段により入力された
    ポーリングIDを、前記ポーリングID通知用の標準の
    制御信号により当該受信側装置に通知するか、または、
    所定の制御信号により非標準のポーリングIDとして当
    該受信側装置に通知するポーリング受信制御手段とを備
    えたことを特徴とするファクシミリ装置。
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