JP2000092215A - 呼転送システムとその交換装置 - Google Patents

呼転送システムとその交換装置

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JP2000092215A
JP2000092215A JP10262883A JP26288398A JP2000092215A JP 2000092215 A JP2000092215 A JP 2000092215A JP 10262883 A JP10262883 A JP 10262883A JP 26288398 A JP26288398 A JP 26288398A JP 2000092215 A JP2000092215 A JP 2000092215A
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telephone terminal
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Shinichi Kanzawa
伸一 勘澤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】着信回線毎に選択的に転送可能で、かつ呼転送
に必要な転送先情報の検索処理に要する時間の短縮化及
び電話取り次ぎ業務の向上を図る。 【解決手段】内線電話端末装置21は、構内交換機1に
対し転送先の内線電話端末装置22を示す情報を自装置
の内線番号もしくは回線に対応付けて情報記憶部15の
転送先テーブル15bに登録しておくようにする。そし
て、構内交換機1は、転送先リスト表示要求した内線電
話端末装置21の内線番号を検出し、この内線番号に対
応する転送先リスト情報を転送先テーブル15bから読
み出し、この読み出した転送先リスト情報を要求した内
線電話端末装置21に通知するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、着信応答中に呼
を電話端末装置が持つ転送機能により内線間で転送可能
な呼転送システムとその交換装置に関するもので、特に
オペレータにかかっていた手間や負担の軽減を図るよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、構内交換機が実施しているサービ
スには、自動着信転送サービスがある。この自動着信転
送サービスは、内線電話端末装置のオペレータが所定の
操作により、その通話中の呼を他の内線電話端末装置に
転送できるというサービスである。
【0003】ところで、上記自動着信転送サービスで
は、転送のための所定の操作を行なった後、転送先の電
話番号をダイヤルする必要がある。この際に、オペレー
タは、転送先の電話番号を電話帳等で調べたり、オペレ
ータの記憶に頼ったりする必要があり、転送にあたって
手間や時間がかかり、また曖昧な記憶で転送間違いを起
こす恐れがある。
【0004】特に、会社などにおいて組織変更等に伴っ
てそれまで使われていた電話番号が他の部署に割り当て
られたりした場合、例えばA部署の内線が「aaaa」
であったものが、組織変更でB部署とC部署とに分かれ
てそれぞれの内線が「bbbb」、「cccc」とな
り、内線「aaaa」がX部署に割り当てられたとす
る。すると、組織変更を知らずにA部署に用事があって
内線「aaaa」に着信してきたX部署からの呼は、B
部署あるいはC部署に転送しなければならない。このよ
うな時には、応答したオペレータは、一々電話帳等で電
話番号を調べたりする手間をかけたり、曖昧な記憶で転
送間違いをしたりする心配等があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、上記着
信転送システムにおいては、転送先の電話番号をダイヤ
ルする際に、オペレータは、転送先の電話番号を電話帳
等で調べたり、オペレータの記憶に頼ったりする必要が
あり、このため、転送にあたって手間や時間がかかり、
また曖昧な記憶で転送間違いを起こすという問題を有し
ている。
【0006】そこで、この発明の目的は、呼転送を行な
う際に、オペレータに対して手間や負担を軽減させて着
信回線毎に選択的に転送可能で、これにより呼転送に必
要な転送先情報の検索処理に要する時間の短縮化を図
り、電話取り次ぎ業務を向上させることが可能な呼転送
システムとその交換装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の内線
を収容し、少なくとも1つの外線を接続可能で、内線相
互間及び内線と外線との間の交換を行なう交換装置と、
前記内線に接続され、表示器を有する少なくとも1つの
電話端末装置とを備え、転送要求した電話端末装置から
呼を転送先の電話端末装置に転送する呼転送システムを
対象にしている。
【0008】そして、上記目的を達成するために、交換
装置に、電話端末装置を識別するための内線識別情報
と、この内線識別情報に対応付けて転送先の電話端末装
置を識別するための転送先識別情報とこの転送先識別情
報に付随する付加情報とを複数含む転送先リスト情報と
を記憶した転送先リスト情報記憶手段を設け、電話端末
装置から交換装置に対し転送先リスト要求信号を送出す
る転送先リスト要求送出手段と、交換装置で、転送先リ
スト要求信号を送出した電話端末装置の内線識別情報を
検出し、この検出した内線識別情報に対応する転送先リ
スト情報を転送先リスト情報記憶手段から読み出して、
要求側の電話端末装置に通知する転送先リスト情報通知
手段と、この転送先リスト情報通知手段により通知され
た転送先リスト情報を電話端末装置の表示器に表示させ
る表示制御手段とを具備することを特徴とする。
【0009】この構成によれば、電話端末装置は交換装
置に対し転送先の電話端末装置を識別するための内線番
号を自装置の内線番号に対応付けて登録しておくように
し、交換装置は転送先リスト情報を要求した電話端末装
置の内線番号を検出して、この内線番号に対応した転送
先リスト情報を自装置から読み出し、この読み出した転
送先リスト情報を要求した電話端末装置に通知するよう
にしている。すなわち、電話端末装置が要求する任意の
転送先リスト情報を記憶する機能とその記憶された転送
先リスト情報を引き出す機能を交換装置に持たせるよう
にしている。
【0010】このため、電話端末装置では、交換装置か
ら通知された転送先リスト情報を取得して表示器に表示
させ、この表示された転送先リスト情報から新内線番号
の転送先を選択することにより、簡単な操作で確実に転
送が行なえる。また、転送先リスト情報を記憶するため
のメモリも不要であり、さらに任意の転送先リスト情報
を引き出す処理も必要ないので従来からある電話端末装
置を使用できる。さらに、組織変更などによって内線番
号の割り当てが変わって、旧内線加入者宛にかかってき
た電話も、いちいち電話帳を見たり曖昧な記憶に頼った
りすること無しに、着信した回線毎で新内線加入者に選
択的に転送することが可能となるので、電話取り次ぎ業
務の向上が図られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
に係わる呼転送システムの一実施の形態を示す概略構成
図であり、1はこのシステムの中核をなす構内交換機を
示している。
【0012】構内交換機1は、複数のライン回路111
〜11nと、複数のトランク回路121〜12nと、通
話路スイッチ13と、中央制御部14と、情報記憶部1
5と、合成音声回路16とを備え、このうち複数のライ
ン回路111〜11n、複数のトランク回路121〜1
2n、情報記憶部15、合成音声回路16は制御データ
ハイウェイ17を介して中央制御部14に接続されてい
る。
【0013】ライン回路111〜11nは、それぞれ複
数の内線EL1〜ELnを介して複数の内線電話端末装
置21〜2nを接続し、これら内線電話端末装置21〜
2nに対する発着信処理や転送処理等を行なう。トラン
ク回路121〜12nは、それぞれ局線SL1〜SLn
を介して外部通信網を収容し、この外部通信網との間の
呼の確立制御等を行なう。
【0014】通話路スイッチ13は、中央制御部14の
指示に従い、ライン回路111〜11n相互間、ライン
回路111〜11nとトランク回路121〜12nとの
間を選択的に交換接続する。また、通話路スイッチ13
は、タイムスイッチとPCM(Pulse Code Modulation
)ハイウェイとから成る。PCMハイウェイはライン
回路111〜11nとトランク回路121〜12nとの
間、もしくはライン回路111〜11n相互間で授受す
る音声信号を相手先対応の所定のタイムスロットで伝送
するための伝送路であり、タイムスイッチは、中央制御
部14の指示に従い、トランク回路121〜12nのP
CMハイウェイに対するデータの入出力タイミングをタ
イムスロット対応に時分割制御する。さらに、通話路ス
イッチ13は、各種の処理に伴うシグナル音信号の送出
及び保留及び合成音声信号の出力等を行なう。
【0015】中央制御部14は、内線電話端末装置21
〜2nから局線SL1〜SLnへの発信(外線発信)の
規制や、各種のサービスプログラムを格納し、かつ通話
路スイッチ13の交換処理をはじめ、構内交換機1全体
の各種制御を司るものである。
【0016】情報記憶部15は、中央制御部14が使用
する制御プログラム、各種の規制内容(例えば局線発信
規制内容)等の情報を予め記憶しており、さらに回線テ
ーブル15aと、転送先テーブル15bと、選択結果格
納テーブル15cとを備えている。
【0017】回線テーブル15aは、図2(a)に示す
ように、各端末毎に対応する内線番号を記憶している。
転送先テーブル15bは、図2(b)に示すように、各
内線番号に対応する転送先内線番号及び付加情報(この
例では部署名)を記憶している。選択結果格納テーブル
15cは、内線電話端末装置21〜2nの後述する液晶
ディスプレイ(LCD)上に表示された転送先内線番号
の選択結果を格納するものであり、各内線電話端末装置
21〜2n対応に用意されている。
【0018】合成音声回路16は、トーキーサービスの
ような音声による通知を合成音声で行なう際の合成音声
データを格納している。さらに、構内交換機1の中央制
御部14には、保守ターミナル3が接続されている。こ
の保守ターミナル3は、上記内線電話端末装置21〜2
nと、その回線対応の転送先内線電話番号を登録した
り、各種サービスの登録削除を行なうためのものであ
る。
【0019】図3は、保守ターミナル3及び中央制御部
14の構成を示す回路ブロック図である。図3におい
て、中央制御部14は、通話路スイッチ13、ライン回
路111〜11n及びトランク回路121〜12nとの
制御データのやりとりを行なうためのI/O(入出力)
回路14aと、情報記憶部15とのデータのやりとりを
行なうためのI/O回路14bと、合成音声回路16と
のデータのやりとりを行なうためのI/O回路14c
と、保守ターミナル3とのデータのやりとりを行なうた
めのI/O回路14dと、これらI/O回路14a〜1
4dを接続し、構内交換機1全体及び保守ターミナル3
を制御するCPU14eとを備えている。さらに、CP
U14eには、ワーキング用のRAM14fと、制御プ
ログラムを格納したROM14gと、内線電話端末装置
21〜2nで文字表示を行なう際のキャラクタデータを
出力するキャラクタゼネレータ14hとが接続されてい
る。
【0020】また、CPU14eは、制御機能として、
転送先リスト情報通知手段14e1と、呼転送制御手段
14e2とを備えている。転送先リスト情報通知手段1
4e1は、内線電話端末装置21〜2nから転送先リス
ト要求信号が到来した際に、この転送先リスト要求信号
を用いて情報記憶部15の回線テーブル15a及び転送
先テーブル15bを参照することにより、要求側の内線
に対応した転送先リスト情報を引き出して、この転送先
リスト情報を要求した内線電話端末装置21〜2nに通
知するように制御する。
【0021】呼転送制御手段14e2は、転送先リスト
情報を取得した例えば内線電話端末装置21により転送
先リスト情報から任意の転送先の内線電話端末装置を示
す情報を選択された旨が通知された際に、呼を転送先の
電話端末装置に転送するように制御する。
【0022】保守ターミナル3は、中央制御部14のC
PU14eによって、その制御が行なわれる。この保守
ターミナル3には、中央制御部14とデータのやりとり
を行なうためのI/O回路31と、データの入力操作を
行なうためのキーボード32とが設けられている。さら
に、ここでの処理データを一時的に記憶するメモリ33
と、入力データや処理状態などを表示する液晶ディスプ
レイ(LCD)34と、入力データや処理状態を印字し
て出力するプリンタ35とが設けられている。
【0023】なお、保守ターミナル3は、その内部にC
PU、ROM及びRAM等を設けて、設定などの処理を
行なうようにしてもよい。すなわち、中央制御部14の
CPU14eの制御で、その設定などの処理を行なわな
いようにして、保守ターミナル3及び中央制御部14の
並行処理を可能にしてもよい。この場合、保守ターミナ
ル3での設定作業中も構内交換機1の交換制御を中断し
ないようにできる。
【0024】次に、上記内線電話端末装置21〜2nの
構成について説明する。図4はその構成を示す回路ブロ
ック図であり、図5はその外観構成例を示す上面図であ
る。すなわち、内線電話端末装置21〜2nは、それぞ
れ構内交換機1のライン回路111〜11nとの間の信
号を処理するI/O回路41と、受話信号及び送話信号
の増幅、測音処理を行なう電話回路(スピーチネットワ
ーク)42と、この電話回路42に接続されて通話を行
なうハンドセット43(マイクロホン43a、スピーカ
43b)とを備えている。さらに、I/O回路41及び
電話回路42に接続されて、この内線電話端末装置21
〜2n全体の総括的制御を行なうCPU44と、このC
PU44が使用する制御プログラムを格納したROM4
5aと、データ保存用のRAM45bと、ダイヤルキー
46a、機能選択キー46b、回線選択キー46c及び
カーソルキー46dと、各種の処理状態を画面表示する
液晶ディスプレイ(LCD)47とを備えている。ま
た、機能選択キー46bの押下操作で点灯する発光ダイ
オード(LED)48bと、回線選択キー46cの押下
操作で点灯する発光ダイオード(LED)48cとを備
えている。
【0025】なお、上記機能選択キー46bの一部がこ
の発明に係わる転送キー46e及び転送先リスト表示キ
ー46fとして割り当てられるものとする。また、図示
しないフックスイッチは、ハンドセット43の載せ置き
台に設けられている。
【0026】次に、以上のように構成されたシステムに
よる呼転送動作を説明する。なお、ここでは内線電話端
末装置21が内線電話端末装置22に呼転送を行なう場
合を例にとって説明する。図6はその手順を示すシーケ
ンス図である。
【0027】まず、構内交換機1は、局線SL1〜SL
nからの着信をトランク回路121〜12n及び通話路
スイッチ13を通じて中央制御部14にて取り込み、こ
の着信呼び出しをライン回路111〜11nを通じ、か
つ、着信呼び出しをライン回路111〜11nを通じ、
かつ中央制御部14の制御によって内線電話端末装置2
1〜2nに通知する。このため、発呼側と構内交換機1
との間、及び構内交換機1と内線電話端末装置21〜2
nとの間で呼接続が行なわれる。
【0028】例えば、内線電話端末装置21が局線SL
1との通話中に、内線電話端末装置21の転送先リスト
表示キー46fを押下されると、内線電話端末装置21
は、構内交換機1に転送先リスト要求信号を送出する。
すると、構内交換装置1は、転送先リスト要求信号を取
得し、この転送先リスト要求信号に含まれる内線電話番
号と情報記憶部15の回線テーブル15aに記憶された
収容回線(内線電話番号)とを照合し、この照合結果に
従って対応する転送先リスト情報を転送先テーブル15
bから引き出して、要求側の内線電話端末装置21に通
知する。
【0029】内線電話端末装置21は、転送先リスト情
報を取得すると、液晶ディスプレイ47にこの転送先リ
スト情報を表示する(図7参照)。この液晶ディスプレ
イ47に表示された転送先リスト情報からカーソルキー
46dを用いて任意の転送先情報を指定し、この時点で
転送キー46eを押下されると、転送要求信号が構内交
換機1に送出され、さらに選択結果が情報記憶部15の
選択結果格納テーブル15c(図8参照)に格納され
る。以後、転送先の内線電話端末装置22に着信をかけ
て応答が返送されると、構内交換機1は、発呼側の発呼
端末と内線電話端末装置22との間の呼接続を行ない、
同時に発呼側の発呼端末と内線電話端末装置21との間
の接続を解放する。
【0030】次に、呼転送時の構内交換機1の動作につ
いて図9のフローチャートを参照して説明する。まず、
着信応答中にある内線電話端末装置2nにて転送先リス
ト表示キー46fを押下されると(ステップS10
1)、中央制御部14は、転送先リスト表示キー46f
を押下した内線電話端末装置が内線電話端末装置2nで
あることを認識する(ステップS102)。さらに、通
話路スイッチ13に問い合わせることによって端末nが
現在応答している回線が回線mであることを認識する
(ステップS103)中央制御部14は、上記ステップ
S103で取得した回線mに対応する転送先リスト情報
を情報記憶部15の転送先テーブル15bから検索して
内線電話端末装置2nに通知することにより、内線電話
端末装置2nに対して転送先リスト表示及びこの表示さ
れた転送先リスト情報から任意の転送先内線番号を選択
させるように促す(ステップS104)。
【0031】そして、選択結果が情報記憶部15の選択
結果格納テーブル15c(図7参照)に格納されるの
で、中央制御部14は、選択結果格納テーブル15cの
内容に基づいて、まず、選択結果が転送先内線番号であ
るか否かを判定する(ステップS105)。ここで、選
択結果格納テーブル15cに転送先内線番号が格納され
ている場合(YES)、中央制御部14は、この転送先
内線番号に基づいて、オペレータが選択した所望の内線
番号の内線電話端末装置に呼を転送するように、通話路
スイッチ13を制御する(ステップS106)。
【0032】また、選択結果格納テーブル15cに「通
常転送」の識別子が格納されているか否かを判定し(ス
テップS107)、「通常転送」の識別子が格納されて
いる場合(YES)、中央制御部14は、内線電話端末
装置2n側のオペレータに対してダイヤルキー46aで
ダイヤルさせるように促し、ダイヤルされた内線番号の
内線電話端末装置に通常の転送処理を行なう(ステップ
S108)。また、「通常転送」の識別子が格納されて
いない場合(NO)、次に、選択結果格納テーブル15
cに「選択中断」の識別子が格納されているか否かを判
定し(ステップS109)、「選択中断」の識別子が格
納されている場合(YES)に、中央制御部14は、転
送処理を中止し、先の通話に戻るようにする(ステップ
S110)。しかし、ステップS109において、選択
結果格納テーブル15cに「選択中断」の識別子が格納
されていなかった場合(NO)には、中央制御部14は
特に処理を行なわず、先の通話に戻る。
【0033】次に、上記ステップS104の処理につい
て図10のフローチャートを参照して説明する。中央制
御部14は、端末nに対応する回線テーブル15aから
回線mに対応する転送先テーブル15bの先頭アドレス
を取得する(ステップS201)。そして、この取得し
たアドレスに基づいて、転送先テーブル15bから回線
mに対応する転送先リスト情報を取得する(ステップS
202)。
【0034】次に、中央制御部14は、上記ステップS
202で取得した転送先リスト情報を内線電話端末装置
2nに通知して液晶ディスプレイ47に表示させる(ス
テップS203)。ここで、中央制御部14は、オペレ
ータによる内線電話端末装置2nのキー入力をチェック
し、さらにキーの種別の判定を行なう(ステップS20
4)。なお、キー入力が無い間は、ステップS204の
処理を繰り返す。
【0035】そして、オペレータが次の転送先を選択す
べくカーソルキー46dの「▽」を押下したとき、中央
制御部14は転送先テーブル15bに次の転送先情報が
あるかを調べる(ステップS205)。転送先テーブル
15bに次の転送先情報があった場合(YES)、その
転送先情報を取得する(ステップS206)。以後、こ
の転送先情報を内線電話端末装置2nの液晶ディスプレ
イ47に表示させるために再びステップS203の処理
に移行する。
【0036】逆に、オペレータが転送先を選択すべくカ
ーソルキー46dの「△」を押下したとき、中央制御部
14は、転送先テーブル15bに前の転送先情報がある
かを調べる(ステップS207)。そして、転送先テー
ブル15bに前の転送先情報があった場合(YES)、
その転送先情報を取得する(ステップS208)。以
後、この転送先情報を内線電話端末装置2nの液晶ディ
スプレイ47に表示させるために再びステップS203
の処理に移行する。なお、ステップS205またはS2
07において、次もしくは前の転送先情報が無かった場
合(NO)、中央制御部14は、上記ステップS203
の処理に移行して再びキー入力を待つことになる。
【0037】前述の手順では、オペレータは、転送先を
選択し、実際に転送を行なうためには転送キー46eを
押下する。ステップS204において、転送キー46e
の押下を検出すると、中央制御部14は、現在着目して
いる転送先内線番号を転送先テーブル15bから取得し
て、選択結果格納テーブル15cに格納し(ステップS
209)、転送先選択順序を終了して図9のステップS
105の処理に戻す。
【0038】一方、内線電話端末装置2nの液晶ディス
プレイ47に表示された転送先リスト情報の中にオペレ
ータが希望する転送先がなかった場合に、オペレータ
は、選択による転送をあきらめて、直接ダイヤルキー4
6aによりダイヤルすることで通常の転送を行なうこと
になる。この場合、ステップS204において、ダイヤ
ルキー46aが押下されたことを検出した中央制御部1
4は、情報記憶部15の選択結果格納テーブル15cに
「通常転送」の識別子を格納し(ステップS210)、
転送先選択手順を終了して図9のステップS105の処
理に移行する。
【0039】また、オペレータが何らかの理由により転
送先選択手順を中断したくなった時には、再び転送先リ
スト表示キー46fを押下すればよい。この場合、ステ
ップS204において、転送先リスト表示キー46fが
押下されたことを検出した中央制御部14は、選択結果
格納テーブル15cに「転送中断」の識別子を格納し
(ステップS211)、転送先選択手順を終了して図9
のステップS105の処理に移行する。
【0040】以上のように上記実施の形態では、内線電
話端末装置21〜2nは、構内交換機1に対し転送先の
内線電話端末装置を識別するための内線番号とその内線
番号に付随する付加情報を自装置の内線番号もしくは回
線に対応付けて情報記憶部15の転送先テーブル15b
に登録しておくようにする。そして、構内交換機1は、
転送先リスト表示要求した内線電話端末装置2nの内線
番号を検出し、この内線番号に対応した転送先リスト情
報を転送先テーブル15bから読み出して、この転送先
リスト情報を要求のあった内線電話端末装置2nに通知
するようにしている。すなわち、内線電話端末装置2n
が要求する任意の転送先リスト情報を引き出す機能を構
内交換機1に持たせるようにしている。
【0041】このため、内線電話端末装置2nでは、構
内交換機1から通知された転送先リスト情報を取得して
液晶ディスプレイ47に表示させ、この表示された転送
先リスト情報から新内線番号の転送先を選択することに
より、簡単な操作で確実に転送が行なえる。また、転送
先リスト情報を記憶するためのメモリも不要であり、さ
らに任意の転送先リスト情報を引き出す処理も必要ない
ので従来からある内線電話端末装置を使用できる。さら
に、組織変更などによって内線番号の割り当てが変わっ
て、旧内線加入者宛にかかってきた電話も、いちいち電
話帳を見たり曖昧な記憶に頼ったりすること無しに、着
信した回線毎で新内線加入者に選択的に転送することが
可能となるので、電話取り次ぎ業務の向上が図られる。
【0042】なお、上記実施の形態において、1つの内
線電話端末装置に収容される回線が、回線テーブル15
aにおいて最大3回線までであったり、1つの回線に対
応する転送先リスト情報が、転送先テーブル15bにお
いて最大4ヵ所までであったりしているが、この限りで
はなく、この発明を実施する構内交換機1の情報記憶部
15の容量等に応じて加減するようにしてもよい。ま
た、図7において、液晶ディスプレイ47に表示される
転送先リスト情報は2行であるが、これについてもこの
限りではなく、使用する電話端末装置の構成によって変
えるようにしても全く問題がない。
【0043】その他、電話端末装置及び交換装置の構成
や、転送先リスト情報を要求する際の送受信手順などに
ついても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施でき、さらに、転送先リスト表示要求は、発呼
側の電話端末装置(ただし、内線相互間の通話に限る)
からも行なうことができるようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
電話端末装置が要求する任意の転送先リスト情報を記憶
する機能とその記憶された転送先リスト情報を引き出す
機能を交換装置に持たせるようにしているので、電話端
末装置の構成を従来のまま維持でき、呼転送を行なう際
に、オペレータに対し手間や負担を軽減させて着信回線
毎に選択的に転送可能で、これにより呼転送に必要な転
送先情報の検索処理に要する時間の短縮化を図り、電話
取り次ぎ業務を向上させることが可能な呼転送システム
とその交換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る呼転送システムの一実施の形態
を示す回路ブロック図。
【図2】同実施の形態における構内交換機の情報記憶部
に設けられた回線テーブル及び転送先テーブルの一例を
示す図。
【図3】同実施の形態における中央制御部及び保守ター
ミナルの構成例を示す回路ブロック図。
【図4】同実施の形態における内線電話端末装置の構成
例を示す回路ブロック図。
【図5】上記図4に示す内線電話端末装置の外観図。
【図6】内線電話端末装置と構内交換機との間で呼転送
を行なう際のシーケンスを示す図。
【図7】同実施の形態における構内交換機の情報記憶部
に設けられた選択結果格納テーブルの一例を示す図。
【図8】上記図5に示された内線電話端末装置の液晶デ
ィスプレイ上での転送先選択の画面表示の遷移を示す
図。
【図9】呼転送時における構内交換機の中央制御部の処
理動作を示すフローチャート。
【図10】上記図9のステップS104の処理内容を示
すフローチャート。
【符号の説明】
1…構内交換機、 21〜2n…内線電話端末装置、 EL1〜ELn…内線、 SL1〜SLn…局線、 111〜11n…ライン回路、 121〜12n…トランク回路、 13…通話路スイッチ、 14…中央制御部、 15…情報記憶部、 15a…回線テーブル、 15b…転送先テーブル、 15c…選択結果格納テーブル、 16…合成音声回路、 3…保守ターミナル、 14e…CPU、 14e1…転送先リスト情報通知手段、 14e2…呼転送制御手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の内線を収容し、少なくとも1つの
    外線を接続可能で、内線相互間及び内線と外線との間の
    交換を行なう交換装置と、前記内線に接続され、表示器
    を有する少なくとも1つの電話端末装置とを備え、転送
    要求した電話端末装置から呼を転送先の電話端末装置に
    転送する呼転送システムにおいて、 前記交換装置に、前記電話端末装置を識別するための内
    線識別情報と、この内線識別情報に対応付けて転送先の
    電話端末装置を識別するための転送先識別情報とこの転
    送先識別情報に付随する付加情報とを複数含む転送先リ
    スト情報とを記憶した転送先リスト情報記憶手段を設
    け、 前記電話端末装置から前記交換装置に対し転送先リスト
    要求信号を送出する転送先リスト要求送出手段と、 前記交換装置で、前記転送先リスト要求信号を送出した
    前記電話端末装置の内線識別情報を検出し、この検出し
    た前記内線識別情報に対応する転送先リスト情報を前記
    転送先リスト情報記憶手段から読み出して、要求側の電
    話端末装置に通知する転送先リスト情報通知手段と、 この転送先リスト情報通知手段により通知された転送先
    リスト情報を前記電話端末装置の前記表示器に表示させ
    る表示制御手段とを具備してなることを特徴とする呼転
    送システム。
  2. 【請求項2】 前記交換装置は、前記電話端末装置から
    前記表示制御手段で表示された転送先リスト情報の中の
    任意の転送先識別情報が選択された旨が通知された場合
    に、この選択された転送先識別情報に基づいて、転送要
    求側の電話端末装置の呼を転送先の電話端末装置に転送
    する呼転送手段を備えてなることを特徴とする請求項1
    記載の呼転送システム。
  3. 【請求項3】 複数の電話端末装置をそれぞれ接続した
    内線を接続可能で、少なくとも1つの外線を接続可能な
    交換装置において、 前記電話端末装置を識別するための内線識別情報と、こ
    の内線識別情報に対応付けて転送先の電話端末装置を識
    別するための転送先識別情報とこの転送先識別情報に付
    随する付加情報とを複数含む転送先リスト情報とを記憶
    した転送先リスト情報記憶手段と、 前記電話端末装置から転送先リスト要求信号が到来した
    際に、この転送先リスト要求信号を送出した前記電話端
    末装置の内線識別情報を検出し、この検出した前記内線
    識別情報に対応する転送先リスト情報を前記転送先リス
    ト情報記憶手段から読み出して、要求側の電話端末装置
    に通知するための転送先リスト情報通知制御手段とを具
    備してなることを特徴とする交換装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記電話端末装置から前記転送
    先リスト情報の中の任意の転送先識別情報が選択された
    旨が通知された場合に、この選択された転送先識別情報
    に基づいて、転送要求側の電話端末装置の呼を転送先の
    電話端末装置に転送する呼転送手段を備えてなることを
    特徴とする請求項3記載の交換装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003052061A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Hitachi Communication Technologies Ltd 構内交換機およびその転送方法
US7471785B2 (en) 2003-04-28 2008-12-30 Nec Infrontia Corporation Method and system for controlling outside incoming call transfer in network-connected private branch exchanges

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