JP2000090876A - 低圧放電ランプ - Google Patents

低圧放電ランプ

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JP2000090876A
JP2000090876A JP10259970A JP25997098A JP2000090876A JP 2000090876 A JP2000090876 A JP 2000090876A JP 10259970 A JP10259970 A JP 10259970A JP 25997098 A JP25997098 A JP 25997098A JP 2000090876 A JP2000090876 A JP 2000090876A
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electrode
pressure discharge
low
discharge lamp
electron
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JP10259970A
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English (en)
Inventor
Keiichi Matsumoto
圭市 松本
Makoto Fujii
誠 藤井
Akiko Hatake
亜希子 畠
Yuichi Ikeda
雄一 池田
Koji Tagawa
幸治 田川
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Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続点灯においても長時間にわたってランプ
電圧が低い特性が維持され、長時間にわたって高い発光
効率が得られる低圧放電ランプを提供すること。 【解決手段】 本発明の低圧放電ランプは、管型のガラ
スバルブと、このガラスバルブ内において互いに対向す
るように配置された一対の電極とを有してなり、電極
は、フッ素原子含有化合物を含有してなる電子放出物質
が電極基体に保持されてなる。電子放出物質は、電極基
体の表面に保持され、または多孔質の電極基体に含浸さ
れあるいは電子放出物質が電極基体を構成する金属粒子
と共に焼結されたものとして構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低圧放電ランプに関
し、詳しくは、液晶表示装置のバックライト、スキャナ
ー装置用光源、一般照明用光源、紫外線光源等に用いら
れる低圧放電ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置が種々の分野におい
て使用されるようになっているが、液晶表示装置のバッ
クライトとしては、低圧放電ランプの1種である蛍光ラ
ンプが好適に使用されている。また、最近においては、
スキャナー装置の光源、紫外線光源等としても低圧放電
ランプが使用されている。
【0003】低圧放電ランプは、放電現象に寄与する電
子放出のメカニズムの差により、主として熱電子放出現
象を利用するいわゆる熱陰極型のものと、主として二次
電子放出現象を利用するいわゆる冷陰極型のものに分類
される。そして、この冷陰極型の低圧放電ランプは、加
熱用フィラメントを有さず、その電極の動作温度(点灯
動作中の温度)は約700Kまたはそれ以下である。一
方、熱陰極型の低圧放電ランプの電極の動作温度は例え
ば約1000Kであり、低圧放電ランプではない例えば
ショートアーク放電ランプでは、電極の動作温度は例え
ば約2500Kにもなる。
【0004】図1を参照して説明すると、冷陰極型の低
圧放電ランプの一例においては、直管型のガラスバルブ
11内において互いに対向するように一対の電極14,
14が当該ガラスバルブ11の両端に設けられ、電極1
4,14の基部に接続されたリード線13,13がガラ
スバルブ11の両端封止部12,12を貫通して外部に
引き出された構成とされている。このような冷陰極型の
低圧放電ランプにおいて、電極14としては、図1に示
されている先端開放型有底スリーブ状の他、金属板材を
例えば両端開放型スリーブ状、短冊状等の適宜の形状に
加工して形成されたものや、棒状の金属体が使用されて
おり、ガラスバルブ11内に水銀を導入するためにその
ような電極の表面に水銀合金を形成したものが配置され
る場合もある。ここに、電極14は、主として鉄、ニッ
ケル、アルミニウム等の金属単体または合金よりなるも
のが用いられ、通常は電子放出物質は設けられていない
場合が多い。
【0005】しかしながら、冷陰極型の低圧放電ランプ
においても、その電極に電子放出物質が設けられていな
い場合は、動作時における陰極降下電圧(電極の表面か
ら陽光柱(プラズマ)に至る間の中間領域における電位
差)が大きくて例えば120V以上となるが、このこと
からも理解されるように、ランプ全体において消費され
る電力のうち、電極体それ自体において消費される電
力、すなわち発光に寄与しない電力の割合が大きく、結
局、消費電力に対する発光効率が低いという問題点があ
る。
【0006】このため、冷陰極型の低圧放電ランプにお
いても電極に電子放出物質を設ける場合があり、その場
合には、熱陰極型低圧放電ランプなどの電極における場
合と同様に、主としてバリウム(Ba)等よりなる電子
放出物質が、金属よりなる電極基体の表面に塗布または
焼き付けによって保持される。このように電極基体に電
子放出物質が設けられた場合には、当該電子放出物質の
存在によって陰極降下電圧が例えば60V程度となって
電極それ自体における消費電力が減少するので、消費電
力に対する発光効率が高いものとなる。しかしながら、
バリウム等よりなる電子放出物質は、ガラスバルブ内で
生ずる電子の衝撃作用(スパッタリング)によって飛散
し易いものであるため、当該低圧放電ランプを連続点灯
させた場合には点灯開始後数百時間のうちに当該電子放
出物質が消失してしまい、その後は発光効率が低いもの
となり、結局、長時間にわたって高い発光効率が得られ
る低圧放電ランプを得ることができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は、
連続点灯においても長時間にわたってランプ電圧が低い
特性が維持され、長時間にわたって高い発光効率を得る
ことのできる低圧放電ランプを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の低圧放電ランプ
は、管型のガラスバルブと、このガラスバルブ内におい
て互いに対向するように配置された一対の電極とを有し
てなる低圧放電ランプにおいて、前記電極は、フッ素原
子含有化合物を含有してなる電子放出物質が電極基体に
保持されてなることを特徴とする。
【0009】上記の低圧放電ランプにおいて、電極は、
フッ素原子含有化合物を含有してなる電子放出物質が、
電極基体の表面に保持されてなる構成とすることができ
る。また、電極は、フッ素原子含有化合物を含有してな
る電子放出物質が、多孔質の電極基体に含浸されて保持
されてなる構成、またはフッ素原子含有化合物を含有し
てなる電子放出物質が、電極基体を構成する金属粒子と
共に焼結されてなる構成とすることができる。
【0010】更に、当該低圧放電ランプは、ガラスバル
ブ内に希ガスまたは希ガスと水銀とが封入され、その封
入圧力が合計0.5〜30kPaのものであることが好
ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。図1は、小型蛍光ランプとして用い
られる本発明の低圧放電ランプの一例における構成を示
す説明用断面図である。この低圧放電ランプ10におい
ては、内径が例えば5mm以下である直管型のガラスバ
ルブ11の両端部にそれぞれ封止部12,12が形成さ
れており、この封止部12,12の各々を気密に貫通し
てガラスバルブ11の軸方向に伸びるリード線13,1
3が設けられている。このリード線13,13の各々の
内端部には、ガラスバルブ11の軸方向において互いに
対向するように電極14,14が設けられている。また
ガラスバルブ11の内周面には、例えば厚みが10〜3
0μmの蛍光体層17が形成されている。そして、ガラ
スバルブ11内には、水銀および希ガスが封入されてい
る。
【0012】図2は、本発明の低圧放電ランプの一例に
おける電極部分の構成を拡大して示す説明用断面図であ
って、この例の電極14は、板状金属材料を先端開放型
有底状スリーブの形状に成形加工してなる電極基体20
における、リード線13との接続部以外の全表面に、フ
ッ素原子含有化合物を含有してなる電子放出物質層21
が、塗布または焼き付けによって保持または付着されて
構成されている。
【0013】以上において、当該電極14の電極基体2
0の形状は特に限定されるものではなく、例えば板状金
属材料を両端開放型スリーブ状または短冊状等の適宜の
形状に加工して形成されたもの、あるいは棒状の金属を
使用することができるが、電子放出物質の保持面積を大
きく確保することができることから、スリーブ状である
ことが好ましい。また、電極基体20の材質としては、
従来からこの種の電極基体の材質として用いられている
ものを用いることができるが、特に鉄、例えばステンレ
ス鋼等の鉄の合金、ニッケルまたはニッケルの合金であ
ることが、例えば二次電子放出の効率が高い点、スパッ
タリングが少ない点やガス放出が少ない点で好ましい。
【0014】電子放出物質層21を形成する電子放出物
質としては、フッ素原子含有化合物を含有してなるもの
が用いられる。ここに、フッ素原子含有化合物として
は、具体的には、金属フッ化物、フッ素原子含有金属化
合物、その他のフッ素原子含有無機化合物およびフッ素
原子含有有機化合物から選ばれた少なくとも1種を用い
ることができるが、特に金属フッ化物またはフッ素原子
含有金属化合物を用いることが好ましい。
【0015】フッ素原子含有化合物として好ましい金属
フッ化物を形成する金属、またはフッ素原子含有金属化
合物を形成する金属は、特に限定されるものではない
が、好ましくは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希
土類金属および遷移金属から選ばれた少なくとも1種で
ある。そのような金属の具体例を挙げると、アルカリ金
属としては、Na、K、Rb、Cs、アルカリ土類金属
としては、Be、Mg、Ca、Sr、Ba、希土類金属
としてはY、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、G
d、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、遷移
金属としてはSc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、C
o、Ni、Cu、Zn、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、
Ru、Rh、Pd、Ag、Cd、Hf、Ta、W、R
e、Os、Ir、Pt、Auがある。
【0016】金属フッ化物の具体例としては、例えば、
NaF、KF、CuF、Hg2 2、BeF2 、MgF
2 、CaF2 、BaF2 、CrF2 、MnF2 、FeF
2 、CoF2 、NiF2 、CuF2 、HgF2 、AlF
3 、SbF3 、CrF3 、MnF3 、FeF3 、CoF
3 、TiF3 、VF3 、TiF4 、VF4 、VF5 、K
2 TiF6 、K2 BeF4 、K2 ZrF6 、Na3 Al
6 、その他を挙げることができる。また、フッ素原子
含有金属化合物の具体例としては、例えば、NaH
2 、NaBF4 、VF3 O、K2 SiF6 、PbSi
6 、その他を挙げることができる。フッ素原子含有無
機化合物としては、例えば、NH4 F、NH4 HF2
その他を挙げることができる。更に、フッ素原子含有有
機化合物としては、例えば、トリフルオロアセチルアセ
トン、トリフルオロ酢酸、トリフルオロトルエン、ヘキ
サフルオロアセチルアセトン、その他を挙げることがで
きる。
【0017】電子放出物質層21は、フッ素原子含有化
合物のみよりなるものであってもよいが、他の金属酸化
物、その他の金属化合物による成分を含有させることが
できる。特に、Sr、Ca、Zr、Ni等の金属の酸化
物を、添加材としてフッ素原子含有化合物に加えること
により、電子放出物質層21からの電子放出物質の蒸発
およびスパッタリングを抑制する効果を得ることができ
ると共に、ランプ作製上、電子放出物質の取扱いが容易
となる点で好ましい。
【0018】電子放出物質層21においては、フッ素原
子含有化合物の含有割合が高いことが好ましい。例え
ば、電子放出物質層21を構成する全成分において、フ
ッ素原子含有化合物の含有割合が全体の例えば10モル
%以上であることが好ましく、特に30モル%以上であ
ることが好ましい。この割合が10モル%未満の場合に
は、陰極降下電圧を低下させる程度が小さくなる。
【0019】フッ素原子含有化合物を含有する電子放出
物質を電極基体の表面に保持させるための具体的な手段
は特に限定されるものではなく、種々の適宜の手段を利
用することができる。例えば、電子放出物質の種類によ
っては、スパッタリング蒸着法、真空蒸着法などを利用
して電子放出物質層21を形成することができる。ま
た、電子放出物質の粉末を有機溶剤よりなる適宜の液体
分散媒に分散させて電子放出物質のスラリーを調製し、
これを電極基体の表面に塗布し加熱処理する方法を好適
に利用することができる。
【0020】電子放出物質層を構成する成分の具体例を
挙げると、例えばフッ素原子含有化合物として金属フッ
化物であるフッ化マグネシウムと、添加材として酸化ス
トロンチウム、酸化カルシウムおよび酸化ジルコニウム
の成分とが用いられる。実際には、適宜の割合となるこ
れらの各成分の粉末を適宜の有機溶剤と混合してスラリ
ーを調製し、このスラリーを電極基体の表面に適宜の付
着量となるよう電極基体の表面に塗布し、これを、窒素
ガスなどの不活性ガス雰囲気中で、あるいは真空中で、
例えば温度800〜1200℃で加熱処理することによ
り、目的とする電子放出物質層21を形成することがで
きる。
【0021】電子放出物質層21が形成された電極にお
いて、電極基体の表面における電子放出物質の保持量ま
たは付着量は、用いる電子放出物質の種類等によっても
異なるので一概に限定されるものではないが、例えば電
極基体の表面の単位面積当たりの保持量は、0.1〜5
mg/cm2 であり、電子放出物質層21の厚さは、例
えば0.1〜10μm程度である。また、電極基体の表
面における電子放出物質の保持領域は、二次電子放出が
生ずる可能性のある全領域、すなわち電極基体の全表面
とすることが好ましいが、本発明がこれに限定されるも
のではない。
【0022】図3は、本発明の低圧放電ランプの他の例
における電極部分の構成を拡大して示す説明用断面図で
あって、この例の電極14は、先端開放型有底状スリー
ブの形状に形成された多孔質電極基体30中に、フッ素
原子含有化合物を含有してなる電子放出物質が含浸され
ることによって保持されて構成されている。
【0023】ここに、多孔質電極基体30を製造する方
法としては、適宜の材料金属の粉末をプレスして焼結す
る方法を好ましく利用することができる。この材料金属
の粉末としては、例えばTi、Cr、Mn、Fe、C
o、Ni、Cu、Zn、Nb、Mo、Ru、Rh、P
d、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、これら
の合金を粉末の1種またはそれ以上を組合せて用いるこ
とができる。当該材料金属の粉末の平均粒径は、通常、
1〜5μm程度であることが好ましい。また、材料金属
の粉末をプレスする圧力は1〜1.5ton/cm2
あり、焼結の温度は800〜1200℃とされる。
【0024】このような多孔質電極基体30にフッ素原
子含有化合物を含有してなる電子放出物質を保持させる
ためには、電子放出物質材料のスラリーを多孔質電極基
体30に含浸させた上で所定の後処理を施し、これによ
りフッ素原子含有化合物を含有してなる電子放出物質を
生成させる方法を利用することができる。この含浸処理
は、例えば水素ガス、窒素ガス、酸素ガスなどの各種の
ガス雰囲気で行うことができる。
【0025】図4は、このような方法によって得られる
電極14の組織の状態を模式的に示す説明図であり、3
1は多孔質電極基体30を構成する焼結金属粒子であっ
て、この焼結金属粒子31は焼結によって互いに結合さ
れて粒子間に間隙が形成されており、この間隙内に電子
放出物質32が保持されると共に、一部の電子放出物質
により、電子放出物質層21が形成されている。このよ
うな電極14においては、電子放出物質を保持する電極
基体が多孔質電極基体の間隙に多量の電子放出物質を保
持させることができ、その結果、当該電極14を有する
低圧放電ランプでは、良好な低いランプ電圧状態を長時
間にわたって維持することができる。これは、電極の表
面における電子放出物質が消耗されると、内部に含浸保
持されている電子放出物質が有効に動作するようになる
からである。
【0026】また、本発明においては、電子放出物質材
料を、電極基体を構成する金属粒子と共に焼結して得ら
れる混合焼結体により電極14を構成することができ
る。ここに金属粒子としては、既述の多孔質電極基体3
0を形成するための材料金属の粉末と同様のものを用い
ることができる。ここに、電子放出物質材料としては、
例えばフッ素原子および適宜の金属原子を含有する酸化
物、炭酸塩、水酸化物、有機酸塩などの、焼結に際して
不純物を生成しないものを好ましく用いることができ
る。
【0027】図5は、このような方法によって得られる
電極14の組織の状態を模式的に示す説明図であり、4
1は電極基体を構成する金属粒子、42は電子放出物質
の粒子であって、これらの粒子は焼結によって互いに結
合されて電極14が構成されている。
【0028】このような電極14は、電子放出物質と、
電極基体を構成する金属粒子41とを適宜の割合で混合
し、必要に応じて造粒して得られる材料を焼結すること
によって製造することができるので、最終的に得られる
電極14に保持される電子放出物質の割合を相当の範囲
において調整することが可能である。その結果、当該電
極14中に多量の電子放出物質を保持させることができ
るため、このような電極14を有する低圧放電ランプで
は、良好な低いランプ電圧状態を長時間にわたって維持
することができる。これは、電極の表面における電子放
出物質が消耗されると、内部に保持されている電子放出
物質が有効に動作するようになるからである。
【0029】以上において、電極14の形状は特に限定
されるものではなく、例えば先端開放型もしくは両端開
放型のスリーブ状、短冊状あるいは棒状などとすること
ができるが、電子放出物質が有効に露出して存在する部
分の面積を大きく確保することができることから、スリ
ーブ状であることが好ましい。
【0030】本発明の低圧放電ランプにおいて、電極1
4はそれ自体が主として熱電子を放出するものではな
く、また電極14には、熱電子を放出するようなフィラ
メントは設けられない。すなわち、本発明の低圧放電ラ
ンプにおいて、電極14は対向電極からの電子等の衝突
を受けて二次電子を放出するものであり、この二次電子
放出現象が放電の主たる原因となって当該放電が維持さ
れ、これによって当該低圧放電ランプの点灯状態が持続
されるのであり、従って本発明の低圧放電ランプは、い
わゆる冷陰極型の低圧放電ランプである。
【0031】本発明において、低圧放電ランプのガラス
バルブ11を構成する材料としては例えば鉛ガラス、コ
バールガラスまたは硼珪酸ガラスを用いることが好まし
く、これにより、ガラスバルブの内径が例えば5mm以
下であっても、十分に高い強度を得ることができる。
【0032】また、リード線13を構成する材料として
は、ニッケル合金よりなる芯線に銅が被覆されてなるジ
ュメット線、コバール、タングステンなどを用いること
ができる。ガラスバルブ11を鉛ガラスにより構成する
場合には、ジュメット線を用いることが好ましく、ま
た、ガラスバルブ11をコバールガラスにより構成する
場合には、コバールを用いることが好ましい。ジュメッ
ト線の熱膨張係数は、鉛ガラスの熱膨張係数に極めて近
似しており、一方、コバールの熱膨張係数は、コバール
ガラスの熱膨張係数に極めて近似しているため、ガラス
バルブ11とリード線13とを気密性の高い状態で直接
封着することができるので、特殊な封止構造を採用する
必要がなく、ガラスバルブ11の内径が例えば5mm以
下であっても、有利に封止部12を形成することができ
る。
【0033】上記のような低圧放電ランプにおいては、
ガラスバルブ11内に希ガスまたは希ガスと水銀とが封
入されるが、その封入圧力は合計0.5〜30kPaと
される。ここに、希ガスとしては、ネオン、アルゴン、
クリプトンおよびキセノンから選ばれた少なくとも1種
が用いられるが、ネオンとアルゴンとを主成分とするこ
とが好ましく、特に全希ガスにおけるネオンの割合が5
0〜95モル%であることが好ましい。このような条件
を満足することにより、始動電圧が低くて、輝度の高い
小型蛍光管が得られる。そして、低圧放電ランプにおい
て、封入された希ガスまたは希ガスと水銀の封入圧力が
合計0.5kPa未満の場合には、電子放出物質のスパ
ッタリングによる消耗が激しくて早期にその効果が失わ
れてしまい、一方当該封入圧力が30kPaを超える場
合には、ランプの始動電圧が上昇し、発光効率が低下す
るので、いずれの場合も好ましくない。
【0034】本発明の低圧放電ランプのガラスバルブ1
1内には、希ガスの他に、水銀を封入することが好まし
い場合がある。この場合に、水銀の封入量は、例えばガ
ラスバルブ1本当たり1〜10mgであるが、ガラスバ
ルブの内容積によってはこの限りではない。また、本発
明の低圧放電ランプは蛍光ランプとして実施することが
でき、この場合には、ガラスバルブ11の内周面に蛍光
体層が形成される。この蛍光体層としては従来知られて
いるものをそのまま利用することができる。
【0035】本発明の低圧放電ランプによれば、後述す
る実施例の説明からも明らかなように、その電極にフッ
素原子含有化合物を含有してなる電子放出物質が保持さ
れているため、当該電子放出物質によって二次電子放出
現象が容易に生起されるようになり、その結果、電極が
加熱フィラメントを有しない冷陰極型であって動作温度
が例えば500K程度の低い温度で所期の発光を得るこ
とができると共に、このように電極が過熱状態とならな
いために当該フッ素原子含有化合物を含有する電子放出
物質が飛散する程度が低くなり、従って当該電子放出物
質の所期の作用が長時間にわたって維持され、その結
果、長時間にわたって高い発光効率を得ることができ
る。
【0036】
〔ガラスバルブ(11)〕
材質:鉛ガラス 寸法:全長70mm,外径2.6mm,内径2.0mm 〔リード線(13)〕 材質:ジュメット線,外径0.35mm 〔電極(14)〕 電極基体(20):形状;先端開放型有底スリーブ状,
材質;ステンレス鋼,寸法;全長4mm,外径1.6m
m,内径1.2mm 電子放出物質:フッ化マグネシウム 〔蛍光体層(17)〕 材質:三波長蛍光体,厚み:15μm 〔封入物〕 封入ガス:ネオンおよびアルゴンの混合ガス(組成比:
ネオン/アルゴン=90モル%/10モル%),封入
圧:1.06kPa(80Torr) 水銀:封入量2mg
【0037】以上において、電極の電子放出物質は、フ
ッ化マグネシウムの粉末を有機溶剤の酢酸ブチルと混合
し、その後適量のニトロセルロースを加えることによっ
て粘度を調整してスラリー状とし、この電子放出物質材
料のスラリーを電極基体の外周面および内周面を含む全
表面に塗布し、これを窒素ガス雰囲気中において、約1
200℃の温度で加熱処理することにより、電子放出物
質を電極基体の表面に保持させたものであり、保持量は
約2.0mg/cm2 である。
【0038】〔ランプ電圧特性の測定〕上記の低圧放電
ランプを、ランプ電流が5mAとなる条件で定電流点灯
回路によって連続点灯させ、ランプ電圧の経時変化を調
べたところ、図6の曲線A(破線)に示すとおりであっ
た。すなわち、この低圧放電ランプの連続点灯初期にお
けるランプ電圧は約150V(実効値)であり、連続点
灯時間が8000時間を超えるまで略同様の電圧特性が
維持された。なお、電極の動作温度は約500Kであっ
た。
【0039】〈対照例1〉一方、電子放出物質を設けて
いない電極を用いたこと以外は上記実施例1と全く同様
にして対照用の低圧放電ランプを作製し、同様の連続点
灯テストを行ってランプ電圧特性を調べた。結果は図6
に曲線R(実線)で示すとおりであり、連続点灯初期に
おけるランプ電圧は約230V(実効値)であった。
【0040】〈比較例1〉また、フッ化マグネシウムの
代わりに炭酸バリウムを用いたこと以外は上記実施例1
と全く同様にして比較用低圧放電ランプを作製し、同様
の連続点灯テストを行ってランプ電圧特性を調べた。結
果は図6に曲線B(鎖線)で示すとおりであり、連続点
灯初期におけるランプ電圧は約175V(実効値)であ
り、連続点灯時間が80時間を超えるとランプ電圧が大
きく上昇し、100時間を経過する時点では対照例1に
係る低圧放電ランプと同様の特性となった。
【0041】〈実施例2〉図1の構成に従い、下記の条
件により低圧放電ランプ(10)を作製した。 〔ガラスバルブ(11)〕 材質:鉛ガラス 寸法:全長70mm,外径2.6mm,内径2.0mm 〔リード線(13)〕 材質:ジュメット線,外径0.35mm 〔電極(14)〕 電極基体(20):形状;先端開放型有底スリーブ状,
材質;ステンレス鋼,寸法;全長4mm,外径1.6m
m,内径1.2mm 電子放出物質:フッ化マグネシウム、酸化ストロンチウ
ム、酸化カルシウムおよび酸化ジルコニウムの混合物 〔蛍光体層(17)〕 材質:三波長蛍光体,厚み:15μm 〔封入物〕 封入ガス:ネオンおよびアルゴンの混合ガス(組成比:
ネオン/アルゴン=90モル%/10モル%),封入
圧:1.06kPa(80Torr) 水銀:封入量2mg
【0042】以上において、電極の電子放出物質は、3
0〜50重量%の範囲内のフッ化マグネシウム(MgF
2 )、30重量%以下の酸化ストロンチウム(Sr
O)、30重量%以下の酸化カルシウム(CaO)およ
び5重量%以下の酸化ジルコニウム(ZrO2 )の粉末
混合物を有機溶剤の酢酸ブチルと混合し、その後適量の
ニトロセルロースを加えることによって粘度を調整して
スラリー状とし、この電子放出物質材料のスラリーを電
極基体の外周面および内周面を含む全表面に塗布し、こ
れを水素ガス雰囲気中において約1000℃の温度で加
熱処理して各金属酸化物の混合体を生成させる手段によ
り、電子放出物質を電極基体の表面に保持させたもので
あり、保持量は約2.0mg/cm2 である。
【0043】〔ランプ電圧特性の測定〕上記の低圧放電
ランプについて、実施例1におけると同様にしてランプ
電圧の経時変化を調べたところ、連続点灯初期における
ランプ電圧は約150V(実効値)であり、連続点灯時
間が10000時間を超えるまで殆ど同様の電圧特性が
維持された。なお、電極の動作温度は約500Kであっ
た。
【0044】〈実施例3〉下記のようにして得られた電
極を用いたこと以外は上記実施例1と全く同様にして低
圧放電ランプを作製した。 〔電極の製造〕平均粒径が3μmのニッケル粉末をプレ
ス成形した後、温度900℃で焼結することにより、先
端開放型有底スリーブ状の多孔質電極基体(30)を得
た。一方、平均粒径がフッ化マグネシウム(Mg2 F)
の粉末を有機溶剤酢酸ブチルと混合し、適量のニトロセ
ルロースを添加することによって粘度を調整して、電子
放出物質形成材料のスラリーを調製した。このスラリー
を、上記多孔質電極基体の表面に塗布した後、不活性ガ
ス雰囲気中において約1200℃の温度で加熱処理する
ことにより溶融させて当該多孔質電極基体中に含浸さ
せ、これにより、表面および多孔質の内部に電子放出物
質を保持させてなる電極を製造した。この電極の単位表
面積当たりの電子放出物質の保持量は約3mg/cm2
であった。
【0045】この低圧放電ランプについて、実施例1と
同様にして、連続点灯によるランプ電圧特性を調べたと
ころ、連続点灯初期におけるランプ電圧は約150V
(実効値)であり、連続点灯時間が12000時間を超
えるまで殆ど同様の電圧特性が維持された。このよう
に、多孔質電極基体に電子放出物質が含浸されて保持さ
れた電極を有する本発明の低圧放電ランプは、単位面積
当たりの電子放出物質の保持量を多くすることができる
ため、良好な特性状態がきわめて長い期間にわたって維
持される。
【0046】〈実施例4〉下記のようにして得られた電
極を用いたこと以外は上記実施例1と全く同様にして低
圧放電ランプを作製した。 〔電極の製造〕電極を構成する金属粒子材として平均粒
径が3μmのニッケル粉末と、電子放出物質として平均
粒径が1μmのフッ化マグネシウム(Mg2 F)の粉末
を、両者のモル比が5:1となる割合で混合し、これに
バインダーとしてステアリン酸を0.5重量%加え、加
熱しながら混合して平均粒径が約5μmの造粒粉末を調
製した。この造粒粉末を、1ton/cm2 の圧力で外
径1.4mm、内径1.0mm、長さ5.0mmの先端
開放型有底スリーブ状にプレス成形し、これを水素ガス
雰囲気中で800℃に加熱してステアリン酸を焼失さ
せ、その後1000℃まで昇温して20分間保持して焼
結し、その後冷却して電極を製造した。
【0047】この低圧放電ランプについて、実施例1と
同様にして、連続点灯によるランプ電圧特性を調べたと
ころ、連続点灯初期におけるランプ電圧は約150V
(実効値)であり、連続点灯時間が12000時間を超
えるまで殆ど同様の電圧特性が維持された。このよう
に、電極基体を構成する金属粒子と電子放出物質が共に
焼結されて電子放出物質が保持された電極を用いる場合
にも、良好な特性状態がきわめて長い期間にわたって維
持される低圧放電ランプを提供することができる。
【0048】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に、フッ素原子含有化合物を含有してなる電子放出物質
が保持された電極を備える本発明の低圧放電ランプで
は、連続点灯の初期におけるランプ電圧が低く、しかも
そのような低いランプ電圧特性がきわめて長い時間にわ
たって維持され、長時間にわたって高い発光効率が得ら
れる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の低圧放電
ランプによれば、電極が、フッ素原子含有化合物を含有
してなる電子放出物質が電極基体に保持されてなるもの
であることにより、連続点灯においても長時間にわたっ
てランプ電圧が低い特性が維持され、長時間にわたって
高い発光効率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低圧放電ランプの一例における構成を
示す説明用断面図である。
【図2】本発明の低圧放電ランプの一例における電極部
分の構成を拡大して示す説明用断面図である。
【図3】本発明の低圧放電ランプの他の例における電極
部分の構成を拡大して示す説明用断面図である。
【図4】図3における電極構成物質の組織の状態を模式
的に示す説明図である。
【図5】本発明の低圧放電ランプの他の例における電極
部分の構成を拡大して示す説明用断面図である。
【図6】実施例1の低圧放電ランプのランプ電圧の経時
変化を、対照例および比較例の低圧放電ランプのランプ
電圧特性と共に示す特性曲線図である。
【符号の説明】
10 低圧放電ランプ 11 ガラスバルブ 12 封止部 13 リード線 14 電極 17 蛍光体層 20 電極基体 21 電子放出物質層 30 多孔質電極基体 31 焼結金属粒子 32 電子放出物質 41 金属粒子 42 電子放出物質の粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠 亜希子 兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシオ 電機株式会社内 (72)発明者 池田 雄一 兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシオ 電機株式会社内 (72)発明者 田川 幸治 兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシオ 電機株式会社内 Fターム(参考) 5C015 AA03 BB02 BB04 CC02 CC03 CC04 CC06 CC07 CC08 CC09 CC10 CC11 PP02 PP03 PP04 PP05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管型のガラスバルブと、このガラスバル
    ブ内において互いに対向するように配置された一対の電
    極とを有してなる低圧放電ランプにおいて、 前記電極は、フッ素原子含有化合物を含有してなる電子
    放出物質が電極基体に保持されてなることを特徴とする
    低圧放電ランプ。
  2. 【請求項2】 電極は、フッ素原子含有化合物を含有し
    てなる電子放出物質が、電極基体の表面に保持されてな
    ることを特徴とする請求項1に記載の低圧放電ランプ。
  3. 【請求項3】 電極は、フッ素原子含有化合物を含有し
    てなる電子放出物質が、多孔質の電極基体に含浸されて
    保持されてなることを特徴とする請求項1または2に記
    載の低圧放電ランプ。
  4. 【請求項4】 電極は、フッ素原子含有化合物を含有し
    てなる電子放出物質が、電極基体を構成する金属粒子と
    共に焼結されてなることを特徴とする請求項1または2
    に記載の低圧放電ランプ。
  5. 【請求項5】 ガラスバルブ内に希ガスまたは希ガスと
    水銀とが封入され、その封入圧力が合計0.5〜30k
    Paであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の低圧放電ランプ。
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