JP2000090804A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP2000090804A
JP2000090804A JP10255256A JP25525698A JP2000090804A JP 2000090804 A JP2000090804 A JP 2000090804A JP 10255256 A JP10255256 A JP 10255256A JP 25525698 A JP25525698 A JP 25525698A JP 2000090804 A JP2000090804 A JP 2000090804A
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JP10255256A
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Kazuhiro Nakamura
一裕 中村
Kazuo Kuwamura
和男 桑村
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 付属装置を主カバーの凹部に係止手段により
係止でき、係止状態保持のために大掛かりな追加構成を
せずに済むようにする。 【解決手段】 ケース1内には図示しない開閉機構及び
トリップ機構が設けられ、主カバー3には凹部28が形
成されている。この凹部28に設けられ、スイッチ3
2、33を有すると共に、アクチュエータ32a、33
aを有する付属装置30が固定されている。アクチュエ
ータ32a、33aは矢印F方向、G方向に付勢されて
いる。被係止部61と係止部62とからなる係止手段6
3は、上記矢印F方向、G方向の付勢力を受けて付属装
置30を凹部28内に係止するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、付属装置を備えた
回路遮断器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図40ないし図53に
は従来の回路遮断器を示している。図40には回路遮断
器の外観を斜視的に示し、図41には平面的に示してお
り、これらの図において、外郭1は、ケース2と、これ
の上部に被着された主カバー3とから構成されている。
この主カバー3には、補助カバー4が被着されている。
主カバー3及び補助カバー4の中央部に形成されたハン
ドル用開口部を通してハンドル5が外部に突出してい
る。
【0003】ケース2には、U、V、Wの各相の電源側
端子6u、6v、6wが取付けられていると共に、負荷
側端子23u、23v、23wが取付けられている。V
相についての開閉機構等を断面した図43ないし図45
(図41のDv−Dv線に沿う断面図)において、図4
3は回路遮断器のオン状態を示し、図44はオフ状態を
示し、図45はトリップ状態を示している。これらの図
において、内部機構について述べる。図示左側にはV相
の前記電源側端子6vが配設されており、これには、固
定接点7aを有する固定アーム7が接続されている。
【0004】また、ケース2内には、フレーム8が配設
されており、このフレーム8には回動支点P9部分で回
動し得るようにハンドル受9が装着されている。このハ
ンドル受9の上端部に前記ハンドル5が取付けられてい
る。このケース2内には、開閉機構10が設けられてお
り、この開閉機構10は、可動接点17aを固定接点7
aに対して接離させるものであり、次のように構成され
ている。
【0005】フレーム8の下部には相間軸11が回動可
能に装着されている。この相間軸11にはクロスバー1
2が固定されており、このクロスバー12には下軸13
aが取付けられている。この下軸13aには下リンク1
4の下端部が回動可能に連結されており、この下リンク
14の上端部には中間軸15aを介して上リンク15の
下端部が連結されている。また、フレーム8には、回動
支点P16部分にて回動し得るようにキャッチ16が取
付けられている。このキャッチ16は係合部16a及び
支軸16bを有しており、上リンク15の上端部はこの
支軸16bに回動可能に係合連結されている。
【0006】クロスバー12には可動アーム17が固定
されており、この可動アーム17の右端部には可動導体
17bが接続され、この可動アーム17の左端部には可
動接点17aが接続されている。また、ハンドル5と中
間軸15aとの間には、図示しないが引張りコイルばね
からなるトグルばねが掛け渡されている。なお、このト
グルばねの中心線(ばね力作用線)を符号Sで示してい
る。
【0007】しかして、ハンドル5が図43に示すオン
位置にあるときには、下リンク14及び上リンク15が
トグルばねのばね力でほぼ一直線状となっている。そし
て、可動アーム17の可動接点17aが固定アーム17
の固定接点17aに接触している。また、フレーム8に
は、キャッチ受け18が軸18aを中心に回動可能に装
着されており、キャッチ受け18は図43の状態では、
キャッチ16の係合部16bと係合している。開閉機構
10は以上のように構成されている。
【0008】ケース2内には、トリップ機構19が配設
されている。このトリップ機構19が過電流発生時に動
作して開閉機構10を動作させて可動接点17aを固定
接点7aから開放させるものであり、次のように構成さ
れている。フレーム8にはトリップレバー20が軸20
aを中心に回動可能に装着されている。このトリップレ
バー20は、通し軸21を連結している。ハンドル5が
オン位置(図43)にあるときにはトリップレバー20
がキャッチ受け18の上端部を係止していて、このキャ
ッチ受け18の矢印C方向の回動を阻止しており、キャ
ッチ受け18はこの状態で、キャッチ16の矢印B方向
の回動を阻止している。
【0009】ケース2内の右側部には、鉄心を内部に備
えたオイルダッシュポット22aが配設されており、こ
のオイルダッシュポット22aには、コイル22bが巻
装されている。これらオイルダッシュポット22a及び
コイル22bは、電磁石22を構成している。そしてコ
イル22bの一端部は可動導体17bを介して可動アー
ム17に接続されている。さらにこのコイル22bの他
端部は、モータ等の負荷に接続される負荷側端子23v
に接続されている。
【0010】ケース2内の右側部には、L字状の取付部
材24が配設されており、これには、強磁性材製のアマ
チュア25が回動支点P25を中心として回動し得るよ
うに装着されている。このアマチュア25は図示しない
ばねにより常時矢印D方向へ回動するように付勢されて
おり、オイルダッシュポット22a上端から離間した状
態に保持されている。トリップ機構19は以上のように
構成されている。前記開閉機構10及びこのトリップ機
構19により遮断機構26が構成されている。なお、前
記固定接点7a及び可動接点17aの近傍部には、多数
のグリッド板27aを積層してなる消孤装置27が設け
られている。
【0011】今、図43においては、ハンドル5は既述
したようにオン位置にある。この状態では、キャッチ1
6は、トグルばね(ばね力作用線S参照)のばね力によ
り矢印B方向に回動付勢されているが、その回動はキャ
ッチ受け18による係止にて阻止されている。このキャ
ッチ受け18はトリップレバー20により同図に示す状
態に保持されている。つまり、トリップレバー20が動
作しない限りはキャッチ16はこの図43の状態に保持
されている。
【0012】このオン状態から、図44ののオフ位置に
ハンドル5を操作すると、トグルばね(ばね力作用線S
参照)が上リンク15の上端部に対して右側へ越える
と、このトグルばねのばね力により、これにより下リン
ク14及び上リンク15が逆「く」字状に動作し、これ
にて可動アーム17が固定アーム7に対して開放動作す
る。
【0013】また、図43のオン状態で、過電流が発生
すると、トリップ動作がなされる。すなわち、オイルダ
ッシュポット22aに強磁力が発生してアマチュア25
が吸引されて反矢印D方向へ回動され、これによりトリ
ップレバー20の通し軸21が押圧されて矢印E方向へ
回動される。この回動により、キャッチ受け18に対す
る係止が外れ、キャッチ受け18が矢印C方向へ回動
し、これにて、キャッチ16が矢印B方向へ回動する。
これにより下リンク14及び上リンク15が逆「く」字
状に動作し、これにて可動アーム17が固定アーム7に
対して開放動作する。この状態つまりトリップ状態は、
図45に示すようになる。
【0014】一方、図41にて示したU相に対応する電
源側端子6uと負荷側端子23uとの間の内部機構につ
いて述べる。図46には、図43と同一部品には同一符
号を付し、別部品ではあるが同一機能を奏するものには
添字「u」を付している。この図46に示すように、U
相用の固定接点7auを有する固定アーム7u、相間軸
11に固定されたクロスバー12u、クロスバー12u
に固定され可動接点17auを有する可動アーム17
u、可動導体17bu、電磁石22u、トリップ機構1
9のうちの通し軸21、取付部材24u、アマチュア2
5u、消孤装置27uが設けられている。
【0015】また、W相に対応する電源側端子6wと負
荷側端子23wとの間の内部機構について述べる。図4
9には、図43と同一部品には同一符号を付し、別部品
ではあるが同一機能を奏するものには添字「w」を付し
ている。この図49に示すように、U相用の固定接点7
awを有する固定アーム7w、相間軸11に固定された
クロスバー12w、クロスバー12wに固定され可動接
点17awを有する可動アーム17w、可動導体17b
w、電磁石22w、トリップ機構19のうちの通し軸2
1、取付部材24w、アマチュア25w、消孤装置27
wが設けられている。
【0016】従って、前述したトリップ動作は、U相、
V相、W相の少なくとも一つの相に過電流が発生する
と、当該相のアマチュアが吸引されて通し軸21が回動
され、これにて開閉機構10が既述のように動作して各
相の可動接点及び固定接点を開放するようになってい
る。
【0017】図41、図42(補助カバー4及び付属装
置(後述する)を取り除いた状態を示す図)に示すよう
に、主カバー3にはハンドル5の両側の部分(U相対応
部分、W相対応部分)に位置して付属装置収容用の凹部
28、29が形成されており、一方の凹部28には、図
46に示すように付属装置30が収容され、他方の凹部
29には図49に示すように別の付属装置31が収容さ
れている。上記各凹部28、29を覆うように前記補助
カバー4が装着されている。
【0018】上記付属装置30は、図47及び図48に
示すように、装置ケース30a内に警報スイッチ32と
動作表示用スイッチ33とが設けられた構成であり、ま
た各スイッチ32、33を動作させるためのアクチュエ
ータ32a、33aが設けられている。アクチュエータ
32aは、支軸32bに回動可能に設けられ、その一部
が装置ケース30aから後側(図示右側)へ出ている。
そして、ねじりコイルばね32cにより常に矢印F方向
へ回動付勢されている。上記アクチュエータ32aは、
図示しないストッパにより図47に示す回動限度位置に
規制されている。また、アクチュエータ33aは、支軸
33bに回動可能に設けられ、その一部が装置ケース3
0aの下側へ出ている。そして付勢手段たるねじりコイ
ルばね33cにより矢印G方向へ回動付勢されている。
このアクチュエータ33aも図示しないストッパにより
図47に示す回動限度位置に規制されている。
【0019】上記アクチュエータ32aは、付属装置3
0の配設状態において、図46に示すようにトリップ機
構19の通し軸21と対向するように配置され、トリッ
プ機構19の通し軸21が矢印E方向へ回動したときに
このアクチュエータ32aが反矢印F方向へ回動して警
報スイッチ32をスイッチ動作させるようになってい
る。上記警報スイッチ32はトリップ動作していないと
きのスイッチ状態では、正常表示ランプ(図示せず)を
点灯させ、トリップ動作したときのスイッチ状態(アク
チュエータ32aが通し軸21により反矢印F方向へ回
動されたとき)では、これに代えて異常表示ランプ(図
示せず)を点灯させるためのものである。
【0020】またアクチュエータ33aは、前記開閉機
構10のクロスバー12uの上端部に対向しており、開
閉機構10がオフ動作またはトリップ動作に基づいて開
放動作すると(クロスバー12uがI方向へ回動する
と)、これに伴い、このアクチュエータ33aが反矢印
G方向へ回動して動作表示用スイッチ33をスイッチ動
作させるようになっている。この動作表示用スイッチ3
3は回路遮断器がオン状態(図46の状態)では、図示
しない動作中表示ランプを点灯させ、回路遮断器がオフ
状態あるいはトリップ状態となったときには、これに代
えて図示しない動作停止表示ランプを点灯させるための
ものである。
【0021】また、別の付属装置31は、図50及び図
51に示すように、装置ケース31a内に電圧引外装置
34と断電用スイッチ35とが設けられている。電圧引
外装置34は、主としてコイル34a、ポール34b、
プランジャ34c及びアクチュエータ34dを備えてい
る。アクチュエータ34dはレバーピン34eにより矢
印F方向及びその反対方向へ回動し得るように設けられ
ており、プランジャ34cと係合している。このアクチ
ュエータ34dはねじりコイルばね34fにより常時矢
印F方向へ回動付勢されている。このアクチュエータ3
4dの一部は装置ケース31aの後側へ突出していて、
付属装置31の取付状態では、図49に示すように通し
軸21よりも反矢印E方向側に位置している。
【0022】この電圧引外装置34は、この回路遮断器
自身の過電流トリップではなく外部機器との関連でトリ
ップさせたいような状況で動作されるものである。例え
ば、外部信号に基づいて通電されるようになっており、
通電されるとコイル34cの磁界によりプランジャ34
cをポール34bに吸着させ、もって、アクチュエータ
34dをねじりコイルばね34eのばね力に抗して反矢
印F方向へ回動させ、もって、通し軸21を矢印E方向
へ回動させてトリップ動作を行なわせるようになってい
る。
【0023】なお、断電用スイッチ35は前述の動作表
示用スイッチ33と同じ構成であり、これはアクチュエ
ータ35aにて動作されるようになっている。アクチュ
エータ35aは、支軸35bに回動可能に設けられ、そ
の一部が装置ケース31aの下側へ出ている。そしてば
ね35cにより矢印G方向へ回動付勢されている。この
アクチュエータ35aも図示しないストッパにより図5
0に示す回動限度位置に規制されている。
【0024】付属装置31の取付状態では、図49に示
すように、アクチュエータ35aは、前記開閉機構10
のクロスバー12wの上端部に対向しており、開閉機構
10がオフ動作またはトリップ動作に基づいて開放動作
すると(クロスバー12wがI方向へ回動すると)、こ
れに伴い、このアクチュエータ35aが反矢印G方向へ
回動して断電用スイッチ35をスイッチ動作させるよう
になっている。この断電用スイッチ35は、前記電圧引
外装置34への通電回路に介在するように電気的に接続
されており、この電圧引外装置34が通電されたとき、
アクチュエータ34dが反矢印F方向に回動したままと
なると、トリップ動作をリセットできないことがあるこ
とから、電圧引外装置34がトリップ動作した時点で上
記通電回路を開路するようになっている。
【0025】上述した付属装置30、31をケース2に
組付ける場合には、回路遮断器をトリップ動作させてお
く。その理由は、オン状態(図43)やオフ状態(図4
4)では、作業中に不意に動作する虞があり、これに対
してトリップ動作後の状態は、動作状態としては安定し
ている。しかして、付属装置30、31をそれぞれ各凹
部28、29に図52及び図53に示すように挿入し、
そして、補助カバー4を主カバー3に例えば図示しない
ねじにて取付け、もって、付属装置30、31を固定す
る。なお、この補助カバー4は、各凹部28、29の閉
塞と、付属装置30及び31の固定とに用いられる他
に、アーク飛出し防止のためにも用いられている。
【0026】ところで、回路遮断器を水平な盤に取付け
た状態で、上記付属装置30、31を組付ける場合に
は、その組付け作業に支障を来すことはないが、回路遮
断器がほぼ垂直状態の盤に取付けられている場合(この
場合回路遮断器も垂直状態に取付けられる)や、天井に
盤が設けられていてこれに回路遮断器が取付けられてい
る場合(この場合回路遮断器は逆様に取付けられる)で
は、付属装置30、31の組付け作業に支障を来すこと
があった。すなわち、付属装置30、31を凹部28、
29に収容配置する場合、アクチュエータ33aが矢印
G方向へ回動付勢されていることから、付属装置30、
31を凹部28、29に押し込んでもその底部から浮き
気味となって凹部28、29から脱落しやすくなる、も
しくは脱落してしまう。
【0027】このため、これら付属装置30、31を手
でおさえながら、補助カバー4を取付けることとなって
しまい、一人ではなかなか作業ができず、複数人が要る
といった不具合があった。従って、付属装置30、31
の保守・点検も容易には行なえないといった問題があっ
た。
【0028】付属装置の取付けに関連する別の従来構成
として、図54に示される構成が知られている。この構
成では、付属装置41、41を主カバー42にねじ43
により取付ける構成が開示されている。しかしこのもの
では、付属装置41をねじ止めする構成であるため、回
路遮断器が垂直状態や逆様状態に取付けられている場合
に、前述と同様、付属装置41、41の取付け作業(ね
じ締め作業)が行ない難いという問題がある。
【0029】図55には、さらに異なる従来例を示して
おり、この構成においては、付属装置51のプラスチッ
ク製のケース52に断面ほぼL字状の弾性変形可能な舌
片部53を形成し、この舌片部53に係合突部54を形
成している。そして、主カバー55の凹部56には上記
係合突部54と係合する係合凹部57を形成している。
しかして、付属装置51を取付けるには、係合突部54
を係合凹部57に係合し、その後、補助カバー58を装
着する作業を行なう。
【0030】しかしこの場合、付属装置51を上記係合
により仮止めできるから、取付け作業性について改善さ
れているものの、上記係合を保持するために比較的大き
な弾性変形可能な舌片部53を形成する必要があり、付
属装置51に対する追加構成が大掛かりとなる問題があ
った。また、係合保持のための弾性部材を別部材で設け
ることも考えられるが、構成部品数が増加し、組立工数
の増加を来す問題がある。
【0031】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたの
ものであり、その目的には、付属装置を主カバーの凹部
に係止手段により係止できて付属装置の取付作業の容易
化を図り得、また、その係止状態保持のための弾性付勢
力を得るについて、付属装置に大掛かりな追加構成をせ
ずに済むと共に、部品数の増加もなくすことができる回
路遮断器を提供するにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、開閉
機構及びトリップ機構を備えた遮断機構を内蔵するケー
スと、このケースに被着される主カバーと、主カバーに
設けられた凹部と、この凹部に設けられ、付属部品を有
すると共に、この付属部品と前記遮断機構とを連係する
アクチュエータを有し、さらにこのアクチュエータを所
定方向に付勢する付勢手段を有する付属装置と、前記ア
クチュエータに作用する付勢手段による付勢力を受けて
前記付属装置を前記凹部内に係止する係止手段と、前記
凹部を閉塞して前記付属装置の前記凹部からの抜脱を阻
止するように装着される補助カバーとを備えてなる構成
されている。
【0033】この構成においては、付属装置の組付け時
に、係止手段により付属装置を凹部内に係止つまり仮固
定しておくことができるから、特に回路遮断器が垂直状
態や逆様状態に取付けられる場合でも、この付属装置の
脱落を防止することができ、従って、補助カバーにより
付属装置の本固定を行なう場合にこの付属装置を手で支
える作業を行なわずに済む。しかも、この係止手段は、
付属装置自身が備えたアクチュエータ付勢用の付勢手段
の付勢力を受けて係止保持されるから、既存構成を利用
することができ、係止状態保持のための弾性付勢力を得
るについて、付属装置に大掛かりな追加構成をせずに済
むと共に、部品数の増加もなくすことができるようにな
る。
【0034】請求項2の発明は、付属装置が、付属部品
たる第1のスイッチと、この第1のスイッチとトリップ
機構とを連係する回動可能な第1のアクチュエータと、
この第1のアクチュエータを回動付勢する第1の付勢手
段と、付属部品たる第2のスイッチと、この第2のスイ
ッチと開閉機構とを連係する回動可能な第2のアクチュ
エータと、この第2のアクチュエータを回動付勢する第
2の付勢手段とを備えた構成であり、係止手段が、第1
の付勢手段の付勢力による反力と第2の付勢手段の付勢
力による反力の双方を受けて係止保持される構成である
ところに特徴を有する。付属装置を凹部に組付けるに際
しては、回路遮断器をトリップ状態とすることが好まし
い。上記構成において、この状態で付属装置を凹部に挿
入すると、トリップ機構とを連係するところの第1のア
クチュエータを介して第1の付勢手段の付勢力がトリッ
プ機構に作用するところとなり、その反力が付属装置自
身に作用する。また、開閉機構とを連係するところの第
2のアクチュエータを介して第2の付勢手段の付勢力が
開閉機構に作用するところとなり、その反力が付属装置
自身に作用する。しかして、上記構成においては、係止
手段が、二つの付勢手段の付勢力の各反力により係止保
持されるから、その係止保持の確実化が図られ、付属装
置の仮固定も確実となる。
【0035】請求項3の発明は、付属装置が、付属部品
たる電圧引外装置と、この電圧引外装置とトリップ機構
とを連係する回動可能な第1のアクチュエータと、この
第1のアクチュエータを回動付勢する第1の付勢手段
と、付属部品たるスイッチと、このスイッチと開閉機構
とを連係する回動可能な第2のアクチュエータと、この
第2のアクチュエータを回動付勢する第2の付勢手段と
を備えた構成であり、係止手段が、第2の付勢手段の付
勢力による反力を受けて係止保持される構成であるとこ
ろに特徴を有する。
【0036】付属装置を凹部に組付けるに際しては、上
述したように、回路遮断器をトリップ状態とすることが
好ましい。上記構成において、この状態で付属装置を凹
部に挿入すると、電圧引外装置のアクチュエータは、ト
リップ動作しているトリップ機構と干渉せず、もって第
1の付勢手段はトリップ機構には作用せず、付属装置自
体にその反力は作用していない。しかし、開閉機構とを
連係するところの第2のアクチュエータを介して第2の
付勢手段の付勢力が開閉機構に作用するところとなり、
その反力が付属装置自身に作用する。しかして、上記構
成においては、係止手段が、第2の付勢手段の付勢力の
反力により係止保持されるから、付属装置の仮固定を良
好に図ることができるようになる。
【0037】請求項4の発明は、付属装置が、付属部品
たる電圧引外装置と、この電圧引外装置とトリップ機構
とを連係する回動可能な第1のアクチュエータと、この
第1のアクチュエータを回動付勢する第1の付勢手段
と、付属部品たるスイッチと、このスイッチと開閉機構
とを連係する回動可能な第2のアクチュエータと、この
第2のアクチュエータを回動付勢する第2の付勢手段と
を備えた構成であり、凹部には、第1の付勢手段の付勢
力を受けた第1のアクチュエータと当接するように当接
部が形成され、係止手段が、第1の付勢手段及び第2の
付勢手段の付勢力による反力を受けて係止保持される構
成であるところに特徴を有する。
【0038】付属装置を凹部に組付けるに際しては、上
述したように、回路遮断器をトリップ状態とすることが
好ましい。上記構成において、この状態で付属装置を凹
部に挿入すると、電圧引外装置の第1のアクチュエータ
は、上述したようにトリップ動作しているトリップ機構
と干渉しないが、上記構成では当接部と当接するように
なり、この第1のアクチュエータを介して第1の付勢手
段の付勢力がトリップ機構に作用するところとなり、そ
の反力が付属装置自身に作用する。また、開閉機構とを
連係するところの第2のアクチュエータを介して第2の
付勢手段の付勢力が開閉機構に作用するところとなり、
その反力が付属装置自身に作用する。従って、上記構成
においては、電圧引外装置を備えながらも、当接部を設
けたことにより、両付勢手段の付勢力の反力が付属装置
自身に作用するところとなる。そして、係止手段はこの
両付勢手段の付勢力の反力により係止保持されるから、
その係止保持の確実化が図られ、付属装置の仮固定も確
実となる。
【0039】請求項5の発明は、請求項2または4のい
ずれかの発明において、係止手段が、付属装置に設けら
れた被係止部と、主カバーあるいはケースに設けられた
係止部とから構成され、被係止部と係止部との係止接合
部分が平坦に形成されているところに特徴を有する。付
属装置を凹部に組み込む際に、この付属装置自身に第1
の付勢手段の付勢力による反力と第2の付勢手段の付勢
力による反力が作用する場合、例えば第1の付勢手段の
反力を利用して被係止部を係止部に対向するように位置
保持した上で、第2の付勢手段の反力を利用して被係止
部を係止部に圧接係止させるようにすることが可能とな
る。このような場合には、被係止部と係止部との係止接
合部分を平坦に形成しても良好な係止作用が得られ、こ
の構成とすると構成が簡単となる。
【0040】請求項6の発明は、請求項3において、係
止手段が、付属装置に設けられた被係止部と、主カバー
あるいはケースに設けられた係止部とから構成され、被
係止部と係止部との係止接合部分が、鉤状をなすように
形成されているところに特徴を有する。
【0041】付属装置を凹部に組み込む際に、この付属
装置自身に第2の付勢手段の付勢力のみによる反力が作
用する場合、例えば第2の付勢手段の反力を利用して被
係止部を係止部に圧接係止させるようにすることが可能
となる。この場合、被係止部と係止部との係止接合部分
が平坦であると、被係止部が係止部から平坦面に沿って
ずれる虞がある。しかるに、上記構成では、被係止部と
係止部との係止接合部分が、鉤状をなすように形成され
ているから、被係止部と係止部との位置関係がずれるよ
うなことがなく、もって、被係止部と係止部との係止作
用が確実となり、付属装置の仮固定も確実となる。
【0042】上述した被係止部を付属装置に形成された
突出部から構成し、且つ係止部を主カバーに凹部内に突
出するように形成された突起部から構成しても良い(請
求項7の発明)。また、被係止部及び係止部のうち一方
が溝部から構成し、他方を凸部から構成しても良い(請
求項8の発明)。
【0043】請求項9の発明は、補助カバーに、付属装
置を係止位置に保持する位置規制部が設けられていると
ころに特徴を有する。この構成においては、付属装置を
補助カバーにて本固定する際に、位置規制部により付属
装置を係止位置に保持するから、付属装置を最終固定状
態で確実に位置規制できるようになる。
【0044】請求項10の発明は、請求項3の発明にお
いて、係止手段を、凹部の開口部分に張出す係止部と、
付属装置に形成された被係止部と、係止部とは反対側の
部位に凹部の開口部に突出するように形成された補助係
止部と、この補助係止部の外表面側の部分に凹部方向へ
下降傾斜するように形成されたガイド部とを備え、この
ガイド部に沿わせて付属装置を凹部へ挿入した時に、係
止部の裏面部に前記被係止部が係止されると共に、補助
係止部の裏面部に付属装置の第1のアクチュエータが係
止される構成としたところに特徴を有する。
【0045】この構成においては、付属装置を凹部へ挿
入するときにガイド部によりその挿入をガイドできて、
そして、その挿入に引き続いて、係止部による被係止部
の係止と、補助係止部による第1のアクチュエータの係
止とを図ることができて、係止を簡単に行なうことがで
き、しかも2箇所の係止により付属装置を凹部内に係止
するから、確実に係止できるようになる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例(請
求項1、2、3、5、6の発明に対応する)につき図1
ないし図11を参照しながら説明する。図2は図5にお
ける矢印Qv−Qv線に沿う縦断面を示しており、この
状態ではハンドル5がオン状態にある。また図3はトリ
ップ状態における同断面を示している。この図2及び図
3には、図43及び図45と同一部分に同一符号を付し
ている。また、図1は、図5における矢印Qu−Qu線
に沿う縦断面を示しており、図4は図5における矢印Q
w−Qw線に沿う縦断面を示している。これらの図にも
図46及び図49と同一部分には同一符号を付してい
る。
【0047】以下、本実施例において特徴的な部分につ
いて述べるが、前述した従来と同一構成及び同一機能部
分については説明を省略する。図6に示した一方の付属
装置30はにおいて、警報スイッチ32は、請求項1で
いう付属部品及び請求項2でいう第1のスイッチに相当
するものである。アクチュエータ32aは請求項1でい
うアクチュエータ及び請求項2でいう第1のアクチュエ
ータに相当するものである。ばね32cは請求項1でい
う付勢手段及び請求項2でいう第1の付勢手段に相当す
る。動作表示用のスイッチ33は、請求項1でいう付属
部品及び請求項2でいう第2のスイッチに相当するもの
である。アクチュエータ33aは、請求項1でいうアク
チュエータ及び請求項2でいう第1のアクチュエータに
相当するものである。ばね33cは請求項1でいう付勢
手段及び請求項2でいう第2の付勢手段に相当する。
【0048】しかして、装置ケース30aには、アクチ
ュエータ32aと反対側の縁部に突出部からなる被係止
部61が形成されている。この被係止部61は平坦面を
なすものである。一方、図5及び図8に示す一方の凹部
28には、その開口縁部において前記被係止部61に対
応する部位(図示左上部の縁部)の両側に平坦板状の係
止部62、62が形成されている。この係止部62、6
2及び前記被係止部61により係止手段63が構成され
ている。なお、この凹部28において、左壁部28aか
ら右壁部28bにかけての空間部が付属品30の収容に
寄与するものであり、左側の底部が高い小さな空間部2
8cは図示しないリード線の収容及び導出に使用される
ようになっている。また、凹部28の底部から左壁部2
8bにかけてはアクチュエータ等を逃げるための切欠部
28dが形成されている。
【0049】また、図7に示す他方の付属装置31にお
いて、電圧引外装置34は付属部品に相当し、アクチュ
エータ34dは請求項3でいう第1のアクチュエータに
相当し、ばね34fは請求項3でいう第1の付勢手段に
相当する。さらにまた、断電用スイッチ35は請求項1
でいう付属部品及び請求項2でいうスイッチに相当し、
アクチュエータ35aは請求項2でいう第2のアクチュ
エータに相当し、ばね35cは請求項3でいう第2の付
勢手段に相当する。
【0050】しかして装置ケース31aには、アクチュ
エータ34fと反対側の縁部に突出部からなる被係止部
64が形成されている。この突出部64は水平面部と垂
直面部とを有する鉤状(ほぼL字状)をなす。
【0051】一方、図5及び図9に示す他方の凹部29
には、その開口縁部において前記被係止部64に対応す
る部位(図示左上部の縁部)の両側に下向き鉤状の係止
部65、65が形成されている。この係止部65、65
及び前記被係止部64により係止手段66が構成されて
いる。なお、この凹部29においても、前記凹部28と
同様に、左壁部29aから右壁部29bにかけての空間
部が付属品31の収容に寄与するものであり、左側の底
部が高い小さな空間部29cは図示しないリード線の収
容及び導出に使用されるようになっている。また、凹部
29の底部から左壁部29bにかけてはアクチュエータ
等を逃げるための切欠部29dが形成されている。
【0052】さて、まず一方の付属装置30を一方の凹
部28に組付ける手順について述べる。図10に示すよ
うに、回路遮断器をトリップ状態にしておき、付属装置
30を凹部28に図示上部から矢印X方向(下方向)へ
押し入れ,凹部28底部まで押し込むと、装置ケース3
0aから側方へ突出するアクチュエータ32aが、二点
鎖線で示すように、通し軸21に摺接する。このとき、
アクチュエータ32aには矢印F方向の回動付勢力が作
用しているから、その回動付勢力が通し軸21に作用す
るからその反力により付属装置30が矢印Fh方向へ付
勢され、被係止部61が係止部62の裏側に回り込むよ
うになる。また、別のアクチュエータ33aがクロスバ
ー12u上端に当接するから、アクチュエータ33aに
作用する矢印G方向の回動付勢力による反力が、付属装
置30に矢印Gh方向に作用する。このとき、付属装置
30に対する押込み力を解除すると、図1に示すよう
に、アクチュエータ33aからの矢印Gh方向の反力に
より被係止部61が係止部62裏面に当接して係止され
るようになる。上述の係止により付属装置30が凹部2
8内に仮固定される。
【0053】また、他方の付属装置31を他方の凹部2
9に仮固定する場合には、図11に示すように、付属装
置31を凹部29に押し入れると、アクチュエータ35
aがクロスバー12wに当接して付属装置31が矢印G
h方向の反力を受ける。これにより、付属装置31が凹
部29の底部から浮き上がり、被係止部65が係止部6
6に係止される。
【0054】上述の係止により付属装置31が凹部29
内に仮固定される。このようにして付属装置31と前述
の付属装置30とを仮固定した後、補助カバー4を主カ
バー3に被せて凹部28、29を閉塞し、そして例えば
ねじ止めにより固定する(図1、図4参照)。なお、付
属装置30を取り外す場合には、補助カバー4を取り外
した後、付属装置30をアクチュエータ32aの回動付
勢力に抗して反矢印Fh方向へ移動させれば、係止状態
が解除されると共に、アクチュエータ33aの回動付勢
力により凹部28から浮き上がる。これにより、付属装
置30が容易に取り出せるものとなる。また、付属装置
31を凹部29から取り外すには、補助カバー4を取り
外した後、アクチュエータ33aの回動付勢力に抗して
付属装置31を押し込んで係止状態を解除した上で(図
4参照)、この付属装置31を反矢印Fh方向へ移動さ
せれば、アクチュエータ35aの回動付勢力により凹部
29から浮き上がる。これにより、この場合も、付属装
置31が容易に取り出せるものとなる。
【0055】このような実施例によれば、付属装置3
0、31をそれぞれ係止手段63、66により凹部2
8、29に仮固定することができるから、特に回路遮断
器が垂直状態や逆様状態に取付けられる場合でも、これ
ら付属装置30、31の脱落を防止することができ、従
って、補助カバー4により付属装置30、31の本固定
を行なう場合にこの付属装置30、31を手で支える作
業を行なわずに済む。しかも、これらの係止手段63、
66は、それぞれ付属装置30、31自身が備えた各ア
クチュエータ32a、33a、35用のばね32c、3
3c、35cの付勢力を受けて係止保持されるから、既
存構成を利用することができ、係止状態保持のための弾
性付勢力を得るについて、付属装置30、31に大掛か
りな追加構成をせずに済むと共に、部品数の増加もなく
すことができる。
【0056】また、本実施例によれば、一方の付属装置
30を仮固定するについて、係止手段63の被係止部6
1と、係止部62との係止接合部分を平坦に形成したか
ら、確実な係止作用を得ながら、係止手段63の構成の
簡単化を図ることができる。すなわち、付属装置30を
仮固定するときに、第1のアクチュエータ32a用のば
ね32cの反力(矢印Fh方向の力)を利用して被係止
部61を係止部62に対向するように位置保持した上
で、第2のアクチュエータ33a用のばね33cの反力
(矢印Gh方向の力)を利用して被係止部61を係止部
62に圧接係止させることができるから、被係止部61
と係止部62との係止接合部分が平坦であっても確実な
係止作用が得られ、しかも、係止構成が簡単となる。
【0057】さらに本実施例によれば、他方の付属装置
31を仮固定するについて、係止手段66の被係止部6
4と係止部65との係止接合部分を、鉤状をなすように
形成したから、アクチュエータ35a用のばね35cの
みを係止保持に利用するにもかかわらず、確実な係止作
用を得ることができる。
【0058】すなわち、アクチュエータ35a用のばね
35cのみの反力を利用して被係止部64を係止部65
に圧接係止させる場合、これらの係止接合部分が平坦で
あると、被係止部64が係止部65から平坦面に沿って
ずれる虞がある。しかるに、上記実施例では、被係止部
64と係止部65との係止接合部分が、鉤状をなすよう
に形成されているから、アクチュエータ35a用のばね
35cのみを係止保持に利用するにもかかわらず、被係
止部64と係止部65との位置関係がずれるようなこと
がなく、もって、被係止部64と係止部65との係止作
用が確実となり、付属装置の仮固定も確実となる。
【0059】図12ないし図16は本発明の第2の実施
例(請求項8の発明に対応する)を示しており、第1の
実施例とは一方の付属装置30に対応する係止手段7
0、及び他方の付属装置31に対応する係止手段73の
構成が異なる。係止手段70は、付属装置30の両側壁
に形成された凸部からなる被係止部71と、凹部28の
両内側面に形成された溝部からなる係止部72とから構
成されている。この係止部72は、凹部28の開口縁に
連なる垂直部分72aと、これに連なる水平部分72b
とから構成されている。なお、水平部分72bの下方に
連なる部分72cは成形上必要なため形成されており、
この場合係止作用には寄与しない。
【0060】付属装置30を組付けるには、図14に示
す組付け前の状態から、被係止部71を係止部72の垂
直部分72aと嵌合させた状態で、付属装置30を矢印
X方向に押し込む。このとき、アクチュエータ32aが
通し軸21に摺接した後は、このアクチュエータ32a
に作用している矢印F方向の回動付勢力により、付属装
置30がその反力により付属装置30が矢印Fh方向へ
付勢され、また、アクチュエータ33aがクロスバー1
2u上端に当接した後は、このアクチュエータ33aに
作用する矢印G方向の回動付勢力により付属装置30が
矢印Gh方向に付勢される。そしてこの付勢力に従って
付属装置30を、図12に示すように、矢印Fh方向に
変位させると、被係止部71が係止部72に移動して係
止される。この係止状態は、矢印Gh方向の付勢力と矢
印Fh方向の付勢力とにより保持される。これにより、
付属装置30が凹部28に仮固定される。
【0061】一方、付属装置31に対応する係止手段7
3は、付属装置31の両側壁に形成された凸部からなる
被係止部74と、凹部29の両内側面に形成された溝部
からなる係止部75とから構成されている。この係止部
75は、凹部29の開口縁に連なる垂直部分75aと、
これに連なる鉤状(L字状)部分75bとから構成され
ている。なお、鉤部分75bの下方に連なる部分75c
は成形上必要なため形成されており、係止作用には寄与
しない。
【0062】付属装置31を凹部29に仮固定する場合
には、図15に示すように、被係止部74を係止部75
の垂直部分75aに嵌合させた状態で、付属装置31を
凹部29に押し入れると、アクチュエータ35aがクロ
スバー12wに当接して付属装置31が矢印Gh方向の
反力を受けるようになる。そして、付属装置31が凹部
29の底部に当接したところで、作業者が付属装置31
を矢印R方向(図16参照)へ変位させて被係止部74
を係止部75の鉤部分75b裏面側に回り込ませ、付属
装置31に対する押込み力を解除する。すると、付属装
置31が凹部29の底部から浮き上がり、被係止部74
が係止部75の鉤部分75aに係止される。この係止状
態では、アクチュエータ35aに対する回動付勢力に基
づいて係止状態が保持される。これにより付属装置31
が凹部29から抜け出ることはなく、もって、付属装置
31が凹部29内に仮固定される。
【0063】この後は、第1の実施例同様に補助カバー
4を取付け固定して両付属装置30、31を固定する。
この第2の実施例においても、前述の第1の実施例と同
様の効果を得ることができる。
【0064】図17ないし図21は本発明の第3の実施
例(請求項7の発明に対応)を示しており、付属装置3
0に対応する係止手段81の構成及び付属装置31に対
する係止手段84の構成が第1の実施例と異なる。係止
手段81は、付属装置30の両側面に形成した矩形状の
突出部からなる被係止部82と、凹部28の両内側面に
形成した矩形状の突起部からなる係止部83とから構成
されている。付属装置30を組付けるには、図18及び
図19に示す組付け前の状態から、付属装置30を矢印
X方向に押し込む。この押し込み時には、第1の実施例
と同様に、アクチュエータ32aが通し軸21に摺接す
ることにより付属装置30が矢印Fh方向へ付勢され、
また、アクチュエータ33aがクロスバー12u上端に
当接することにより矢印Gh方向に付勢される。そし
て、付属装置30をその移動限度位置まで押し込んだと
ころで、これを矢印Fh方向に変位させると、被係止部
82が係止部83裏面に移動して係止される。この係止
状態は、矢印Gh方向の付勢力と矢印Fh方向の付勢力
とにより保持される。これにより、付属装置30が凹部
28に仮固定される。
【0065】付属装置31用の係止手段84は、図20
に示すように、付属装置31の両側面に形成した鉤状の
突起部からなる被係止部85と、凹部29の両内側面に
形成した矩形状の突起部からなる係止部86とから構成
されている。付属装置31を凹部29に仮固定する場合
には、図20の状態から、付属装置31を凹部29に押
し入れると、前記第1の実施例で述べたと同様に、アク
チュエータ35aがクロスバー12wに当接すると付属
装置31が矢印Gh方向の反力を受けることになる。そ
して、付属装置31が凹部29の底部に当接したところ
で、作業者が付属装置31を矢印R方向へ変位させて被
係止部85を係止部86の裏面側に回り込ませる。その
後、付属装置31に対する押込み力を解除すると、付属
装置31が凹部29の底部から浮き上がって被係止部8
5が係止部86に係止される(図21参照)。
【0066】この係止状態においても、アクチュエータ
33aに対する回動付勢力に基づいて係止状態が保持さ
れる。これにより付属装置31が凹部29から抜け出る
ことはなく、もって、付属装置31が凹部29内に仮固
定される。このような第3の実施例においても、第1の
実施例と同様の効果を得ることができる。
【0067】図22ないし図25は本発明の第4の実施
例(請求項8の発明に対応)を示しており、一方の付属
装置30用の係止手段91は、付属装置30の両側壁に
形成された溝部からなる被係止部92と、凹部28の両
内側面に形成された凸部からなる係止部93とから構成
されている。前記被係止部92は、付属装置30の下縁
に連なる垂直部分92aと、これに連なる水平部分72
bとから構成されている。なお、水平部分92bの上方
に連なる部分92cは成形上必要なため形成されてお
り、係止作用には寄与しない。
【0068】付属装置30を組付けるには、図23に示
す組付け前状態から、被係止部92を係止部93と嵌合
させた状態で、付属装置30を矢印X方向に押し込む。
このとき、アクチュエータ32aが通し軸21に摺接す
ることにより、付属装置30がその反力により矢印Fh
方向へ付勢され、また、アクチュエータ33aがクロス
バー12u上端に当接することにより矢印Gh方向に付
勢される。そして、付属装置30をその移動限度位置ま
で押し込んで、これを矢印Fh方向に変位させると、被
係止部92の水平部分が係止部93に係止される。この
係止状態は、矢印Gh方向の付勢力と矢印Fh方向の付
勢力とにより保持される。これにより、付属装置30が
凹部28に仮固定される。
【0069】付属装置31用の係止手段94は、付属装
置31の両側面に形成した溝部からなる被係止部95
と、凹部29の両内側面に形成した凸部からなる係止部
96とから構成されている。なお、前記被係止部95
は、付属装置31の下縁に連なる垂直部分95aと、こ
れに連なる鉤部分95bとから構成されている。なお、
水平部分95bの上方に連なる部分95cは成形上必要
なため形成されており、係止作用には寄与しない。
【0070】付属装置31を凹部29に仮固定する場合
には、図24の状態から、付属装置31を凹部29に押
し入れると、前記第1の実施例で述べたと同様に、アク
チュエータ35aがクロスバー12wに当接すると付属
装置31が矢印Gh方向の反力を受けるが、これに抗し
て、付属装置31を凹部29の底部に当接するところま
で押し込み、作業者が付属装置31を矢印R方向へ変位
させて被係止部95の鉤部分95bを係止部96裏面側
に回り込ませる。そして、付属装置31に対する押込み
力を解除すると、図25に示すように、付属装置31が
凹部29の底部から浮き上がって被係止部95の鉤部が
係止部96に係止される。このような第4の実施例にお
いても第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0071】図26ないし図30は本発明の第5の実施
例を示しており、付属装置30用の係止手段101は、
付属装置30の両側壁に形成された被係止部102と、
凹部28の底部に張出すように形成された係止部103
とから構成されている。上記被係止部102は、脚部1
02aの下端に側方へ突出する突部102bを形成して
なる。しかして、付属装置30を組付けるには、図27
に示す組付け前状態から、既述と同じように、付属装置
30を矢印X方向に押し込み、そして矢印Fh方向へ移
動させれば被係止部102が係止部103の裏側に係止
される。この場合も、この係止状態は、矢印Gh方向の
付勢力と矢印Fh方向の付勢力とにより保持されるもの
である。
【0072】付属装置31用の係止手段104は、付属
装置31の両側壁に形成された被係止部105と、凹部
29の底部に鉤状に張出すように形成された係止部10
6とから構成されている。上記被係止部105は、脚部
105aの下端に側方へ突出する突部105bを形成し
てなる。
【0073】付属装置31を凹部29に仮固定する場合
には、付属装置31を凹部29底部まで矢印X方向へ押
し入れ、被係止部105が係止部106より下方へ位置
するまで移動させ、その後矢印Fh方向へ移動させ、付
属装置31に対する押込み力を解除すると、付属装置3
1が凹部29の底部から浮き上がって被係止部105係
止部106に係止される。この係止状態は、矢印Gh方
向への付勢力により保持される。このような第5の実施
例においても第1の実施例と同様の効果を得ることがで
きる。なお、係止部は主カバー3ではなくケース2に設
けても良い。
【0074】図31及び図32は、本発明の第6の実施
例(請求項9の発明に対応)を示しており、この実施例
においては、次の点が第3の実施例(図17参照)と異
なる。すなわち、補助カバー4の内面には、付属装置3
0の図示右側面と当接係合して付属装置30を係止位置
に保持する垂下凸状をなす位置規制部111が形成され
ている。この位置規制部111を設けた趣旨は次にあ
る。つまり、図32に示すように、付属装置30には、
アクチュエータ32aの回動付勢力による反力が矢印F
h方向に作用するが、各部の接触摩擦力がこの反力に打
ち勝っていると、係止しない部分(符号Jで示す)が生
じ、係止状態がやや不安定となると共に、凹部28の左
壁部28aとこの付属装置30との間に隙間Sjが発生
する。
【0075】しかるにこの実施例においては、位置規制
部111を付属装置30の右側面に宛てがってこの付属
装置30を凹部の左壁部28aに突き当て、この状態で
補助カバー4を主カバー3に固定すれば、付属装置30
を、係止手段81の係止状態を保持する位置に確実に位
置決め固定できる。
【0076】この場合、本発明の第7の実施例として示
す図33のように、補助カバー4に凹状の位置規制部1
21を形成し、付属装置30にこれと嵌合する突部12
2を形成して良い。また、本発明の第8の実施例として
示す図34のように、補助カバー4に凸状の位置規制部
123を形成し、付属装置30にこれと嵌合する溝部1
24を形成して良い。
【0077】図35ないし図37は本発明の第9の実施
例(請求項10の発明に対応)を示しており、この実施
例においては、付属装置31用の係止手段131の構成
が第1の実施例と異なる。すなわち、係止手段131
は、付属装置31に形成された被係止部132と、凹部
29の開口部分に張出す係止部133と、係止部133
とは反対側の部位に凹部29の開口部に突出するように
形成された補助係止部134と、この補助係止部134
の外表面側の部分に凹部29方向へ下降傾斜するように
形成されたガイド部135とを備えて構成されている。
この場合、係止部133と補助係止部134との離間寸
法Laは付属装置31のアクチュエータ34dの角部分
での幅寸法Lbよりやや短めとなっている。
【0078】しかして、付属装置31を凹部29に仮固
定する場合、図37に示すように、アクチュエータ34
dを若干回動させて付属装置31の幅寸法Lbを若干短
めとした状態で、この付属装置31を、このガイド部1
35に沿わせつつ凹部29へ挿入する。そして被係止部
132が係止部133を通過した時に、係止部133の
裏面部に前記被係止部132が係止されると共に、補助
係止部134の裏面部に付属装置31のアクチュエータ
34dの角部が係止される。
【0079】この第9の実施例においては、付属装置3
1を凹部29へ挿入するときにガイド部135によりそ
の挿入をガイドでき、付属装置31の挿入が簡単とな
る。特にアクチュエータ34dの挿入が簡単となる。そ
して、その挿入に引き続いて、係止部132による被係
止部133の係止と、補助係止部134によるアクチュ
エータ34dの係止とを自ずと図ることができて、係止
を簡単に行なうことができ、しかも2箇所の係止により
付属装置を凹部内に係止するから、確実に係止できるよ
うになる。
【0080】図38及び図39は本発明の第10の実施
例(請求項4の発明に対応)を示しており、この第10
の実施例においては次の点が上記第9の実施例と異な
る。この実施例においては、補助係止部134は形成し
ておらず、また付属装置31のアクチュエータ34dの
回動限度位置をやや広角度に設定している(図39と図
36との比較から理解できる)。そして、係止部133
とは反対側の凹部29開口部に図示下方向へ突出するよ
うにアクチュエータ押圧用の当接部136を形成してい
る。
【0081】しかして、付属装置31の係止状態を示す
図38において、アクチュエータ34dは若干反矢印F
方向へ回動して当接部136に当接していることによ
り、アクチュエータ34dに対するばね力が付属装置3
1を矢印Fh方向へ作用している。従って、係止部13
3と被係止部132との係止状態は、この矢印Fh方向
への付勢力とアクチュエータ35aによる矢印G方向へ
の付勢力により保持している。つまり、付属装置31も
付属装置30と同様に係止保持している。このような実
施例によれば、付属装置31についても、第1の実施例
の付属装置30と同様の仮固定を図ることができる。な
お、本発明は上記した各実施例に限定されるものではな
く、例えば、凹部28、29の部分28c、29cは必
要がなければ設けなくても良い。
【0082】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなように
次の効果を得ることができる。請求項1、7、8の発明
によれば、付属装置の組付け時に、係止手段により付属
装置を凹部内に係止しておくことができるから、特に回
路遮断器が垂直状態や逆様状態に取付けられる場合で
も、付属装置の本固定を簡単に行なうことができる。し
かも、付属装置を、これ自身が備えたアクチュエータ付
勢用の付勢手段の付勢力に基づいて係止保持できるか
ら、既存構成を利用することができ、係止状態保持のた
めの弾性付勢力を得るについて、付属装置に大掛かりな
追加構成をせずに済むと共に、部品数の増加もなくすこ
とができる。
【0083】請求項2の発明によれば、付属装置が、二
つのスイッチと、各スイッチ用のアクチュエータと、各
アクチュエータを回動付勢する二つの付勢手段を備えた
構成において、二つの付勢手段の付勢力の各反力により
係止手段の係止保持を図ることができるから、その係止
保持の確実化が図られ、付属装置の仮固定も確実とな
る。
【0084】請求項3の発明によれば、付属装置が、電
圧引外装置及びスイッチと、それぞれのアクチュエータ
と、各アクチュエータを回動付勢する二つの付勢手段を
備えた構成において、スイッチ用の付勢手段の付勢力の
反力により係止手段の係止保持を図ることができるか
ら、付属装置の仮固定を良好に図ることができる。
【0085】請求項4の発明によれば、付属装置が、電
圧引外装置及びスイッチと、それぞれのアクチュエータ
と、各アクチュエータを回動付勢する二つの付勢手段を
備えた構成において、スイッチ用の付勢手段用の付勢手
段のみならず、電圧引外装置用の付勢手段の付勢力の反
力により係止手段の係止保持を図ることができるから、
付属装置の仮固定を確実にできる。
【0086】請求項5の発明によれば、付属装置の二つ
の付勢手段の付勢力の各反力により係止手段の係止保持
を図るものにおいて、被係止部と係止部との係止接合部
分を平坦に形成することにより、確実な係止作用を得な
がら、構成の簡単化に寄与できる。
【0087】請求項6の発明は、付属装置の一つの付勢
手段の付勢力の反力により係止手段の係止保持を図るも
のにおいて、被係止部と係止部との係止接合部分を鉤状
をなすように形成することにより、一つの付勢手段のみ
を係止保持に利用するにもかかわらず、確実な係止作用
を得ることができる。
【0088】請求項9の発明によれば、補助カバーに、
付属装置を係止位置に保持する位置規制部を設けたか
ら、付属装置を最終固定状態で確実に位置規制できる。
請求項10の発明は、付属装置が、電圧引外装置及びス
イッチと、それぞれのアクチュエータと、各アクチュエ
ータを回動付勢する二つの付勢手段を備えた構成におい
て、係止部による被係止部の係止と、補助係止部による
第1のアクチュエータの係止とを図ることができて、係
止を簡単に行なうことができ、しかも2箇所の係止によ
り付属装置を凹部内に係止するから、確実に係止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す、図5の矢印Qu
−Qu線に沿う縦断側面図
【図2】図5の矢印Qv−Qv線に沿う縦断側面図
【図3】トリップ状態における図2相当図
【図4】図5の矢印Qw−Qw線に沿う縦断側面図
【図5】全体の平面図
【図6】一方の付属装置の側面図
【図7】他方の付属装置の側面図
【図8】一方の凹部部分の斜視図
【図9】他方の凹部部分の斜視図
【図10】一方の付属装置の仮固定を説明するための分
解縦断側面図
【図11】他方の付属装置の仮固定を説明するための縦
断側面図
【図12】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図13】一方の付属装置及び一方の凹部の斜視図
【図14】一方の付属装置の仮固定を説明するための分
解縦断側面図
【図15】他方の付属装置の仮固定を説明するための分
解縦断側面図
【図16】他方の付属装置の仮固定を説明するための縦
断側面図
【図17】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図18】一方の付属装置及び一方の凹部の斜視図
【図19】一方の付属装置の仮固定を説明するための分
解縦断側面図
【図20】他方の付属装置の仮固定を説明するための分
解縦断側面図
【図21】他方の付属装置の仮固定を説明するための縦
断側面図
【図22】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図23】一方の付属装置の仮固定を説明するための分
解縦断側面図
【図24】他方の付属装置の仮固定を説明するための分
解縦断側面図
【図25】他方の付属装置の仮固定を説明するための縦
断側面図
【図26】本発明の第5の実施例を示す図1相当図
【図27】一方の付属装置の仮固定を説明するための分
解縦断側面図
【図28】一方の付属装置及び一方の凹部の斜視図
【図29】他方の付属装置及び一方の凹部の斜視図
【図30】他方の付属装置の仮固定を説明するための縦
断側面図
【図31】本発明の第6の実施例を示す図1相当図
【図32】一方の付属装置の仮固定の一状態を説明する
ための縦断側面図
【図33】本発明の第7の実施例を示す図1相当図
【図34】本発明の第8の実施例を示す図1相当図
【図35】本発明の第9の実施例を示す図4相当図
【図36】他方の付属装置の仮固定を説明するための分
解縦断側面図
【図37】他方の付属装置の仮固定時の一状態を説明す
るための縦断側面図
【図38】本発明の第10の実施例を示す図4相当図
【図39】他方の付属装置の仮固定を説明するための分
解縦断側面図
【図40】従来例を示す全体の斜視図
【図41】平面図
【図42】補助カバーを除いて示す斜視図
【図43】図41のDv−Dv線に沿う縦断側面図
【図44】オフ状態での図43相当図
【図45】トリップ状態での図43相当図
【図46】図41のDu−Du線に沿う縦断側面図
【図47】一方の付属装置の側面図
【図48】一方の付属装置の背面図
【図49】図41のDw−Dw線に沿う縦断側面図
【図50】他方の付属装置の側面図
【図51】他方の付属装置の背面図
【図52】一方の付属装置の取付を説明するための縦断
側面図
【図53】他方の付属装置の取付を説明するための縦断
側面図
【図54】異なる従来例を示す全体の斜視図
【図55】さらに異なる従来例を示す分解斜視図
【符号の説明】
1はケース、2ケース本体、3は主カバー、4は補助カ
バー、5はハンドル、7、7u、7wは固定アーム、1
0は開閉機構、11は相間軸、12、12u、12wは
クロスバー、14は下リンク、15は上リンク、16は
キャッチ、17、17u、17wは可動アーム、18は
キャッチ受け、19はトリップ機構、20はトリップレ
バー、21は通し軸、22、22u、22wは電磁石、
25、25u、25wはアマチュア、26は遮断機構、
28は一方の凹部、29は他方の凹部、30は一方の付
属装置、31は他方の付属装置、32は警報スイッチ
(付属部品、第1のスイッチ)、32aはアクチュエー
タ(第1のアクチュエータ)、32cはばね(第1の付
勢手段)、33は動作表示スイッチ(付属部品、第2の
スイッチ)、33aはアクチュエータ(第2のアクチュ
エータ)、33cはばね(第2の付勢手段)、34は電
圧引外装置(付属品)、34dはアクチュエータ(第1
のアクチュエータ)、34fはばね(第1の付勢手
段)、35は断電用スイッチ、35aはアクチュエータ
(第2のアクチュエータ)、35cはばね(第2の付勢
手段)、61は被係止部、62は係止部、63は係止手
段、64は被係止部、65は係止部、66は係止手段、
70は係止手段、71は被係止部、72は係止部、73
は係止手段、74は被係止部、75は係止部、81は係
止手段、82は被係止部、83は係止部、84は係止手
段、85は被係止部、86は係止部、91は係止手段、
92は被係止部、93は係止部、94は係止手段、95
は被係止部、96は係止部、101は係止手段、102
は被係止部、103は係止部、104は係止手段、10
5は被係止部、106は係止部、111、121、12
3は位置規制部、131は係止手段、132は被係止
部、133は係止部、134は補助係止部、135はガ
イド部、136は当接部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑村 和男 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 Fターム(参考) 5G030 XX12 YY01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉機構及びトリップ機構を備えた遮断
    機構を内蔵するケースと、 このケースに被着される主カバーと、 主カバーに設けられた凹部と、 この凹部に設けられ、付属部品を有すると共に、この付
    属部品と前記遮断機構とを連係するアクチュエータを有
    し、さらにこのアクチュエータを所定方向に付勢する付
    勢手段を有する付属装置と、 前記アクチュエータに作用する付勢手段による付勢力を
    受けて前記付属装置を前記凹部内に係止する係止手段
    と、 前記凹部を閉塞して前記付属装置の前記凹部からの抜脱
    を阻止するように装着される補助カバーとを備えてなる
    回路遮断器。
  2. 【請求項2】 付属装置は、付属部品たる第1のスイッ
    チと、この第1のスイッチとトリップ機構とを連係する
    回動可能な第1のアクチュエータと、この第1のアクチ
    ュエータを回動付勢する第1の付勢手段と、付属部品た
    る第2のスイッチと、この第2のスイッチと開閉機構と
    を連係する回動可能な第2のアクチュエータと、この第
    2のアクチュエータを回動付勢する第2の付勢手段とを
    備えた構成であり、 係止手段は、第1の付勢手段の付勢力による反力と第2
    の付勢手段の付勢力による反力の双方を受けて係止保持
    される構成であることを特徴とする請求項1記載の回路
    遮断器。
  3. 【請求項3】 付属装置は、付属部品たる電圧引外装置
    と、この電圧引外装置とトリップ機構とを連係する回動
    可能な第1のアクチュエータと、この第1のアクチュエ
    ータを回動付勢する第1の付勢手段と、付属部品たるス
    イッチと、このスイッチと開閉機構とを連係する回動可
    能な第2のアクチュエータと、この第2のアクチュエー
    タを回動付勢する第2の付勢手段とを備えた構成であ
    り、 係止手段は、第2の付勢手段の付勢力による反力を受け
    て係止保持される構成であることを特徴とする請求項1
    記載の回路遮断器。
  4. 【請求項4】 付属装置は、付属部品たる電圧引外装置
    と、この電圧引外装置とトリップ機構とを連係する回動
    可能な第1のアクチュエータと、この第1のアクチュエ
    ータを回動付勢する第1の付勢手段と、付属部品たるス
    イッチと、このスイッチと開閉機構とを連係する回動可
    能な第2のアクチュエータと、この第2のアクチュエー
    タを回動付勢する第2の付勢手段とを備えた構成であ
    り、 凹部には、第1の付勢手段の付勢力を受けた第1のアク
    チュエータと当接するように当接部が形成され、 係止手段は、第1の付勢手段及び第2の付勢手段の付勢
    力による反力を受けて係止保持される構成であることを
    特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  5. 【請求項5】 係止手段は、付属装置に設けられた被係
    止部と、主カバーあるいはケースに設けられた係止部と
    から構成され、被係止部と係止部との係止接合部分は平
    坦に形成されていることを特徴とする請求項2または4
    のいずれかに記載の回路遮断器。
  6. 【請求項6】 係止手段は、付属装置に設けられた被係
    止部と、主カバーあるいはケースに設けられた係止部と
    から構成され、被係止部と係止部との係止接合部分は、
    鉤状をなすように形成されていることを特徴とする請求
    項3に記載の回路遮断器。
  7. 【請求項7】 被係止部は、付属装置に形成された突出
    部からなり、係止部は主カバーに凹部内に突出するよう
    に形成された突起部からなることを特徴とする請求項1
    記載の回路遮断器。
  8. 【請求項8】 被係止部及び係止部のうち一方が溝部か
    ら構成され、他方が凸部から構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の回路遮断器。
  9. 【請求項9】 補助カバーには、付属装置を係止位置に
    保持する位置規制部が設けられていることを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれかに記載の回路遮断器。
  10. 【請求項10】 係止手段は、凹部の開口部分に張出す
    係止部と、付属装置に形成された被係止部と、係止部と
    は反対側の部位に凹部の開口部に突出するように形成さ
    れた補助係止部と、この補助係止部の外表面側の部分に
    凹部方向へ下降傾斜するように形成されたガイド部とを
    備え、このガイド部に沿わせて前記付属装置を凹部へ挿
    入した時に、係止部の裏面部に前記被係止部が係止され
    ると共に、補助係止部の裏面部に付属装置の第1のアク
    チュエータが係止される構成であることを特徴とする請
    求項3記載の回路遮断器。
JP10255256A 1998-09-09 1998-09-09 回路遮断器 Abandoned JP2000090804A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008204714A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 漏電遮断器の漏電引外し装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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