JP2000090231A - 画像処理方法および画像処理システム - Google Patents

画像処理方法および画像処理システム

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JP2000090231A
JP2000090231A JP10253415A JP25341598A JP2000090231A JP 2000090231 A JP2000090231 A JP 2000090231A JP 10253415 A JP10253415 A JP 10253415A JP 25341598 A JP25341598 A JP 25341598A JP 2000090231 A JP2000090231 A JP 2000090231A
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digital image
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Takaaki Terashita
隆章 寺下
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の画像を合成した合成画像を出力する際
の、合成画像の品位を高める。 【解決手段】画像入力手段により取得された第1のデジ
タル画像データと、予め与えられた1以上の第2のデジ
タル画像データとを合成して、合成画像データを得る画
像処理方法であって、前記第1のデジタル画像データま
たは前記第2のデジタル画像データのいずれか一方に、
画像を識別するための所定の画像識別信号を付加したこ
とを特徴とする画像処理方法および該画像処理方法を実
施する画像処理システムを提供することにより前記課題
を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つ以上の画像を
合成する技術に係り、特に、画像入力手段により取得さ
れたデジタル画像データと、予め与えられたデジタル画
像データとを合成する画像処理方法および画像処理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、単にフィルムという。)に
撮影された画像の印画紙等の感光材料への焼き付けは、
フィルムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光
する、いわゆる直接露光(アナログ露光)によって行わ
れていた。このとき、写真(プリント)表面に撮影の日
付やタイトル等を入れるには、文字等線画像専用のリス
フィルムを用いて多重露光を行い画像を合成しなければ
ならず、面倒な作業を必要とした。
【0003】これに対し、近年、フィルムに記録された
画像情報を光電的に読み取り、これをデジタル画像デー
タ化して種々のデジタル画像処理を施した後に画像の記
録を行う、デジタル露光を利用したデジタルフォトプリ
ンタが実用化されている。このような、デジタルフォト
プリンタでは、画像データ処理によって、文字等の画像
データを生成し、フィルムに撮影された画像の画像デー
タと組み合わせることによって、フィルムに撮影された
画像に文字等を合成した合成画像が簡単にできるように
なった。
【0004】また、最近開発されているデジタル電子ス
チルカメラ(以下デジタルカメラという。)において
は、撮影により取得した画像をデジタル画像データとし
て、デジタルカメラ内部に設けられた内部メモリやIC
カードなどの記録媒体に記憶し、記録されたデジタル画
像データに基づいて、プリンタやモニタに、撮影により
取得した画像を表示したり、あるいはカメラ内部で画像
の合成をすることができる。たとえば、デジタルカメラ
で撮影した画像にテンプレートを貼り付けて、1枚の合
成画像を作成するデジタルカメラが知られている。この
ようなテンプレートとしては、フレームやイラスト等の
画像、カレンダーやグリーティングカード等の文字など
がある。また、デジタルカメラ内の記録媒体から画像入
力手段を介してデジタル画像データを直接前記デジタル
フォトプリンタに入力して、デジタルフォトプリンタに
おいて画像合成をはじめとする各種画像処理を行うこと
もできる。
【0005】従来、画像を合成する方法として様々な方
法が知られており、例えば、特開平10−56610号
公報には、画像撮像手段による画像と、外部機器から受
信した付加情報受信手段による付加情報とを別々の領域
に記憶し、各画像を単独で、あるいは合成画像として、
表示手段に切り換えて表示するようにしたものが開示さ
れている。また、特開平9−326917号公報には、
予め記憶されたデジタル画像と新たに取得されたデジタ
ル画像とを、それぞれ適正な画像として調整して合成
し、所望の合成画像を得る画像合成装置が開示されてい
る。
【0006】また、特開平9−326025号公報に
は、カメラと撮影対象との間の距離を、撮影対象を複数
の領域に分けて各領域毎に測定し、測定した距離を用い
て所望の距離にある撮影対象のみを抽出し、抽出された
撮影対象の画像データに対し、加工、編集を行うデジタ
ルカメラが開示されている。また、特開平9−2896
24号公報には、2つの連続した画像を合成してパノラ
マ画像を作成するデジタルカメラが開示されている。こ
のときの合成においては、2つの画像の重なり部分の明
度を比較して、補正し、2つの画像の明度を合わせるよ
うにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、例えば、デジタルカメラで撮影された画像にテ
ンプレートを貼り付けて合成画像を作成する場合、通常
テンプレートは適正な出力画像となる条件の画像データ
としてカメラや記録媒体に予め記憶されているのに対
し、撮影画像は必ずしも適正画像ではなく、不十分な露
出条件であったり、撮影光源、被写体シーンに起因し
て、濃度、色、階調を修正する必要がある場合がある。
このとき、テンプレートが単純な場合以外は、合成画像
中のテンプレートと撮影画像の識別は困難であり、合成
画像では、テンプレート画像と撮影画像とを独立に修正
することはできず、その一方、合成画像全体を修正しよ
うとするといままで適正であったテンプレートが適正で
なくなってしまうという問題がある。このとき、デジタ
ルカメラの液晶画面で画像を確認し、調整して再度撮影
することも可能であるが、シャッターチャンスを逃がし
たり、時間がかかったりして、実用的ではない。
【0008】また、特開平10−56610号公報に開
示されたものでは、外部機器としてパソコン(パーソナ
ルコンピュータ)を接続すれば、パソコン上でテンプレ
ート合成画像から撮影画像を切り出して、画像処理する
ことも可能であるが、多大の労力を要する。また、パソ
コン上で修正した画像が必ずしも出力装置の出力画像に
画質上、一致しているとは言えず、出力画像に合わせて
いないパソコン上の表示装置での修正では不十分である
という問題がある。また、特開平9−326917号公
報に開示されたものでは、撮影画像側の修正に限界があ
る画像があり、テンプレート画像も出力装置や出力材料
等によっては、テンプレート画像を修正した方が望まし
い場合がある。
【0009】また、特開平9−326025号公報に開
示されたものでは、撮影画像をカメラの画像表示装置で
確認し、適切な画像と選択したテンプレート画像とをカ
メラ内で合成処理し、記録媒体に合成することは可能で
あろうが、デジタルカメラで濃度、色、階調を修正して
テンプレート画像とマッチングをとることは実用上困難
である。また、特開平9−289624号公報に開示さ
れたものは、撮影画像と、予め記憶されているテンプレ
ート画像との合成には向いていない。
【0010】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たものであり、撮影された画像と、1以上の予め与えら
れた画像を合成して得られた合成画像を可視像として出
力する際、撮影画像と与えられた画像に分けて独立に修
正し、再度合成することのできる画像処理方法および画
像処理システムを提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、被写体の画像をデジタル画像データとし
て取り込む画像入力手段により取得された第1のデジタ
ル画像データと、予め与えられた1以上の第2のデジタ
ル画像データとを合成して、合成画像データを得る画像
処理方法であって、前記第1のデジタル画像データまた
は前記第2のデジタル画像データのいずれか一方に、画
像を識別するための所定の画像識別信号を付加したこと
を特徴とする画像処理方法を提供する。
【0012】同様に前記課題を解決するために、本発明
はまた、被写体の画像をデジタル画像データとして取り
込む画像入力手段により取得された第1のデジタル画像
データと、予め与えられた1以上の第2のデジタル画像
データとを合成して、合成画像データを得る画像処理方
法であって、そのいずれか一方に、画像を識別するため
の所定の画像識別信号が付加された、前記第1のデジタ
ル画像データと、第2のデジタル画像信号とを合成して
得られた合成画像データを、前記画像識別信号を用い
て、前記第1のデジタル画像データと、前記第2のデジ
タル画像データとに分離し、各デジタル画像データをそ
れぞれ修正した後、これらのデジタル画像データを再合
成し、出力用画像データとすることを特徴とする画像処
理方法を提供する。
【0013】また、同様に前記課題を解決するために、
本発明は、被写体の画像をデジタル画像データとして取
り込む画像入力手段により取得された第1のデジタル画
像データと、予め与えられた1以上の第2のデジタル画
像データとを合成して、合成画像データを得る画像処理
方法であって、前記第1のデジタル画像データまたは前
記第2のデジタル画像データのいずれか一方に、画像を
識別するための所定の画像識別信号を付加し、そのいず
れか一方に、前記所定の画像識別信号が付加された、前
記第1のデジタル画像データと、第2のデジタル画像デ
ータとを合成して、合成画像データを得た後、該合成画
像データを、前記画像識別信号を用いて、前記第1のデ
ジタル画像データと、前記第2のデジタル画像データと
に分離し、各デジタル画像データをそれぞれ修正した
後、これらのデジタル画像データを再合成し、出力画像
データとすることを特徴とする画像処理方法を提供す
る。
【0014】また、前記第1のデジタル画像データは、
デジタル電子スチルカメラで撮影された画像データであ
り、前記第2のデジタル画像データは、所定の記憶手段
に予め記憶され、または追加された画像データであるこ
とが好ましい。
【0015】また、前記画像識別信号は、人間の目には
識別しにくく、かつ特徴的な画素値および配置を有する
画素または画素の集合であることが好ましい。
【0016】さらに、その一方に前記所定の画像識別信
号が付加された、前記第1のデジタル画像データと前記
第2のデジタル画像データを再合成して出力用画像デー
タとするとき、前記画像識別信号を他の信号に置き換え
ることが好ましい。
【0017】前記課題を解決するために、本発明はま
た、被写体の画像をデジタル画像データとして取り込む
画像入力手段により取得された第1のデジタル画像デー
タと、予め与えられた1以上の第2のデジタル画像デー
タとを、合成する画像処理システムであって、前記第1
のデジタル画像データまたは前記第2のデジタル画像デ
ータのいずれか一方に、画像を識別するための所定の画
像識別信号を付加する画像識別信号付加手段と、前記第
2のデジタル画像データを記憶する記憶手段と、そのい
ずれか一方に前記所定の画像識別信号が付加された、前
記第1のデジタル画像データと、前記第2のデジタル画
像データとを合成する画像合成手段と、を有する画像入
力系、を備えたことを特徴とする画像処理システムを提
供する。
【0018】同様に前記課題を解決するために、本発明
は、被写体の画像をデジタル画像データとして取り込む
画像入力手段により取得された第1のデジタル画像デー
タと、予め与えられた1以上の第2のデジタル画像デー
タとを、合成する画像処理システムであって、そのいず
れか一方に所定の画像識別信号が付加された、前記第1
のデジタル画像データと、第2のデジタル画像データと
を合成して得られた合成画像データ中の前記所定の画像
識別信号を検出する画像識別信号検出手段と、前記所定
の画像識別信号を用いて、前記合成画像データから、前
記第1のデジタル画像データと、前記第2のデジタル画
像データとを分離する画像分離手段と、前記分離された
各デジタル画像データをそれぞれ修正する画像修正手段
と、前記修正した各デジタル画像データを再合成する画
像再合成手段と、を有する画像出力系を備えたことを特
徴とする画像処理システムを提供する。
【0019】同様に前記課題を解決するために、本発明
はまた、被写体の画像をデジタル画像データとして取り
込む画像入力手段により取得された第1のデジタル画像
データと、予め与えられた1以上の第2のデジタル画像
データとを、合成する画像処理システムであって、前記
第1のデジタル画像データまたは前記第2のデジタル画
像データのいずれか一方に、画像を識別するための所定
の画像識別信号を付加する画像識別信号付加手段と、前
記第2のデジタル画像データを記憶する記憶手段と、そ
のいずれか一方に前記所定の画像識別信号が付加され
た、前記第1のデジタル画像データと、前記第2のデジ
タル画像データとを合成する画像合成手段と、を有する
画像入力系と、前記画像入力系で合成された合成画像デ
ータを取得し、該合成画像データ中の前記所定の画像識
別信号を検出する画像識別信号検出手段と、前記所定の
画像識別信号を用いて、前記合成画像データから、前記
第1のデジタル画像データと、前記第2のデジタル画像
データとを分離する画像分離手段と、前記分離された各
デジタル画像データをそれぞれ修正する画像修正手段
と、前記修正した各デジタル画像データを再合成する画
像再合成手段と、を有する画像出力系を備えたことを特
徴とする画像処理システムを提供する。
【0020】また、前記第1のデジタル画像データは、
デジタル電子スチルカメラで撮影したデジタル画像デー
タであり、前記第2のデジタル画像データは、予め記憶
手段に記憶され、または追加されたデジタル画像データ
であって、さらに前記画像識別信号は、人間の目には識
別しにくく、かつ特徴的な画素値および配置を有する画
素または画素の集合であることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像処理方法
および画像処理システムについて、添付の図面に示され
る好適実施形態をもとに、詳細に説明する。
【0022】まず、本発明の第1実施形態について説明
する。図1に、本発明の一実施形態に係る画像処理シス
テム10の概略を示す。図に示すように、画像処理シス
テム10は、画像入力系20と画像出力系30とからな
っている。画像入力系20は、デジタルカメラであり、
被写体を画像データとして取り込むCCD21、該CC
D21によって取り込まれ、デジタル信号に変換された
撮影画像データ(第1のデジタル画像データ)を格納す
る撮影画像メモリ22、予め与えられたフレーム、イラ
ストや文字等の画像を含むテンプレート画像(第2のデ
ジタル画像データ)を格納するテンプレート画像メモリ
23、該テンプレート画像に画像を識別するための所定
の画像識別信号を付加する画像識別信号付加手段24お
よび撮影画像データとテンプレート画像データを合成す
る画像合成手段25を有している。
【0023】画像出力系30は、画像入力系20から得
たデジタル画像データに対して画像処理を施し出力画像
データとして出力する部位であり、画像入力系20で合
成された合成画像データを格納する合成画像メモリ3
1、合成画像データ中の画像識別信号を検出する画像識
別信号検出手段32、合成画像データから撮影画像デー
タとテンプレート画像データを分離する画像分離手段3
3、分離された各画像データを修正する画像修正手段3
4および修正後の各画像データを再び合成する画像再合
成手段35とを含んでいる。
【0024】なお、上述したように、画像入力系20
は、その内部にテンプレート画像データを予め記憶して
おいてもよいし、画像入力系20を外部機器40と接続
して外部からテンプレート画像データを入力するように
してもよい。また、パソコン等の外部機器40によっ
て、テンプレート画像データに画像識別信号を付加する
ようにしてもよい。
【0025】以下、図2の処理フローに沿って、本実施
形態の作用を説明する。まず、図2のステップ100に
おいて、画像入力系20により被写体を撮影し、図3に
示すような、撮影画像を得る。すなわち、CCD21に
より被写体のカラー画像信号を受光し、CCD21から
出力される電気信号をデジタル信号に変換し、デジタル
画像データとする。このデジタル画像データとされた撮
影画像データは、撮影画像メモリ22に記憶(格納)さ
れる。
【0026】次に、ステップ110において、撮影画像
と合成すべきテンプレート画像の画像データに画像識別
信号を付加する。このテンプレート画像データは、予め
画像入力系20のテンプレート画像メモリ23に記憶し
ておいてもよいし、外部機器40と画像入力系20とを
接続して外部機器40から、撮影者が作成した画像、文
字、記号、背景や線等を入力するようにしてもよい。テ
ンプレート画像データへの画像識別信号の付加は、画像
識別信号付加手段24によって行われる。例えば、い
ま、テンプレート画像は図4に示すようなフレームであ
ったとする。これに対して、図5に示すような画像識別
信号を付加する。画像識別信号は、後に、これを用い
て、ある領域を抽出するための信号である。従って、画
像をプリントとして出力することを考慮すると、人間の
目には識別しにくい方がよい。また、特徴的な画素値お
よび配置を有する画素または画素の集合であるとよい。
画像識別信号としての画素値は、通常ないような、高彩
度か、高明度、あるいは逆に低明度を表す値が望まし
い。また、人間が視覚的に認識しにくいイエロー色等が
望ましいが、これに限定されるものではない。また、画
像識別信号の大きさは、100μm以下の点、または線
が望ましく、また、識別効果を上げるためには周期性を
有して配置するのがよく、数100μm以上で、数mm
以下の間隔が望ましい。画像識別信号の付加されたテン
プレート画像はテンプレート画像メモリ23に格納され
る。
【0027】本実施形態では、画像識別信号はテンプレ
ート画像(第2のデジタル画像データ)に付加してお
り、このように他の画像を制約する画像(主にテンプレ
ート画像)側に画像識別信号を付加するのが好ましい
が、後で合成画像から抽出すべき画像領域を決定するこ
とさえできれば、撮影画像データおよびテンプレート画
像データのどちら側に画像識別信号を付加してもよい。
また、画像識別信号は、再現させる画像領域であって
も、逆に再現させない領域であってもよい。例えば、図
5において、逆にフレーム外(中央部)に画像識別信号
を付加しておき、合成する画像(撮影画像)を画像識別
信号に重ねて合成してもよい。また、画像識別信号を最
初からテンプレート画像に付加しておいてもよいし、画
像合成時に、テンプレート画像に合成する画像(撮影画
像)側に付加(自動的に付加する場合も含む)するよう
にしてもよい。
【0028】次に、ステップ120において、画像合成
手段25により、撮影画像とテンプレート画像を合成
し、合成画像データを作成する。作成された合成画像デ
ータは、画像入力系20(デジタルカメラ)の内部メモ
リやICカード等の記録媒体に記録される。ここまでが
画像入力系20における処理であり、これ以降は画像出
力系30における処理となる。
【0029】次のステップ130において、画像出力系
30は、画像入力系20より合成画像を受け取る。これ
は、画像入力系20と画像出力系30を接続して、画像
入力系20の内部メモリから直接、あるいはICカード
を介して、画像出力系30の合成画像メモリ31に入力
される。
【0030】合成画像メモリ31に合成画像データが入
力されると、次のステップ140において、画像識別信
号検出手段32は、合成画像メモリ31から合成画像デ
ータを読み出し、画像識別信号を検出する。画像識別信
号が検出されたら、次のステップ150へ進み、画像識
別信号が検出されなかった場合は、ステップ180へ進
み、直ちに画像データを出力用画像データとして出力す
る。
【0031】ステップ150では、画像識別信号が検出
された合成画像データが画像分離手段33に送られ、合
成画像が撮影画像とテンプレート画像とに分離される。
これは、画像識別信号が存在する領域がテンプレート画
像領域であるとして抽出し、残りの領域を撮影画像領域
とすることによって、画像を分離するものである。
【0032】次のステップ160では、画像修正手段3
4によって、上で分離された撮影画像およびテンプレー
ト画像が、それぞれ適正な画像再現がなされるよう各画
像データを修正する。この画像データの修正は、再現画
像の濃度、色、階調等を修正するものである。また、必
要により、エッジ強調や、ぼかし、あるいは、色変換等
の修正を加えてもよい。これらの、修正処理は、オート
セットアップ処理により全て自動で行ってもよいし、画
像表示装置に画像を表示し、それを見ながらオペレータ
が手動で、好ましい画像になるように修正してもよい。
または、自動修正を行った後に、オペレータによる手動
修正を行うようにしてもよい。
【0033】次にステップ170において、画像再合成
手段35により、上で修正した2つの画像(撮影画像と
テンプレート画像)を元のように再び合成し、1つの画
像(再合成画像)とする。そして、最後にステップ18
0において、画像出力対象に応じた形に画像データを変
換して出力する。
【0034】このように、本実施形態によれば、1つの
画像(例えば、テンプレート画像)域に画像識別信号を
埋め込んでおくことによって、自動的にその画像域を抽
出することができる。従って、画像識別信号を用いるこ
とにより、テンプレート画像と他の画像とを識別し、合
成画像から各画像を分離し、それぞれの画像に適した画
像修正を行った後、再び合成することにより、高品位の
合成画像を得ることができる。また、テンプレート画像
に合成する画像に合わせて、テンプレート画像を修正で
きるため、合成すべき2つの画像に最適な合成画像を得
ることができる。
【0035】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。第2実施形態は、第1実施形態において画像識別
信号を用いて分離した2つの画像データを再び合成する
とき、該画像識別信号を他の信号に置き換えるものであ
る。
【0036】すなわち、テンプレート画像に、一定間隔
の画素または複数画素の塊(集合)を、画像識別信号と
して埋め込み、この画像識別信号の埋め込まれたテンプ
レート画像を撮影画像と合成する。この合成画像から、
画像識別信号を用いて、テンプレート画像領域を抽出
し、各画像を分離し、各画像の修正を行った後、再び合
成する。このとき、前記画像識別信号を他の画素値、例
えば、その周辺画素の画素値の平均値等で置き換えて再
合成する。
【0037】本実施形態では、最終的に得られる合成画
像(再合成画像)には、画像識別信号は含まれていない
ため、画像を拡大して、大きなサイズで出力しても、画
像識別信号による弊害はない。しかし、画像識別信号が
含まれていないため、この合成画像を、画像識別信号を
用いて、再度分離することはできない。
【0038】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。第1実施形態では、テンプレート画像領域全体に
一定間隔で画像識別信号を埋め込んでいたが、本第3実
施形態では、第1実施形態においてテンプレート画像に
画像識別信号を付加する際、テンプレート画像の外周線
に沿って画像識別信号を埋め込むようにしたものであ
る。
【0039】すなわち、テンプレート画像の外周線に沿
って画像識別信号を埋め込み、外周線から画像周辺まで
の領域をテンプレート画像とする。これにより、テンプ
レート画像全体に、画像識別信号を埋め込む必要はなく
なる。また、テンプレート画像領域は、一般に、簡単な
形をしているので、その外周線に沿って画像識別信号を
埋め込むのも容易である。
【0040】また、本実施形態の他の実施形態として、
合成する画像は2つ以上であってもよい。このとき、各
画像には、異なる画像識別信号を付加することにより、
各画像を分離するようにすればよい。異なる画像識別信
号としては、画素値の色、明度(高明度か、低明度
か)、画像識別信号の画素の塊(集合)のサイズ、埋め
込む間隔等の違い、あるいは、特定パターン(例えば、
細線)、およびこれらの組み合わせ等が考えられる。ま
た、合成画像を、画像識別信号により、その合成画像を
構成する各画像に分離した後、その構成画像の一部画像
を他の画像に置き換えるようにしてもよい。
【0041】また、本発明は、以上説明した実施形態に
おけるようにデジタルカメラに限定されるものではな
く、デジタルカメラ以外にも適用可能である。例えば、
パソコン上の画像の合成やデジタルフォトプリンタ等の
画像処理装置上での画像の合成にも適用することができ
る。
【0042】以上本発明の画像処理方法および画像処理
システムについて詳細に説明したが、本発明は以上の例
には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、各種の改良や変更を行ってもよいのはもちろんであ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、複
数の画像を合成する際、そのうちの1つの画像領域に画
像識別信号を埋め込んでおくことにより、自動的に合成
画像から該画像域を抽出することができ、合成画像から
各画像を分離し、各画像に対して独立して修正を加える
ことができるため、例えばテンプレート画像に合成すべ
き画像に合わせてテンプレート画像に修正ができるた
め、再合成したとき、高品位の合成画像を得ることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理方法を実施する画像処理シ
ステムの一例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の画像処理方法の一例を示すフローチ
ャートである。
【図3】 本発明の一実施形態において用いられる撮影
画像の例を示す説明図である。
【図4】 同じく本発明の一実施形態において用いられ
るテンプレート画像の例を示す説明図である。
【図5】 図4のテンプレート画像に対して埋め込む画
像識別信号の例を示す説明図である。
【図6】 図3の撮影画像と、図4のテンプレート画像
に図5の画像識別信号を埋め込んだ画像を合成した合成
画像を示す説明図である。
【符号の説明】
10 画像処理システム 20 画像入力系(デジタルカメラ) 21 CCD 22 撮影画像メモリ 23 テンプレート画像メモリ 24 画像識別信号付加手段 25 画像合成手段 30 画像出力系 31 合成画像メモリ 32 画像識別信号検出手段 33 画像分離手段 34 画像修正手段 35 画像再合成手段 40 外部機器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体の画像をデジタル画像データとして
    取り込む画像入力手段により取得された第1のデジタル
    画像データと、予め与えられた1以上の第2のデジタル
    画像データとを合成して、合成画像データを得る画像処
    理方法であって、 前記第1のデジタル画像データまたは前記第2のデジタ
    ル画像データのいずれか一方に、画像を識別するための
    所定の画像識別信号を付加したことを特徴とする画像処
    理方法。
  2. 【請求項2】被写体の画像をデジタル画像データとして
    取り込む画像入力手段により取得された第1のデジタル
    画像データと、予め与えられた1以上の第2のデジタル
    画像データとを合成して、合成画像データを得る画像処
    理方法であって、 そのいずれか一方に、画像を識別するための所定の画像
    識別信号が付加された、前記第1のデジタル画像データ
    と、第2のデジタル画像信号とを合成して得られた合成
    画像データを、前記画像識別信号を用いて、前記第1の
    デジタル画像データと、前記第2のデジタル画像データ
    とに分離し、 各デジタル画像データをそれぞれ修正した後、これらの
    デジタル画像データを再合成し、出力用画像データとす
    ることを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】被写体の画像をデジタル画像データとして
    取り込む画像入力手段により取得された第1のデジタル
    画像データと、予め与えられた1以上の第2のデジタル
    画像データとを合成して、合成画像データを得る画像処
    理方法であって、 前記第1のデジタル画像データまたは前記第2のデジタ
    ル画像データのいずれか一方に、画像を識別するための
    所定の画像識別信号を付加し、 そのいずれか一方に、前記所定の画像識別信号が付加さ
    れた、前記第1のデジタル画像データと、第2のデジタ
    ル画像データとを合成して、合成画像データを得た後、 該合成画像データを、前記画像識別信号を用いて、前記
    第1のデジタル画像データと、前記第2のデジタル画像
    データとに分離し、 各デジタル画像データをそれぞれ修正した後、これらの
    デジタル画像データを再合成し、出力画像データとする
    ことを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】前記第1のデジタル画像データは、デジタ
    ル電子スチルカメラで撮影された画像データであり、前
    記第2のデジタル画像データは、所定の記憶手段に予め
    記憶され、または追加された画像データであることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理
    方法。
  5. 【請求項5】前記画像識別信号は、人間の目には識別し
    にくく、かつ特徴的な画素値および配置を有する画素ま
    たは画素の集合であることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】その一方に前記所定の画像識別信号が付加
    された、前記第1のデジタル画像データと前記第2のデ
    ジタル画像データを再合成して出力用画像データとする
    とき、前記画像識別信号を他の信号に置き換えることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処
    理方法。
  7. 【請求項7】被写体の画像をデジタル画像データとして
    取り込む画像入力手段により取得された第1のデジタル
    画像データと、予め与えられた1以上の第2のデジタル
    画像データとを、合成する画像処理システムであって、 前記第1のデジタル画像データまたは前記第2のデジタ
    ル画像データのいずれか一方に、画像を識別するための
    所定の画像識別信号を付加する画像識別信号付加手段
    と、 前記第2のデジタル画像データを記憶する記憶手段と、 そのいずれか一方に前記所定の画像識別信号が付加され
    た、前記第1のデジタル画像データと、前記第2のデジ
    タル画像データとを合成する画像合成手段と、 を有する画像入力系、を備えたことを特徴とする画像処
    理システム。
  8. 【請求項8】被写体の画像をデジタル画像データとして
    取り込む画像入力手段により取得された第1のデジタル
    画像データと、予め与えられた1以上の第2のデジタル
    画像データとを、合成する画像処理システムであって、 そのいずれか一方に所定の画像識別信号が付加された、
    前記第1のデジタル画像データと、第2のデジタル画像
    データとを合成して得られた合成画像データ中の前記所
    定の画像識別信号を検出する画像識別信号検出手段と、 前記所定の画像識別信号を用いて、前記合成画像データ
    から、前記第1のデジタル画像データと、前記第2のデ
    ジタル画像データとを分離する画像分離手段と、 前記分離された各デジタル画像データをそれぞれ修正す
    る画像修正手段と、 前記修正した各デジタル画像データを再合成する画像再
    合成手段と、 を有する画像出力系を備えたことを特徴とする画像処理
    システム。
  9. 【請求項9】被写体の画像をデジタル画像データとして
    取り込む画像入力手段により取得された第1のデジタル
    画像データと、予め与えられた1以上の第2のデジタル
    画像データとを、合成する画像処理システムであって、 前記第1のデジタル画像データまたは前記第2のデジタ
    ル画像データのいずれか一方に、画像を識別するための
    所定の画像識別信号を付加する画像識別信号付加手段
    と、 前記第2のデジタル画像データを記憶する記憶手段と、 そのいずれか一方に前記所定の画像識別信号が付加され
    た、前記第1のデジタル画像データと、前記第2のデジ
    タル画像データとを合成する画像合成手段と、 を有する画像入力系と、前記画像入力系で合成された合
    成画像データを取得し、該合成画像データ中の前記所定
    の画像識別信号を検出する画像識別信号検出手段と、 前記所定の画像識別信号を用いて、前記合成画像データ
    から、前記第1のデジタル画像データと、前記第2のデ
    ジタル画像データとを分離する画像分離手段と、 前記分離された各デジタル画像データをそれぞれ修正す
    る画像修正手段と、 前記修正した各デジタル画像データを再合成する画像再
    合成手段と、 を有する画像出力系を備えたことを特徴とする画像処理
    システム。
  10. 【請求項10】前記第1のデジタル画像データは、デジ
    タル電子スチルカメラで撮影したデジタル画像データで
    あり、前記第2のデジタル画像データは、予め記憶手段
    に記憶され、または追加されたデジタル画像データであ
    って、さらに前記画像識別信号は、人間の目には識別し
    にくく、かつ特徴的な画素値および配置を有する画素ま
    たは画素の集合であることを特徴とする請求項7〜9の
    いずれか1項に記載の画像処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018509802A (ja) * 2015-01-29 2018-04-05 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 局所ダイナミックレンジ調節色処理

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