JP2003143464A - 証明写真用の撮影装置及び画像処理方法 - Google Patents
証明写真用の撮影装置及び画像処理方法Info
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- JP2003143464A JP2003143464A JP2001335176A JP2001335176A JP2003143464A JP 2003143464 A JP2003143464 A JP 2003143464A JP 2001335176 A JP2001335176 A JP 2001335176A JP 2001335176 A JP2001335176 A JP 2001335176A JP 2003143464 A JP2003143464 A JP 2003143464A
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Abstract
当該顔画像以外の上半身画像の解像度を低減できるよう
にすると共に、その服装画像にモアレ模様等が出現して
いない証明写真用の顔画像を取得できるようにする。 【解決手段】 被撮影者20の顔部位を含む証明写真用
の顔画像情報DOUTを出力する装置であって、被撮影者
20の顔部位を含む上半身を撮影して画像情報DINを出
力するデジタルカメラ11と、このデジタルカメラ11
から出力された画像情報DINに基づいて被撮影者20の
顔画像と該顔画像以外の服装画像とを抽出すると共に、
顔画像と服装画像とを分離して補正する画像処理手段1
5とを備えるものである。被撮影者20が細いストライ
プ等の縦縞や横縞、格子模様等の服装を着て証明写真を
撮った場合に、服装部分の解像度を低減できるので、顔
画像のシャープネスを損なうことなく、服装部分のモア
レ模様を抑制することができる。
Description
装置及び画像処理方法に関して、被撮影者の上半身画像
の服装部分に発生するモアレ模様の抑制に関するもので
ある。
証明書、パスポート、外国人登録証、図書館利用カー
ド、キャッシュカード、クレジットカード、従業者証、
社員証、会員証、医療カード及び学生証などのIDカー
ドや、その交付申請書などに画像情報化した証明写真を
設ける場合が多くなってきた。
士で顔写真を撮り、その顔写真をプリントアウトし、こ
のプリントを交換・収集等する場合が多くなってきた。
この種の顔写真は静止画用のデジタルカメラや動画用ビ
デオカメラなどを使用して撮られ、これらのカメラから
得られたデジタルの顔画像情報に基づいて所定の用紙に
プリントアウトするようになされる。
期間にわたって画質が劣化しないことが要求される。ま
た、証明写真を扱う撮影システムによれば、被撮影者が
同一で着衣や髪型が異なる場合でも、同質の顔画像が得
られるような照明装置や、撮影装置、印刷装置などが要
求されている。
写真撮影システムによれば、デジタル情報処理分野の発
達により、高速クロックで動作する撮影装置や印刷装置
等が販売されるようになってきた。しかしながら、以下
のような問題がある。
細いストライプ、格子模様等があると、デジタル方式の
解像度の高い撮影装置等により、被撮影者を撮像した場
合に、当該撮影装置の撮像素子のドットマトリクスピッ
チと服装部分のストライプ又はチェックの配置ピッチが
干渉を起こし、被撮影者の上半身画像の服装部分にモア
レ模様が発生したり、その服装部分の生地色とは異なる
色パターンが発生し、証明写真としての画質を低下させ
てしまう。
をローパスフィルタに通して除去することが知られてい
るが、被撮影者の上半身画像の全体をフィルタ処理する
ものである。従って、何らの工夫なしにモアレ縞を無く
すべく上半身画像の全体の解像度を下げると、顔画像の
解像度も低下してしまう。証明写真用の顔画像として品
質が劣化するおそれがある。
たものであって、被撮影者の顔画像の解像度を維持した
まま、当該顔画像以外の上半身画像の解像度を低減でき
るようにすると共に、その服装部分にモアレ模様等が出
現していない証明写真用の顔画像を取得できるようにし
た証明写真用の撮影装置及び画像処理方法を提供するこ
とを目的とする。
つ、目的を達成するために、本発明に係る証明写真用の
撮影装置は、被撮影者の顔部位を含む証明写真用の顔画
像情報を出力する装置であって、被撮影者の顔部位を含
む上半身を撮影して画像情報を出力する撮影手段と、こ
の撮影手段から画像情報を入力して当該画像情報の中に
モアレ縞の原因となる高周波成分が含まれるか否かを検
出し、この画像情報に高周波成分を含む場合は顔画像と
上半身画像とを分離して個別に補正する画像処理手段と
を備えることを特徴とするものである。
ば、被撮影者の顔部位を含む上半身を撮影して得た証明
写真用の顔画像情報を出力する場合に、撮影手段によっ
て、被撮影者の顔部位を含む上半身が撮影されて画像情
報が画像処理手段へ出力される。この画像処理手段では
撮影手段から出力された画像情報に基づいて被撮影者の
顔画像とその顔画像以外の上半身画像とが抽出されると
共に、この顔画像と上半身画像とを分離して補正するよ
うになされる。
したまま、当該顔画像以外の上半身画像の解像度を低減
することができる。これにより、被撮影者が細いストラ
イプ等の縦縞や横縞、格子模様等の服装を着て証明写真
を撮った場合に、服装部分の解像度を低減できるので、
顔画像の鮮鋭度(シャープネス)を損なうことなく、服
装部分のモアレ模様を抑制することができる。
部位を含む上半身を撮影して得た証明写真用の画像情報
を処理する方法であって、画像情報を入力し、当該画像
情報の中にモアレ縞の原因となる高周波成分が含まれる
か否かを検出し、画像情報に高周波成分を含む場合は顔
画像と上半身画像とを分離して個別に補正することを特
徴とするものである。
影者の顔部位を含む上半身を撮影して得た証明写真用の
顔画像情報を処理する際に、被撮影者の顔画像の解像度
を維持したまま、当該顔画像以外の上半身画像の解像度
を低減することができる。
縞や横縞、格子模様等の服装を着て証明写真を撮った場
合に、服装部分の解像度を低減できるので、顔画像のシ
ャープネスを損なうことなく、服装部分のモアレ模様を
抑制することができる。
発明の実施形態としての証明写真用の撮影装置及び画像
処理方法について説明をする。図1は、本発明に係る実
施形態としての証明写真用の撮影装置100の構成例を
示すブロック図である。この実施形態では被撮影者の顔
部位を含む証明写真用の顔画像情報を出力する画像処理
手段を備え、この画像処理手段は撮影手段から画像情報
を入力して当該画像情報の中にモアレ縞の原因となる高
周波成分が含まれるか否かを検出し、この画像情報に高
周波成分を含む場合は顔画像と上半身画像とを分離して
個別に補正するようにして、被撮影者の顔画像の解像度
を維持したまま、当該顔画像以外の上半身画像の解像度
を低減できるようにすると共に、被撮影者の服装部分の
モアレ模様を抑制できるようにしたものである。
被撮影者20の顔部位を含む証明写真用のデジタルの顔
画像情報DOUTを出力する装置である。この顔画像情報
DOUTは自動車免許証等の免許証類、身分証明書、パス
ポート、外国人登録証、図書館利用カード、キャッシュ
カード、クレジットカード、従業者証、社員証、会員
証、医療カード及び学生証などに貼る顔写真30の再
生、又は、IDカード等の証明写真の欄に顔画像を形成
する際に使用される。
可能な撮影ボックス内にプリンタと共にセットされ、無
人撮影システムとして好適に応用されるものである。撮
影装置100は被撮影者20の顔部位を含む上半身を撮
影するものである。この撮影装置100の前方には椅子
13が準備され、被撮影者20はこの椅子13に着座し
て撮影される。この椅子13の後方には例えば、灰色の
背景板50が設けられる。
置(以下でデジタルカメラという)11や照明装置12
が備えられている。デジタルカメラ11は撮影手段の一
例であり、任意の照明光の下で、被撮影者20の顔部位
を含む上半身をカメラ制御信号S1に基づいて撮影し、
R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色に係る画像
情報DINを出力するようになされる。
含む上半身画像を形成するために使用される。デジタル
カメラ11には静止画用のデジタルカメラや、動画用の
ビデオカメラなどが使用される。照明装置12にはスト
ロボランプやメタルハライドランプなどの高輝度ランプ
が使用される。照明装置12では照明制御信号S2に基
づいて発光するようになされる。
続されており、デジタルカメラ11からの画像情報DIN
をメモリ制御信号S3に基づいて一時記憶するようにな
される。記憶装置14にはハードディスクや随時書込み
読み出し可能なメモリ(RAM)などが使用される。
接続されており、メモリ制御信号S3に基づいて記憶装
置14から読み出されたカラーの画像情報DINを周知の
方法により、例えば、カメラフレーム枠から証明写真用
の顔を含む上半身画像が切り出される。この他に、画像
処理手段15では当該画像情報DINの中にモアレ縞の原
因となる高周波成分が含まれるか否かを検出し、この画
像情報DINに高周波成分を含む場合は顔画像と当該顔画
像を除く上半身画像(以下で服装画像という)とを分離
して個別に補正するようになされる。
部51、特徴抽出部52及びマトリクス演算部53を有
している。パターン検出部51では記憶装置14から画
像情報DINを読み出し、パターン検出信号S4に基づい
て当該画像情報DINの中にモアレ縞の原因となる高周波
成分が含まれるか否かを検出するようになされる。パタ
ーン検出部51は周知の最大値検出回路等から成る。
ピーク法により、ストライプの配置ピッチが一定ピッチ
になったときに、ローパスフィルタに通すべき高周波成
分が取り出される。この周波数分析に基づいてパターン
の規則性が判断される。この周波数分析によって上半身
画像から周期的な縦縞や、横縞、格子模様等を検出する
ようになされる。
接続されており、パターン検出結果及び特徴抽出信号S
5に基づいて、記憶装置14から当該被撮影者20の上
半身画像に係る画像情報DINを読出し、この画像情報D
INに基づいて被撮影者20の上半身画像から顔画像と服
装画像とを分離すると共に服装画像を抽出するようにな
される。モアレ縞検出時に服装画像の輝度を補正するた
めである。
ており、被撮影者20の顔画像の中で頭頂部上の余白部
分において、濃度差のある領域を2分割し、この領域の
面積比を算出し、垂直方向のエッジ位置を髪エッジライ
ンとして確定することにより、顔画像の頭頂部を認識す
るようになされる。この頭頂部を基準にして周知の方法
により眉、目、鼻、唇、顎を検知し、顔画像全体を抽出
するようになされる。顔画像の下の部分を服装画像とし
て認識するためである。
が接続されており、特徴抽出部52によって分離抽出さ
れた服装画像が演算制御信号S6に基づいて補正するよ
うになされる。例えば、マトリクス演算部53はデジタ
ル・ローパス・フィルタを構成し、このような縦縞や、
横縞、格子模様等が検出された場合に、服装画像に係る
画像情報DINに所望の重み係数を演算するようになされ
る。
被撮影者20の服装画像において、顔画像から離れるに
従って重み係数を徐々に増加するように演算する。例え
ば、目標画素を中心にして3×3画素の演算窓枠を設定
し、3×3画素の演算窓枠内に含まれる画素の輝度値に
重み係数を演算することにより目標画素の輝度値を補正
するようになされる。
ィルタの効果は顔部位に近い方では弱くなり、顔部位か
ら遠くになるに従って強くすることができる。この結
果、全体的に顔に近い方のぼけが少なくなり、顔から遠
い方のぼけが多くなり、顔写真30としての品質が向上
する。
係る画像情報DINをローパスフィルタ処理することがで
き、服装画像中の高周波成分をカットすることができ
る。これにより、被撮影者20の顔画像の解像度を維持
したまま、服装画像の解像度を低減することができる。
なお、マトリクス演算部53では服装画像から周期的な
模様が検出されなかった場合は、ローパスフィルタ処理
(補正処理)をパスするようになされる。
及び画像処理手段15には制御装置16が接続されてい
る。この制御装置16には操作部17が接続されてい
る。操作部17にはキーボードや、ジョイスティックな
どの入力ツールが取り付けられており、被撮影者20に
よって証明写真の大きさ(サイズ)、撮影開始、画像表
示、プリント開始、撮影終了等を指示できるようになさ
れている。これらの入力ツールの操作によって、プリン
トサイズ、撮影開始、画像表示、プリント開始等の操作
情報D1が制御装置16に出力される。
ログラムを格納した図示しないROM、この制御プログ
ラムに基づいて装置全体を制御するCPU、ワークメモ
リとして使用されるRAM、当該装置の使用方法の解説
情報(動画情報)を記録したEEPROMや光磁気ディ
スク等を有している。
D1や制御プログラムに基づいてカメラ制御信号S1、
照明制御信号S2、メモリ制御信号S3、パターン検出
信号S4、特徴抽出信号S5及び演算制御信号S6を発
生する。カメラ制御信号S1はデジタルカメラ11を制
御する信号であり、例えば、撮影開始を指示する信号で
ある。照明制御信号S2は照明装置12を制御する信号
であり、例えば、照明光の強さを調整する信号である。
する信号であり、例えば、カメラフレーム枠に対する証
明写真画像の大きさを設定したり、画像情報DINの書込
み読出しを制御する信号である。パターン検出信号S4
はパターン検出部51を制御する信号であり、当該画像
情報DINの中に高周波成分が含まれるか否かの検出を開
始指示する信号である。
する信号であり、被撮影者20の上半身画像から顔画像
と服装画像との分離開始を指示する信号である。演算制
御信号S6はマトリクス演算部53を制御する信号であ
り、服装画像に係る画像情報DINに所望の重み係数の演
算開始を指示する信号である。
されており、顔画像情報DOUTに基づいて被撮影者20
の顔画像を形成するようになされる。プリンタ18には
インクジェット方式や、熱転写記録方式、電子写真方式
のものが使用される。この例では熱転写記録方式のプリ
ンタ(昇華型ビデオプリンタ)が使用される。
とを重ね合わせて熱を与えることにより、記録材の記録
層を受像材料の受像層に転移させて画像を形成するよう
になされる。プリンタ18には、証明書用の顔写真30
の他に、IDカード等の証明写真の欄に直接顔画像を形
成する機種も含まれる。
に、液晶表示モニタ19が接続されており、デジタルカ
メラ11で撮影した被撮影者20の上半身画像を表示で
きるようになされている。もちろん、液晶表示モニタ1
9には当該装置100の使用方法を動画で案内表示する
ようにしてもよい。
メラフレーム枠)は横方向がN画素で縦方向がM画素の
マトリックス状となる。液晶表示モニタ19の場合には
N×M=640×480画素程度である。また、IDカ
ード等に形成される顔写真30の大きさは、縦の長さが
30mm程度で、横の長さが24mm程度(縦横比=
5:4)である。そのため被撮影者20をカメラフレー
ム枠の中心に合わせて撮影するようになされる。カメラ
フレーム枠から証明写真用の顔を含む上半身画像が切り
出されるためである。
で再現すると、例えば、図2Aに示すような顔部位を含
む上半身画像が得られる。図2A及びBは被撮影者20
に関する上半身画像例を示すイメージ図である。図2A
はモアレ縞の原因となる高周波成分が含まれていない服
装画像パターンP1を示している。被撮影者20の着衣
に関して横縞や縦縞、格子模様等のストライプがない服
装である。この場合はモアレ縞が生じないので、ローパ
スフィルタ処理を省略される。
となる高周波成分を含んだ服装画像パターンP2を示し
ている。この例では、被撮影者20の胸部に横縞模様が
有り、その腕部分には縦縞模様が有る。このような服装
の場合はデジタルカメラ11を構成するCCD素子等と
の干渉の影響でモアレ縞が生じる。従って、服装部分に
係る画像情報DINにローパスフィルタ処理をするように
なされる。
ーンP2における上半身画像の補正例(その1)、図4
A〜Cはその補正例(その2)を示すイメージ図であ
る。図3Aに示す境界線φはモアレ縞の発生を防止する
に当たって、被撮影者20の上半身画像中に設定したも
のであり、顔画像と当該服装画像とを分離する位置に設
けられる。図3Aに示した服装画像パターンP2は図3
Bに示すように上下に分割される。
画像パターンP21であり、下部が服装画像パターンP
22である。この例では服装画像パターンP22をロー
パスフィルタ処理してぼかすようになされる。この結
果、図3Cに示す横縞及び縦縞模様等のストライプ部分
の画像をぼやかすことができる。この補正後の服装画像
パターンをP22’で示すことにする。
画像パターンP2において境界線φから離れるに従って
重み係数を徐々に増加するように演算するようになされ
る。これにより、境界線φから徐々にローパスフィルタ
の効果を上げていくことができる。このように重み係数
を徐々に増加するようにしたのは、ローパス・フィルタ
処理をする画像領域と、このフィルタ処理をしない画像
領域との境界線φを目立たなくするためである。
顔画像パターンP21と、図4Bに示すフィルタ処理後
の服装画像パターンP22’とが合成される。この結
果、図4Cに示す上半身画像パターンP23を得ること
ができる。この上半身画像パターンP23は顔画像がシ
ャープで服装画像がぼやけている。
トラスト処理を行ってもよい。顔画像がシャープでない
場合に、顔画像のコントラストを高めることができる。
その際に、服装画像は予めフィルタ処理によってぼやけ
ているので、フィルタ処理を施さない場合に比べて微調
整が可能となる。
ついて説明する。図5は撮影装置100における処理例
を示すフローチャートである。この実施例では被撮影者
20が入室可能な撮影ボックス内にプリンタ18、液晶
表示モニタ19と共に撮影装置100がセットされ、無
人撮影システムとして運用される場合を例に採り、被撮
影者20の顔部位を含む上半身を撮影して得た証明写真
用の画像情報DINを画像処理する場合を想定する。
モアレ縞の原因となる高周波成分が含まれるか否かを検
出し、画像情報DINに高周波成分を含む場合は上半身画
像を顔画像と服装画像とを分離して個別に補正する場合
を前提とする。もちろん、撮影装置100の前方には椅
子13が準備され、被撮影者20は背景板50を背にし
て椅子13に着座する。被撮影者20は操作部17を操
作して証明写真の大きさ(サイズ)や画像表示等が指示
される。
0が操作部17を操作して撮影開始を指示すると、図5
に示すフローチャートのステップA1でデジタルカメラ
11によって被撮影者20の顔部位を含む上半身が撮影
される。このとき、制御装置16からの照明制御信号S
2に基づいて照明装置12が発光され、この照明光の下
で、被撮影者20の顔部位を含む上半身がカメラ制御信
号S1に基づいてデジタルカメラ11により撮影され
る。
のR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色に係る画
像情報DINはステップA2でメモリ制御信号S3に基づ
いて記憶装置14に一時記憶される。そして、ステップ
A3で画像処理手段15ではメモリ制御信号S3に基づ
いて記憶装置14からカラーの画像情報DINが読み出さ
れる。
理手段15では周知の方法によりカメラフレーム枠から
証明写真用の顔を含む上半身画像が切り出される他に、
当該画像情報DINの中にモアレ縞の原因となる高周波成
分が含まれるか否かが検出される。このとき、液晶表示
モニタ19にはデジタルカメラ11で撮影した被撮影者
20の上半身画像を表示するようになされる。
は、ステップA5に移行して上半身画像から顔画像と服
装画像とが分離されて個別に補正するようになされる。
例えば、パターン検出部51では記憶装置14から読み
出された画像情報DINの中にモアレ縞の原因となる高周
波成分が含まれるか否かをパターン検出信号S4に基づ
いて検出するようになされる。このとき、図2Bに示し
たような上半身画像から周期的な縦縞や、横縞、格子模
様等が認識される。
出された画像情報DIN、パターン検出結果、及び特徴抽
出信号S5に基づいて当該被撮影者20の上半身画像か
ら顔画像と服装画像とを分離すると共に服装画像を抽出
するようになされる。ここで特徴抽出部52では図3A
に示した服装画像パターンP2が図3Bに示したように
上下に分割される。この境界線φの上部が顔画像パター
ンP21であり、下部が服装画像パターンP22であ
る。
によって分離抽出された服装画像が演算制御信号S6に
基づいて補正される。例えば、マトリクス演算部53で
は所望の重み係数が服装画像に係る画像情報DINに演算
される。このとき、マトリクス演算部53では当該被撮
影者20の服装画像において、顔画像から離れるに従っ
て重み係数を徐々に増加するように演算する。例えば、
目標画素を中心にして3×3画素の演算窓枠を設定し、
3×3画素の演算窓枠内に含まれる画素の輝度値に重み
係数を演算することにより目標画素の輝度値を補正する
ようになされる(ローパスフィルタ処理)。この演算結
果により、図3Cに示したように服装画像中の高周波成
分をカットすることができる。
ていない場合はステップA5及びA6をパスしてステッ
プA7に移行する。ステップA7では画像合成処理をす
る。例えば、図4Aに示したフィルタ未処理の顔画像パ
ターンP21と、図4Bに示したフィルタ処理後の服装
画像パターンP22’とが合成される。この結果、図4
Cに示した上半身画像パターンP23を得ることができ
る。この上半身画像パターンP23は顔画像がシャープ
で服装画像がぼやけている。
アウトをする。このとき、被撮影者20が操作部17を
操作してプリント開始等を指示すると、これに基づく操
作情報D1が制御装置16に出力される。プリンタ18
では顔画像情報DOUTに基づいてモアレ縞の無い、被撮
影者20の顔画像を形成することができる。そして、ス
テップA9で撮影を全部終了したか否かが判別される。
このとき、制御装置16では、撮影終了を指示する操作
情報D1を検出して処理を終了する。再度撮影開始等を
指示する操作情報D1が入力された場合はステップA1
に戻って上述の処理を繰り返すようになされる。
の証明写真用の撮影装置100及び画像処理方法によれ
ば、被撮影者20の顔部位を含む上半身を撮影して得た
証明写真用の顔画像情報DOUTを出力する場合に、デジ
タルカメラ11によって、被撮影者20の顔部位を含む
上半身が撮影されて画像情報DINが画像処理手段15へ
出力される。この画像処理手段15ではデジタルカメラ
11から出力された画像情報DINに基づいて被撮影者2
0の顔画像とその顔画像以外の服装画像とが抽出される
と共に、この顔画像と服装画像とを分離して補正するよ
うになされる。
維持したまま、当該顔画像以外の服装画像の解像度を低
減することができる。これにより、被撮影者20が細い
ストライプ等の縦縞や横縞、格子模様等の服装を着て証
明写真を撮った場合に、服装部分の解像度を低減できる
ので、顔画像のシャープネス(鮮鋭度)を損なうことな
く、服装部分のモアレ模様を抑制することができる。
られた画像情報DINを記憶装置14に一時記憶し、その
後、読み出して画像処理する場合について説明したが、
これに限られることはなく、デジタルカメラ11から得
られた画像情報DINをリアルタイムに画像処理を行って
もよい。
に関して直線状に境界線φを設定し、その下方を一律に
フィルタ処理する場合について説明したが、これに限ら
れることはなく、人間の肩は下がっている等のシルエッ
トを考慮して任意の曲線状のパターンを設定し、このパ
ターンに基づいてフィルタ処理をするようにしてもよ
い。
写真用の撮影装置によれば、被撮影者の顔部位を含む証
明写真用の顔画像情報を出力する画像処理手段を備え、
この画像処理手段は撮影手段から画像情報を入力して当
該画像情報の中にモアレ縞の原因となる高周波成分が含
まれるか否かを検出し、この画像情報に高周波成分を含
む場合は顔画像と上半身画像とを分離して個別に補正す
るようになされる。
像度を維持したまま、当該顔画像以外の上半身画像の解
像度を低減することができる。従って、被撮影者が細い
ストライプ等の縦縞や横縞、格子模様等の服装を着て証
明写真を撮った場合でも、服装部分の解像度を低減でき
るので、顔画像のシャープネスを損なうことなく、服装
部分のモアレ模様を抑制することができる。
影者の顔部位を含む上半身を撮影して得た証明写真用の
画像情報を処理する際に、画像情報を入力し、当該画像
情報の中にモアレ縞の原因となる高周波成分が含まれる
か否かを検出し、この画像情報に高周波成分を含む場合
は顔画像と上半身画像とを分離して個別に補正するよう
になされる。
像度を維持したまま、当該顔画像以外の上半身画像の解
像度を低減することができる。従って、被撮影者が細い
ストライプ等の縦縞や横縞、格子模様等の服装を着て証
明写真を撮った場合に、服装部分の解像度を低減できる
ので、顔画像のシャープネスを損なうことなく、服装部
分のモアレ模様を抑制することができる。
身分証明書、パスポート、外国人登録証、図書館利用カ
ード、キャッシュカード、クレジットカード、従業者
証、社員証、会員証、医療カード及び学生証などのID
カードの証明写真撮影システムに適用して極めて好適で
ある。
影装置100の構成例を示すブロック図である。
すイメージ図である。
ける上半身画像の補正例(その1)を示すイメージ図で
ある。
図である。
ャートである。
Claims (11)
- 【請求項1】 被撮影者の顔部位を含む証明写真用の顔
画像情報を出力する装置であって、 前記被撮影者の顔部位を含む上半身を撮影して画像情報
を出力する撮影手段と、 前記撮影手段から画像情報を入力して当該画像情報の中
にモアレ縞の原因となる高周波成分が含まれるか否かを
検出し、少なくとも、前記画像情報に高周波成分を含む
場合は前記顔画像と上半身画像とを分離して個別に補正
する画像処理手段とを備えることを特徴とする証明写真
用の撮影装置。 - 【請求項2】 前記画像処理手段は、 前記撮影手段からの画像情報を入力して当該画像情報の
中にモアレ縞の原因となる高周波成分が含まれるか否か
を検出する検出部と、 前記画像情報に基づいて被撮影者の顔画像と該顔画像以
外の上半身画像とを抽出する特徴抽出部と、 前記特徴抽出部によって抽出された前記顔画像と上半身
画像とを分離して補正する演算部とを有することを特徴
とする請求項1に記載の証明写真用の撮影装置。 - 【請求項3】 前記演算部は、 前記顔画像以外の上半身画像から周期的な模様を検出
し、 前記模様が検出された場合は、 前記顔画像を除く上半身画像に係る画像情報に所望の重
み係数を演算することを特徴とする請求項2に記載の証
明写真用の撮影装置。 - 【請求項4】 前記顔画像を除く上半身画像において、 前記演算部は、 前記顔画像から当該顔画像を除く上半身画像へ離れるに
従って前記重み係数を徐々に増加するように演算するこ
とを特徴とする請求項2に記載の証明写真用の撮影装
置。 - 【請求項5】 前記顔画像と当該顔画像を除く上半身画
像とを分離する境界線が設けられる場合であって、 前記演算部は、 前記境界線から当該顔画像を除く上半身画像へ離れるに
従って前記重み係数を徐々に増加するように演算するこ
とを特徴とする請求項2に記載の証明写真用の撮影装
置。 - 【請求項6】 前記演算部は、 前記顔画像を除く上半身画像に係る画像情報をローパス
フィルタ処理して前記上半身画像中の高周波成分をカッ
トすることを特徴とする請求項2に記載の証明写真用の
撮影装置。 - 【請求項7】 被撮影者の顔部位を含む上半身を撮影し
て得た証明写真用の画像情報を処理する方法であって、 前記画像情報を入力し、当該画像情報の中にモアレ縞の
原因となる高周波成分が含まれるか否かを検出し、 前記画像情報に高周波成分を含む場合は前記顔画像と上
半身画像とを分離して個別に補正することを特徴とする
画像処理方法。 - 【請求項8】 前記画像情報に高周波成分を含む場合
は、 前記画像情報から被撮影者の顔画像と該顔画像以外の上
半身画像とを抽出し、 抽出された前記顔画像以外の上半身画像から周期的な模
様を検出し、 前記模様が検出された場合は、 前記顔画像を除く上半身画像に係る画像情報に所望の重
み係数を演算することを特徴とする請求項7に記載の画
像処理方法。 - 【請求項9】 前記顔画像を除く上半身画像において、 前記顔画像から当該顔画像を除く上半身画像へ離れるに
従って前記重み係数を徐々に増加するように設定するこ
とを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。 - 【請求項10】 前記顔画像と当該顔画像を除く上半身
画像とを分離する境界線を設け、 前記境界線から当該顔画像を除く上半身画像へ離れるに
従って前記重み係数を徐々に増加するように設定するこ
とを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。 - 【請求項11】 前記顔画像を除く上半身画像に係る画
像情報をローパスフィルタ処理して前記上半身画像中の
高周波成分をカットすることを特徴とする請求項7に記
載の画像処理方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001335176A JP2003143464A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 証明写真用の撮影装置及び画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001335176A JP2003143464A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 証明写真用の撮影装置及び画像処理方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003143464A true JP2003143464A (ja) | 2003-05-16 |
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ID=19150192
Family Applications (1)
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003143464A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-10-31 JP JP2001335176A patent/JP2003143464A/ja active Pending
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