JP2000089825A - 磁気マーカ - Google Patents

磁気マーカ

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JP2000089825A
JP2000089825A JP10258610A JP25861098A JP2000089825A JP 2000089825 A JP2000089825 A JP 2000089825A JP 10258610 A JP10258610 A JP 10258610A JP 25861098 A JP25861098 A JP 25861098A JP 2000089825 A JP2000089825 A JP 2000089825A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic marker
road surface
magnet
main body
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JP10258610A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Motokura
義信 本蔵
Hiroyuki Toki
浩之 土岐
Hiroshi Matsuoka
浩 松岡
Aki Watarai
亜起 度会
Hiroaki Hirano
広昭 平野
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Aichi Steel Corp
Original Assignee
Aichi Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に確実に路面に対して垂直に磁気マーカを
固定することができる磁気マーカを提供する。 【解決手段】この磁気マーカは、路面上に開口する固定
穴61に装着され内部に収納室31をもつ本体部3と、
該本体部3と一体的に形成され該固定穴61の該開口周
辺の路面を覆うフランジ状の傘部4と、をもつケース2
と、該収納室31に収納保持された上下端に磁極をもつ
磁石5と、を具備する。本発明の磁気マーカはそのケー
スの傘部が固定穴の周囲の路面上に接した状態で固定穴
に固定される。このためこの磁気マーカの磁極を結ぶ方
向は常に路面にたいして垂直に固定維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の磁気誘導
システムあるいは磁気による警報、警告システムに用い
られる磁気マーカに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の磁気誘導システムあるい
は磁気による警報、警告システムにおける一つの目的
は、走行中の自動車を規定のレーンに沿って走行させる
ことである。例えば、路面の車線中央に沿って自動運行
させることであった。本磁気誘導システムの基本的形態
の一例として図3に示すように、自動車9側には車体の
底面中央部91に磁気センサ92を設置し、路面93側
には車線中央に沿って磁気信号を出す磁気マーカ94を
設置したものである。この例では磁気マーカ94は車線
中央に設置され、自動車は車線中央を自動運行するよう
に制御されている。
【0003】自動車の磁気誘導システムにおいては、自
動車9の車体底面中央部91に磁気センサ92を設置す
るため、磁気センサ92と磁気マーカ94間の距離が2
00〜300mm程度と大きい。このため大きなギャッ
プに対応した磁場発生装置を必要とする。従来の磁気マ
ーカ94は磁気センサ92との間の大きなギャップを克
服する方法として、磁気マーカ94に用いられる磁石の
形状を細長い柱状としている。柱状磁石の場合、必要な
断面を一定として磁石の高さを高くするに従い、扁平な
形状の場合に比べて磁石自身が作る反磁場が小さくな
り、外部に取り出せる磁束密度が大きくなることが広く
知られている。具体的には磁気マーカに用いられる磁石
としてはを直径20mm、高さ50mmの細長い円柱状
の磁石が使用されている。
【0004】この方式の従来の磁気マーカ94は、図9
に示すように、細長い円柱磁石95、ケース96、蓋9
7よりなり路面部93に穴931をあけてモルタル93
2等で埋め込まれて使用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の柱状の磁気マー
カは柱状で路面と垂直になるように埋め込まれて使用さ
れている。この埋め込み作業を容易にするため、磁気マ
ーカが装着される穴より大きい径の埋め込み穴を開ける
ことになる。このため磁気マーカを、大きめの埋め込み
穴に設置する際、磁気マーカが傾き、路面に対して傾い
た状態で固定される場合がある。このため、磁気マーカ
の固定に細心の注意と慎重な作業を必要とした。
【0006】本発明は係る問題を解消するもので、容易
に確実に路面に対して垂直に磁気マーカを固定すること
ができる磁気マーカを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気マーカは、
自動車の磁気誘導システムあるいは磁気による警報、警
告システムに使用される磁気マーカであって、自動車の
通路の路面上に開口する固定穴に装着され内部に収納室
をもつ本体部と、該本体部と一体的に形成され該固定穴
の該開口周辺の路面を覆うフランジ状の傘部と、をもつ
ケースと、該収納室に収納保持された上下端に磁極をも
つ磁石と、を具備することを特徴とする。
【0008】本発明の磁気マーカはそのケースの傘部が
固定穴の周囲の路面上に接した状態で固定穴に固定され
る。このためこの磁気マーカの磁極を結ぶ方向は常に路
面にたいして垂直に固定維持される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の磁気マーカはケースと磁
石とからなる。このケースは、自動車の通路の路面上に
開口する固定穴に装着され内部に収納室をもつ本体部
と、この本体部と一体的に形成され固定穴の開口周辺の
路面を覆うフランジ状の傘部と、をもつ。傘部は本体部
の上端より遠心方向に突出している。この傘部は路面よ
り突出したものとなるため、その厚さは薄い方がよい。
しかし、車両に踏みつけられて破損するような弱いもの
であってはならない。傘部を踏みつける車両の衝撃を緩
和するため、傘部はその高さが低く(薄く)かつドーム
状に周縁が中央部より低いものであるのが好ましい。
【0010】ケースの本体部は収納室をもつもので有れ
ば良い。しかし、ケース本体に作用する応力に耐える十
分な強度を備える必要がある。また、傘部に作用する回
転力あるいは引き抜き力に耐えるため、本体部の外周面
には、回転力に抗する凸部、凹部、外周面が回転しやす
い円筒状と異なる楕円、多角形等の非円筒外周面とする
のが好ましい。また、本体部の外周面に外周面を一周す
るリング状の突条、リング条の溝を形成するのが好まし
い。
【0011】収納室内に保持される磁石を水、大気等か
ら隔離するため、収納室は気密及び液密的に密閉できる
構造とするのが好ましい。このため収納室の開口には蓋
部をもつものが好ましい。なお、ケースは非磁性体で形
成するのが好ましい。磁石は上下端に磁極をもつ。磁石
の形状は柱状とするのが好ましい。この磁石としては路
面の所定高さに必要な磁束を飛ばせるもので良い。しか
し、最大磁気エネルギー積(BH)maxが30MGO
e以上の異方性磁粉と、樹脂、無機質材料あるいは低融
点金属材料等からなる結合材とからなり、異方性磁粉と
結合材とが混合状態にあることが好ましい。異方性磁粉
を用いることでより高い磁場を発生することが可能とな
る。また、異方性磁粉と結合材とが混合状態にあること
で、磁石の剛性、耐熱性および耐磨耗性を向上させるこ
とが可能となり、従来の焼結磁石に比べ強度が優れ、ま
た磁石の割れがなくなり長期間の使用に耐えうる磁石と
なる。
【0012】前記異方性磁粉は、平均粒度が500μm
以上の磁粉を主成分とすることが好ましい。異方性磁粉
の一つの粒子はフルデンス状態である。すなわち、粒子
の容積率(体積占有率)は100%である。この占積率
は磁粉の粒径が小さくなるに従って低下するため、その
集合体からなる磁石の磁気特性である(BH)maxは
小さくなる。このため、大粒径の磁粉を用いて磁石を構
成すると同じ(BH)maxの磁粉を用いても、より
(BH)maxの大きな磁石が製造でき、性能のよい磁
石となる。
【0013】本発明の磁気マーカの少なくとも一部の表
面には、コーティングあるいはモールディング層を有す
ることが好ましい。該コーティングあるいは該モールデ
ィング層で表面を覆うことは磁気マーカの防水性および
耐磨耗性の向上に寄与し、磁気マーカの長期にわたる使
用に耐えられるようになる。
【0014】
【実施例】以下実施例を用いて本発明を説明する。本発
明の磁気マーカの一実施例を図1及び図2に示す。図1
はこの磁気マーカの斜視図を示し、図2はこの磁気マー
カを路面部に埋設固定した状態の縦断面を示す断面図で
ある。
【0015】本実施例の磁気マーカ1はケース2と磁石
5とからなる。ケース2は本体部3と傘部4とからな
る。ケース2の本体部3は下端に開口した収納室31を
もち、外周面の下方部分は雄ねじとなっている。この雄
ねじには袋ナット状の蓋部32が螺合し、シール材(図
示せず)で気密及び液密的に収納室31を密閉してい
る。この蓋部32の外周径は本体部3の外周径より大き
くこのケース2の本体部3はその下端部が遠心方向に膨
大したリング状の突帯となっている。この蓋部32は路
面部6に埋設された後、この磁気マーカ1の引き抜き力
に対して大きく抵抗する。
【0016】また、本体部3の外周面上方には四方に延
びる凸部33が形成されている。この4個の突部33は
磁気マーカ1の回り止めの機能と位置合わせの機能をも
つ。傘部4は本体部3の上端部にフランジ状に延びてい
る。この傘部4の下面はケース2の軸芯に対して垂直な
面となっている。ケース2は本体部3及び傘部4が一体
的に非磁性材料であるSUS304で形成され、その高
さは蓋部32を締結した状態で約40mm、傘部4の外
周径は約100mm、本体部3の外周径は約36mmで
ある。
【0017】磁石5はNdFeBからなる希土類磁石
で、焼結希土類磁石を成形型内に配置し、型面との間隙
に希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂からなるプラスチック
磁石を射出成形して形成された柱状の磁石である。この
磁石5はその上端がN極、下端がS極に着磁されてい
る。この磁石5はケース2の収納室31内に僅かの間隙
を残して装着できるように設計されている。このためこ
の磁石5の磁極を結ぶ方向は傘部4の下面に対して垂直
となって収納保持される。なお、収納室31の天井に相
当する上底面と磁石5の上端面との間には多孔質樹脂よ
りなるクッション材51が介装され、ケース2と磁石5
との間の相対振動を吸収している。
【0018】本実施例の磁気マーカ1は以上の構成から
なる。この磁気マーカ1を通路の路面部6に固定するに
は、図2に示すように、路面部6にケース2の本体部3
より径が大きく、傘部4の外周径より小さい、かつ本体
部3の高さより深い穴61を掘る。この例では路面部6
はアスファルトで形成されている。この穴61に接着剤
としてのモルタル7を、図1に示す磁気マーカ1が固定
された状態としたとき、モルタル7が穴61の開口端よ
りあふれる程度に入れる。そして、磁石5を収納室31
に収納した磁気マーカ1の本体部3を穴61に入れ、傘
部4の下面が路面上に当接するように押さえつけ、モル
タル7の固化を待つ。これにより磁気マーカ1が路面部
6に固定される。
【0019】なお、磁気マーカ1を路面部6の所定位置
に確実に固定するため、路面部6の固定部分に予め十字
のマークを描き、このマークに、ケース2本体部3の外
周面に設けた4個の凸部33を合わせる。これにより確
実に目的位置に磁気マーク1を固定できる。本実施例の
磁気マーカ1は傘部4の下面と磁石5の磁極を結ぶ方向
とが直交する関係にある。そしてこの磁気マーカ1は路
面と傘部4の下面とが当接した状態で路面部6に固定さ
れる。このため磁石5より放射される磁力線は路面に対
して垂直上方に飛ぶことになる。
【0020】
【発明の効果】本発明の磁気マーカはその磁石の磁極を
結ぶ方向が路面に対して常に垂直となるように路面部に
固定されるため、磁気マーカの固定作業が極めて容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の磁気マーカの斜視図。
【図2】本発明の実施例の磁気マーカを路面部に固定し
た状態の縦断面図。
【図3】自動車の磁気誘導システムの説明図である。
【図4】従来の磁気マーカを路面部に固定した状態の縦
断面図。
【符号の説明】 1:磁気マーカ 2:ケース 3:本体部
4:傘部 5:磁石 6:路面部 7:モルタル 3
1:収納室 32:蓋部 33:凸部 51:クッション材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 浩 愛知県東海市荒尾町ワノ割1番地 愛知製 鋼株式会社内 (72)発明者 度会 亜起 愛知県東海市荒尾町ワノ割1番地 愛知製 鋼株式会社内 (72)発明者 平野 広昭 愛知県東海市荒尾町ワノ割1番地 愛知製 鋼株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の磁気誘導システムあるいは磁気
    による警報、警告システムに使用される磁気マーカであ
    って、 自動車の通路の路面上に開口する固定穴に装着され内部
    に収納室をもつ本体部と、該本体部と一体的に形成され
    該固定穴の該開口周辺の路面を覆うフランジ状の傘部
    と、をもつケースと、 該収納室に収納保持された上下端に磁極をもつ磁石と、
    を具備することを特徴とする磁気マーカ。
  2. 【請求項2】 前記収納室は密封されている請求項1記
    載の磁気マーカ。
  3. 【請求項3】 前記本体部はその外周面に遠心方向に突
    出する凸部をもつ請求項1記載の磁気マーカ。
  4. 【請求項4】 前記本体部はその下端に該収納室と連通
    する開口をもち、該下端より外周径の大きい蓋部で該開
    口が封止されている請求項1記載の磁気マーカ。
JP10258610A 1998-09-11 1998-09-11 磁気マーカ Pending JP2000089825A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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