JP2000089754A - 演奏支援装置 - Google Patents

演奏支援装置

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JP2000089754A
JP2000089754A JP10365712A JP36571298A JP2000089754A JP 2000089754 A JP2000089754 A JP 2000089754A JP 10365712 A JP10365712 A JP 10365712A JP 36571298 A JP36571298 A JP 36571298A JP 2000089754 A JP2000089754 A JP 2000089754A
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JP10365712A
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English (en)
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Yuji Fujiwara
祐二 藤原
Kiyoshi Kawamura
潔 河村
Taro Kawabata
太郎 川端
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】楽器の演奏に関わる情報をより確実に演奏者に
認識させることが可能な演奏支援装置を提供する。 【解決手段】演奏者がグローブ5を手に装着すると、演
奏者に各指に対応する部分に、それぞれ刺激付与体6が
位置するようになっている。それぞれの刺激付与体6は
図示せぬ制御システムと接続コード4によって接続され
ている。制御システムでは、楽曲の運指データ、鍵盤楽
器の場合には鍵を押下すべき指を示すデータが記憶され
ており、この運指データに応じた指に対応する部分に配
設された刺激付与体6に電力が供給されるようになって
いる。これにより、演奏者は手の触覚を通じて鍵を押下
すべき指を認識することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピアノなどの鍵盤
楽器や管楽器などの楽器の演奏支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鍵盤楽器の演奏支援装置などにおいて、
演奏者に次に押下すべき鍵を発光指示するだけでなく、
どの指で鍵を押下すればよいかの情報(以下、運指情報
とする)を表示する装置が開発されている。従来、この
ような演奏支援装置は、鍵盤楽器における各鍵に対応す
る位置に発光体等と、7セグメントのLED等を備えて
おり、演奏情報に応じた鍵に対応する発光体を発光させ
ることにより押鍵すべき健を指示するとともに、運指情
報に応じた指番号を7セグメントのLED等で表示して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な演奏支援装置では、押下すべき指の情報、すなわち運
指情報を7セグメントのLEDにより指示しているの
で、LEDの表示を目で追うのに少し時間がかかってし
まう。また、運指情報が数字で表示されるため、演奏者
が指と指番号の対応関係を忘れてしまったときには、演
奏者は運指情報を認識することができない。また、演奏
者が鍵盤楽器を演奏しているときに、発光体や7セグメ
ントのLED等が演奏者自身の手に隠れてしまい、演奏
者が押下すべき鍵や運指情報などを認識することができ
ない場合がある。
【0004】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、楽器の演奏に関わる情報をより確実に演奏
者に認識させることが可能な演奏支援装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の演奏支援装置は、楽曲の
運指情報を記憶する記憶手段と、演奏者の手における各
指に対応する部分にそれぞれ装着され、演奏者の指に対
応する部分に刺激を付与する刺激付与手段と、前記記憶
手段に記憶された前記運指情報を読み出し、読み出した
前記運指情報に基づいて特定される指に対応する部分に
装着された前記刺激付与手段を駆動する制御手段とを具
備することを特徴とする。
【0006】この構成によれば、制御手段が記憶手段に
記憶された運指情報に特定される指に対応する刺激付与
手段を駆動する。これにより、刺激付与手段が運指情報
に特定される指に対応する部分に刺激を付与することが
できる、すなわち運指情報に特定される指を演奏者の触
覚を通じて認識させることが可能となる。従って、より
確実に演奏者に楽曲の運指情報を指示することができ
る。また、演奏者の触覚を通じて運指情報を認識させて
いるので、演奏者は運指情報を直感的に理解でき、応答
が早くなる。
【0007】また、請求項2に記載の演奏支援装置は、
請求項1に記載の演奏支援装置において、演奏者の手に
装着され、演奏者に情報を報知する報知手段をさらに具
備し、前記記憶手段は、楽曲の音階情報を記憶してお
り、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記音
階情報を読み出し、読み出した前記音階情報を前記報知
手段により報知することを特徴とする。
【0008】この構成によれば、楽曲の音階情報、例え
ば「ド」、「レ」、「ミ」といった情報を演奏者の手に
装着された報知手段により演奏者に報知することができ
る。このように音階情報を報知する場合にも、報知手段
が手に装着されているため、音階情報が演奏者の手に隠
れてしまうといったことがなく、より確実に音階情報を
演奏者に認識させることができる。
【0009】また、請求項3に記載の演奏支援装置は、
請求項1または2に記載の演奏支援装置において、前記
記憶手段は、楽曲を構成する音の強弱に関わる強弱情報
を記憶しており、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
された前記強弱情報を読み出し、読み出した前記強弱情
報に応じて前記刺激付与手段によって付与する刺激の大
きさを制御することを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載の演奏支援装置は、
楽曲の音階情報を記憶する記憶手段と、演奏者の手に装
着され、演奏者に情報を報知する報知手段と、前記記憶
手段に記憶された前記音階情報を読み出し、読み出した
前記音階情報を前記報知手段により演奏者に報知する制
御手段とを具備することを特徴とする。
【0011】また、請求項5に記載の演奏支援装置は、
楽曲を構成する音の強弱に関わる強弱情報を記憶する記
憶手段と、演奏者の手に装着され、演奏者に情報を報知
する報知手段と、前記記憶手段に記憶された前記強弱情
報を読み出し、読み出した前記強弱情報を前記報知手段
により演奏者に報知する制御手段とを具備することを特
徴とする。
【0012】また、請求項6に記載の演奏支援装置は、
請求項5に記載の演奏支援装置において、前記報知手段
は、点滅発光可能な点滅発光手段を有しており、前記制
御手段は、前記強弱情報に基づいて前記点滅発光手段の
点滅周期を制御することを特徴としている。
【0013】また、請求項7に記載の演奏支援装置は、
請求項5に記載の演奏支援装置において、前記報知手段
は、発光量を変化させることが可能な可変発光手段を有
しており、前記制御手段は、前記強弱情報に基づいて前
記可変発光手段の発光量を制御することを特徴としてい
る。
【0014】また、請求項8に記載の演奏支援装置は、
楽曲の運指情報を記憶する記憶手段と、演奏者の手に装
着され、演奏者の各指のそれぞれに予め対応づけられた
色の光を発光することが可能な1つの発光手段と、前記
記憶手段に記憶された前記運指情報を読み出し、読み出
した前記運指情報に基づいて特定される指に予め対応づ
けられた色の光を発光するように前記発光手段を駆動す
る制御手段とを具備することを特徴としている。
【0015】また、請求項9に記載の演奏支援装置は、
楽曲の運指情報および楽曲を構成する音の強弱に関わる
強弱情報を記憶する記憶手段と、演奏者の手に装着さ
れ、演奏者の各指のそれぞれに予め対応づけられた色の
光を発光することが可能であり、かつ点滅発光が可能な
発光手段と、前記記憶手段に記憶された前記運指情報を
読み出し、読み出した前記運指情報に基づいて特定され
る指に予め対応づけられた色の光を発光するように前記
発光手段を駆動するとともに、前記記憶手段に記憶され
た前記強弱情報を読み出し、読み出した前記強弱情報に
基づいて前記発光手段の点滅周期を制御する制御手段と
を具備することを特徴としている。
【0016】また、請求項10に記載の演奏支援装置
は、楽曲の運指情報および楽曲を構成する音の強弱に関
わる強弱情報を記憶する記憶手段と、演奏者の手に装着
され、演奏者の各指のそれぞれに予め対応づけられた色
の光を発光することが可能であり、かつ発光量を変化さ
せることが可能な発光手段と、前記記憶手段に記憶され
た前記運指情報を読み出し、読み出した前記運指情報に
基づいて特定される指に予め対応づけられた色の光を発
光するように前記発光手段を駆動するとともに、前記記
憶手段に記憶された前記強弱情報を読み出し、読み出し
た前記強弱情報に基づいて前記発光手段の発光量を制御
する制御手段とを具備することを特徴としている。
【0017】また、請求項11に記載の演奏支援装置
は、楽曲の運指情報を記憶する記憶手段と、演奏者の手
に装着され、演奏者の各指に対応する部分が予め対応づ
けられた色に着色されたグローブと、前記グローブに着
色された複数色の光を発光することが可能な発光手段
と、前記記憶手段に記憶された前記運指情報を読み出
し、読み出した前記運指情報に基づいて特定される指に
予め対応づけられて前記グローブに着色された色の光を
発光するように前記発光手段を駆動する制御手段とを具
備することを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.第1実施形態 A−1.演奏支援装置 まず、図1は本発明の第1実施形態に係る演奏支援装置
を備える鍵盤楽器1の外観を示す。同図に示すように、
この鍵盤楽器1は、複数の鍵が配設された鍵盤2と押鍵
指示装置7を有しており、押鍵指示装置7は鍵盤2の各
鍵に対応する位置のそれぞれに配設されるLED(Ligh
t Emitting Diode)等からなる発光体3を有している。
これらの発光体3が後述する音階データに応じて発光す
ることにより、演奏者に押下すべき鍵を指示することが
できるようになっている。
【0019】符号5は、演奏者の手に装着されるグロー
ブを示す。グローブ5は接続コード4を介して鍵盤楽器
1に接続されている。図2に示すように、グローブ5に
は、5つの刺激付与体(刺激付与手段)6が取り付けら
れており、これらの刺激付与体6はグローブ5が演奏者
の手に装着されたときの各指に対応する部分に位置する
ように配設されている。このとき、刺激付与体6は、関
節上にない位置に配設されるのが望ましく、中手指節関
節と近位指節間関節との間に配設されるのがさらに望ま
しい。また、関節位置は個人差があるため、刺激付与体
6の取付位置を変更可能とするようにしてもよい。刺激
付与体6には、接続コード4を介して鍵盤楽器1側から
電力が供給され、これにより各刺激付与体6は演奏者の
手に刺激を付与する。刺激付与体6としては、例えばモ
ータを備えるバイブレータ等を用いることができる。他
にも、刺激付与体6としては、圧電素子、ソレノイドま
たは発熱体などを用いることが可能であり、接続コード
4を介して電力が供給された時に、演奏者の手に刺激を
与えることができるものであればよい。なお、各刺激付
与体6に電力を供給する鍵盤楽器1内の構成要素につい
ては後述する。
【0020】次に、本実施形態に係る演奏支援装置の制
御システムについて図3を用いて説明する。同図におい
て、符号30はデータメモリ(記憶手段)を示す。デー
タメモリ30は、楽曲の運指データおよび楽曲の音階デ
ータ等の楽曲演奏に関わる情報を予め記憶しておくもの
であり、バス20を介してCPU(中央処理装置)31
と接続されている。
【0021】外部記憶装置33は、楽曲演奏に関わる情
報等を記憶するための比較的大容量の補助記憶手段であ
り、磁気記憶媒体やCDーROMなどと、これらからデ
ータを読み取る読取装置とにより構成されている。この
外部記憶装置33に記憶されているデータはインターフ
ェース回路34およびバス20を介してCPU31に入
力され、さらにCPU31からデータメモリ30に書き
込まれるようになっている。なお、DMA(ダイレクト
メモリアクセス)方式により外部記憶装置33からデー
タメモリ30に直接データを書き込むようにしてもよ
い。
【0022】プログラムメモリ32は、CPU31によ
って実行される制御プログラム等を記憶しているROM
(リードオンリメモリ)であり、バス20を介してCP
U31と接続されている。
【0023】ワーキングメモリ35はRAM(ランダム
アクセスメモリ)により構成されるメモリであり、運指
データや音階データなどの楽曲演奏に関わるデータや制
御情報を記憶するのに用いられる。コントロールスイッ
チ群36は、スタート釦およびその他の操作スイッチか
ら構成されるものであり、インターフェース回路37お
よびバス20を介してCPU31と接続されている。
【0024】インタフェース回路38は、音階データを
記憶する音階データレジスタ45と、運指データを記憶
する運指データレジスタ46とを有しており、音階デー
タレジスタ45および運指データレジスタ46はバス2
0に接続されている。音階データレジスタ45の出力は
デコーダ47に供給され、運指データレジスタ46の出
力はデコーダ48に供給されるようになっている。
【0025】デコーダ47は、音階データレジスタ45
からの音階データ信号をデコードして押鍵指示装置7に
供給するものである。ここで、デコーダ47は、鍵盤2
を構成する鍵と同じビット数の出力信号を生成し、発光
させるべき発光体3に対応するビットが「1」となる信
号を生成する。このようにしてデコーダ47に生成され
た信号はデコードして押鍵表示装置7に供給される。押
鍵指示装置7は、デコーダ47から供給された信号に応
じた鍵に対応する発光体3を駆動する。これにより、デ
ータメモリ30に記憶された音階データに応じて順次発
光体3が発光し、演奏者に押下すべき鍵を指示すること
ができる。
【0026】デコーダ48は運指データレジスタ46か
らの運指データをデコードして刺激付与体駆動回路49
に供給する。刺激付与体駆動回路49は、デコーダ48
の出力信号を増幅し、接続コード4(図1参照)を介し
て刺激付与体6に供給する。これにより、データメモリ
30に記憶された運指データに応じた指に対応する刺激
付与体6が演奏者の手に刺激を付与して鍵を押下すべき
指を指示する。従って、この演奏支援装置においては、
CPU31、プログラムメモリ32、ワーキングメモリ
35、インタフェース回路38、デコーダ47,48お
よび刺激付与体駆動回路49は制御手段を構成してい
る。
【0027】さて、図4は楽曲に関する情報がデータメ
モリ30に記憶されている状態を示す。同図において、
符号D1、D2、……は各々楽曲の各音符に対応した音
符データである。各音符データには、符長データ(符号
B11等)、音階データ(符号B12等)および運指デ
ータ(符号B13等)により構成されている。また、楽
曲の最後の音符に対応した音符データには、これらのデ
ータの他にフィニッシュコードを含んでいる。符長デー
タ等は各々1バイトの長さを有しており、符長データ、
音階データ、運指データ、フィニッシュコードの順に記
憶されている。これらの音符データD1、D2……の各
バイトのデータB11、B12……はデータメモリ30
の「1」番地から順に記憶されている。
【0028】ここで、図5は上述した音符データD1、
D2……を構成する各データのフォーマットを示す。同
図に示すように、これらのデータ等はいずれも1バイト
(8ビット)の構成であり、第1および第2ビットは識
別コードとなっている。なお、ビットの呼称は図の左か
ら順に第1、第2……第8ビットとする。図5(a)
は、符長データを示すものであり、識別コードは「0
0」である。第3〜第8ビットは符長(音符あるいは休
符)の長さを示す長さデータである。
【0029】図5(b)は音階データを示し、識別コー
ドは「01」である。また、第3〜第8ビットはキーコ
ードであり、第3、第4ビットはオクターブコード、第
5〜第8ビットはノートコードである。この音階データ
は、デコーダ47によりデコードされた後、押鍵指示装
置7に供給されることにより、特定された発光体3が発
光して演奏者に押下すべき鍵の指示がなされるようにな
っている。
【0030】図5(c)は運指データを示し、識別コー
ドは「11」である。第3〜第5ビットは押指データ、
つまり鍵を押すべき指の番号(親指は1、人差し指は2
……小指は5)をコード化したデータであり、第6〜第
8ビットは、強弱データ、つまり鍵を押すべき力の強弱
を示すデータである。この場合、強弱データは3ビット
のデータであるため、最大8段階の強弱データを記憶さ
せることが可能である。図5(d)は楽曲の終わりを示
すフィニッシュコードであり、全てのビットのデータが
「1」である。なお、楽曲データのフォーマットは、こ
れに限らず、例えば音階、運指等を示すイベントデータ
と、このイベントデータの発生タイミングを示すタイミ
ングデータとからなるイベント方式としてよい。
【0031】A−2.動作 次に、本実施形態に係る演奏支援装置の動作について説
明する。まず、演奏者がコントロールスイッチ群36を
操作して楽曲データの読み込みを開始する。このように
コントロールスイッチ群36から演奏者の指示が入力さ
れると、CD−ROMなどの記憶媒体に記憶された楽曲
データが外部記憶装置33により読み出され、データメ
モリ30に書き込まれる。このとき、図4に示すように
音符データD1、D2……の順番で1番地から書き込ま
れる。
【0032】この後、演奏者がコントロールスイッチ群
36を操作して演奏支援動作を開始させると、楽曲デー
タ中の符長データにしたがった時間間隔で音階データお
よび運指データが順次読み出されることになる。具体的
には、データメモリ30に書き込まれた音符データは、
順次ワーキングメモリ35に転送される。本実施形態で
は、ワーキングメモリ35はインタフェース回路38に
転送する音符データと、その次に転送する音符データと
を記憶することが可能となっており、まず、音符データ
D1、D2がワーキングメモリ35に転送されることに
なる。そして、音符データD1の音階データは音階デー
タレジスタ45を介してデコーダ47に供給される。そ
して、デコーダ47によりデコードされ、押鍵指示装置
7に供給される。これにより、デコーダ47から供給さ
れた信号に基づいて特定された発光体3が発光し、演奏
者に押下すべき鍵を指示することができる。
【0033】一方、音符データD1の運指データは運指
データレジスタ46を介してデコーダ48に供給され
る。そして、デコーダ48によりデコードされ、刺激付
与体駆動回路49に供給される。刺激付与体駆動回路4
9から接続コード4を介して運指データにより特定され
た指に対応する刺激付与体6に電力が供給され、この刺
激付与体6が演奏者の手に刺激を付与する。このとき、
運指データに含まれた強弱データに基づいて、演奏者の
手に付与する刺激量も調整されることになる。つまり、
強弱データに応じて刺激付与体6に供給される電力量の
調整がなされる。
【0034】そして、音符データD1に含まれる符長デ
ータの長さ時間が経過すると、データメモリ30から音
符データD3がワーキングメモリ35に転送される。ま
た、ワーキングメモリ35から音符データD2が読み出
され、音階データが音階データレジスタ45に、運指デ
ータが運指データレジスタ46に転送される。これによ
り同データ中の音符データD1の場合と同様、押下すべ
き鍵を発光指示するとともに、指に対応する部分に刺激
を付与して鍵を押下すべき指を演奏者に指示することに
なる。
【0035】この後、ワーキングメモリ35にフィニッ
シュコードが読み出されるまで、音符データがデータメ
モリ30からワーキングメモリ35に順次転送される。
そして、ワーキングメモリ35に順次転送される音符デ
ータに含まれる音階データおよび運指データに基づい
て、順次押下すべき鍵が演奏者に発光指示されるととも
に、指に対応する部分に刺激を付与することにより、鍵
を押下すべき指が演奏者に指示される。
【0036】そして、ワーキングメモリ35からフィニ
ッシュコードが読み出されると、音階データレジスタ4
5および運指データレジスタ46がクリアされる。これ
により、発光体32による発光指示および刺激付与体6
による運指情報の指示が終了する。
【0037】本実施形態に係る演奏支援装置では、演奏
者がグローブ5を装着すると、グローブ5に取り付けら
れた刺激付与体6により触覚を通じて演奏者に楽曲の運
指情報、すなわち鍵を押下すべき指を指示することがで
きる。従来の演奏支援装置にも、鍵盤楽器に設けられた
表示体に運指情報を表示する装置があったが、このよう
な装置の場合、演奏者の手に表示体が隠れてしまい、演
奏者が運指情報を認識できないこともある。しかし、本
実施形態に係る演奏支援装置ではそのようなことがな
く、より確実に運指情報を演奏者に認識させることがで
きる。また、演奏者の指付近の触覚を通じて運指情報を
指示しているので、演奏者は指示された指を直感的に理
解でき、応答が早くなる。
【0038】B.第2実施形態 図6は本発明の第2実施形態に係る演奏支援装置を備え
る鍵盤楽器61の外観を示す。同図に示すように、この
実施形態においては、第1実施形態における押鍵指示装
置7の代わりに、グローブ5に取り付けられた押鍵情報
表示板(報知手段)62が用いられている。
【0039】図7に示すように、押鍵情報表示板62に
は、鍵盤の絵柄が表示されており、この絵柄の各鍵に対
応する位置にLED等の発光体63が配設されている。
押鍵情報表示板62は第1実施形態と同様の制御システ
ム(図3参照)と接続コード4により接続されている。
この構成の下、第1実施形態と同様に運指情報の指示が
行われるとともに、音階データレジスタ45からの出力
信号がデコーダ47にデコードされた後、接続コード4
を介して押鍵情報表示板62に供給される。これにより
押鍵情報表示板62においては、音階データに応じて特
定された発光体63が発光し、演奏者に押下すべき鍵を
指示することができる。
【0040】本実施形態では、第1実施形態と同様に刺
激付与体6が運指情報を演奏者に指示するとともに、演
奏者の手に装着されたグローブ5上の押鍵情報表示板6
2により、演奏者に押下すべき鍵を認識させることがで
きる。従って、従来の装置のように、鍵盤楽器側に設け
られた発光体等が演奏者の手に隠れて見づらくなるとい
ったことがなく、より確実に押下すべき鍵を演奏者に指
示することができる。
【0041】なお、押鍵情報表示板62を手の甲の部位
に配設するため、スペースの問題から鍵盤2の全ての鍵
について発光体63を設けられない場合には、オクター
ブを表示するLEDと音名を表示するLEDとで押下す
べき鍵を表示するようにすればよい。
【0042】また、図7に示すような押鍵情報表示板6
2以外にも、グローブ5にLCD(液晶表示装置)を取
り付け、音階データを「ド」、「レ」、「ミ」といった
文字で表示させるようにしてもよい。また、LCDに図
7に示す鍵盤と同様の絵柄を表示して押下すべき鍵を指
示するようにしてもよい。さらに、7セグメントのLE
Dをグローブ5に取り付けて、予め対応する音階が決め
られた数字を表示することにより、演奏者に楽曲の音階
情報を報知するようにしてもよい。他にも、バイブレー
タ、圧電素子、ソレノイドまたは発熱体などの刺激付与
体をグローブ5に複数取り付け、1つまたは複数の刺激
付与体を選択的に駆動することにより、演奏者に刺激を
付与して音階情報などを報知するようにしてもよい。
【0043】C.第3実施形態 図8は本発明の第3実施形態に係る演奏支援装置のグロ
ーブ5を示す。なお、第3実施形態において、第1実施
形態と共通する構成要素には、同一の符号を付けてその
説明を省略する。本実施形態においては、第1実施形態
における刺激付与体6の代わりにR(Red)、G(Gree
n)、B(Blue)の三色のLEDを備えた発光ユニット
(発光手段)186が演奏者の各指に対応する位置に取
り付けられている。
【0044】ここで、図9は本実施形態に係る演奏支援
装置の電気的構成を示す図である。同図において、符号
180は、CPU(中央処理装置)を示す。CPU(制
御手段)180は、この装置の各部を制御するものであ
り、ROM181に記憶された制御プログラム等にした
がって後述する運指情報の発光指示動作を実行するもの
である。RAM(記憶手段)182は、上述したような
運指データおよび音階データ等の楽曲演奏に関わる演奏
情報や制御情報を記憶するワーキングエリアである。外
部記憶装置183は、楽曲演奏に関わる演奏情報等を記
憶するための比較的大容量の補助記憶手段であり、磁気
記録媒体やCD−ROMなどと、これらからデータを読
み取る読取装置とから構成されている。この外部記憶装
置183に記憶された演奏情報等がバス184を介して
RAM182に書き込まれるようになっている。
【0045】バス184には、出力ポート185が接続
されている。出力ポート185には、グローブ5の各指
に対応する部分にそれぞれ取り付けられた発光ユニット
186が接続されている。また、出力ポート185に
は、発光ユニット186におけるRGBのLEDのう
ち、どの色のLEDを発光させるかを切り換える切換ス
イッチ部187が接続されている。
【0046】この構成の下、CPU180は、RAM1
82に書き込まれた演奏情報における運指データに基づ
いて、発光指令信号をバス184を介して出力ポート1
85に供給する。これにより、出力ポート185から鍵
を押下すべき指に対応した部分に取り付けられた発光ユ
ニット186に信号が供給され、この発光ユニット18
6が発光する。このとき、発光ユニット186内のRG
BのLEDの中から発光させる色のLEDが選択制御さ
れ、これにより発光ユニット186は当該指に予め対応
づけられた色で発光するようになされている。この場
合、例えば、図10に示すように切換スイッチ部187
を時分割で切り換え、中指に対応する発光ユニット18
6を緑色で発光させる場合には、切換スイッチ部187
がG(Green)に接続されているタイミングで中指に対
応した発光ユニット186に駆動パルスを供給すればよ
い。次に、人差し指を黄色で発光させる場合には、切換
スイッチ部187がR(Red)およびG(Green)に接続
されたタイミングに亘って、人差し指に対応した発光ユ
ニット186に駆動パルスを供給すればよい。
【0047】このようにすれば、グローブ5の鍵を押下
すべき指に対応した部分が発光させられるとともに、そ
の指に対応した色で発光指示されるので、演奏者はどの
指を用いて鍵を押下すればよいかがより確実に分かるよ
うになる。また、RGBの3つのLEDを有する発光ユ
ニット186を用いることによって、発光ユニット18
6は様々な色を発光させることが可能である。従って、
例えば、親指は赤(RのLEDを発光)、人差し指は黄
(RとGのLEDを発光)、中指は緑(GのLEDを発
光)、薬指はシアン(GとBのLEDを発光)、小指は
青(BのLEDを発光)といったように親指から色サー
クルの順序にしたがって発光色を対応づければ、演奏者
は直感的に運指情報を視認することができる。
【0048】また、本実施形態において、鍵盤装置の各
鍵に対応して上述した発光ユニット186と同様にRG
BのLEDを有する発光ユニットを設けるようにしても
よい。そして、鍵盤装置側に設けた発光ユニットの中か
ら音階データに基づいて対応する鍵を発光させる場合
に、運指データに応じてグローブ5に取り付けられた発
光ユニット186と同様の色で鍵盤装置側の発光ユニッ
トを発光させれば、演奏者は運指情報をより確実に認識
できるようになる。
【0049】また、使用者が運指情報をより認識しやす
いように発光ユニット186の発光色を任意に設定でき
るようにしてもよい。
【0050】また、本実施形態では、各指に対応する部
分に発光ユニット186を取り付けるようにしていた
が、図11に示すように、グローブ5に1つの発光ユニ
ット186を取り付けて、運指データに基づいて、この
発光ユニット186を各指に予め対応づけられた色で発
光させるようにしてもよい。このような構成とすれば、
1つの発光ユニット186だけで運指情報を使用者に知
らせることができるので、各指に対応して発光手段を設
けた場合と比較して構成が簡易となる。また、発光ユニ
ット186は、グローブに取り付けられているので、演
奏者自身の手が邪魔になって発光表示がみなくなるとい
ったことがなくなり、視認性も向上する。また、複数の
指を同時に使用して鍵を押下する場合にも、各指の組み
合わせ毎に発光色を予め決めておけば、1つの発光ユニ
ット186で複数の指を同時に指示することも可能であ
る。
【0051】D.第4実施形態 図12は、第4実施形態に係る演奏支援装置のグローブ
5を示す。第4実施形態では、第3実施形態における発
光ユニット186の代わりに、グローブ5の各指に対応
した部分に1つ、つまり単色の光を発光可能なLED
(点滅発光手段、可変発光手段)220が取り付けられ
ている。
【0052】ここで、図13は本実施形態に係る演奏支
援装置の制御構成を示すブロック図である。同図に示す
ように、本実施形態では、CPU180からの制御指令
に基づいてLEDドライバ221が各指に対応して設け
られたLED220を発光駆動するようになっている。
このとき、CPU180は、RAM182に書き込まれ
た運指データに基づいて、鍵を押下すべき指に対応する
部分に取り付けられたLED220を発光駆動させる制
御信号をLEDドライバ221に供給するようになって
いる。
【0053】また、CPU180は、運指データにおけ
る強弱データに基づいてLED220を点滅発光させて
いる。具体的には、強く鍵を押下すべき場合には、点滅
周波数を大きくし、弱く鍵を押下すべき場合には、点滅
周波数を小さくするといった発光駆動を行っている。こ
のようにすれば、演奏者は、LED220の点滅速度に
よって鍵を押下する力、つまり楽音の強弱情報を知るこ
とができる。
【0054】また、LED220の点滅周期を変化させ
ることにより、楽音の強弱情報を演奏者に報知する以外
にも、CPU180が強弱データに基づいて、LED2
20の発光する光量を変化させるようにしてもよい。こ
の場合、CPU180は、パルス幅変調の指令信号を生
成するようにし、LEDドライバ221がこの指令信号
をPWM波形に変換して、運指データに基づいて特定さ
れるLED220に供給するようにすればよい。
【0055】なお、第4実施形態において、各指に対応
する部分に取り付けられたLED220毎に、予め決め
られた色のカラーフィルターを取り付けるようにしても
よい。このようにすれば、演奏者は、LED220の発
光色によって直感的に運指情報を認識することができ
る。
【0056】また、本実施形態と同様に強弱データに基
づいて、第3実施形態における発光ユニット186に対
して点滅発光制御、またはPWMによる発光量制御など
を行うようにしてもよい。
【0057】また、本実施形態と同様に強弱データに基
づいて、第3実施形態における発光ユニット186の発
光色を制御するようにしてもよい。例えば、鍵を強く押
下すべき場合には、運指データに特定される指に対応す
る部分に取り付けられた発光ユニット186を赤色で発
光させ、鍵を弱く押下すべき場合には、発光ユニット1
86を青色で発光させるといったように発光色によって
強弱を演奏者に報知するようにしてもよい。
【0058】E.変更例 以上、本発明の第1ないし第4実施形態に係る演奏支援
装置について説明したが、本発明は上記の実施形態に限
定されるものではなく、以下のような変更が可能であ
る。 (1)上述した実施形態においては、本発明に係る演奏
支援装置が備えられた鍵盤楽器がアップライトピアノで
ある場合について説明していたが、これに限定されるも
のではなく、例えばグランドピアノ、オルガン、チェン
バロなどの鍵盤楽器にも適用できる。また、鍵盤楽器と
同様の鍵盤を備えていながらも、鍵を押したときの音を
小さくしたり、鍵を押しても音が発生しないようにした
鍵盤楽器の練習装置にも適用することができる。
【0059】(2)鍵盤楽器に設ける制御システムの各
構成要素は、鍵盤楽器の内部に配置するのに限らず、制
御システムのみを箱体内に配置するようにしてもよい。
このようにすれば、この演奏支援装置は、1つの鍵盤楽
器に限らず、演奏時に指を使用する楽器、例えばトラン
ペットやフルートなどの管楽器等の演奏支援装置として
使用することも可能である。
【0060】(3)また、自然楽器に限らず、鍵盤の鍵
を演奏者が押下すると、楽音発生システムが押鍵に対応
した電気的信号を生成し、この電気的信号に基づいたス
ピーカによる楽音発生が可能な、電子オルガン、電子ピ
アノなどの電子楽器に適用することも可能である。ま
た、鍵を操作するソレノイドユニットを各鍵に対応して
設け、演奏情報に対応する音階のソレノイドに通電し、
プランジャを動かして自動演奏を行うことが可能な鍵盤
楽器に適用することも可能である。このような自動演奏
可能な鍵盤楽器に適用する場合には、上述した実施形態
に係る演奏支援装置に加えてソレノイドユニット駆動回
路を設け、データメモリ30に記憶された音符データに
応じてソレノイドユニット駆動回路を制御するようにす
ればよい。
【0061】(4)上述した第1ないし第4実施形態に
係る演奏支援装置のグローブ5に代えて、図14に示す
ようなグローブ80を用いるようにしてもよい。同図に
示すように、グローブ80は、指先の部分が切り落とさ
れた形状になっており、演奏者がグローブ80を装着し
た場合には、指先が露出するようになっている。これに
より、演奏者は指先で直に鍵盤等にタッチすることが可
能となる。また、図15に示すように、演奏者の指が全
て露出するような形状のグローブ90を用いるようにし
てもよい。この場合、刺激付与体6は各指の付け根の部
分に対応する位置に配設すればよい。このようにすれ
ば、指の曲げ伸ばしが自由となる。なお、図14および
図15は第1実施形態に係るグローブ5の変更例を示し
ているが、第2ないし第4実施形態に係るグローブ5の
変更例としても適用することも可能である。上述した実
施形態では、各指に対応する刺激付与体6をグローブに
配設し、各指に対応する刺激付与体6を一括して人体に
装着できるようにしたが、各刺激付与体6毎に人体に装
着するようにしてもよい。これにより、個人差に応じて
各刺激付与体6の装着位置を変更することが容易に行え
る。
【0062】(5)また、上述した第3ないし第4実施
形態においては、発光手段である発光ユニット186や
LED220を設けるようにしたが、鍵盤装置の各鍵に
対応して発光手段を設け、この発光手段を運指データに
応じて多色発光させる場合には、グローブ5の各指にそ
の指に対応する色のシール等を貼る、または対応する色
に塗装し、鍵盤装置側の発光手段が運指情報で特定され
る指に対応した色を発光させればよい。このようにすれ
ば、グローブ5側には電気的な構成がなくなり、鍵盤装
置とグローブ5を接続するケーブル等が不要となり、構
成が簡易となる。また、この場合、発光手段を鍵盤装置
に設ける以外にも、鍵盤装置とは別体としてユニット化
し、演奏時に鍵盤装置の近傍に配置して使用するように
してもよい。
【0063】(6)また、パーソナルコンピュータやワ
ードプロセッサなどのキーボード入力練習装置に使用す
ることも可能である。この場合、データメモリ30に入
力する文字データと、その文字に対応する運指データと
を記憶させておき、この運指データに基づいて刺激付与
体6に電力を供給するようにすればよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
楽器の演奏に関わる情報を物理的刺激に変換し、その刺
激を人体の一部に付与して、動かすべき指やタイミング
などの演奏情報をより確実に演奏者に認識させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る演奏支援装置を
備える鍵盤楽器を示す図である。
【図2】 前記演奏支援装置の構成要素であるグローブ
を示す図である。
【図3】 前記演奏支援装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】 前記演奏支援装置の構成要素であるデータメ
モリに、楽曲に関する情報が記憶された状態を示す図で
ある。
【図5】 前記楽曲に関わる情報のデータフォーマット
を示す図である。
【図6】 本発明の第2実施形態に係る演奏支援装置を
備える鍵盤楽器の外観を示す図である。
【図7】 第2実施形態に係る演奏支援装置の構成要素
であるグローブを示す図である。
【図8】 本発明の第3実施形態に係る演奏支援装置の
構成要素であるグローブを示す図である。
【図9】 第3実施形態に係る演奏支援装置の電気的構
成を示す図である。
【図10】 第3実施形態に係る演奏支援装置の発光ユ
ニットへの駆動パルスの供給タイミングを示すタイミン
グチャートである。
【図11】 第3実施形態に係る演奏支援装置の変更例
におけるグローブを示す図である。
【図12】 本発明の第4実施形態に係る演奏支援装置
の構成要素であるグローブを示す図である。
【図13】 第4実施形態に係る演奏支援装置の制御構
成を示すブロック図である。
【図14】 第1実施形態に係る演奏支援装置の変更例
のグローブを示す図である。
【図15】 第1実施形態に係る演奏支援装置の他の変
更例におけるグローブを示す図である。
【符号の説明】
1…鍵盤楽器、2…鍵盤、3…発光体、4…接続コー
ド、5…グローブ、6…刺激付与体(刺激付与手段)、
7…押鍵指示装置、30…データメモリ(記憶手段)、
31…CPU(制御手段)、32…プログラムメモリ
(制御手段)、33…外部記憶装置、35…ワーキング
メモリ(制御手段)、38…インタフェース回路(制御
手段)、47…デコーダ(制御手段)、48…デコーダ
(制御手段)、49…刺激付与体駆動回路(制御手
段)、61…鍵盤楽器、62…押鍵情報表示板(報知手
段)、80…グローブ、90…グローブ、180…CP
U(制御手段)、182…RAM(記憶手段)、186
…発光ユニット(発光手段)、220…LED(点滅発
光手段、可変発光手段)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽曲の運指情報を記憶する記憶手段と、 演奏者の手における各指に対応する部分にそれぞれ装着
    され、演奏者の指に対応する部分に刺激を付与する刺激
    付与手段と、 前記記憶手段に記憶された前記運指情報を読み出し、読
    み出した前記運指情報に基づいて特定される指に対応す
    る部分に装着された前記刺激付与手段を駆動する制御手
    段とを具備することを特徴とする演奏支援装置。
  2. 【請求項2】 演奏者の手に装着され、演奏者に情報を
    報知する報知手段をさらに具備し、 前記記憶手段は、楽曲の音階情報を記憶しており、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記音階情
    報を読み出し、読み出した前記音階情報を前記報知手段
    により報知することを特徴とする請求項1に記載の演奏
    支援装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、楽曲を構成する音の強
    弱に関わる強弱情報を記憶しており、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記強弱情
    報を読み出し、読み出した前記強弱情報に応じて前記刺
    激付与手段によって付与する刺激の大きさを制御するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の演奏支援装
    置。
  4. 【請求項4】 楽曲の音階情報を記憶する記憶手段と、 演奏者の手に装着され、演奏者に情報を報知する報知手
    段と、 前記記憶手段に記憶された前記音階情報を読み出し、読
    み出した前記音階情報を前記報知手段により演奏者に報
    知する制御手段とを具備することを特徴とする演奏支援
    装置。
  5. 【請求項5】 楽曲を構成する音の強弱に関わる強弱情
    報を記憶する記憶手段と、 演奏者の手に装着され、演奏者に情報を報知する報知手
    段と、 前記記憶手段に記憶された前記強弱情報を読み出し、読
    み出した前記強弱情報を前記報知手段により演奏者に報
    知する制御手段とを具備することを特徴とする演奏支援
    装置。
  6. 【請求項6】 前記報知手段は、点滅発光可能な点滅発
    光手段を有しており、 前記制御手段は、前記強弱情報に基づいて前記点滅発光
    手段の点滅周期を制御することを特徴とする請求項5に
    記載の演奏支援装置。
  7. 【請求項7】 前記報知手段は、発光量を変化させるこ
    とが可能な可変発光手段を有しており、 前記制御手段は、前記強弱情報に基づいて前記可変発光
    手段の発光量を制御することを特徴とする請求項5に記
    載の演奏支援装置。
  8. 【請求項8】 楽曲の運指情報を記憶する記憶手段と、 演奏者の手に装着され、演奏者の各指のそれぞれに予め
    対応づけられた色の光を発光することが可能な1つの発
    光手段と、 前記記憶手段に記憶された前記運指情報を読み出し、読
    み出した前記運指情報に基づいて特定される指に予め対
    応づけられた色の光を発光するように前記発光手段を駆
    動する制御手段とを具備することを特徴とする演奏支援
    装置。
  9. 【請求項9】 楽曲の運指情報および楽曲を構成する音
    の強弱に関わる強弱情報を記憶する記憶手段と、 演奏者の手に装着され、演奏者の各指のそれぞれに予め
    対応づけられた色の光を発光することが可能であり、か
    つ点滅発光が可能な発光手段と、 前記記憶手段に記憶された前記運指情報を読み出し、読
    み出した前記運指情報に基づいて特定される指に予め対
    応づけられた色の光を発光するように前記発光手段を駆
    動するとともに、前記記憶手段に記憶された前記強弱情
    報を読み出し、読み出した前記強弱情報に基づいて前記
    発光手段の点滅周期を制御する制御手段とを具備するこ
    とを特徴とする演奏支援装置。
  10. 【請求項10】 楽曲の運指情報および楽曲を構成する
    音の強弱に関わる強弱情報を記憶する記憶手段と、 演奏者の手に装着され、演奏者の各指のそれぞれに予め
    対応づけられた色の光を発光することが可能であり、か
    つ発光量を変化させることが可能な発光手段と、 前記記憶手段に記憶された前記運指情報を読み出し、読
    み出した前記運指情報に基づいて特定される指に予め対
    応づけられた色の光を発光するように前記発光手段を駆
    動するとともに、前記記憶手段に記憶された前記強弱情
    報を読み出し、読み出した前記強弱情報に基づいて前記
    発光手段の発光量を制御する制御手段とを具備すること
    を特徴とする演奏支援装置。
  11. 【請求項11】 楽曲の運指情報を記憶する記憶手段
    と、 演奏者の手に装着され、演奏者の各指に対応する部分が
    予め対応づけられた色に着色されたグローブと、 前記グローブに着色された複数色の光を発光することが
    可能な発光手段と、 前記記憶手段に記憶された前記運指情報を読み出し、読
    み出した前記運指情報に基づいて特定される指に予め対
    応づけられて前記グローブに着色された色の光を発光す
    るように前記発光手段を駆動する制御手段とを具備する
    ことを特徴とする演奏支援装置。
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