JP2000089482A - 基板被膜の端縁部除去方法 - Google Patents

基板被膜の端縁部除去方法

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JP2000089482A
JP2000089482A JP26113498A JP26113498A JP2000089482A JP 2000089482 A JP2000089482 A JP 2000089482A JP 26113498 A JP26113498 A JP 26113498A JP 26113498 A JP26113498 A JP 26113498A JP 2000089482 A JP2000089482 A JP 2000089482A
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JP
Japan
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substrate
film
end edge
interlayer insulating
insulating film
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JP26113498A
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English (en)
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Tetsuro Yamashita
哲朗 山下
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の表面に形成された有機樹脂系層間絶縁
膜の不要部分を溶解除去した際に、被膜の除去端部分の
盛り上がりを抑制して被膜からのパーティクルの発生を
防止することができる基板被膜の端縁部除去方法を提供
する。 【解決手段】 基板Wの表面に形成された有機樹脂系層
間絶縁膜のうち、基板Wの端縁部表面の被膜に処理液を
供給して除去する基板被膜の端縁部除去方法において、
前記処理液としてo−ジクロロベンゼンを含む溶液を用
いる。針状ノズル7から供給された処理液は、前記被膜
に対して適度な浸透力を有するので、除去端が盛り上が
ることを抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板、液晶
表示器のガラス基板、フォトマスク用のガラス基板、光
ディスク用の基板等(以下、単に基板と称する)の表面
に形成された塗布被膜のうち端縁部表面の被膜を除去す
る基板被膜の端縁部除去方法に係り、特に塗布被膜が有
機樹脂系層間絶縁膜である場合の溶解除去技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程においては、基板の表面
に被膜を形成した後、それ以降の各工程を経てゆく際に
基板の端縁部がカセットの収納溝や搬送機構のチャック
部に接触して、その部分の被膜が剥がれてパーティクル
が発生することが知られている。
【0003】そこで、一般的に基板の表面に被膜を形成
した後、端縁部の被膜を溶解除去しておく処理が行われ
ている。その際に基板の端縁部に供給される処理液とし
ては、シリカ系被膜形成材(SOG:Spin On Glass) などで
使用されているキシレンやシクロヘキサノンなどの溶剤
が利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有機樹
脂系層間絶縁膜に対してシリカ系被膜形成材と同じキシ
レンやシクロヘキサノンなどの溶剤を処理液として用い
た場合、シリカ系被膜形成材と有機樹脂系層間絶縁膜の
分子構造や物性が相違することから有機樹脂系層間絶縁
膜に対する処理液の浸透力が強過ぎて、図3のグラフに
示すように絶縁膜の除去端部分において盛り上がりが生
じるという問題がある。なお、このグラフでは、膜厚=
0の位置が基板の表面位置にあたる。
【0005】このような盛り上がりが被膜に生じると、
この部分においてクラックが発生し易くなってパーティ
クルを発生するため盛り上がりを抑制することは非常に
重要である。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、基板の表面に形成された有機樹脂系層
間絶縁膜の不要部分を溶解除去した際に、被膜の除去端
部分の盛り上がりを抑制して被膜からのパーティクルの
発生を防止することができる基板被膜の端縁部除去方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基板の表面に形成された
有機樹脂系層間絶縁膜のうち、基板の端縁部表面の被膜
に処理液を供給して除去する基板被膜の端縁部除去方法
において、前記処理液としてo−ジクロロベンゼンを含
む溶液を用いることを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の基板被膜の端縁部除去方法において、前記処理
液にさらにベンゼンまたはキシレンを混合したことを特
徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、有機樹脂系層
間絶縁膜に対して、次の化学式で表されるo−ジクロロ
ベンゼンを含む溶液を処理液として使用すると、被膜に
対する浸透を抑制することができる。
【0010】
【化1】
【0011】また、請求項2に記載の発明によれば、速
乾性のベンゼンまたはキシレンを混合することによって
溶解除去処理の後に行われる乾燥処理に要する時間を短
縮することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1は、本発明方法を実施する端縁
部除去装置の要部を示す斜視図である。
【0013】有機樹脂系層間絶縁膜からなる被膜が表面
に形成されている基板Wは、例えば、真空吸引式のスピ
ンチャック1によって吸着支持されている。このスピン
チャック1は、図示しない電動モータに連結された中空
の回転軸3の上端部に嵌め込まれて取り付けられてい
る。図示しない電動モータが回転されると、基板Wはス
ピンチャック1に吸着されたまま水平姿勢で回転される
ようになっている。
【0014】なお、図示省略しているが、スピンチャッ
ク1の周囲には一般的に飛散防止カップが配設されてい
る。
【0015】飛散防止カップの側方には、基板Wの表面
に形成されている塗布被膜を溶解除去するための被膜除
去機構5が配備されている。
【0016】この被膜除去機構5は、被膜を溶解除去す
るための処理液を吐出する針状ノズル7と、この針状ノ
ズル7を先端部に取り付けられたノズル支持用アーム9
と、このアーム9の基端部側に上端部が嵌め付けられ、
鉛直姿勢に保持された回動軸11と、この回動軸11を
鉛直軸周りに回動自在に支持した可動枠13と、この可
動枠13に作動軸15aの上端部が取り付けられるとと
もに、図示しない装置フレームにシリンダ側が固着され
て、可動枠13を昇降させるエアシリンダ15と、ノズ
ル支持用アーム9の下部に取り付けられた一対のガイド
ローラ17と、図示省略した装置フレームに固着され、
上部がスピンチャック1に保持された基板Wから離間す
る方向へ傾斜するとともに、上述した一対のガイドロー
ラ17によって挟み付けられるように係合されたガイド
レール19とから構成されている。
【0017】このように構成されている被膜除去機構5
の動作について説明する。
【0018】<待機状態>溶解除去処理を行っていると
き以外の状態であり、このときエアシリンダ15は伸長
駆動されてその作動軸15aが上昇されている。したが
って、作動軸15aによって可動枠13が上方に押し上
げられるとともに、図中に実線で示したようにノズル支
持用アーム9が基板Wから大きく離間するように平面視
反時計周りに旋回して、針状ノズル7が基板Wから斜め
上方に離れた待機位置に保持されている。
【0019】<処理状態>処理液を基板Wに対して供給
して溶解除去処理を行っているときの状態である。ま
ず、エアシリンダ15が収縮駆動され、その作動軸15
aが下降される。すると可動枠13も下降し、この下降
動作に伴ってノズル支持用アーム9がガイドレール19
により案内されて基板Wの端縁部に接近するように時計
周りに旋回される。このとき二点鎖線で示すように針状
ノズル7は、最も低い位置に移動し、この供給位置にお
いて先端部が基板Wの端縁部に対して所定の間隔をもっ
て対向するようになっている。所定の間隔は、例えば、
1mm程度である。
【0020】そして、図示しない電動モータを駆動して
基板Wを回転させながら、有機樹脂系層間絶縁膜を溶解
除去するための処理液を針状ノズル7から供給する。こ
れにより処理液が基板Wの端縁部分に供給され、基板W
の全周にわたって不要な有機樹脂系層間絶縁膜を除去す
ることができる。
【0021】その後、上述した動作とは逆の動作によっ
て針状ノズル7を待機位置に移動させる。そして、図示
しない電動モータの回転数を高めて基板Wを所定時間だ
け高速回転させ、処理液を振り切って乾燥処理を行う。
これにより基板Wに対する被膜の端縁部除去処理が完了
する。
【0022】(1)処理液としては、o−ジクロロベン
ゼンを単独で用いる。
【0023】このo−ジクロロベンゼンは、有機樹脂系
層間絶縁膜に対して適度な浸透力を有するため図2のグ
ラフに示すように除去端部分において盛り上がりを生じ
ることもなく、外観も綺麗に処理することができる。し
たがって、被膜の除去端部分の盛り上がりを抑制するこ
とができ、被膜の盛り上がりに起因するパーティクルの
発生を防止することができる。
【0024】なお、図2のグラフにおいて膜厚=0の位
置は基板Wの表面位置を示し、2,000オングストロ
ームの位置が有機樹脂系層間絶縁膜の表面位置を示して
いる。
【0025】(2)処理液としては、o−ジクロロベン
ゼンにベンゼンを混合した混合溶液を用いる。
【0026】このように有機樹脂系層間絶縁膜に対して
適度な浸透力を有するo−ジクロロベンゼンにベンゼン
を混合しておくと、ベンゼンが速乾性であるため溶解除
去処理の後に行われる乾燥処理に要する時間を短縮でき
る。したがって、処理効率を向上することができる。
【0027】(3)処理液としては、o−ジクロロベン
ゼンにキシレンを混合した混合溶液を用いる。
【0028】ベンゼンに代えてキシレンをo−ジクロロ
ベンゼンに混合しても、速乾性であるため溶解除去処理
の後に行われる乾燥処理に要する時間を短縮できて、や
はり処理効率を向上することができる。
【0029】なお、o−ジクロロベンゼンに混合する溶
剤として挙げたベンゼンやキシレンは一例であり、他の
溶剤を混合するようにしてもよい。
【0030】また、実施例では、端縁部除去装置を例に
採って本発明方法について説明したが、基板に対して有
機樹脂系層間絶縁膜を塗布する塗布装置に上述した被膜
除去機構を配備した装置であっても上記同様に本発明方
法を適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、有機樹脂系層間絶縁膜に対し
てo−ジクロロベンゼンを含む処理液を使用することに
より、被膜に対する浸透を抑制することができるので、
被膜の除去端部分の盛り上がりを抑制することができ
る。したがって、被膜の盛り上がりに起因するパーティ
クルの発生を防止することができる。
【0032】また、請求項2に記載の発明によれば、速
乾性のベンゼンまたはキシレンをさらに混合することで
溶解除去処理の後に行われる乾燥処理に要する時間を短
縮でき、処理効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する端縁部除去装置の要部を
示す斜視図である。
【図2】本発明に係る方法において使用される処理液を
使用して被膜を除去したときの除去端部分における膜厚
分布を示すグラフである。
【図3】従来の処理液を使用して被膜を除去したときの
除去端部分における膜厚分布を示すグラフである。
【符号の説明】 W … 基板 1 … スピンチャック 3 … 回転軸 5 … 被膜除去機構 7 … 針状ノズル 9 … ノズル支持用アーム 11 … 回動軸 13 … 可動枠 15 … エアシリンダ 17 … ガイドローラ 19 … ガイドレール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に形成された有機樹脂系層間
    絶縁膜のうち、基板の端縁部表面の被膜に処理液を供給
    して除去する基板被膜の端縁部除去方法において、 前記処理液としてo−ジクロロベンゼンを含む溶液を用
    いることを特徴とする基板被膜の端縁部除去方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板被膜の端縁部除去
    方法において、 前記処理液にさらにベンゼンまたはキシレンを混合した
    ことを特徴とする基板被膜の端縁部除去方法。
JP26113498A 1998-09-16 1998-09-16 基板被膜の端縁部除去方法 Pending JP2000089482A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001084615A1 (fr) * 2000-04-28 2001-11-08 Zeon Corporation Procede de production de substrat a utiliser dans des pieces electroniques et solvant de nettoyage
JP2002009355A (ja) * 2000-06-22 2002-01-11 Ngk Spark Plug Co Ltd 金属酸化物膜付き基板及び金属酸化物膜付き基板の製造方法
WO2008123223A1 (ja) 2007-03-27 2008-10-16 Nec Corporation 情報処理端末、情報処理端末の制御方法、およびプログラム

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