JP2000089226A - El付液晶表示装置及びこれを搭載した携帯用電子機器 - Google Patents
El付液晶表示装置及びこれを搭載した携帯用電子機器Info
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- JP2000089226A JP2000089226A JP10262765A JP26276598A JP2000089226A JP 2000089226 A JP2000089226 A JP 2000089226A JP 10262765 A JP10262765 A JP 10262765A JP 26276598 A JP26276598 A JP 26276598A JP 2000089226 A JP2000089226 A JP 2000089226A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のEL付液晶表示装置は、電界発光灯と
液晶パネルが略密接しているため、電界発光灯に印加さ
れる交流高電圧の作用が液晶パネルにおよび、電界発光
灯と液晶パネルとの静電結合により液晶パネルから騒音
が発生し、これを搭載した携帯電話、PHSなどの品質
を著しく阻害していた。 【解決手段】 本発明のEL付液晶表示装置10は、液
晶パネル2の裏面にバックライトとして電界発光灯3が
一定間隔(0.5mm以上)で配設され、周縁部は両面
接着性部材4、例えば、両面接着テープによって接着し
互いに固定され、さらに電界発光灯3の裏面の略全面が
両面接着性部材9、例えば、両面接着テープによって、
回路基板8上に密着固定された構造を有する。
液晶パネルが略密接しているため、電界発光灯に印加さ
れる交流高電圧の作用が液晶パネルにおよび、電界発光
灯と液晶パネルとの静電結合により液晶パネルから騒音
が発生し、これを搭載した携帯電話、PHSなどの品質
を著しく阻害していた。 【解決手段】 本発明のEL付液晶表示装置10は、液
晶パネル2の裏面にバックライトとして電界発光灯3が
一定間隔(0.5mm以上)で配設され、周縁部は両面
接着性部材4、例えば、両面接着テープによって接着し
互いに固定され、さらに電界発光灯3の裏面の略全面が
両面接着性部材9、例えば、両面接着テープによって、
回路基板8上に密着固定された構造を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、騒音防止対策を施
したEL付液晶表示装置及びこれを搭載した携帯用電子
機器に関する。
したEL付液晶表示装置及びこれを搭載した携帯用電子
機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会の進展にともない携帯
電話、PHS、ページャー、デジタルウオッチ、携帯型
パーソナルコンピュータなどの各種電子機器が急速に普
及している。これらの電子機器にとって表示装置は必要
不可欠であり、小型、軽量、安価という特徴を持つ液晶
表示装置が搭載されている。従来のEL付液晶表示装置
50は、例えば図5に示す構造を有し、液晶パネル51
の裏面にバックライトとして電界発光灯52が配設さ
れ、周縁部は厚み0.1〜0.16mmの両面接着テー
プ53によって接着し固定され、更にホルダ54によっ
てIC、チップ部品等の回路部品55を実装した回路基
板56上に固定された構造のものが一般的である。
電話、PHS、ページャー、デジタルウオッチ、携帯型
パーソナルコンピュータなどの各種電子機器が急速に普
及している。これらの電子機器にとって表示装置は必要
不可欠であり、小型、軽量、安価という特徴を持つ液晶
表示装置が搭載されている。従来のEL付液晶表示装置
50は、例えば図5に示す構造を有し、液晶パネル51
の裏面にバックライトとして電界発光灯52が配設さ
れ、周縁部は厚み0.1〜0.16mmの両面接着テー
プ53によって接着し固定され、更にホルダ54によっ
てIC、チップ部品等の回路部品55を実装した回路基
板56上に固定された構造のものが一般的である。
【0003】電界発光灯52は、例えば図6に示すよう
な、少なくとも一方が透明な一対の電極の間に発光層が
形成された極めて薄い面状光源である。製法の一例は、
まず、厚さ100〜200μmのPET等からなる絶縁
性の透明フィルム61の片面に、スパッタリング、電子
ビーム蒸着、CVDなど減圧下での薄膜形成手段により
ITOなどの透明電極61aを300〜500Åの厚み
で形成する。次に、透明電極61aの上に給電部62を
除くパターンで硫化亜鉛を銅で付活した蛍光体を樹脂中
に分散した発光層63を35〜45μmの厚さに、その
上にチタン酸バリウム等の白色高誘電体物を樹脂中に分
散させた反射絶縁層64を10〜15μmの厚さに、そ
の上に銀やカーボン等の導電ペーストからなる裏面電極
65を10〜20μmの厚さに、更にその上に裏面電極
への給電部66を除くパターンで外部絶縁層67を10
〜20μmの厚みで順次スクリーン印刷で形成して電界
発光灯52を得る。なお、導電ペーストからなる給電部
62、66には必要によりリード68、69を接続す
る。
な、少なくとも一方が透明な一対の電極の間に発光層が
形成された極めて薄い面状光源である。製法の一例は、
まず、厚さ100〜200μmのPET等からなる絶縁
性の透明フィルム61の片面に、スパッタリング、電子
ビーム蒸着、CVDなど減圧下での薄膜形成手段により
ITOなどの透明電極61aを300〜500Åの厚み
で形成する。次に、透明電極61aの上に給電部62を
除くパターンで硫化亜鉛を銅で付活した蛍光体を樹脂中
に分散した発光層63を35〜45μmの厚さに、その
上にチタン酸バリウム等の白色高誘電体物を樹脂中に分
散させた反射絶縁層64を10〜15μmの厚さに、そ
の上に銀やカーボン等の導電ペーストからなる裏面電極
65を10〜20μmの厚さに、更にその上に裏面電極
への給電部66を除くパターンで外部絶縁層67を10
〜20μmの厚みで順次スクリーン印刷で形成して電界
発光灯52を得る。なお、導電ペーストからなる給電部
62、66には必要によりリード68、69を接続す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記液晶表
示装置の電源スイッチ(図示しない)を入れ、インバー
タなどの駆動装置(図示しない)を作動して交流高電圧
を発生させ、これを印加して電界発光灯を発光させる
と、液晶表示装置から耳障りな騒音が発生する。第1の
理由は、電界発光灯と液晶パネルの間隔が高々0.16
mm程度で、実質的に両者が密接状態にあるため、電界
発光灯に印加される交流高電圧の作用が液晶パネルにお
よび、電界発光灯と液晶パネルとの静電結合により液晶
パネルから騒音が発生するものと解釈される。また、第
2の理由は、電界発光灯に密着して液晶パネルが共振す
るものと解釈される。液晶表示装置が耳から遠距離にあ
る場合は騒音はあまり問題にならないが、携帯電話、P
HSなど液晶表示装置が耳から至近距離にある場合、騒
音を無視できない。
示装置の電源スイッチ(図示しない)を入れ、インバー
タなどの駆動装置(図示しない)を作動して交流高電圧
を発生させ、これを印加して電界発光灯を発光させる
と、液晶表示装置から耳障りな騒音が発生する。第1の
理由は、電界発光灯と液晶パネルの間隔が高々0.16
mm程度で、実質的に両者が密接状態にあるため、電界
発光灯に印加される交流高電圧の作用が液晶パネルにお
よび、電界発光灯と液晶パネルとの静電結合により液晶
パネルから騒音が発生するものと解釈される。また、第
2の理由は、電界発光灯に密着して液晶パネルが共振す
るものと解釈される。液晶表示装置が耳から遠距離にあ
る場合は騒音はあまり問題にならないが、携帯電話、P
HSなど液晶表示装置が耳から至近距離にある場合、騒
音を無視できない。
【0005】そこで、本発明の目的は、電界発光灯をバ
ックライトとして用いた液晶表示装置において、特に作
動中の騒音を低減した新規なEL付液晶表示装置を提供
することである。
ックライトとして用いた液晶表示装置において、特に作
動中の騒音を低減した新規なEL付液晶表示装置を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のEL付液晶表示
装置は、液晶パネルの裏面側にバックライト用の電界発
光灯を0.5mm以上の間隔で配設したことを特徴とす
る。この手段により、液晶パネルと電界発光灯の距離が
適切となって静電結合力が低下し、作動中の騒音を大幅
に低減できる。
装置は、液晶パネルの裏面側にバックライト用の電界発
光灯を0.5mm以上の間隔で配設したことを特徴とす
る。この手段により、液晶パネルと電界発光灯の距離が
適切となって静電結合力が低下し、作動中の騒音を大幅
に低減できる。
【0007】また、本発明のEL付液晶表示装置は、液
晶パネルの裏面側にバックライト用の電界発光灯を0.
5mm以上の間隔で配設し、前記電界発光灯の裏面を回
路基板に固定したことを特徴とする。この手段により、
電界発光灯が回路基板と一体となって重量が増すと共に
剛性が増し、制振されてさらに騒音が低減する。
晶パネルの裏面側にバックライト用の電界発光灯を0.
5mm以上の間隔で配設し、前記電界発光灯の裏面を回
路基板に固定したことを特徴とする。この手段により、
電界発光灯が回路基板と一体となって重量が増すと共に
剛性が増し、制振されてさらに騒音が低減する。
【0008】また、本発明のEL付液晶表示装置は、液
晶パネルと電界発光灯の周縁部を両面接着性部材で接着
固定し、前記電界発光灯の裏面の略全面を両面接着性部
材で回路基板に接着固定したことを特徴とする。この手
段により、簡易かつ安価な手段で効果的に騒音を低減し
たEL付液晶表示装置を提供できる。
晶パネルと電界発光灯の周縁部を両面接着性部材で接着
固定し、前記電界発光灯の裏面の略全面を両面接着性部
材で回路基板に接着固定したことを特徴とする。この手
段により、簡易かつ安価な手段で効果的に騒音を低減し
たEL付液晶表示装置を提供できる。
【0009】また、上記のEL付液晶表示装置を携帯用
電子機器、特に携帯電話、PHS等に搭載することによ
り、耳に近づけても騒音が気にならない高品質の携帯用
電子機器を提供できる。
電子機器、特に携帯電話、PHS等に搭載することによ
り、耳に近づけても騒音が気にならない高品質の携帯用
電子機器を提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のEL付液晶表示装置の第
1の実施の形態について図を用いて説明する。図1にお
いて、EL付液晶表示装置1は、液晶パネル2の裏面に
バックライトとして電界発光灯3が一定間隔(例えば1
mm)で配設され、周縁部は両面接着性部材4、例え
ば、両面接着テープによって接着し互いに固定された構
造を有する。両面接着テープは1mm厚のものが好適す
る。1mm厚のものが入手できない場合は、薄いテープ
を複数枚重ねて使用する。また、両面接着性部材4の他
の例としてブチルゴム5などの弾性部材を薄い両面接着
テープ6,6で挟んだものでもよい。これは、ブチルゴ
ムの厚みを任意に容易に選択できるので、任意の厚みの
両面接着性部材を得ることが出来る。また、ブチルゴム
が振動を吸収して騒音を低減する。
1の実施の形態について図を用いて説明する。図1にお
いて、EL付液晶表示装置1は、液晶パネル2の裏面に
バックライトとして電界発光灯3が一定間隔(例えば1
mm)で配設され、周縁部は両面接着性部材4、例え
ば、両面接着テープによって接着し互いに固定された構
造を有する。両面接着テープは1mm厚のものが好適す
る。1mm厚のものが入手できない場合は、薄いテープ
を複数枚重ねて使用する。また、両面接着性部材4の他
の例としてブチルゴム5などの弾性部材を薄い両面接着
テープ6,6で挟んだものでもよい。これは、ブチルゴ
ムの厚みを任意に容易に選択できるので、任意の厚みの
両面接着性部材を得ることが出来る。また、ブチルゴム
が振動を吸収して騒音を低減する。
【0011】両面接着性部材4の貼付け箇所は、図2
(a)に示すように周縁部四辺にすると液晶パネル2と
電界発光灯3の間隔を安定に保持でき、騒音防止効果が
高い。また、図2(b)のように四コーナにしてもよ
い。また図2(c)のように二辺としても四辺程ではな
いがかなりの騒音防止効果がある。二辺の場合は、長辺
側が望ましい。両面接着性部材はバックライトの発光を
遮蔽するので、その貼付け箇所は液晶の有効表示領域を
回避するようにする。このように構成されたEL付液晶
表示装置1をホルダ7に装着し、ホルダ7を回路基板8
にネジ止め等で固定する。
(a)に示すように周縁部四辺にすると液晶パネル2と
電界発光灯3の間隔を安定に保持でき、騒音防止効果が
高い。また、図2(b)のように四コーナにしてもよ
い。また図2(c)のように二辺としても四辺程ではな
いがかなりの騒音防止効果がある。二辺の場合は、長辺
側が望ましい。両面接着性部材はバックライトの発光を
遮蔽するので、その貼付け箇所は液晶の有効表示領域を
回避するようにする。このように構成されたEL付液晶
表示装置1をホルダ7に装着し、ホルダ7を回路基板8
にネジ止め等で固定する。
【0012】次に、本発明のEL付液晶表示装置の第2
の実施の形態について図を用いて説明する。図3におい
て、EL付液晶表示装置10は、液晶パネル2の裏面に
バックライトとして電界発光灯3が一定間隔(例えば1
mm)で配設され、周縁部は両面接着性部材4、例え
ば、両面接着テープによって接着し互いに固定され、さ
らに電界発光灯3の裏面の略全面が両面接着性部材9、
例えば、両面接着テープによって、IC、チップ部品等
の回路部品を実装した回路基板8上に密着固定された構
造を有する。かかる構造では、電界発光灯が回路基板と
一体となって重量が増すと共に剛性が増すので、振動抑
制効果が増してさらに騒音が低減する。両面接着性部材
4の構成、貼付け箇所は第1の実施の形態と同様であ
る。
の実施の形態について図を用いて説明する。図3におい
て、EL付液晶表示装置10は、液晶パネル2の裏面に
バックライトとして電界発光灯3が一定間隔(例えば1
mm)で配設され、周縁部は両面接着性部材4、例え
ば、両面接着テープによって接着し互いに固定され、さ
らに電界発光灯3の裏面の略全面が両面接着性部材9、
例えば、両面接着テープによって、IC、チップ部品等
の回路部品を実装した回路基板8上に密着固定された構
造を有する。かかる構造では、電界発光灯が回路基板と
一体となって重量が増すと共に剛性が増すので、振動抑
制効果が増してさらに騒音が低減する。両面接着性部材
4の構成、貼付け箇所は第1の実施の形態と同様であ
る。
【0013】本発明のEL付液晶表示装置について、一
定駆動条件で、液晶パネルと電界発光灯の間隔を変えて
無響室(暗騒音レベル:15dB)で騒音レベルを測定
したところ、図4に示す結果を得た。使用した電界発光
灯は図6に示した構造で、発光面積が1cm2、5cm
2及び50cm2のものである。駆動周波数は600H
zで、電界発光灯の入力電力は通常の入力レベルとし約
0.7mW/cm2とした。図4において、破線のカー
ブは第1の実施の形態のもの、実線のカーブは第2の実
施の形態のものである。第2の実施の形態のほうが若干
騒音レベルが低い。発光面積が増すと騒音レベルが高く
なる。いずれも間隔をひろげると騒音が急減し略一定に
なる。望ましい騒音レベルは約30dB以下であり、特
に、25dB以下が好適する。したがって、第2の実施
の形態の構造では、発光面積が1cm2のとき間隔を
0.5mm以上にすることが望ましい。発光面積が5c
m2のとき間隔を0.8mm以上にすることが望まし
い。発光面積50cm2のとき間隔を1.2mm以上に
することが望ましい。なお、図5は発光面積と望ましい
間隔の概略の関係である。第1の実施の形態の構造でも
ほぼ同様である。実用上発光面積1cm2以上の電界発
光灯をバックライトに使用するので、上記結果から間隔
は0.5mm以上が望ましい。間隔の下限は騒音レベル
で決まるが、間隔の上限は、騒音レベルだけでなく、他
の観点、例えば、EL付液晶表示装置の大きさ、厚み等
を考慮して決める。小型の場合は略1mmが好適する
が、大型の場合は数mmでも許容されるであろう。
定駆動条件で、液晶パネルと電界発光灯の間隔を変えて
無響室(暗騒音レベル:15dB)で騒音レベルを測定
したところ、図4に示す結果を得た。使用した電界発光
灯は図6に示した構造で、発光面積が1cm2、5cm
2及び50cm2のものである。駆動周波数は600H
zで、電界発光灯の入力電力は通常の入力レベルとし約
0.7mW/cm2とした。図4において、破線のカー
ブは第1の実施の形態のもの、実線のカーブは第2の実
施の形態のものである。第2の実施の形態のほうが若干
騒音レベルが低い。発光面積が増すと騒音レベルが高く
なる。いずれも間隔をひろげると騒音が急減し略一定に
なる。望ましい騒音レベルは約30dB以下であり、特
に、25dB以下が好適する。したがって、第2の実施
の形態の構造では、発光面積が1cm2のとき間隔を
0.5mm以上にすることが望ましい。発光面積が5c
m2のとき間隔を0.8mm以上にすることが望まし
い。発光面積50cm2のとき間隔を1.2mm以上に
することが望ましい。なお、図5は発光面積と望ましい
間隔の概略の関係である。第1の実施の形態の構造でも
ほぼ同様である。実用上発光面積1cm2以上の電界発
光灯をバックライトに使用するので、上記結果から間隔
は0.5mm以上が望ましい。間隔の下限は騒音レベル
で決まるが、間隔の上限は、騒音レベルだけでなく、他
の観点、例えば、EL付液晶表示装置の大きさ、厚み等
を考慮して決める。小型の場合は略1mmが好適する
が、大型の場合は数mmでも許容されるであろう。
【0014】さて、上記のEL付液晶表示装置の応用と
して、携帯電話、PHS等の携帯用電子機器に搭載する
ことにより、耳に近づけても騒音が気にならない高品質
の携帯用電子機器を提供できる。本発明のEL付液晶表
示装置は、携帯電話、PHSに限らず、静かな環境で使
用する携帯型パソコン、時計等にも好適することは言う
までもない。
して、携帯電話、PHS等の携帯用電子機器に搭載する
ことにより、耳に近づけても騒音が気にならない高品質
の携帯用電子機器を提供できる。本発明のEL付液晶表
示装置は、携帯電話、PHSに限らず、静かな環境で使
用する携帯型パソコン、時計等にも好適することは言う
までもない。
【0015】上記の各実施の形態では、バックライトと
して通常の2電極の電界発光灯を使用した例について説
明したが、電界発光灯の表または裏にシールド用電極を
形成した、所謂3電極形電界発光灯を用いても同様の効
果を得ることができる。
して通常の2電極の電界発光灯を使用した例について説
明したが、電界発光灯の表または裏にシールド用電極を
形成した、所謂3電極形電界発光灯を用いても同様の効
果を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明のEL付液晶表示装置は、液晶パ
ネルの裏面側にバックライト用の電界発光灯を0.5m
m以上の間隔で配設したことを特徴とする。このため、
液晶パネルと電界発光灯の距離が適切となって静電結合
力が低下し、作動中の騒音を大幅に低減できる。
ネルの裏面側にバックライト用の電界発光灯を0.5m
m以上の間隔で配設したことを特徴とする。このため、
液晶パネルと電界発光灯の距離が適切となって静電結合
力が低下し、作動中の騒音を大幅に低減できる。
【0017】また、本発明のEL付液晶表示装置は、液
晶パネルの裏面側にバックライト用の電界発光灯を0.
5mm以上の間隔で配設し、前記電界発光灯の裏面を回
路基板に固定したことを特徴とする。このため、電界発
光灯が回路基板と一体となって重量が増すと共に剛性が
増し、制振されてさらに騒音が低減する。
晶パネルの裏面側にバックライト用の電界発光灯を0.
5mm以上の間隔で配設し、前記電界発光灯の裏面を回
路基板に固定したことを特徴とする。このため、電界発
光灯が回路基板と一体となって重量が増すと共に剛性が
増し、制振されてさらに騒音が低減する。
【0018】また、上記のEL付液晶表示装置を携帯用
電子機器、特に携帯電話、PHS等に搭載することによ
り、耳に近づけても騒音が気にならない高品質の携帯用
電子機器を提供できる。
電子機器、特に携帯電話、PHS等に搭載することによ
り、耳に近づけても騒音が気にならない高品質の携帯用
電子機器を提供できる。
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示すEL付液晶
表示装置の要部拡大断面図
表示装置の要部拡大断面図
【図2】 本発明の第1の実施の形態の両面接着性部材
の貼付け箇所を説明するための平面図
の貼付け箇所を説明するための平面図
【図3】 本発明の第2の実施の形態を示すEL付液晶
表示装置の要部拡大断面図
表示装置の要部拡大断面図
【図4】 本発明のEL付液晶表示装置の液晶パネルと
バックライトの間隔と騒音レベルの関係を示す図
バックライトの間隔と騒音レベルの関係を示す図
【図5】 本発明のEL付液晶表示装置における電界発
光灯の発光面積と望ましい間隔との関係を示す図
光灯の発光面積と望ましい間隔との関係を示す図
【図6】 従来のEL付液晶表示装置の要部拡大断面図
【図7】 従来のEL付液晶表示装置に使用される電界
発光灯の斜視図
発光灯の斜視図
1、10 EL付液晶表示装置 2 液晶パネル 3 電界発光灯(バックライト) 4,9 両面接着性部材 5 ブチルゴム 6 両面接着テープ 7 ホルダ 8 回路基板
Claims (5)
- 【請求項1】液晶パネルの裏面側にバックライト用の電
界発光灯を0.5mm以上の間隔で配設したEL付液晶
表示装置。 - 【請求項2】液晶パネルの裏面側にバックライト用の電
界発光灯を0.5mm以上の間隔で配設し、前記電界発
光灯の裏面を回路基板に固定したことを特徴とする請求
項1に記載のEL付液晶表示装置。 - 【請求項3】液晶パネルと電界発光灯の周縁部を両面接
着性部材で接着固定し、前記電界発光灯の裏面の略全面
を両面接着性部材で回路基板に接着固定したことを特徴
とする請求項2に記載のEL付液晶表示装置。 - 【請求項4】両面接着性部材が弾性部材を両面接着テー
プで挟んでなることを特徴とする請求項3に記載のEL
付液晶表示装置。 - 【請求項5】請求項1または請求項2または請求項3に
記載のEL付液晶表示装置を搭載した携帯用電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10262765A JP2000089226A (ja) | 1998-09-17 | 1998-09-17 | El付液晶表示装置及びこれを搭載した携帯用電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10262765A JP2000089226A (ja) | 1998-09-17 | 1998-09-17 | El付液晶表示装置及びこれを搭載した携帯用電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000089226A true JP2000089226A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17380287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10262765A Pending JP2000089226A (ja) | 1998-09-17 | 1998-09-17 | El付液晶表示装置及びこれを搭載した携帯用電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000089226A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1223726A3 (en) * | 2001-01-13 | 2004-03-31 | Lg Electronics Inc. | Liquid crystal display apparatus and mobile terminal using same |
JP2009103983A (ja) * | 2007-10-24 | 2009-05-14 | Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd | 発光表示装置 |
DE102012113041A1 (de) * | 2012-09-28 | 2014-04-03 | Lg Display Co., Ltd. | Flüssigkristallanzeigevorrichtung und Verfahren zu deren Herstellung |
EP1310820B1 (en) * | 2001-11-09 | 2014-07-23 | LG Electronics Inc. | Liquid crystal display |
CN108398831A (zh) * | 2018-03-21 | 2018-08-14 | 惠州市华星光电技术有限公司 | 液晶显示模组以及电子设备 |
WO2019092818A1 (ja) * | 2017-11-08 | 2019-05-16 | 堺ディスプレイプロダクト株式会社 | 表示パネルの取付方法および表示装置の製造方法 |
CN109828412A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-05-31 | 厦门天马微电子有限公司 | 背光模组和显示装置 |
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-
1998
- 1998-09-17 JP JP10262765A patent/JP2000089226A/ja active Pending
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