JP2000268953A - エレクトロルミネッセンスの取付構造 - Google Patents

エレクトロルミネッセンスの取付構造

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JP2000268953A
JP2000268953A JP11071925A JP7192599A JP2000268953A JP 2000268953 A JP2000268953 A JP 2000268953A JP 11071925 A JP11071925 A JP 11071925A JP 7192599 A JP7192599 A JP 7192599A JP 2000268953 A JP2000268953 A JP 2000268953A
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vibration
vibration isolating
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JP11071925A
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Mitsuo Iwamura
満夫 岩村
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防振材の取付方向の区別付けをしなければな
らない。 【解決手段】 コの字型の防振部材21を対向して設
け、この防振部材21のコの字の凹部21aにEL1を
挟設し、防振部材21の上面21c又は下面21bを固
定基体10と接着固定する。これによって、一つの防振
部材21で固定基体10の上面側にも下面側にも取付ら
れる取付構造を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレクトロルミネッ
センスを設けた電子機器の音ノイズを防止するエレクト
ロルミネッセンスの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯時計や携帯電話等の電子機器に使わ
れている液晶パネルの夜間照明用のバックライトとし
て、エレクトロルミネッセンス(以降、ELと称す)が
利用されている。このELは概ね図5に示す構造をとっ
ている。即ち、透明基体2の下面に透明電極3、発光体
層4、誘電体層5、背面電極6を順次積層し、これらを
覆う形で絶縁膜7を設けてEL1を構成している。そし
て、図示はしていないが、透明電極3及び背面電極6か
らはその一部が外縁まで延設されて、その延設端部に電
圧印加用の端子が設けられた構成を成している。
【0003】ここで、上記EL1を構成する透明基体2
は透明性、絶縁性、耐湿性等の優れたガラスやPET
(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等が使用され
る。また、透明電極3は酸化インジウム(In
に酸化錫(SnO)をドーピングして得られたITO
(Indium Tin Oxide)粉末を真空蒸着し
て形成される。また、発光体層4は硫化亜鉛(ZnS)
を発光母体として微量の附活材(金属やハロゲン元素)
をドーピングして得られた発光体粉末を、例えばシアノ
レジン化合物等の高誘電樹脂バインダーに分散して印刷
方法等で形成される。また、誘電体層5はチタン酸バリ
ウム等の高誘電金属を高誘電樹脂バインダーに分散して
印刷方法等で形成される。この誘電体層5はチタン酸バ
リウムによって反射機能も有しているものである。ま
た、背面電極6は銀粉や黒鉛粉をペースト化して印刷方
法で形成される。また、絶縁膜7は耐湿性、絶縁性の優
れた樹脂、例えばフッ素樹脂等で印刷形成されるか、或
いは樹脂フィルムを透明基体2と熱圧着して形成され
る。
【0004】このようにして形成されたEL1の透明電
極3と背面電極6に、その延設端部に設けた印加用の端
子を介して所定の交流電圧を印加すると発光体層4が発
光し、その発光した光が透明電極3及び透明基体2を透
過して外部に放射し、周りを明るく照明する。
【0005】また、上記構成のELを液晶パネルのバッ
クライトとして用いる構造は、従来、その一つとして図
6に示す取付構造のものがある。即ち、この取付構造
は、液晶パネル8が保持枠9に固定され、液晶パネル8
の下面側に配設されたEL1は接着剤11を介して固定
基体10に接着固定された構造である。ここでの保持枠
9は比較的剛性のある金属板やプラスチック板等で形成
され、電子機器の筐体やプリント基板等と一体的に取付
かれる。また、固定基体10はプリント基板や特別に固
定用に設けた金属板等が選ばれる。
【0006】上記構造の基でEL1の発光した光がその
上部にある液晶パネルを照明し、夜間等の暗いときの表
示を明るく照明する。
【0007】しかしながら、EL1が発光した時に振動
が発生し、この振動が固定基体10に伝わり、更には、
固定基体10と接触している周りの周辺部品にも伝わっ
て共振現象を起こし、振動音のノイズとなって現れてく
る。特に、携帯電話等においては、通話に影響するよう
なノイズとなって現れる。
【0008】このノイズを解決するものとして、特開平
10−215085号公報に開示された技術がある。こ
れは図7に示す構造をとるもので、EL1の下面周縁部
を両面テープ12aの付いた矩形枠状の発泡スポンジ1
2でもってプリント基板10なる固定基体と接着してE
L1を固定し、EL1の上方に液晶パネル8をプリント
基板10に取付けた保持枠9を介して固定したものであ
る。
【0009】ここでの発泡スポンジ12は振動を抑制す
る防振材として使用するもので、EL1の振動を吸収し
てプリント基板10への振動伝達を和らげる働きをして
いる。そして、これによってノイズを抑制する効果を得
たものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造を取る限りにあっては、発泡スポンジなる防振
材を固定基体との固定側に設けなければならず、ELの
上面側を固定するか、或いは下面側を固定するかによっ
て防振材の取付方向の区別付けをしなければならない。
また、場合によっては、それによって防振材の形状も変
えなければならないと云う問題も起きる。また、矩形枠
状に発泡スポンジを形成しているので成形費がかかると
共に、ELの大きさ等が変わるとそれぞれの大きさに合
った形状に形成しなければ成らない。また、修理等にお
いてELを取り替えるようなことが起きれば防振材を剥
離しなければならず、修理手間もかかると云う問題も起
きる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題に鑑み
て成されたもので、その目的とするところは、一つの防
振部材でELの上面側または下面側固定が任意に採用で
きる取付構造を提供することにある。そして、この目的
を達成するために、本発明は、透明基体の下面に透明電
極、発光体層、誘電体層、背面電極を順次積層し、絶縁
膜で覆って形成したエレクトロルミネッセンスの周縁部
をコの字型の防振部材で保持し、該防振部材の上面又は
下面の少なくとも一方の面を接着剤を介して固定基体と
接着固定したことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明におけ
るELの取付構造を説明する。図1〜2は本発明の第1
の実施の形態に係るELの取付構造を示すもので、図1
はその断面図、図2は図1に示すELの上面側から見た
平面図である。尚、図において、従来技術と同一部材は
同一符号を付して示す。
【0013】図1より、本実施例のELの取付構造は、
保持枠9に固定された液晶パネル8の下面側で、EL1
が図中対向して設けたコの字型の防振部材21で挟設保
持されている。そして、対向した防振部材21の下面2
1bが固定基体10に接着剤22で接着固定されている
構造になっている。
【0014】ここで、防振部材21はコの字型を成して
おり、コの字の内側の凹部21aにEL1の周縁部1b
が係合してEL1が保持される。また、この防振部材2
1は図2からある長さを持ち、略矩形をしたEL1の四
辺の周縁部1bを保持するように取付けられる。この防
振部材21は、柔らかいゴムや柔らかい樹脂等が選択さ
れて、EL1の振動を吸収して固定基体10への振動伝
達を抑制する働きを成す。尚、本実施例では柔らかいシ
リコンゴムを使用している。略矩形をしたEL1の一部
外縁の凸部1aは電圧印加用の端子が設けられる端子取
付部で、この端子取付部を除く四辺の周縁部1bをでき
るだけ広く保持するように防振部材21を設けるのが好
ましい。
【0015】次に、固定基体10は、本実施例ではプリ
ント基板を直接利用しているが、特に限定するものでは
なく、比較的剛性のある金属板でも良いものである。
【0016】上記構造にあって、EL1から発光した光
はその上部の液晶セル8を透過し、液晶セル8の表示を
照明する。
【0017】そして、EL1から発生する振動は柔らか
い防振部材21に吸収されて固定基体10への振動伝達
が抑制され、ノイズ発生を防止する
【0018】また、EL1は、固定基体10に接着され
て丁度EL1の四辺に沿って取り付けられたコの字型の
防振部材21の内側の凹部21aに差し込むだけで取り
付けることができるので、取付け、取外しが簡単にで
き、修理時等は殆ど手間がかからず交換が行える。
【0019】また、コの字型の防振部材21でEL1の
四辺の周縁部1aを保持しているので、自ずとEL1と
固定基体10との間に空間隙間23が設けられることに
なり、この空間隙間23の空気層によってEL1の振動
伝達の抑制作用も現れて、更なるノイズ発生防止効果を
生む。
【0020】また、EL1の大きさが変わってもコの字
型の防振部材21では、その長さだけをEL1の大きさ
に合わせて調整すれば良く、簡単な切断で容易に所望の
長さが得られるので一種類の防振部材で間に合う。従っ
て、コスト的にも安くでき、従来のようにELの大きさ
によってそれぞれ防振材を用意する必要はなくなる。
【0021】尚、本実施例はEL1が略矩形形状のもの
について説明したが、丸い円形状のものであっても同じ
に適用できるものである。円形状の場合は、丸いリング
状に形成された防振部材で、その内径側にコの字の凹部
が形成されたものが使用される。そして、そのリング状
の防振部材を2〜3分割して使用すれば良い。
【0022】次に、図3は本発明の第2の実施形態に係
るELの取付構造を示す断面図である。本実施例では、
保持枠9に固定された液晶パネル8の下面と、対向して
設けたコの字型の防振部材21の上面21cを接着剤2
2で接着固定し、この対向した防振部材21のコの字の
内側の凹部21aにEL1の周縁部1bを差し込んで配
設した取付構造としたものである。
【0023】本実施例では、コの字型の防振部材21の
上面21cを直接液晶パネル8の下面に接着して、EL
1を配設した構造を取っている。ここでの液晶パネル8
は表示でもあって固定基体にもなっているものである。
【0024】このように、前述した第1の実施例とあわ
せて、コの字型の防振部材を使用すれば、一つの部材で
上面側にも下面側にも接着固定してELを配設すること
ができる。従って、ELの取付方向に区別なく一つの防
振部材で取付けることができ、コストメリットも現れ
る。
【0025】また、コの字型の防振部材にELを挟設す
る構造を取ることによって、ELの振動を吸収して固定
基体への振動伝達を抑制する効果ばかりでなく、ELと
固定基体との間に一定の空間隙間ができて、この空間隙
間の空気層がELの振動を抑制する効果も現れる。そし
て、両方の効果が相まってノイズ発生防止の効果を増幅
する。
【0026】次に、図4は本発明の第3の実施の形態に
係るELの取付構造を示す断面図である。本実施例で
は、対向したコの字型の防振部材21にEL1を挟設
し、防振部材21の下面21bは接着剤22を介して固
定基体10に接着固定し、防振部材21の上面21cは
接着剤22を介して液晶パネル8に接着固定した取付構
造を取っている。
【0027】コの字型の防振部材を使用すれば、上記の
取付構造を取ることができ、従来用いていた液晶パネル
の保持枠を不要にすることができる。このことによって
もコストダウンの効果を生むことができる。
【0028】以上述べたように、コの字型の防振部材を
用い、この防振部材に挟設する構造を取ることによっ
て、一つの防振部材でELをその固定基体の上面側にも
下面側にも取付できる構造がとれる。そして、ELの振
動を抑制してノイズ効果を生むことができる。また、E
Lを防振部材の凹部に取付けたとき、接着剤で固定して
も振動抑制は同じ効果を生む。
【0029】
【発明の効果】以上詳細にのべたように、本発明の基で
は、コの字型の防振部材を用い、ELをこの防振部材に
挟設する構造を取ることによって、一つの防振部材でE
Lを固定基体の上面側にも下面側にも取付けできる構造
がとれる。
【0030】また、コの字型の防振部材にELを挟設す
る構造を取れば、防振部材が振動を抑制するばかりでな
く、ELと固定基体との間に自ずと空間隙間が発生し、
この空間隙間の空気層が振動抑制の働きも成すのでノイ
ズ発生防止効果を増幅することができる。
【0031】また、コの字型の防振部材を用いれば、E
Lをコの字の凹部に差し込むだけで取付できるので、取
付け、取外しも容易に早くでき、手間がかからない。
【0032】また、矩形形状をしたELにあっては、防
振部材を切断によって長さを調整して使用することがで
きるので、ELの大きさによって何種類もの防振部材を
用意することなく一種類で済むのでコスト的にも安くで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るELの取付構
造を示す断面図である。
【図2】図1におけるELの上面側から見た平面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るELの取付構
造を示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るELの取付構
造を示す断面図である。
【図5】ELの構成を示す断面図である。
【図6】従来の液晶パネルのバックライトとして用いる
ELの取付構造を示す断面図である。
【図7】従来のノイズを防止するものとしてのELの取
付構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 EL 1b 周縁部 2 透明基体 3 透明電極 4 発光体層 5 誘電体層 6 背面電極 7 絶縁膜 10 固定基体 21 コの字型の防振部材 21a 凹部 21b 下面 21c 上面 22 接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基体の下面に透明電極、発光体層、
    誘電体層、背面電極を順次積層し、絶縁膜で覆って形成
    したエレクトロルミネッセンスの周縁部をコの字型の防
    振部材で保持し、該防振部材の上面又は下面の少なくと
    も一方の面を接着剤を介して固定基体と接着固定したこ
    とを特徴とするエレクトロルミネッセンスの取付構造。
JP11071925A 1999-03-17 1999-03-17 エレクトロルミネッセンスの取付構造 Pending JP2000268953A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011009071A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明システム
CN103631048A (zh) * 2013-11-22 2014-03-12 中航华东光电有限公司 一种液晶屏组件的减振加固结构

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