JP2000088402A - アキュムレ―タ - Google Patents

アキュムレ―タ

Info

Publication number
JP2000088402A
JP2000088402A JP11164568A JP16456899A JP2000088402A JP 2000088402 A JP2000088402 A JP 2000088402A JP 11164568 A JP11164568 A JP 11164568A JP 16456899 A JP16456899 A JP 16456899A JP 2000088402 A JP2000088402 A JP 2000088402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
tank
outlet port
inlet port
desiccant unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11164568A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Higo
裕 比護
Keiji Yamazaki
啓司 山崎
Takayuki Fujii
隆行 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP11164568A priority Critical patent/JP2000088402A/ja
Priority to US09/347,643 priority patent/US6196019B1/en
Priority to EP99113268A priority patent/EP0972662B1/en
Priority to AT99113268T priority patent/ATE215024T1/de
Priority to DE69901079T priority patent/DE69901079T2/de
Publication of JP2000088402A publication Critical patent/JP2000088402A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B43/00Arrangements for separating or purifying gases or liquids; Arrangements for vaporising the residuum of liquid refrigerant, e.g. by heat
    • F25B43/006Accumulators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/32Cooling devices
    • B60H1/3204Cooling devices using compression
    • B60H1/3229Cooling devices using compression characterised by constructional features, e.g. housings, mountings, conversion systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/03Suction accumulators with deflectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B43/00Arrangements for separating or purifying gases or liquids; Arrangements for vaporising the residuum of liquid refrigerant, e.g. by heat
    • F25B43/003Filters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンク内の底部に停滞されやすいオイルを効
果的に吐出してコンプレッサへ供給することができるよ
うになされたアキュムレータを提供することを課題とす
る。 【解決手段】 タンク1の上部に冷媒入口ポート7と冷
媒出口ポート8とを設ける。タンク1内の高さ方向中間
部に乾燥剤ユニット2を配設し、乾燥剤ユニット2より
も上方のタンク内スペースを、該乾燥剤ユニット2から
上方に延びたセパレータ壁3によって冷媒入口ポート側
の上部スペース15と冷媒出口ポート側の上部スペース16
とに仕切る。これら両スペース15,16 を、前記セパレー
タ壁3に分散状態に設けた複数個の通気孔17によって連
通させる。また、少なくとも冷媒入口側ポート7の下方
において、タンク1の内壁面と乾燥剤ユニット2との間
に隙間Sを形成し、該隙間Sを通じて冷媒入口ポート7
から流入した冷媒を直接または間接的にタンク1の底部
に衝突させてタンク1内で攪拌させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カーエアコン等
の冷凍サイクルに用いられるアキュムレータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の冷凍サイクルには、冷媒と共
に、所定量のコンプレッサ潤滑用オイル(以下、この明
細書において「潤滑用オイル」という。)が封入されて
いる。そしてこの冷凍サイクルにおいて潤滑用オイルを
含む冷媒は、このアキュムレータ内でガス状冷媒、液状
冷媒および潤滑用オイルに分離される。このうちガス状
冷媒と所定量の潤滑用オイルがコンプレッサへ送り出さ
れる。同時に、アキュムレータ内では、その内部に配置
された乾燥剤で冷媒中に含まれる水分が除去される。
【0003】このようにアキュムレータは、冷媒をガス
状冷媒と液状冷媒とに分離する機能、液状冷媒を蓄える
機能、コンプレッサへ一定量の潤滑用オイルを供給する
機能、および冷凍サイクル内の水分を除去する機能を備
えたものである。
【0004】而して、従来この種のアキュムレータとし
て、例えば図10に示される形式のものが既知である。
このアキュムレータは、タンク(101) 内にU字状に曲げ
られたパイプ(104) が配設され、そのパイプ(104) の上
端吐出口が冷媒出口ポート(108) に接続されると共に上
端吸入口がタンク内上部で開口された状態となされてい
る。また、傘状のデフロスター(120) が、前記パイプ(1
04) の上端吸入口を覆う態様で前記タンク内上部に配設
され、前記冷媒入口ポート(107) から流入した潤滑用オ
イルを含む気液混合状態の冷媒がこのデフロスター(12
0) に吹き付けられるようになっている。
【0005】このデフロスター(120) に吹き付けられた
冷媒は、そのうちの比重の大きい潤滑用オイルと液状冷
媒とがデフロスター(120 )に沿って流下してタンク内
底部に蓄えられる。一方、ガス状冷媒は、U字状パイプ
(104) の上端吸入口から吸い込まれて冷媒出口ポート(1
08) から吐出され、コンプレッサへ吸入される。
【0006】またタンク(101) 内の底部にはオイル戻し
孔が形成されており、このオイル戻し孔を通じて液状冷
媒中に含まれた潤滑用オイルをコンプレッサへ所定量供
給するようになされている。更に、タンク(101) 内に
は、乾燥剤ユニット(102) が配設されており、冷凍サイ
クル中の水分を除去するようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】而して、タンク内の底
部には液状冷媒とオイルとが滞留するが、両者の比重が
異なるため、相対的に比重の軽い潤滑用オイルが液状冷
媒上に層状に分離した状態で滞留する。一方、オイル戻
し孔は、上述のようにタンク底部に設けられているた
め、特にタンク内に蓄積された液状冷媒の量が多い場合
には、液状冷媒がなくなるまで潤滑用オイルがコンプレ
ッサに供給されず、アキュムレータの機能の一つである
オイル供給機能を奏することができないという難があっ
た。
【0008】またオイル戻し孔からは、冷凍サイクル稼
働直後、先ず液状冷媒が吸い込まれるためにコンプレッ
サへの液戻り現象が発生し、ひいてはコンプレッサの故
障を招くおそれをも有するものあった。
【0009】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであって、アキュムレータのタンク内底部に停滞さ
れやすいコンプレッサ潤滑用オイルを効果的に吐出して
コンプレッサへ供給することができるようになされたア
キュムレータを提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】而して、この発明は、タ
ンクの上部に冷媒入口ポートと冷媒出口ポートとが設け
られると共に、前記タンク内の高さ方向中間部に、乾燥
剤ユニットが配設され、該乾燥剤ユニットよりも上方の
タンク内スペースが、該乾燥剤ユニットから上方に延び
たセパレータ壁によって前記冷媒入口ポート側の上部ス
ペースと前記冷媒出口ポート側の上部スペースとに仕切
られ、これら両上部スペースが前記セパレータ壁に分散
状態に設けられた複数個の通気孔によって連通される一
方、少なくとも前記冷媒入口ポートの下方において、前
記タンクの内壁面と前記乾燥剤ユニットとの間に冷媒通
過用スペースが形成され、該冷媒通過用スペースを通じ
て前記冷媒入口ポートから流入した冷媒が直接または間
接的に前記タンク内の底部に到達して該タンク内で攪拌
されるようになされていることを特徴とするアキュムレ
ータを要旨とするものである。
【0011】前記冷媒入口ポートの下方において、前記
タンクの内壁面と前記乾燥剤ユニットとの間に冷媒通過
用スペースが形成され、該スペースを通じて前記冷媒入
口ポートから流入した冷媒が直接または間接的に前記タ
ンクの底部に到達して該タンク内で攪拌されるようにな
されていることにより、タンク内の底部で乱流が生じ
る。従って、従来、タンク内の底部で層状に分離して滞
留しがちであった潤滑用オイルと液状冷媒とが効果的に
攪拌される。しかも、冷媒は攪拌時に外部から得られた
エネルギーにより自ら沸騰を開始する。このため、沸騰
して蒸発した冷媒に潤滑用オイルが再溶解されるので、
該潤滑用オイルがガス状冷媒に含有された状態でコンプ
レッサへ戻される。しかも、タンク内の底部で液状冷媒
と潤滑用オイルとが混合されるため、その混合液として
コンプレッサへ戻される。而して、アキュムレータ内に
潤滑用オイルを停滞させることなく、該オイルを冷凍サ
イクル内で循環させることができる。
【0012】前記セパレータ壁に形成された複数個の通
気孔は、冷媒入口ポートと冷媒出口ポートとの短絡をあ
る程度防ぎながらセパレータ機能を発揮させつつ、冷媒
を乾燥剤ユニットを通過させるようにする目的で、通気
孔の総面積が前記冷媒入口ポートの通路断面積の1.5
〜3倍となるように形成することが望ましい。
【0013】前記タンク内にオイル吸上げ管を配設する
場合、該オイル吸上げ管の下部吸入口を前記タンク内の
底部に臨ませると共に上部吐出口を前記冷媒ポートに臨
ませることが好ましい。
【0014】また、前記タンク内の潤滑用オイルを効果
的に吐出させる目的で、オイル吸上げ管の通路断面積
を、冷媒出口ポートの通路断面積の20〜50%に設定
することが望ましい。
【0015】前記セパレータ壁の下端部に、前記冷媒出
口ポート側の上部スペースと前記冷媒入口ポート側の上
部スペースとを連通する液状冷媒通過用開口部を形成す
ることが望ましい。これにより、セパレータ壁で仕切ら
れた冷媒出口ポート側の上部スペースに液状冷媒が滞留
するのを防止でき、ひいては該液状冷媒が、エンジン始
動、停止時のようにコンプレッサーの回転数が急激に変
動した場合等に冷媒出口ポートから吐出されるおそれを
なくすことができる。
【0016】また、前記オイル吸上げ管の上部吐出口
は、その開口方向と前記冷媒出口ポート内を流通する冷
媒の流れ方向とのなす角度θが0°<θ≦90°の関係
を満たすように形成されていることが望ましい。これに
より、タンク内底部の液状冷媒等をを効率良く吸い上げ
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図1に示されるアキュムレータにおいて、
(1)はタンク、(2)は乾燥剤ユニット、(3)はセ
パレータ壁、(4)はオイル吸上げ管、(5)はフィル
タである。
【0019】タンク(1)は、所定の高さを有する有底
円筒状のもので、その上端開口部がヘッダー(6)によ
って封鎖されている。該ヘッダー(6)には、冷媒入口
ポート(7)と、冷媒出口ポート(8)とが設けられて
いる。タンク(1)内には、その高さ方向の中間部に乾
燥剤ユニット(2)が冷媒出口ポート(8)の下方に偏
在した状態で配設されている。
【0020】乾燥剤ユニット(2)は、図2及び図3に
示されるように、平面視略半円形状に形成された下端開
放状の筒状体(10)と、該筒状体(10)の下端開口部を閉塞
する蓋材(11)とを備えている。上記筒状体(10)は、半円
形状の上面壁(10a) 、該上面壁(10a) の周縁から下方に
延設された平板状側面壁(10b) および曲板状側面壁(10
c) を有する。この筒状体(10)の下端開口部は、蓋材(1
1)によって塞がれて内部に乾燥剤(12)が保持されるよう
になされている。その半円形筒状体(10)の外径は、タン
ク(1)の内径とほぼ一致するものに設計されている。
半円形筒状体(10)の上面壁(10a) と平板状側面壁(10b)
、および蓋材(11)には、それぞれそのほぼ全面に亘っ
て多数の小孔(10a1)(10b1)(11b) が分散状態に形成され
ており、冷媒が流通しうるようになされている。また蓋
材(11)には、下方に突出する複数本の脚(13)が一体成形
され、図1(ロ)に示すように、これらの脚(13)をタン
ク(1)の底部に支持させることにより、乾燥剤ユニッ
ト(2)をタンク(1)内に、タンク(1)の底部から
所定距離浮かせた状態で配置しうるようになされてい
る。
【0021】また、図2及び図3に示すように、上記平
板状側面壁(10b) と曲板状側面壁(10c) との連接部分か
ら、固定用延設片(14)(14)がそれぞれ曲板状側面壁(10
c) から連続する態様で延設されている。この延設片(1
4)(14)は、タンク(1)の内径よりもやや大きい曲率半
径を有するようにやや外拡がり状態に形成されており、
タンク(1)内に装着したときにタンク(1)の内面壁
に圧接して筒状体(10)をタンク内に固定するようように
なされている。
【0022】セパレータ壁(3)は、平坦壁によるもの
で、図1に示すように、タンク(1)内の上部スペース
に配置され、該上部スペースを冷媒入口ポート(7)側
の上部スペース(15)と、冷媒出口ポート(8)側の上部
スペース(16)とに区画している。このセパレータ壁
(3)は、図3に示すように、乾燥剤ユニット(2)の
半円形筒状体(10)の平板状側面壁(10b) の上端縁から上
方に突出するように一体的に延設されている。そしてこ
のセパレータ壁(3)には、その上端部を除いた中間部
分から下方部分に至る領域に、複数個の通気孔(17)が分
散状態に形成されており、前記冷媒入口ポート(7)側
の上部スペース(15)と、前記冷媒出口ポート(8)側の
上部スペース(16)とがこれら通気孔(17)を通じて連通さ
れている。なお、セパレータ壁(3)は、半円形筒状体
(10)とは別体に形成されたものであっても良い。
【0023】上記セパレータ壁(3)の上端縁の両側に
は、上方突出状の一対の係止突起(3a)(3b)が一体的に設
けられている。これら係止突起(3a)(3b)は、ヘッダー
(6)の内面側対応位置に形成された係止孔(6a)(6b)に
はめ込まれ、これによってセパレータ壁(3)がタンク
(1)内に所期する位置決め状態で固定される。なお、
この一対の係止突起(3a)(3b)は、セパレータ壁(3)の
上端縁の両端からそれぞれ異なる距離に位置するように
形成されている。これにより組立時に乾燥剤ユニット
(2)が、例えばタンク(1)の周方向に180度ずれ
た逆配置状態に取り付けられる不都合を未然に回避しう
るように配慮されている。また、これら係止突起(3a)(3
b)は、組立後においてはセパレータ壁(3)、ひいては
乾燥剤ユニット(2)がタンク(1)内で回転しないよ
うに作用する。
【0024】オイル吸上げ管(4)は、図1に示される
ように、乾燥剤ユニット(2)の上面壁(10a) および蓋
材(11)に形成されたオイル吸上げ管挿通孔(10a2)(11a)
を貫通した状態で、上下方向に沿って配設されている。
該オイル吸上げ管(4)の下端吸入口(4a)はタンク
(1)内の底部に位置し、同上端吐出口(4b)はヘッダー
(6)の冷媒出口ポート(8)内に臨んで位置するもの
となされている。なお、このオイル吸上げ管(4)は、
乾燥剤ユニット(2)とは別体に形成されているが、勿
論、一体に形成されたものであっても良い。
【0025】なお、冷媒入口ポート(7)には、図4に
示すように、メッシュ状のフィルター(5)がはめ込ま
れている。
【0026】上記アキュムレータの組立は、半円形筒状
体(10)と蓋材(11)とを、それらの内部に乾燥剤(12)を収
容すると共に筒状体(10)の上面壁(10a) と蓋材(11)のオ
イル吸上げ管挿通孔(10a2)(11a) にオイル吸上げ管
(4)を挿入配置した状態で、組み合わせて乾燥剤ユニ
ット(2)とする。そしてこの乾燥剤ユニット(2)
を、筒状体(10)が冷媒出口ポート(8)の下方に位置す
るようにして、タンク(1)内に挿入配置する。このと
き乾燥剤ユニット(2)に一体的に延設された固定用延
設片(14)(14)はその弾性力によりタンク(1)の内側面
に圧接され、乾燥剤ユニット(2)がタンク(1)内で
固定される。そしてヘッダー(6)をタンク(1)の上
端開口部に、前記セパレータ壁(3)の係止突起(3a)(3
b)が係止孔(6a)(6b)に係止されるようにして取り付け
る。
【0027】なお、上記タンク(1)、ヘッダー(6)
等は、アルミニウム又はアルミニウム合金などの成形性
の良好な金属材料などで製作しうる。また、セパレータ
壁(3)、乾燥剤ユニット(2)、オイル吸上げ管
(4)等は、ポリアミド樹脂等の合成樹脂材料で好適に
製作しうる。
【0028】上記アキュムレータにおいては、エバポレ
ータ内で蒸発された液・ガス混合冷媒が、図1(ロ)に
矢印で示されるように、ヘッダー(6)の冷媒入口ポー
ト(7)を通じて、冷媒入口ポート(7)側の上部スペ
ース(15)に流入される。なお、冷媒入口ポート(7)に
は、フィルター( 5) が嵌め合わされているので、異物
が除去される。
【0029】そして上部スペース(15)内に流入した冷媒
は、冷媒入口ポート(7)からその真下のタンク(1)
の底部まで障害物が存在しないため、タンク(1)の底
部に直接到達する。このようにタンク(1)内の底部に
直接到達して衝突することによって、特にタンク(1)
内の底部付近で冷媒が激しく攪拌されて乱流が生じる。
従って、従来、タンク(1)内の底部で層状に分離した
状態で液面が安定し停滞しがちであったオイルと液状冷
媒とが激しく攪拌される。しかも、冷媒はその攪拌時に
外部から得られたエネルギーにより自ら沸騰を開始す
る。このため、沸騰して蒸発した冷媒にオイルが再溶解
され、オイルがガス状冷媒に含有された状態になると共
に、タンク(1)内の底部で液状冷媒とオイルとが一様
に混合される。
【0030】而して、ガス状冷媒は乾燥剤ユニット
(2)を通過すると共に一部がセパレータ壁(3)の通
気孔(17)を通じて、冷媒出口ポート( 8) 側の上部スペ
ース(16)に導入され、冷媒出口ポート(8)から流出し
てコンプレッサに吸入されていく。このとき冷媒に含ま
れた水分は、乾燥剤(12)によって除去される。一方、潤
滑用オイルは液状冷媒と混合された状態でオイル吸上げ
管(4)の下端吸入口(4a)から吸い上げられて上端吐出
口(4b)を経て、前記ガス状冷媒と共にコンプレッサに吸
入される。
【0031】上述の次第で、アキュムレータでは、その
内部にオイルが停滞することなく、オイルを冷凍サイク
ル内で循環させることができる。因みに、本発明におけ
るタンク(1)内底部での乱流効果により、タンク内に
停滞するオイル残留が、図10に示す従来品と較べて4
7%減少したことが確認された。
【0032】前記セパレータ壁(3)に形成された通気
孔(17)は、それらの総面積が前記冷媒入口ポート(7)
の通路断面積の1.5〜3倍となるように形成すること
が望ましい。下限値よりも小さすぎると、タンク内に滞
留した液状冷媒等の液面レベルが乾燥剤ユニット(2)
の上面壁(10a) を越えて上昇した場合にタンク(1)内
の圧力が異常に上昇することがあるからである。逆に、
上限値よりも大きくなりすぎると、冷媒入口ポート
(7)と冷媒出口ポート(8)とが実質的に短絡した状
態と同様になって、セパレータ壁(3)がセパレータ壁
として機能しなくなるからである。
【0033】また、オイル吸上げ管(4)は、オイルを
効果的に吸い上げるようにする目的で、冷媒出口ポート
(8)の通路断面積の20〜50%の通路断面積を有す
るものとすることが望ましい。
【0034】図5は、変形例を示すものである。この変
形例にかかるアキュムレータは、前記実施例とは乾燥剤
ユニットの形状が若干異なる。この乾燥剤ユニット(20)
は、冷媒入口ポート(7)側の下部が斜めに形成され、
該ユニット(20)とタンク(1)の底部との間にスワール
領域(渦発生領域)を形成するものとなされている。こ
のため冷媒入口ポート(7)から流入してタンク(1)
内の底部に直接到達して衝突した冷媒は、乾燥剤ユニッ
ト(20)の下部スワール領域で渦を発生するため、より一
層激しく攪拌されるものとなる。
【0035】それ以外の点については前記実施例と同一
であり、対応箇所に同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0036】図6は、更に他の変形例を示すものであ
る。この変形例にかかるアキュムレータにあっては、前
記第1の実施例とは乾燥剤ユニットの形状および配置位
置が若干異なる。この乾燥剤ユニット(30)は、略円筒状
に形成されたものであり、タンク(1)の内径よりも径
小に形成されている。そしてタンク(1)の内周面との
間に隙間、即ち冷媒通過用スペース(S)が形成される
ように冷媒出口ポート(8)側に若干寄せた状態でタン
ク(1)内に配設されている。このように冷媒出口ポー
ト(8)側にも冷媒通過用スペース(S)を形成するこ
とにより、冷媒の流通抵抗を先の実施例に較べて小さい
ものとすることができる利点がある。この実施例におい
ても、冷媒入口ポート(7)から流入した冷媒は、その
一部が直接タンク(1)の底部に直接到達して衝突する
ものとなされると共に、残りが乾燥剤ユニット(30)の上
面壁(30a) に衝突したのちタンク(1)の底部に到達す
るものとなされている。
【0037】而して、この実施例においても、冷媒はタ
ンク(1)の底部において激しく攪拌され、オイルが液
状冷媒と共にオイル吸上げ管(4)に吸い上げられて、
コンプレッサに供給される。
【0038】それ以外の点については前記実施例と同一
であり、対応箇所に同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0039】図7ないし図9は、図1ないし図4に示す
第1実施例の変形例を示すものである。この変形例に係
るアキュムレータは、セパレータ壁とオイル吸上げ管の
構造以外は第1実施例と同一であるので、同一箇所につ
いては同一符号を付してその説明を省略する。
【0040】この実施例に係るアキュムレータのセパレ
ータ壁(3)は、その下端部に前記冷媒出口ポート
(8)側の上部スペース(16)と前記冷媒入口ポート
(7)側の上部スペース(15)とを連通する左右一対の横
長矩形状の液状冷媒流通用開口部(18)(18) が形成され
ている。このようにセパレータ壁(3)の下端部に開口
部(18)(18)を形成したのは、つぎのような理由による。
即ち、冷媒封入量が多すぎる場合や、エンジンの始動時
や停止時のようにコンプレッサの回転数が急激に変動す
る場合等に、乾燥剤ユニット(2)上、即ちセパレータ
壁(3)、乾燥剤ユニット(2)の上面およびタンク
(1)の内面とで囲まれた空間に滞留した液状冷媒が冷
媒出口ポート(8)から吸い上げられることがある。こ
のようにして液状冷媒がコンプレッサへ送り込まれる
と、コンプレッサの故障を誘発するのみならず、冷凍サ
イクルにおける冷房性能の低下を招くことになる。従っ
て、乾燥剤ユニット(2)上には常に液状冷媒が滞留し
ないようにすることが望ましい。このためこの実施例に
係るセパレータ壁(3)では、その下端部に液状冷媒流
通用開口部(18)(18)を形成し、該開口部を通じて乾燥剤
ユニット(2)上の液状冷媒を冷媒入口ポート側の上部
スペース(15)へと戻すようにしている。これにより、液
状冷媒が冷媒出口ポート(8)から流出する不都合が未
然に防止される。
【0041】上記液状冷媒流通用開口部(18)(18)の形
状、個数及び大きさは、アキュムレータとしての機能を
損なわず、かつ乾燥剤ユニット(2)上の液状冷媒を冷
媒入口ポート(7)側の上部スペース(15)側へ良好に排
出しうるものであれば、特に限定されるものではない。
この実施例においては、セパレータ壁(3)の下端部に
その幅方向に沿って、一対の横長矩形状の開口部(18)(1
8)が形成されている。その各開口下端縁(18a) は乾燥剤
ユニット(2)の上面に一致するものとなされ、液状冷
媒を良好に排出しるようになされている。各開口部(18)
の高さ、即ち開口下端縁(18a) から開口上端縁(18b) ま
での高さxは、15mm以下の範囲に設定することが望
ましい。この範囲に設定した場合に、乾燥剤ユニット
(2)上の液状冷媒が冷媒入口ポート(7)側の上部ス
ペース(15)に良好に排出されると共に、コンプレッサの
高速回転時においてもアキュムレータの気液分離作用が
阻害されないことが、発明者の実験により確認された。
【0042】上記液状冷媒流通用開口部(18)(18)を有す
るセパレータ壁(3)は、図5及び図6に示す実施例に
おいても同様に適用することができる。
【0043】更に、図7ないし図9に示す実施例におい
て、オイル吸上げ管(40)は、図1ないし図4に示す第1
実施例および図5に示す第2実施例のオイル吸い上げ管
(4)と比較して、上端の開口部の位置を除いて、同様
である。即ち、図7ないし図9に示す実施例におけるオ
イル吸上げ管(40)では、図7( ロ)、図8( ロ)及び図9に
示されるように、上端部が閉塞されており、上端部から
やや下方に位置する側面部に開口部(40b) が形成されて
いる。そしてこの開口部(40b) は、図7( ロ)に示すよう
に、冷媒出口ポート(8)内に臨むように配置されてい
る。即ち、開口部(40b) は、その開口方向と冷媒出口ポ
ート(8)内を流通する冷媒の流れ方向とのなす角度θ
が90°になるように形成されている。このように開口
部(40b)の開口方向を冷媒出口ポート(8)内を流通す
る冷媒の流れ方向に対して直交するように設定すること
によって、タンク(1)内の底部の滞留液を効率良くオ
イル吸上げ管(40)によって吸い上げることができる。な
お、この発明においては、上記角度θは必ずしも90°
に限定されるものではなく、0°<θ≦90°の関係を
満たす範囲であれば良い。以下、その理由について説明
する。
【0044】図1ないし図6に示した前記各実施例のよ
うに、オイル吸上げ管(4)が、その下端吸入口をタン
ク(1)内の底部に臨ませると共に上端吐出口(4b)を冷
媒出口ポート(8)に臨ませた状態で、タンク(1)内
に配設されたアキュムレータにおいて、オイル吸上げ管
(4)による滞留液の吸い上げ揚程hは、理論的には、
下記の式によって求められる。
【0045】 h=c×(γ1 /γ2 )×(υ1 2 −υ2 2 )/2g 但し、cは管内摩擦係数を含む常数、γ1 はガス冷媒比
重量、γ2 は液冷媒比重量、υ1 はガス冷媒流速、υ2
は液冷媒流速、gは重力加速度(m/s2 ) である。
【0046】しかしながら、実際にはオイル吸上げ管
(4)の上端に形成された上向きの吐出口(4b)付近のガ
ス冷媒の流速υ1 がかなり低速となる。従って、上式に
おける流速差(υ1 2 −υ2 2 )が著しく低下し、上式
から求められる理論的吸上げ揚程hが小さくなる。この
ため上記流速差(υ1 2 −υ2 2 )を可及的大きく確保
し、ひいては吸上げ揚程hを大きくするためには、オイ
ル吸上げ管(40)の吐出口(40b) を、その開口方向と前記
冷媒出口ポート内を流通する冷媒の流れ方向とのなす角
度θが0°<θ≦90°の関係を満たすように、形成す
れば良い。
【0047】また上記吐出口(40b) の形成位置、即ち図
8( ロ)に示すように吸上げ管(40)の最上端からの距離α
は、吐出口(40b) の口径をdとすると0≦α≦10dの
関係を満たすようにすることが望ましい。
【0048】上記オイル吸上げ管(40)は、図1ないし図
4に示す第1実施例、および図5に示す第2実施例のオ
イル吸い上げ管(4)に代えて使用することはもとより
可能であり、その場合も効率よく液状冷媒等を吸い上げ
ることができる。
【0049】上記各実施例においては、冷媒入口ポート
(7)および冷媒出口ポート(8)をそれぞれタンク
(1)の上端部に上下方向に沿って形成されたものを示
したが、この発明はこれに限定されるものではない。要
するに、少なくとも冷媒入口ポートの下方において、タ
ンクの内壁面と乾燥剤ユニットとの間に冷媒流通用スペ
ース、即ち隙間が形成され、この隙間を通じて冷媒入口
ポートから流入した冷媒が直接または間接的にタンク底
部に到達してタンク内で攪拌されるようになされている
ものであれば、他の任意の設計的変更も許容される。
【0050】
【発明の効果】而して、この発明にかかるアキュムレー
タは、タンクの上部に冷媒入口ポートと冷媒出口ポート
とが設けられると共に、前記タンク内の高さ方向中間部
に乾燥剤ユニットが配設され、該乾燥剤ユニットよりも
上方のタンク内スペースが、該乾燥剤ユニットから上方
に延びたセパレータ壁によって冷媒入口ポート側の上部
スペースと冷媒出口ポート側の上部スペースとに仕切ら
れ、これら両上部スペースが前記セパレータ壁に分散状
態に設けられた複数個の通気孔によって連通される一
方、少なくとも前記冷媒入口ポートの下方において、前
記タンクの内壁面と前記乾燥剤ユニットとの間に冷媒流
通用スペースが形成され、該冷媒流通用スペースを通じ
て前記冷媒入口ポートから流入した冷媒が直接または間
接的に前記タンク内の底部に到達して該タンク内で攪拌
されるようになされていることを特徴とするものであ
る。
【0051】このように少なくとも前記冷媒入口ポート
の下方において、前記タンクの内壁面と前記乾燥剤ユニ
ットとの間に冷媒流通用スペースが形成され、該スペー
スを通じて前記冷媒入口ポートから流入した冷媒が直接
または間接的にタンク底部に到達してタンク内で乱流を
生じさせるようになされているものであるから、従来、
タンク内の底部で層状に分離して停滞しがちであったオ
イルと液状冷媒とが効果的に攪拌される。しかも、冷媒
は攪拌時に外部から得られたエネルギーにより自ら沸騰
を開始する。このため、沸騰して蒸発した冷媒にオイル
が再溶解されるので、オイルがガス状冷媒に含有された
状態でコンプレッサへ戻されると共に、タンク内底部で
液状冷媒とオイルとが混合されるため、その混合液とし
てコンプレッサへ戻される。而して、アキュムレータ内
にオイルを停滞させることなく、オイルを冷凍サイクル
内で循環させることができる。
【0052】前記セパレータ壁に形成された通気孔の総
面積が、前記冷媒入口ポートの通路断面積の1.5〜3
倍となるように形成されたものにあっては、冷媒入口ポ
ートと冷媒出口ポートとの短絡をある程度防ぎながら、
冷媒を乾燥剤ユニットを通過させることができると共
に、液面レベルが上昇しても内圧が異常に上昇して危険
な状態になる不都合を回避することができる。
【0053】また、オイル吸上げ管が、その下部吸入口
を前記タンク内の底部に臨ませて配置させると共に上部
吐出口を前記冷媒出口ポートに臨ませて配置させた状態
で、前記タンク内に配設されたものにおいて、オイル吸
上げ管の通路断面積を、冷媒出口ポートの通路断面積の
20〜50%に設定することにより、タンク内のオイル
を効率良く吸い上げてコンプレッサに供給することがで
きる。
【0054】セパレータ壁の下端部に、冷媒出口ポート
側の上部スペースと冷媒入口ポート側の上部スペースと
を連通する液状冷媒流通用開口部が形成されているもの
については、セパレータ壁で仕切られた冷媒出口ポート
側の上部スペースに液状冷媒が滞留するのを防止でき、
ひいては該液状冷媒が、エンジン始動、停止時のように
コンプレッサーの回転数が急激に変動した場合等に冷媒
出口ポートから吐出されるおそれをなくすことができ
る。
【0055】また、オイル吸上げ管の上部吐出口を、そ
の開口方向と前記冷媒出口ポート内を流通する冷媒の流
れ方向とのなす角度θが0°<θ≦90°の関係を満た
すように形成することにより、タンク内底部の液状冷媒
等を効率良く吸い上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施態様に係るアキュムレータを示
すもので、同図(イ)は同アキュムレータの平面図、同
図(ロ)は同図(イ)のI−I線断面図である。
【図2】上記アキュムレータ内に配設される乾燥剤ユニ
ットを示すもので、同図(イ)は平面図、同図(ロ)は
図2(イ)のII-II 線断面図、同図(ハ)は右側面図、
同図(ニ)は左側面図である。
【図3】上記乾燥剤ユニットを分離状態にして示した斜
視図である。
【図4】冷媒入口ポートにはめ込まれたフィルターを示
すもので、同図(イ)は冷媒入口ポートにはめ込まれた
状態を示す側面図、同図(ロ)はフィルターの全体斜視
図である。
【図5】変形例にかかるアキュムレータを示すもので、
図1に対応する断面図である。
【図6】更に他の変形例にかかるアキュムレータを示す
もので、図1に対応する断面図である。
【図7】更に他の変形例に係るアキュムレータを示すも
ので、同図(イ)は同アキュムレータの平面図、同図
(ロ)は同図(イ)のVII −VII 線断面図である。
【図8】上記アキュムレータ内に配設される乾燥剤ユニ
ットを示すもので、同図(イ)は平面図、同図(ロ)は
同図(イ)のVIII-VIII 線断面図、同図(ハ)は右側面
図、同図(ニ)は左側面図である。
【図9】上記乾燥剤ユニットを分離状態にして示した斜
視図である。
【図10】従来のアキュムレータを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…タンク 2、20、30…乾燥剤ユニット 3…セパレータ壁 4…オイル吸上げ管 7…冷媒入口ポート 8…冷媒出口ポート 15…上部スペース(冷媒入口ポート側) 16…上部スペース(冷媒出口ポート側) 17…通気孔 18…液状冷媒流通用開口部 S…冷媒通過用スペース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクの上部に冷媒入口ポートと冷媒出
    口ポートとが設けられると共に、 前記タンク内の高さ方向中間部に、乾燥剤ユニットが配
    設され、 該乾燥剤ユニットよりも上方のタンク内スペースが、該
    乾燥剤ユニットから上方に延びたセパレータ壁によって
    前記冷媒入口ポート側の上部スペースと前記冷媒出口ポ
    ート側の上部スペースとに仕切られ、これら両上部スペ
    ースが前記セパレータ壁に分散状態に設けられた複数個
    の通気孔によって連通される一方、 少なくとも前記冷媒入口ポートの下方において、前記タ
    ンクの内壁面と前記乾燥剤ユニットとの間に冷媒通過用
    スペースが形成され、該冷媒通過用スペースを通じて前
    記冷媒入口ポートから流入した冷媒が直接または間接的
    に前記タンク内の底部に到達して該タンク内で攪拌され
    るようになされていること特徴とする、アキュムレー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記複数個の通気孔の総面積が、前記冷
    媒入口ポートの通路断面積の1.5〜3倍に設定されて
    いる、請求項1に記載のアキュムレータ。
  3. 【請求項3】 前記タンク内に、オイル吸上げ管がその
    下部吸入口を前記タンク内の底部に臨ませると共に上部
    吐出口を前記冷媒出口ポートに臨ませた状態で配設され
    ている、請求項1または2のいずれか1に記載のアキュ
    ムレータ。
  4. 【請求項4】 前記オイル吸上げ管の通路断面積が、前
    記冷媒出口ポートの通路断面積の20〜50%に設定さ
    れている、請求項3に記載のアキュムレータ。
  5. 【請求項5】 前記セパレータ壁の下端部に、前記冷媒
    出口ポート側の上部スペースと前記冷媒入口ポート側の
    上部スペースとを連通する液状冷媒流通用開口部が形成
    されている、請求項1ないし4のいずれか1に記載のア
    キュムレータ。
  6. 【請求項6】 前記オイル吸上げ管の上部吐出口は、そ
    の開口方向と前記冷媒出口ポート内を流通する冷媒の流
    れ方向とのなす角度θが0°<θ≦90°の関係を満た
    すように形成されている、請求項3〜5のいずれか1に
    記載のアキュムレータ。
JP11164568A 1997-12-16 1999-06-11 アキュムレ―タ Pending JP2000088402A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11164568A JP2000088402A (ja) 1998-07-13 1999-06-11 アキュムレ―タ
US09/347,643 US6196019B1 (en) 1997-12-16 1999-07-06 Accumulator
EP99113268A EP0972662B1 (en) 1998-07-13 1999-07-08 Accumulator
AT99113268T ATE215024T1 (de) 1998-07-13 1999-07-08 Sammelbehälter für kältemittel
DE69901079T DE69901079T2 (de) 1998-07-13 1999-07-08 Sammelbehälter für Kältemittel

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-196916 1998-07-13
JP19691698 1998-07-13
JP11164568A JP2000088402A (ja) 1998-07-13 1999-06-11 アキュムレ―タ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000088402A true JP2000088402A (ja) 2000-03-31

Family

ID=26489616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11164568A Pending JP2000088402A (ja) 1997-12-16 1999-06-11 アキュムレ―タ

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0972662B1 (ja)
JP (1) JP2000088402A (ja)
AT (1) ATE215024T1 (ja)
DE (1) DE69901079T2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002310536A (ja) * 2001-04-10 2002-10-23 Sanden Corp サブクールタイプコンデンサ
JP2008267718A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Sanden Corp 蒸気圧縮式冷凍サイクル
JP2008275211A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Sanden Corp 蒸気圧縮式冷凍サイクル
JP2010048483A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Mitsubishi Electric Corp 気液分離器並びにこれを搭載した空気圧縮装置および空気調和装置
CN102778090A (zh) * 2011-05-09 2012-11-14 康奈可关精株式会社 储液器
WO2017199707A1 (ja) * 2016-05-19 2017-11-23 株式会社デンソー アキュムレータおよび冷凍サイクル
EP3674627A1 (en) 2018-12-26 2020-07-01 Valeo Japan Co., Ltd. Vehicle air conditioning apparatus

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE20004328U1 (de) * 2000-03-08 2000-05-18 Hansa Metallwerke Ag Akkumulator für eine nach dem Orifice-Prinzip arbeitende Klimaanlage, insbesondere Fahrzeugklimaanlage
DE10158409C1 (de) * 2001-11-29 2003-04-30 Hansa Metallwerke Ag Akkumulator für eine Klimaanlage, insbesondere Fahrzeugklimaanlage
DE102004040880B4 (de) * 2004-08-24 2008-03-27 Jahn Gmbh Umform- Und Zerspanungstechnik Filtriervorrichtung für einen Kühlmedienkreislauf, insbesondere für eine PKW-Klimaanlage
FR2987888B1 (fr) * 2012-03-08 2014-04-25 Peugeot Citroen Automobiles Sa Reservoir de deshydratation a cinq voies pour une installation de chauffage/climatisation a echangeur de chaleur et sous-refroidisseur externes
FR2987887B1 (fr) * 2012-03-08 2014-04-25 Peugeot Citroen Automobiles Sa Reservoir de deshydratation a quatre voies pour une installation de chauffage/climatisation a echangeur de chaleur et sous-refroidisseur externes

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4270934A (en) * 1978-06-05 1981-06-02 General Motors Corporation Universal internal tube accumulator
US4354362A (en) * 1980-11-07 1982-10-19 Virginia Chemicals, Inc. Integral suction line accumulator/filter-drier
US4331001A (en) * 1981-05-11 1982-05-25 General Motors Corporation Accumulator-dehydrator assembly for an air conditioning system
US4509340A (en) * 1983-11-10 1985-04-09 Sealed Power Corporation Accumulator-dehydrator assembly for an air conditioning system
EP0849549B1 (en) * 1996-12-18 2002-04-24 Showa Denko Kabushiki Kaisha Accumulator

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002310536A (ja) * 2001-04-10 2002-10-23 Sanden Corp サブクールタイプコンデンサ
JP2008267718A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Sanden Corp 蒸気圧縮式冷凍サイクル
JP2008275211A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Sanden Corp 蒸気圧縮式冷凍サイクル
JP2010048483A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Mitsubishi Electric Corp 気液分離器並びにこれを搭載した空気圧縮装置および空気調和装置
CN102778090A (zh) * 2011-05-09 2012-11-14 康奈可关精株式会社 储液器
JP2012233664A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Calsonic Kansei Corp アキュムレータ
WO2017199707A1 (ja) * 2016-05-19 2017-11-23 株式会社デンソー アキュムレータおよび冷凍サイクル
JP2017207251A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 株式会社デンソー アキュムレータおよび冷凍サイクル
EP3674627A1 (en) 2018-12-26 2020-07-01 Valeo Japan Co., Ltd. Vehicle air conditioning apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
EP0972662B1 (en) 2002-03-27
EP0972662A1 (en) 2000-01-19
ATE215024T1 (de) 2002-04-15
DE69901079T2 (de) 2002-11-14
DE69901079D1 (de) 2002-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6196019B1 (en) Accumulator
JP2000088402A (ja) アキュムレ―タ
US20210001354A1 (en) Reservoir tank
JPH11303975A (ja) 変速機のエアブリーザー構造
JP6173558B2 (ja) アキュムレータ及びこのアキュムレータを備えた冷凍装置
US11725887B2 (en) Reservoir tank
US20170227268A1 (en) Lubricant separator for a heating, ventilation, and air conditioning system
US6568509B1 (en) Oil pan structure for internal combustion engine
US20210001248A1 (en) Reservoir tank
JP7043537B2 (ja) エキスパンションタンク
EP1956322A1 (en) Liquid tank structure for heat exchanger
US10851691B2 (en) Oil mist separator
CN210602370U (zh) 气液分离器、空调室外机和空调器
JP4564340B2 (ja) 気液分離装置
JP2011094505A (ja) 冷却液のリザーブタンク
CN114450547A (zh) 液态制冷剂散布装置及降膜式蒸发器
KR100600625B1 (ko) 오일분리기
CN115485517B (zh) 蒸发器
CN216922504U (zh) 一种旋转式压缩机用挡油结构及旋转式压缩机
CN215705542U (zh) 一种双风扇驻车空调
JP5067298B2 (ja) 密閉型圧縮機
KR100542149B1 (ko) 오일분리기
CN115105866B (zh) 储存罐
JP7299089B2 (ja) オイルセパレータ
CN210851944U (zh) 车用空调器及车辆