JP2000088257A - 遠赤外線を用いた面暖房システム - Google Patents

遠赤外線を用いた面暖房システム

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JP2000088257A
JP2000088257A JP10255282A JP25528298A JP2000088257A JP 2000088257 A JP2000088257 A JP 2000088257A JP 10255282 A JP10255282 A JP 10255282A JP 25528298 A JP25528298 A JP 25528298A JP 2000088257 A JP2000088257 A JP 2000088257A
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Japan
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far
infrared
ray
room
heating system
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Application number
JP10255282A
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English (en)
Inventor
Fusao Terada
房夫 寺田
Makoto Kikumoto
誠 菊本
Hiroshi Kano
浩 蚊野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 遠赤外線ヒータ14を設置する部屋12の天
井材18および壁材20に、特定波長、たとえば10μ
m程度の遠赤外線を反射する遠赤外線反射面16を形成
し、遠赤外線ヒータ14より部屋12内に放射される遠
赤外線24をこの遠赤外線反射面16によって反射す
る。 【効果】 暖房される部屋12のどの位置にいても、遠
赤外線反射面によって反射された遠赤外線22による輻
射熱を全身に受けることができ、快適でエネルギー効率
の良い暖房が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は遠赤外線を用いた面暖
房システムに関し、特にたとえば遠赤外線ヒータから放
射される遠赤外線を利用して面暖房を行う、新規な面暖
房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、遠赤外線による輻射暖房は人
体を直接加熱するので加熱効率が高く、また、空気を媒
体としないので温度ムラがなく快適であることが知られ
ている。そして、遠赤外線の輻射を用いた暖房として
は、セラミックファンヒータなどが既に実用化されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人体と
セラミックファンヒータの間に、例えばテレビ、茶棚等
の障害物が存在している場合には、遠赤外線による輻射
熱が障害物により遮断されるために暖房効果が得られな
いという欠点がある。また、壁面や天井面あるいは床面
の反射を利用して障害物による輻射熱の遮断効果を回避
する方法も考えられるが、通常の壁材や天井材等の内装
部材は遠赤外線を吸収して反射をしないために暖房効果
が劣るという問題がある。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、遠
赤外線反射材料を用いて効率的に面暖房を行うことがで
きる、面暖房システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、暖房空間内
に遠赤外線放射手段を設け、この暖房空間内に遠赤外線
放射手段から放射される特定波長領域の遠赤外線を反射
する遠赤外線反射面を形成した、面暖房システムであ
る。
【0006】
【作用】たとえば天井材や壁材に形成された遠赤外線反
射面によって、遠赤外線放射手段から放射される遠赤外
線の特定波長領域、たとえば8〜14μmの遠赤外線が
反射され、その暖房空間内に居る人に照射される。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、遠赤外線放射手段と
の間に障害物があったとしても、遠赤外線反射面によっ
て反射された遠赤外線による輻射熱を受けることがで
き、快適でエネルギー効率の良い面暖房を行うことがで
きる。この発明の上述の目的,その他の目的,特徴およ
び利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説
明により一層明らかとなろう。
【0008】
【実施例】図1に示すこの発明の一実施例の面暖房シス
テム10は、暖房される部屋(暖房空間)12の床面に
設置される遠赤外線放射手段としての遠赤外線ヒータ1
4と、部屋12の天井面および壁面に設けられる遠赤外
線反射面16を形成した天井材18および壁材20、2
0を含む。
【0009】遠赤外線ヒータ14の放射面22は部屋1
2の天井面および壁面と対向するように斜め上方を向い
ているため、矢印で示す遠赤外線24,24および24
は障害物26の少ない部屋12の上部空間を通って、天
井材18や壁材20に形成した遠赤外線反射面16で反
射して部屋全体に行き渡る。したがって、椅子28に座
って居る人30は、遠赤外線ヒータ14の間にテレビ等
の障害物26が存在していたとしても、遠赤外線ヒータ
14から放射されて遠赤外線反射面16,16および1
6で反射される遠赤外線24により直接加熱されるので
快適な暖房を享受できる。
【0010】なお、遠赤外線反射面16で反射される遠
赤外線24は、遠赤外線ヒータ14から放射される特定
波長領域、たとえば8〜14μm、望ましくは人体を最
も効果的に加熱する10μm程度の遠赤外線である。図
2に示す遠赤外線ヒータ14は支持台32,この支持台
32に傾斜して設置されるアルミニウム等の反射板3
4,この反射板34の上方に絶縁物36および36を介
して設けられるコイル状抵抗線38からなる発熱体4
0,およびこの発熱体40の表面に配置される遠赤外線
放射体としてのセラミックス板42および42を含む。
そして、電源44のスイッチ46を閉じてコイル状抵抗
線38に電流を流すことにより発熱体40が加熱されて
セラミックス板42および42より遠赤外線24が部屋
12の上部空間に放射される。
【0011】一方、図3に示す遠赤外線反射面16を形
成した天井材18および壁材20などの内装部材48
は、特定波長領域、たとえば10μm程度(8〜14μ
m)の遠赤外線を90%以上の反射率で反射する遠赤外
線反射材料を用いる。そのような反射面16として、た
とえば図4に示すものを用いてもよい。図4では、たと
えば銅基板50上に銅の微粒子をエポキシ樹脂52で固
めて接合し、その上から銀紙54を被覆して遠赤外線反
射部材56を構成している。この反射部材56を天井材
18等に貼り付けて遠赤外線反射面16を形成してもよ
い。そして、反射面16を形成する内装部材48は、天
井材18や壁材20だけでなく部屋12の床材に用いて
もよい。
【0012】なお、赤外線反射材料としては、さらに遠
赤外線反射塗料等を用いることができる。また、天井や
壁などは通常の材料で形成し、その上に遠赤外線反射壁
紙その他適当な形状の遠赤外線反射材を設けてもよい。
上述の実施例以外に、図5に示すように、部屋12に設
置される遠赤外線ヒータ14と対向する上部空間に遠赤
外線反射面16を形成した遠赤外線反射部材56を配置
しても同等の効果を得ることができる。この場合には、
部屋12の天井材18および壁材20、20に遠赤外線
反射面16は形成されていない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す面暖房システムの概
略構成を示す説明図である。
【図2】図1の実施例で使用される遠赤外線ヒータの図
解図である。
【図3】遠赤外線反射面を形成した内装部材の一例を示
す斜面図である。
【図4】遠赤外線反射面を形成した遠赤外線反射部材の
図解図である。
【図5】この発明の他の実施例の概略構成を示す説明図
である。
【符号の説明】
10 …面暖房システム 12 …部屋 14 …遠赤外線ヒータ 16 …遠赤外線反射面 18 …天井材 20 …壁材 22 …放射面 24 …遠赤外線 48 …内装部材 56 …遠赤外線反射部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蚊野 浩 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2E110 AA01 AB03 AB04 AB05 AB23 GA02W 3K092 PP06 QA05 RF03 SS40 VV40

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】暖房空間内に遠赤外線放射手段を設け、前
    記暖房空間内に前記遠赤外線放射手段から放射される特
    定波長領域の遠赤外線を反射する遠赤外線反射面を形成
    した、面暖房システム。
  2. 【請求項2】前記遠赤外線反射面は内装部材に形成され
    る、請求項1記載の面暖房システム。
  3. 【請求項3】前記内装部材は壁材,天井材および床材の
    少なくとも1つを含む、請求項2記載の面暖房システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記遠赤外線反射面は遠赤外線反射塗料を
    含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の面暖房シス
    テム。
  5. 【請求項5】前記遠赤外線反射面は遠赤外線反射壁紙を
    含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の面暖房シス
    テム。
  6. 【請求項6】前記特定波長領域は8〜14μmである、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の面暖房システム。
JP10255282A 1998-09-09 1998-09-09 遠赤外線を用いた面暖房システム Withdrawn JP2000088257A (ja)

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