JP2000086918A - 消色性色素 - Google Patents

消色性色素

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JP2000086918A
JP2000086918A JP10261678A JP26167898A JP2000086918A JP 2000086918 A JP2000086918 A JP 2000086918A JP 10261678 A JP10261678 A JP 10261678A JP 26167898 A JP26167898 A JP 26167898A JP 2000086918 A JP2000086918 A JP 2000086918A
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ring
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general formula
atom
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JP10261678A
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Tetsuo Nakamura
哲生 中村
Yoshio Inagaki
由夫 稲垣
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保存時は安定に発色状態を保ち、溶液処理によ
って直ちに無色となる消色性色素を提供する。 【解決手段】(1)下記一般式(I)で表されることを
特徴とする消色性色素。 一般式(I) 【化1】 式(I)中、R1 はアルキル基、アリール基、複素環基
を表す。R2 、R3 は水素原子又はR1 と同義を表す。
2 とR3 が互いに連結して環を形成してもよい。
1 、L2 はメチン基又は窒素原子を;L3 、L4 はメ
チン基を;Zは5員又は6員の複素環を形成するのに必
要な原子群を:mは0または1を;Yは酸素原子、硫黄
原子、セレン原子、テルル原子を:Aは水素原子又は溶
液処理によって脱離しうる基を:Vは1価の基を表し、
pは0、1、2又は3を表す。Xは対イオンを表し、n
は分子中の電荷を中和させるために必要な0以上の数を
表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消色性色素に関す
るものである。さらに詳しくは、溶液処理によって直ち
に無色になる消色性色素に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ハロゲン化銀写真感光材料の
処理後の残色低減のために多大の努力がなされてきた。
特に近年、環境対策やユーザーニーズに応えるべく、処
理の迅速化および写真処理液の低補充化が強く要望され
ており、増感色素や染料(以下両者をまとめて写真用色
素と呼ぶ)には従来に無い新しい分子設計が必要とされ
ている。
【0003】写真用色素の残色低減には、色素の親水性
を高めて写真処理時に処理液中に流し去るのが有効であ
ることが広く知られている。しかし増感色素の場合、色
素の親水性を高めることにより、ハロゲン化銀粒子への
吸着性が損なわれ、感度、被り、保存安定性等の写真性
能に悪影響が出るのが普通であり、残色とその他の写真
性能の両立は困難な課題である。
【0004】一方、写真処理液中の求核剤、求電子剤、
酸化剤、還元剤、その他の化学種と写真用色素との化学
反応によって、色素の色を消し去る検討も精力的に行わ
れている。しかしながら、写真性能を悪化させない添加
剤には限りがあり、色素との反応で残色を完全に抑える
のは困難であることがこれまでの検討で明らかになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、保存
時は安定に発色状態を保ち、溶液処理によって直ちに無
色となる消色性色素を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は鋭意研究
を行なった結果、下記の手段によって達成することがで
きた。すなわち、
【0007】(1) 下記一般式(I)で表されること
を特徴とする消色性色素。 一般式(I)
【0008】
【化5】
【0009】式(I)中、R1 はアルキル基、アリール
基、複素環基を表し、R2 、R3 はそれぞれ水素原子、
アルキル基、アリール基、複素環基を表し、R2 とR3
が互いに連結して環を形成してもよい。L1 、L2 はそ
れぞれメチン基または窒素原子を表し、L3 、L4 はそ
れぞれメチン基を表し、Zは5員または6員の複素環を
形成するのに必要な原子群を表し、mは0または1を表
し、Yは酸素原子、硫黄原子、セレン原子、テルル原子
を表し、Vは1価の基を表し、pは0、1、2または3
を表し、pが2または3の場合は複数のVは互いに同じ
でもよく異なっていてもよく、また2つの置換基V同士
あるいはVとR2 またはR3 とが互いに連結して縮環系
を形成してもよい。Xは対イオンを表し、nは分子中の
電荷を中和させるために必要な0以上の数を表す。
【0010】(2) 下記一般式(II)で表されること
を特徴とする消色性色素。 一般式(II)
【0011】
【化6】
【0012】式(II)中、R11はアルキル基を表し、R
12、R13はそれぞれ水素原子またはアルキル基を表し、
12とR13が互いに連結して環を形成してもよい。
11、L 12はそれぞれメチン基または窒素原子を表し、
1 は5員または6員の複素環を形成するのに必要な原
子群を表し、Y1 は酸素原子、硫黄原子を表し、V1
ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、アリ
ール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチ
オ基、アリールチオ基、アシル基、アシルオキシ基、カ
ルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アリーロキシカ
ルボニル基、カルバモイル基、アルカンスルホニル基、
スルホ基、スルファモイル基を表し、p1 は0,1また
は2を表し、p1 が2の場合は2つのV1 は互いに同じ
でもよく異なっていてもよく、また2つの置換基V1
士あるいはV1 とR12またはR13とが互いに連結して縮
環系を形成してもよい。X1 は対イオンを表し、n1
分子中の電荷を中和させるために必要な0以上の数を表
す。
【0013】(3) 下記一般式(III)で表されること
を特徴とする消色性色素。 一般式(III)
【0014】
【化7】
【0015】式(III)中、R1 、R2 、R3 、L1 、L
2 、L3 、L4 、Z、m、Y、V、p、X、nはそれぞ
れ式(I)中の対応するものと同義である。Aは溶液処
理によって脱離しうる基を表す。
【0016】(4) 下記一般式(IV)で表されること
を特徴とする消色性色素。 一般式(IV)
【0017】
【化8】
【0018】式(IV)中、R11、R12、R13、L11、L
12、Z1 、Y1 、V1 、p1 、X1、n1 はそれぞれ式
(II)中の対応するものと同義である。A1 はアシル基
またはアルカンスルホニル基、アレーンスルホニル基を
表す。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明に使用する化合物に
ついて詳細に説明する。
【0020】一般式(I)、(II)、(III)、(IV)に
おいて、R1 、R2 、R3 、R11、R12、R13で表され
るアルキル基は無置換でも置換されていてもよく、炭素
数1から30、好ましくは1から18の無置換アルキル
基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、ヘキシル、オクチル、オクタデシル)、炭素数
1から36、好ましくは1から24の置換アルキル基
{置換基として例えば、カルボキシ基、スルホ基、シア
ノ基、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ
素)、ヒドロキシ基、メルカプト基、炭素数1から7の
アルコキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル)、炭
素数6から12のアリーロキシカルボニル基(例えばフ
ェノキシカルボニル)、炭素数1から7のアルコキシ基
(例えばメトキシ、エトキシ、ベンジルオキシ)、炭素
数6から12のアリールオキシ基(例えばフェノキシ、
p−トリルオキシ)、炭素数1から7のアシルオキシ基
(例えばアセチルオキシ、プロピオニルオキシ)、炭素
数1から7のアシル基(例えばアセチル、プロピオニ
ル、ベンゾイル)、カルバモイル基(例えばカルバモイ
ル、N,N−ジメチルカルバモイル、モルホリノカルボ
ニル、ピペリジノカルボニル)、スルファモイル基(例
えばスルファモイル、N,N−ジメチルスルファモイ
ル、モルホリノスルホニル、ピペリジノスルホニル)、
炭素数6から12のアリール基(例えばフェニル、p−
クロロフェニル、p−トリル)、スルホニルカルバモイ
ル基、アシルスルファモイル基、などが挙げられる}な
どを挙げることができる。
【0021】一般式(I)、(III)において、R1 、R
2 、R3 で表されるアリール基は無置換でも置換されて
いてもよく、炭素数6から30、好ましくは6から18
の無置換アリール基(例えばフェニル、1-ナフチル、2-
ナフチル)、炭素数6から36、好ましくは炭素数6か
ら24の置換アリール基{置換基としては、前記置換ア
ルキル基の説明中で述べた置換基(カルボキシ基、スル
ホ基、シアノ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、メルカ
プト基、アルコキシカルボニル基、アリーロキシカルボ
ニル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルオキ
シ基、アシル基、カルバモイル基、スルファモイル基、
アリール基、スルホニルカルバモイル基、アシルスルフ
ァモイル基など)が挙げられる}などを挙げる事ができ
る。
【0022】一般式(I)、(III)において、R1 、R
2 、R3 で表される複素環基は無置換でも置換されてい
てもよく、炭素数1から30、好ましくは1から18の
無置換複素環基(例えば2-フリル、3-フリル、2-チエニ
ル、3-チエニル、1-ピロリル、2-ピロリル、3-ピロリ
ル、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、2-ピリミジ
ル、2-イミダゾリル、3-ピラゾリル、1−ピペリジノ、
1-モルホリノ、1-インドリル)、炭素数1から36、好
ましくは炭素数1から24の置換複素環基{置換基とし
ては、前記置換アルキル基の説明中で述べた置換基(カ
ルボキシ基、スルホ基、シアノ基、ハロゲン原子、ヒド
ロキシ基、メルカプト基、アルコキシカルボニル基、ア
リーロキシカルボニル基、アルコキシ基、アリールオキ
シ基、アシルオキシ基、アシル基、カルバモイル基、ス
ルファモイル基、アリール基、スルホニルカルバモイル
基、アシルスルファモイル基など)が挙げられる}など
を挙げる事ができる。
【0023】R11はより好ましくは、炭素数1から8の
無置換アルキル基(例えばメチル、エチル)、炭素数2
から6のスルホアルキル基(例えば3−スルホプロピ
ル、4−スルホブチル)、炭素数2から9のカルボキシ
アルキル基(例えばカルボキシメチル4−カルボキシブ
チル)、炭素数1から8のメルカプトアルキル基(例え
ば8−メルカプトオクチル)、炭素数3から6のアルカ
ンスルホニルカルバモイルアルキル基(例えばメタンス
ルホニルカルバモイルメチル)であり、特に好ましくは
炭素数1から4の無置換アルキル基である。
【0024】R12、R13はより好ましくは、炭素数1か
ら4の無置換アルキル基(例えばメチル、エチル)、炭
素数2から4のスルホアルキル基(例えば3−スルホプ
ロピル、4−スルホブチル)、炭素数2から5のカルボ
キシアルキル基(例えばカルボキシメチル4−カルボキ
シブチル)、炭素数1から6のメルカプトアルキル基
(例えば6−メルカプトヘキシル)、炭素数3から5の
アルカンスルホニルカルバモイルアルキル基(例えばメ
タンスルホニルカルバモイルメチル)であり、また互い
に連結してピペリジン環、ピロリジン環、モルホリン環
などを形成することも好ましい。R12、R13は特に好ま
しくは炭素数1から3の無置換アルキル基である。一般
式(I)または(III)において、−NR2 3 基のベン
ゼン環上の置換位置はL2 に対してオルト位またはパラ
位である事が好ましく、特にパラ位である事が好まし
い。
【0025】一般式(I)、(II)、(III)、(IV)に
おいて、L1 、L2 、L11、L12はそれぞれメチン基ま
たは窒素原子を表すが、L1 、L2 、L11、L12で表さ
れるメチン基は無置換でも置換されていてもよく、好ま
しい置換基としては炭素数1から8のアルキル基(例え
ば、メチル、エチル、ブチル、シクロヘキシル、ベンジ
ル)、炭素数6から12のアリール基(例えばフェニ
ル、p−トリル、p−クロロフェニル、1−ナフチ
ル)、炭素数1から8のアルコキシ基(例えばメトキ
シ、エトキシ)、炭素数6から12のアリールオキシ基
(例えばフェノキシ、1−ナフチルオキシ)、炭素数1
から8のアルキルチオ基(例えばメチルチオ、エチルチ
オ)、炭素数6から12のアリールチオ基(例えばフェ
ニルチオ)、ヒドロキシ基、ハロゲン原子(例えばフッ
素、塩素、臭素、ヨウ素)などを挙げることができる。
好ましくはL1 、L11は置換または無置換のメチン基で
あり、より好ましくはL1 、L11は置換メチン基の好ま
しい置換基は炭素数1から4のアルキル基(例えばメチ
ル、エチル)、炭素数1から4のアルコキシ基(例えば
メトキシ、エトキシ)、炭素数1から4のアルキルチオ
基(例えばメチルチオ、エチルチオ)、炭素数6から8
のアリール基(例えばフェニル、p−クロロフェニ
ル)、炭素数6から8のアリールオキシ基(例えばフェ
ノキシ、p−クロロフェノキシ)、炭素数6から8のア
リールチオ基(例えばフェニルチオ、p−クロロフェニ
ルチオ)である。好ましくはL2 、L12は無置換メチン
基また窒素原子であり、より好ましくは無置換メチン基
である。特にL1 、L11はメチル基、エチル基、メチル
チオ基、またはフェニルチオ基で置換されたメチン基で
あることが好ましい。一般式(I)、(III)において、
3 、L4 で表されるメチン基は無置換でも置換されて
いてもよく、その置換基はL1 、L2 で挙げたものが適
用でき、好ましくは無置換メチン基である。
【0026】一般式(I)または(II)において、Yは
酸素原子、硫黄原子、セレン原子、テルル原子を表す
が、酸素原子または硫黄原子が好ましく、特に酸素原子
であることが好ましい。一般式(III)または(IV)にお
いて、Y1 は酸素原子、硫黄原子を表すが、特に酸素原
子であることが好ましい。
【0027】一般式(I)、(III)において、Vで表さ
れる1価の基としては、例えばハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、アルキル基、アリール基、アルコキシ
基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ
基、アシル基、アシルオキシ基、カルボキシ基、アルコ
キシカルボニル基、アリーロキシカルボニル基、カルバ
モイル基、アルカンスルホニル基、スルホ基、スルファ
モイル基を挙げることができる。
【0028】V、V1 で表されるハロゲン原子としては
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素を挙げることができ、アル
キル基としては前記の置換基R1 の好ましい例として挙
げた無置換または置換アルキル基(例えばメチル、エチ
ル、トリフルオロメチル、メトキシメチル)を挙げるこ
とができる。アリール基としては炭素数6から12のア
リール基(例えばフェニル、p−クロロフェニル、p−
トリル)、アルコキシ基としては炭素数1から7のアル
コキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、ベンジルオキ
シ)、アリールオキシ基としては炭素数6から12のア
リールオキシ基(例えばフェノキシ、p−トリルオキ
シ)、アルキルチオ基としては炭素数1から7のアルキ
ルチオ基(例えばメチルチオ、エチルチオ、ベンジルチ
オ)、アリールチオ基としては炭素数6から12のアリ
ールチオ基(例えばフェニルチオ、p−トリルチオ)、
アシル基としては炭素数1から7のアシル基(例えばア
セチル、プロピオニル、ベンゾイル)、アシルオキシ基
としては炭素数1から7のアシルオキシ基(例えばアセ
チルオキシ、プロピオニルオキシ)、アルコキシカルボ
ニル基としては炭素数1から7のアルコキシカルボニル
基(例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
ベンジルオキシカルボニル)、アリーロキシカルボニル
基としては炭素数6から12のアリーロキシカルボニル
基(例えばフェノキシカルボニル)、カルバモイル基と
しては炭素数1から8のカルバモイル基(例えばカルバ
モイル、N,N−ジメチルカルバモイル、モルホリノカ
ルボニル、ピペリジノカルボニル)、アルカンスルホニ
ル基としては炭素数1から8のアルカンスルホニル基
(例えばメタンスルホニル基)、スルファモイル基とし
ては炭素数0から8のスルファモイル基(例えばスルフ
ァモイル、N,N−ジメチルスルファモイル、モルホリ
ノスルホニル、ピペリジノスルホニル)などが挙げられ
る。
【0029】一般式(I)、(II)、(III)、(IV)に
おいて、pまたはp1 が2以上の場合には2つの置換基
VまたはV1 同士が互いに連結して縮環系を形成しても
よく、形成する縮環系としてはベンゾ縮環、ナフト縮
環、ピリド縮環、ピリミジノ縮環、フロ縮環、ピロロ縮
環、ピラゾロ縮環、イミダゾ縮環、チエノ縮環などを挙
げることができ、ベンゾ縮環が好ましい。
【0030】好ましくはpおよびp1 は0または1であ
り、pおよびp1 が0であることがより好ましい。
【0031】一般式(I)、(II)、(III)、(IV)に
おいて、ZまたはZ1 で表される5員または6員の複素
環としては、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、ナフ
ト〔1,2-d 〕チアゾール環、ナフト〔2,3-d 〕チアゾー
ル環、ナフト〔2,1-d 〕チアゾール環、チアゾリン環、
オキサゾール環、ベンゾオキサゾール環、ナフト〔1,2-
d 〕オキサゾール環、ナフト〔2,3-d 〕オキサゾール
環、ナフト〔2,1-d 〕オキサゾール環、オキサゾリン
環、セレナゾール環、ベンゾセレナゾール環、ナフト
〔1,2-d 〕セレナゾール環、ナフト〔2,3-d 〕セレナゾ
ール環、ナフト〔2,1-d 〕セレナゾール環、セレナゾリ
ン環、テルラゾール環、ベンゾテルラゾール環、ナフト
〔1,2-d 〕テルラゾール環、ナフト〔2,3-d 〕テルラゾ
ール環、ナフト〔2,1-d 〕テルラゾール環、テルラゾリ
ン環、3,3-ジメチルインドレニン環、イミダゾール環、
ベンズイミダゾール環、ナフト〔1,2-d 〕イミダゾール
環、ナフト〔2,3-d 〕イミダゾール環、ナフト〔2,1-d
〕イミダゾール環、イミダゾリン環、イミダゾ〔4,5-b
〕キノキサリン環、オキサジアゾール環、チアジアゾ
ール環、テトラゾール環、ピリジン環、キノリン環、イ
ソキノリン環、ピリミジン環などを挙げることができ
る。複素環はさらに置換基を有していてもよく、置換基
としては前記V1 の例として挙げられている各置換基を
当てはめることができる。これらの複素環のうち好まし
いのは、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、ナフトチ
アゾール環、オキサゾール環、ベンゾオキサゾール環、
ナフトオキサゾール環、セレナゾール環、ベンゾセレナ
ゾール環、ナフトセレナゾール環、3,3-ジメチルインド
レニン環、ベンズイミダゾール環、ナフトイミダゾール
環、キノリン環であり、より好ましくはベンゾチアゾー
ル環、ベンゾセレナゾール環、3,3-ジメチルインドレニ
ン環である。特に好ましいのはベンゾチアゾール環であ
る。
【0032】一般式(I)、(II)、(III)、(IV)に
おいて、XまたはX1 は分子の電荷を中和するために必
要であるとき、陽イオンまたは陰イオンの存在を示すた
めに式の中に含められている。ある化合物が陽イオン、
陰イオンであるか、あるいは正味のイオン電荷を持つか
どうかは、その置換基に依存する。典型的な陽イオンと
しては水素イオン、アルカリ金属イオン(ナトリウムイ
オン、カリウムイオン、リチウムイオン)、アルカリ土
類金属イオン(例えばカルシウムイオン)などの無機陽
イオン、アンモニウムイオン(例えばアンモニウムイオ
ン、テトラアルキルアンモニウムイオン、ピリジニウム
イオン、エチルピリジニウムイオン)などの有機陽イオ
ンが挙げられる。陰イオンは無機陰イオンあるいは有機
陰イオンのいずれであってもよく、ハロゲン化物陰イオ
ン(例えばフッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物イオ
ン、ヨウ化物イオン)、置換アリールスルホン酸イオン
(例えばp−トルエンスルホン酸イオン、p−クロロベ
ンゼンスルホン酸イオン)、アリールジスルホン酸イオ
ン(1,3−ベンゼンジスルホン酸イオン、2,6−ナ
フタレンジスルホン酸イオン)、アルキル硫酸イオン
(例えばメチル硫酸イオン)、硫酸イオン、チオシアン
酸イオン、過塩素酸イオン、テトラフルオロほう酸イオ
ン、ピクリン酸イオン、酢酸イオン、メタンスルホン酸
イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオンが挙げら
れる。好ましい陽イオンは、ナトリウムイオン、カリウ
ムイオン、トリエチルアンモニウムイオン、テトラエチ
ルアンモニウムイオン、ピリジニウムイオン、エチルピ
リジニウムイオン、メチルピリジニウムイオンである。
好ましい陰イオンは過塩素酸イオン、ヨウ化物イオン、
臭化物イオン、置換アリールスルホン酸イオン(例えば
p−トルエンスルホン酸イオン)である。
【0033】nおよびn1 は分子中の電荷を均衡させる
ために必要な0以上の数を表し、分子内塩を形成する場
合は0である。好ましくは0以上3以下の数である。一
般式(II)において、p1が0であり、Z1 がベンゾチア
ゾ−ル環、ベンゾセレナゾ−ル環、3,3−ジメチルイ
ンドレニン環であり、Y1 が酸素原子であり、L11が置
換メチン基であり、L12が無置換メチン基であり、
12、R13は炭素数1から4の無置換アルキル基、炭素
数2から4のスルホアルキル基、炭素数2から5のカル
ボキシアルキル基、炭素数1から6のメルカプトアルキ
ル基、炭素数3から5のアルカンスルホニルカルバモイ
ルアルキル基であり、R11は炭素数1から8の無置換ア
ルキル基、炭素数2から6のスルホアルキル基、炭素数
2から9のカルボキシアルキル基、炭素数1から8のメ
ルカプトアルキル基、炭素数3から6のアルカンスルホ
ニルカルバモイルアルキル基である組合せが好ましい。
更に好ましくは、上記の組合せにおいて、Z1 がベンゾ
チアゾ−ル環であり、L11がメチル基、エチル基、メチ
ルチオ基またはフェニルチオ基のいずれかで置換された
メチン基である場合である。
【0034】一般式(III)において、Aは溶液処理によ
って脱離しうる基を表し、有機合成化学において保護基
として一般的に用いられているものを用いることができ
る。Aは好ましくは中性付近で安定であり、酸性または
アルカリ性条件下で脱離する基であり、酸性脱離基とし
てはエーテル型脱離基(例えばメチル、メトキシメチ
ル、ベンジル、o-ニトロベンジル、フェナシル、トリメ
チルシリル、t-ブチルジメチルシリル)、アルカリ性脱
離基としてはエステル型脱離基(例えばアセチル、ピバ
ロイル、ベンゾイル、レブロイル、ビニルオキシカルボ
ニル、フェニルカルバモイル、メタンスルホニル、p-ト
ルエンスルホニル)を挙げることができる。Aはより好
ましくはアルカリ性で脱離する基であり、特にピバロイ
ル、ベンゾイル、レブロイル、メタンスルホニル、p-ト
ルエンスルホニルが好ましい。これらの保護基は、例え
ばT. W. Greene著「Protective Groups in Organic Syn
thesis」、John Wiley & Sons 社刊(1981年)などに記
載の方法に基づいて容易に導入することができる。
【0035】一般式(IV)において、A1 で表されるア
シル基としては炭素数2から10のアシル基(例えばピ
バロイル、レブロイル、ベンゾイル、)が好ましく、ア
ルカンスルホニル基としては炭素数1から8のアルカン
スルホニル基(例えばメタンスルホニル)が好ましく、
アレーンスルホニル基としては炭素数6から20のアレ
ーンスルホニル基(例えばp-トルエンスルホニル)が好
ましい。一般式(IV)の好ましい組合せは、前記の一般
式(II)の好ましい組合せに加えてA1 が炭素数2から
10のアシル基、炭素数1から8のアルカンスルホニル
基、炭素数6から20のアレーンスルホニル基の場合であ
り、より好ましくは上記の組合せ中で、A1 がピバロイ
ル基、レブロイル基、ベンゾイル基の場合である。
【0036】以下に本発明の一般式(I)で表される化
合物(一般式(II)で表される化合物を含む)の具体例
を示すが、これにより本発明が限定されるものではな
い。
【0037】
【化9】
【0038】
【化10】
【0039】
【化11】
【0040】また、以下に本発明の一般式(III)で表さ
れる化合物(一般式(IV)で表される化合物を含む)の
具体例を示すが、これにより本発明が限定されるもので
はない。
【0041】
【化12】
【0042】
【化13】
【0043】
【化14】
【0044】本発明の一般式(I)、(II)、(III)、
(IV)で表される化合物は、米国特許第3,923,5
24号に記載の合成方法に準じて合成することができ
る。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、これに限定されるものではない。
【0046】実施例1 (化合物I−1の合成) (1)2,3-ジエチルベンゾチアゾリウムp-トルエンスル
ホン酸塩の合成 2-エチルベンゾチアゾール16.3gとp-トルエンスルホン
酸エチル22.0gとを混合し、攪拌しながら油浴上で160℃
に加熱した。原料は一旦融解し、しばらくして固体が析
出した。5時間後に加熱を止め、100℃まで冷えたとこ
ろでアセトンを加えて固体を分散し、さらに室温まで冷
まして固体を濾取した。真空下で2日間乾燥して目的物
31.4gを得た(収率86%)。
【0047】(2)化合物I−1の合成 (1)で得た化合物1.82gと4-ジエチルアミノサリチル
アルデヒド1.06gとをエタノール25mlに溶解し、100℃に
加熱した。ピペリジン0.7mlを加えて2時間加熱還流
し、その後溶液を氷冷した。析出した無色結晶を濾取、
エタノールで洗浄して2日間真空下で乾燥して、化合物
I−1の消色体を0.83g得た。この結晶をメタノール15m
lに溶解しp-トルエンスルホン酸1gを添加すると溶液
は赤褐色を呈した。溶媒を留去濃縮していくと赤色結晶
が析出したのでこれを濾取し、メタノールで洗浄して2
日間真空下で乾燥し、化合物I−1を0.72g得た(収率3
9%)。NMR、マススペクトル、元素分析で構造を確認
した。
【0048】実施例2 (化合物III −1の合成) (3)4-ジエチルアミノ-2-ピバロイルオキシベンズア
ルデヒドの合成 4-ジエチルアミノサリチルアルデヒド1.93gを1,4-ジオ
キサン25mlに溶解し、粉末水酸化ナトリウム1.08gとテ
トラブチルアンモニウム硫酸水素塩12mgを添加して室温
で攪拌した。この不均一溶液に塩化ピバロイル1.45gを
1,4-ジオキサン10mlに溶かした溶液を20分間かけて添加
し、そのまま1時間攪拌した。水20mlを加えて酢酸エチ
ルで抽出し、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を留去して茶色いオイル状の目的物2.48gを得た(収率8
9%)。
【0049】(4)化合物III −1の合成 (1)で得た化合物1.82gと(3)で得た化合物1.65gと
をエタノール25mlに溶解し、100℃に加熱した。ピペリ
ジン0.7mlを加えて2時間加熱還流し、冷却後溶媒を留
去してシリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけ、オ
レンジ色の分画を濃縮した。さらにメタノールから再結
晶し、これを濾取、メタノールで洗浄して2日間真空下
で乾燥し、化合物III −1を1.52g得た(収率67%)。N
MR、マススペクトル、元素分析で構造を確認した。
【0050】実施例3 (発色状態の安定性評価)化合物I−1の微粒子分散液
を下記方法にて調製した。水(21.7ml)およびp-オクチ
ルフェノキシエトキシエトキシエタンスルホン酸ナトリ
ウム5%水溶液(3ml)、p-オクチルフェノキシポリ
(重合度10)オキシエチレンエーテル(0.5g)とを700m
lポットミルに入れ、本発明の化合物I−1(1.00g)と
酸化ジルコニウムのビーズ(直径1mm)500mlを添加し
て内容物を2時間振動ボールミルで分散した。用いた振
動ボールミルは中央化工機(株)製のBO型である。内
容物を取り出し、12.5%ゼラチン水溶液8gに添加し、ビ
ーズを濾過して本発明の化合物I−1の微粒子ゼラチン
分散液を得た。さらにこの分散液にゼラチン硬化剤とし
て1,2-ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタンを
添加して、下塗りを施した厚み127μmの三酢酸セルロ
ースフィルム支持体上にバーコーターを用いて手塗り
し、暗所にて室温で1昼夜送風乾燥させて試料1を作成
した。同様に表1に示す本発明の化合物および比較化合
物の微粒子分散液を調製し、支持体上に塗布した試料2
〜8を作成した。
【0051】
【表1】
【0052】
【化15】
【0053】これらの試料を冷蔵、および50℃80%RH
(いずれも遮光)の条件で3日間それぞれ保存後、試料
の反射スペクトルを測定し、化合物の吸収極大における
反射濃度(R)を求めた。R(50℃80%)/R(冷蔵)
を求めて、化合物の残存率を算出した。この値が1に近
いほど化合物の発色状態が安定であることになる。結果
を表1に示した。
【0054】表1より明らかなように、本発明の化合物
は高温、高湿度の条件に置かれても濃度の低下が少ない
ことがわかる。
【0055】実施例4 (溶液処理による消色性評価)実施例3の試料1の作成
方法において、化合物I−1を添加しないこと以外は同
様にして作成した試料9を作成した。実施例2で作成し
た試料1〜8および試料9をpH11の Britton-Robinson
緩衝液中で30秒浸した後、試料の反射スペクトルを測定
して化合物の吸収極大における反射濃度(R)を求め
た。R(試料)−R(試料9)を求めて、化合物の残存
量を算出した。この値が0に近いほど化合物の消色性が
良好であることになる。結果を表1に示した。
【0056】表1より明らかなように、本発明の化合物
は溶液処理により容易に消色し、試料の残色が起こりに
くいことがわかる。このように本発明の化合物を用いる
ことで、保存時の発色状態の安定性と、溶液処理後の消
色性とが両立できることは明らかである。特に本発明の
一般式(II)または(IV)で表される化合物は発色状態
の安定性が極めて高くなっている。
【0057】
【発明の効果】本発明の化合物により、発色状態が安定
で溶液処理により容易に消色する色素化合物が得られ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 235/14 C07D 235/14 4C204 263/56 263/56 4H056 277/28 277/28 277/64 277/64 277/84 277/84 487/06 487/06 Fターム(参考) 2H023 CA06 4C031 BA06 4C033 AD06 AE06 AE07 AE09 AE15 4C050 AA02 AA07 BB07 CC07 EE01 FF02 GG03 HH03 HH04 4C056 AA01 AB01 AC02 AD03 AE03 CA09 CC02 CD02 4C204 BB05 CB03 DB03 DB13 DB15 EB03 FB03 GB01 4H056 CA02 CA03 CA04 CC02 CC05 CD01 CD04 CE02 CE03 CE06 CE07 DD03 DD04 DD05 DD06 DD19 DD23 DD30 FA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表されることを特徴
    とする消色性色素。 一般式(I) 【化1】 式(I)中、R1 はアルキル基、アリール基、複素環基
    を表し、R2 、R3 はそれぞれ水素原子、アルキル基、
    アリール基、複素環基を表し、R2 とR3 が互いに連結
    して環を形成してもよい。L1 、L2 はそれぞれメチン
    基または窒素原子を表し、L3 、L4 はそれぞれメチン
    基を表し、Zは5員または6員の複素環を形成するのに
    必要な原子群を表し、mは0または1を表し、Yは酸素
    原子、硫黄原子、セレン原子、テルル原子を表し、Vは
    1価の基を表し、pは0、1、2または3を表し、pが
    2または3の場合は複数のVは互いに同じでもよく異な
    っていてもよく、また2つの置換基V同士あるいはVと
    2 またはR3 とが互いに連結して縮環系を形成しても
    よい。Xは対イオンを表し、nは分子中の電荷を中和さ
    せるために必要な0以上の数を表す。
  2. 【請求項2】 下記一般式(II)で表されることを特徴
    とする消色性色素。 一般式(II) 【化2】 式(II)中、R11はアルキル基を表し、R12、R13はそ
    れぞれ水素原子またはアルキル基を表し、R12とR13
    互いに連結して環を形成してもよい。L11、L 12はそれ
    ぞれメチン基または窒素原子を表し、Z1 は5員または
    6員の複素環を形成するのに必要な原子群を表し、Y1
    は酸素原子、硫黄原子を表し、V1 はハロゲン原子、ニ
    トロ基、シアノ基、アルキル基、アリール基、アルコキ
    シ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチ
    オ基、アシル基、アシルオキシ基、カルボキシ基、アル
    コキシカルボニル基、アリーロキシカルボニル基、カル
    バモイル基、アルカンスルホニル基、スルホ基、スルフ
    ァモイル基を表し、p1 は0、1または2を表し、p1
    が2の場合は2つのV1 は互いに同じでもよく異なって
    いてもよく、また2つの置換基V1 同士あるいはV1
    12またはR13とが互いに連結して縮環系を形成しても
    よい。X1 は対イオンを表し、n1 は分子中の電荷を中
    和させるために必要な0以上の数を表す。
  3. 【請求項3】 下記一般式(III)で表されることを特徴
    とする消色性色素。 一般式(III) 【化3】 式(III)中、R1 、R2 、R3 、L1 、L2 、L3 、L
    4 、Z、m、Y、V、p、X、nはそれぞれ式(I)中
    の対応するものと同義である。Aは溶液処理によって脱
    離しうる基を表す。
  4. 【請求項4】 下記一般式(IV)で表されることを特徴
    とする消色性色素。 一般式(IV) 【化4】 式(IV)中、R11、R12、R13、L11、L12、Z1 、Y
    1 、V1 、p1 、X1、n1 はそれぞれ式(II)中の対
    応するものと同義である。A1 はアシル基またはアルカ
    ンスルホニル基、アレーンスルホニル基を表す。
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