JP2000086511A - フェニルチアゾール骨格を有するプリンまたはピリミジンヌクレオシド取り込み阻害剤 - Google Patents
フェニルチアゾール骨格を有するプリンまたはピリミジンヌクレオシド取り込み阻害剤Info
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Abstract
細胞内への取り込みを抑制する薬剤を提供すること。お
よび細胞増殖阻害剤の作用を増強する薬剤を提供するこ
と。 【解決手段】 下記式(1) [式中、R1は式ORまたはNRR’またはC1〜C8の
アルコキシ基または環状アミノ基を表し、R2はシアノ
基またはニトロ基を表し、R3は水素原子またはC1〜C
4のアルキル基を表す。]で表されるフェニルチアゾー
ル誘導体および/またはその塩を有効成分として含有す
る、プリンまたはピリミジンヌクレオシドの生体細胞内
への取り込み阻害剤または細胞増殖阻害剤の作用増強
剤。
Description
ル骨格を有する、プリンまたはピリミジンヌクレオシド
の生体細胞内への取り込みを阻害する薬剤に関する。
は、低分子アミノ酸、葉酸、二酸化炭素などの非核酸性
の前駆体から新たに合成するデノボ生合成経路と、食事
やプリンおよびピリミジン体の分解により供給されるプ
リンおよびピリミジン塩基やヌクレオシドを再利用する
サルベージ経路の二種からなる。
膜のヌクレオシドトランスポーターを介して行われる
が、このトランスポーターは、細胞の種類や状態によっ
て発現量が著しく異なる。例えば、急性白血病やリンパ
腫などの癌において、急速に増殖をしている腫瘍細胞
は、正常な白血球の10〜50倍のトランスポーターを
発現しており(ネイチャー・メディスン(Nature Medic
ine)1997、3、pp25−26)、積極的にヌク
レオシドを取り込んで増殖に必要な核酸合成を行ってい
る。
ヌクレオシドトランスポートを阻害することにより、ヌ
クレオシドの再利用が妨げられ、代謝拮抗剤の抗腫瘍活
性が高まることが明らかにされている(薬学雑誌、19
96、116、pp217−227)。
レオシドの細胞内取り込みを抑制する物質は、細胞増殖
阻害剤の作用増強、たとえば代謝拮抗剤との併用で抗腫
瘍活性を高めるのに有用と考えられる。
ンといったヌクレオチドやヌクレオシドには、核酸とし
ての役割のみならず、それぞれの受容体を介した生理活
性があることが知られている。ヌクレオシドであるアデ
ノシンは、アデノシン受容体を介して種々の作用を引き
起こす。例えば、心筋虚血においては、低酸素状態で心
筋組織中のATPが分解し、アデノシンが遊離する。ア
デノシンは近傍の冠血管平滑筋上のアデノシン受容体を
介して血管拡張作用をもたらし、心筋への血液を供給す
る働きがある(カレント・オピニオン・イン・カルディ
オロジー(Current Opinion in Cardiology)、199
5、10、pp577−583)。アデノシンはまた、
心拍数低下、心筋収縮力低下、交感神経緊張低下などの
抑制性の作用を示し、さらに、好中球や単球からの細胞
傷害性物質の遊離を抑制し(バイオケミカル・ファーマ
コロジー(Biochemical Pharmacology)、1994、4
8、pp2025−2032;ジャーナル・オブ・イム
ノロジー(Journal of Immunology)、1994、15
3、pp4159−4168)、抗炎症性サイトカイン
の遊離を促進することが知られている(ジャーナル・オ
ブ・イムノロジー(Journal of Immunology)、199
6、156、pp4408−4414)。しかし、アデ
ノシンはトランスポーターを介して急速に細胞内に取り
込まれるため、その作用は一過性のものである。ヌクレ
オシドトランスポーターの阻害剤は、アデノシンの急速
な消失を防ぎ、受容体近傍での濃度を高め、その作用を
増強することが知られる(カレント・オピニオン・イン
・カルディオロジー(CurrentOpinion in Cardiolog
y)、1995、10、pp577−583)。
レオシドの細胞内取り込みを抑制する物質は、たとえば
低酸素下における組織または臓器傷害や、好中球や単球
の関与する炎症性障害の予防や治療にも有用といえる。
なお、下記式(1)
こでRおよびR’は無置換もしくは置換されたC1-8の
アルキル基を表すか、またはRとR’がそれらの結合す
る窒素原子と一緒になって無置換もしくは置換された5
−7員の異項環を形成する基である)またはC1〜C8の
アルコキシ基または環状アミノ基を表し、R2はシアノ
基またはニトロ基を表し、R3は水素原子またはC1〜C
4のアルキル基を表す。]で表されるフェニルチアゾー
ル誘導体は、強力なキサンチンオキシダーゼ阻害活性を
示す化合物群であり、高尿酸血症および痛風の治療薬と
して用いられる(国際公開WO92/09279号パン
フレット)。しかし、上記式(1)で表される化合物
が、プリンまたはピリミジンヌクレオシドの取り込みに
対してどのような影響を及ぼすかについては知られてい
ない。
解決しようとする課題は、プリンまたはピリミジンヌク
レオシドの生体細胞内への取り込みを抑制する薬剤を提
供することである。本発明が解決しようとする課題は、
また、細胞増殖阻害剤の作用を増強する薬剤を提供する
ことである。
の下、上記式(1)で表される化合物が、プリンおよび
ピリミジンヌクレオシドの取り込みに対していかなる影
響を及ぼすかについて研究を行ったところ、所期の作用
を有することを見出し、さらに研究を進めた結果、本発
明に到達した。すなわち、本発明は下記式(1)
こでRおよびR’は無置換もしくは置換されたC1-8の
アルキル基を表すか、またはRとR’がそれらの結合す
る窒素原子と一緒になって無置換もしくは置換された5
−7員の異項環を形成する基である)またはC1〜C8の
アルコキシ基または環状アミノ基を表し、R2はシアノ
基またはニトロ基を表し、R3は水素原子またはC1〜C
4のアルキル基を表す。]で表されるフェニルチアゾー
ル誘導体および/またはその塩を有効成分として含有す
る、プリンまたはピリミジンヌクレオシドの生体細胞内
への取り込みを阻害する薬剤である。
導体および/またはその塩を有効成分として含有する、
細胞増殖阻害剤の作用増強剤である。
ORまたはNRR’(ここでRおよびR’は無置換もし
くは置換されたC1-8のアルキル基を表すか、またはR
とR’がそれらの結合する窒素原子と一緒になって無置
換もしくは置換された5−7員の異項環を形成する基で
ある)またはC1〜C8のアルコキシ基または環状アミノ
基を表す。かかるC1〜C8の式ORの例としては、メト
キシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキ
シ、イソペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、オクチルオ
キシ基等が挙げられる。また、かかる式NRR’の例と
しては、ピロリジノ、ピペリジノ、モルフォリノ、ピペ
ラジニル基等が挙げられる。なかでもR1としては、C2
〜C6のアルコキシ基が好ましく、特にイソブトキシ基
が好ましい。
すが、特にシアノ基が好ましい。
アルキル基を表す。かかるC1〜C4のアルキル基として
は、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル基等が挙げられるが、特に水素原子
が好ましい。
賦形剤等を用いて、軟カプセル剤、硬カプセル剤、錠
剤、シロップ剤などの経口剤、注射剤、または外用剤と
することにより使用できる。
ウモロコシ油、綿実油、ココナッツ油、アーモンド油、
落花生油など)、中鎖脂肪酸グリセリドなどの油状エス
テル、鉱物油、ワセリン、動物油脂、セルロース誘導体
(結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロー
ス)、ポリビニルピロリドン、デキストリン、乳糖、マ
ンニトール、ソルビトール、デンプンなどが挙げられ
る。
0mg/kg/日 程度で、好ましくは0.05−50
mg/kg/日 程度であり、投与回数は通常1−3回
/日であるので、このような条件を満たすように製剤を
調整するのが好ましい。
効成分として2−(3−シアノ−4−イソブチルオキシ
フェニル)−4−メチル−5−チアゾールカルボン酸に
ついてのラットを用いた急性毒性試験を行ったところ、
300mg/kgまで単回で経口投与しても死亡は全く
認められなかった。
で表される化合物は、例えば国際公開WO92/092
79号パンフレット記載の方法により合成することがで
きる。
ポテトスターチをよく混合し、それにポリビニルピロリ
ドンの20%エタノール溶液を一様に浸透させた。その
後、20のメッシュでろ過し、45℃で乾燥させ、さら
に15のメッシュでろ過した。このようにしてできた顆
粒を、ステアリン酸マグネシウムと混合し、これを打錠
して錠剤化した。
レオシドの細胞内取り込みに対する作用を検討するため
に、肺癌由来細胞株を用いて以下のように、本発明薬剤
の有効成分の効果を検討した。
ル・オブ・ナショナル・キャンサー・インスティテュー
ト(The Journal of National Cancer Institute)、1
973、51, pp1417−1423)を10%の
ウシ胎児血清(FCS)、100IU/mLのペニシリ
ンおよび100μg/mLのカナマイシンを含むミニマ
ム・エッセンシャル・メディウム(Minimum Essential
Medium (MEM))にて、5×105cells/mL の
密度で24穴のマイクロプレートに1mLを播種し、5
%CO2存在下で一晩培養した。その後上清を除去し、
145mM KCl、4.2mM KHCO3、0.3
6mM K2HCO4、 1.3mM CaCl2、0.
44mM KH2PO4、0.5mM MgCl2、およ
び10mMN−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N'
−2−エタンスルホン酸(HEPES)を含むメディウ
ムで洗浄し、実験に用いた。
胞を血清不含メディウムにて2回洗浄した。その後、プ
リンヌクレオシドのイノシン(80μM)またはピリミ
ジンヌクレオシドのウリジン(80μM)を含むメディ
ウム1mLを加え、有効成分の2−(3−シアノ−4−
イソブチルオキシフェニル)−4−メチル−5−チアゾ
ールカルボン酸(16μM)または、他のキサンチンオ
キシダーゼ阻害剤であり、高尿酸血症および痛風の治療
薬であるアロプリノール(150μM)の存在下、非存
在下にて培養し、1.5、5、および8時間後に50μ
Lの上清を得、イノシンを添加した場合は、上清中のヒ
ポキサンチンおよびイノシン濃度を、ウリジンを添加し
た場合は、上清中のウラシルおよびウリジン濃度を、そ
れぞれHPLCにて測定した。
i値を求めるため、以下の検討をした。試験は室温(2
4〜26℃)にて行った。ウリジンの取り込みは、上記
メディウムの、145mM KCl、4.2mM KH
CO3を140mM N−メチル−D−グルカミン(H
Cl)および5mM KClに変更し、[3H]ウリジ
ン(10μCi/mL)を最終濃度15、20、または
25μMとなるよう加えたものそれぞれ0.2mLを、
有効成分の2−(3−シアノ−4−イソブチルオキシフ
ェニル)−4−メチル−5−チアゾールカルボン酸を最
終濃度2、4、6、8、または10μMを添加した培養
液中に加えて開始した。1.5、5、8時間後にメディ
ウムを吸引し、氷冷した1mLのNa不含メディウムに
て細胞を3回洗浄し、取り込みを終了させた。その後、
0.2 mLの0.5M NaOHを添加して細胞を融
解し、放射活性を測定した。
ノシン濃度の測定結果を示した。これによると、培養液
中にイノシンのみを加えた場合、上清中のイノシン濃度
は経時的に低下した。これは、ヌクレオシドトランスポ
ーターを介してA549細胞にイノシンが取り込まれた
ことを示す。これに対して、本発明薬剤の有効成分を添
加したものは、上清中のイノシン濃度の低下は抑制され
た。このことは、本発明薬剤の有効成分によって、プリ
ンヌクレオシドであるイノシンの細胞内取り込みが阻害
されたことを示す。ウリジンを加えた場合にも同様であ
り、ピリミジンヌクレオシドであるウリジンによって、
競合的にイノシンの取り込みが阻害されたことが示され
た。しかし、アロプリノールは、イノシン濃度の低下に
影響を与えず、プリンヌクレオシドの取り込みに影響の
ないことが示された。
ポキサンチン濃度の測定結果を示した。これによると、
培養液中にイノシンのみを加えた場合、上清中のヒポキ
サンチン濃度は経時的に増加した。これは、ヌクレオシ
ドトランスポーターを介してA549細胞に取り込まれ
たイノシンが、細胞内でプリンヌクレオシドホスホリラ
ーゼによってヒポキサンチンに変換し、それが細胞外培
養液中に漏出したことを示す。これに対して、本発明薬
剤の有効成分を添加したものは、上清中のヒポキサンチ
ン濃度の増加は抑制された。ウリジンを加えた場合に
も、同様にヒポキサンチン濃度の増加の抑制が見られ
た。しかし、アロプリノールは、ヒポキサンチン濃度の
増加に影響を与えなかった。
リジン濃度の測定結果を示した。これによると、培養液
中にウリジンのみを加えた場合、上清中のウリジン濃度
は経時的に低下した。これは、ヌクレオシドトランスポ
ーターを介してA549細胞にウリジンが取り込まれた
ことを示す。これに対して、本発明薬剤の有効成分を添
加したものは、上清中のウリジン濃度の低下は抑制され
た。このことは、本発明薬剤の有効成分によって、ピリ
ミジンヌクレオシドであるウリジンの細胞内取り込みが
阻害されたことを示す。イノシンを加えた場合にも同様
であり、プリンヌクレオシドであるイノシンによって、
競合的にウリジンの取り込みが阻害されたことが示され
た。しかし、アロプリノールは、ウリジン濃度の低下に
影響を与えず、ピリミジンヌクレオシドの取り込みに影
響のないことが示された。
ラシル濃度の測定結果を示した。培養液中にウリジンの
みを加えた場合、上清中のウラシル濃度は経時的に増加
した。これは、ヌクレオシドトランスポーターを介して
A549細胞に取り込まれたウリジンが、細胞内でウリ
ジンホスホリラーゼによってウラシルに変換し、それが
細胞外培養液中に漏出したことを示す。これに対して、
本発明薬剤の有効成分を添加したものは、上清中のウラ
シル濃度の増加は抑制された。イノシンを加えた場合に
も、同様にウラシル濃度の増加の抑制が見られた。しか
し、アロプリノールは、ウラシル濃度の増加に影響を与
えなかった。
ィクソンプロットを行った結果を示す。本発明薬剤は、
非拮抗型の阻害を示し、Ki値は4.1μMであった。
デノシンは、アデノシン受容体を介して単球からの炎症
性物質の遊離を抑制し(ジャーナル・オブ・イムノロジ
ー(Journal of Immunology)、1994、153、p
p4159−4168)、抗炎症性サイトカインの遊離
を促進することが知られ(ジャーナル・オブ・イムノロ
ジー(Journal of Immunology)、1996、156、
pp4408−4414)、ヌクレオシドトランスポー
ターの阻害剤は、アデノシンの急速な消失を防ぎ、受容
体近傍での濃度を高め、それらの作用を増強することが
期待される。
死因子(TNF−α)と、抗炎症性サイトカインである
インターロイキン10(IL−10)の産生に対する作
用を検討するために、ラットを用いて以下のようにサイ
トカイン産生モデルを作製し、本発明薬剤の有効成分の
効果を検討した。
ポポリサッカライド(LPS、10mg/kg)を尾静
脈より投与し、その1時間後、エーテル麻酔下にて眼窩
静脈叢より採血を行った。
血清中のTNF−αおよびIL−10を酵素免疫測定法
にて測定した。
チルオキシフェニル)−4−メチル−5−チアゾールカ
ルボン酸を0.5%メチルセルロース水溶液に懸濁し、
LPS投与の1時間前に、1、10、および100mg
/kg/5mlの用量で経口投与した。対照群には溶媒
である0.5%メチルセルロース水溶液を5ml/kg
の容量で経口投与した。また、陽性対照群として既知の
ヌクレオシド取り込み阻害剤であるジピリダモールを
0.5%メチルセルロース水溶液に懸濁し、300mg
/kgの用量で経口投与した。
8、また正常動物である無処置群は4であった。得られ
た結果を各群につき平均値±標準偏差で表した。ここ
で、対照群との有意差検定は、Dunnettの多重比較検定
またはStudentのt−検定により行った。
た。これによると、対照群のラットの血清TNF−αは
16.7±4.3ng/mlと、無処置群(6.4±1
2.7pg/ml)と比較して明らかに高値を示した。
これに対して、本発明薬剤の有効成分を投与したもの
は、血清TNF−αの増加が有意に抑制されていた(1
0mg/kg:7.5±4.0ng/ml;100mg
/kg:6.6±3.4ng/ml)。また、陽性対照
のジピリダモール群も、血清TNF−αの増加が有意に
抑制された(6.4±4.7ng/ml)。
た。これによると、対照群のラットの血清IL−10は
2.6±0.4ng/mlと、無処置群(検出されず)
と比較して明らかに高値を示した。これに対して、本発
明薬剤の有効成分を投与したものの血清IL−10は、
更に有意に増加していた(100mg/kg:3.2±
0.2ng/ml)。また、陽性対照のジピリダモール
群も、血清IL−10の増加が有意に増強された(3.
6±0.4ng/ml)。
ンヌクレオシドの生体細胞内への取り込みを抑制する薬
剤が提供される。また、本発明によれば、細胞増殖阻害
剤の作用を増強する薬剤が提供される。さらに本発明に
よれば、血清TNF−α産生を抑制し、血清IL−10
産生を増強する薬剤が提供される。
測定結果。
濃度の測定結果。
測定結果
測定結果
ロットを行った結果
Claims (2)
- 【請求項1】 下記式(1) 【化1】 [式中、R1は式ORまたはNRR’(ここでRおよび
R’は無置換もしくは置換されたC1-8のアルキル基を
表すか、またはRとR’がそれらの結合する窒素原子と
一緒になって無置換もしくは置換された5−7員の異項
環を形成する基である)またはC1〜C8のアルコキシ基
または環状アミノ基を表し、R2はシアノ基またはニト
ロ基を表し、R3は水素原子またはC1〜C4のアルキル
基を表す。]で表されるフェニルチアゾール誘導体およ
び/またはその塩を有効成分として含有する、プリンま
たはピリミジンヌクレオシドの生体細胞内への取り込み
を阻害する薬剤。 - 【請求項2】 上記式(1)で表されるフェニルチアゾ
ール誘導体および/またはその塩を有効成分として含有
する、細胞増殖阻害剤の作用増強剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26169098A JP4194690B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | フェニルチアゾール骨格を有するプリンまたはピリミジンヌクレオシド取り込み阻害剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26169098A JP4194690B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | フェニルチアゾール骨格を有するプリンまたはピリミジンヌクレオシド取り込み阻害剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000086511A true JP2000086511A (ja) | 2000-03-28 |
JP4194690B2 JP4194690B2 (ja) | 2008-12-10 |
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ID=17365370
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP26169098A Expired - Fee Related JP4194690B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | フェニルチアゾール骨格を有するプリンまたはピリミジンヌクレオシド取り込み阻害剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4194690B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007148835A1 (ja) * | 2006-06-22 | 2007-12-27 | Nippon Chemiphar Co., Ltd. | 抗ガン剤耐性克服剤 |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP26169098A patent/JP4194690B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007148835A1 (ja) * | 2006-06-22 | 2007-12-27 | Nippon Chemiphar Co., Ltd. | 抗ガン剤耐性克服剤 |
JPWO2007148835A1 (ja) * | 2006-06-22 | 2009-11-19 | 日本ケミファ株式会社 | 抗ガン剤耐性克服剤 |
CN102429907A (zh) * | 2006-06-22 | 2012-05-02 | 日本化学医药株式会社 | 抗癌药耐性克服剂 |
JP5259398B2 (ja) * | 2006-06-22 | 2013-08-07 | 日本ケミファ株式会社 | 抗ガン剤耐性克服剤 |
AU2007261923B2 (en) * | 2006-06-22 | 2013-10-31 | Nippon Chemiphar Co., Ltd. | Agent for overcoming resistance to anti-cancer agent |
EP3219319A1 (en) * | 2006-06-22 | 2017-09-20 | Nippon Chemiphar Co., Ltd. | Agent for overcoming resistance to anti-cancer agent |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4194690B2 (ja) | 2008-12-10 |
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