JP2000086424A - 除光液 - Google Patents
除光液Info
- Publication number
- JP2000086424A JP2000086424A JP10287200A JP28720098A JP2000086424A JP 2000086424 A JP2000086424 A JP 2000086424A JP 10287200 A JP10287200 A JP 10287200A JP 28720098 A JP28720098 A JP 28720098A JP 2000086424 A JP2000086424 A JP 2000086424A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camphor
- nail polish
- oil
- limonene
- pinene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安全かつ有効な除光液を提供する。
【構成】 ピネン、リモネン、ターピネオール、カン
フルの一つ又は混合液の数%液からなる除光液。
フルの一つ又は混合液の数%液からなる除光液。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除光液に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、除光液はアセトン、ヒドロキシ安
息香酸アセチル、石油ベンジン等が用いられていたが、
いずれも有害である。
息香酸アセチル、石油ベンジン等が用いられていたが、
いずれも有害である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】安全な除光液を提供す
る。
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明者は、除光液として
の効果を発揮し、かつ安全な成分としてピネン、リモネ
ン、α−ターピネオール、カンフルの四物質を見出し
た。これらはいずれも、わずか数%をエタノールに混ぜ
て使用することにより、マニキュアを落すことができ
る。ピネンはテレピン油、リモネンはオレンジ油、ター
ピネオールはパインオイル、カンフルはクスノキ油の主
成分であり、少量であれば安全であることはよく知られ
ている。ピネンにはd体とl体がありかつ、α−ピネン
とβ−ピネンが、カンフルにはd体、l体及びdl体
が、リモネンにはd体とdl体及び酸化リモネンがあ
り、いずれを用いてもよいし、混合して用いてもよい。
希釈剤としては、人体に用いるものなので、エタノー
ル、プロピレングリコール等が最も適している。これら
の有効成分の代りに、オレンジ油(d−リモネン)、パ
イン油、テレピン油(ゼラニウム油、ヒバ油も含まれ
る)、クスノキ油、しょうのう油を用いる場合は、1.
5〜2倍量を加える。
の効果を発揮し、かつ安全な成分としてピネン、リモネ
ン、α−ターピネオール、カンフルの四物質を見出し
た。これらはいずれも、わずか数%をエタノールに混ぜ
て使用することにより、マニキュアを落すことができ
る。ピネンはテレピン油、リモネンはオレンジ油、ター
ピネオールはパインオイル、カンフルはクスノキ油の主
成分であり、少量であれば安全であることはよく知られ
ている。ピネンにはd体とl体がありかつ、α−ピネン
とβ−ピネンが、カンフルにはd体、l体及びdl体
が、リモネンにはd体とdl体及び酸化リモネンがあ
り、いずれを用いてもよいし、混合して用いてもよい。
希釈剤としては、人体に用いるものなので、エタノー
ル、プロピレングリコール等が最も適している。これら
の有効成分の代りに、オレンジ油(d−リモネン)、パ
イン油、テレピン油(ゼラニウム油、ヒバ油も含まれ
る)、クスノキ油、しょうのう油を用いる場合は、1.
5〜2倍量を加える。
【0005】これらの有効成分と共に、ラベンダー油、
ジャスミン油、ローズ油、ローズマリー油などのハーブ
オイルを数%加えることにより、効果を増し、香り付け
を行うことができる。一般の香料や、ビタミンE、ビタ
ミンA、ゲル化剤等を加えてもよい。また、本発明の成
分と、従来用いられているオキシベンゾンとを共存さ
せ、オキシベンゾンの量を数分の一に減少させることも
できる。
ジャスミン油、ローズ油、ローズマリー油などのハーブ
オイルを数%加えることにより、効果を増し、香り付け
を行うことができる。一般の香料や、ビタミンE、ビタ
ミンA、ゲル化剤等を加えてもよい。また、本発明の成
分と、従来用いられているオキシベンゾンとを共存さ
せ、オキシベンゾンの量を数分の一に減少させることも
できる。
【0006】ピネン、リモネン、ターピネオール、カン
フルの中で最も強力なものはカンフルであり、その次は
リモネンであった。リモネンはジペンテン又はP−メン
タジエンもしくはカルベン、又はノピネンともいう。
フルの中で最も強力なものはカンフルであり、その次は
リモネンであった。リモネンはジペンテン又はP−メン
タジエンもしくはカルベン、又はノピネンともいう。
【0007】
【実施例1】和光純薬工業製エチルアルコールにdl−
カンフルを3(W/V)%となるように加え、資生堂製
ヌーヴネールカラー[RD1]、資生堂製セルフィット
ネールエナメル[NA]、レブロン製Disco[F3
33]、鐘紡製Tea Beige Nail[BE−
1]の4種類のマニキュアに塗布し、ティッシュペーパ
ーで拭き取り、完全に落すことができた。
カンフルを3(W/V)%となるように加え、資生堂製
ヌーヴネールカラー[RD1]、資生堂製セルフィット
ネールエナメル[NA]、レブロン製Disco[F3
33]、鐘紡製Tea Beige Nail[BE−
1]の4種類のマニキュアに塗布し、ティッシュペーパ
ーで拭き取り、完全に落すことができた。
【0008】
【実施例2】エチルアルコールにピネン1.5(V/
V)%、オレンジ油3(V/V)%となるように加え、
実施例1のマニキュアに適用し、やや時間を要するが同
じ効果が得られた。
V)%、オレンジ油3(V/V)%となるように加え、
実施例1のマニキュアに適用し、やや時間を要するが同
じ効果が得られた。
【0009】
【実施例3】エチルアルコールにリモネン3(V/V)
%となるように加え、実施例2と同様の結果を得た。
%となるように加え、実施例2と同様の結果を得た。
【0010】
【実施例4】エチルアルコールにdl−カンフル2.5
(W/V)%、オレンジ油2(V/V)%、酸化防止剤
として酢酸トコフェロール0.05(W/V)%となる
ように加え、実施例1のマニキュアに適用した。資生堂
のヌーヴネールカラーリムーバー(オキシベンゾン成
分)と比較したが、完全に同等であった。
(W/V)%、オレンジ油2(V/V)%、酸化防止剤
として酢酸トコフェロール0.05(W/V)%となる
ように加え、実施例1のマニキュアに適用した。資生堂
のヌーヴネールカラーリムーバー(オキシベンゾン成
分)と比較したが、完全に同等であった。
【0011】
【参考例】鐘紡製Tea Beige Nail[BE
−1]及び、資生堂製ヌーヴネールカラー[RD1]を
それぞれ硬質紙に塗り、乾燥後、α−ピネン、パインオ
イル、d−リモネン、及びdl−カンフルのそれぞれ2
(W/V)%エタノール液を15μlづつ滴下し、30
秒後に綿棒でこすったところ、dl−カンフルが最もマ
ニキュアが最もマニキュアに落し、次がd−リモネンと
α−ピネンであり、両者はほぼ同等で、最後にパインオ
イルと続く。dl−カンフルはオキシベンゾンと同等の
マニキュア溶解力を有していた。
−1]及び、資生堂製ヌーヴネールカラー[RD1]を
それぞれ硬質紙に塗り、乾燥後、α−ピネン、パインオ
イル、d−リモネン、及びdl−カンフルのそれぞれ2
(W/V)%エタノール液を15μlづつ滴下し、30
秒後に綿棒でこすったところ、dl−カンフルが最もマ
ニキュアが最もマニキュアに落し、次がd−リモネンと
α−ピネンであり、両者はほぼ同等で、最後にパインオ
イルと続く。dl−カンフルはオキシベンゾンと同等の
マニキュア溶解力を有していた。
Claims (1)
- 【請求項1】 ピネン、リモネン、ターピネオール、カ
ンフルの一つ又は混合液を有効成分とする除光液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10287200A JP2000086424A (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 除光液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10287200A JP2000086424A (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 除光液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000086424A true JP2000086424A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17714370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10287200A Pending JP2000086424A (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 除光液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000086424A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202010012041U1 (de) | 2010-08-31 | 2010-11-18 | Sanderstrothmann Gmbh | Zubereitung zur Nagelpflege |
WO2011074101A1 (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-23 | リバーボンド株式会社 | ジェルネイル用のジェル、及びジェルネイルキット |
JP2016027011A (ja) * | 2014-06-23 | 2016-02-18 | 幸子 渡辺 | ネイル装飾用ベースジェル組成物 |
JP2020066603A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 学校法人五島育英会 | ジェルネイル用除去剤 |
-
1998
- 1998-09-03 JP JP10287200A patent/JP2000086424A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011074101A1 (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-23 | リバーボンド株式会社 | ジェルネイル用のジェル、及びジェルネイルキット |
DE202010012041U1 (de) | 2010-08-31 | 2010-11-18 | Sanderstrothmann Gmbh | Zubereitung zur Nagelpflege |
JP2016027011A (ja) * | 2014-06-23 | 2016-02-18 | 幸子 渡辺 | ネイル装飾用ベースジェル組成物 |
JP2020066603A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 学校法人五島育英会 | ジェルネイル用除去剤 |
JP7174403B2 (ja) | 2018-10-25 | 2022-11-17 | 学校法人五島育英会 | ジェルネイル用除去剤 |
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