JP2009221127A - 化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】皮膚塗布用の化粧料等は、皮膚に栄養分を与え、保湿を促す等の目的で塗布されるものである。特に、冬場のひび割れ、あかぎれ等の肌荒れ等を防止するため、肌の弱い人は種々のクリーム等を塗布することが多い。このような従来のクリームであっても、オイルによる効果や保湿剤による保湿効果等は期待できるが、前記した皮膚の創傷等を積極的に防止、治療するような効果は期待できない。そこで、単に保湿やオイル分を付与するだけでなく、ひび割れ等を積極的に治療する化粧料を提供する。
【解決手段】シトステロール配糖体を0.001重量%〜10重量%混合した化粧料。
【選択図】 なし
【解決手段】シトステロール配糖体を0.001重量%〜10重量%混合した化粧料。
【選択図】 なし
Description
本発明は、化粧料に関するものである。
皮膚塗布用の化粧料等は、皮膚に栄養分を与え、保湿を促す等の目的で塗布されるものである。
特に、冬場のひび割れ、あかぎれ等の肌荒れ等を防止するため、肌の弱い人は種々のクリーム等を塗布することが多い。
特に、冬場のひび割れ、あかぎれ等の肌荒れ等を防止するため、肌の弱い人は種々のクリーム等を塗布することが多い。
このような従来のクリームであっても、オイルによる効果や保湿剤による保湿効果等は期待できるが、前記した皮膚の創傷等を積極的に防止、治療するような効果は期待できない。
そこで、単に保湿やオイル分を付与するだけでなく、ひび割れ等を積極的に治療する化粧料を提供する。
このような現状に鑑み、本発明者は鋭意研究の結果本発化粧料を完成したものであり、その特徴とするところは、シトステロール配糖体を0.001重量%〜10重量%混合した点にある。
ここでいう化粧料は、医薬部外品も含むものとする。
本発明化粧料は、皮膚塗布用のものであり、化粧液、ハンドクリームやフェイシャルクレーム等の化粧クリーム等が好適である。
本発明化粧料は、皮膚塗布用のものであり、化粧液、ハンドクリームやフェイシャルクレーム等の化粧クリーム等が好適である。
シトステロール配糖体とは、大豆、なたね、ピーナツその他の植物の油脂成分に含まれるもので、次の3つの化合物及びその誘導体をいう。β−Sitosteryl−β−D-glucoside 、Stigmasteryl−β−D-glucoside 、Campesteryl−β−D-glucoside である。
β−Sitosteryl−β−D-glucoside は、通常は大豆から抽出すると、シトステロール配糖体の約55%がこれである。また、Stigmasteryl−β−D-glucoside は、通常は大豆から抽出すると約20%程度含まれ、Campesteryl−β−D-glucoside は約25%程度含まれているものである。
このシトステロール配糖体は、例えば、大豆中には0.003重量%程度しか含まれていない有効成分である。これは、少量でいろいろな出血モデルに対して血管強化作用が認められている。種々の研究結果から、特に生活習慣病で痛めつけられた血管で見られる紫斑病に対して76%の有効性が見られ、いろいろな血管系の病変を予防する成績が示されている。
本発明に混合するシトステロール配糖体は、上記した3つのもの、それぞれ単体でも、2種又は3種の任意の混合物のでもよい。
混合量は、0.001重量%〜10重量%である。0.001以下では効果がほとんどなく、10重量%以上では混合が難しく、且つ効果が変わらない割に高価になるためである。
好適には、0.01重量%〜1.0重量%、特に好適には0.05〜0.5重量%である。
混合量は、0.001重量%〜10重量%である。0.001以下では効果がほとんどなく、10重量%以上では混合が難しく、且つ効果が変わらない割に高価になるためである。
好適には、0.01重量%〜1.0重量%、特に好適には0.05〜0.5重量%である。
本化粧料には、シルクの粉体を混合してもよい。これはシルクの粉体自体が皮膚の再生作用があり、前記シトステロール配糖体との相加効果でより優れたものとなる。
シルクの粉体は、化粧料用として市販されているものでよい。シルクの混合量としては、1〜10重量%が好適である。
シルクの粉体は、化粧料用として市販されているものでよい。シルクの混合量としては、1〜10重量%が好適である。
本発明化粧料としては、このシトステロール配糖体以外は通常のものでよい。要するに、通常の化粧料にこのシトステロール配糖体を添加したものである。
上記した通り、水に溶けにくいため、油性のものにするか、クリーム状にすれば混合は容易である。
上記した通り、水に溶けにくいため、油性のものにするか、クリーム状にすれば混合は容易である。
本発明には、以下のような効果がある。
(1) 単に皮膚に塗布するだけで、あかぎれ、ひび割れ等を予防、治療するばかりか、全般的な肌あれを防止する。
(2) 保湿効果もある。
(3) 止血作用もある。
(4) その他血管の脆弱化を防止する効果もある。
(1) 単に皮膚に塗布するだけで、あかぎれ、ひび割れ等を予防、治療するばかりか、全般的な肌あれを防止する。
(2) 保湿効果もある。
(3) 止血作用もある。
(4) その他血管の脆弱化を防止する効果もある。
以下実施例に従って本発明をより詳細に説明する。
実施例
本発明化粧料の実施例及び比較例の混合割合を表1に示す。
実施例1〜実施例3のシトステロール配糖体としては、大豆から抽出したものをそのまま混合物として使用した。よって、β−Sitosteryl−β−D-glucoside が約55重量%、Stigmasteryl−β−D-glucoside が約20重量%、Campesteryl−β−D-glucoside が約25重量%の混合物である。
本発明化粧料の実施例及び比較例の混合割合を表1に示す。
実施例1〜実施例3のシトステロール配糖体としては、大豆から抽出したものをそのまま混合物として使用した。よって、β−Sitosteryl−β−D-glucoside が約55重量%、Stigmasteryl−β−D-glucoside が約20重量%、Campesteryl−β−D-glucoside が約25重量%の混合物である。
実施例4と5のシトステロール配糖体としては、β−Sitosteryl−β−D-glucoside のみを用いた。
また、比較例としては各実施例とほとんど同じもので、シトステロール配糖体を含まないものを用いた。
この実施例と比較例6の化粧料を、指にひび割れのある20歳から50歳の女性に毎日2回通常のハンドクリーム程度に指に塗布しその変化をみた。6つの化粧料について、各10人づつであった。
1週間後の結果を表2に示す。
この実施例と比較例6の化粧料を、指にひび割れのある20歳から50歳の女性に毎日2回通常のハンドクリーム程度に指に塗布しその変化をみた。6つの化粧料について、各10人づつであった。
1週間後の結果を表2に示す。
表2の数値は、人数であり、それぞれの例の10人の被検者の何人が左欄に該当するかを示す。
この表から明らかなように、シトステロール配糖体を含むとひび割れに大きな効果があることがわかる。また、シルク粉末も効果を増強することが分かった。
この表から明らかなように、シトステロール配糖体を含むとひび割れに大きな効果があることがわかる。また、シルク粉末も効果を増強することが分かった。
Claims (3)
- シトステロール配糖体を0.001重量%〜10重量%混合したことを特徴とする化粧料。
- 該化粧料は、皮膚用のクリームである請求項1記載の化粧料。
- さらにシルクの粉末を混合したものである請求項1又は2記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008065829A JP2009221127A (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008065829A JP2009221127A (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009221127A true JP2009221127A (ja) | 2009-10-01 |
Family
ID=41238304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008065829A Pending JP2009221127A (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009221127A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011136994A (ja) * | 2009-12-29 | 2011-07-14 | Lvmh Recherche | 植物タビビトノキ(Ravenalamadagascariensis)の抽出物及び化粧用保湿剤(hydratingagent)としての使用 |
JP2017105741A (ja) * | 2015-12-12 | 2017-06-15 | オリザ油化株式会社 | 皮膚におけるグルコシルセラミド生成及び代謝遺伝子発現促進剤 |
-
2008
- 2008-03-14 JP JP2008065829A patent/JP2009221127A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011136994A (ja) * | 2009-12-29 | 2011-07-14 | Lvmh Recherche | 植物タビビトノキ(Ravenalamadagascariensis)の抽出物及び化粧用保湿剤(hydratingagent)としての使用 |
JP2017105741A (ja) * | 2015-12-12 | 2017-06-15 | オリザ油化株式会社 | 皮膚におけるグルコシルセラミド生成及び代謝遺伝子発現促進剤 |
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