JP7416475B2 - 抗菌消臭剤の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、植物の抽出物から構成される抗菌消臭剤に関する。
「漢方薬」は、薬効を持つ天然由来物質である「原料生薬」を複数組み合わせた薬であり、西洋薬とは対極のものとして、主として中国医学で発展してきた。漢方薬は、中国から日本をはじめとした各国へ伝来し、各国内でも独自の発展を遂げてきている。漢方薬を構成する原料生薬は、植物の葉、茎、根等や鉱物、動物の中で薬効があるとされる一部分を加工したものであり、解熱、利尿、保湿、鎮静、去痰等、体質改善を目的としたそれぞれ決まった薬効があるとされている。原料生薬の大部分は植物由来であり、単体でも効果はあるが、複数組み合わせた場合には、相乗効果により新たな効能が生まれたり、効能の幅が広がったりすることもある。
複数の生薬抽出物の効能としては、上記したように、人体の体質改善を目的とする種々の効能しかほとんど知られておらず、消臭効果が判明しているものは少ない。発明者らの調査によれば、複数の原料生薬の混合抽出物による消臭剤の発明が記載されている特許文献1が発見された程度である。特許文献1における発明である複数の生薬抽出物は、四物湯(シモツトウ)と呼ばれる漢方処方と同一組成の生薬混合物の抽出物であり、トウキ、センキュウ、シャクヤク及びジオウの混合抽出物である。特許文献1に記載の複数の原料生薬は、上記したように、既に漢方薬として知られているシモツトウの処方と同一組成であり、原料生薬の新たな組合せによるものではない。
特許第4771869号
本発明は上記の問題に着目してなされたものであって、複数の原料生薬の新規な組合せから抽出された植物由来成分混合物の抽出物を主成分として含む抗菌消臭剤を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の態様は、クジン(苦参)、アロエベラ(Aloe vera)、サイカチ(Gleditsia japonica)、松脂(Pine resin)及びセンレンシ(Melia toosendan)の混合物の抽出物を主成分として含む抗菌消臭剤であることを要旨とする。
本発明によれば、複数の原料生薬の新規な組合せから抽出された植物由来成分混合物の抽出物を主成分として含む抗菌消臭剤を提供することができる。
実施例1に係る抗菌消臭剤の、菌類・細菌類増殖抑制結果を示す表その1である。 実施例1に係る抗菌消臭剤の、菌類・細菌類増殖抑制結果を示す表その2である。 実施例1に係る抗菌消臭剤の、アンモニアガスの消臭試験結果を示す表である。 実施例1に係る抗菌消臭剤の、トリメチルアミンの消臭試験結果を示す表である。
以下において、図面も参照しながら、本発明の実施形態を説明する。本発明の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法等を例示するものであって、本発明の技術的思想は、記載された方法等に限定するものではない。本発明の技術的思想は、本発明の実施形態で記載された内容に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明特定事項の有機的結合が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施形態に係る抗菌消臭剤は、クジン、アロエベラ、サイカチ、松脂及びセンレンシの混合物の抽出物を主成分として含む。「主成分」とは、実施形態に係る抗菌消臭剤が本発明に特有な(固有かつ顕著な)抗菌効果及び消臭効果を呈するための必須の成分を意味する。クジン、アロエベラ、サイカチ、松脂及びセンレンシについてはいずれも、乾燥された原料生薬の状態に限らず、葉、茎、根、花、種子あるいは全草の状態で使用することも可能である。また、各原料生薬の種類はこれに限定されることなく変種、同属種、その他近縁類も使用できる。
本発明の実施形態に係るクジン(苦参)は、マメ科(Leguminosae)の多年草クララ(Sophora flavescens)の根であり、アルカロイドのマトリン(Matrine)を含有する。クジンは、単体では解熱、殺菌、利尿、健胃、鎮痛等の効能があるとされている。
本発明の実施形態に係るアロエベラ(Aloe vera)は、アロエ属に属する多肉植物の一種であり、単体では怪我、火傷、肝炎、鎮静、保湿等の効能があるとされている。
本発明の実施形態に係るサイカチ(Gleditsia japonica)は、熟したサヤを天日干しして得られる原料生薬である。漢字では「皀莢」又は「▲早▼莢」と表記され、「ソウキョウ」とも呼ばれる。サイカチは、単体では去痰、利尿等の効能があるとされている。
本発明の実施形態に係る松脂(Pine resin)は、松の幹から採取した樹脂(生松脂、テレピンチナ)を水蒸気蒸留して精油(テレピン油)を除去して得られた固形物を言い、別名「松香」、「瀝青」又は「ロジン」とも言う。単体では排膿、生肌、止痛等の効能があるとされている。
本発明の実施形態に係るセンレンシ(Melia toosendan)は、センダン科のトウセンダンの果実を乾燥したものであり、単体では鎮静、止痛、駆虫等の効能があるとされている。
本発明の実施形態に係るクジン、アロエベラ、サイカチ、松脂及びセンレンシの配合割合は、原料生薬の状態の重量相対比で、クジン:アロエベラ:サイカチ:松脂:センレンシ=1~3:1~2:1~2:1~2:1~3の範囲であればいずれでもよい。特に、クジン:アロエベラ:サイカチ:松脂:センレンシ=3:1:1:1:2の配合割合が好ましい。
本発明の実施形態に係る抗菌消臭剤の製造方法としては、まず、クジン、アロエベラ、サイカチ、松脂及びセンレンシの各原料生薬を用意する。各原料生薬の形態が粉末の場合はそのまま用いるが、一次乾燥物の固体である場合は、抽出効率の点からは、ミキサー等で粉体にすることが好ましい。5種類の各原料生薬を別々に粉体にしてもよいし、混合した状態で粉体にしてもよい。
次に、クジン、アロエベラ、サイカチ、松脂及びセンレンシの各原料生薬から薬効成分を抽出する。抽出方法は熱水抽出、エタノール抽出等、いずれの方法でもよい。マイクロウェーブ抽出法や超臨界(CO2)抽出法を採用してもよい。熱水抽出については、従来からの抽出窯で煮出す方法でもよいし、ソクスレー抽出器又はそれに仕組みが類似する装置を用いた還流抽出する方法でもよい。抽出に用いる溶媒は、精製水や、エタノールをはじめとしたアルコール類の他、精製水とアルコール類の混合溶液等であってもよい。アルコール類としては、例えば、メタノール、無水エタノール、エタノール等の低級アルコール、あるいは1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール等、様々採用することができる。消臭効果や抗菌効果の観点からは、抽出溶媒は水(精製水)が最も好ましい。
上記の抽出工程により得られた溶液が、本発明の実施形態に係る抗菌消臭剤である。抽出後は、必要に応じて濾過し、得られた抽出液を希釈、又は濃縮、乾燥することも可能である。また、抽出液に対してイオン交換樹脂を用い、吸着精製したり乾燥したりする等して、任意の濃度の溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状等へすることも可能である。これら任意の濃度の溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状等に変換したものも、抗菌効果及び消臭効果を失わない範囲内において、本発明の実施形態に係る抗菌消臭剤である。更に、抽出液はそのままの状態で利用できるが、必要に応じて、効果に影響のない範囲で脱臭、脱色等の精製処理を加えてもよく、脱臭・脱色等の精製処理手段としては、活性炭カラム等を用いればよく、抽出物質により一般的に適用される通常の手段を任意に選択して行えばよい。
本発明の実施形態に係る抗菌消臭剤には、γ-アミノ酪酸(GABA)やアラニン等のアミノ酸、マトリン等のアルカロイド等が抽出成分として含まれる。
実施形態に係る抗菌消臭剤の主成分として使用する抽出物は、クジン、アロエベラ、サイカチ、松脂及びセンレンシの5種類の原料生薬の混合物から同時に抽出した場合に、最も消臭効果及び抗菌効果の高い混合物の抽出物が得られる。抗菌消臭剤の主成分となる混合物の抽出物は、各原料生薬から個別に抽出したり、任意に4種類以下の植物を組み合わせて抽出したり、また、各抽出物単体又は各抽出液を混合して使用したものよりも効果がある。クジン、アロエベラ、サイカチ、松脂及びセンレンシの5種類の原料生薬の混合物から同時に抽出して混合物の抽出物とすることにより、消臭効果及び抗菌効果の持続性がより向上する抽出液が得られることから、クジン、アロエベラ、サイカチ、松脂及びセンレンシの5種類の原料生薬の混合物から同時に抽出して混合物の抽出物とすることが最も好ましい。
実施形態に係る抗菌消臭剤については、主成分としての混合物の抽出物以外に、精製水を添加してもよい。即ち、抽出で得られた抽出液(主成分)に精製水を、重量比で抽出液の10~100倍量、より好ましくは50倍量添加すると、より消臭効果及び抗菌効果を高めることができる。
実施形態に係る抗菌消臭剤には、主成分以外の他の添加物として、例えば、下記に示すような化粧品類等で通常使用される基剤、添加剤等を任意で、主成分となる混合物の抽出物と併用して製造することができる。
(1)各種油脂類:アボカド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラフィー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂脂肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、液状シア脂、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、卵黄油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、牛脂、豚脂、又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油等)等。
(2)ロウ類:ミツロウ、モクロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス、スクワレン、スクワラン、プリスタン等。
(3)鉱物油:流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタリンワックス等。
(4)脂肪酸類:ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、12-ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油脂肪酸、ラノリン脂肪酸等の天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2-エチルブタン酸、イソペンタン酸、2-メチルペンタン酸、2-エチルヘキサン酸、イソペンタン酸等の合成脂肪酸。
(5)アルコール類:エタノール、イソプロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール等の天然アルコール、2-ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール等の合成アルコール。
(6)多価アルコール類:エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、1,2-ペンタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、ペンタエリトリトール、ソルビトール、マンニトール等。
(7)エステル類:ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール等。
(8)金属セッケン類:ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等。
(9)ガム質、糖類又は水溶性高分子化合物:アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、乳糖、果糖、ショ糖又はそのエステル、トレハロース又はその誘導体、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、カルボキシメチルキチン又はキトサン、エチレンオキサイド等のアルキレン(C2~C4)オキサイドが付加されたヒドロキシアルキル(C2~C4)キチン又はキトサン、低分子キチン又はキトサン、キトサン塩、硫酸化キチン又はキトサン、リン酸化キチン又はキトサン、アルギン酸又はその塩、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸又はその塩、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミン等。
(10)界面活性剤:アニオン界面活性剤(アルキルカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アルキルアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤〔カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型、ベタイン型)、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル型両性界面活性剤〕、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤、エーテルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤、ブロックポリマー型非イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタン・ケイ素を含む界面活性剤、フッ化炭素系界面活性剤)等。
(11)各種ビタミン類ビタミンA群:レチノール、レチナール(ビタミンA1)、デヒドロレチナール(ビタミンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群:チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC群:ビタミンC酸又はその誘導体、ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、ジヒドロタキステロール、ビタミンE群:ビタミンE又はその誘導体、ユビキノン類、ビタミンK群:フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)、その他、必須脂肪酸(ビタミンF)、カルニチン、フェルラ酸、γ-オリザノール、オロット酸、ビタミンP類(ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジン)、ビタミンU等。
(12)各種アミノ酸類:バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン等や、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導体等。
(13)植物又は動物系原料由来の種々の添加物:これらは、添加しようとする製品種別、形態に応じて常法的に行われる加工(例えば、粉砕、製粉、洗浄、加水分解、醗酵、精製、圧搾、抽出、分画、ろ過、乾燥、粉末化、造粒、溶解、滅菌、pH調整、脱臭、脱色等を任意に選択、組み合わせた処理)を行い、各種の素材から任意に選択して供すればよい。
なお、上記植物又は動物系原料の抽出を行う場合に用いる溶媒については、供する製品の使用目的、種類、あるいは後に行う加工処理等を考慮した上で選択すればよいが、通常では、水、水溶性有機溶媒(例えば、エタノール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール等)の中から選ばれる1種もしくは2種以上の混液を用いるのが望ましい。上述したように、消臭効果や抗菌効果の観点からは、水(精製水)が抽出溶媒としては最も好ましい。用途により有機溶媒の含有が好ましくない場合においては、水のみを使用したり、あるいは抽出後に除去しやすいエタノールを採用し、単独又は水との任意の混液で用いたりすれば良く、又、搾取抽出したものでも良い。
なお、植物又は動物系原料由来の添加物を、全身用又は局所用の外用剤、化粧品類に供する場合、皮膚や頭髪の保護をはじめ、保湿、感触・風合いの改善、柔軟性の付与、刺激の緩和、芳香によるストレスの緩和、細胞賦活(細胞老化防止)、炎症の抑制、肌質・髪質の改善、肌荒れ防止及びその改善、発毛、育毛、脱毛防止、光沢の付与、清浄効果、疲労の緩和、血流促進、温浴効果等の美容的効果のほか、香付け、消臭、増粘、防腐、緩衝等の効果も期待できる。
(14)香料:ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリス等の天然動物性香料、アニス精油、アンゲリカ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアンダー精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、パチュリー精油、バラ精油、パルマローザ精油、桧精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバー精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油、レモン精油、ローズマリー精油、和種ハッカ精油等の植物性香料等。合成香料成分としては、脂肪族炭化水素、テルペン炭化水素、芳香族炭化水素等の炭化水素類、脂肪族アルコール、テルペンアルコール、芳香族アルコール等のアルコール類、脂肪族エーテル、芳香族エーテル等のエーテル類、脂肪族オキサイド、テルペン類のオキサイド等のオキサイド類、脂肪族アルデヒド、テルペン系アルデヒド、水素化芳香族アルデヒド、チオアルデヒド、芳香族アルデヒド等のアルデヒド類、脂肪族ケトン、テルペンケトン、水素化芳香族ケトン、脂肪族環状ケトン、非ベンゼン系芳香族ケトン、芳香族ケトン等のケトン類、アセタール類、ケタール類、フェノール類、フェノールエーテル類、脂肪酸、テルペン系カルボン酸、水素化芳香族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の酸類、酸アマイド類、脂肪族ラクトン、大環状ラクトン、テルペン系ラクトン、水素化芳香族ラクトン、芳香族ラクトン等のラクトン類、脂肪族エステル、フラン系のカルボン酸族エステル、脂肪族環状カルボン酸エステル、芳香族カルボン酸エステル等のエステル類、ニトロムスク類、ニトリル、アミン、ピリジン類、キノリン類、ピロール、インドール等の含窒素化合物等。合成香料のより具体例としては、例えば1996年化学工業日報社刊,印藤元一著(合成香料化学と商品知識)、1969年,ステファンアークタンダー(STEFFENARCTAMDER)著(パフュームアンドフレバーケミカルス<PerfumeandFlavorChemicals>)等に記載された香料等が好適に使用できる。以下に主な香料等を示す。アルデヒドC6~C12、アニスアルデヒド、アセタールR、アセトフェノン、アセチルセドレン、アドキサール、アリルアミルグリコレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、アルファダマスコン、ベータダマスコン、デルタダマスコン、アンブレットリッド、アンブロキサン、アミルシンナミックアルデヒド、アミルシンナミックアルデヒドジメチルアセタール、アミルバレリアネート、アミルサリシレート、イソアミルアセテート、イソアミルサリシレート、オーランチオール、アセチルユゲノール、バクダノール、ベンジルアセテート、ベンジルアルコール、ベンジルサリシレート、ベルガミールアセテート、ボルニルアセテート、ブチルブチレート、パラターシャリーブチルシクロヘキサノール、パラターシャリーブチルシクロヘキシルアセテート、オルトターシャリーブチルシクロヘキサノール、ベンズアルデヒド、ベンジルフォーメート、カリオレフィン、カシュメラン、カルボン、セドロアンバー、セドリルアセテート、セドロール、セリストリッド、シンナミックアルコール、シンナミックアルデヒド、シスジャスモン、シトラール、シトラールジメチルアセタール、シトラサール、シトロネロール、シトロネリルアセテート、シトロネリルフォーメート、シトロネリルニトリル、シクラセット、シクラメンアルデヒド、シクラプロップ、キャロン、クマリン、シンナミルアセテート、デルタC6~C13ラクトン、ジメチルベンジルカービノール、ジヒドロジャスモン、ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジメトール、ジミルセトール、ジフェニルオキサイド、エチルワニリン、ユゲノール、フルイテート、フェンキルアルコール、フェニルエチルフェニルアセテート、ガラキソリッド、ガンマC6~C13ラクトン、ゲラニオール、ゲラニルアセテート、ゲラニルフォーメート、ゲラニルニトリル、ヘディオン、ヘリオナール、ヘリオトロピン、シス-3-ヘキセノール、シス-3-ヘキセニルアセテート、シス-3-ヘキセニルルサリシレート、ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヘキシルサリシレート、ヒヤシンスジメチルアセタール、ハイドロトロピックアルコール、ヒドロキシシトロネラール、インドール、イソボルニルアセテート、イソシクロシトラール、イソEスーパー、イソユゲノール、イソノニルアセテート、イソブチルキノリン、ジャスマール、ジャスモラクトン、ジャスモフィラン、コアボン、リグストラール、リリアール、ライムオキサイド、リモネン、リナロール、リナロールオキサイド、リナリルアセテート等が挙げられる。
更にこの他にも、既に知られている各原料素材、例えば、α-ヒドロキシ酸類、無機顔料、紫外線吸収剤、美白剤、チロシナーゼ活性阻害剤、メラニン色素分解物質、細胞賦活物質、収れん剤、活性酸素消去剤、抗酸化剤、過酸化脂質生成抑制剤、抗炎症剤、抗菌剤、保湿剤、エラスターゼ活性阻害剤、抗アンドロゲン剤、温感剤、冷感剤、色素、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質又はその分解物、動・植物性多糖類又はその分解物、動・植物性糖蛋白質又はその分解物、消炎剤・抗アレルギー剤、創傷治療剤、気泡・増泡剤、増粘剤、口腔用剤、消臭・脱臭剤、酵素等と併用することができる。
本発明の実施形態に係る抗菌消臭剤を用いると、アミン臭やメルカプタン臭等、広範囲の悪臭を消臭することができる。悪臭の原因物質としては、生活臭の原因物質として、硫化水素やメチルメルカプタン等に代表される硫黄化合物ガス、アンモニアやトリメチルアミン等の窒素化合物ガス、アセトアルデヒド、ノネナール等のアルデヒド類ガス、アセトン等のケトン類、イソ吉草酸、酢酸、低級脂肪酸4メチル3ヘキセン酸(4M3H)等の脂肪酸類ガス等が挙げられる。また、住宅環境のカビ臭の原因物質としては、クロカビ、コウジカビ、アオカビ等が生育する過程で作る物質、オクタン-3-オクタノール、二硫化ジメチル等の揮発性物質や、水や食べ物につくカビが生成するメチルイソボルネオールやゲオスミン等が挙げられる。実施形態に係る抗菌消臭剤を用いると、これらの広範囲の悪臭を消臭することができる。実施形態に係る5種類の原料生薬はいずれも、発明者らが調査した限りでは、単体で消臭効果が認められるという文献はない。よって、実施形態に係る5種類の原料生薬の組合せが新規であるのみならず、5種類の原料生薬の混合物の抽出物の消臭効果についても全く新規の効果である。
また、本発明の実施形態に係る抗菌消臭剤は、抗菌効果をも有する。実施形態に係る抗菌消臭剤には、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、大腸菌(Escherichia coli)、サルモネラ菌(Salmonella typhimurium)、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、ビブリオ・バルニフィカス(Vibrio vulnificus)、クロコウジカビ(Aspergillus niger)等の種々の菌類・細菌類の増殖抑制活性が認められている。
本発明の実施形態に係る抗菌消臭剤が用いられる消臭用製品は、消臭剤組成物(室内用、トイレ用、自動車用等)は勿論、消臭効果が求められるものであれば特に限定されることはなく、例えば消臭用の化粧料組成物、浴用剤組成物、洗剤組成物等が例示され、それぞれ液状、乳液状、ペースト状、ゲル状、パウダー状(粉末状)、顆粒状、ペレット状、スティック状、固形状等の何れの形態として用いられてもよい。人体にとっても安全であるため、任意の割合の精製水で希釈した水溶液の状態で、住居空間にスプレーしたり、人体に直接スプレーすることも可能である。実施形態に係る抗菌消臭剤は、消臭効果のみならず抗菌効果も有するため、人体にとって有害な菌や細菌、ウイルスの増殖を抑制させることも同時に可能となる。
化粧料組成物としては、化粧水(ローション)、乳液、クリーム、オイル、軟膏、パック、リップ、口紅、ファンデーション、アイライナー、頬紅、マスカラ、アイシャドウー、マニキュア・ペディキュア、爪被覆剤、爪被覆除去剤、ひげ剃り用剤、シャンプー、リンス、ヘアトリートメント、ヘアトニック、ヘアスプレー、ヘアクリーム、ヘアローション、整髪料、育毛料、パーマネント液、染毛料、ハンドソープ・ボディーソープ、歯磨き剤、洗口料、洗顔料・石けん類等に応用することができる。
浴用剤組成物は、入浴時、浴湯に投じて使用するもので、液状、粉末状、顆粒状、固形状等性状はいずれであってもよい。粉末、顆粒又は固形状である場合は抽出液を乾燥せず、液状のままで吹きつけて乾燥することにより製造することも可能である。
洗剤組成物は、日常的に使用する台所用洗剤、浴室、洗面器又はトイレ用洗剤、ガラス用クリーナー、メガネ・コンタクトレンズ洗浄剤、車用洗浄剤、建材クリーナー等が挙げられる。その他、衛生用品、ウエットタイプのティシュペーパー、不織布、紙タオル、コットン等に含浸させて使用することもできる。
本発明の実施形態に係る抗菌消臭剤が使用される消臭剤組成物においては、実施形態に係る抗菌消臭剤、乾燥エキス分として0.0001~5質量%程度、好ましくは0.001~1質量%程度含有していると使用性が良く、良好な結果が得られる。消臭用の化粧料組成物及び洗剤組成物においては、実施形態に係る抗菌消臭剤は乾燥エキス分として0.001~5質量%程度、好ましくは0.01~1質量%程度含有していると使用性が良く、良好な効果が得られる。また浴用剤組成物においては、0.001~99質量%で用いることができ、好ましくは0.1~30質量%含有していると使用性が良く、良好な結果が得られる。
次に、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
それぞれが固体の原料生薬であるクジン150g、アロエベラ50g、サイカチ50g、松脂50g及びセンレンシ100gの混合物(クジン:アロエベラ:サイカチ:松脂:センレンシ=3:1:1:1:2の配合割合)を用意し、5種類の原料生薬をまとめてミキサーにかけて実施例1に係る粉体400gを得た。実施例1に係る粉体400g(主成分)に対して、精製水600mlを溶媒とし、ソックスレー抽出器を用いて60分間還流抽出して、薄黄褐色である実施例1に係る抽出液100g(100ml)を得た。実施例1に係る抽出液に5000mlの精製水を添加し、実施例1に係る抗菌消臭剤5100gを得た。
実施例1に係る抗菌消臭剤について、香港の非営利的な独立検査・認証団体である「香港標準及び検定センター(The Hong Kong Standards and Testing Centre Ltd / 略称:香港STC)」において、香港STC規格の抗菌活性試験を実施したところ、図1に示すように、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、大腸菌(Escherichia coli)及びサルモネラ菌(Salmonella typhimurium)のすべてにおいて抗菌活性が認められた(証明書番号No.HC359660)。香港STC規格の抗菌活性試験は、一定量の菌をペトリ皿に添加してからサンプルを添加し、1分間接触させた後、ペトリ皿内の生菌数を計測する、というものである。黄色ブドウ球菌については、陰性対照が2,700,000 CFU/mlのところ、実施例1に係る抗菌消臭剤を添加したサンプル(実施例2に係る抗菌消臭剤サンプル)は1 CFU/ml未満であり、増殖抑制率は99.99%であった。大腸菌については、陰性対照が3,800,000 CFU/mlのところ、実施例2に係る抗菌消臭剤サンプルは82,000 CFU/mlであり、増殖抑制率は97.84%であった。サルモネラ菌については、陰性対照が2,600,000 CFU/mlのところ、実施例2に係る抗菌消臭剤サンプルは150,000 CFU/mlであり、増殖抑制率は94.23%であった。
実施例1に係る抗菌消臭剤について、香港STCにおいて、米国試験規格である ASTM 試験法(ASTM E2315-2016)に則り抗菌活性試験を実施したところ、図2に示すように、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、ビブリオ・バルニフィカス(Vibrio vulnificus)及びクロコウジカビ(Aspergillus niger)のすべてにおいて抗菌活性が認められた(証明書番号No.HS19110055及びNo.HS19120023)。カンジダ・アルビカンスについては、陰性対照が8,200,000 CFU/mlのところ、実施例1に係る抗菌消臭剤を添加したサンプル(実施例3に係る抗菌消臭剤サンプル)は1 CFU/ml未満であり、増殖抑制率は99.99%であった。ビブリオ・バルニフィカスについては、陰性対照が11,000,000 CFU/mlのところ、実施例3に係る抗菌消臭剤サンプルは1 CFU/ml未満であり、増殖抑制率は99.99%であった。クロコウジカビについては、陰性対照が4,325,000 CFU/mlのところ、実施例3に係る抗菌消臭剤サンプルは500,000 CFU/mlであり、増殖抑制率は88.44%であった。
実施例1に係る抗菌消臭剤について、一般財団法人日本食品分析センターにおいて、次の通り、アンモニア(NH3)ガスの消臭試験を行った。アンモニアは一般に、生ごみの臭い、たばこの臭い、ペットの臭い、トイレの臭い等の原因物質のひとつに認識されている悪臭原因物質である。実施例1に係る抗菌消臭剤10mLをにおい袋(25cm×40cm、アラム株式会社製)に入れ、におい袋にヒートシールを施して密閉した後、空気3Lを封入し、初期ガス濃度約100ppmとなるようにアンモニアガスを添加した。アンモニアガスは、アンモニア水(28%、特級、小宗化学薬品株式会社製)から発生させた。室温下でこのにおい袋を静置し、経過時間ごとににおい袋内のアンモニアガスのガス濃度を、ガス検知管(株式会社ガステック製)で測定した。実施例1に係る抗菌消臭剤を用いた試験サンプルを「実施例4に係る抗菌消臭剤サンプル」とし、抗菌消臭剤10mLの代わりに水10mLを用いたものを「実施例4に係る対照試験サンプル」とし、抗菌消臭剤も水も入れずに同様の操作をしたものを「実施例4に係る空試験サンプル」とした。
結果、図3に示すように、実施例4に係る抗菌消臭剤サンプルにおいては、経過時間10分で、初期ガス濃度約100ppmであったアンモニアガスが16ppmの濃度となり、経過時間30分ではアンモニアガスは11ppmの濃度となった。実施例4に係る対照試験サンプルにおいては、経過時間10分で、初期ガス濃度約100ppmであったアンモニアガスが25ppmの濃度となり、経過時間30分ではアンモニアガスは18ppmの濃度となった。実施例4に係る抗菌消臭剤サンプルにおいては、実施例4に係る対照試験サンプルや実施例4に係る空試験サンプルと比較して、短時間でアンモニアガスを有効に消臭することが確認できた。なお、ガス検知管による定量下限は1ppmであった。
実施例1に係る抗菌消臭剤について、一般財団法人日本食品分析センターにおいて、次の通り、トリメチルアミンの消臭試験を行った。トリメチルアミンは一般に、生ごみの臭い、ペットの臭い等の原因物質のひとつと認識され、魚の腐った臭いとも表現されている悪臭原因物質である。実施例1に係る抗菌消臭剤10mLをにおい袋(25cm×40cm、アラム株式会社製)に入れ、におい袋にヒートシールを施して密閉した後、空気3Lを封入し、初期ガス濃度約100ppmとなるようにトリメチルアミン(トリメチルアミン水溶液(28%、東京化成工業株式会社製)から発生させたガス)を添加した。室温下でこのにおい袋を静置し、経過時間ごとににおい袋内のトリメチルアミンのガス濃度を、ガス検知管(株式会社ガステック製)で測定した。実施例1に係る抗菌消臭剤を用いた試験サンプルを「実施例5に係る抗菌消臭剤サンプル」とし、抗菌消臭剤10mLの代わりに水10mLを用いたものを「実施例5に係る対照試験サンプル」とし、抗菌消臭剤も水も入れずに同様の操作をしたものを「実施例5に係る空試験サンプル」とした。
結果、図4に示すように、実施例5に係る抗菌消臭剤サンプルにおいては、経過時間10分で、初期ガス濃度約70ppmであったトリメチルアミンが22ppmの濃度となり、経過時間30分ではトリメチルアミンは19ppmの濃度となった。実施例5に係る対照試験サンプルにおいては、経過時間10分で、初期ガス濃度約70ppmであったトリメチルアミンが46ppmの濃度となり、経過時間30分ではトリメチルアミンは35ppmの濃度となった。実施例5に係る抗菌消臭剤サンプルにおいては、実施例5に係る対照試験サンプルや実施例5に係る空試験サンプルと比較して、短時間でトリメチルアミンを有効に消臭することが確認できた。なお、ガス検知管による定量下限は1ppmであった。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は上記の実施形態及び実施例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当と解釈しうる、特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。

Claims (3)

  1. クジン、アロエベラ、サイカチ(Gleditsia japonica)、松脂及びセンレンシの混合物を用意し、水を溶媒とし、60分間還流抽出して抽出液を生成する工程と、
    前記抽出液を精製水で希釈する工程と
    を含むことを特徴とする抗菌消臭剤の製造方法。
  2. 前記精製水が前記抽出液の50倍量であることを特徴とする、請求項1に記載の抗菌消臭剤の製造方法。
  3. 前記クジン、前記アロエベラ、前記サイカチ(Gleditsia japonica)、前記松脂及び前記センレンシの重量比が、3:1:1:1:2であることを特徴とする請求項1又は2に記載の抗菌消臭剤の製造方法。
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