JP2000085937A - 乾燥機の搬送用爪 - Google Patents

乾燥機の搬送用爪

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JP2000085937A
JP2000085937A JP11233116A JP23311699A JP2000085937A JP 2000085937 A JP2000085937 A JP 2000085937A JP 11233116 A JP11233116 A JP 11233116A JP 23311699 A JP23311699 A JP 23311699A JP 2000085937 A JP2000085937 A JP 2000085937A
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JP
Japan
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plate
movable
holding portion
claw
dryer
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JP11233116A
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English (en)
Inventor
Uichi Takeda
宇一 竹田
Hiroyuki Tono
博幸 遠野
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FURNESS KK
Original Assignee
FURNESS KK
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Publication date
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  • Chain Conveyers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄い塗装体でも搬送を可能にするとともに、
乾燥炉内で加熱されても塗装面に保持具の接触跡がつか
ないようにする。 【解決手段】 クランク16の軸20端に設けたハンド
18をシリンダ19の前進により揺動させ、ハンド18
の端部に設けたローラ17にてレバー6の端部を押圧す
ることにより挟持部3,8間が開放させ、開放した挟持
部3,8間に塗装体1を挿入してシリンダ9を後退させ
ることにより、バネ9の弾性力により挟持部3,8間が
閉じて塗装体1を懸垂状態に挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は板状の塗装体を乾燥
する乾燥炉に関し、特に板状の塗装体を懸垂状態に挟持
して乾燥炉内に搬送する搬送用爪に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の乾燥炉としては、従来からウイ
ケット式の乾燥炉が一般に採用されている。この乾燥炉
は図6から図8に示すようにチェーン51に固設された
門型のウイケット52がスプロケットホイール53,5
4の回転により矢印方向に回動することにより、ウイケ
ット52が入口側Aにおいて下向きから上向きに転じる
際にコンベヤー55上に搬送された板状の塗装体56を
ウイケット52の面ですくい上げ、その面と掛止部52
a(図7)にてほぼ垂直に支えつつ乾燥炉内に連続的に
搬送する。
【0003】引き続いて、乾燥炉内で乾燥された塗装体
56は出口側Bに搬送され、出口側においてウイケット
52が上向きから下向きに転じる際に、塗装体56をコ
ンベヤー58の面に載置し、ウイケット52はさらにチ
ェーン51の走行に従ってその下方に回動する。一方、
塗装体56はコンベヤー58の駆動で矢印方向に搬出さ
れる構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のウイケット式の乾燥機では、自重でたわむ薄い塗装
体をほぼ垂直に支えて搬送することが困難であり、また
搬送可能な塗装体であってもウイケット52にて搬送す
る際にウイケット52の面が塗装体の裏面に接触するこ
とにより、例えば裏面側に感光性樹脂を塗布してある場
合などはは、乾燥時の加熱により感光性樹脂が軟化し、
その面にウイケット52が接触した跡がつくという問題
がある。
【0005】よって本発明は前記問題点に鑑みてなされ
たものであり、薄い塗装体でも搬送が可能であるととも
に、塗装面に保持具の接触跡がつかない乾燥機の搬送用
爪の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、板状塗装体の一端を懸垂状態に挟持して
搬送する乾燥機において、固定側挟持部と、長手方向に
おける略中央部を支点にして揺動可能なレバーの一端に
設けられた可動側挟持部と、可動側挟持部を固定側挟持
部に対向して押圧させる弾性部材とにより構成した爪部
と、前記レバーの他端を押圧することにより前記両挟持
部間の開閉を操作する開閉操作手段とを備えたことを特
徴とする。
【0007】また、前記可動側挟持部の挟持面を鋸刃状
突起に形成し、また弾性部材にて固定側挟持部の側に押
圧された挟持部を開閉操作する開閉操作手段をシリンダ
とクランク機構にて構成した。
【0008】本発明の搬送用爪によれば、板状の塗装体
をタイミング良く、しかも確実に懸垂状態にて挟持搬送
することが可能である。これにより自重でたわみやすい
薄い塗装体でも搬送が可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
とともに具体的に説明する。
【0010】図1から図5は本発明の実施の形態を示
し、図1は搬送用爪の構成を示す斜視図、図2は爪部の
内部を示す正面図、図3は爪部の端面図、図4は搬送用
爪を端面側から見た全体図、図5は装置の作用説明図で
ある。
【0011】本発明の搬送用爪14は、図5に示すよう
にスプロケットホイール28,29の駆動にてエンドレ
スに回動するチェーン22に対して図2から図4に示す
ように搬送用爪14が枠2を介して取りつけられ、板状
塗装体1を懸垂状態に挟持して搬送するものである。
【0012】図2及び図3に示すように、この搬送用爪
14の固定側挟持部3は、塗装体1の導入部3aを折り
曲げたL字形に形成し、チェーン22に取り付けられる
枠2の底辺における下面2aに固設されている。
【0013】一方、レバー6が、枠2の底辺における上
面2bに固設された支持部材4の支点5を中心に揺動可
能に設けられていて、その一端に、鋸刃状突起7を形成
した可動側挟持部8がピン10,11を支点として揺動
自在に設けられている。また支点5にはレバー6と支持
部材4を介して可動側挟持部8を固定側挟持部3の側に
押圧させる弾性体であるバネ9が設けられている。
【0014】さらに、可動側挟持部8の支点であるピン
10は滑合嵌合とし、ピン11は可動側挟持部8が揺動
し得る程度の隙間嵌合として、レバー6を揺動して塗装
体1を挟持する際には鋸刃状突起を塗装体1に食い込ま
せるとともに、ピン11の隙間分を引き寄せることによ
り塗装体1を引き上げる方向に作用し、挟持を開放する
際にはその隙間分だけ塗装体1を押し下げる方向に作用
するように構成している。
【0015】それから、図1に示すように挟持部3,8
間の開閉操作手段として、本体13側に固設されるヒン
ジ15に対してクランク機構16が設けられており、ク
ランク機構16の軸20端部には、ローラ17が回転自
在に取り付けられたハンド18が固設されていて、シリ
ンダ19の前進にてクランク機構16の作用によりハン
ド18が矢印方向に揺動し、レバー6の上端をローラ1
7にて押圧することにより挟持部3,8間が開いて挟持
可能な状態になり、またシリンダ19の後退によりバネ
9の反力にて挟持部3,8間が閉じて挟持状態を保つこ
とができるように構成している。
【0016】次に、本発明の搬送用爪14を備えた乾燥
機において塗装体1を搬送する作用について説明する。
【0017】乾燥機は図5に示すように、入口側A及び
出口側Bのそれぞれに搬入用コンベヤー20及び搬出用
コンベヤー21が配設されており、それらの上方には搬
送用爪14が全長にわたって取り付けられたチェーン2
2が配設されていて、搬送用爪14に塗装体1を懸垂状
に挟持して乾燥室23及び冷却室24を通過して回動す
るように構成している。
【0018】この構成の装置において、板状体の面に塗
料が塗布された塗装体1が入口側Aのコンベヤー20上
に供給され、塗装体1の先端がリフト25に取り付けら
れたリフトチャック26の位置になるまで搬送される。
この位置では、図1に示す塗装体1の端部における両隅
12がリフトチャック26にてクランプされ、図5に示
すリフト25の駆動により矢印で示す方向に上昇させら
れ、塗装体1の端部が搬送用爪14の位置に至るまで持
ち上げられる。
【0019】この場合、搬送用爪14は、図示しないセ
ンサーとその検出信号によりリフトされた塗装体1の直
上にタイミング良く搬送されるとともに停止し、シリン
ダ19a(図1、図5)の前進によりクランク機構を介
してハンド18を揺動させることにより、ハンド18の
端部に設けられたローラ17にてレバー6を押圧し、挟
持部3,8間を開放させ挟持可能な状態にて待機してい
る。
【0020】この挟持可能な状態となった挟持部3,8
間に塗装体1を挿入すると同時に、開閉操作手段のシリ
ンダ19aを後退させることにより挟持部3,8間がバ
ネ9の作用により閉止して図1に示すように塗装体1の
端部における中間部分を懸垂状態に挟持する。塗装体1
の挟持と同時にリフトチャック26が挟持を開放して元
の位置に下降する。一方、搬送用爪14はチェーンの回
動により塗装体1を懸垂状態に挟持しつつ乾燥室内に搬
送される。
【0021】乾燥炉23内に送り込まれた塗装体1は乾
燥された後、冷却室24を経て搬出側Bに搬送される。
搬出側Bにおいては、乾燥した塗装体1の側面を吸着パ
ット27にて吸着すると同時に、挟持部3,8間はシリ
ンダ19bの前進により前記と同様にクランク機構を介
して開放され、搬送用爪14は空荷となってチェーン2
2の回動方向搬送される。一方、塗装体1は吸着パット
27に吸着されたまま矢印で示すように水平方向に転じ
て、コンベヤー21の面位置になった時に吸着が開放さ
れ、空荷になった吸着パット27はコンベヤー21の下
面側に移動し、塗装体1はコンベヤー21の駆動により
矢印で示す水平方向に搬出される。この動作を繰り返す
ことにより塗装体1の乾燥を連続的に行う。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、塗装体をタイミング良
く確実に懸垂状態にして挟持搬送することができる。ま
た塗装体を懸垂状態にして挟持搬送することにより前工
程で塗装した塗膜面に保持具等が接触しない。従って、
前工程の塗膜が乾燥室内の温度で軟化してもその塗膜面
に保持具等の接触の跡がつかない。また、塗装体を懸垂
状態に挟持搬送することにより薄い塗装体でも搬送が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における搬送用爪の構成を
示す斜視図。
【図2】搬送用爪内部を示す正面図。
【図3】搬送用爪部の端面図。
【図4】搬送用爪を端面側から見た概略の全体図。
【図5】装置の作用説明図。
【図6】従来の乾燥炉の説明図。
【図7】ウイケット部の側面図。
【図8】ウイケット部の正面図。
【符号の説明】
1 塗装体 2 枠 3 固定側挟持部 4 支持部材 5 支点 6 レバー 7 鋸刃状突起 8 可動側挟持部 9 バネ 10,11 ピン 12 両隅 13 本体 14 搬送用爪 15 ヒンジ 16 クランク機構 17 ローラ 18 ハンド 19 シリンダ 20,21 コンベヤー 22 チェーン 23 乾燥室 24 冷却室 25 リフト 26 リフトチャック 27 吸着パット 28,29 スプロケットホイール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状塗装体の一端を懸垂状態に挟持して
    搬送する乾燥機において、固定側挟持部と、長手方向に
    おける略中央部を支点にして揺動可能なレバーの一端に
    設けられた可動側挟持部と、可動側挟持部を固定側挟持
    部に対向して押圧させる弾性部材とにより構成した爪部
    と、前記レバーの他端を押圧することにより前記両挟持
    部間の開閉を操作する開閉操作手段とを備えたことを特
    徴とする乾燥機の搬送用爪。
  2. 【請求項2】 前記可動側挟持部は挟持面に鋸刃状突起
    を形成して成ることを特徴とする請求項1記載の乾燥機
    の塗装体搬送用爪。
  3. 【請求項3】 前記可動側挟持部は、板状体を挟持する
    ときに前記鋸刃状突起を板状体の面に食い込ませるとと
    もに板状体を引き上げる方向に作用し、板状体を挟持か
    ら開放するときに板状体を押し下げる方向に作用する固
    定支点及び可動支点を設けて成ることを特徴とする請求
    項1記載の乾燥機の搬送用爪。
  4. 【請求項4】 前記開閉操作手段は、シリンダとクラン
    ク機構から成ることを特徴とする請求項1記載の乾燥機
    の塗装体搬送用爪。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101042889B1 (ko) 2009-05-22 2011-06-21 주식회사 테라젠이텍스 Lcd글래스 캐리어의 푸서
KR101085739B1 (ko) 2009-05-08 2011-11-21 주식회사대지정밀 원적외선 열풍순환 건조시스템용 이송장치
WO2021239416A1 (de) * 2020-05-29 2021-12-02 Koenig & Bauer Ag Produktionslinie zur bearbeitung von blechtafeln

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KR101042889B1 (ko) 2009-05-22 2011-06-21 주식회사 테라젠이텍스 Lcd글래스 캐리어의 푸서
WO2021239416A1 (de) * 2020-05-29 2021-12-02 Koenig & Bauer Ag Produktionslinie zur bearbeitung von blechtafeln

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