JP2000085897A

JP2000085897A - 灯油販売装置

Info

Publication number: JP2000085897A
Application number: JP10250892A
Authority: JP
Inventors: Kenji Kobayashi; 健治小林; Kengo Yamazaki; 健吾山崎
Original assignee: Tatsuno Corp
Current assignee: Tatsuno Corp
Priority date: 1998-09-04
Filing date: 1998-09-04
Publication date: 2000-03-28

Abstract

(57)【要約】【課題】給油を顧客自身が行うようにし、給油所の作
業員の手を掛けずに販売できるようにした灯油販売装置
を提供する。【解決手段】貨幣投入及び量設定操作により給油カー
ド及び給油伝票を発行するカード販売機と、給油カード
をカードリーダライタ２１で読み取り、読み取られた給
油データ信号を灯油計量機３０へ出力し、灯油計量機３
０から完了信号を受けて給油カードを収納し、残量信号
を受けて残量を記録した給油カードを放出するカード処
理ユニット２０と、カード処理ユニット２０から給油デ
ータ信号を受けて可動状態となり、給油データの全量を
給油して給油を終了した場合に完了信号をカード処理ユ
ニット２０へ出力し、給油データの全量を給油する前に
給油を終了した場合に残量信号をカード処理ユニット２
０へ出力する灯油計量機３０とより構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ポリタンク等へ灯
油を給油する灯油販売装置の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】ストーブの燃料油である灯油は、１８又
は２０リットルのポリタンクで一般的に取引されてい
る。そして、顧客はポリタンクを給油所へ持参し、給油
所の作業員が給油をしているために、人件費が上乗せさ
れて灯油の料金が高い。また、自動車の燃料油が主商品
である給油所にとって灯油は副商品であり、近年の人手
不足の結果、灯油の販売までは手が回らず、人手が掛か
らずに販売できる灯油販売装置が望まれている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、給油
を顧客自身が行うようにし、給油所の作業員の手を掛け
ずに販売できるようにした灯油販売装置を提供すること
である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の灯油販売装置は、貨幣投入及び量設定操作
により給油カード及び給油伝票を発行するカード販売機
と、給油カードをカードリーダライタで読み取り、読み
取られた給油データ信号を灯油計量機へ出力し、灯油計
量機から完了信号を受けて給油カードを収納し、残量信
号を受けて残量を記録した給油カードを放出するカード
処理ユニットと、カード処理ユニットから給油データ信
号を受けて可動状態となり、給油データの全量を給油し
て給油を終了した場合に完了信号をカード処理ユニット
へ出力し、給油データの全量を給油する前に給油を終了
した場合に残量信号をカード処理ユニットへ出力する灯
油計量機とより構成されているので、顧客はカード販売
機で給油カードを購入し、この給油カードをカード処理
ユニットへ挿入し、灯油計量機で給油ができ、給油所の
作業員の手を掛けることなしに顧客自身で給油ができる
ようになる。また、前払いで購入した全量を給油する前
に給油が終了した場合には残量が給油カードに記録され
るので、購入量を間違えても顧客に損失を与えることが
無い。

【０００５】そして、前記カード処理ユニットは前記灯
油計量機に併設して設けられているので、操作性がよい
灯油販売装置となる。

【０００６】また、前記カード処理ユニットは前記灯油
計量機のハウジングに組み込まれているので、カード処
理ユニットのハウジングが不要となり、安価な灯油販売
装置となる。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図１に示すように、本発明の灯油販売装置は給油
所１に設置され、カード販売機１０、カード処理ユニッ
ト２０、及び灯油計量機３０で構成されている。給油所
１は、建屋２内の精算エリア３と、自動車へ燃料油を給
油する給油エリア４と、灯油エリア５に区画され、カー
ド販売機１０は不正防止のために建屋２内の精算エリア
３又は建屋２に隣接して設置され、カード処理ユニット
２０と灯油計量機３０は灯油エリア５に設置されてい
る。

【０００８】図２に示すように、カード販売機１０に
は、貨幣鑑別器１１、キーボード１２、カードライタ１
３、プリンタ１４、及び制御部１５が設けられている。
貨幣鑑別器１１は、貨幣投入口１１ａから投入された貨
幣を鑑別して金額信号を制御部１５へ伝え、制御部１５
から釣銭信号を受けて釣銭放出口１１ｂへ釣銭を放出す
る。キーボード１２には、給油量を設定するキー、例え
ば１８リットル又は２０リットルの缶数を設定するキー
１２ａが設けられ、押されたキーの信号は制御部１５へ
伝えられる。カードライタ１３は制御部１５から発行信
号を受けて、給油データを記録した給油カード１６をカ
ード放出口１３ａから放出する。この給油カード１６
は、給油データを磁気的に潜記する部分１６ａと給油デ
ータを明示する部分１６ｂが有り、これらは何度も書き
換えできるように記録されている。プリンタ１４は制御
部１５から発行信号を受けて給油データを記録した給油
伝票１７を伝票放出口１４ａから放出する。そして、制
御部１５は、貨幣鑑別器１１及びキーボード１２から信
号を受けて、カードライタ１３及びプリンタ１４へ発行
信号を伝え、釣銭信号を貨幣鑑別器１１へ伝えるように
なっている。

【０００９】図３に示すように、カード処理ユニット２
０には、カードリーダライタ２１、表示器２２、及び制
御部２３が設けられている。カードリーダライタ２１は
カード挿入口２１ａから挿入された給油カード１６を読
み、読み取られた給油データ信号を制御部２３に伝え、
制御部２３から収納信号を受けて給油カード１６を収納
し、残量信号を受けて残量を記録した給油カード１６を
カード挿入口２１ａから放出する。制御部２３はカード
リーダライタ２１から給油データ信号を受けて、表示信
号を表示器２２へ伝え、灯油計量機３０へ給油データ信
号を出力し、灯油計量機３０から完了信号を受けてカー
ドリーダライタ２１へ収納信号を伝え、残量信号を受け
てカードリーダライタ２１へ残量信号を伝えるようにな
っている。

【００１０】灯油計量機３０はポリタンク専用の計量機
で、ハウジング３１内にポンプ及び流量計等の計量機構
３２が設けられ、計量機構３２に接続された給油ノズル
３３がポリタンク置台３４の上方に導出されている。ハ
ウジング３１の側面には給油レバー３５が設けられ、正
面には表示器３６と終了キー３７が設けられている。そ
して、制御部３８はカード処理ユニット２０から給油デ
ータ信号を受けて計量機構３２を可動状態にし、計量機
構３２で計られた給油量を表示器３６に表示し、給油デ
ータの全てを給油したときに計量機構３２を停止し、終
了キー３７が押されたときに完了信号をカード処理ユニ
ット２０へ出力し、給油データの全てを給油する前に終
了キー３７が押されたときに残量信号をカード処理ユニ
ット２０へ出力するようになっている。

【００１１】次ぎに動作を説明する。灯油を買いに来た
顧客は、精算エリア３に設けられたカード販売機１０の
所へ行き、貨幣鑑別器１１の貨幣投入１１ａに貨幣、例
えば２０００円を投入し、キーボード１２の所望の量の
缶数のキー１２ａ、例えば１８リットルで３缶のキーを
押す。カード販売機１０の制御部１５は、貨幣鑑別器１
１及びキーボード１２から信号を受け、発行信号をカー
ドライタ１３及びプリンタ１４へ伝え、給油データを記
録した給油カード１６及び給油伝票１７がカード放出口
１３ａ及び伝票放出口１４ａから放出される。さらに制
御部１５は、釣銭信号を貨幣鑑別器１１へ伝え、釣銭放
出口１１ｂから釣り銭の５０円が放出される。

【００１２】このようにして給油カード１６を購入した
顧客は、灯油エリア５のカード処理ユニット２０の所へ
行き、カードリーダライタ２１のカード挿入口２１ａへ
給油カード１６を挿入する。カード処理ユニット２０の
制御部２３は、カードリーダライタ２１から給油データ
信号を受けて（図４ＳＴ１）、それらを表示器２２に
表示し、灯油計量機３０へ給油データ信号を出力する
（図４ＳＴ２）。

【００１３】カード処理ユニット２０から給油データ信
号を受けた灯油計量機３０の制御部３８は（図５ＳＴ
１）、給油データ内の給油量を設定し計量機構３２を可
動状態にする（図５ＳＴ２）。顧客は灯油計量機３０
のポリタンク置台３４に持参したポリタンクを置き、給
油レバー３５を引くと、給油ノズル３３から灯油が吐出
され、計量機構３２で計られた給油量は表示器３６に表
示される。そして、設定された量の給油が終わると（図
５ＳＴ３）、計量機構３２を停止し（図５ＳＴ４）、
終了キー３７が押されると（図５ＳＴ５）、完了信号
をカード処理ユニット２０へ出力する（図５ＳＴ
６）。

【００１４】灯油計量機３０から完了信号を受けたカー
ド処理ユニット２０の制御部２３は（図４ＳＴ３）、
カードリーダライタ２１へ収納信号を伝え、給油カード
１６が収納されて（図４ＳＴ４）、全ての給油工程が
終了する。

【００１５】なお、設定された量の給油が終わる前にポ
リタンクが満タンにり終了キー３７が押されると（図５
ＳＴ７）、計量機構３２は停止し、設定された量と実
際の給油量との差の残量信号がカード処理ユニット２０
へ出力される（図５ＳＴ８）。

【００１６】残量信号を受けたカード処理ユニット２０
の制御部２３は（図４ＳＴ５）、カードリーダライタ
２１へ残量信号を伝え、残量が記録された給油カード１
６がカード挿入口２１ａから放出される（図４ＳＴ
６）。そして顧客は、給油カード１６と給油伝票１７を
持って精算エリア３で精算する。

【００１７】上述した実施の形態のカード処理ユニット
２０は、灯油計量機３０と別体に設けられているが、図
６に示すように、カード処理ユニット２０Ａを灯油計量
機３０Ａのハウジング３１Ａに組み込んでもよい。

【００１８】

【発明の効果】以上説明したように本発明の灯油販売装
置は、貨幣投入及び量設定操作により給油カード及び給
油伝票を発行するカード販売機と、給油カードをカード
リーダライタで読み取り、読み取られた給油データ信号
を灯油計量機へ出力し、灯油計量機から完了信号を受け
て給油カードを収納し、残量信号を受けて残量を記録し
た給油カードを放出するカード処理ユニットと、カード
処理ユニットから給油データ信号を受けて可動状態とな
り、給油データの全量を給油して給油を終了した場合に
完了信号をカード処理ユニットへ出力し、給油データの
全量を給油する前に給油を終了した場合に残量信号をカ
ード処理ユニットへ出力する灯油計量機とより構成され
ているので、顧客はカード販売機で給油カードを購入
し、この給油カードをカード処理ユニットへ挿入し、灯
油計量機で給油ができ、給油所の作業員の手を掛けるこ
となしに顧客自身で給油ができるようになる。また、前
払いで購入した全量を給油する前に給油が終了した場合
には残量が給油カードに記録されるので、購入量を間違
えても顧客に損失を与えることが無くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の灯油販売装置を設けた給油所の平面図
である。

【図２】本発明の灯油販売装置のカード販売機の正面図
である。

【図３】本発明の灯油販売装置のカード処理ユニットと
灯油計量機の正面図である。

【図４】本発明の灯油販売装置のカード処理ユニットの
動作を示すフロー図である。

【図５】本発明の灯油販売装置の灯油計量機の動作を示
すフロー図である。

【図６】他の実施の形態のカード処理ユニットと灯油計
量機の正面図である。

【符号の説明】

１給油所２建屋３精算エリア４給油エリア５灯油エリア１０カード販売機１１貨幣鑑別器１１ａ貨幣投入口１１ｂ釣銭放出口１２キーボード１２ａキー１３カードライタ１３ａカード放出口１４プリンタ１４ａ伝票放出口１５制御部２０カード処理ユニット２１カードリーダライタ２１ａカード挿入口２２表示器２３制御部３０灯油計量機３１ハウジング３２計量機構３３給油ノズル３４ポリタンク置台３５給油レバー３６表示器３７終了キー３８制御部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】貨幣投入及び量設定操作により給油カー
ド及び給油伝票を発行するカード販売機と、給油カードをカードリーダライタで読み取り、読み取ら
れた給油データ信号を灯油計量機へ出力し、灯油計量機
から完了信号を受けて給油カードを収納し、残量信号を
受けて残量を記録した給油カードを放出するカード処理
ユニットと、カード処理ユニットから給油データ信号を受けて可動状
態となり、給油データの全量を給油して給油を終了した
場合に完了信号をカード処理ユニットへ出力し、給油デ
ータの全量を給油する前に給油を終了した場合に残量信
号をカード処理ユニットへ出力する灯油計量機とより構
成したことを特徴とする灯油販売装置。
【請求項２】前記カード処理ユニットは前記灯油計量
機に併設して設けられている請求項１に記載の灯油販売
装置。
【請求項３】前記カード処理ユニットは前記灯油計量
機のハウジングに組み込まれている請求項１に記載の灯
油販売装置。