JP2000085624A - フランジ合わせ部の衝撃吸収構造 - Google Patents

フランジ合わせ部の衝撃吸収構造

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JP2000085624A
JP2000085624A JP10257312A JP25731298A JP2000085624A JP 2000085624 A JP2000085624 A JP 2000085624A JP 10257312 A JP10257312 A JP 10257312A JP 25731298 A JP25731298 A JP 25731298A JP 2000085624 A JP2000085624 A JP 2000085624A
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JP
Japan
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panel
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flange
energy absorbing
metal panel
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JP10257312A
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English (en)
Inventor
Shinya Tokunaga
真也 徳永
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃吸収効果を有し、且つ部品点数を低減す
る。 【解決手段】 フロントヘッダートリム24の基部26
は金属パネル30と樹脂パネル32によって構成されて
おり、金属パネル30のフック部30Aはフロントヘッ
ダーパネル10のフランジ合わせ部19に係止されてい
る。金属パネル30の下部には車両後方へ向けて略U字
状に膨出したエネルギ吸収部30Bが形成されており、
このエネルギ吸収部30Bは、乗員頭部が当接した場合
に、圧縮変形するようになっている。樹脂パネル32の
後端32Aは、金属パネル30にカシメ34によって連
結されており、樹脂パネル32の前後方向中間部は、車
室内装部品の取付部においてフロントヘッダーアンダパ
ネル14に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフランジ合わせ部の
衝撃吸収構造に関し、特に、自動車等の車両において車
室内側部に配設されるフランジ合わせ部の衝撃吸収構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両のウインドシール
ドガラスの上部に車幅方向に沿って配設されるオープン
カーのフロントヘッダーにおいては、次のような構成が
知られている。
【0003】図4に示される如く、このフロントヘッダ
ーパネル100は、フロントヘッダーパネル100の上
部を構成するフロントヘッダーアッパパネル102と、
下部を構成するフロントヘッダーアンダパネル104
と、これのフロントヘッダーアッパパネル102とフロ
ントヘッダーアンダパネル104との間に配設されたリ
インフォースメント106の3枚のパネルによって構成
さている。また、フロントヘッダーアッパパネル102
の後端フランジ102Aと、フロントヘッダーアンダパ
ネル104の後端フランジ104Aと、リインフォース
メント106の後端フランジ106Aによってフランジ
合わせ部107が形成されている。また、フロントヘッ
ダーパネル100の下方には、樹脂製の基材110と、
この基材110の意匠面側を覆う表皮112とで構成さ
れたフロントヘッダートリム108が配置されている。
なお、図4の符号118は、オープンカーのルーフを示
しており、符号120はサンバイザーを示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造では、フロントヘッダートリム108の後端上部10
8Aが、フランジ合わせ部107に係止されており、前
後方向中間部108Bが、クリップ取付座金113とク
リップ114を介して、フロントヘッダーアンダパネル
104に穿設された取付孔114に固定されている。こ
の結果、クリップ取付座金113、クリップ114等の
取付部材により、部品点数が多くなっている。また、フ
ロントヘッダートリム108の乗員側部108Cに乗員
頭部が当接した際に、その衝撃を吸収するためには、別
部材となる衝撃吸収部材をフロントヘッダートリム10
8の乗員側部108Cに追加する必要があり、この場合
には、更に部品変数が増加する。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、衝撃吸収効果
を有し、且つ部品点数を低減できるフランジ合わせ部の
衝撃吸収構造を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
フランジ合わせ部の衝撃吸収構造は、ボデーパネルのフ
ランジ合わせ部に近接して配設されたトリムの基材が、
樹脂パネルと、該樹脂パネルの乗員側部に連結された金
属パネルとから成ると共に、前記金属パネルの上部に形
成され、前記フランジ合わせ部に係止されるフック部
と、前記金属パネルの下部に形成され、前記フランジ合
わせ部より乗員側へ膨出したエネルギ吸収部と、を有
し、前記樹脂パネルが車室内装部品によって前記ボデー
パネルに固定されたことを特徴とする。
【0007】従って、乗員が、トリムに当接した場合に
は、トリムを構成する樹脂パネルの乗員側部に連結され
た金属パネルの下部に乗員側へ向けて膨出したエネルギ
吸収部が乗員により押圧され潰れることによって、衝撃
を吸収することができる。また、金属パネルの上部に形
成したフック部をボデーパネルの後部に係止すると共
に、樹脂パネルを車室内装部品によってボデーパネルに
固定する構成となるため、トリムをボデーパネルに固定
するするための取付部材が必要ない。この結果、衝撃吸
収効果を有し、且つ部品点数を低減できる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
フランジ合わせ部の衝撃吸収構造において、前記フック
部と前記エネルギ吸収部との連結部に補強用のビードを
形成したことを特徴とする。
【0009】従って、請求項1記載の内容に加えて、フ
ック部とエネルギ吸収部との連結部がビードによって補
強されるため、乗員がエネルギ吸収部に当接した際に、
エネルギ吸収部がフック部に対して接離する方向へ変形
するのを抑制できる。この結果、エネルギ吸収部が確実
に潰れるため、衝撃を効果的に吸収できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るフランジ合わせ部の
衝撃吸収構造の一実施形態を図1〜図3を用いて説明す
る。
【0011】なお、図中矢印UPは車両上方方向を示
し、図中矢印FRは車両前方方向を示し、図中矢印IN
は車幅内側方向を示している。
【0012】図1に示される如く、本実施形態では、ボ
デーパネルとしてのフロントヘッダーパネル10が、フ
ロントヘッダーパネル10の上部を構成するフロントヘ
ッダーアッパパネル12と、下部を構成するフロントヘ
ッダーアンダパネル14との2枚のパネルによって構成
さており。フロントヘッダーアッパパネル12の前フラ
ンジ12Aとフロントヘッダーアンダパネル14の前フ
ランジ14Aとの結合部上には、車体のウインドシール
ドガラス16の上端縁部16Aがウエザーストリップ1
8を介して支持されている。
【0013】また、フロントヘッダーアッパパネル12
の後フランジ12Bとフロントヘッダーアンダパネル1
4の後フランジ14Bとからなるフランジ合わせ部19
には、ウエザーストリップ20が配設されており、この
ウエザーストリップ20には、開閉可能とされたルーフ
22の前部が当接している。
【0014】フロントヘッダーパネル10の下方には、
フロントヘッダートリム24が車幅方向に沿って配置さ
れており、このフロントヘッダートリム24は、基部2
6と、この基部26の意匠面側を覆う表皮28とで構成
されている。基部26の後端縁部は鉄、アルミ等の金属
パネル30で構成されている。この金属パネル30の上
部には、開口部を車両略前方へ向けたフック部30Aが
形成されており、フック部30Aがフランジ合わせ部1
9に係止されている。
【0015】金属パネル30の下部には、車両後方へ向
けて略U字状に膨出したエネルギ吸収部30Bが形成さ
れており、このエネルギ吸収部30Bは、乗員頭部が当
接した場合に、圧縮変形するようになっている。また、
エネルギ吸収部30Bによって衝撃の吸収が効果的に行
えるように、エネルギ吸収部30Bの形状及び金属パネ
ル30の材質、板厚等が調整されている。
【0016】図3に示される如く、金属パネル30にお
けるフック部30Aとエネルギ吸収部30Bとの連結部
30Cには、車幅方向に所定の間隔を開けて所定長さの
ビード30Dが形成されており、これらのビード30D
によって、エネルギ吸収部30Bがフック部30Aと接
離する方向(図3の矢印A方向及び矢印B方向)へ変形
するのを抑制している。
【0017】図1に示される如く、基部26の金属パネ
ル30以外の部位は、樹脂パネル32によって構成され
ており、樹脂パネル32の後端32Aが、金属パネル3
0の下部前端30Eにカシメ34によって連結されてい
る。また、樹脂パネル32の前後方向中間部は、車室内
装部品としてのサンバイザ38のアーム40を支持する
ブラケット42と共にフロントヘッダーアンダパネル1
4にビス44等の固定手段によって固定されている。
【0018】なお、図2に示される如く、フロントヘッ
ダートリム24の樹脂パネル32の前後方向中間部は、
車室内装部品としてのサンバイザ保持クリップ50及び
マップランプ52の各取付部においてもフロントヘッダ
ーアンダパネル14に固定されている。
【0019】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0020】オープントップ状態で、乗員頭部が、フロ
ントヘッダートリム24の後部に当接した場合には、フ
ロントヘッダートリム24の基部26の後端縁部を構成
する金属パネル30のエネルギ吸収部30Bと表皮28
が乗員頭部により押圧され潰れることによって、衝撃を
吸収することができる。
【0021】また、本実施形態では、フロントヘッダー
トリム24の金属パネル30の上部に形成したフック部
30Aをフランジ合わせ部19に係止すると共に、フロ
ントヘッダートリム24の樹脂パネル32をサンバイザ
38のアーム40を支持するブラケット42、サンバイ
ザ保持クリップ50及びマップランプ52によってフロ
ントヘッダーアンダパネル14に固定する構成としたた
め、従来構造のように、フロントヘッダートリムをフロ
ントヘッダーアッパパネルに固定するするためのクリッ
プ取付座金、クリップ等の取付部材が必要ない。この結
果、部品点数を低減できる。
【0022】従って、本実施形態のフランジ合わせ部の
衝撃吸収構造においては、衝撃吸収効果を有し、且つ部
品点数を低減できる。
【0023】また、本実施形態では、金属パネル30の
フック部30Aとエネルギ吸収部30Bとの連結部がビ
ード30Dによって補強されているため、乗員頭部がエ
ネルギ吸収部30Bに当接した際に、エネルギ吸収部3
0Bがフック部30Aと接離する方向(図3の矢印A方
向及び矢印B方向)へ変形するのを抑制できる。この結
果、エネルギ吸収部30Bが確実に潰れるため衝撃を効
果的に吸収できる。
【0024】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記実施形態では、樹脂パネル32の後
端32Aを、金属パネル30の下部前端30Eにカシメ
34によって連結したが、カシメに代えて、接着等の他
の手段で樹脂パネル32の後端32Aを、金属パネル3
0の下部前端30Eに連結しても良い。また、樹脂パネ
ル32に代えて、フェルトを熱成形プレスした基材等の
他の材質のパネルを使用しても良い。また、本発明のフ
ランジ合わせ部の衝撃吸収構造は、フロントヘッダー部
以外の他のフランジ合わせ部にも適用可能である。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の本発明のフランジ合わせ
部の衝撃吸収構造は、ボデーパネルのフランジ合わせ部
に近接して配設されたトリムの基材が、樹脂パネルと、
樹脂パネルの乗員側部に連結された金属パネルとから成
ると共に、金属パネルの上部に形成され、フランジ合わ
せ部に係止されるフック部と、金属パネルの下部に形成
され、フランジ合わせ部より乗員側へ膨出したエネルギ
吸収部と、を有し、樹脂パネルが車室内装部品によって
ボデーパネルに固定されたため、衝撃吸収効果を有し、
且つ部品点数を低減できるという優れた効果を有する。
【0026】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
フランジ合わせ部の衝撃吸収構造において、フック部と
エネルギ吸収部との連結部に補強用のリブを形成したた
め、請求項1記載の効果に加えて、衝撃を効果的に吸収
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線に沿った断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るフランジ合わせ部の
衝撃吸収構造を示す車両斜め後方から見た斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態に係るフランジ合わせ部の
衝撃吸収構造の金属パネルを示す車両斜め後方から見た
斜視図である。
【図4】従来の実施形態に係るフランジ合わせ部を示す
側断面図である。
【符号の説明】
10 フロントヘッダーパネル(ボデーパネル) 12 フロントヘッダーアッパパネル 14 フロントヘッダーアンダパネル 19 フランジ合わせ部 24 フロントヘッダートリム 26 フロントヘッダートリムの基部 30 金属パネル 30A 金属パネルのフック部 30B 金属パネルのエネルギ吸収部 30C フック部とエネルギ吸収部との連結部 30D 金属パネルのビード 32 樹脂パネル 38 サンバイザ(車室内装部品) 52 マップランプ(車室内装部品)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデーパネルのフランジ合わせ部に近接
    して配設されたトリムの基材が、樹脂パネルと、該樹脂
    パネルの乗員側部に連結された金属パネルとから成ると
    共に、 前記金属パネルの上部に形成され、前記フランジ合わせ
    部に係止されるフック部と、 前記金属パネルの下部に形成され、前記フランジ合わせ
    部より乗員側へ膨出したエネルギ吸収部と、 を有し、 前記樹脂パネルが車室内装部品によって前記ボデーパネ
    ルに固定されたことを特徴とするフランジ合わせ部の衝
    撃吸収構造。
  2. 【請求項2】 前記フック部と前記エネルギ吸収部との
    連結部に補強用のビードを形成したことを特徴とする請
    求項1記載のフランジ合わせ部の衝撃吸収構造。
JP10257312A 1998-09-10 1998-09-10 フランジ合わせ部の衝撃吸収構造 Pending JP2000085624A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010010733A1 (ja) * 2008-07-21 2010-01-28 トヨタ車体株式会社 車両天井構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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