JP2000085557A - 車両の旋回挙動状態検出装置 - Google Patents

車両の旋回挙動状態検出装置

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JP2000085557A
JP2000085557A JP10254958A JP25495898A JP2000085557A JP 2000085557 A JP2000085557 A JP 2000085557A JP 10254958 A JP10254958 A JP 10254958A JP 25495898 A JP25495898 A JP 25495898A JP 2000085557 A JP2000085557 A JP 2000085557A
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vehicle
wheel slip
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yaw rate
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Keiyu Kin
圭勇 金
Hiroyuki Urabe
博之 占部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両の旋回挙動状態を路面の摩擦係数が低い状
態でも正確に検出する。 【解決手段】車輪スリップ角演算手段13において車体
の横滑り角に基づいて演算された前輪スリップ角および
後輪スリップ角と、車体速度検出手段10で検出される
車体速度ならびに前記摩擦係数推定手段14で推定され
る摩擦係数に基づいて定めた前輪スリップ角限界値およ
び後輪スリップ角限界値との比較により、車両の旋回挙
動状態が判断手段15で判断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の旋回運動制
御を行なう上で、より制御精度を高めるために車両の旋
回挙動状態を正確に検出するようにした車両の旋回挙動
状態検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の運動制御(たとえばトラク
ション制御やアンチロックブレーキ制御等)を行なうに
あたって、車両の旋回挙動状態を検出するものがあり、
その旋回挙動状態を検出する手法として、たとえば特開
平2−70561号公報および特開平5−155323
号公報等で既に開示されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
ヨーレイト検出手段で得られる検出ヨーレイトと、舵角
検出手段で検出される舵角ならびに車体速度検出手段で
検出される車体速度に基づいて定まる規範ヨーレイトと
の差に基づいて、車両の旋回挙動状態を判断するように
している。しかるに、規範ヨーレイトは、路面の摩擦係
数が高い状態を基準にして定められるものであるので、
摩擦係数が低い路面を走行している状態では規範ヨーレ
イトが路面状況に対応しておらず、旋回挙動状態の検出
が不正確となる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、車両の旋回挙動状態を路面の摩擦係数が低い
状態でも正確に検出し得るようにした車両の旋回挙動状
態検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車体速度を検出する車体速度検出手段
と;ヨーレイトを検出するヨーレイト検出手段と;車体
の横滑り角に基づいて前輪スリップ角および後輪スリッ
プ角を演算し得る車輪スリップ角演算手段と、路面の摩
擦係数を推定する摩擦係数推定手段と;前記車輪スリッ
プ角演算手段で得られた前輪および後輪スリップ角と、
前記車体速度検出手段で検出される車体速度ならびに前
記摩擦係数推定手段で推定される摩擦係数に基づいて定
めた前輪スリップ角限界値および後輪スリップ角限界値
との比較により車両の旋回挙動状態を判断する判断手段
と;を備えることを特徴とする。
【0006】ここで、車輪スリップ角は、車輪の向きに
対して車輪の進行方向がなす角度であり、このスリップ
角と路面の摩擦係数とに応じて車輪の路面に対するグリ
ップ力が変化する。一方、車体の横滑り角は、車体の向
きに対して車体の進行方向がなす角度であって、車両の
旋回運動状態および路面の摩擦係数が変化するのに伴な
う車輪のグリップ力の変化に応じた車両の旋回挙動状態
を示すものである。一方、車体速度および路面の摩擦係
数に応じて車輪スリップ角の限界値は予め知り得るもの
であり、車体の横滑り角に基づいて演算した前輪スリッ
プ角および後輪スリップ角と、前記車輪スリップ角の限
界値とを比較することにより、車両の旋回挙動状態を検
出することが可能である。しかも車輪スリップ角を、路
面の摩擦係数の変化に応じて推定しているので、車両の
旋回挙動状態を路面の摩擦係数を反映させて正確に検出
することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0008】図1ないし図10は本発明の一実施例を示
すものであり、図1は車両の駆動系およびブレーキ系を
示す図、図2は制御ユニットの構成を示すブロック図、
図3はタイヤ特性設定手段で設定されるタイヤ特性を示
す図、図4は制御ユニットにおける車輪スリップ角演算
手段の構成を示すブロック図、図5は線形二輪車両運動
モデルでの横方向の力のバランスを示す図、図6は線形
二輪車両運動モデルで用いるタイヤ特性を示す図、図7
は摩擦係数推定手段の構成を示すブロック図、図8は車
両の旋回運動時のコーナリングフォースおよび制・駆動
力により発生する車体モーメントを示す図、図9は車両
の旋回挙動の判断手段の構成を示すブロック図、図10
は車体の横滑り角の限界値の車体速度および摩擦係数に
応じた設定マップを示す図である。
【0009】先ず図1において、車体1の前部には、エ
ンジンEおよび変速機Tから成るパワーユニットPが搭
載されており、該パワーユニットPからの動力は、推進
軸Sおよび差動装置Dを介して駆動輪である左、右後輪
RL,WRRに伝達される。また左、右前輪WFL,WFR
は左、右前輪用車輪ブレーキBFL,BFRが装着され、
左、右後輪WRL,WRRには左、右後輪用車輪ブレーキB
RL,BRRが装着され、各車輪ブレーキBFL,BFR
RL,BRRは、たとえばディスクブレーキである。
【0010】タンデム型のマスタシリンダMが備える第
1および第2出力ポート2A,2Bからはブレーキペダ
ル3の踏込み操作に応じたブレーキ液圧が出力されるも
のであり、両出力ポート2A,2Bはブレーキ液圧制御
装置4に接続され、該ブレーキ液圧制御装置4からのブ
レーキ液圧が各車輪ブレーキBFL,BFR,BRL,BRR
作用せしめられる。このブレーキ液圧制御装置4では、
制御ユニット5で制御されることにより各車輪ブレーキ
FL,BFR,BRL,BRRに作用せしめるブレーキ液圧が
調節されるものであり、制御ユニット5には、各車輪W
FL,WFR,WRL,WRRの車輪速度をそれぞれ検出する車
輪速度検出器6FL,6FR,6RL,6RR、ステアリングハ
ンドルHで操作された舵角δを検出する舵角検出手段
7、車両のヨーレイトγを検出するヨーレイト検出手段
8、ならびに車両の横加速度AYを検出する横加速度検
出手段9の検出値がそれぞれ入力される。
【0011】図2において、制御ユニット5は、車体速
度検出手段10と、スリップ率算出手段11と、タイヤ
特性設定手段12と、車輪スリップ角演算手段13と、
摩擦係数推定手段14と、車両の旋回挙動状態を判断す
る判断手段15と、ブレーキ液圧制御装置4での各車輪
ブレーキBFL,BFR,BRL,BRRのブレーキ圧を演算す
るブレーキ圧演算手段16とを備える。
【0012】車体速度検出手段10では、各車輪の車輪
速度をそれぞれ個別に検出する4つの車輪速度検出器6
FL,6FR,6RL,6RRの検出値に基づいて車体速度Vが
得られ、スリップ率算出手段11では、車体速度検出手
段10で算出される車体速度Vならびに前記各車輪速度
検出器6FL,6FR,6RL,6RRの検出値に基づいて各車
輪毎のスリップ率λが演算される。
【0013】タイヤ特性設定手段12には、各車輪のタ
イヤ毎のタイヤ特性が実走行データに基づいて予め設定
されており、図3で示すように、車輪のスリップ角αお
よびコーナリングフォースCFの関係を示すスリップ角
−コーナリングフォース特性と、スリップ率λおよびコ
ーナリングフォース減少率RCFの関係を示すスリップ
角−コーナリングフォース減少率特性と、スリップ率λ
および制・駆動力FXの関係を示すスリップ率−制・駆
動力特性とが、摩擦係数推定手段14で推定される路面
の摩擦係数μに応じて左、右前輪および左、右後輪に個
別に対応して予め設定されている。すなわちタイヤ特性
設定手段12は、摩擦係数推定手段14で得られた推定
摩擦係数μに応じて、スリップ角−コーナリングフォー
ス特性、スリップ角−コーナリングフォース減少率特
性、ならびにスリップ率−制・駆動力特性を補正する機
能を有するものである。
【0014】車輪スリップ角演算手段13は、車両の旋
回運動制御を行なう上でより制御精度を高めるために、
車体の横滑り角βに基づいて前輪スリップ角αFおよび
後輪スリップ角αRを演算するものであり、舵角検出手
段7で検出される舵角δ、ヨーレイト検出手段8で検出
されるヨーレイトγ、横加速度検出手段9で検出される
横加速度AY、車体速度検出手段10で検出される車体
速度V、スリップ率算出手段11で算出される各車輪毎
のスリップ率λ、ならびにタイヤ特性設定手段12で設
定されるタイヤ特性に基づいて、前輪スリップ角αFお
よび後輪スリップ角αRが車輪スリップ角演算手段13
で演算される。この車輪スリップ角演算手段13で得ら
れた前輪スリップ角αFおよび後輪スリップ角αRは判
断手段15に入力され、判断手段15では前輪スリップ
角αFおよび後輪スリップ角αRに基づく車両の旋回挙
動状態の判断がなされる。
【0015】図4において、車輪スリップ角演算手段1
3は、走行状態検出部17と、横加速度推定部18と、
第1横滑り角算出部19と、第2横滑り角算出部20
と、選択部21と、スリップ角算出部22とを備える。
【0016】タイヤ特性設定手段12で設定されるタイ
ヤ特性のうち、スリップ角−コーナリングフォース特性
ならびにスリップ率−コーナリングフォース減少率特性
に基づいて、横加速度推定部18により推定横加速度A
YEが推定される。すなわち横加速度推定部18には、
タイヤ特性設定手段12が接続されるとともに、スリッ
プ率算出手段11で算出されるスリップ率λ、ならびに
スリップ角算出部22で算出される前輪スリップ角αF
および後輪スリップ角αRが入力されており、左、右前
輪および左、右後輪毎の(CF×RCF)の四輪の総和
に基づいて、推定横加速度推定部18で推定横加速度A
YEが得られることになる。
【0017】而して上述の演算(CF×RCF)におい
て、スリップ率−コーナリングフォース減少率特性に基
づくコーナリングフォース減少率RCFを、コーナリン
グフォースCFに乗じることにより、車両の運動制御に
伴なってスリップ率λが変動することに応じて、コーナ
リングフォースCFが補正されることになる。
【0018】横加速度推定部18で得られた推定横加速
度AYEは、第1横滑り角算出部19に入力される。こ
の第1横滑り角算出部19には、前記推定横加速度AY
Eに加えて、車体速度検出手段10で検出される車体速
度Vならびにヨーレイト検出手段8で検出されるヨーレ
イトγが入力されており、非線形の四輪車両運動モデル
に基づいて車体の横滑り角を第1横滑り角β1として算
出する演算が第1横滑り角算出部19で実行される。
【0019】ここで、「非線形の四輪車両運動モデル」
とは、左、右前輪および左、右後輪のコーナリングフォ
ースを等しいとは仮定しない状態でスリップ角に対して
各車輪のコーナリングフォースが非線形に変化するよう
なタイヤ特性を反映する運動モデルである。
【0020】基本的な線型二輪車輌運動モデルに基づく
微分方程式によれば、横滑り角の微分値は、{(横加速
度/車体速度)−ヨーレイト}として得られるものであ
り、横加速度を推定横加速度AYEとし、車体速度を車
体速度検出手段10で検出される車体速度Vとし、ヨー
レイトをヨーレイト検出手段8で検出されるヨーレイト
γとすることにより、 dβ1/dt=(AYE/V)−γ……(1) として、第1横滑り角β1の微分値(dβ1/dt)が
得られる。またその微分値(dβ1/dt)を積分する
ことにより、第1横滑り角β1が、 β1=∫{(AYE/V)−γ}dt+β10 ……(2) として、第1横滑り角算出部19で得られることにな
る。而して上記積分式において、β10 は第1横滑り角
β1の初期値であり、第2横滑り角算出部20から入力
される。
【0021】ところで、上記非線形の四輪車両運動モデ
ルに基づいて得た第1横滑り角β1は、車両の旋回運動
状態で横滑り量が比較的大きいときの横滑り角に適合し
たものであるが、車両が低速で直進している走行状態で
横滑り量が比較的小さいときには、第1横滑り角β1の
積分演算過程でのノイズの蓄積による誤差が比較的大き
くなり、直進の低速で車両が走行している状態で第1横
滑り角β1を用いて前輪スリップ角αFおよび後輪スリ
ップ角αRを得るのは適切ではない。そこで、線形の二
輪車両運動モデルに基づいて車体の横滑り角を第2横滑
り角β2として得る演算が第2横滑り角算出部20で実
行される。
【0022】ここで、「線形の二輪車両運動モデル」と
は、左、右前輪のコーナリングフォースが等しく、かつ
左、右後輪のコーナリングフォースが等しいと仮定した
状態でスリップ角に対して前、後輪のコーナリングフォ
ースが線形に変化するような運動モデルである。
【0023】線形の二輪車両運動モデルでは、図5で示
すように、左、右前輪のコーナリングフォースCFFが
等しく、また左、右後輪のコーナリングフォースCFR
が等しいとした横方向の力学方程式を用いるものであ
り、この図5において、前輪のスリップ角αF、後輪の
スリップ角αR、車体の横滑り角βは、反時計方向を正
として表している。而して車両の質量をM、前輪のコー
ナリングフォースをCFF、後輪のコーナリングフォー
スをCFRとしたときに、 M・AY= CFF+ CFR……(3) として表すことができる。またコーナリングフォースC
Fは、前輪スリップ角αFおよび後輪スリップ角αRが
微小範囲であるときには、図6で示すように線形である
ので、前輪のコーナリングパワーをCPF、後輪のコー
ナリングパワーをCPRとしたときに、 CFF=CPF×αF……(4) CFR=CPR×αR……(5) である。
【0024】また前輪のスリップ角αFおよび後輪のス
リップ角αRは、車体重心から前輪までの距離LF、車
体重心から後輪までの距離LR、車体速度V、車体の横
滑り角β、ヨーレイトγおよび前車輪の実舵角δを用い
て次のように表すことができる。
【0025】 αF=β+(LF/V)×γ−δw……(6) αR=β−(LR/V)×γ……………(7) ここで、前車輪の実舵角δwは、舵角検出手段7で検出
される舵角δをステアリング系のギヤ比で除すことによ
り得られるものである。
【0026】上記第(4) 〜(7) 式を、第(3) 式に代入す
ると、 M×AY=CPF×{β+(LF/V)×γ−δw} +CPR×{β−(LR/V)×γ}……(8) が成り立ち、この第(8) 式をβについて整理すると、 β={M/(CPF+CPR)}×AY −{(CPF×LF−CPR×LR)/(CPF+CPR)}×γ/V +{CPF/(CPF+CPR)}×δw……(9) を得ることができる。而してCPF,CPR,LF,L
R,Mは、車両固有の一定値であるので、上記第(9) 式
を次のように書き換えることができる。
【0027】 β=C1×AY−C2×γ/V+C3×δw……(10) 第2横滑り角算出部20は、上記第(10)式に基づく演算
を行なうものであり、車体速度検出手段10で検出され
る車体速度V、ヨーレイト検出手段8で検出されるヨー
レイトγ、横加速度検出手段9で検出される横加速度A
Yならびに舵角検出手段7で検出される舵角δが第2横
滑り角算出部20に入力され、第2横滑り角算出部20
は、上記第(10)式に基づく演算で得た横滑り角βを第2
横滑り角β2として出力する。
【0028】第1横滑り角算出部19で算出される第1
横滑り角β1、ならびに第2横滑り角算出部20で算出
される第2横滑り角β2は、選択部21で択一的に選択
されて、スリップ角算出部22に入力されるものであ
り、選択部21による択一的な選択は、走行状態検出部
17により切換えられる。
【0029】走行状態検出部17は、車体速度検出手段
10で検出される車体速度V、ヨーレイト検出手段8で
検出されるヨーレイトγ、横加速度検出手段9で検出さ
れる横加速度AYならびに舵角検出手段7で検出される
舵角δに基づいて車両の走行状態を検出するものであ
り、たとえば次のような各条件の全てが成立するか否か
を判断する。
【0030】V<10km/h −3(deg)<δ<+3(deg) −0.1(G)<AY<+0.1(G) −1.0(deg/s)<γ<+1.0(deg/s) 上記各条件が全て成立したときに、走行状態検出部17
は、車両が直進の低速走行状態であるとして、第2横滑
り角算出部20で算出される第2滑り角β2を選択部2
1が選択するような信号を選択部21に与えるが、上記
各条件のいずれか1つでも成立しないときには、第1横
滑り角算出部19で算出される第1横滑り角β1を選択
部21が選択するような信号を選択部21に与える。
【0031】スリップ角算出部22では、選択部21で
選択されて入力される第1横滑り角β1もしくは第2横
滑り角β2と、車体速度検出手段10で検出される車体
速度V、ヨーレイト検出手段8で検出されるヨーレイト
γ、ならびに舵角検出手段7で検出される舵角δとを用
いて、上述の第(6) ,(7) 式に基づく前輪スリップ角α
Fおよび後輪スリップ角αRの演算が実行される。すな
わち、スリップ角算出部22では、第(6) ,(7) 式に基
づいて前輪スリップ角αFおよび後輪スリップ角αRが
算出されることになり、スリップ角算出部22で得られ
た前輪スリップ角αFおよび後輪スリップ角αRは、横
加速度推定部18での推定横加速度AYEの演算のため
に横加速度推定部18に入力されるとともに、判断手段
15および摩擦係数推定手段14に入力される。
【0032】図7において、摩擦係数推定手段14は、
第1偏差算出部23と、車体ヨーモーメント推定部24
と、微分回路25と、第2偏差算出部26と、ハイセレ
クト部27と、推定演算部28とを備える。
【0033】第1偏差算出部23では、車輪スリップ角
演算手段13における横加速度推定部18で得られた推
定横加速度AYEと、横加速度検出手段9で検出された
横加速度AYとの差(AYE−AY)が算出される。
【0034】一方、第2偏差算出部26では、タイヤ特
性設定手段12で設定されたタイヤ特性、スリップ率算
出手段11で算出された車輪のスリップ率ならびに車輪
スリップ角演算手段13のスリップ角算出部22で算出
された前輪および後輪スリップ角に基づいて車体ヨーモ
ーメント推定部24で推定される車体ヨーモーメントと
しての推定ヨーレイト変化速度(dγ/dt)Eと、ヨ
ーレイト検出手段8で検出されたヨーレイトγを微分す
る微分回路25で得られるヨーレイト変化速度dγ/d
tとの差{(dγ/dt)E−dγ/dt}が算出され
る。
【0035】図8において、車両が旋回運動していると
きの左、右前輪および左、右後輪のコーナリングフォー
スをCFFL,CFFR,CFRL,CFRRとし、
左、右前輪および左、右後輪の制・駆動力をFXFL,
FXFR,FXRL,FXRRとし、左、右前輪および
左、右後輪間のトレッドをTとしたときに、車体ヨーモ
ーメント推定部24では、車体ヨーモーメントとしての
推定ヨーレイト変化速度(dγ/dt)Eが次のような
演算に基づいて推定される。
【0036】
【数1】
【0037】上記第(11)式において、CFFL,CFF
R,CFRL,CFRRは、タイヤ特性設定手段12に
設定されているスリップ角−コーナリングフォース特性
ならびにスリップ率−コーナリングフォース減少率特性
に基づいて、左、右前輪および左、右後輪毎に(CF×
RCF)の演算を実行して得られるものであり、またF
XFL,FXFR,FXRL,FXRRは、タイヤ特性
設定手段12に設定されているスリップ率−制・駆動力
特性に基づいて左、右前輪および左、右後輪毎に得られ
るものである。
【0038】而して上記第(11)式を演算するために、車
体ヨーモーメント推定部24には、タイヤ特性設定手段
12で設定されるタイヤ特性、スリップ率算出手段11
で算出されるスリップ率λならびに車輪スリップ角演算
手段13のスリップ角算出部22で算出された前輪およ
び後輪スリップ角αF,αRが入力される。
【0039】ところで、横加速度推定部18で推定され
る横加速度AYEならびに車体ヨーモーメント推定部2
4で推定されるヨーレイト変化速度(dγ/dt)E
は、タイヤ特性設定手段12で設定されるタイヤ特性に
基づくものである。したがって実際の路面の摩擦係数μ
が、横加速度AYEおよびヨーレイト変化速度(dγ/
dt)Eの演算に用いたタイヤ特性の摩擦係数μから変
化したときには、横加速度検出手段9で検出される横加
速度AYおよび推定横加速度AYE間に摩擦係数μの変
化分に対応した偏差が生じるとともに、ヨーレイト検出
手段8で検出されるヨーレイトγの微分値(dγ/d
t)ならびに車体ヨーモーメント推定部24で推定され
るヨーレイト変化速度間に摩擦係数μの変化分に対応し
た偏差が生じるはずである。このような2つの偏差、す
なわち横加速度の推定偏差およびヨーレイト変化率(ヨ
ーレイトレイト)は、路面の摩擦係数が比較的大きい場
合と、比較的小さい場合とでそれぞれ顕著に現れる。そ
こで、検出した横加速度AYおよび推定横加速度AYE
の偏差を算出する第1偏差算出部23の算出値ならびに
検出したヨーレイトγの微分値(dγ/dt)および推
定ヨーレイト変化速度(dγ/dt)Eの偏差を算出す
る第2偏差算出部26の算出値の大きい方、すなわち摩
擦係数μの変化の影響が大きく出た方を摩擦係数μの変
化量に対応した偏差であると判断してハイセレクト部2
7で選択し、そのハイセレクト部27で選択された偏差
が摩擦係数μの偏差に対応するものであるとして、推定
演算部28で摩擦係数μが推定される。
【0040】すなわち推定演算部28では、摩擦係数μ
の初期値を「1」とし、摩擦係数μの変化分に対応した
第1もしくは第2偏差算出部23,26の算出偏差に対
応した摩擦係数変化分を、前回の処理ループで得られて
いた摩擦係数μに加算もしくは減算することで、今回の
処理ループでの摩擦係数μを推定することになる。
【0041】図9において、判断手段15は、左、右輪
のスリップ角が等しいとした二輪モデルに基づいて車両
の旋回挙動状態を判断するものであり、車体の横滑り角
限界値設定部29と、前輪スリップ角限界値算出部30
と、後輪スリップ角限界値算出部31と、第1および第
2比較器32,33と、判定部34とを備える。
【0042】車体の横滑り角限界値設定部29には、車
体速度検出手段10で検出される車体速度Vと、摩擦係
数推定手段14で推定される路面の摩擦係数μとが入力
される。而して車体の横滑り角限界値設定部29には、
図10で示すように、車体速度Vの増大に応じて低くな
るとともに摩擦係数μの増大に応じて高くなるようにし
て、横滑り角限界値βLMT を車体速度Vおよひ摩擦係数
μに応じて定めたマップが予め設定されており、車体速
度Vおよび摩擦係数μに応じた横滑り角限界値βLMT
車体の横滑り角限界値設定部29で設定される。
【0043】前輪スリップ角限界値算出部30は、車体
の横滑り角限界値設定部29で設定された横滑り角限界
値βLMT を、上述の第(6) 式、すなわち{αF=β+
(LF/V)×γ−δw}に代入することにより、前輪
スリップ角限界値αFLMT を算出する。
【0044】後輪スリップ角限界値算出部31は、車体
の横滑り角限界値設定部29で設定された横滑り角限界
値βLMT を、上述の第(7) 式、すなわち{αR=β−
(LR/V)×γ}に代入することにより、後輪スリッ
プ角限界値αRLMT を算出する。
【0045】第1比較器32の非反転入力端子には、車
輪スリップ角算出手段13で得られた前輪スリップ角α
Fが入力され、第1比較器32の反転入力端子には、前
輪スリップ角限界値算出部30で算出された前輪スリッ
プ角限界値αFLMT が入力される。
【0046】第2比較器33の非反転入力端子には、車
輪スリップ角算出手段13で得られた後輪スリップ角α
Rが入力され、第2比較器32の反転入力端子には、後
輪スリップ角限界値算出部31で算出された後輪スリッ
プ角限界値αRLMT が入力される。
【0047】判定部34には、第1および第2比較器3
2,33の出力が入力されており、判定部34は、第1
および第2比較器32,33の出力に基づいて車両の旋
回挙動状態を次のように判定する。
【0048】すなわち判定部34は、第1および第2比
較器32,33の出力がともにハイレベルのとき、すな
わちαF>αFLMT ,αR>αRLMT のときには車両が
コースアウト状態にあると判定し、第1比較器32の出
力がハイレベルであるとともに第2比較器33の出力が
ローレベルのとき、すなわちαF>αFLMT ,αR≦α
LMT のときには車両がアンダーステア気味の状態にあ
ると判定し、第1比較器32の出力がローレベルである
とともに第2比較器33の出力がハイレベルのとき、す
なわちαF≦αFLMT ,αR>αRLMT のときには車両
がオーバーステア気味の状態にあると判定し、第1およ
び第2比較器32,33の出力がともにローレベルのと
き、すなわちαF≦αFLMT ,αR≦αRLMT のときに
は通常の旋回状態にあると判定する。
【0049】再び図2において、判断手段15による車
両の旋回挙動状態の判断結果すなわち判定部34による
判定結果と、判断手段15における前輪および後輪スリ
ップ角限界値算出部30,31でそれぞれ算出された前
輪および後輪スリップ角限界値αFLMT ,αRLMT
は、ブレーキ圧演算手段16に入力される。このブレー
キ圧演算手段16には、判断手段15からの入力の他
に、舵角検出手段7で得られる舵角δ、ヨーレイト検出
手段8で検出されるヨーレイトγ、車体速度検出手段1
0で検出される車体速度V、ならびに車輪スリップ角演
算手段13で得られた前輪スリップ角αFおよび後輪ス
リップ角αRが入力されており、判断手段15により通
常の旋回状態にあると判断されたときには、検出ヨーレ
イトγと、舵角δおよび車体速度Vに基づいて定まる規
範ヨーレイトとの差が小さくなるように各車輪ブレーキ
FL,BFR,BRL,BRRのブレーキ液圧がブレーキ圧演
算手段16で演算され、ブレーキ液圧制御装置4がブレ
ーキ液圧演算手段16の演算結果に基づいて各車輪ブレ
ーキBFL,BFR,BRL,BRRのブレーキ液圧を制御す
る。しかるに、車両がコースアウト状態、アンダーステ
ア気味の状態、もしくはオーバーステア気味の状態にあ
ると判断手段15で判断されたときには、ブレーキ圧演
算手段16は、前記検出ヨーレイトγを前記規範ヨーレ
イトに近付ける制御演算を停止し、前輪スリップ角αF
および後輪スリップ角αRが前輪および後輪スリップ角
限界値αFLMT ,αRLMT 以下となるように、各車輪ブ
レーキBFL,FR,BRL,BRRのブレーキ圧を演算して
ブレーキ液圧制御装置4を作動せしめる。
【0050】次にこの実施例の作用について説明する
と、車輪スリップ角演算手段13において、車両が低速
の直進走行状態にあることが走行状態検出部17で検出
されたときには、第2横滑り角算出部20で算出された
第2横滑り角β2に基づいて車体の横滑り角βが算出さ
れる。しかも第2横滑り角β2は、車体速度V、ヨーレ
イトγ、横加速度AYおよび舵角δの検出値により線形
の二輪車両運動モデルに基づいて算出されるものであ
り、積分演算されるものではないので、低速の直進走行
状態であることに起因して、横加速度V、ヨーレイト
γ、車体速度Vの検出値が小さなものであっても、セン
サノイズ(取付け誤差ノイズ)や走行ノイズが蓄積する
ことはなく、第2横滑り角β2に基づいて車体の横滑り
角βを精度よく算出することができる。
【0051】一方、車両が直進の低速走行状態にあると
き以外には、第1横滑り角算出部19で算出された第1
横滑り角β1に基づいて車体の横滑り角βが算出される
が、この第1横滑り角βを算出するにあたって用いる車
体速度V、ヨーレイトγおよび推定横加速度AYEのう
ち、車体速度Vおよびヨーレイトγの検出値は比較的大
きなものであり、検出値に対するノイズの大きさの割合
が比較的小さくなり、また推定横加速度AYEは、予め
設定されたタイヤ特性と、スリップ角算出部22で算出
したスリップ角ならびにスリップ率算出手段11で算出
したスリップ率とを用いて推定されるものであるので推
定精度を向上することが可能であり、第1横滑り角β1
が、非線形の四輪車両運動モデルに基づいて得た横滑り
角βの微分値dβ/dtを積分して得られるものであっ
ても、積分演算過程でのノイズによる誤差蓄積を小さく
抑え、車体の横滑り角βの算出精度を向上することがで
きる。
【0052】このようにして精度よく推定される車体の
横滑り角βは、車両の旋回運動状態および路面の摩擦係
数が変化するのに伴なう車輪のグリップ力の変化に応じ
た車両の旋回挙動状態を示すものであり、前輪および後
輪スリップ角αF,αRは、前、後輪の向きに対して
前、後輪の進行方向がなす角度であり、前、後輪の路面
に対するグリップ力に応じて変化するものである。しか
も車体速度および路面の摩擦係数に応じて前輪および後
輪スリップ角限界値αFLMT ,αRLMT は予め知り得る
ものであり、判断手段15において、車体の横滑り角β
に基づいて演算した前輪スリップ角αFおよび後輪スリ
ップ角αRと、前輪および後輪スリップ角限界値αF
LMT ,αRLMT の限界値とを比較することにより、車両
の旋回挙動状態すなわちコースアウト状態、アンダース
テア気味の状態もしくはオーバーステア気味の状態を検
出することが可能である。しかも前輪スリップ角αFお
よび後輪スリップ角αRは、路面の摩擦係数μの変化を
反映するものであるので、車両の旋回挙動状態を路面の
摩擦係数μを反映させて正確に検出することができ、そ
の正確な旋回挙動状態の検出に応じたブレーキによる旋
回挙動制御を行なうことができる。
【0053】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車体の横
滑り角に基づいて演算した前輪スリップ角および後輪ス
リップ角と、前記車輪スリップ角の限界値とを比較する
ことにより、車両の旋回挙動状態を路面の摩擦係数を反
映させて正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の駆動系およびブレーキ系を示す図であ
る。
【図2】制御ユニットの構成を示すブロック図である。
【図3】タイヤ特性設定手段で設定されるタイヤ特性を
示す図である。
【図4】制御ユニットにおける車輪スリップ角演算手段
の構成を示すブロック図である。
【図5】線形二輪車両運動モデルでの横方向の力のバラ
ンスを示す図である。
【図6】線形二輪車両運動モデルで用いるタイヤ特性を
示す図である。
【図7】摩擦係数推定手段の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】車両の旋回運動時のコーナリングフォースおよ
び制・駆動力により発生する車体モーメントを示す図で
ある。
【図9】車両の旋回挙動の判断手段の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】車体の横滑り角の限界値の車体速度および摩
擦係数に応じた設定マップを示す図である。
【符号の説明】
8・・・ヨーレイト検出手段 10・・・車体速度検出手段 13・・・車輪スリップ角演算手段 14・・・摩擦係数推定手段 15・・・判断手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体速度を検出する車体速度検出手段
    (10)と;ヨーレイトを検出するヨーレイト検出手段
    (8)と;車体の横滑り角に基づいて前輪スリップ角お
    よび後輪スリップ角を演算し得る車輪スリップ角演算手
    段(13)と、路面の摩擦係数を推定する摩擦係数推定
    手段(14)と;前記車輪スリップ角演算手段(13)
    で得られた前輪および後輪スリップ角と、前記車体速度
    検出手段(10)で検出される車体速度ならびに前記摩
    擦係数推定手段(14)で推定される摩擦係数に基づい
    て定めた前輪スリップ角限界値および後輪スリップ角限
    界値との比較により車両の旋回挙動状態を判断する判断
    手段(15)と;を備えることを特徴とする車両の旋回
    挙動状態検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002302028A (ja) * 2001-01-18 2002-10-15 Robert Bosch Gmbh 車両の走行挙動に対する介入の調整方法及び装置
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US11208144B2 (en) 2018-11-07 2021-12-28 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle behavior stabilization system

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