JP2000085387A - 車両用駆動装置 - Google Patents

車両用駆動装置

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JP2000085387A
JP2000085387A JP10263623A JP26362398A JP2000085387A JP 2000085387 A JP2000085387 A JP 2000085387A JP 10263623 A JP10263623 A JP 10263623A JP 26362398 A JP26362398 A JP 26362398A JP 2000085387 A JP2000085387 A JP 2000085387A
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淳 田端
Yutaka Taga
豊 多賀
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隆次 茨木
Shuji Nagano
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機やこの電動機の隣接して配置される流
体伝動装置の支持精度を高くすることのできる車両用駆
動装置を提供する。 【解決手段】 流体伝動装置5と電動機2とが、それら
の回転中心軸線に沿う方向に互いに隣接して配列された
車両用駆動装置であって、流体伝動装置5の流体を収容
している外殻に、その軸線方向での前後両側に延びた回
転部材23,36が一体的に設けられるとともに、その
前後いずれか一方の回転部材23に前記電動機2の出力
用回転部材32が一体に連結され、この出力用回転部材
32が連結された前記一方の回転部材23が軸線方向の
移動が阻止された状態で軸受部材21によって回転自在
に支持され、かつ他方の回転部材36が軸線方向の移動
が可能な状態で他の軸受部材40によって回転自在に支
持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行用の駆動力
源として少なくとも電動機を備えた車両の駆動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、環境保全および資源の有効利
用などの観点から車両の燃費を向上し、また排ガスを削
減する要求が高まっている。このような要請に応えるた
めに、従来の内燃機関に替えて、もしくは内燃機関と共
に電動機が使用されるようになってきている。すなわち
前者がいわゆる電気自動車であり、後者がハイブリッド
車である。この後者の例が特開平8−168104号公
報に記載されている。
【0003】この公報に記載された装置は、エンジンの
出力側にモータ・ジェネレータを配置し、さらにこのモ
ータ・ジェネレータに続けてトルクコンバータと変速機
構とを順に配列したハイブリッド駆動装置である。この
公報に記載された発明は、エンジントルクの脈動をモー
タ・ジェネレータの出力トルクでキャンセルすることを
目的としたものであるが、モータ・ジェネレータを上記
のように配置してエンジンと共にトルクコンバータに連
結した構成であるから、減速時にエネルギを回生して蓄
電し、その電力を使用して発進あるいは加速することが
でき、このようにすることにより燃費改善し、また排ガ
スの排出量を削減することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置
は、動力源を内燃機関とした自動変速機付の車両に、新
たにモータ・ジェネレータを追加した構成である。一般
に、車両では小型軽量化と併せて車室空間の拡大などの
要請があり、そのために動力装置やそれに付随する機器
などに許容される空間容積がきわめて制限されており、
したがって上記のようにモータ・ジェネレータを新たに
追加設置する場合、単にエンジンとトルクコンバータと
の間にモータ・ジェネレータを設置したのでは、駆動装
置の全体としての長さが長くなり、あるいは体格が大き
くなって車載性が損なわれる問題が生じる。
【0005】また上記従来の装置のように、トルクコン
バータに隣接させてモータ・ジェネレータを配置する場
合、トルクコンバータが動力源と変速機構との連結手段
となるから、モータ・ジェネレータをトルクコンバータ
に連結することになる。その場合、トルクコンバータは
内部のオイル(フルード)の圧力の変化によって膨張収
縮するから、その変形を許容する構造が要求される。ま
たモータ・ジェネレータでは、固定子と回転子とのギャ
ップを正確に設定かつ維持する必要がある。これらのト
ルクコンバータやモータ・ジェネレータについての機構
上の要請は相反するものであるが、これらの要請を満た
しつつ、全体としての小型軽量化を図ることは、全く新
たな技術的な課題であり、従来、この種の課題に応える
技術は見当たらない。
【0006】この発明は、上記の事情を背景としてなさ
れたものであり、流体伝動装置や電動機を、全体の小型
化を図りつつその機構上の要請を満たす配置とすること
のできる車両用駆動装置を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、流体伝動装置
と電動機とが、それらの回転中心軸線に沿う方向に互い
に隣接して配列された車両用駆動装置において、前記流
体伝動装置の流体を収容している外殻に、その軸線方向
での前後両側に延びた回転部材が一体的に設けられると
ともに、その前後いずれか一方の回転部材に前記電動機
の出力用回転部材が一体に連結され、この出力用回転部
材が連結された前記一方の回転部材が軸線方向の移動が
阻止された状態で軸受部材によって回転自在に支持さ
れ、かつ他方の回転部材が軸線方向の移動が可能な状態
で他の軸受部材によって回転自在に支持されていること
を特徴とするものである。
【0008】したがって請求項1の発明によれば、流体
伝動装置の外殻と一体化されている一方の回転部材と電
動機の出力用回転部材とが連結されており、その一方の
回転部材が軸受部材によって軸線方向への移動を阻止し
た状態で回転自在に保持されている。したがって電動機
の出力用回転部材も軸線方向への移動が阻止された状態
となり、その結果、電動機における出力用回転部材と共
に回転するロータなどの回転子の軸線方向での位置が固
定されている。これに対して流体伝動装置の外殻と一体
の他方の回転部材が軸線方向への移動が可能な他の軸受
部材によって回転自在に支持されているので、流体伝動
装置の外殻がその内部の流体の圧力の変動で変形した場
合には、前記他方の軸受部材によって支持されている回
転部材が軸線方向に移動し、したがって圧力変動に基づ
く過大な応力が生じることがない。また、他方の回転部
材の軸線方向への移動によって圧力変動を吸収するの
で、流体伝動装置の支持精度や電動機での固定子と回転
子との相対位置の精度を良好な状態に維持することがで
きる。
【0009】また、請求項2の発明は、固定子と回転子
とが相対回転して動力を出力しもしくは電力を発生する
電動機を備えた車両用駆動装置において、前記固定子が
第1のハウジングの内周面に固定され、その第1のハウ
ジングの内周面に半径方向で内側に突出した隔壁部が設
けられるとともに、その隔壁部の内周部に取り付けた軸
受部材によって前記回転子と一体の軸部材が回転自在に
保持され、さらに前記第1のハウジングが取り付けられ
た第2のハウジングに機能装置が固定され、前記軸部材
がこの機能装置によって更に回転自在に保持されている
ことを特徴とするものである。
【0010】したがって請求項2の発明によれば、回転
子と一体の軸部材が、固定子を取り付けてある第1のハ
ウジングと一体の隔壁部によって支持され、またその軸
部材の他の一部が、その第1のハウジングを取り付けて
ある第2のハウジングと実質的に一体化されている機能
装置によって回転自在に支持されている。したがって回
転子を支持している部材と固定子を取り付けてある部材
とが全体として一体化されているので、固定子と回転子
との相対的な位置精度が高くなる。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図面を参照して
具体的に説明する。図2はこの発明による駆動装置の基
本的な構成を示しており、第1駆動力源1と第2駆動力
源2とが設けられている。その第1駆動力源1は、燃料
の燃焼によって動力を出力する形式の装置であり、ガソ
リンエンジンやディーゼルエンジンのほかに、液化石油
ガスや天然ガスなどのガス燃料を燃焼させるエンジンな
どがその例である。この発明は、その第1駆動力源1と
して出力されるトルクが繰り返し変動(脈動)するエン
ジンを使用した場合に、特に有効である。なお、以下の
説明では、第1駆動力源1をエンジン1と記す。
【0012】第2駆動力源2は、要は、エンジン1とは
異なる種類の駆動力源であり、原理的にはトルクの変動
(脈動)を生じさせることなく動力を出力することので
きる装置であり、電気的エネルギを回転運動などの運動
エネルギに変化して出力することのできる電動機がその
例である。特に、この発明は、発電機能(回生機能)の
ある電動機を使用した場合に、有効である。なお、以下
の説明では、第2駆動力源2をモータ・ジェネレータ2
と記す。
【0013】上記のエンジン1にフライホイール3が連
結されている。このフライホイール3は、従来のガソリ
ンエンジンやディーゼルエンジンに取り付けられている
ものと同様に、エンジン1のトルクの変動を抑制するた
めのものであり、回転慣性モーメントの大きい円板状の
部材である。また、このフライホイール3に制振機構
(ダンパ)4が連結されている。このダンパ4は、フラ
イホイール3から入力される動力の変動を減衰させて、
すなわち振動もしくは脈動の振幅を小さく(平準化)し
て出力する機構であり、必要に応じて各種の構成のもの
を使用することができる。一般的には、相対回転可能な
入力側の部材と出力側の部材との間に弾性体を介在さ
せ、その弾性体の伸縮によって振動を減衰させる構成の
ものを使用することができる。なお、このフライホイー
ル3とダンパ4とは、予め一体に組み付けた構成のもの
を使用することができる。また、フライホイール3は、
選択的に採用することのできる部材であって、これを省
いてエンジン1とダンパ4とを直接連結してもよい。
【0014】上記のダンパ4に流体伝動装置5が連結さ
れ、その流体伝動装置5の出力側に変速機6が連結され
ている。この発明で対象とする駆動装置における流体伝
動装置5は、要は、流体を介して動力を伝達することの
できる構成であればよく、トルクの増幅作用のない装
置、あるいはトルクの増幅作用のある装置(トルクコン
バータ)のいずれであってもよい。また、流体を介して
相互にトルクの伝達をおこなう入力側の部材と出力側の
部材とを選択的に直接連結するロックアップクラッチを
備えていない流体伝動装置あるいは備えている流体伝動
装置のいずれかを使用することができる。なお、以下の
説明では、ロックアップクラッチ付きのトルクコンバー
タ(T/C)5を例に示す。
【0015】また一方、変速機6は、入力回転数と出力
回転数との比(変速比)を適宜に変更することのできる
装置であって、有段式の変速機や変速比を連続的に変化
させることのできる無段変速機などを採用することがで
きる。また自動変速機と手動変速機とのいずれであって
もよい。以下の説明では、変速機6として自動変速機
(AT)6を使用した例を示す。
【0016】前記モータ・ジェネレータ2は、ダンパ4
とトルクコンバータ5とを連結している部材、言い換え
ればトルクコンバータ5の入力側の部材に連結され、か
つこれらモータ・ジェネレータ2とトルクコンバータ5
とはそれらの回転中心軸線に沿う方向に互いに隣接して
配列されている。すなわちエンジン1の動力とモータ・
ジェネレータ2の動力とをトルクコンバータ5を介して
自動変速機6に出力できるように構成されている。な
お、モータ・ジェネレータ2として例えば永久磁石型同
期モータを使用した場合には、その出力側部材であるロ
ータの回転角度を検出するためのレゾルバ7がモータ・
ジェネレータ2と並列に配列される。その場合、レゾル
バ7のロータもモータ・ジェネレータ2のロータと同様
に、ダンパ4とトルクコンバータ5とを連結している部
材もしくはトルクコンバータ5の入力側の部材に連結さ
れる。
【0017】図2に示す構成を更に具体化した構成を図
3に部分断面図として示してある。前記トルクコンバー
タ5を収容しているトランスミッションハウジング10
のエンジン1側の端部に、アダプタ11が取り付けられ
ている。このアダプタ11は、トランスミッションハウ
ジング10の開口端とほぼ等しい外径の円筒状の部材で
あって、トランスミッションハウジング10の端部とエ
ンジン1との間に挟み込んだ状態でこれらトランスミッ
ションハウジング10とエンジン1とに連結されて固定
されている。このアダプタ11の内周面で軸線方向での
中間部には、中心部に向けて適宜に屈曲して延びた隔壁
部12が一体に形成されている。その隔壁部12には、
トルクコンバータ5の中心軸線と軸線を一致させた貫通
孔が形成されている。
【0018】前記アダプタ11の内周側の空間部のうち
隔壁部12によって仕切られたエンジン1側の空間部
に、エンジン1の出力部材であるクランクシャフト13
の先端部が延びており、そのクランクシャフト13の先
端部にフライホイール3がボルト14によって固定され
ている。このフライホイール14の正面(エンジン1と
は反対側の面)にダンパ4が取り付けられている。した
がってフライホイール3とダンパ4とが、アダプタ11
の内周側で隔壁部12によって仕切られたエンジン1側
の空間部に収容されている。
【0019】ダンパ4は、半径方向で外側に延びた平板
部を有する中空円板状の第1のプレートとその中心側の
部分に対向して取り付けられかつ第1のプレートと共に
円周方向に沿う窓孔部を形成する第2のプレートとから
なる駆動側部材15と、その駆動側部材15における各
プレートの間に相対回転可能に延ばした板状の突出部を
円筒状のボス部16の外周側に一体化させ、かつその板
状の突出部に前記窓孔部と一致する窓孔部を形成した従
動側部材17と、それらの窓孔部に保持させ、駆動側部
材15と従動側部材17とが相対回転することによって
これらの部材15,17によって圧縮されるダンパスプ
リング18とによって構成されている。そしてその駆動
側部材15における半径方向で外側に延びた平板部が、
フライホイール3の正面にボルト19によって固定され
ている。すなわち駆動側部材15がダンパ4の入力側部
材となり、かつ従動側部材17がダンパ4の出力側部材
となっている。
【0020】前記隔壁部12の内周側の端部は、軸線方
向に延びた比較的短い円筒状に形成され、この円筒状の
部分20に軸受21が嵌合させられており、この軸受2
1は、前記円筒状の部分20の内周面に取り付けた固定
用部材であるスナップリング22によって固定されてい
る。そしてこの軸受21の内周側に入力軸23が嵌合さ
せられ、したがってこの入力軸23が軸受21を介して
隔壁部12によって回転自在に支持され、また軸線方向
に対しては固定されている。
【0021】この入力軸23の先端部(図3での左側端
部)が、前記ダンパ4の内周部にまで延びており、かつ
前記ダンパ4における従動側部材17のボス部16に挿
入されている。そして、これら入力軸23と従動側部材
17とが、それぞれに形成されたスプライン24によっ
て連結されている。また、入力軸23の外周部のうち前
記軸受21に隣接する部分に、レゾルバ7のロータ25
が嵌合させられており、このロータ25は、キー26に
よって入力軸23に対して回り止めされるとともに、ス
ナップリング27によって軸線方向に対して固定されて
いる。すなわちこのロータ25の図3での右側の端部が
前記軸受21に当接しており、したがってロータ25は
軸受21とスナップリング27とによって挟み込まれて
固定されている。
【0022】前記隔壁部12は、図3に示すように、そ
の中間部が軸線方向に二段に屈曲しており、内周側の屈
曲部分の内周面には、複数のインロー嵌合部28が円周
方向に一定の間隔をあけて形成され、このインロー嵌合
部28にレゾルバ7におけるステータ29が嵌合されか
つボルト30によって固定されている。より具体的に
は、そのステータ29は、軸線方向における位置を前記
ロータ25と一致させ、そのロータ25の外周面に接近
した位置に配置されている。なお、ボルト30がステー
タ29を貫通している部分は円周方向に沿う長孔となっ
ており、かつボルト30は図3に示すように隔壁部12
よりエンジン1側から挿入されて隔壁部12に螺合して
いる。したがってダンパ4を入力軸23に対してスプラ
イン嵌合させるに先立って、ボルト30をゆるめた状態
でステータ29を円周方向に回動させることにより、ロ
ータ25に対するステータ29の円周方向での相対位置
を調整できるように構成されている。
【0023】入力軸23の後端部(図3での右側端部)
は、隔壁部12における円筒状の部分20の先端近傍に
あってその円筒状の部分20より半径方向で外側に延
び、その半径方向で外側に延びた部分にハブ部31が形
成されている。したがってこのハブ部31は、前記隔壁
部12を挟んで前記ダンパ4とは反対側の空間部に収容
されており、また、前記円筒状の部分20の外周側で該
円筒状部分20と同心円上の位置に配置されている。そ
してそのハブ部31には、モータ・ジェネレータ2のロ
ータ(回転子)32と、トルクコンバータ5のフロント
カバー33とが一体的に連結されている。
【0024】このロータ32は、円板状の部材の外周部
に永久磁石を取り付けたものであって、その円板状部材
の内周部を、前記ハブ部31における図3での左側端部
に溶接などの固定手段によって一体化させることによ
り、ハブ部31に取り付けられている。なお、入力軸2
3が前記軸受21を介して隔壁部12によって軸線方向
に位置決めされていることにより、ロータ32も入力軸
23と共に軸受21を介して隔壁部12によって軸線方
向での位置が決められ、かつ軸受21によって回転自在
に支持されている。また、トルクコンバータ5に対する
スラスト荷重をこの軸受21を介して隔壁部12で受け
ている。
【0025】このロータ32の外周側にステータ(固定
子)34が配置されている。このステータ34は、積層
鉄心とコイルとからなるものであって、前記アダプタ1
1の内周面に固定されている。そしてその積層鉄心がロ
ータ32における永久磁石と半径方向で接近して対向し
ており、これに対してコイルが積層鉄心に対して軸線方
向に張り出している。したがってモータ・ジェネレータ
2は、コイルが軸線方向に突出し、これに対してロータ
32の永久磁石の部分がコイルよりも軸線方向で内側に
大きく入り込んでおり、さらに永久磁石を取り付けてあ
る円板状の部分が最も薄くて軸線方向に更に入り込んで
いる。前記隔壁部12は、モータ・ジェネレータ2にお
けるこのような輪郭形状に沿って屈曲している。
【0026】したがってエンジン1側(図3での左側)
に突出しているコイルの部分の内周側に、前記フライホ
イール3の一部が入り込んでおり、かつ前記ダンパ4が
配置されている。すなわちダンパ4およびフライホイー
ル3の一部ならびにステータ34の一部を、半径方向に
並べて配置することにより、空間を有効利用して軸長の
短縮化が図られている。さらにレゾルバ7におけるロー
タ25を、モータ・ジェネレータ2のロータ32から分
離して入力軸23に取り付けることにより、レゾルバ7
をモータ・ジェネレータ2を収容している空間部分から
外に出し、かつそのレゾルバ7をモータ・ジェネレータ
2におけるロータ32の内周側に配置したので、この点
でも半径方向に配列する部材を増やして軸長の短縮化が
図られている。また、ステータ34およびロータ32の
永久磁石の部分を、その回転中心から可及的に外周側に
配置することにより、発生するトルクを大きくしてモー
タ・ジェネレータ2の小型化が図られている。
【0027】一方、フロントカバー33は、トルクコン
バータ5におけるポンプシェル35と一体化されてトル
クコンバータ5の外側を覆う部材であって、図3に示す
ような異形断面の円板状の部材である。このフロントカ
バー33の中心部分および半径方向での中間部分は、半
径方向に沿う比較的単純な平板形状であり、これに対し
て外周側の部分は、軸線方向に張り出している前記コイ
ルの内周側を通ってそのコイルの軸線方向の側面に到る
ように屈曲した形状に成形されている。そしてこの屈曲
した外周部の先端部でポンプシェル35の先端部に溶接
などの固定手段で一体化され、また内周側の端部で前記
ハブ部31の軸線方向での他端部(図3での右端部)に
溶接などの固定手段で一体化されている。
【0028】ポンプシェル35は、従来のトルクコンバ
ータのポンプシェルと同様に、回転中心から半径方向に
延びた部分が、いわゆる椀形断面に湾曲した形状を成し
ており、その椀形に湾曲した部分の内面に、ポンプブレ
ードが固定されてポンプインペラを構成している。そし
てこのポンプシェル35の他方の端部(図3での右側の
端部)は、前記入力軸23と中心軸線を一致させた円筒
軸36となっている。そしてこの円筒軸36が油圧ポン
プ37のボデー38におけるボス部39の内周側に挿入
され、そのボス部39の内周部に挿入したブッシュ40
によって軸線方向に移動し得る状態で回転可能に保持さ
れている。なお、このブッシュ40は滑り軸受であり、
これに替えて軸線方向への移動を許容できるころがり軸
受を使用することもできる。
【0029】したがってフロントカバー33およびこれ
に取り付けられたハブ部31ならびにポンプシェル35
が、トルクコンバータ5の外殻を形成している。そして
ハブ部31に一体の入力軸23と円筒軸36とが、この
発明における外殻と一体の回転部材に相当し、前記軸受
21がこの発明の一方の軸受部材、ブッシュ40が他方
の軸受部材にそれぞれ相当している。
【0030】この油圧ポンプボデー38は、トランスミ
ッションハウジング10の内周面に固定されるととも
に、その内部にロータ37Aを回転自在に収容してお
り、前記ポンプシェル35における円筒軸36の先端部
がそのロータ37Aに係合している。すなわち入力軸2
3に伝達された動力によって油圧ポンプ37を駆動する
ように構成されている。なお、ボス部39の先端部と円
筒軸36の外周面との間にオイルシール41が配置され
ている。したがって前記軸受21をシール構造のものと
することにより、モータ・ジェネレータ2が収容されて
いる空間部が液密状態に維持されている。
【0031】したがって前記ロータ32がこの発明の出
力用回転部材に相当し、またアダプタ11がこの発明の
第1のハウジング、トランスミッションハウジング10
が第2のハウジングにそれぞれ相当し、さらに油圧ポン
プ37がこの発明の機能装置に相当している。
【0032】上記の円筒軸36の内周側に、円筒状の固
定軸42が、同一軸線上に配置されている。この固定軸
42は、油圧ポンプ37のボデー38に一体化された支
持用の軸であって、その先端部がトルクコンバータ5の
内部にまで延びている。そしてこの固定軸42の先端部
外周に一方向クラッチ43のインナーレースがスプライ
ン嵌合して取り付けられており、またその一方向クラッ
チ43のアウターレースにステータ35Aが取り付けら
れている。
【0033】さらに固定軸42の内周側には変速機入力
軸44が挿入され、固定軸42の内周面との間に配置し
た軸受45によって回転自在に支持されている。この変
速機入力軸44の先端部は、前記固定軸42の先端部方
向に突出しており、その先端部にハブ46がスプライン
嵌合されている。なお、このハブ46と変速機入力軸4
4との間はオイルシール47によって液密状態に封止さ
れている。
【0034】ハブ46には、タービンランナ48とロッ
クアップクラッチ49とが連結されている。タービンラ
ンナ48は、椀形に湾曲したシェルの内面に複数のブレ
ードを固定した構造であって、前記ポンプインペラとほ
ぼ対称形状を成しており、前記ステータ35Aを挟んで
ポンプインペラと対向して配置されている。
【0035】ロックアップクラッチ49は、多板構造の
クラッチであって、前記フロントカバー33の内面に対
向した位置に設けられている。すなわちフロントカバー
33の中間部で半径方向に沿う平板状の部分の正面に対
向してクラッチドラム50が配置されている。このクラ
ッチドラム50は、ほぼ有底円筒状の成す部材であっ
て、フロントカバー33の中間部の内面に対向する位置
に配置されるとともに、その内周側の端部で前記ハブ4
6にリベットによって固定・一体化されている。このク
ラッチドラム50の円筒状を成す外周部の内面に摩擦板
51がスプライン嵌合されている。またこの摩擦板51
を挟んでフロントカバー33の内面と対向する位置に他
の摩擦板52が配置され、この他の摩擦板52は、フロ
ントカバー33の内面の取り付けたリンク状のリテーナ
53の外周側に嵌合されている。さらにこれらの摩擦板
51,52を挟んでフロントカバー33の内面に対向す
る位置にピストン54が軸線方向に前後動するように配
置されている。このピストン54は、環状の板状体であ
って、その内周部によって前記ハブ46に液密状態を維
持して摺動自在に嵌合するとともに、外周部がクラッチ
ドラム50の円筒状部分の内周面に摺接している。
【0036】上述したフロントカバー33およびポンプ
シェル35によって区画されている空間部すなわちトル
クコンバータ5の内部にはオイル(オートマチックトラ
ンスミッションフルード)が充填されており、入力軸2
3と共にポンプインペラが回転して生じるオイルの螺旋
流がタービンランナ48に供給されてタービンランナ4
8が回転し、その結果、入力軸23から変速機入力軸4
4に動力が伝達される。したがって入力軸23がトルク
コンバータ5の入力側の部材になっている。
【0037】また、ピストン54の背面側すなわち摩擦
板51,52とは反対側の油圧を、正面側すなわち摩擦
板51,52側の油圧より高くすることにより、ピスト
ン54が摩擦板51,52をフロントカバー33の内面
との間に挟み付け、その結果、フロントカバー33から
これらの摩擦板51,52を介してクラッチドラム50
ならびにハブ46および変速機入力軸44に動力が伝達
される。すなわちロックアップクラッチ49が係合する
ことにより、このロックアップクラッチ49を介して入
力軸23から変速機入力軸44に直接動力が伝達され
る。
【0038】このようにロックアップクラッチ49が設
けられている位置は、フロントカバー33の中間部であ
って半径方向に沿う平板部分に対向する位置であり、こ
れは、フロントカバー33が前述したように屈曲してい
ることにより、モータ・ジェネレータ2におけるステー
タ34の内周側、より正確にはステータ34におけるコ
イルの内周側の位置である。言い換えれば、流体伝動装
置であるトルクコンバータ5の外周側の一部が半径方向
で内側に窪まされて凹部を形成しており、このようにし
て外径を縮小した部分が、モータ・ジェネレータ2にお
けるステータ34の内側に入り込まされている。言い換
えれば、トルクコンバータ5の外周側の一部に凹部が形
成され、その凹部にステータ34のコイルの一部が配置
されている。
【0039】このような構成が可能になったのは、以下
の理由による。ステータ34の内周側に入り込んでいる
トルクコンバータ5の一部は、ロックアップクラッチ4
9であり、ロックアップクラッチ49が多板構造とされ
てその外径寸法を小さくしても必要十分な伝達トルク容
量を確保できるからである。また、ロックアップクラッ
チ49が係合すると、トルクコンバータ5に対する入力
トルクの変動がそのまま出力側に伝達されるが、図3に
示す構成では、入力軸23の入力側にダンパ4が配置さ
れていて、トルクコンバータ5に対する入力トルクの変
動が抑制もしくは防止されており、その結果、ロックア
ップクラッチ49にダンパ機構を設ける必要がなく、そ
のためにロックアップクラッチ49を小径化できたため
である。
【0040】なお、特には符号を付さないが、入力軸2
3とハブ46との間、ハブ46と一方向クラッチ43と
の間、一方向クラッチ43と円筒軸36のフランジ部と
の間には、それぞれスラスト軸受が配置されている。ま
た、上記のトルクコンバータ5におけるステータ35A
の作用およびこれを支持している一方向クラッチ43の
作用は、従来のトルクコンバータと同様であるので、そ
の説明は省略する。
【0041】上述したようにトルクコンバータ5は、フ
ロントカバー33およびポンプシェル35ならびに入力
軸23の一部と円筒軸36の一部とによって構成された
中空容器の内部にオイルを充填した構造であり、そのオ
イルの圧力が高くなると、その全体が幾分膨張する。そ
の場合、図3に示す構成では、ポンプシェル35と実質
的に一体の入力軸23が前記軸受21によって軸線方向
に対しては移動しないように支持され、これに対して円
筒軸36がブッシュ40によって支持されているので、
トルクコンバータ5の油圧の上昇による変形は、円筒軸
36の軸線方向の変位によって吸収される。その結果、
トルクコンバータ5の支持精度が良好に維持されるとと
もに、モータ・ジェネレータ2におけるロータ32とス
テータ34との軸線方向での相対位置やレゾルバ7にお
けるロータ25とステータ29との軸線方向での相対位
置にズレが生じることが防止されている。
【0042】ここで、図3に示す装置の組み付け手順を
説明する。トランスミッションハウジング10の開口端
(図3の左側の開口端)から見て油圧ポンプ37がトル
クコンバータ5の奥に配置されるから、トルクコンバー
タ5やアダプタ11を組み付けるのに先立って油圧ポン
プ37をトランスミッションハウジング10の内部に組
み付ける。その場合、前記ブッシュ40をポンプボデー
38におけるボス部39の内周側に嵌合させておく。す
なわち図1に模式的に示すように、これら油圧ポンプ3
7およびブッシュ40をトルクコンバータハウジング1
0に組み付けて第1のモジュールIとして一体化してお
く。
【0043】一方、トルクコンバータ5は、その内部に
ポンプインペラやタービンランナ48およびロックアッ
プクラッチ49、ステータ35Aなどを収容した全体と
して密閉構造であるから、それらを予め第2のモジュー
ルIIとして組み立てて一体化しておく。その場合、前述
したように入力軸23のハブ部31がトルクコンバータ
5の外殻の一部となっており、またポンプシェル35の
内周側の端部に円筒軸36が一体的に形成されているか
ら、これら入力軸23および円筒軸36も第2のモジュ
ールIIの一部として一体化される。さらに、モータ・ジ
ェネレータ2のロータ32は、入力軸23におけるハブ
部31に溶接などの固着手段で固定されて第2のモジュ
ールIIの一部として一体化される。この第2のモジュー
ルIIを上記の第1のモジュールIに、トランスミッショ
ンハウジング10の開口端側から挿入して組み付ける。
【0044】さらに、アダプタ11の内周部にモータ・
ジェネレータ2のステータ34を取り付けるとともに、
その隔壁部12の内周側の円筒状の部分20に軸受21
を嵌合させてスナップリング22で固定し、これらを第
3のモジュールIII として一体化しておく。そして、前
記の第1のモジュールIに組み付けられた第2のモジュ
ールIIにこの第3のモジュールIII を組み付ける。すな
わち、軸受21に入力軸23を挿入しつつアダプタ11
をトランスミッションハウジング10の端部に当接さ
せ、図示しないボルトなどで固定する。
【0045】この状態で隔壁部12におけるアダプタ1
1の開口端側の側面にレゾルバ7のステータ29を取り
付けるとともに、入力軸23にロータ25をキー26を
介して嵌合させ、かつスナップリング27で固定する。
また、これらロータ29とステータ28との相対位置
は、ボルト30をゆるめてステータ28を円周方向に移
動させることにより、微調整する。
【0046】そして、最終的に、互いに組み付けて一体
化した第1ないし第3のモジュールI,II,III をエン
ジン1に対して組み付ける。すなわちエンジン1のクラ
ンクシャフト13の先端部にフライホイール3およびダ
ンパ4を取り付けておき、そのダンパ4の出力側の部材
である従動側部材17のボス部16に入力軸23の先端
部を挿入してスプライン嵌合させる。その状態でアダプ
タ11をエンジンに図示しないボルトなどの固定手段で
連結して固定する。
【0047】上述した構成では、アダプタ11がトラン
スミッションハウジング10に連結されて一体化され、
そのアダプタ11に隔壁部12が一体的に形成されると
ともに、固定構造部となるボデー38を備えた油圧ポン
プ37がトランスミッションハウジング10に一体化さ
れる。そしてモータ・ジェネレータ2のロータ32を取
り付けてある入力軸23が隔壁部12に軸受21を介し
て回転自在に支持され、しかもその入力軸23が、ブッ
シュ40を介して油圧ポンプ37によって回転自在に支
持される円筒軸36と共にトルクコンバータ5の外殻に
一体化されている。その結果、ステータ34を取り付け
てあるアダプタ11と実質的に一体の油圧ポンプ37に
よって入力軸23を更に支持することになる。すなわ
ち、ステータ34を取り付けてある部材とロータ32を
支持している部材とが実質的に一体であることにより、
ステータ34とロータ32との相対的な位置精度が高
く、またそのズレが効果的に防止される。
【0048】ところで、上記の構成では、トランスミッ
ションハウジング10の先端部にアダプタ11を連結す
ることにより、トランスミッションハウジング10が延
長された状態になり、かつその開口端側に隔壁部12が
形成されてその隔壁部12の内側にモータ・ジェネレー
タ2が配置される。そしてその隔壁部12の内周端に嵌
合させた軸受21によって入力軸23が回転自在に支持
される。したがってその軸受21をシール構造のものと
すれば、アダプタ11およびその隔壁部12ならびにト
ランスミッションハウジング10と油圧ポンプ37とに
よって包囲しているモータ・ジェネレータ2の周囲が液
密状態に維持される。すなわちモータ・ジェネレータ2
を上記のように包囲した構成とすることにより、モータ
・ジェネレータ2のためのシールが容易になる。
【0049】ここで、上記の駆動装置を構成している各
要素の配列順序を示せば、図4のとおりである。すなわ
ちここに示す例は、エンジン1を車両の前後方向に向け
て配置したFR車(フロントエンジン・リヤドライブ
車)に適する配置例であり、エンジン1の出力側にモー
タ・ジェネレータ2が配置され、そのモータ・ジェネレ
ータ2の出力側にトルクコンバータ5を介して自動変速
機6が配置されている。この自動変速機6は、後述する
歯車変速機部55と油圧制御部56とを備えており、歯
車変速機部55から後方側に延びた出力軸57を介して
動力を出力するようになっている。また、油圧制御部5
6は、前記ロックアップクラッチ49の係合・解放の制
御および変速制御ならびに摩擦係合装置の係合圧の制御
をおこなうためのものであって、複数の電磁バルブや切
り換えバルブならびに調圧バルブを備え、電磁バルブを
電気的に制御することにより、上記の各制御を実行する
ように構成されている。なお、この油圧制御部56とし
ては、従来知られている自動変速機用の油圧制御装置を
採用することができる。
【0050】前述したようにモータ・ジェネレータ2
は、ダンパ4とトルクコンバータ5とを連結している部
材、より具体的には入力軸23に連結されており、した
がってモータ・ジェネレータ2を駆動することによりモ
ータ走行をおこない、また反対に入力軸23からモータ
・ジェネレータ2に動力を伝達することにより、モータ
・ジェネレータ2で発電をおこなってエネルギの回生を
おこなう。そのために、モータ・ジェネレータ2には、
図5に示すように、インバータ57を介してバッテリ5
8が接続されている。
【0051】そのインバータ57は、モータ・ジェネレ
ータ2の制御のために従来使用されているものと同様で
あって、モータ・ジェネレータ2に対する電流および周
波数を制御し、またモータ・ジェネレータ2で発電する
際の電流を制御するように構成されている。そして、そ
れらの制御をおこなうためにコントローラ59が設けら
れている。このコントローラ59は、一例としてマイク
ロコンピュータを主体とするものであって、エンジン1
の始動要求、発進あるいは加速要求、さらには制動要求
などに従ってインバータ57およびバッテリ58を制御
するように構成されている。
【0052】その制御の例を挙げると、エンジン1の始
動要求があると、バッテリ58からモータ・ジェネレー
タ2に電流を供給してモータ・ジェネレータ2を駆動
し、その動力によってクランクシャフト13を回転さ
せ、同時にエンジン1に燃料を供給してエンジン1を始
動する。また発進や加速などのために大きい駆動力が要
求された場合には、モータ・ジェネレータ2をバッテリ
58の電力で駆動し、エンジン1による動力に加えてモ
ータ・ジェネレータ2による動力をトルクコンバータ5
に入力する。さらに制動操作に伴う制動要求があった場
合には、モータ・ジェネレータ2を入力軸23から伝達
される動力によって回転させて発電をおこなわせ、その
電流をバッテリ58に供給して充電する。したがって運
動エネルギを電気エネルギに変換するので、これが車両
の走行に対しては負荷となり、制動力を得ることができ
る。なお、バッテリ58がほぼ満杯まで充電されていた
り、あるいは温度が上限程度まで高くなっていれば、バ
ッテリ58に対する充電が制限されるので、充電回路を
開くなどのことによって充電を中止する。
【0053】上記のエンジン1やモータ・ジェネレータ
2ならびに自動変速機6などの各装置は、車両の状態を
示す各種のデータに基づいて制御される。例えば図6に
示すように、マイクロコンピュータを主体とする総合制
御装置(ECU)60に各種の信号を入力し、その入力
された信号に基づく演算結果を制御信号として出力する
ようになっている。この入力信号の例を挙げれば、AB
S(アンチロックブレーキ)コンピュータからの信号、
車両安定化制御(VSC:商標)コンピュータからの信
号、エンジン回転数NE 、エンジン水温、イグニッショ
ンスイッチからの信号、バッテリSOC(State of Cha
rge:充電状態)、ヘッドライトのオン・オフ信号、デ
フォッガのオン・オフ信号、エアコンのオン・オフ信
号、車速信号、自動変速機(AT)油温、シフトポジシ
ョン、サイドブレーキのオン・オフ信号、フットブレー
キのオン・オフ信号、触媒(排気浄化触媒)温度、アク
セル開度、カム角センサからの信号、スポーツシフト信
号、車両加速度センサからの信号、駆動力源ブレーキ力
スイッチからの信号、タービン回転数NT センサからの
信号、レゾルバ信号などである。
【0054】また、出力信号の例を挙げると、点火信
号、噴射(燃料の噴射)信号、スタータへの信号、前記
コントローラ59への信号、減速装置への信号、ATソ
レノイドへの信号、ATライン圧コントロールソレノイ
ドへの信号、ABSアクチュエータへの信号、エアコン
用コンプレッサへの信号、駆動力源インジケータへの信
号、スポーツモードインジケータへの信号、VSCアク
チュエータへの信号、ATロックアップコントロールバ
ルブへの信号などである。
【0055】この発明に係る上記の駆動装置は、基本的
には、走行のための動力をエンジン1によって出力し、
またエンジン1によって減速し、モータ・ジェネレータ
2は走行のための駆動力あるいは制動力を補助するため
に使用される。したがって前記自動変速機6は後進段を
含む複数の変速段を設定することができるように構成さ
れている。その歯車変速機部55の一例を図7に示して
ある。
【0056】ここに示す構成では、前進5段・後進1段
の変速段を設定するように構成されている。すなわちこ
こに示す自動変速機6は、トルクコンバータ5に続けて
副変速部61と、主変速部62とを備えている。その副
変速部61は、いわゆるオーバードライブ部であって1
組のシングルピニオン型遊星歯車機構63によって構成
され、キャリヤ64が前記変速機入力軸44に連結さ
れ、またこのキャリヤ64とサンギヤ65との間に一方
向クラッチF0 と一体化クラッチC0 とが並列に配置さ
れている。なお、この一方向クラッチF0 はサンギヤ6
5がキャリヤ64に対して相対的に正回転(変速機入力
軸44の回転方向の回転)する場合に係合するようにな
っている。またサンギヤ65の回転を選択的に止める多
板ブレーキB0 が設けられている。そしてこの副変速部
61の出力要素であるリングギヤ66が、主変速部62
の入力要素である中間軸67に接続されている。
【0057】したがって副変速部61は、多板クラッチ
C0 もしくは一方向クラッチF0 が係合した状態では遊
星歯車機構63の全体が一体となって回転するため、中
間軸67が変速機入力軸44と同速度で回転し、低速段
となる。またブレーキB0 を係合させてサンギヤ65の
回転を止めた状態では、リングギヤ66が変速機入力軸
44に対して増速されて正回転し、高速段となる。
【0058】他方、主変速部62は三組の遊星歯車機構
70,80,90を備えており、それらの回転要素が以
下のように連結されている。すなわち第1遊星歯車機構
70のサンギヤ71と第2遊星歯車機構80のサンギヤ
81とが互いに一体的に連結され、また第1遊星歯車機
構70のリングギヤ73と第2遊星歯車機構80のキャ
リヤ82と第3遊星歯車機構90のキャリヤ92との三
者が連結され、かつそのキャリヤ92に出力軸57が連
結されている。さらに第2遊星歯車機構80のリングギ
ヤ83が第3遊星歯車機構90のサンギヤ91に連結さ
れている。
【0059】この主変速部62の歯車列では後進段と前
進側の四つの変速段とを設定することができ、そのため
のクラッチおよびブレーキが以下のように設けられてい
る。先ずクラッチについて述べると、互いに連結されて
いる第2遊星歯車機構80のリングギヤ83および第3
遊星歯車機構90のサンギヤ91と中間軸67との間に
第1クラッチC1 が設けられ、また互いに連結された第
1遊星歯車機構70のサンギヤ71および第2遊星歯車
機構80のサンギヤ81と中間軸67との間に第2クラ
ッチC2 が設けられている。
【0060】つぎにブレーキについて述べると、第1ブ
レーキB1 はバンドブレーキであって、第1遊星歯車機
構70および第2遊星歯車機構80のサンギヤ71,8
1の回転を止めるように配置されている。またこれらの
サンギヤ71,81(すなわち共通サンギヤ軸)とトラ
ンスミッションハウジング10との間には、第1一方向
クラッチF1 と多板ブレーキである第2ブレーキB2 と
が直列に配列されており、その第1一方向クラッチF1
はサンギヤ71,81が逆回転(変速機入力軸44の回
転方向とは反対方向の回転)しようとする際に係合する
ようになっている。多板ブレーキである第3ブレーキB
3 は第1遊星歯車機構70のキャリヤ72とトランスミ
ッションハウジング10との間に設けられている。そし
て第3遊星歯車機構90のリングギヤ93の回転を止め
るブレーキとして多板ブレーキである第4ブレーキB4
と第2一方向クラッチF2 とがトランスミッションハウ
ジング10との間に並列に配置されている。なお、この
第2一方向クラッチF2 はリングギヤ93が逆回転しよ
うとする際に係合するようになっている。
【0061】上述した各変速部61,62の回転部材の
うち副変速部61のクラッチC0 の回転数を検出するタ
ービン回転数センサ68と、出力軸57の回転数を検出
する出力軸回転数センサ69とが設けられている。
【0062】上記の自動変速機6では、各クラッチやブ
レーキを図8の作動表に示すように係合・解放すること
により前進5段・後進1段の変速段を設定することがで
きる。なお、図8において○印は係合状態、空欄は解放
状態、◎印はエンジンブレーキ時の係合状態、△印は係
合するものの動力伝達に関係しないことをそれぞれ示
す。
【0063】図8に示すP(パーキング)、R(リバー
ス:後進段)、N(ニュートラル)ならびに第1速(1
st)ないし第5速(5th)の各シフト状態は、図示
しないシフト装置のレバーをマニュアル操作することに
より設定される。そのシフトレバーによって設定される
各シフトポジションの配列は、図9に示すとおりであ
り、P(パーキング)ポジション、R(リバース)ポジ
ション、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライ
ブ)ポジションが、ここに挙げた順序で車両の前後方向
に沿って配列され、そのDポジションに対して車両の幅
方向に隣接する位置に“4”ポジションが配置され、そ
の“4”ポジションに対して車両後方側に隣接して
“3”ポジションが配置され、さらにこの“3”ポジシ
ョンの位置から車両の斜め後方に“2”ポジションおよ
びLポジションが順に配列されている。
【0064】ここで、Dポジションは車速やアクセル開
度などの車両の走行状態に基づいて前進第1速ないし第
5速を設定するためのポジションであり、また“4”ポ
ジションは、第1速ないし第4速、“3”ポジションは
第1速ないし第3速、“2”ポジションは第1速および
第2速、Lポジションは第1速をそれぞれ設定するため
のポジションである。なお、“3”ポジションないしL
ポジションは、エンジンブレーキレンジを設定するポジ
ションであり、それぞれのポジションで設定可能な変速
段のうち最も高速側の変速段でエンジンブレーキを効か
せるように構成されている。
【0065】また、DポジションないしLポジションの
いずれかをシフトレバーによって選択することにより、
そのポジションに応じた変速段を設定することができる
ようになっている。すなわち、マニュアル操作によって
変速段を設定する変速モードであって、これが前記のス
ポーツモードである。このスポーツモードを選択するス
ポーツモードスイッチ100がインストルメントパネル
もしくはセンターコンソール(それぞれ図示せず)など
に設けられている。このスイッチ100をオン操作した
状態で、シフトレバーをDポジションに設定すると前進
第5速となり、また“4”ポジションに設定すると前進
第4速、“3”ポジションに設定すると前進第3速、
“2”ポジションに設定すると前進第2速、Lポジショ
ンに設定すると前進第1速の各変速段が設定される。
【0066】なお、この発明は、上述した具体例に限定
されないのであって、細部の形状や構造もしくは配置は
適宜に変更することができる。例えばモータ・ジェネレ
ータ2の冷却のためにアダプタ11の外周面に多数の放
熱フィンを取り付け、あるいはアダプタ11に冷却水を
流通させる中空部を形成してもよい。また、ロックアッ
プクラッチ49における摩擦板の枚数は、上記の例で示
した2枚に限らず、更に多数の摩擦板を設けた構成とし
てもよい。さらにモータ・ジェネレータ2を収容した空
間部を液密状態に維持するために軸受21をシール材を
備えた構成としたが、これに替えて軸受21とは別にシ
ール材を設けてもよい。
【0067】また、この発明においては、電動機の種類
によってレゾルバを廃止することができ、またレゾルバ
を設ける場合であってもその位置は、前記隔壁部の内側
すなわちモータ・ジェネレータ2側であってもよい。さ
らにこの発明では、電動機を流体伝動装置よりも後ろ側
すなわち変速機側に配置してもよい。その場合、前記の
ブッシュ40を軸線方向への移動を阻止するタイプの軸
受部材に変更し、また前記軸受21を軸線方向への移動
を許容するタイプの軸受部材に変更する。そしてまたこ
の発明は、電動機のみを駆動力源として備えた電気自動
車の駆動装置にも適用することができる。さらに流体伝
動装置の外殻に取り付けた回転部材を支持する機能装置
は、上述した油圧ポンプに限定されないのであり、要
は、ハウジングに固定される装置であればよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、流体伝動装置の外殻と一体化されている一方の回
転部材と電動機の出力用回転部材とが連結されており、
その一方の回転部材が軸受部材によって軸線方向への移
動を阻止した状態で回転自在に保持され、これに対して
流体伝動装置の外殻と一体の他方の回転部材が軸線方向
への移動が可能な他の軸受部材によって回転自在に支持
されているので、流体伝動装置の外殻がその内部の流体
の圧力の変動で変形した場合には、前記他方の軸受部材
によって支持されている回転部材が軸線方向に移動し、
したがって圧力変動に基づく過大な応力が生じることが
ないのみならず、他方の回転部材の軸線方向への移動に
よって圧力変動を吸収するので、流体伝動装置の支持精
度や電動機での固定子と回転子との相対位置の精度を良
好な状態に維持することができる。
【0069】また、請求項2の発明によれば、回転子と
一体の軸部材が、固定子を取り付けてある第1のハウジ
ングと一体の隔壁部によって支持され、またその軸部材
の他の一部が、その第1のハウジングを取り付けてある
第2のハウジングと実質的に一体化されている機能装置
によって回転自在に支持されているので、回転子を支持
している部材と固定子を取り付けてある部材とが全体と
して一体化された状態となり、固定子と回転子との相対
的な位置精度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明における電動機および流体伝動装置
の配置構造および支持構造の一例を模式的に示す図であ
る。
【図2】 この発明に係る駆動装置の一例における配列
を原理的に示すブロック図である。
【図3】 この発明の駆動装置の一例を具体的に示す部
分断面図である。
【図4】 この発明の一例におけるエンジンから変速機
までの各要素の配列を示す模式図である。
【図5】 そのモータ・ジェネレータの制御系統を示す
ブロック図である。
【図6】 この発明の一例における総合制御装置におけ
る入出力信号を示す図である。
【図7】 この発明の一例における自動変速機のギヤト
レーンを示すスケルトン図である。
【図8】 その自動変速機の各変速段を設定するための
クラッチおよびブレーキの係合作動表を示す図表であ
る。
【図9】 その自動変速機についてのシフトレバーポジ
ションの配列を示す図である。
【符号の説明】
2…モータ・ジェネレータ(電動機)、 5…トルクコ
ンバータ(流体伝動装置)、 10…トルクコンバータ
ハウジング(第2のハウジング)、 11…アダプタ
(第1のハウジング)、 12…隔壁部、 21…軸受
(軸受部材)、23…入力軸、 32…ロータ、 33
…フロントカバー、 34…ステータ、35…ポンプシ
ェル、 36…円筒軸、 37…油圧ポンプ(機能装
置)、40…ブッシュ(軸受部材)、 I…第1のモジ
ュール、 II…第2のモジュール、 III …第3のモジ
ュール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茨木 隆次 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 永野 周二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D039 AA01 AA04 AB01 AB27 AC03 AC36 AC54 AC65 AC78 AC79 AC86 AD11 AD22 5H111 BB06 CC01 CC16 DD05 DD11 FF05 GG17 HB01 HB09 HB10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体伝動装置と電動機とが、それらの回
    転中心軸線に沿う方向に互いに隣接して配列された車両
    用駆動装置において、 前記流体伝動装置の流体を収容している外殻に、その軸
    線方向での前後両側に延びた回転部材が一体的に設けら
    れるとともに、その前後いずれか一方の回転部材に前記
    電動機の出力用回転部材が一体に連結され、この出力用
    回転部材が連結された前記一方の回転部材が、軸線方向
    への移動が阻止された状態で軸受部材によって回転自在
    に支持され、かつ他方の回転部材が軸線方向の移動が可
    能な状態で他の軸受部材によって回転自在に支持されて
    いることを特徴とする車両用駆動装置。
  2. 【請求項2】 固定子と回転子とが相対回転して動力を
    出力しもしくは電力を発生する電動機を備えた車両用駆
    動装置において、 前記固定子が第1のハウジングの内周面に固定され、そ
    の第1のハウジングの内周面に半径方向で内側に突出し
    た隔壁部が設けられるとともに、その隔壁部の内周部に
    取り付けた軸受部材によって前記回転子と一体の軸部材
    が回転自在に保持され、さらに前記第1のハウジングが
    取り付けられた第2のハウジングに機能装置が固定さ
    れ、前記軸部材がこの機能装置によって更に回転自在に
    保持されていることを特徴とする車両用駆動装置。
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