JP2000085188A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2000085188A
JP2000085188A JP10252969A JP25296998A JP2000085188A JP 2000085188 A JP2000085188 A JP 2000085188A JP 10252969 A JP10252969 A JP 10252969A JP 25296998 A JP25296998 A JP 25296998A JP 2000085188 A JP2000085188 A JP 2000085188A
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data
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character
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JP10252969A
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Naoyuki Iwabuchi
直行 岩渕
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字を含む画像データを出力装置に適したデ
ータに変換する。 【解決手段】 画像処理装置では、ページ記述言語から
なる画像データが入力されると、ページ記述言語の各コ
マンド毎について、次のような変換処理を行う。まず、
コマンドが文字の背景色であるか否かが判断され(ステ
ップSa1)、「NO」の場合、文字に関するコマンド
であるか否かが判断される(ステップSa2)。ここ
で、コマンドが文字に関するコマンドであり、予め設定
された変更すべき色属性を指示するコマンドである場合
(ステップSa3)、このコマンドの属性命令が予め設
定された他の属性に変更される(ステップSa4)。こ
のようにして、出力装置に適したコマンドに変更された
後、変更されたコマンドが出力される(ステップSa
5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを処理
する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの普及に
伴って、カラーディスプレイ、カラースキャナおよびカ
ラープリンタなどのカラー入出力機器が普及しつつあ
る。中でもカラーディスプレイの普及はめざましく、現
在ではほとんどのパーソナルコンピュータに、カラーデ
ィスプレイが備え付けられている。このため、文書作成
アプリケーションなども、カラー原稿を作成する機能を
有するものが多く、これに伴ってカラーを利用した文書
が作成されることが多くなっている。例えば、ビジネス
文書においては、加筆修正した部分を強調するために、
その部分を赤で記述したりすることがある。
【0003】ところで、カラーディスプレイの普及率と
比較すると、カラープリンタの普及率は低く、またカラ
ープリンタは白黒プリンタと比較して印刷速度やランニ
ングコストの面で劣っている。このため、上述したよう
な強調部分を赤で記述した文書などのカラー文書が必ず
しもカラープリンタで出力されるとは限らず、白黒プリ
ンタで出力されるケースも多い。このようにカラー画像
データを白黒プリンタで出力する方法としては、カラー
画像データを白黒の濃度階調やディザパターンに置き換
えて出力する方法などが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な方法によりカラー画像を白黒画像に変換した場合、グ
ラフィック画像やイメージ画像については、違和感なく
見えるように調整することができるが、文字についても
同様の変換がなされた場合、文字が薄くなってしまう。
上述したように加筆修正した部分を強調するために赤で
記述した場合には、作者の意図とは逆に、加筆修正した
部分が薄く印字されてしまうことになる。また、通常原
稿に使われる文字サイズでこのような変換が行われる
と、薄くなるという感じよりも擦れるといった感じにな
り、一層見づらいものとなる。例えば、黒で「The」、
赤で「A」という文書データを作成し、これを白黒プリ
ンタで出力した場合、図13に示すような画像が出力さ
れ、「A」の部分が薄く見づらくなってしまう。
【0005】特開平7−49756号公報には、画像デ
ータの色情報などを出力装置に適したものに変更する技
術が開示されており、この技術を用いれば文字等を出力
可能な色に変更して出力することができる。このため、
上述したように文字が薄くなることを防止することがで
きるが、画像データに文字だけでなくイメージ画像等も
含まれていた場合、このイメージ画像の色も文字と同様
に変換されてしまう。このため、グラフィック画像やイ
メージ画像が見づらくなってしまうことがある。逆に、
グラフィック画像やイメージ画像が違和感なく出力され
るように変換すれば、文字が見づらくなってしまう。
【0006】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、文字を含む画像データを出力装置に適した
データに変換し、文字が見づらくなってしまうことを低
減することができる画像処理装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る画像処理装置は、画像データの中に含
まれる文字データを抽出する抽出手段と、前記抽出手段
により抽出された文字データの色属性を認識する色認識
手段と、前記色認識手段により認識された文字データの
色属性が変更すべきように設定された色属性である場合
に、当該文字データの色属性を設定された他の属性に変
更する変更手段と、前記変更手段により属性が変更され
た文字データを含む画像データを出力する出力手段とを
具備することを特徴としている。
【0008】この画像処理装置では、抽出手段が画像デ
ータに含まれる文字データを抽出する。抽出手段により
抽出された文字データの色属性が変更すべきように設定
された色属性である場合、変更手段によって、この文字
データの色属性が設定された他の属性に変更され、出力
手段により変更された文字データが出力される。例え
ば、変更すべきように設定された色属性が赤であり、文
字データの色属性が赤である場合には、この色属性が設
定された他の属性、例えば色属性を黒、強調属性をボー
ルド体に変更される。このように変更された画像データ
を白黒プリンタに出力すれば、黒い文字として印刷さ
れ、薄くなってしまうことがない。また、変換された部
分はボールド体で出力されるので、出力された画像を見
れば、データ作成時に赤で示した部分を容易に認識する
ことができる。また、画像データの文字データのみが抽
出されて上述したような変換が行われるので、文字デー
タ以外のデータ、例えばイメージ画像などは、濃度階調
やディザパターンに置き換えれば、白黒プリンタで出力
した場合にも、違和感なく見える。
【0009】また、本発明に係る画像処理装置は、画像
データの中に含まれる文字データを抽出する抽出手段
と、前記抽出手段により抽出された文字データの強調属
性を認識する強調属性認識手段と、前記強調属性認識手
段により認識された文字データの強調属性が変更すべき
ように設定された強調属性である場合に、当該文字デー
タの強調属性を設定された色属性に変更する変更手段
と、前記変更手段により属性が変更された文字データを
含む画像データを出力する出力手段とを具備することを
特徴としている。
【0010】この画像処理装置では、抽出手段が画像デ
ータに含まれる文字データを抽出する。抽出手段により
抽出された文字データの強調属性が変更すべきように設
定された強調属性である場合、変更手段によって、この
文字データの強調属性が設定された色属性に変更され、
出力手段により変更された文字データが出力される。例
えば、変更すべきように設定された強調属性がボールド
体であり、文字データの強調特性がボールド体である場
合には、この文字データの強調特性が設定された色属
性、例えば赤色に変更される。従って、白黒のみで作成
された画像データをカラープリンタで出力する場合に、
強調部分を赤色等のカラーで出力することが可能とな
る。
【0011】また、本発明に係る画像処理装置は、画像
データの中に含まれる文字データを抽出する抽出手段
と、前記抽出手段により抽出された文字データの強調属
性を認識する強調属性認識手段と、前記強調属性認識手
段により認識された文字データの強調属性が設定された
強調属性である場合に、当該文字データに設定された色
属性を付加する変更手段と、前記変更手段により属性が
変更された文字データを含む画像データを出力する出力
手段とを具備することを特徴としている。
【0012】この画像処理装置では、抽出手段が画像デ
ータに含まれる文字データを抽出する。抽出手段により
抽出された文字データの強調属性が変更すべきように設
定された強調属性である場合、変更手段によって、この
文字データに設定された色属性が付加されて属性が変更
され、出力手段により変更された文字データが出力され
る。例えば、変更すべきように設定された強調属性がボ
ールド体であり、文字データの強調特性がボールド体で
ある場合には、この文字データに設定された色属性、例
えば赤色が付加される。このようにして変換された画像
データをカラープリンタに出力すれば、この文字が赤色
のボールド体で印刷される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.第1実施形態 A−1.構成 まず、図1は本発明の第1実施形態に係る画像処理装置
1を備えるネットワークの構成を示す。同図に示すよう
に、画像処理装置1は、LAN(Local Area Network)
等のネットワーク2に接続されており、このネットワー
ク2にはプリンタ3等が接続されている。プリンタ3
は、ネットワーク2を介して送信されるページ記述言語
からなる画像データを受け取って、受け取ったページ記
述言語に基づいて、紙やOHP等のシートに図形や文字
を出力する。本実施形態においては、プリンタ3はカラ
ープリンタではなく、白黒出力のみが可能なタイプのプ
リンタである。
【0014】画像処理装置1は、画像の作成、編集およ
び保存等の画像処理を実行してプリンタ3に出力するペ
ージ記述言語からなる画像データを生成するものであ
り、CPU(抽出手段、色認識手段、変更手段、背景デ
ータ抽出手段)11と、RAM12と、ROM13と、
記憶装置14と、ネットワークインターフェース15と
を備えた構成となっている。
【0015】CPU11は、画像処理装置1における装
置各部を制御するものである。ROM13には、画像処
理装置1において実行される画像処理プログラムが記録
されており、電源がオンされると、CPU11がこの画
像処理プログラムを読み出し、後述する変換処理動作を
実行する。RAM12は、CPU11がROM13から
読み出した画像処理プログラムにしたがった処理を実行
する際に、作業用のメモリとして使用される。ハードデ
ィスク等からなる記憶装置14は、画像処理装置1にお
いて作成、編集等がなされた画像データを記憶する。ネ
ットワークインターフェース15は、画像処理装置1と
ネットワーク2とのインターフェースであり、ネットワ
ーク2に接続されたプリンタ3などの外部装置と画像デ
ータや制御データの授受を行う。
【0016】A−2.動作 次に、上述した画像処理プログラムにしたがった画像処
理装置1の動作について説明する。この画像処理装置1
は、この装置または他の装置により作成されたページ記
述言語からなる画像データをプリンタ等の出力装置に適
したデータに変換する変換処理に特徴を有しており、以
下、この変換処理について、図2に示すような内容のペ
ージ記述言語からなる画像データを変換する場合を例に
とって説明する。
【0017】まず、変換処理を説明するに先立ち、図2
に示すページ記述言語の内容について説明する。このペ
ージ記述言語において、「fontcolor」は、このコマン
ド以後の文字を印字する色を指定するコマンドであり、
「fontcolor black」は、このコマンド以後の文字を黒
色で印字するように指定したコマンドである。次に、
「bgcolor」は、このコマンド以後の文字の背景色を指
定するコマンドであり、「bgcolor black」は、このコ
マンド以後の文字の背景色を黒色で印字するように指定
したコマンドである。「fonttype」は、このコマンド以
後の文字の書体を指定するコマンドであり、「fonttype
bold」は、このコマンド以後の文字をボールド(太
字)体で印字するように指定したコマンドである。”…
…”で括られた文字は、この例では、「This」、「i
s」、「a」および「pen」は、印字すべき文字列を示し
ており、これらの文字列が上述したコマンドにしたがっ
た色や書体で印字される。したがって、図2に示す内容
のページ記述言語にしたがって印字を行うと、白の背景
色に黒色で「This is」、白の背景色に赤色で「a」、黒
の背景色に赤色で「pen」と描かれることになる。この
ページ記述言語では、初期状態は、文字の色は黒、背景
色は白となっているものとする。なお、図中の、、
、……は、各コマンドを示す番号であり、以下各コマ
ンドをそれぞれコマンド、コマンド、……という。
【0018】上述した内容のページ記述言語からなる画
像データがネットワークインターフェース15を介して
入力される、または画像処理装置1で作成されると、ペ
ージ記述言語の各コマンド毎に図3に示すフローチャー
トにしたがってデータ変換処理がなされる。
【0019】まず、コマンドが変換処理の対象とな
り、コマンドが背景色の色属性に関するコマンドであ
るか否かが判断される(ステップSa1)。コマンド
は、文字の色属性に関するコマンドであるので「NO」
と判定され、文字に関するコマンドであるか否かが判定
される(ステップSa2)。コマンドは、文字に関す
るコマンドであるので「YES」と判定され、コマンド
に示される色属性が変更すべき色であるか否かが判定
される(ステップSa3)。
【0020】ここで、変更すべき色属性とは、予め変更
すべき色属性と設定された色属性のことである。本実施
形態に係る画像処理装置1では、図4に示すように、変
更すべき色属性、および変更後の属性に関する情報が設
定されている。同図に示すように、変更すべき色属性お
よび変更後の属性は、背景色の色属性毎に設定されてお
り、背景色が白の場合には、変更すべき色属性は「赤」
であり、変更後の色属性は「黒」で強調属性が「ボール
ド体」と設定されている。また、背景色が黒の場合に
は、変更すべき色属性は「赤」、「黄」であり、変更後
の色属性は「白」で強調属性は「ボールド体」と設定さ
れている。
【0021】上述したようにコマンドで指定される色
属性は「黒」であり、背景色は初期状態の「白」である
ため、変更すべき色属性ではないと判定され、コマンド
は変更されずそのまま出力される(ステップSa
5)。
【0022】次に、このページ記述言語において、コマ
ンド以後のコマンドがあるか否かが判定される(ステ
ップSa6)。このページ記述言語には、コマンド、
……とあるため、コマンドが変換処理の対象とな
り、コマンドが背景色の色属性に関するものであるか
否かが判断される(ステップSa1)。コマンドは、
文字に関するコマンドであるので「NO」と判定され、
ステップSa2において「YES」と判定される。そし
て、コマンドに示される色属性が変更すべき色である
か否かが判定される(ステップSa3)が、コマンド
は属性命令を含んでいないので「NO」と判定され、コ
マンドは変更されずそのまま出力される(ステップS
a5)。
【0023】コマンドは、文字の色属性に関するもの
であり、コマンドと同様にステップSa1では「N
O」と判断され、ステップSa2で「YES」と判定さ
れる。そして、ステップSa3で変更すべき色属性であ
るか否かが判断される。ここでは、コマンドの色属性
は「赤」であり、図4に示す変更すべきように設定され
た色属性も「赤」であるため、「YES」と判定され
る。そして、コマンドの属性命令が図4に示す変更後
の属性、つまり色属性が「黒」、強調属性が「ボールド
体」に変更され(ステップSa4)、変更されたコマン
ドである「fonttypebold」が出力される(ステップSa
5)。
【0024】コマンドは、文字列に関する情報であ
り、コマンドと同様に変更されずにそのまま出力され
る。
【0025】コマンドは、背景色の色属性に関するも
のであるため、ステップSa1において、「YES」と
判定される。ステップSa1で「YES」と判定される
と、変更すべき色属性および変更後の属性の設定がコマ
ンドに指定された背景色に対応した設定に切り換わる
(ステップSa7)。コマンドは、背景色の色属性を
「黒」にする命令であるため、以後ステップSa3およ
びステップSa4において変更処理を行う際には、図4
に示す背景色が黒の場合の設定内容が参照されることに
なる。この時点での文字の色属性は、変更後のコマンド
により「黒」に指定されている。このように、文字の
色属性と背景色の色属性が一致した場合には、文字の色
属性を「黒」から「白」に切り換える必要がある。この
ため、背景色の色属性が「黒」に設定された場合、コマ
ンドに加えて「fontcolor white」が出力され、以後
の文字を白で印字するように指定する。なお、コマンド
は変更されず、そのまま出力される。
【0026】コマンドは、文字列に関する情報であ
り、コマンド,と同様に変更されずにそのまま出力
される。なお、上述した「fontcolor white」は、コマ
ンドの出力処理の際に、出力するようにしてもよい。
このようにして、図2に示す内容のページ記述言語は、
画像処理装置1によって図5に示す内容のページ記述言
語に変換されてネットワークインターフェース15から
ネットワーク2を介してプリンタ3に出力される。プリ
ンタ3は、変換後のページ記述言語に基づいて、シート
に画像を出力する。このとき、出力された画像には、白
の背景色に黒で「This」、白の背景色に黒のボールド体
で「a」、黒の背景色に白のボールド体で「pen」と描か
れることになる。
【0027】ところで、パーソナルコンピュータ等でカ
ラー画像データを作成したときに、文書における強調す
べき部分を赤色等で記述することがある。このようなカ
ラー画像データを白黒プリンタで出力した場合、赤色と
いう色属性が濃度階調やディザパターンによって中間階
調に置き換えられてしまい、シートに出力された文字が
薄くなってしまうことがある。また、赤色を中間階調に
置き換えない場合には、黒色として出力されてしまい、
使用者は強調部分がどこであるかを認識することができ
なくなる。しかし、本実施形態に係る画像処理装置1に
よれば、赤色などプリンタ3で出力した場合に薄くなっ
てしまう色を、濃度の高い色(黒)のボールド体に変換
してプリンタ3に出力することができる。従って、文書
における強調部分は黒のボールド体で出力されるので、
使用者は文書における強調部分を容易に認識することが
でき、また出力された文字が薄くなり見づらくなること
もない。
【0028】また、プリンタ3に出力すべき画像データ
に、図2に示すようなページ記述言語以外のグラフィッ
ク画像等のデータが含まれていた場合にも、画像処理装
置1は文字に関するコマンドのみを抽出して属性変換を
行っている。このため、グラフィック画像等のデータ
は、上述したような変換処理の対象とはならず、そのま
まプリンタ3に出力される。グラフィック画像のデータ
は、プリンタ3において、グラフィック画像の色属性を
濃度階調やディザパターンによって置き換えられ出力さ
れる。従って、文字とグラフィック画像を含んだカラー
画像データに基づいて、白黒プリンタがシートに画像を
出力する場合にも、違和感のないグラフィック画像が得
られるとともに、文字が見づらくなったり、文字の強調
部分が認識しにくくなったりすることを低減できる。
【0029】B.第2実施形態 B−1.構成 次に、本発明の第2実施形態に係る画像処理装置につい
て図6を用いて説明する。本実施形態においては、本発
明に係る画像処理装置がプリンタ101に組み込まれた
構成となっている。プリンタ101は、ホストコンピュ
ータ102からネットワーク2を介して送信されるペー
ジ記述言語からなる画像データを受け取り、受け取った
ページ技術言語をビットマップデータに変換してシート
に出力する。プリンタ101は、CPU(抽出手段、強
調属性認識手段、変更手段)110と、ROM111
と、RAM112と、プリンタインターフェース113
と、プリンタエンジン114とを備えた構成となってい
る。
【0030】CPU110は、プリンタ101における
装置各部を制御するものである。ROM111には、プ
リンタ101において実行される画像処理プログラムが
記録されており、電源がオンされると、CPU11がこ
の画像処理プログラムを読み出し、後述する変換処理理
動作を実行する。また、ROM111には、プリンタエ
ンジン114を制御するプログラムも記録されており、
画像出力の際には、CPU110はこのプログラムにし
たがってプリンタエンジン114を制御する。RAM1
12は、CPU110がRAM113から読み出した画
像処理プログラムにしたがった処理を実行する際に、ホ
ストコンピュータ102からの画像データや変換後のビ
ットマップデータなどを一時的に保管する作業用のメモ
リとして使用される。プリンタインターフェース113
は、CPU110やRAM112とプリンタエンジン1
14とのインターフェースである。プリンタエンジン1
14は、プリンタインターフェース113を介して受け
取ったビットマップデータに基づいて、紙やOHP等の
シートに図形や文字を出力する。
【0031】B−2.動作 次に、上述した画像処理プログラムにしたがったプリン
タ101の動作について説明する。このプリンタ101
は、ホストコンピュータ102により作成されたページ
記述言語からなる画像データをプリンタエンジン114
に適したデータに変換する変換処理に特徴を有してお
り、以下、この変換処理について、図7に示すような内
容のページ記述言語からなる画像データを変換する場合
を例にとって説明する。ここで、図7に示すページ記述
言語は、白黒プリンタで出力されることを前途として作
成されたものであり、色に関する記述は存在しない。従
って、このページ記述言語は、白の背景色に黒で「This
is」、白の背景色に黒のボールド体で「a pen」と出力
することを指示している。
【0032】図7に示したページ記述言語からなる画像
データがホストコンピュータ102からプリンタ101
に出力されると、プリンタ101において図8に示すフ
ローチャートにしたがった変換処理が実行される。ま
ず、コマンドが変換処理の対象となり、図8に示すよ
うに、コマンドが文字に関するコマンドであるか否か
が判断される(ステップSb1)。コマンドは文字に
関するコマンドであるので「YES」と判定され、コマ
ンドの強調属性が変更すべき強調属性であるか否かが
判断される(ステップSb2)。
【0033】ここで、変更すべき強調属性とは、予め変
更すべき強調属性と設定された強調属性のことである。
本実施形態に係る画像処理装置1では、図9に示すよう
に、変更すべき強調属性、および変更後の属性に関する
情報が設定されており、本実施形態では、変更すべき強
調属性は「ボールド体」であり、変更後の色属性は
「赤」と設定されている。
【0034】上述したステップSb2においては、コマ
ンドでは強調属性が指定されていないので「NO」と
判定され、コマンドはそのまま出力される(ステップ
Sb4)。
【0035】次に、このページ記述言語において、コマ
ンド以後のコマンドがあるか否かが判断される(ステ
ップSb5)。このページ記述言語には、コマンド、
とあるため、コマンドが変換処理の対象となり、コ
マンドが文字に関するコマンドであるか否かが判断さ
れる(ステップSb1)。コマンドは文字に関するコ
マンドであるので「YES」と判定され、コマンドの
強調属性が変更すべき強調属性であるか否かが判断され
る(ステップSb2)。
【0036】ここで、コマンドの強調属性は「ボール
ド体」であるため「YES」と判定される。そして、図
9に示される設定内容に基づいて、コマンドの属性命
令が色属性「赤」に変更され(ステップSb3)、変更
されたコマンド「fontcolorred」が出力される(ステッ
プSb4)。
【0037】次に、コマンドが変換処理の対象とな
り、コマンドが文字に関するコマンドであるか否かが
判断される(ステップSb1)。コマンドは文字に関
するコマンドであるので「YES」と判定され、コマン
ドの強調属性が変更すべき強調属性であるか否かが判
断される(ステップSb2)。ここで、コマンドには
強調属性が指定されていないので「NO」と判定され、
コマンドはそのまま出力される(ステップSb4)。
このようにして、図7に示されたページ記述言語が、図
10に示すページ記述言語に変換される。そして、この
ページ記述言語がビットマップデータに変換された後、
プリンタインターフェース113を介してプリンタエン
ジン114に出力される。プリンタエンジン114がこ
のビットマップデータに基づいて、シートに画像を出力
する。このとき、出力される画像は、白の背景色に黒で
「This is」、白の背景色に赤で「a pen」となる。
【0038】本実施形態に係る画像処理装置が組み込ま
れたプリンタ101では、文字の強調属性が設定された
属性、ここではボールド体である場合には、その文字の
属性を赤の色属性に変換することができる。従って、白
黒プリンタで出力することを前提として文書データを作
成した場合にも、強調する部分をボールド体で出力する
ようにデータを作成しておくと、このデータをカラープ
リンタで出力すれば、文書の強調部分を赤色で出力する
ことができる。
【0039】また、本実施形態において、図9に示すよ
うな設定内容の代わりに、図11に示すような設定内容
を適用するようにしてもよい。図11に示す設定内容で
は、コマンドの強調属性がボールド体である場合、その
コマンドの属性命令を、色属性「赤」および強調属性
「ボールド体」に変換する、つまり元の属性命令である
強調属性「ボールド体」に色属性「赤」を付加したコマ
ンドを出力するようになっている。この設定内容にした
がって図7に示すページ記述言語が変換された場合、図
12に示されるページ記述言語が出力される。従って、
このページ記述言語に基づいて画像を出力した場合、白
の背景色に黒で「This is」、白の背景色に赤のボール
ド体で「a pen」となり、強調部分をより強く強調する
ことができる。
【0040】C.変形例 本発明は、上述した実施形態に限定されず、以下のよう
な種々の変形が可能である。
【0041】(1)上述した第1および第2実施形態に
おいては、画像作成ソフトウェア等により作成されたペ
ージ記述言語に記述されたコマンドによって、画像デー
タの中の文字に関するデータを抽出するようにしていた
が、複写機やスキャナ等により読み取られた画像データ
(ビットマップデータ)の中から文字データを抽出して
上述の実施形態と同様の変換処理を行うようにしてもよ
い。
【0042】この場合の文字データの抽出方法として
は、例えば複写機やスキャナ等のラインセンサにより読
み取られた画像データを複数のブロックに分割し、各ブ
ロック内における画素の濃度差を予め定められた参照値
と比較し、参照値よりも濃度差が大きい場合に文字領域
であると判定する方法など公知の方法を用いればよい。
そして、文字領域と判定した部分を文字データとして抽
出し、その部分のデータの色属性等を認識して上述した
実施形態と同様の変換処理を行えばよい。
【0043】(2)また、上述した第1および第2実施
形態における変換処理の内容は、図4、図9および図1
1に示したものに限らず、他の設定であってもよい。例
えば、変更すべき色属性に「緑」や「青」を追加するよ
うにしてもよいし、変更後の属性に「斜体」や「網掛
け」などの強調属性を追加するようにしてもよい。ま
た、使用者がキーボードなどのユーザーインターフェー
ス(入力手段)を介して図4,図9および図11で示し
たような変換処理の内容を任意に設定できるようにして
もよい。この場合の設定方法としては、使用者が変更す
べき属性や変更後の属性等を個別に入力する方法であっ
てもよいし、予め用意された複数の設定内容の中からい
ずれかを選択する方法であってもよい。
【0044】(3)また、上述した第1実施形態に係る
画像処理装置1(図1参照)で、第2実施形態で説明し
た変換処理を行うようにしてもよいし、第2実施形態に
係る画像処理装置が組み込まれたプリンタ101(図6
参照)で、第1実施形態で説明した変換処理を行うよう
にしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
文字を含む画像データを出力装置に適したデータに変換
し、出力された文字が見づらくなることを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る画像処理装置を
備えるネットワークの構成を示すブロック図である。
【図2】 前記画像処理装置において処理される画像デ
ータであるページ記述言語の一例を示す図である。
【図3】 前記画像処理装置による変換処理の手順を示
すフローチャートである。
【図4】 前記画像処理装置による変換処理で用いられ
る変換内容を示す図である。
【図5】 図2に示すページ記述言語を前記画像処理装
置によって変換した後のページ記述言語を示す図であ
る。
【図6】 本発明の第2実施形態に係る画像処理装置が
組み込まれたプリンタを備えるネットワークを示すブロ
ック図である。
【図7】 前記プリンタに組み込まれた画像処理装置に
おいて処理される画像データであるページ記述言語の一
例を示す図である。
【図8】 前記プリンタに組み込まれた画像処理装置に
よる変換処理の手順を示すフローチャートである
【図9】 前記プリンタに組み込まれた画像処理装置に
よる変換処理で用いられる変換内容を示す図である。
【図10】 図7に示すページ記述言語を前記プリンタ
に組み込まれた画像処理装置によって変換した後のペー
ジ記述言語を示す図である。
【図11】 前記プリンタに組み込まれた画像処理装置
による変換処理に用いられる変換内容の他の例を示す図
である。
【図12】 図11に示す変換内容に基づいて、図7に
示すページ記述言語を前記プリンタに組み込まれた画像
処理装置によって変換した後のページ記述言語を示す図
である。
【図13】 カラー画像データを白黒プリンタで出力し
た場合に、出力される画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…画像処理装置、2…ネットワーク、3…プリンタ
(出力手段)、11…CPU(抽出手段、色認識手段、
変更手段、背景データ抽出手段、設定手段、第2の設定
手段)、12…RAM、13…ROM、14…記憶装
置、15…ネットワークインターフェース、101…プ
リンタ、102…ホストコンピュータ、110…CPU
(抽出手段、強調属性認識手段、変更手段)、111…
ROM、112…RAM、113…プリンタインターフ
ェース、114…プリンタエンジン(出力手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの中に含まれる文字データを
    抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された文字データの色属性を認
    識する色認識手段と、 前記色認識手段により認識された文字データの色属性が
    変更すべきように設定された色属性である場合に、当該
    文字データの色属性を設定された他の属性に変更する変
    更手段と、 前記変更手段により属性が変更された文字データを含む
    画像データを出力する出力手段とを具備することを特徴
    とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 設定された前記他の属性は、変更すべき
    ように設定された前記色属性より濃度の高い色属性であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、画像データの色属性に
    基づいて、階調表現がなされたモノクロームの画像を出
    力することを特徴とする請求項1または2に記載の画像
    処理装置。
  4. 【請求項4】 画像データの中に含まれる文字データを
    抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された文字データの強調属性を
    認識する強調属性認識手段と、 前記強調属性認識手段により認識された文字データの強
    調属性が変更すべきように設定された強調属性である場
    合に、当該文字データの強調属性を設定された色属性に
    変更する変更手段と、 前記変更手段により属性が変更された文字データを含む
    画像データを出力する出力手段とを具備することを特徴
    とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像データの中に含まれる文字データを
    抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された文字データの強調属性を
    認識する強調属性認識手段と、 前記強調属性認識手段により認識された文字データの強
    調属性が設定された強調属性である場合に、当該文字デ
    ータに設定された色属性を付加する変更手段と、 前記
    変更手段により属性が変更された文字データを含む画像
    データを出力する出力手段とを具備することを特徴とす
    る画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記変更手段による文字データの属性の
    変更内容を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された変更内容設定する設定手
    段をさらに具備し、 前記入力手段から入力された変更内容が前記設定手段に
    より設定された場合、前記変更手段は、前記設定手段に
    より設定された変更内容に基づいて、文字データの属性
    を変更することを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    かに記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像データの中から文字データが出力さ
    れるべき背景に関するデータを抽出する背景データ抽出
    手段と、 前記背景データ抽出手段により抽出された背景に関する
    データに基づいて、前記変更手段による文字データの変
    更内容を設定する第2の設定手段とを具備し、 前記第2の設定手段により文字データの変更内容が設定
    された場合、前記変更手段は、前記第2の設定手段によ
    り設定された変更内容に基づいて、文字データの属性を
    変更することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    に記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007088782A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
US7982907B2 (en) 2003-09-18 2011-07-19 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image generating apparatus, image processing apparatus, program product and method for printing marked-up print data in color appropriate for printing
US9384557B2 (en) 2014-09-17 2016-07-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing device, image modification method, and computer program product

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