JP2000084886A - マニピュレータ用ロータリージョイント - Google Patents

マニピュレータ用ロータリージョイント

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JP2000084886A
JP2000084886A JP10276563A JP27656398A JP2000084886A JP 2000084886 A JP2000084886 A JP 2000084886A JP 10276563 A JP10276563 A JP 10276563A JP 27656398 A JP27656398 A JP 27656398A JP 2000084886 A JP2000084886 A JP 2000084886A
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disk
wrist
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rotary
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Chikara Mitsuoka
主税 光岡
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TOA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TOA SEISAKUSHO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/0025Means for supplying energy to the end effector
    • B25J19/0029Means for supplying energy to the end effector arranged within the different robot elements
    • B25J19/0041Means for supplying energy to the end effector arranged within the different robot elements having rotary connection means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エア回路数が多い場合でも全長が短くて済
み、マニピュレータの手首部の可搬質量の制約が少なく
て済むロータリージョイントを提供する。 【解決手段】 アームの手首先端の回転駆動部61Aに
基部が取付けられ先端部にハンド62取付用のマウント
部9を形成されたスピンドル部に円盤部5を突設して成
る回転連結体2と、回転連結体2のまわりに回転自在に
支持されるとともに手首先端の固定部61Bに連結され
側面が円盤部5に対向する固定側円盤体11とを具備し
て成り、円盤部5と固定側円盤体11との対向面部に、
直径の異なる複数個のシールされた環状溝17を同心円
状に設け、固定側円盤体11には各環状溝17に連通す
るエア入力ポート18を、前記スピンドル部には連通路
を介して各環状溝17に連通するエア出力ポート26
を、それぞれ設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は産業用ロボット等
に用いられるマニピュレータ用のロータリージョイント
に関し、さらに詳しくは、マニピュレータのアームの手
首とハンドとの間に介装されるロータリージョイントに
関する。
【0002】
【従来の技術】マニピュレータのハンドとしては、その
用途の拡大や動作の多様化に伴って、エアシリンダやエ
アモータなどのアクチュエータや、これらアクチュエー
タ制御用の電磁弁,センサ,スイッチなどを多数装着さ
れた形式のものが用いられるようになった。そのためア
ーム先端とハンドとの間には多数本のエアホースや電気
配線を接続する必要があるが、ハンドの手首中心軸線ま
わりの回転運動によっても配管や電気配線が破損しない
ように、ロータリージョイントを用いるのが好ましく、
たとえば特開平5−293788号公報には、この種の
ロータリージョイントが提案されている。
【0003】ところが上記公報記載の上記ロータリージ
ョイントは、ジョイント回転体のシリンダ部外周部にエ
ア受渡用の環状通路を、シリンダ部軸線方向(手首の中
心軸線方向)に間隔をおいて並設するものであるため、
エア回路が多数である場合はジョイント回転体が長尺と
なり、手首先端面からハンド取付面迄の間が大きく離間
してオーバーハングするため、ハンドの自重やワーク重
量などの手首部の可搬質量が大巾に制約されるという問
題点を有する。
【0004】また上記ロータリージョイントではジョイ
ント回転体の外周部に設けた環状収納空間に、フラット
ケーブルを多重に緩巻して収容するようにしてあるの
で、ジョイント回転体、従ってハンド部の回転角度は制
約を受け、大角度の回転や一方向への連続回転はできな
いという問題点を有する。
【0005】また回転部における電気信号のやりとりに
一般に用いられているスリップリングも、円筒面上に軸
線方向に間隔をあけて環状のスリップリングを並設する
ものであるため、電気回路数(極数)が多い場合は、円
筒部全長が長くなり、これをマニピュレータ用のロータ
リージョイントに用いると前記のエア回路が多数の場合
と同様な問題点を生じるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
問題点を解決しようとするもので、エア回路数が多い場
合でも全長が短くて済み、マニピュレータの手首部の可
搬質量の制約が少なくて済むマニピュレータ用ロータリ
ージョイントを提供することを目的とする。
【0007】請求項2および3記載の発明は、エア回路
数および電気回路数が多い場合でも全長が短くて済み、
マニピュレータの手首部の可搬質量の制約が少なくて済
むマニピュレータ用ロータリージョイントを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
アームの手首先端の回転駆動部に基部が取付けられ先端
部にハンド取付用のマウント部を形成されたスピンドル
部に円盤部を突設して成る回転連結体と、前記回転連結
体のまわりに回転自在に支持されるとともに前記手首先
端の固定部に連結され側面が前記円盤部に対向する固定
側円盤体とを具備して成り、前記円盤部と前記固定側円
盤体との対向面部に、直径の異なる複数個のシールされ
た環状溝を同心円状に設け、前記固定側円盤体には前記
各環状溝に連通するエア入力ポートを、前記スピンドル
部には連通路を介して前記各環状溝に連通するエア出力
ポートを、それぞれ設けたことを特徴とするマニピュレ
ータ用ロータリージョイントである。
【0009】請求項2記載の発明は、アームの手首先端
の回転駆動部に基部が取付けられ先端部にハンド取付用
のマウント部を形成されたスピンドル部に円盤部と給電
用円盤部を突設して成る回転連結体と、前記回転連結体
のまわりに回転自在に支持されるとともに前記手首先端
の固定部に連結され側面が前記円盤部に対向する固定側
円盤体および該固定側円盤体に固定され側面が前記給電
用円盤部に対向する固定側給電用円盤体とを具備して成
り、前記円盤部と前記固定側円盤体との対向面部に、直
径の異なる複数個のシールされた環状溝を同心円状に設
け、前記固定側円盤体には前記各環状溝に連通するエア
入力ポートを、前記スピンドル部には連通路を介して前
記各環状溝に連通するエア出力ポートを、それぞれ設け
るとともに、前記給電用円盤部には直径の異なる複数個
の環状の導電板を同心円状に固設し、前記固定側給電用
円盤体には前記各導電板に摺接する複数個のブラシおよ
び該各ブラシへの給電用の入力端子を取付け、前記スピ
ンドル部にはリード線を介して前記各導電板に接続した
出力端子を設けたことを特徴とするマニピュレータ用ロ
ータリージョイントである。
【0010】また請求項3記載の発明は、アームの手首
先端の回転駆動部に基部が取付けられ先端部にハンド取
付用のマウント部を形成されたスピンドル部に円盤部と
給電用円盤部を突設して成る回転連結体と、前記回転連
結体のまわりに回転自在に支持されるとともに前記手首
先端の固定部に連結され側面が前記円盤部に対向する固
定側円盤体および該固定側円盤体に固定され側面が前記
給電用円盤部に対向する固定側給電用円盤体とを具備し
て成り、前記円盤部と前記固定側円盤体との対向面部
に、直径の異なる複数個のシールされた環状溝を同心円
状に設け、前記固定側円盤体には前記各環状溝に連通す
るエア入力ポートを、前記スピンドル部には連通路を介
して前記各環状溝に連通するエア出力ポートを、それぞ
れ設けるとともに、前記固定側給電用円盤体には直径の
異なる複数個の環状の導電板を同心円状に固設するとと
もに該各導電板への給電用の入力端子を取付け、前記給
電用円盤部には前記各導電板に摺接する複数個のブラシ
を取付け、前記スピンドル部にはリード線を介して前記
各ブラシに接続した出力端子を設けたことを特徴とする
マニピュレータ用ロータリージョイントである。
【0011】この発明においてハンドとは、マニピュレ
ータのアームの先端である手首に取付けられ対象に直接
作用を及ぼすもので、物品の把持機能を有するメカニカ
ルハンドの他に、溶接ガンやスプレーガンなどの専用工
具をそなえた特殊ハンドをも含むものとする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図1〜図6により、この発明
の実施の形態の第1例を説明する。図1において60は
マニピュレータのアーム、61はこのアーム60の先端
の手首、62はハンドで、ロータリージョイント1はこ
の手首61とハンド62との間に取付けられる。
【0013】図2に示すようにロータリージョイント1
は、回転連結体2と固定側円盤体11とから成る。回転
連結体2は、第1連結体2Aと第2連結体2Bとから成
り、第1連結体2Aは、手首61の先端の回転駆動部6
1Aにボルト3により取付けられるスピンドル部4の外
周に、円盤部5をつば状に突設して成る。また第2連結
体2Bはスピンドル部6のみから成り、ゴムパッキン7
を介してボルト8により第1連結体2Aに一体に取付け
られ、先端部にハンド62取付用のマウント部9を形成
してある。ハンド62はボルト63によりこのマウント
部9に取付けられる。スピンドル部4,6は、手首61
の(詳しくは回転駆動部61Aの)中心軸線Pと同芯の
円柱体状を呈している。
【0014】固定側円盤体11は、軸受12,13を介
してスピンドル部4に、回転連結体2のまわり、詳しく
は手首の中心軸線Pのまわりに回転自在に支持され、回
転連結体2の円盤部5の両側面にそれぞれ少量のすきま
をもって側面が対向する円盤体11A,11Bを、ボル
ト14により結合して成る。
【0015】円盤体11Aの外面部には、図6にも示す
ように、溝15を有するストッパ16が固定取付され、
手首61の固定部61Bに固設したブラケット64にね
じ65により締付固定されたピン66が、上記溝15に
すきまをもって嵌合し、これによって回転連結体は、上
記すきまに相当する角度以上は回転できないように固定
部61Bに連結されている。
【0016】円盤体11Bの円盤部5に対向する対向面
(側面)部には、図4にも示すように、直径の異なる複
数個の環状溝17a〜17cを同心円状に設けるととも
に、これらの溝に連通するエア入力ポート18a〜18
cを外面側に設けてある。19は、各環状溝17a〜1
7cの内径側および外径側をシールするOリングで、上
記対向面部に同心円状に設けたOリング溝20に嵌込ま
れ、円盤部5の側面に摺接する。
【0017】円盤部5に対向する円盤体11Aの対向面
(側面)部にも、円盤体11Bと同様な複数個の環状溝
17d〜17fが同心状に設けられ、これらの溝に連通
するエア入力ポート18d〜18fおよびOリング溝2
0に嵌込まれたOリング19が設けてある。なお21
は、後述の第2例で用いる放射状に設けたねじ穴であ
る。
【0018】一方図2および図5に示すように、回転連
結体2の円盤部5には、放射状に連通路23a〜23f
が穿設され、これら連通路は連通穴24a〜24fによ
り対向する円盤体11A,11Bに設けた各環状溝17
a〜17fに連通し、その内径側端部はスピンドル部4
および6に軸線方向に穿設した連通路25a〜25fの
一端部にそれぞれ連通するとともに、連通路25a〜2
5fの他端部は、スピンドル部6に設けたエア出力ポー
ト26a〜26fにそれぞれ連通している。なお27は
連通路23a〜23fの先端部を閉鎖するプラグ、28
はホース接続時に必要に応じて用いる管接手である。
【0019】これによって、回転連結体2と固定側円盤
体11の相対回転角度位置の如何にかかわらず、環状溝
17a〜17fを経由して、エア入力ポート18aから
エア出力ポート26aに、エア入力ポート18bからエ
ア出力ポート26bに、…………、エア入力ポート18
fからエア出力ポート26fに、それぞれ至る独立した
6本のエア流路が形成されるのである。
【0020】上記構成のロータリージョイント1は、図
2に示すようにアーム60の手首61とハンド62との
間に取付けたら、図1に示すように、図示しない空気圧
供給源に接続されアーム60に沿って延びハンガー67
に支持されたエアホース68a〜68fを、必要に応じ
て管接手28を用いて、エア入力ポート18a〜18f
に接続する。またハンド62の各エアアクチュエータに
接続した接続ホース69a〜69fを、必要に応じて管
接手28を用いて、エア出力ポート26a〜26fに接
続する。
【0021】この状態でマニピュレータを運転し、手首
61の全体の揺動や回転駆動部61Aの回転駆動をおこ
なえば、固定側円盤体11は前述のようにピン66とス
トッパ16の溝15とのすきま分以上は手首の中心軸線
Pのまわりには回動することはないので、エアホース6
8a〜68fは手首61の揺動に対するゆとりを持たせ
るだけでよく、回転駆動部61Aの回転によりエアホー
スが絡み合ったりすることはない。
【0022】また回転連結体2は回転駆動部61Aおよ
びハンド62と一体となって手首の中心軸線Pのまわり
に回転するので、接続ホース69a〜69fも回転連結
体2およびハンド62と一体となって回転し、この回転
により接続ホースが絡み合ったりすることもない。
【0023】そして固定側(固定側円盤体11)と回転
側(回転連結体2)との間に介在して両者の相対回転中
のエア授受をおこなう環状溝17a〜17fは、円盤面
上に同心円状に形成されているので、エア回路数が多い
場合でも、固定側円盤体11の中心軸線P方向の長さ、
従って回転連結体2の(スピンドル部の)全長は小さく
て済み、従来のように円筒面上に中心軸線P方向に間隔
をおいて環状通路を並設するのに比べて、回転駆動部6
1Aの先端面とハンド62の取付面(マウント部9)と
の間隔Sが小さくて済むのである。
【0024】次に図7〜図13は、この発明の実施の形
態の第2例を示し、このロータリージョイント31は、
前記第1例のロータリージョイント1に電気信号用のロ
ータリージョイント部を付加した点のみが第1例と異な
るものであり、第1例と同一部分には同一符号を付して
それらの部分の詳細な説明および細部の符号の付記は省
略する。
【0025】図8において、回転連結体32は、前記第
1連結体2A,第2連結体2Bの間に、第3連結体2C
を、前記ボルト8(但し第1例よりは長寸)により一体
に結合して成る。第3連結体2Cは絶縁材料製で、スピ
ンドル部33の外周に給電用円盤部34をつば状に突設
して成る。35はスピンドル部33の外周に突設したコ
ネクタ取付用の座(ブラケット)であり、この座35に
は12極コネクタのソケット部36が出力端子として取
付けてある。
【0026】41は絶縁材料製の固定側給電用円盤体
で、第3連結体2Cの給電用円盤部34の両側面にそれ
ぞれすきまをもって側面が対向する円盤体41A,41
Bを、ボルト42により結合して成り、円盤体41Aの
内径側部に形成した円筒部43aを、円盤体11Bの内
径部側に形成した円筒部43bにねじ44でねじ止めす
ることにより、固定側給電用円盤体41は、固定側円盤
体11に固定取付されている。
【0027】回転連結体32の給電用円盤部34の両側
面部には、図10にも示すように、直径の異なる複数個
の環状の導電板46a〜46lを同心状に固設してあ
り、給電用円盤部34内およびスピンドル部33内に穿
設した配線穴47,48およびスピンドル部33の中央
の貫通穴49を通る12本のリード線50によって、各
導電板46a〜46lはソケット部36の12個の各端
子に接続されている。なお第3連結体2Cのスピンドル
部33にも、前記エア用の連通路25a〜25fが穿設
されており、配線穴47,48はこれらの連通路と干渉
しない位置に設けられている。
【0028】一方図9〜図11に示すように、給電用円
盤部34に対向する円盤体41A,41Bには、各導電
板46a〜46lに摺接するブラシ52a〜52lが取
付けてあり、およびこれら各ブラシへの給電用の入力端
子53a〜53lが取付けてある。
【0029】これによって、回転連結体32と固定側給
電用円盤体41の相対回転角度位置の如何にかかわら
ず、導電板46a〜46lを経由して、入力端子53a
〜53lから12極コネクタのソケット部36の各極
(出力端子)にそれぞれ至る、独立した12本の電気回
路が形成されるのである。
【0030】上記構成のロータリージョイント31は、
図8に示すようにアーム60の手首61とハンド62と
の間に取付けたら、図7に示すように、前記第1例と同
様にしてエアホース68a〜68f、および接続ホース
69a〜69fの接続をおこなうとともに、図示しない
制御装置に接続されハンガー67に支持された制御ケー
ブル71の12本の素線を、固定側給電用円盤体41の
入力端子53a〜53lに接続する。またハンド62の
電磁弁,センサ,スイッチなどに接続された接続ケーブ
ル72の先端のコネクタのプラグ部73を、第3連結体
2Cに固設した出力端子であるソケット部36に差込接
続する。
【0031】この状態でマニピュレータを運転し、手首
61の全体の揺動や回転駆動部61Aの回転駆動をおこ
なえば、固定側円盤体11およびこれと一体の固定側給
電用円盤体41は、第1例と同様にピン66とストッパ
16の溝15とのすきま分以上は手首の中心軸線Pのま
わりには回動することはないので、エアホース68a〜
68fおよび制御ケーブル71は手首61の揺動に対す
るゆとりを持たせるだけでよく、回転駆動部61Aの回
転によりエアホースや制御ケーブルが絡み合ったりする
ことはない。
【0032】また回転連結体32は回転駆動部61Aお
よびハンド62と一体となって中心軸線Pのまわりに回
転するので、接続ホース69a〜69fおよび接続ケー
ブル72も回転連結体32およびハンド62と一体とな
って回転し、この回転により接続ホースや接続ケーブル
が絡み合ったりすることもない。
【0033】そして固定側(固定側円盤体11および固
定側給電用円盤体41)と回転側(回転連結体32)と
の間に介在して両者の相対回転中のエア授受をおこなう
環状溝17a〜17fおよび電気信号の授受をおこなう
導電板46a〜46lは、いずれも円盤面上に同心円状
に形成されているので、エア回路数および電気回路数が
多い場合でも、固定側円盤体11および固定側給電用円
盤体41の中心軸線P方向の長さ、従って回転連結体3
2の(スピンドル部の)全長は小さくてすみ、従来のよ
うに円筒面上に中心軸線P方向に間隔をおいて環状通路
やスリップリングを並設するのに比べて、回転駆動部6
1Aの先端面とハンド62の取付面(マウント部9)と
の間隔Sが小さくて済むのである。
【0034】なお上記の例では、給電用円盤部34の両
側に円盤体41A,41Bを配置したが、給電用円盤部
34の一方の側にのみ円盤体を配置してもよい。またス
ピンドル部33に設ける出力端子は、コネクタ形式のソ
ケット部36以外の形式のものとしてもよく、同様に入
力端子53a〜53lも他形式のものとしてもよい。ま
た導電板46a〜46lを円盤体41A,41B側に固
設して入力端子53a〜53lをこれら導電板に接続
し、ブラシ52a〜52lを給電用円盤部34側に取付
けてリード線50をこれらブラシに接続した構成(請求
項3記載の発明)としてもよく、この構成のものも第2
例と同様な作用効果が得られる。
【0035】また上記の各例では、円盤部5の両側に円
盤体11A,11Bを配置したが、円盤部5の一方の側
にのみ円盤体を配置してもよい。また環状溝17a〜1
7fは、円盤体11A,11B側ではなくこれらに対向
する円盤部5側に設けたり、円盤部5と円盤体11A,
11Bの双方の対向面部に設けてもよい。また固定側円
盤体11は、手首61の固定部61Bとの間の相対回転
角が零となるように、ボルト締めなどにより固定する形
で固定部61Bに連結してもよい。
【0036】また上記第1例では回転連結体2を、第2
例でも用いられるように第1連結体2Aと第2連結体2
Bの2分割構造としたが、エア専用の場合などは一体構
造としてもよく、同様に第2例においても第2連結体2
Bと第3連結体2Cを一体構造としたり、貫通穴49を
有する給電用円盤部34の両側から他の部材を重ね合せ
る三分割構造とするなど、上記以外の分割・一体構造を
採用してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、固定側円盤体と回転連結体との間に介在して
両者の相対回転中のエア授受をおこなう環状溝を、円盤
面上に同心円状に設けたので、エア回路数が多い場合で
も回転連結体部の全長、従って手首の回転駆動部の先端
面とハンド取付面(マウント部)との間隔は短くて済
み、マニピュレータの手首部の可搬質量の制約が少なく
て済む。
【0038】また請求項2および3記載の発明によれ
ば、上記請求項1記載の発明のエア授受用の上記環状溝
とともに、固定側円盤体と回転連結体との間に介在して
両者の相対回転中の電気信号の授受をおこなう導電板
を、円盤面上に同心円状に設けたので、エア回路数およ
び電気回路数が多い場合でも回転連結体部の全長、従っ
て手首の回転駆動部の先端面とハンド取付面(マウント
部)との間隔は短くて済み、マニピュレータの手首部の
可搬質量の制約が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の第1例を示すロータリ
ージョイントを取付けたマニピュレータアーム先端部の
略示正面図である。
【図2】図1のロータリージョイントの縦断面図であ
る。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
【図6】図2のD−D線断面図である。
【図7】この発明の実施の形態の第2例を示すロータリ
ージョイントを取付けたマニピュレータアーム先端部の
略示正面図である。
【図8】図7のロータリージョイントの縦断面図であ
る。
【図9】図8のE−E線断面図である。
【図10】図8のF−F線断面図である。
【図11】図8のG部拡大断面図である。
【図12】図11のH−H線断面図である。
【図13】図10の給電用円盤部のI−I線拡大断面図
である。
【符号の説明】 1…ロータリージョイント、2…回転連結体、2A…第
1連結体、2B…第2連結体、2C…第3連結体、4…
スピンドル部、5…円盤部、6…スピンドル部、9…マ
ウント部、11…固定側円盤体、11A…円盤体、11
B…円盤体、12…軸受、13…軸受、16…ストッ
パ、17a〜17f…環状溝、18a〜18f…エア入
力ポート、19…Oリング、23a〜23f…連通路、
24a〜24f…連通穴、25a〜25f…連通路、2
6a〜26f…エア出力ポート、31…ロータリージョ
イント、32…回転連結体、33…スピンドル部、34
…給電用円盤部、36…ソケット部、41…固定側給電
用円盤体、41A…円盤体、41B…円盤体、44…ね
じ、46a〜46l…導電板、50…リード線、52a
〜52l…ブラシ、53a〜53l…入力端子、60…
アーム、61…手首、61A…回転駆動部、61B…固
定部、62…ハンド、66…ピン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームの手首先端の回転駆動部に基部が
    取付けられ先端部にハンド取付用のマウント部を形成さ
    れたスピンドル部に円盤部を突設して成る回転連結体
    と、前記回転連結体のまわりに回転自在に支持されると
    ともに前記手首先端の固定部に連結され側面が前記円盤
    部に対向する固定側円盤体とを具備して成り、前記円盤
    部と前記固定側円盤体との対向面部に、直径の異なる複
    数個のシールされた環状溝を同心円状に設け、前記固定
    側円盤体には前記各環状溝に連通するエア入力ポート
    を、前記スピンドル部には連通路を介して前記各環状溝
    に連通するエア出力ポートを、それぞれ設けたことを特
    徴とするマニピュレータ用ロータリージョイント。
  2. 【請求項2】 アームの手首先端の回転駆動部に基部が
    取付けられ先端部にハンド取付用のマウント部を形成さ
    れたスピンドル部に円盤部と給電用円盤部を突設して成
    る回転連結体と、前記回転連結体のまわりに回転自在に
    支持されるとともに前記手首先端の固定部に連結され側
    面が前記円盤部に対向する固定側円盤体および該固定側
    円盤体に固定され側面が前記給電用円盤部に対向する固
    定側給電用円盤体とを具備して成り、前記円盤部と前記
    固定側円盤体との対向面部に、直径の異なる複数個のシ
    ールされた環状溝を同心円状に設け、前記固定側円盤体
    には前記各環状溝に連通するエア入力ポートを、前記ス
    ピンドル部には連通路を介して前記各環状溝に連通する
    エア出力ポートを、それぞれ設けるとともに、前記給電
    用円盤部には直径の異なる複数個の環状の導電板を同心
    円状に固設し、前記固定側給電用円盤体には前記各導電
    板に摺接する複数個のブラシおよび該各ブラシへの給電
    用の入力端子を取付け、前記スピンドル部にはリード線
    を介して前記各導電板に接続した出力端子を設けたこと
    を特徴とするマニピュレータ用ロータリージョイント。
  3. 【請求項3】 アームの手首先端の回転駆動部に基部が
    取付けられ先端部にハンド取付用のマウント部を形成さ
    れたスピンドル部に円盤部と給電用円盤部を突設して成
    る回転連結体と、前記回転連結体のまわりに回転自在に
    支持されるとともに前記手首先端の固定部に連結され側
    面が前記円盤部に対向する固定側円盤体および該固定側
    円盤体に固定され側面が前記給電用円盤部に対向する固
    定側給電用円盤体とを具備して成り、前記円盤部と前記
    固定側円盤体との対向面部に、直径の異なる複数個のシ
    ールされた環状溝を同心円状に設け、前記固定側円盤体
    には前記各環状溝に連通するエア入力ポートを、前記ス
    ピンドル部には連通路を介して前記各環状溝に連通する
    エア出力ポートを、それぞれ設けるとともに、前記固定
    側給電用円盤体には直径の異なる複数個の環状の導電板
    を同心円状に固設するとともに該各導電板への給電用の
    入力端子を取付け、前記給電用円盤部には前記各導電板
    に摺接する複数個のブラシを取付け、前記スピンドル部
    にはリード線を介して前記各ブラシに接続した出力端子
    を設けたことを特徴とするマニピュレータ用ロータリー
    ジョイント。
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