JP2000084832A - 研磨用組成物 - Google Patents
研磨用組成物Info
- Publication number
- JP2000084832A JP2000084832A JP26152198A JP26152198A JP2000084832A JP 2000084832 A JP2000084832 A JP 2000084832A JP 26152198 A JP26152198 A JP 26152198A JP 26152198 A JP26152198 A JP 26152198A JP 2000084832 A JP2000084832 A JP 2000084832A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polishing
- polishing composition
- electric conductivity
- ethyl alcohol
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水溶液に研磨砥粒を分散してなる研磨用組成
物のpH及び電気伝導度を調整し、不純物の化学的反応
及び砥粒の凝集の防止を図って良好な研磨性を確保す
る。 【解決手段】 研磨砥粒とエチルアルコール及び水を含
んでなる研磨用組成物であって、この研磨用組成物のp
Hが2.5〜5.0で、且つ電気伝導度が30μS/c
m以下に調整してなる。
物のpH及び電気伝導度を調整し、不純物の化学的反応
及び砥粒の凝集の防止を図って良好な研磨性を確保す
る。 【解決手段】 研磨砥粒とエチルアルコール及び水を含
んでなる研磨用組成物であって、この研磨用組成物のp
Hが2.5〜5.0で、且つ電気伝導度が30μS/c
m以下に調整してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基盤、光フ
ァイバー部材等の表面研磨に使用する研磨用組成物(研
磨溶液)に関するものである。特に光ファイバー部材と
しての光コネクターフェルールの端面研磨用に好適な研
磨用組成物である。
ァイバー部材等の表面研磨に使用する研磨用組成物(研
磨溶液)に関するものである。特に光ファイバー部材と
しての光コネクターフェルールの端面研磨用に好適な研
磨用組成物である。
【0002】
【従来技術】例えば、フェルール穴に光ファイバーを挿
入固定してなる光コネクターフェルールの先端を凸状球
面に研磨する方法としては、特開平9−248771号
に記載された方法があり、特定の研磨テープをエラスト
マ弾性体を介して回転金属板上に置き、回転板を回転さ
せると共に、水を流しながら研磨テープの研磨層に対し
て、光コネクターフェルールの端面を押しつける方法が
知られている。
入固定してなる光コネクターフェルールの先端を凸状球
面に研磨する方法としては、特開平9−248771号
に記載された方法があり、特定の研磨テープをエラスト
マ弾性体を介して回転金属板上に置き、回転板を回転さ
せると共に、水を流しながら研磨テープの研磨層に対し
て、光コネクターフェルールの端面を押しつける方法が
知られている。
【0003】しかし前記方法では、光コネクターフェル
ール端面を傷付けたり、またフェルールと光ファイバー
との間に段差を生じて、光学特性の反射減衰特性が低下
する課題がある。
ール端面を傷付けたり、またフェルールと光ファイバー
との間に段差を生じて、光学特性の反射減衰特性が低下
する課題がある。
【0004】また、半導体基盤等の研磨に用いる研磨砥
粒を含有する研磨用組成物として、特開平10−172
935号、特開平10−172936号、特開平10−
172937号などには、電気伝導度が30μS/cm
以上の研磨用組成物を用いることが提案されている。
粒を含有する研磨用組成物として、特開平10−172
935号、特開平10−172936号、特開平10−
172937号などには、電気伝導度が30μS/cm
以上の研磨用組成物を用いることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして前記のような
電気伝導度の高い研磨用組成物では、不純物としてのア
ルカリ金属による化学反応で被研磨面に傷が発生しやす
いと共に、pHが大きくなると分散した研磨砥粒の凝集
が発生しやすくなる問題を有している。
電気伝導度の高い研磨用組成物では、不純物としてのア
ルカリ金属による化学反応で被研磨面に傷が発生しやす
いと共に、pHが大きくなると分散した研磨砥粒の凝集
が発生しやすくなる問題を有している。
【0006】例えば、水に含まれる不純物としてのアル
カリ金属を多く含み電気伝導度が高くなっている研磨用
組成物では、NaイオンやCaイオンなどが光ファイバ
ーのガラス部分と化学的に反応して、被研磨面に傷が生
起したり透明性が低下し、その光学特性に影響を与えて
光コネクターフェルールの反射減衰特性の劣化を招くこ
とになる。また、研磨砥粒の凝集等によって、セラミッ
ク素材によるフェルール先端と光ファイバー先端との研
磨特性に差が生じ、両者間に段差が発生して反射減衰特
性が低下する。
カリ金属を多く含み電気伝導度が高くなっている研磨用
組成物では、NaイオンやCaイオンなどが光ファイバ
ーのガラス部分と化学的に反応して、被研磨面に傷が生
起したり透明性が低下し、その光学特性に影響を与えて
光コネクターフェルールの反射減衰特性の劣化を招くこ
とになる。また、研磨砥粒の凝集等によって、セラミッ
ク素材によるフェルール先端と光ファイバー先端との研
磨特性に差が生じ、両者間に段差が発生して反射減衰特
性が低下する。
【0007】本発明は上記点に鑑みなされたものであっ
て、研磨砥粒を分散してなる研磨用組成物における被研
磨体との化学的反応および凝集を抑制し良好な研磨性を
確保するようにした研磨用組成物を提供せんとするもの
である。
て、研磨砥粒を分散してなる研磨用組成物における被研
磨体との化学的反応および凝集を抑制し良好な研磨性を
確保するようにした研磨用組成物を提供せんとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の研磨用組成物は、研磨砥粒とエチルアルコール及び
水を含んでなる研磨用組成物であって、該研磨用組成物
のpHが2.5〜5.0で、且つ電気伝導度が30μS
/cm以下であることを特徴とするものである。
明の研磨用組成物は、研磨砥粒とエチルアルコール及び
水を含んでなる研磨用組成物であって、該研磨用組成物
のpHが2.5〜5.0で、且つ電気伝導度が30μS
/cm以下であることを特徴とするものである。
【0009】前記研磨砥粒は、SiO2粒子で、その一
次粒子径が10nm以下であり、且つBET法(窒素吸
着法)による比表面積が300〜450m2/gのもの
が望ましい。
次粒子径が10nm以下であり、且つBET法(窒素吸
着法)による比表面積が300〜450m2/gのもの
が望ましい。
【0010】前記研磨用組成物は、特に、電気伝導度が
10μS/cm以下であり、pHが3.0〜4.5のも
のが好ましい。
10μS/cm以下であり、pHが3.0〜4.5のも
のが好ましい。
【0011】なお、光コネクターフェルール等の被研磨
体の研磨時には、被研磨体の研磨面を、表面に研磨層を
有する研磨シート、研磨テープ、研磨布紙等の研磨体に
摺接するか、テフロン、ナイロン、レーヨン、PET繊
維材質などの担持膜に摺接して、この摺接部分に研磨用
組成物を供給して行うものである。
体の研磨時には、被研磨体の研磨面を、表面に研磨層を
有する研磨シート、研磨テープ、研磨布紙等の研磨体に
摺接するか、テフロン、ナイロン、レーヨン、PET繊
維材質などの担持膜に摺接して、この摺接部分に研磨用
組成物を供給して行うものである。
【0012】
【発明の効果】上記のような本発明の研磨用組成物によ
れば、研磨砥粒と水に加えてエチルアルコールを含むと
共に、そのpHが2.5〜5.0であることにより、研
磨砥粒の凝集が防止できる一方、電気伝導度が30μS
/cm以下であることにより、NaイオンやCaイオン
などのアルカリ金属を多く含む不純物が少なく被研磨面
との化学的反応を抑制して、光コネクターフェルール端
面を傷付けることがなく、且つ、フェルールと光ファイ
バーとの間に段差を発生させることなく、光学特性の反
射減衰量を向上することができる良好な研磨特性が得ら
れる。
れば、研磨砥粒と水に加えてエチルアルコールを含むと
共に、そのpHが2.5〜5.0であることにより、研
磨砥粒の凝集が防止できる一方、電気伝導度が30μS
/cm以下であることにより、NaイオンやCaイオン
などのアルカリ金属を多く含む不純物が少なく被研磨面
との化学的反応を抑制して、光コネクターフェルール端
面を傷付けることがなく、且つ、フェルールと光ファイ
バーとの間に段差を発生させることなく、光学特性の反
射減衰量を向上することができる良好な研磨特性が得ら
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の研磨用組成物の
実施の形態を示し、本発明をさらに詳細に説明する。
実施の形態を示し、本発明をさらに詳細に説明する。
【0014】本発明の研磨用組成物は、研磨砥粒として
の粉体を、水(蒸留水)及びエチルアルコールを混合し
てなる水溶液に添加してなる研磨スラリーで構成してな
り、このエチルアルコールの添加量は3〜50wt%で
あり、pHを2.5〜5.0、例えば3.5に、電気伝
導度を30μS/cm以下、例えば8〜30μS/cm
に調整する。
の粉体を、水(蒸留水)及びエチルアルコールを混合し
てなる水溶液に添加してなる研磨スラリーで構成してな
り、このエチルアルコールの添加量は3〜50wt%で
あり、pHを2.5〜5.0、例えば3.5に、電気伝
導度を30μS/cm以下、例えば8〜30μS/cm
に調整する。
【0015】また、前記研磨用組成物中の研磨砥粒とし
ては、SiO2粒子(シリカゲル)が好ましく、その一
次粒子径が10nm以下、例えば5〜7nmであり、こ
の研磨砥粒のBET法(窒素吸着法)による比表面積は
300〜450m2/g、例えば360〜400m2/g
である。
ては、SiO2粒子(シリカゲル)が好ましく、その一
次粒子径が10nm以下、例えば5〜7nmであり、こ
の研磨砥粒のBET法(窒素吸着法)による比表面積は
300〜450m2/g、例えば360〜400m2/g
である。
【0016】前記研磨用組成物は、蒸留水及びアルコー
ルをアジターで高速攪拌しながら、研磨砥粒(シリカゲ
ル粉末)を徐々に投入し混合溶解することによって得ら
れる。また、必要により防黴剤、分散剤その他の添加剤
を使用することができる。
ルをアジターで高速攪拌しながら、研磨砥粒(シリカゲ
ル粉末)を徐々に投入し混合溶解することによって得ら
れる。また、必要により防黴剤、分散剤その他の添加剤
を使用することができる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の研磨用組成物の実施例およ
び比較例を示し、その特性を評価する。
び比較例を示し、その特性を評価する。
【0018】<実施例1>本例の研磨用組成物は、研磨
砥粒として一次粒子径が7nm(比表面積360m2/
g)のSiO2粒子を用い、電気伝導度が30μS/c
mでpHが3.5の水とエチルアルコール(90:1
0)の混合溶液の中に混ぜて充分攪拌し、研磨砥粒濃度
が7重量%のスラリーを作製した。
砥粒として一次粒子径が7nm(比表面積360m2/
g)のSiO2粒子を用い、電気伝導度が30μS/c
mでpHが3.5の水とエチルアルコール(90:1
0)の混合溶液の中に混ぜて充分攪拌し、研磨砥粒濃度
が7重量%のスラリーを作製した。
【0019】<実施例2>本例の研磨用組成物は、研磨
砥粒として一次粒子径が5nm(比表面積400m2/
g)のSiO2粒子を用い、電気伝導度が15μS/c
mでpHが3.5の水とエチルアルコール(90:1
0)の混合溶液の中に混ぜて充分攪拌し、研磨砥粒濃度
が7重量%のスラリーを作製した。
砥粒として一次粒子径が5nm(比表面積400m2/
g)のSiO2粒子を用い、電気伝導度が15μS/c
mでpHが3.5の水とエチルアルコール(90:1
0)の混合溶液の中に混ぜて充分攪拌し、研磨砥粒濃度
が7重量%のスラリーを作製した。
【0020】<実施例3>本例の研磨用組成物は、研磨
砥粒として一次粒子径が7nm(比表面積360m2/
g)のSiO2粒子を用い、電気伝導度が8μS/cm
でpHが3.5の水とエチルアルコール(90:10)
の混合溶液の中に混ぜて充分攪拌し、研磨砥粒濃度が7
重量%のスラリーを作製した。
砥粒として一次粒子径が7nm(比表面積360m2/
g)のSiO2粒子を用い、電気伝導度が8μS/cm
でpHが3.5の水とエチルアルコール(90:10)
の混合溶液の中に混ぜて充分攪拌し、研磨砥粒濃度が7
重量%のスラリーを作製した。
【0021】<比較例1>本例の研磨用組成物は、研磨
砥粒及びエチルアルコールを含まず、電気伝導度が5μ
S/cmで、pHが5.0の水を使用した。
砥粒及びエチルアルコールを含まず、電気伝導度が5μ
S/cmで、pHが5.0の水を使用した。
【0022】<比較例2>本例の研磨用組成物は、研磨
砥粒として一次粒子径が7nm(比表面積360m2/
g)のSiO2粒子を用い、電気伝導度が50μS/c
mでpHが3.6の水とエチルアルコール(90:1
0)の混合溶液の中に混ぜて充分攪拌し、研磨砥粒濃度
が7重量%のスラリーを作製した。
砥粒として一次粒子径が7nm(比表面積360m2/
g)のSiO2粒子を用い、電気伝導度が50μS/c
mでpHが3.6の水とエチルアルコール(90:1
0)の混合溶液の中に混ぜて充分攪拌し、研磨砥粒濃度
が7重量%のスラリーを作製した。
【0023】<比較例3>本例の研磨用組成物は、研磨
砥粒として一次粒子径が7nm(比表面積360m2/
g)のSiO2粒子を用い、電気伝導度が100μS/
cmでpHが3.6の水とエチルアルコール(90:1
0)の混合溶液の中に混ぜて充分攪拌し、研磨砥粒濃度
が7重量%のスラリーを作製した。
砥粒として一次粒子径が7nm(比表面積360m2/
g)のSiO2粒子を用い、電気伝導度が100μS/
cmでpHが3.6の水とエチルアルコール(90:1
0)の混合溶液の中に混ぜて充分攪拌し、研磨砥粒濃度
が7重量%のスラリーを作製した。
【0024】<比較例4>本例の研磨用組成物は、研磨
砥粒として一次粒子径が7nm(比表面積360m2/
g)のSiO2粒子を用い、電気伝導度が30μS/c
mでpHが6.8の水とエチルアルコール(90:1
0)の混合溶液の中に混ぜて充分攪拌し、研磨砥粒濃度
が7重量%のスラリーを作製した。
砥粒として一次粒子径が7nm(比表面積360m2/
g)のSiO2粒子を用い、電気伝導度が30μS/c
mでpHが6.8の水とエチルアルコール(90:1
0)の混合溶液の中に混ぜて充分攪拌し、研磨砥粒濃度
が7重量%のスラリーを作製した。
【0025】なお、前記電気伝導度の測定は、TOA製
測定器(MODEL:CM−30ET計)を用いて同一
条件で測定した。pH値は、TOA製pH計(MODE
L:HM−30S計)を用い、同一条件で測定した。S
iO2粒子の粒子径は電子顕微鏡で観察測定し、比表面
積はBET法比表面積測定器にて測定した。
測定器(MODEL:CM−30ET計)を用いて同一
条件で測定した。pH値は、TOA製pH計(MODE
L:HM−30S計)を用い、同一条件で測定した。S
iO2粒子の粒子径は電子顕微鏡で観察測定し、比表面
積はBET法比表面積測定器にて測定した。
【0026】上記のような各実施例1〜3及び比較例1
〜4の研磨用組成物を使用して、市販の光ファイバーフ
ェルール研磨機を用い光ファイバーフェルールの研磨試
験を行い、研磨後のフェルール端面の傷の有無の確認
と、フェルールと光ファイバーとの間の段差量の測定及
び光学特性の反射減衰量(出力値)を測定した結果を表
1に示す。上記反射減衰量は、光伝達損失に関連し、被
研磨面の表面性を評価でき、dB値が大きいほど伝達ロ
スが少なく良好な研磨面を有するものである。
〜4の研磨用組成物を使用して、市販の光ファイバーフ
ェルール研磨機を用い光ファイバーフェルールの研磨試
験を行い、研磨後のフェルール端面の傷の有無の確認
と、フェルールと光ファイバーとの間の段差量の測定及
び光学特性の反射減衰量(出力値)を測定した結果を表
1に示す。上記反射減衰量は、光伝達損失に関連し、被
研磨面の表面性を評価でき、dB値が大きいほど伝達ロ
スが少なく良好な研磨面を有するものである。
【0027】なお、被研磨体としての光コネクターフェ
ルールは、セラミック素材によるフェルールの中心穴に
ガラス素材の光ファイバーを挿入固定してなる。そし
て、この被研磨体の先端研磨は、回転台上に設置したゴ
ム等の弾性体に研磨シートを貼り付け、この研磨シート
に被研磨体の先端を押圧接触させ、上記回転台を回転さ
せつつ被研磨体を相対的に運動させると共に、研磨部分
に前記研磨用組成物を供給して研磨を行ったものであ
る。
ルールは、セラミック素材によるフェルールの中心穴に
ガラス素材の光ファイバーを挿入固定してなる。そし
て、この被研磨体の先端研磨は、回転台上に設置したゴ
ム等の弾性体に研磨シートを貼り付け、この研磨シート
に被研磨体の先端を押圧接触させ、上記回転台を回転さ
せつつ被研磨体を相対的に運動させると共に、研磨部分
に前記研磨用組成物を供給して研磨を行ったものであ
る。
【0028】
【表1】
【0029】上記表1の結果、本発明実施例1〜3によ
る研磨用組成物は、研磨面に傷の発生がなく、段差量も
小さく、反射減衰量の大きな出力が得られ良好な端面研
磨が行えている。これに対して、比較例1の水のみによ
るものでは、傷の発生はなかったが、セラミック面とガ
ラス面との研磨量に差が生じ両者間に大きな段差が生起
し、反射減衰量の出力も小さくなった。比較例2及び3
の研磨用組成物では電気伝導度が大きく、傷の発生が見
られると共に段差量も大きく、反射減衰量の出力が小さ
くなった。比較例4の研磨用組成物ではpHが大きく、
傷の発生が見られると共に段差量も大きく、反射減衰量
の出力が小さくなり、これらの比較例では良好な研磨性
が得られなかった。
る研磨用組成物は、研磨面に傷の発生がなく、段差量も
小さく、反射減衰量の大きな出力が得られ良好な端面研
磨が行えている。これに対して、比較例1の水のみによ
るものでは、傷の発生はなかったが、セラミック面とガ
ラス面との研磨量に差が生じ両者間に大きな段差が生起
し、反射減衰量の出力も小さくなった。比較例2及び3
の研磨用組成物では電気伝導度が大きく、傷の発生が見
られると共に段差量も大きく、反射減衰量の出力が小さ
くなった。比較例4の研磨用組成物ではpHが大きく、
傷の発生が見られると共に段差量も大きく、反射減衰量
の出力が小さくなり、これらの比較例では良好な研磨性
が得られなかった。
Claims (3)
- 【請求項1】 研磨砥粒とエチルアルコール及び水を含
んでなる研磨用組成物であって、 該研磨用組成物のpHが2.5〜5.0で、且つ電気伝
導度が30μS/cm以下であることを特徴とする研磨
用組成物。 - 【請求項2】 前記研磨砥粒がSiO2粒子で、その一
次粒子径が10nm以下であり、且つ比表面積が300
〜450m2/gであることを特徴とする請求項1に記
載の研磨用組成物。 - 【請求項3】 前記研磨用組成物は、電気伝導度が10
μS/cm以下であり、pHが3.0〜4.5であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の研磨用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26152198A JP2000084832A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 研磨用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26152198A JP2000084832A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 研磨用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000084832A true JP2000084832A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17363068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26152198A Withdrawn JP2000084832A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 研磨用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000084832A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2002067309A1 (ja) * | 2001-02-20 | 2004-06-24 | 日立化成工業株式会社 | 研磨剤及び基板の研磨方法 |
JP2005500173A (ja) * | 2001-08-20 | 2005-01-06 | サムソン コーニング カンパニー,リミテッド | シリカ−コーティングされたセリアを含む研磨スラリー |
US7842193B2 (en) | 2005-09-29 | 2010-11-30 | Fujifilm Corporation | Polishing liquid |
US7857985B2 (en) | 2006-01-30 | 2010-12-28 | Fujifilm Corporation | Metal-polishing liquid and chemical mechanical polishing method using the same |
US7902072B2 (en) | 2006-02-28 | 2011-03-08 | Fujifilm Corporation | Metal-polishing composition and chemical-mechanical polishing method |
US8034252B2 (en) | 2006-02-13 | 2011-10-11 | Fujifilm Corporation | Metal-polishing liquid and chemical-mechanical polishing method using the same |
US8338303B2 (en) | 2008-12-25 | 2012-12-25 | Fujifilm Corporation | Polishing liquid |
US8372304B2 (en) | 2008-06-12 | 2013-02-12 | Fujifilm Corporation | Polishing slurry |
US8409467B2 (en) | 2007-09-25 | 2013-04-02 | Fujifilm Corporation | Polishing liquid for semiconductor integrated circuit |
US8715524B2 (en) | 2007-02-26 | 2014-05-06 | Fujifilm Corporation | Polishing liquid |
CN104149039A (zh) * | 2014-07-09 | 2014-11-19 | 华侨大学 | 一种在超细磨料表面涂覆氧化硅的方法 |
JP2019172733A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | 株式会社フジミインコーポレーテッド | 研磨用組成物 |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP26152198A patent/JP2000084832A/ja not_active Withdrawn
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2002067309A1 (ja) * | 2001-02-20 | 2004-06-24 | 日立化成工業株式会社 | 研磨剤及び基板の研磨方法 |
JP2009010402A (ja) * | 2001-02-20 | 2009-01-15 | Hitachi Chem Co Ltd | 研磨剤及び基板の研磨方法 |
JP2005500173A (ja) * | 2001-08-20 | 2005-01-06 | サムソン コーニング カンパニー,リミテッド | シリカ−コーティングされたセリアを含む研磨スラリー |
US7842193B2 (en) | 2005-09-29 | 2010-11-30 | Fujifilm Corporation | Polishing liquid |
US7857985B2 (en) | 2006-01-30 | 2010-12-28 | Fujifilm Corporation | Metal-polishing liquid and chemical mechanical polishing method using the same |
US8034252B2 (en) | 2006-02-13 | 2011-10-11 | Fujifilm Corporation | Metal-polishing liquid and chemical-mechanical polishing method using the same |
US7902072B2 (en) | 2006-02-28 | 2011-03-08 | Fujifilm Corporation | Metal-polishing composition and chemical-mechanical polishing method |
US8715524B2 (en) | 2007-02-26 | 2014-05-06 | Fujifilm Corporation | Polishing liquid |
US8409467B2 (en) | 2007-09-25 | 2013-04-02 | Fujifilm Corporation | Polishing liquid for semiconductor integrated circuit |
US8372304B2 (en) | 2008-06-12 | 2013-02-12 | Fujifilm Corporation | Polishing slurry |
US8338303B2 (en) | 2008-12-25 | 2012-12-25 | Fujifilm Corporation | Polishing liquid |
CN104149039A (zh) * | 2014-07-09 | 2014-11-19 | 华侨大学 | 一种在超细磨料表面涂覆氧化硅的方法 |
JP2019172733A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | 株式会社フジミインコーポレーテッド | 研磨用組成物 |
JP7152168B2 (ja) | 2018-03-27 | 2022-10-12 | 株式会社フジミインコーポレーテッド | 研磨用組成物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1187426C (zh) | 光学抛光制剂 | |
JP4115562B2 (ja) | 研磨用組成物 | |
JP3359479B2 (ja) | 研磨材、その製造方法及び研磨方法 | |
KR930006470B1 (ko) | 규산 무수물의 수 분산물 제조방법 | |
JP2000084832A (ja) | 研磨用組成物 | |
TWI262209B (en) | Polishing composition | |
WO2009021364A1 (fr) | Procédé de contrôle du grattage de la surface polie d'une tranche de silicium | |
CA2315057A1 (en) | Process for producing semiconductor device | |
CN104312441B (zh) | 硅铈抛光液及其制备方法 | |
EP1088869B1 (en) | Aqueous dispersion for chemical mechanical polishing | |
JP3933748B2 (ja) | ワイヤソー用水溶性切削液 | |
Weisshaar et al. | Considerations for polishing glassy carbon to a scratch-free finish | |
JP4346712B2 (ja) | ウェーハエッジ研磨方法 | |
EP0826756A1 (en) | Abrasive composition for polishing a metal layer on a semiconductor substrate, and use of the same | |
JP2001118815A (ja) | 半導体ウェーハエッジ研磨用研磨組成物及び研磨加工方法 | |
JP4955253B2 (ja) | デバイスウエハエッジ研磨用研磨組成物、その製造方法、及び研磨加工方法 | |
JP2001093866A (ja) | 酸化物単結晶ウェーハ加工用研磨用組成物及び酸化物単結晶ウェーハの研磨方法 | |
TW200521213A (en) | A slurry for color photoresist planarization | |
Armini et al. | Interaction forces between a glass surface and ceria-modified PMMA-based abrasives for CMP measured by colloidal probe AFM | |
TWI284674B (en) | Polishing composition, preparation method thereof and wafer polishing method using the same | |
JPH0463428A (ja) | ウエハーのファイン研磨用濃縮組成物 | |
JP2001152134A (ja) | 酸化物単結晶ウェーハ用研磨用組成物及び酸化物単結晶ウェーハの研磨方法 | |
JP2001277106A (ja) | 研磨方法及び研磨装置 | |
CN115466573B (zh) | 一种用于单晶硅晶圆片的抛光液及其应用 | |
CN116855176B (zh) | 一种金属表面处理抛光液及其制备方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |