JP2000084785A - 穿孔装置 - Google Patents

穿孔装置

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JP2000084785A
JP2000084785A JP10253139A JP25313998A JP2000084785A JP 2000084785 A JP2000084785 A JP 2000084785A JP 10253139 A JP10253139 A JP 10253139A JP 25313998 A JP25313998 A JP 25313998A JP 2000084785 A JP2000084785 A JP 2000084785A
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JP
Japan
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hood
drill
blower
cutting powder
tip
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10253139A
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English (en)
Inventor
Yuji Nakagawa
勇二 中川
Toshiyuki Yamanouchi
俊之 山之内
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National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ドリルを用いた穿孔によって生じる切削粉を効
果的に除去することができ、ドリルの寿命を延長する事
ができる穿孔装置を提供する。 【構成】ドリル1と、そのドリル1による穿孔により生
ずる切削粉を吹き飛ばすブロアーと、その切削粉を吸引
する吸引手段と、ブロアー先端部、吸引手段先端部、ド
リル1による加工ポイントを同時に覆うフード4を穿孔
装置に設ける。ブロアー先端部には、加工ポイントの方
向を向いたノズル2が設けられており、またブロアーは
送風、停止を繰り返す断続運転を行う。また、フード4
には昇降装置が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】切削粉によるドリルの摩耗を少な
くして、ドリル寿命を延長する事ができる穿孔装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】セメント系複合材料等は切削すると粉状
の切削粉が発生する。この種の被削材に、穴あけ加工を
行う穿孔装置においては、その切削粉の処理が問題とな
る。切削粉は、周囲に散乱すると、工場内の環境を悪化
させるばかりでなく、切削粉によりドリルの摩耗が促進
されるため、切削粉を効果的に除去する必要がある。
【0003】従来の穿孔装置では、切削粉を除去するた
め、ドリルによる加工ポイント付近で、吸引手段による
吸引を行い、切削の進行と同時に切削粉を吸引して除去
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の穿孔装置に
よると、吸引手段により、被削材の表面に表出した切削
粉は、吸引して除去する事ができるが、孔内部の切削粉
は吸引する事ができない。そのため、切削中、孔内部に
は切削粉が充満した状態となっていた。この孔内部に充
満した切削粉はドリル先端の摩耗を促進させる原因とな
り、ドリルの寿命を縮める結果となっていた。
【0005】以上より本発明の目的は、ドリルを用いた
穿孔によって生じる切削粉を効果的に除去することがで
き、ドリルの寿命を延長する事ができる穿孔装置を提供
することである。
【課題を解決するための手段】本発明は、ドリルと、そ
のドリルによる穿孔により生ずる切削粉を吹き飛ばすブ
ロアーと、その切削粉を吸引する吸引手段と、ブロアー
先端部、吸引手段先端部、ドリルによる加工ポイントを
同時に覆うフードを穿孔装置に設ける。
【0006】ドリルによる穿孔により生ずる切削粉を吹
き飛ばすブロアーと吸引手段を両方備えたので、ブロア
ーによる切削粉の除去と、その吸引を同時に行うことが
でき、効果的に切削粉を除去できて、切削粉によるドリ
ルの摩耗を最小限にすることができる。また、ブロアー
先端部、吸引手段先端部、加工ポイントを同時に覆うフ
ードを備えたので、切削粉を周囲に散乱させることない
うえ、ブロアー、吸引手段の効果を最大限に発揮させる
ことができる。
【0007】また、ブロアーの先端にノズルを形成し、
ノズル先端を穿孔される孔内に向けておき、これにより
エアブローを行ってもよい。これにより、孔内の切削粉
をより効果的に除去することができ、切削粉によるドリ
ルの摩耗の進行を最小限にすることができる。
【0008】さらに、ブロアーを、送風、停止を繰り返
す断続運転させてもよい。断続運転を行うことで、ブロ
アーによる空気の流れが乱れて、多様な方向に流れるの
で切削粉を効果的に浮遊させることができる。これによ
り、ブロアーを連続運転した場合のように切削粉が一定
箇所に滞留して、除去されずに残ることを防止すること
ができる。
【0009】フードが下降し被削材にその下端が当接し
た使用状態と、上昇して被削材から離隔した待機状態と
をとりうるようにフード昇降手段を設けてもよい。フー
ド昇降手段を設けることで、フードの使用状態と不使用
状態を容易に変更することができる。不使用状態ではフ
ードが被削材に接触しないので、被削材の交換を便宜に
行うことができ、フードの昇降手段を用いてフードを昇
降させることで、工場の自動加工ラインを容易に形成す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明では、ドリル1と、そのド
リル1による穿孔により生ずる切削粉を吹き飛ばすブロ
アーと、その切削粉を吸引する吸引手段と、ブロアー先
端部、吸引手段先端部、ドリル1による加工ポイントを
同時に覆うフード4を穿孔装置に設ける。
【0011】ドリル1は、ドリルビット1a、ドリルビ
ット1aを固定するチャック1b、ドリルビット1aを
駆動するモータを内蔵するドリル本体1c、ドリル本体
1cを昇降させて送りを与える送り手段(図示せず)と
からなる。
【0012】ブロアーの先端にはノズル2が設けられて
おり、ノズル2は加工ポイントの真上から外れた位置か
ら垂下し、先端は若干曲げられて、加工ポイントの方向
に向けられている。このノズル2を介して送風すること
により、加工ポイントから溢れ出た切削粉のみならず、
穿孔中の孔内部にある切削粉をも吹き飛ばして除去する
ことができる。ノズル2には送風管(図示せず)を経由
して送風機(図示せず)が連結される。また、ブロアー
は断続運転が可能なように、その送風機の電源を一定周
期で投入する断続運転回路を備えている。また、断続運
転は、送風機の送風管にバルブを設け、そのバルブを開
閉することによって行ってもよい。
【0013】吸引手段は先端に集塵ホース3を備えてお
り、集塵ホース3の先端はフード4に接続され、集塵ホ
ース3はフード4内部に連通している。その接続位置は
前記ブロアー先端のノズル2とドリル1を挟んで反対の
位置にあり、ノズル2で吹き飛ばした切削粉を効率的に
吸引できるようになっている。また、フード4の昇降に
応じて変形できるよう、集塵ホース3は可撓性を有して
いる。
【0014】フード4は、ドリル1による加工ポイン
ト、ブロアー先端部、吸引手段先端部を同時に覆うよう
に構成されている。フード4上面には貫通孔5が形成さ
れており、貫通孔5にはドリルビット1a及びドリルビ
ット1aを固定するチャック1bを貫通させることがで
きる。また、ドリル1が下方に送られて、ドリル1のチ
ャック1bが下降した場合にもこれらが接触しないよう
に、前記貫通孔5は、チャック1bの外径よりやや大き
く形成されている。また、これにより、フード4が上昇
した場合にも、フード4とドリル1のチャック1bが接
触することを回避することができる。
【0015】吸引手段に設けられた集塵ホース3の先端
は、フード4に接続されているが、フード4の集塵ホー
ス3が接続されている面は傾斜しており、集塵ホース3
は略加工ポイントの方向を向くように傾斜している。こ
れにより、ブロアー先端のノズル2に吹き飛ばされた切
削粉を、効率的に吸引することができるとともに、フー
ド4内を浮遊する切削粉をも効果的に吸引することがで
きる。
【0016】ブロアーのノズル2もフード4を貫通して
おり、ブロアーのノズル2はフード4に連結されてい
る。必要に応じて、ノズル2はフード4に連結せず固定
しておいてもよい。
【0017】フード4の底面には、底板が取着されてお
り、底板にはドリルビット1aが貫通する貫通孔5が形
成されている。底板が取着されているので、切削粉が被
削材7上に残留しにくい。また、フード4は待機状態
と、使用状態を切り替える昇降手段を備えている。昇降
手段は、フード4に連結された垂下材6と、垂下材6の
上端に設けられ、これを昇降させる駆動手段(図示せ
ず)とからなる。本実施の形態では、駆動手段は、モー
タとモータにより駆動されるピニオンと、前記垂下材6
上部に固定されるラックギアとからなる。モータを正
転、反転させることで、ピニオンと噛み合ったラックギ
アが上昇、下降しフードを昇降させることができる。
【0018】また、垂下材6をドリル本体1cにスライ
ド自在に取り付け、フード4の昇降をドリル1の送りに
連動させてもよい。垂下材6上端には当たりを設けてお
く。待機状態では、当たりにより垂下材6が持ち上げら
れて、フード4が上昇した状態となる。次にドリル1が
下方に送られると、同時に垂下材6及びフード4が下降
するが、フード4が被削材7に当接すると、垂下材6は
ドリル本体1cにスライド自在に取り付けられているの
で、フード4及び垂下材6の自重で被削材7に当接され
る。
【0019】本実施の形態の穿孔装置の動作について説
明する。穿孔に先立ち、被削材7が所定位置にセットさ
れる。次にフード4が下降し、フード4の底面を、被削
材7の上面に当接させる。この状態で、吸引手段により
吸引を開始するとともに、ブロアーによりエアブローを
開始する。尚、本実施の形態の被削材7は、サイディン
グボードであり、セメント系材料の裏面に鉄板が接着さ
れている。
【0020】ブロアーは一定周期で送風、停止を繰り返
す断続運転を行う。断続運転を行うことで、ブロアーに
よる空気の流れが乱れて、多様な方向に流れるので切削
粉を効果的に浮遊させることができる。これにより、ブ
ロアーを連続運転した場合のように切削粉が一定箇所に
滞留して、除去されずに残ることを防止することができ
る。この運転の間隔は、0.2秒〜5秒の範囲が好まし
い。0.2秒以下であると、連続運転した場合と大差な
い結果となり、5秒以上であると、ドリル1の穿孔に要
する時間との関係で、事実上連続運転となる。0.5秒
〜2秒の間隔が更に好ましい。この程度の間隔で運転す
ることで、効果的に切削粉を浮遊させることができる。
尚、本実施の形態の場合には、1秒間隔で運転、停止を
繰り返して運転している。
【0021】このとき、ブロアーのエアー圧は、本実施
の形態のノズル2の内径が4mm2の場合では、5kgf/
cm2程度に設定するのが好ましい。
【0022】エアブロー、バキュームの開始と同時にド
リル1により穿孔を行う。この時、エアブローにより、
穿孔される孔内の切削粉も効果的に排出させることがで
き、これらが、研磨剤となってドリルビット1aの摩耗
を促進されることを防止することができる。穿孔が終了
すると、ドリル1が上昇する。ドリルが、フード4から
抜き取られたのち、フード4も上昇させ、続いて被削材
7が取り除かれ、切削が完了する。
【0023】なお、本実施の形態のでは、ブロアーを断
続運転させたが、必ずしも断続運転する必要はなく、例
えば、切削時間が極めて短い場合などには、連続運転し
てもよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、ドリルに
よる穿孔により生ずる切削粉を吹き飛ばすブロアーと吸
引手段を両方備えたので、ブロアーによる切削粉の除去
と、その吸引を同時に行うことができ、効果的に切削粉
を除去できて、切削粉によるドリルの摩耗を最小限にす
ることができる。また、ブロアー先端部、吸引手段先端
部、加工ポイントを同時に覆うフードを備えたので、切
削粉を周囲に散乱させることないうえ、ブロアー、吸引
手段の効果を最大限に発揮させることができる。
【0025】請求項2記載の発明によると、孔内の切削
粉をより効果的に除去することができ、切削粉によるド
リルの摩耗の進行を最小限にすることができる。
【0026】請求項3記載の発明によると、断続運転を
行うことで、ブロアーによる空気の流れが乱れて、多様
な方向に流れるので切削粉を効果的に浮遊させることが
できる。これにより、ブロアーを連続運転した場合のよ
うに切削粉が一定箇所に滞留して、除去されずに残るこ
とを防止することができる。
【0027】請求項4記載の発明によると、フード昇降
手段を設けたので、フードの使用状態と不使用状態を容
易に変更することができる。不使用状態ではフードが被
削材に接触しないので、被削材の交換を便宜に行うこと
ができ、フードの昇降手段を用いてフードを昇降させる
ことで、工場の自動加工ラインを容易に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の穿孔装置を示す側面図
である。
【図2】本発明の一実施の形態の穿孔装置による切削状
態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ドリル 2 ノズル 4 フード 7 被削材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリルと、そのドリルによる穿孔により
    生ずる切削粉を吹き飛ばすブロアーと、その切削粉を吸
    引する吸引手段と、ブロアー先端部、吸引手段先端部、
    ドリルによる加工ポイントを同時に覆うフードを備えた
    穿孔装置。
  2. 【請求項2】 ブロアーは、先端にノズルを有し、ノズ
    ル先端はドリルによって穿孔される孔内に向いている事
    を特徴とする請求項1記載の穿孔装置。
  3. 【請求項3】 ブロアーは、送風、停止を繰り返す断続
    運転をする事を特徴とする請求項1または2記載の穿孔
    装置。
  4. 【請求項4】 フードが下降し被削材にその下端が当接
    した使用状態と、上昇して被削材から離隔した待機状態
    とをとりうるフード昇降手段を備えている事を特徴とす
    る請求項1、2または3記載の穿孔装置。
JP10253139A 1998-09-08 1998-09-08 穿孔装置 Withdrawn JP2000084785A (ja)

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JP10253139A JP2000084785A (ja) 1998-09-08 1998-09-08 穿孔装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006027977A1 (ja) * 2004-09-08 2006-03-16 Max Co., Ltd. 穿孔工具
JP2009241244A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Hitachi Koki Co Ltd 穿孔工具
CN103418817A (zh) * 2013-08-16 2013-12-04 苏州市合昌电器有限公司 废屑收集装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006027977A1 (ja) * 2004-09-08 2006-03-16 Max Co., Ltd. 穿孔工具
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Effective date: 20060110