JP2002200888A - 黒 板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チョークの粉末をバキューム装置によって自
動的に所定箇所に集粉するようにした黒板の提供。 【解決手段】 黒板の樋２に落ちたチョークの粉末をバ
キューム装置７の強力な吸引力によってチョーク粉末を
周囲に飛散させずに所定箇所に集めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はチョーク粉末の飛散
を防止し、該粉末を所定箇所に自動的にとりこむように
した黒板に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の黒板においては、樋に溜ったチョ
ーク粉末を手作業で除去する以外に方法がなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の黒板のように、
チョーク粉末を手作業で除去すると手が汚れたり、或い
はチョーク粉末が周囲を汚す不都合がある。本発明は前
記従来品の欠点を一掃し、チョーク粉末を自動的に所定
箇所に吸引集粉するようになる極めて画期的な黒板の提
供を目的としたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する手段として、黒板本体１と、該本体１の下縁に
前方に突出した状態で設けたチョーク粉末を受けるため
の樋２と、該樋２上に着脱可能に装着された複数個の穿
孔４を有する蓋板３と、前記樋２内に設置され、上面に
穿った吸引孔６を前記蓋板３の穿孔４と連通状態とし、
前記樋２と略々同じ長さを持つ断面任意の形状をしたパ
イプ状の集粉部材５とからなり、前記集粉部材５にバキ
ューム装置７のホース８を連結して前記樋２内のチョー
ク粉末を吸引するようにした。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明の具体的な構造を図にもと
づいて説明すると、黒板本体１の下縁にチョーク粉末を
受けるための樋２を設け、この樋２に複数個の穿孔４を
設けてなる蓋板３を該樋２の案内溝１０に沿って摺動可
能に挿入する。

【０００６】つぎに前記樋２内にはパイプ状の集粉部材
５が設置され、この集粉部材５は樋２と略々同じ長さを
持ち、断面形状が楕円形、円形、角形等の任意の形状が
可能であって、上面に吸引孔６が設けられており、この
吸引孔６が前記蓋板５の穿孔４に一致させて両者を連通
状態にする。

【０００７】前記集粉部材５にはバキューム装置７のホ
ース８が連結され（ホース８の連結は一箇所に限らず、
数箇所で連結する場合もある）バキューム装置７の強力
な吸引力によって樋２の蓋板３上に落ちたチョーク粉末
を集粉部材５から所定位置に集めるようになる。尚、黒
板本体１の両側には袖板９が設けられ、チョーク粉末を
両サイドに飛散するのを防止し、樋２の蓋板３上に落す
ための機能を付与させ、必要に応じて袖板９には風孔を
穿設することもある。

【０００８】

【発明の効果】本発明によれば、黒板の使用中にバキュ
ーム装置７を作動させておくと、樋２の蓋板３上に落ち
たチョーク粉末はバキューム装置７の強力な吸引力によ
って集粉部材５からホース８を通って所定箇所に自動的
に集粉され、樋２内のチョーク粉末を除去するための手
作業の必要性がなくなり、又チョーク粉末の周囲への飛
散も防止され、衛生的にして快適な使用が可能となり画
期的な黒板が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る黒板の斜視図

【図２】要部断面図

【符号の説明】

１ 黒板本体 ２ 樋 ３ 蓋板 ４ 穿孔 ５ 集粉部材 ６ 吸引孔 ７ バキューム装置 ８ ホース

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 黒板本体１と、該本体１の下縁に前方に
   突出した状態で設けたチョーク粉末を受けるための樋２
   と、該樋２上に着脱可能に装着された複数個の穿孔４を
   有する蓋板３と、前記樋２内に設置され、上面に穿った
   吸引孔６を前記蓋板３の穿孔４と連通状態とし、前記樋
   ２と略々同じ長さを持つ断面任意形状をしたパイプ状の
   集粉部材５とからなり、前記集粉部材５にバキューム装
   置７のホース８を連結して前記樋２内のチョーク粉末を
   吸引するようになることを特徴とする黒板。
2. 【請求項２】 前記黒板本体１の両側に袖板９を該黒板
   本体１の高さに対応して設けたことを特徴とする請求項
   １記載の黒板。