JP2000084622A - バルジ加工装置 - Google Patents

バルジ加工装置

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JP2000084622A
JP2000084622A JP10254940A JP25494098A JP2000084622A JP 2000084622 A JP2000084622 A JP 2000084622A JP 10254940 A JP10254940 A JP 10254940A JP 25494098 A JP25494098 A JP 25494098A JP 2000084622 A JP2000084622 A JP 2000084622A
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liquid
material pipe
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JP10254940A
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Sadamu Murata
定 村田
Manabu Kiuchi
学 木内
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Marelli Corp
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Calsonic Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D26/00Shaping without cutting otherwise than using rigid devices or tools or yieldable or resilient pads, i.e. applying fluid pressure or magnetic forces
    • B21D26/02Shaping without cutting otherwise than using rigid devices or tools or yieldable or resilient pads, i.e. applying fluid pressure or magnetic forces by applying fluid pressure
    • B21D26/033Deforming tubular bodies
    • B21D26/045Closing or sealing means

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、素材管の内部に圧力を作用させて
素材管を拡管変形させるバルジ加工装置に関し、簡易な
構造で確実に素材管を拡管変形することを目的とする。 【解決手段】 素材管27が配置されるキャビティ29
を有し、キャビティ29の内壁29aに型31が形成さ
れている割型25と、キャビティ29に配置される素材
管27の内部に挿入され、素材管27の径方向に伸張す
る弾性筒部35を有する伸張部材33と、伸張部材33
に接続され、伸張部材33内に液体69を圧入する圧力
源65とを備えてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、素材管の内部に圧
力を作用させて素材管を拡管変形させるバルジ加工装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、素材管を拡管変形させるバルジ加
工装置として、特開昭53−35669号公報に開示さ
れるものが知られている。
【0003】この種のバルジ加工装置は、図5に示すよ
うに、上型1および下型2から構成される割型3を備え
ている。割型3には、上型1および下型2を組み合わせ
た状態で、金属製の素材管4が挿入されるキャビティ5
が、割型3を貫通して形成されている。キャビティ5の
内壁5aには、素材管4の加工形状に対応する凹凸部6
が形成されている。
【0004】ここで、割型3の長さは、素材管4の長さ
より若干短くされている。また、バルジ加工装置は、キ
ャビティ5に配置される素材管4の両端を塞ぐためのホ
ルダ7を備えている。ホルダ7には、素材管4の内径に
対応する外径を有する円柱状の突部7aが形成されてお
り、突部7aの外周にはOリング8が取り付けられてい
る。
【0005】ホルダ7には、軸長方向に貫通する貫通穴
7bが形成されており、貫通穴7bには、コネクタ9が
螺合されている。各コネクタ9には、それぞれ耐圧ホー
ス10a、10bが接続されている。耐圧ホース10a
は、圧力源11のポンプ12に接続され、耐圧ホース1
0bは、圧力源11のポンプ13に接続されている。
【0006】ポンプ12は、圧力媒体である液体14を
素材管4内に圧入する機能を有し、ポンプ13は、液体
14を素材管4内から排出する機能を有している。ま
た、割型3のキャビティ5の両側には、ホルダ7を割型
3に押し付けるためのシリンダ15が配置されている。
上述したバルジ加工装置では、以下示すように、素材管
4が拡管変形される。
【0007】すなわち、先ず、割型3のキャビティ5内
に、拡管変形を行う素材管4が配置され、上型1と下型
2とが相互に固定される。次に、割型3から突出してい
る素材管4の両端に、それぞれホルダ7が嵌入され、素
材管4の両端がホルダ7により塞がれる。
【0008】嵌入されたホルダ7は、素材管4に圧入さ
れる液体14が漏れることを防止するため、シリンダ1
5により素材管4の両端に押し付けられる。この後、圧
力源11のポンプ12を動作させることで、液体14が
耐圧ホース10aを通って素材管4の内部に流入され
る。素材管4内に液体14が満たされるまでの時間は、
素材管4の容量により決まるが、一般的には、10〜2
0秒程度掛かる。
【0009】そして、ポンプ12の動作により、素材管
4の内部の液体14は高圧になり、素材管4は、外側に
向けて拡管変形し、キャビティ5の内壁5aの凹凸部6
に沿って変形する。素材管4の拡管変形後、ポンプ13
を動作させることで、素材管4内の液体14が耐圧ホー
ス10bを通って排出される。
【0010】次に、ホルダ7を押しつけていたシリンダ
15が外され、ホルダ7が素材管4から取り外される。
そして、上型1と下型2とが分離され、拡管変形された
素材管4が割型3から取り出される。さらに、素材管4
に付着している液体14が洗浄され、拡管変形が完了す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のバルジ加工装置では、素材管4の拡管変形
を、素材管4の内部に直接液体14を圧入することで行
っているため、素材管4の両端を、ホルダ7を用いて塞
がなくてはならず、高圧の液体14の液漏れを起こさな
いためには、ホルダ7の突部7aおよび素材管4の内面
を高い寸法精度で製作しなくてはならないというい問題
があった。
【0012】このため、装置の製造コストが増大し、ま
た、素材管4の材料コストが増大するという問題があっ
た。また、素材管4の内部に圧入される液体14の圧力
により、素材管4を拡管変形しているため、素材管4の
一部だけを加工する場合にも、素材管4の内部全体に液
体14を満たす必要があり、液体14の流入および排出
に多大な時間を要するという問題があった。
【0013】そして、素材管4を拡管変形した後に、素
材管4から液体14を排出しなくてはならないため、圧
力源11に排出専用のポンプ13が必要になるという問
題があった。さらに、素材管4の内部に直接液体14を
流入させるため、拡管変形後に、素材管4に付着してい
る液体14を洗浄しなくてはならないという問題があっ
た。
【0014】そして、素材管4の両端を、素材管4内の
液体14の圧力に耐えるように塞ぐため、シリンダ15
を用いてホルダ7を素材管4の両端に押しつけなくては
ならず、装置が大型化するという問題があった。本発明
は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもの
で、簡易な構造で確実に素材管を拡管変形することがで
きるバルジ加工装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1のバルジ加工装
置は、素材管が配置されるキャビティを有し、該キャビ
ティの内壁に型が形成されている割型と、前記キャビテ
ィに配置される前記素材管の内部に挿入され、該素材管
の径方向に伸張する弾性筒部を有する伸張部材と、前記
伸張部材に接続され、該伸張部材内に液体を圧入する圧
力源とを備えてなることを特徴とする。
【0016】請求項2のバルジ加工装置は、請求項1記
載のバルジ加工装置において、前記伸張部材は、前記弾
性筒部の両端に固定され、該両端を塞ぐホルダと、前記
弾性筒部内に延在し、前記各ホルダを相互に接続する連
結部材とを備え、前記ホルダの少なくとも一方は、前記
液体を流通する流通路を備えてなることを特徴とする。
【0017】請求項3のバルジ加工装置は、請求項2記
載のバルジ加工装置において、前記連結部材は、屈曲自
在なチェーンを備えてなることを特徴とする。
【0018】(作用)請求項1のバルジ加工装置では、
割型のキャビティに配置される素材管の内部に、伸張部
材を挿入した後、圧力源が駆動され、伸張部材内に液体
が流入される。
【0019】伸張部材内に液体が満たされた後は、圧力
源により圧入される液体の圧力により、伸張部材が内部
から押圧され、弾性筒部が外側に向けて伸張される。そ
して、液体の圧力が弾性筒部を介して素材管を押圧し、
素材管が割型の型に対応する形状に拡管変形する。素材
管の拡管変形後は、圧力源を停止することにより、伸張
部材内の液体の圧力が減少するため、液体を伸張部材内
から排出することなく、伸張部材の素材管の内部からの
取り出しが、容易に行われる。
【0020】また、液体の圧力による素材管の押圧は、
伸張部材の弾性筒部を介して行われるため、素材管に液
体を付着させることなく素材管の拡管変形が行われる。
このため、拡管変形後の素材管の洗浄が不要になる。請
求項2のバルジ加工装置では、弾性筒部の両端に固定さ
れるホルダが、弾性筒部内に延在する連結部材により相
互に接続されるため、液体を伸張部材内に圧入した際
に、伸張部材が軸長方向へ延びることが確実に防止され
る。
【0021】このため、ホルダを伸張部材側に押圧する
シリンダ等の押圧機構が不要になり、装置が小型化され
る。請求項3のバルジ加工装置では、連結部材が、屈曲
自在なチェーンを備えているため、伸張部材を所定方向
に自在に曲げることができ、湾曲した素材管にバルジ加
工を行う場合にも、素材管の湾曲形状に沿って、伸張部
材が素材管内に容易に挿入される。
【0022】また、伸張部材の両端のホルダがチェーン
により相互に接続されるため、伸張部材が常に所定の長
さに保持することができ、伸張部材の素材管への挿入等
の取り扱いが容易になる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明のバルジ加工装置の一実施
形態(請求項1ないし請求項3に対応する)を示してい
る。本装置は、上型21および下型23から構成される
割型25を備えている。割型25には、上型21および
下型23を組み合わせた状態で、金属製の素材管27が
挿入されるキャビティ29が、長手方向に貫通して形成
されている。
【0025】キャビティ29の内壁29aには、素材管
27の加工形状に対応する凹凸部31(型に対応する)
が形成されている。また、本装置は、キャビティ29に
配置される素材管27の内部に挿入可能な長尺状の伸張
管33(伸張部材に対応する)を備えている。伸張管3
3は、ゴムチューブ35、ゴムチューブ35の両端を固
定する固定部37(ホルダに対応する)、ゴムチューブ
35内に延在し固定部37を相互に連結するチェーン3
9を有している。
【0026】ゴムチューブ35は、肉厚が2mmのニト
リルゴム等から形成されており、ゴムチューブ35の外
径は、素材管27の内径より僅かに小さくされている。
固定部37は、図2に示すように、ゴムチューブ35の
端部35aを挟持する内ホルダ41と外ホルダ43とに
より構成されている。内ホルダ41および外ホルダ43
は、ステンレス鋼等により形成されている。
【0027】内ホルダ41には、ゴムチューブ35の開
口端35b側に細径化する円錐台部45が形成されてい
る。円錐台部45の大径側には、ゴムチューブ35内に
突出する突出部47が形成されている。突出部47に
は、ゴムチューブ35の径方向に貫通する係止穴47a
が形成されている。
【0028】この係止穴47aには、連結ピン49を介
して、チェーン39が固定されている。チェーン39
は、ローラを挟持するまゆ形のリンクプレートを連結ピ
ン49で連結した、一般にローラチェーンと称するもの
が使用されている。チェーン39は、ゴムチューブ35
の軸長方向への延びを制限すると同時に、伸張管33を
所定の長さに保持した状態で、所定の方向に湾曲可能に
している。
【0029】円錐台部45の小径側には、ゴムチューブ
35と反対側に突出する円柱形状の首部51が形成され
ている。首部51の周囲にはねじ溝51aが形成されて
おり、首部51の先端51b側には軸長方向に開口する
ねじ穴51cが形成されている。また、内ホルダ41に
は、首部51から突出部47に向けて延在する流通穴5
3が、ねじ穴51cに連通して形成されている。
【0030】突出部47側には、流通穴53の先端に連
通し突出部47を幅方向に貫通する貫通穴47bが形成
されている。これ等ねじ穴51c、流通穴53、貫通穴
47bにより、内ホルダ41には、ゴムチューブ35の
内部と外部とをつなげる流通路41aが形成されてい
る。また、外ホルダ43は、内ホルダ41を、首部51
側から覆う円筒形状に形成されている。
【0031】外ホルダ43の外径は、素材管27の内部
に挿入可能な大きさに形成されている。外ホルダ43の
内面には、内ホルダ41の円錐台部45に対応する形状
のテーパ部55が形成されている。外ホルダ43の細径
側の端面43aには、内ホルダ41の首部51を突出さ
せる開口穴43bが形成されている。
【0032】そして、内ホルダ41の円錐台部45と外
ホルダ43のテーパ部55との間に、ゴムチューブ35
の端部35aを挟持した状態で、外ホルダ43の開口穴
43bから突出する内ホルダ41のねじ溝51aに、ワ
ッシャ57を介してナット59が締め付けられ、ゴムチ
ューブ35が内ホルダ41および外ホルダ43から抜け
ることなく挟持されている。
【0033】また、図1に示したように、伸張管33の
一端側(図の左側)の内ホルダ41には、首部51のね
じ穴51cに、コネクタ61が螺合されている。コネク
タ61には、軸長方向に貫通する貫通穴61aが形成さ
れている。コネクタ61には、耐圧ホース63が接続さ
れており、この耐圧ホース63は、圧力源65のポンプ
67に接続されている。
【0034】ポンプ67は、液体69を伸張管33内に
圧入する機能を有している。また、伸張管33の他端側
(図の右側)の内ホルダ41には、首部51のねじ穴5
1cに、コネクタ71が螺合されている。コネクタ71
により、ねじ穴51cおよび流通穴53は、塞がれてい
る。上述したバルジ加工装置では、以下示すように、素
材管27が拡管変形される。
【0035】すなわち、先ず、割型25のキャビティ2
9内に、拡管変形を行う素材管27が配置され、上型2
1と下型23とが相互に固定される。次に、伸張管33
が素材管27の一端から挿入され、図1に示した状態に
される。この際、伸張管33内には、予め、圧入時にお
ける最大容量の80%程度の液体69が入れられてい
る。
【0036】この後、圧力源65のポンプ67を動作さ
せることで、液体69が耐圧ホース63および流通路4
1aを通って伸張管33の内部に流入される。ここで、
伸張管33には、予め、液体69が入れられているた
め、ポンプ65の動作とほぼ同時に、伸張管33のゴム
チューブ35に液体69の圧力が作用し、ゴムチューブ
35が径方向に拡張を開始する。
【0037】すなわち、従来、10〜20秒掛かってい
た液体69の素材管27内への流入時間は、ほぼゼロに
なる。そして、図3に示すように、伸張管33内の液体
69の圧力により、素材管27はゴムチューブ35を介
して液体69に押圧され、キャビティ29の内壁29a
の凹凸部31に密着するまで拡管変形する。
【0038】この際、ゴムチューブ35の両端の固定部
37は、チェーン39により、相互に接続しているた
め、液体69の圧力により、ゴムチューブ35が、軸長
方向に延びて破断することが防止される。素材管27の
変形後、ポンプ67を停止することにより、伸張管33
内の液体69の圧力が減少する。
【0039】そして、図4に示すように、ゴムチューブ
35は弾性変形し元の形状に戻される。この後、上型2
1と下型23とが分離され、拡管変形された素材管27
が割型25から取り出される。そして、コネクタ61を
持って伸張管33を引っ張ることにより、伸張管33が
素材管27から取り出され、素材管27の拡管変形が完
了する。
【0040】以上のように構成されたバルジ加工装置で
は、素材管27の内部に挿入する伸張管33を、ゴムチ
ューブ35と、ゴムチューブ35の両端固定される固定
部37と、ゴムチューブ35内に延在し固定部37を相
互に接続するチェーン39とにより構成し、耐圧ホース
63を介して伸張管33に接続される圧力源65によ
り、伸張管33内に液体69を圧入したので、液体69
を素材管27に接触させることなく液体69の圧力を素
材管27に作用させることができ、簡易な構造で確実に
素材管27を拡管変形することができる。
【0041】また、伸張管33の内部に液体69を圧入
することで、素材管27の拡管変形を行ったので、拡管
変形前に、予め、伸張管33内に液体69を入れておく
ことが可能になり、拡管変形時の伸張管33への液体6
9の流入、排出の必要がなくなる結果、加工時間を従来
に比べ、大幅に低減することができる。そして、拡管変
形後に液体69を伸張管33から排出する必要がないた
め、排出用のポンプが不要になり、装置を小型化するこ
とができる。
【0042】さらに、液体69の圧力による素材管27
の押圧を、伸張管33のゴムチューブ35を介して行っ
たので、素材管27に液体69を付着させることなく素
材管27の拡管変形を行うことができ、拡管変形後の素
材管27の洗浄を不要にすることができる。また、ゴム
チューブ35の両端に固定部37を固定し、この固定部
37をゴムチューブ35内に延在するチェーン39によ
り相互に接続したので、液体69を伸張管33内に圧入
した際に、ゴムチューブ35が軸長方向へ延びて破断す
ることを確実に防止することができる。
【0043】このため、固定部37を伸張管33側に押
圧するシリンダ等の押圧機構が不要になり、装置を小型
化することができる。そして、伸張管33の両端に固定
される固定部37を、屈曲自在なチェーン39により相
互に接続したので、伸張管33を自在に曲げることがで
き、折曲されている素材管27のバルジ加工を行う場合
にも、チェーン39が素材管27の形状に沿って曲がる
ため、伸張管33を素材管27内に容易に挿入すること
ができる。
【0044】さらに、従来のバルジ加工装置では、素材
管27の内部全体に液体69の圧力が掛かるため、割型
25の長さを、素材管27の長さとほぼ同一にする必要
があったが、本装置では、割型25は、伸張管33の長
さとほぼ同一であれば良いため、伸張管33の長さを拡
管変形する場所に合わせて短くする場合には、割型25
の長さを、伸張管33の長さに合わせて短くすることが
でき、割型25を小型化することができる。
【0045】また、伸張管33の両端の固定部37をチ
ェーン39により相互に接続したので、伸張管33を常
に所定の長さに保持することができ、伸張管33の素材
管27への挿入等の取り扱いを容易に行うことができ
る。なお、上述した実施形態では、伸張管33の両端に
固定される固定部37をチェーン39により相互に接続
した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限
定されるものではなく、例えば、ワイヤにより相互に接
続しても良く、素材管27が直管の場合には、ロッド等
の棒状部材により接続しても良い。
【0046】
【発明の効果】請求項1のバルジ加工装置では、素材管
の内部に挿入する伸張部材に、素材管の径方向に伸張す
る弾性筒部を備え、伸張部材に接続される圧力源によ
り、伸張部材内に液体を圧入したので、液体を素材管に
接触させることなく液体の圧力を素材管に作用させるこ
とができ、簡易な構造で確実に素材管を拡管変形するこ
とができる。
【0047】このため、伸張部材の素材管への挿入、取
り出しを、伸張部材内に液体が入った状態で行うことが
でき、素材管の拡管変形を、容易かつ短時間で行うこと
ができる。また、素材管に液体を付着させることなく素
材管の拡管変形を行うことができるため、拡管変形後の
素材管の洗浄を不要にすることができる。請求項2のバ
ルジ加工装置では、弾性筒部の両端にホルダを固定し、
このホルダを弾性筒部内に延在する連結部材により相互
に接続したので、液体を伸張部材内に圧入した際に、伸
張部材が軸長方向へ延びて破断することを確実に防止す
ることができる。
【0048】このため、ホルダを伸張部材側に押圧する
シリンダ等の押圧機構が不要になり、装置を小型化する
ことができる。請求項3のバルジ加工装置では、連結部
材に、屈曲自在なチェーンを備えたので、伸張部材を自
在に曲げることができ、湾曲した素材管にバルジ加工を
行う場合にも、素材管の湾曲形状に沿って、伸張部材を
素材管内に容易に挿入することができる。
【0049】また、伸張部材の両端のホルダをチェーン
により相互に接続したので、伸張部材を常に所定の長さ
に保持することができ、伸張部材の素材管への挿入等の
取り扱いを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルジ加工装置の一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】図1の要部の詳細を示す断面図である。
【図3】バルジ加工により、素材管が拡管変形する状態
を示す断面図である。
【図4】バルジ加工により、素材管が拡管変形した状態
を示す断面図である。
【図5】従来のバルジ加工装置を示す断面図である。
【符号の説明】
21 上型 23 下型 25 割型 27 素材管 29 キャビティ 29a 内壁 31 凹凸部(型) 33 拡張管(伸張部材) 35 ゴムチューブ 35b 開口端 37 固定部 39 チェーン 41 内ホルダ 41a 流通路 43 外ホルダ 43a 端面 43b 開口穴 45 円錐台部 47 突出部 47a 係止穴 47b 貫通穴 49 連結ピン 51 首部 51a ねじ溝 51b 先端 51c ねじ穴 53 流通穴 55 テーパ部 57 ワッシャ 59 ナット 61 コネクタ 61a 貫通穴 63 耐圧ホース 65 圧力源 67 ポンプ 69 液体 71 コネクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材管(27)が配置されるキャビティ
    (29)を有し、該キャビティ(29)の内壁(29
    a)に型(31)が形成されている割型(25)と、 前記キャビティ(29)に配置される前記素材管(2
    7)の内部に挿入され、該素材管(27)の径方向に伸
    張する弾性筒部(35)を有する伸張部材(33)と、 前記伸張部材(33)に接続され、該伸張部材(33)
    内に液体(69)を圧入する圧力源(65)とを備えて
    なることを特徴とするバルジ加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバルジ加工装置におい
    て、 前記伸張部材(33)は、 前記弾性筒部(35)の両端に固定され、該両端を塞ぐ
    ホルダ(37)と、 前記弾性筒部(35)内に延在し、前記各ホルダ(3
    7)を相互に接続する連結部材(39)とを備え、 前記ホルダ(37)の少なくとも一方は、前記液体(6
    9)を流通する流通路(41a)を備えてなることを特
    徴とするバルジ加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のバルジ加工装置におい
    て、 前記連結部材(39)は、屈曲自在なチェーンを備えて
    なることを特徴とするバルジ加工装置。
JP10254940A 1998-09-09 1998-09-09 バルジ加工装置 Pending JP2000084622A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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