JP2000084390A - 原料混合装置 - Google Patents

原料混合装置

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JP2000084390A
JP2000084390A JP10255571A JP25557198A JP2000084390A JP 2000084390 A JP2000084390 A JP 2000084390A JP 10255571 A JP10255571 A JP 10255571A JP 25557198 A JP25557198 A JP 25557198A JP 2000084390 A JP2000084390 A JP 2000084390A
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JP
Japan
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raw material
ratio
mixed
mixing
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Pending
Application number
JP10255571A
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English (en)
Inventor
Tadao Kikuchi
忠雄 菊地
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原料分析の結果に基づき、全体の調合比率を
考慮して、混合原料を混合前の工程に戻し、これによっ
て規定値以外の品質となった混合原料が次工程に供給さ
れないようにしながら、品質の早期回復を図る。 【解決手段】 粉砕機6から出てくる混合材料の原料比
率が規定の比率から外れているとき、原料調合比率計算
機11によって、戻し量と、各原料の比率とを計算し、
この戻し量に基づき、ダンパ8の開度を調整して、粉砕
機6から出る混合原料の一部または全部をベルトコンベ
ア4側と、粉砕機6側とに戻すとともに、各原料の比率
に基づき、各コンスタントフィードウェア3a〜3nの
原料取出し量を調整して、新たに追加した各原料によ
り、戻しライン9を介して戻した混合原料の原料比率を
規定の値に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント原料混合
プロセスや数種類の物をある一定の混合規定値範囲で混
合するプロセスなどで使用される原料混合装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】セメントなどを製造するセメント原料製
造設備では、石灰石、珪石、粘土など、数種類の原料を
混合する混合過程、この混合過程で得られた混合原料を
粉砕する粉砕過程、この粉砕過程で得られる混合原料を
焼き付ける焼き付け過程などを順次、経ることにより、
数種類の原料からセメントを製造している。
【0003】図2はこのようなセメントを製造するセメ
ント原料製造設備の一例を示す概略構成図である。
【0004】この図に示すセメント原料製造設備51
は、石灰石、珪石、…、n個目の原料がそれぞれ貯蔵さ
れるn個の原料サイロ52a〜52nと、各原料サイロ
52a〜52nから規定の量だけ原料を取り出すn個の
コンスタントフィードウェア(CFW)53a〜53n
と、各コンスタントフィードウェア53a〜53nによ
って取り込まれた各原料を受けて、これを搬送するベル
トコンベア54と、このベルトコンベア54によって搬
送された各原料を乾燥させる乾燥機55と、この乾燥機
55によって乾燥させられた各原料を粉砕して混合原料
を生成する粉砕機56と、この粉砕機56によって生成
された混合原料を一時的に貯蔵して、次の工程に渡す原
料サイロ57と、粉砕機56によって生成された混合原
料の原料分析を行う原料分析機58と、この原料分析機
58の分析結果に基づき、原料の調合比率を計算する原
料調合比率計算機59と、この原料調合比率計算機59
によって得られた調合比率に基づき、粉砕機56によっ
て生成される混合原料に含まれる各原料の比率が予め設
定されている比率となるように、各コンスタントフィー
ドウェア53a〜53nをPID制御するn個のコント
ローラ60a〜60nとを備えている。
【0005】そして、各コンスタントフィードウェア5
3a〜53nによって各原料サイロ52a〜52nに貯
蔵されている石灰石、珪石、…、n個目の原料を取り出
させながら、ベルトコンベア54によって、各原料を搬
送し、乾燥機55で乾燥させた後、粉砕機56で各原料
を粉砕させて混合原料にする。
【0006】このとき、原料分析機58によって、粉砕
機56から出る混合原料を分析させ、原料調合比率計算
機59、各コントローラ60a〜60nによって、混合
原料に含まれる各原料の比率が規定の値となるように、
各コンスタントフィードウェア53a〜53nの原料取
出し量を調整し、各原料の比率が規定の値となった混合
原料を原料サイロ57に一時的に貯蔵して、次の工程に
送る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のセメント原料製造設備51では、次に述べるよう
な問題があった。
【0008】まず、セメント原料製造設備51では、原
料分析機58によって混合原料に含まれる各原料の比率
を常に監視し、この監視内容に基づき、各コントローラ
60a〜60nによって、各コンスタントフィードウェ
ア53a〜53nの原料取出し量を調整し、次工程に送
られる混合原料の比率が規定の比率から外れないように
して、混合原料を焼き付けて製造されるセメントの品質
が劣化しないようにしている。
【0009】しかしながら、このようなセメント原料製
造設備51は、原料を混合する設備だけでも、巨大なむ
だ時間が存在することから、粉砕機56から出てくる混
合原料に含まれている各原料の比率が規定の比率から外
れたとき、原料分析機58によってこれを検知してか
ら、各コントローラ60a〜60nで、各コンスタント
フィードウェア53a〜53nの原料取出し量を調整
し、粉砕機56に投入される各原料の比率を調整するま
で、時間がかかり過ぎ、その間、次工程に品質が悪い混
合原料が供給され続けてしまうという問題があった。
【0010】また、このようなセメント原料製造設備5
1以外の設備として、従来、特開平8−253350号
に示すセメント製造設備も知られている。
【0011】しかしながら、このセメント製造設備にお
いても、最終粉解装置で得られる仕上がり物の成分が規
定の値から外れているとき、これを調整しようとして
も、図2に示すセメント製造設備51と同様に、プラン
ト自体が持っている巨大なむだ時間に起因する制御遅れ
によって、最終粉解装置で得られる仕上がり物の成分を
規定の値に戻すまでに、かなりの時間がかかることか
ら、セメントの品質が一時的に悪化してしまうという問
題を解決することができない。
【0012】本発明は上記の事情に鑑み、請求項1で
は、原料分析の結果に基づき、全体の調合比率を考慮し
て、混合原料を混合前の工程に戻すことができ、これに
よって規定値以外の品質となった混合原料が次工程に供
給されないようにしながら、品質の早期回復を図ること
ができる原料混合装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、複数の原料を規定の比率
で混合して混合原料を生成する原料混合装置において、
各原料を混合して得られた混合原料を分析し、この混合
原料を構成する各原料の比率を測定する原料分析手段
と、この原料分析手段の測定の結果、前記混合原料を構
成する各原料の比率が規定の値から外れているときに
は、前記混合原料を取り出して混合前の工程に戻す混合
原料戻し手段と、この混合原料戻し手段によって前記混
合原料が混合前の工程に戻されたとき、戻された前記混
合原料の量を加味して各原料の比率を調整する制御手段
とを備えたことを特徴としている。
【0014】請求項2では、請求項1に記載の原料混合
装置において、前記各原料は、セメントを製造するのに
必要な原料であることを特徴としている。
【0015】上記請求項1の構成により、原料分析手段
では、各原料を混合して得られた混合原料を分析して、
混合原料を構成している各原料の比率を測定する。混合
原料戻し手段では、混合原料を構成している各原料の比
率が規定の値から外れているとき、混合原料を取り出
し、混合前の工程に戻しながら、この混合原料戻し手段
によって前記混合原料が混合前の工程に戻されたとき、
制御手段によって、戻された前記混合原料の量を加味し
て各原料の比率を調整する。これにより、原料分析の結
果に基づき、全体の調合比率を考慮して、混合原料を混
合前の工程に戻し、規定値以外の品質となった混合原料
が次工程に供給されるのを抑制しつつ、品質の早期回復
を図る。
【0016】請求項2では、各原料として、セメントを
製造するのに必要な原料を使用することにより、セメン
ト原料の原料分析の結果に基づき、全体の調合比率を考
慮して、セメント混合原料を混合前の工程に戻し、これ
によって規定値以外の品質となったセメント混合原料が
次工程に供給されないようにしながら、品質の早期回復
を図る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明による原料混合装置
の実施の形態を使用したセメント製造設備の一例を示す
概略構成図である。
【0018】この図に示すセメント製造設備1は、石灰
石、珪石、…、n個目の原料がそれぞれ貯蔵されるn個
の原料サイロ2a〜2nと、各原料サイロ2a〜2nか
ら規定の量だけ原料を取り出すn個のコンスタントフィ
ードウェア(CFW)3a〜3nと、各コンスタントフ
ィードウェア3a〜3nによって取り込まれた各原料を
受けて、これを搬送するベルトコンベア4と、このベル
トコンベア4によって搬送された各原料を乾燥させる乾
燥機5と、この乾燥機5によって乾燥させられた各原料
を粉砕して混合原料を生成する粉砕機6と、この粉砕機
6によって生成された混合原料を一時的に貯蔵して、次
の工程に渡す原料サイロ7と、戻し指示が入力されたと
き、この戻し指示に応じた開度だけ開いて、粉砕機6に
よって生成された混合原料を取り出すダンパ8と、この
ダンパ8によって取り出された混合原料をベルトコンベ
ア4と粉砕機6とに戻す戻しライン9と、粉砕機6によ
って生成された混合原料の原料分析を行う原料分析機1
0と、この原料分析機10の分析結果に基づき、原料の
調合比率、戻し量などを計算する原料調合比率計算機1
1と、この原料調合比率計算機11によって得られた調
合比率に基づき、粉砕機6によって生成される混合原料
の原料比率が予め設定されている比率となるように、各
コンスタントフィードウェアをPID制御するn個のコ
ントローラ12a〜12nと、原料調合比率計算機11
によって得られた戻し量に基づき、ダンパ8の開度をP
ID制御するコントローラ13とを備えている。
【0019】上記構成のセメント製造設備1では、各コ
ンスタントフィードウェア3a〜3nによって各原料サ
イロ2a〜2nに貯蔵されている石灰石、珪石、…、n
個目の原料を取り出させながら、ベルトコンベア4によ
って、各原料を搬送して、乾燥機5で乾燥させた後、粉
砕機6で各原料を粉砕させて混合原料にする。
【0020】このとき、原料分析機10によって、粉砕
機6から出る混合原料を分析させ、原料調合比率計算機
11、各コントローラ12a〜12nによって、混合原
料に含まれる各原料の比率が規定の値となるように、各
コンスタントフィードウェア3a〜3nの原料取出し量
を調整し、各原料の比率が規定の値となった混合原料を
原料サイロ7に一時的に貯蔵させ、次の工程に送る。
【0021】この状態で、何らかの理由により、粉砕機
6から出る混合原料に含まれる各原料の比率が規定の値
から外れると、原料調合比率計算機11によって混合原
料の原料比率を元に戻すのに必要な戻し量と、各原料の
比率とを計算し、この戻し量に基づき、コントローラ1
3によってダンパ8の開度を調整させて、粉砕機6から
出る混合原料の一部または全部を取り出させ、これを戻
しライン9を介し、ベルトコンベア4側と、粉砕機6と
に戻させるとともに、各原料の比率に基づき、各コント
ローラ12a〜12nによって各コンスタントフィード
ウェア3a〜3nの原料取出し量を調整させて、新たに
追加された各原料により、戻しライン9を介して戻した
混合原料に含まれる各原料の比率を規定の値に戻す。
【0022】この後、粉砕機6から出てくる混合原料の
原料比率が規定の値に戻ったとき、原料調合比率計算機
10によって、これを検知して、コントローラ13を制
御し、ダンパ8を閉状態に戻すとともに、各コントロー
ラ12a〜12nを制御して、各コンスタントフィード
ウェア3a〜3nの原料取出し量を再度、調整して、粉
砕機6から出てくる混合原料の原料比率が規定の範囲に
納まるようにする。
【0023】このように、この実施の形態では、粉砕機
6から出てくる混合材料の各原料比率が規定の比率から
外れているとき、原料調合比率計算機11によって、各
原料の比率を元に戻すのに必要な戻し量と、各原料の比
率とを計算し、この戻し量に基づき、ダンパ8の開度を
調整して、粉砕機6から出る混合原料の一部または全部
をベルトコンベア4側と、粉砕機6側とに戻すととも
に、各原料の比率に基づき、各コンスタントフィードウ
ェア3a〜3nの原料取出し量を調整して、新たに追加
された各原料により、戻しライン9を介して戻した混合
原料に含まれる各原料の比率を規定の値に戻すようにし
ているので、原料分析の結果に基づき、全体の調合比率
を考慮して、混合原料を混合前の工程に戻すことがで
き、これによって規定値以外の品質となった混合原料が
次工程に供給されないようにしながら、品質の早期回復
を図ることができる。
【0024】また、この実施の形態では、戻しライン9
によってベルトコンベア4側のみならず、粉砕機6側に
も混合原料を戻すようにしているので、戻しによる効果
が早く出るようにすることができるとともに、一度、粉
砕した混合原料をベルトコンベア4と、粉砕機6とに戻
すことにより、混合に必要な時間を短くすることがで
き、これによって混合処理で得られた混合原料の品質を
早期に改善することができる。
【0025】なお、上述した実施の形態においては、戻
しライン9を介してダンパ8で取り出された混合原料を
ベルトコンベア4側と、粉砕機6側とに戻すようにして
いるが、これらベルトコンベア4、粉砕機6以外の場
所、例えば各セメント製造設備に応じた最も最適な場所
に戻すようにしても良い。
【0026】また、上述した実施の形態においては、粉
砕機6から出てくる混合原料の原料比率が規定の値から
外れているとき、ダンパ8を開状態にして、粉砕機6か
ら出てくる混合原料を取り出し、これを戻しライン9を
介して、ベルトコンベア4側と、粉砕機6側とに戻すよ
うにしているが、プロセスの特徴を考慮して、ダンパ8
以外の機器、例えばサイクロンなどを使用して、粉砕機
6から出てくる混合原料の一部または全部を取り出し、
これを戻しライン9を介して、ベルトコンベア4側と、
粉砕機6側とに戻すようにしても良い。
【0027】また、上述した実施の形態においては、セ
メント原料を混合するセメント製造設備1を例にして、
本発明による原料混合装置を説明しているが、このよう
なセメント製造設備1以外の製造設備、例えば混合後の
管理指標を規定値以内に収めるプロセスを持つ製造設備
に、本発明による原料混合装置を適用するようにしても
良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1の原料混合装置では、原料分析の結果に基づき、
全体の調合比率を考慮して、混合原料を混合前の工程に
戻すことができ、これによって規定値以外の品質となっ
た混合原料が次工程に供給されないようにしながら、品
質の早期回復を図ることができる。
【0029】また、請求項2の原料混合装置では、セメ
ント原料の原料分析の結果に基づき、全体の調合比率を
考慮して、セメント混合原料を混合前の工程に戻すこと
ができ、これによって規定値以外の品質となったセメン
ト混合原料が次工程に供給されないようにしながら、品
質の早期回復を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による原料混合装置の実施の形態を使用
したセメント製造設備の一例を示す概略構成図である。
【図2】従来から知られているセメント製造設備の一例
を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1:セメント製造設備 2a〜2n:原料サイロ 3a〜3n:コンスタントフィードウェア 4:ベルトコンベア 5:乾燥機 7:原料サイロ 8:ダンパ 9:戻しライン 10:原料分析機 11:原料調合比率計算機 12a〜12n、3:コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の原料を規定の比率で混合して混合
    原料を生成する原料混合装置において、 各原料を混合して得られた混合原料を分析し、この混合
    原料を構成する各原料の比率を測定する原料分析手段
    と、 この原料分析手段の測定の結果、前記混合原料を構成す
    る各原料の比率が規定の値から外れているときには、前
    記混合原料を取り出して混合前の工程に戻す混合原料戻
    し手段と、 この混合原料戻し手段によって前記混合原料が混合前の
    工程に戻されたとき、戻された前記混合原料の量を加味
    して各原料の比率を調整する制御手段と、 を備えたことを特徴とする原料混合装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の原料混合装置におい
    て、 前記各原料は、セメントを製造するのに必要な原料であ
    る、 ことを特徴とする原料混合装置。
JP10255571A 1998-09-09 1998-09-09 原料混合装置 Pending JP2000084390A (ja)

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