JP2000084266A - 音の出る絵本 - Google Patents
音の出る絵本Info
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Abstract
柄の箇所を押すことでその絵柄に対応する音声を出すこ
との出来る音の出る絵本を提供すること。 【解決手段】音声記憶装置、音声発生装置、電源、及び
スイッチを表表紙及び/又は裏表紙に有する音の出る絵
本であって、前記絵本の本文の各頁の指定箇所を押すこ
とで前記表表紙及び/又は裏表紙に設けた前記指定箇所
の下方にあるスイッチが押され、前記指定箇所に対応し
た音声が発生することを特徴とする。
Description
に音楽をはじめ擬音や音声などを発生する装置を組み込
み、スイッチを操作することにより絵本の内容に対応し
た前記音楽等を発生することができる、音の出る絵本に
関する。
各頁に音声発生装置を内蔵し、各頁に設けたスイッチを
押すことで絵本の内容に対応した音楽等を発生すること
が出来るものが知られている。(実公平4−28640
号公報)しかし、この構造では各頁ごとに別々に音声発
生装置を設けねばならず、絵本全体として厚いものとな
り、重量も増加するとともに、コストが高くなるという
問題点があった。
を介して絵本の表紙のみに設けた音声発生装置から音声
を発生させるものも知られている。(実開昭63−81
00号公報) しかし、この構造では製本の形態が制限され、いわゆる
無線綴じでは不可能なものであった。さらには本の開閉
を繰り返すことでリード線に負担がかかり、断線しやす
いという問題点があった。
ものとし、そのシート裏面にプリント基盤化してスイッ
チとしたもの、プリント基盤にフィルムを用いて、本の
天地を何等分かに分割し、その一片ごとを絵本の各頁に
差し込んでいる方式(共に特表平6−509654号公
報)なども知られている。しかし、この構造でも前記同
様には本の開閉を繰り返すことでシート裏面または差し
込んだフィルムで断線するような問題があった。
て、各頁には音声等に対する記号を設け、これに対応す
るスイッチを表紙に設けた構成のものもある。(実公平
2−13037号公報)しかし、これは絵柄に対応する
音声をその絵柄の箇所を押すことで鳴らすという点を満
たせない構成であった。
題点を解決するためになされたものであり、その課題と
するところは、簡単な構成でありながら断線の問題もな
く、絵柄の箇所を押すことでその絵柄に対応する音声を
出すことの出来る音の出る絵本を提供することにある。
するため、音声記憶装置、音声発生装置、電源、及びス
イッチを表表紙及び/又は裏表紙に有する音の出る絵本
であって、前記絵本の本文の各頁の指定箇所を押すこと
で、前記表表紙及び/又は裏表紙に設けた前記指定箇所
の下方にあるスイッチが押され、前記指定箇所に対応し
た音声が発生することを特徴とする音の出る絵本を提供
する。また、前記絵本の本文の各頁が取り外し可能に表
表紙及び/又は裏表紙に取付けられてなることを特徴と
する音の出る絵本を提供する。
に説明する。図1に本発明の音の出る絵本の一実施例の
構造を示す。絵本1の表表紙2及び裏表紙3に音声記憶
装置4、音声発生装置5、電源6、スイッチとなるフィ
ルム7を設けており、これらの上に絵本の本文(省略)
が取付けられてなる。
特に限定しないが、表表紙及び又は裏表紙に音声記憶装
置4、音声発生装置5、電源6、スイッチとなるフィル
ム7を有する構成であることから、その両方又は一方は
ある程度度の厚みが必要となる。これらの部品を組み込
む方法としては、厚みのある表表紙及び/又は裏表紙に
凹部を設けそこに組み込む方法、通常の表表紙及び/又
は裏表紙に底上げパッキングをしてその空洞に組み込む
方法などが可能である。
憶再生するものであり、複数の記憶素子を組み合わせた
ICメモリー回路のモジュールが適宜使用可能である。
この音声記憶装置4は音声発生装置5、電源6、スイッ
チとなるフィルム7と、リード線、プリント配線等によ
り接続される。
らの信号を受けて音声を発生する薄い圧電スピーカーが
好適に使用可能である。
宜使用可能である。
一例を示す。本発明に係るスイッチは、絵本を閉じた状
態、各頁を開いた状態では接続されず、絵本の本文の各
頁の指定箇所を押すことで、前記表表紙及び/又は裏表
紙に設けた前記指定箇所の下方にあるスイッチが押され
る構造である。このようなスイッチとしては、プリント
配線9とそれとは層を別に設けた導電気印刷層10とか
らなり、圧力が加わることでこれらが接続されるスイッ
チとなるフィルム7が使用可能である。
スイッチとなるフィルム7は表表紙及び裏表紙に設ける
図3(a)ことも、裏表紙にのみ設ける(b)ことも可
能である。後者の場合は絵本の本文の指定箇所は裏表紙
に接する頁にのみ設けられる。設ける方法としては、音
声記憶装置等と一体化してもよいし、表表紙及び/又は
裏表紙に貼り付けても良い。さらにこの上に別のフィル
ムを設けても良いし、絵本の本文の頁を貼り付けても良
い。
す。絵本の本文8は綴じ方等は特に制限されないが、図
4(a)に示すように中綴じのものが頁の折り返し等の
点で好適に用いることが出来る。しかし、本発明におい
ては表表紙及び又は裏表紙にある程度の厚みが必要にな
ってくることから、無線綴じ、平綴じの場合は、例えば
図4(b)に示すように裏表紙が厚いものであるなら
ば、まず背表紙11の間隔を綴じの厚みと適合するもの
とし、表表紙と裏表紙間の厚みの差12の分、絵本の本
文の綴じ部を表表紙側にずらし(13)て裏表紙に取り
付けることで適用することが出来る。
表紙と比較して薄いもので良く、後述するように、指定
箇所を押すことでこの下方の表表紙及び又は裏表紙のス
イッチが押され、対応する音を出すことが可能となるも
のが使用できる。
接する頁を表表紙及び/又は裏表紙に貼り付けることで
絵本と一体化してもよいし、ピンなどで取り外し可能に
表表紙及び/又は裏表紙に取付けてもよい。絵本の本文
が取り外し可能に表表紙又は裏表紙に取付けられてなる
ものであれば、製造工程も簡単なものとなり、流通上か
らの故障品などを容易に修理可能なものとなる。
指定箇所を押すことで指定箇所に対応した音声が発生す
る構造を説明する。いずれも裏表紙にのみスイッチとな
るフィルムを設けた例である。
本文の表紙上に指定箇所を示す絵14があり、この絵1
4を押すことでこの下方にある裏表紙のスイッチとなる
フィルムの一箇所15が押される。この絵14とフィル
ムの一箇所15は頁上での相対位置が同じものとなって
いる。このフィルムの一箇所15のスイッチが入ること
で絵14に対応した音が出るようにしておく。これによ
り絵14を押すと対応した音が出るという構造となる。
す。絵本の本文の頁に図5の絵14とは頁上での相対位
置が異なる箇所に指定箇所を示す絵16があり、この箇
所を押すことでこの下方にある裏表紙のスイッチとなる
フィルムの一箇所17が押される。ここで図5の絵14
と図6の16が頁上での相対位置が異なることから図5
でのフィルムの一箇所15と図6でのフィルムの一箇所
は異なった位置となる。そしてこのフィルムの一箇所1
7のスイッチが入ることで絵15に対応した音が出るよ
うにしておく。これにより絵16を押すと対応した音が
出るという構造となる。
る。またある頁とある頁において同様の音が出るように
したい場合は対応するフィルムの一箇所を押すことで同
様の音が出るようにしてもよいし、指定箇所を示す絵を
頁の相対位置が同様の位置に設けることで、何れの頁の
指定箇所を押しても同様のフィルムの一箇所が押され、
結果同様の音が出るようにしてもよい。
示す。この頁に図に示すように一頁に複数の指定箇所の
絵を設けても良いし、全ての指定箇所を示す絵を設け
て、全ての対応する音が出るようにしても良い。
る絵本によれば、音声記憶装置、音声発生装置、電源、
及びスイッチを表表紙及び/又は裏表紙に有する音の出
る絵本であることから、従来の絵本の本文と接続するよ
うな構成と異なり簡単に製造可能であり、かつ絵本の本
文の製本の方法も特に限定されることもない。また絵本
の本文は単独に印刷・製本をすることが可能であり、一
般的な製造工程により製造可能である。
紙又は裏表紙に取付けられてなるものであれば、製造工
程も簡単なものとなり、流通上からの故障品などを容易
に修理可能である。
説明図である。
の一例を示す説明図である。
を示す説明図である。
を示す説明図である。
いた状態を示す説明図である。
の頁を開いた状態を示す説明図である。
の裏表紙を開いた状態を示す説明図である。
5…音声発生装置 6…電源 7…スイッチとなるフィルム 8…絵本の本
文 9…プリント配線 10…導電気印刷層 11…背表紙 12…表表紙と
裏表紙間の厚みの差 13…綴じ部のずらし 14…指定箇所を示す絵 15
…フィルムの一箇所 16…指定箇所を示す絵 17…フィルムの一箇所
Claims (2)
- 【請求項1】音声記憶装置、音声発生装置、電源、及び
スイッチを表表紙及び/又は裏表紙に有する音の出る絵
本であって、前記絵本の本文の各頁の指定箇所を押すこ
とで、前記表表紙及び/又は裏表紙に設けた前記指定箇
所の下方にあるスイッチが押され、前記指定箇所に対応
した音声が発生することを特徴とする音の出る絵本。 - 【請求項2】前記絵本の本文の各頁が取り外し可能に表
表紙及び/又は裏表紙に取付けられてなることを特徴と
する請求項1記載の音の出る絵本。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26347598A JP3589873B2 (ja) | 1998-09-17 | 1998-09-17 | 音の出る絵本 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26347598A JP3589873B2 (ja) | 1998-09-17 | 1998-09-17 | 音の出る絵本 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000084266A true JP2000084266A (ja) | 2000-03-28 |
JP3589873B2 JP3589873B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=17390034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26347598A Expired - Fee Related JP3589873B2 (ja) | 1998-09-17 | 1998-09-17 | 音の出る絵本 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3589873B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202011002840U1 (de) | 2011-02-17 | 2011-06-30 | Ho Hsin Progressive Technology Co., Ltd | Piezoelektrischer Flächenlautsprecher |
-
1998
- 1998-09-17 JP JP26347598A patent/JP3589873B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3589873B2 (ja) | 2004-11-17 |
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