JP2000083848A - 風呂蓋係止具 - Google Patents

風呂蓋係止具

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JP2000083848A JP10263263A JP26326398A JP2000083848A JP 2000083848 A JP2000083848 A JP 2000083848A JP 10263263 A JP10263263 A JP 10263263A JP 26326398 A JP26326398 A JP 26326398A JP 2000083848 A JP2000083848 A JP 2000083848A
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明彦 鈴木
Toshinori Matsui
俊憲 松井
Ichiro Daiku
一郎 大工
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Hitachi Kasei Unit Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 係止操作を簡単に行うことができ、かつしっ
かりと風呂蓋を係止することのできる風呂蓋係止具を提
供すること。 【解決手段】 風呂蓋Bを立て掛ける壁面Wに、取付部
10をネジ15により取り付ける。取付部10に、壁面Wと平
行でかつ水平な第1軸A1を介して、アーム部30をその基
端部において起立姿勢から水平姿勢までの範囲内で回動
自在に取り付ける。アーム部30の先端部に、第1軸A1と
平行な第2軸A2を介して、風呂蓋Bを係止する係止部50
を、アーム部30に対して平行な角度位置から直角な角度
位置までの範囲内で回動自在に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浴室内の壁面に
立て掛けられた風呂蓋の倒れを防止する風呂蓋係止具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の風呂蓋係止具の一つに、
実開平3−48576号公報に開示されたものがある。
この風呂蓋係止具(100 )は、図8(b)に示すよう
に、板状を成し、基端部が浴室内の壁面(106 )に取付
部材(101 )を介して第1の軸(104 )回りに回動可能
に取り付けられた爪片(102 )と、該爪片(102 )の先
端部において、爪片(102 )とほぼ平行な角度位置から
ほぼ直角な角度位置までの範囲内で前記第1の軸(104
)と平行な第2の軸(105 )回りに回動可能に設けら
れた板状の鉤状部(103 )とを有するものである。
【0003】そして、この風呂蓋係止具(100 )は、同
図(b)及び(c)に示すように、爪片(102 )を水平
姿勢にするとともに、鉤状部(103 )を爪片(102 )に
対して直角となる位置まで開いて下方突出状態にするこ
とにより、風呂蓋(107 )をその上端部において係止
し、これにより風呂蓋(107 )の倒れを防止するもので
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記従来の風
呂蓋係止具(100 )の爪片(102 )は、取付部材(10
1)に回動可能に取り付けられているだけなので、使用
前は、同図(c)に示すように、垂れ下がり姿勢になっ
ている。したがって、この風呂蓋係止具(100 )により
風呂蓋(107 )を係止する場合には、まず垂れ下がり姿
勢の爪片(102 )を持ち上げて水平姿勢にするととも
に、この姿勢を片手で保持しながら、他方の片手で風呂
蓋(107 )を爪片(102 )の下側にまで移動させて壁面
(106 )に立て掛けなければならない。その後、爪片
(102 )を風呂蓋(107 )の上端面に乗せるとともに、
鉤状部(103 )を下方に向かって回転させて下方突出状
態にしなければならない。
【0005】しかしながら、風呂蓋(107 )は、その重
量がかなり大きくかつ片手で風呂蓋(107 )を掴むには
いささか嵩高なものであるから、前記係止操作中に風呂
蓋(107 )を片手で移動させることは容易ではなかっ
た。しかも、風呂蓋(107 )を適切な位置に立て掛けず
に鉤状部(103 )を下方に移動させてしまって、鉤状部
(103 )が風呂蓋(107 )の上端面にぶつかったりする
と、再度風呂蓋(107 )を移動させなければならず、係
止操作はますます面倒なものとなる。
【0006】この発明は、上記難点を解決するためにな
されたもので、係止操作を簡単に行うことができ、かつ
しっかりと風呂蓋を係止することのできる風呂蓋係止具
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る風呂蓋係止具は、風呂蓋が立て掛け
られる壁面に取り付けられる取付部に、前記壁面と平行
でかつ水平な第1軸を介して、アーム部が起立姿勢から
水平姿勢までの範囲内で回動自在に取り付けられるとと
もに、このアーム部に、前記第1軸と平行な第2軸を介
して、前記風呂蓋を係止する係止部が、前記アーム部に
対して平行な角度位置から直角な角度位置までの範囲内
で回動自在に取り付けられてなることを特徴とする。
【0008】この発明に係る風呂蓋係止具は、風呂蓋を
立て掛ける浴室内の壁面における所定高さ位置に取り付
けられて使用されるもので、起立姿勢のアームを第1軸
を中心に回動させて水平姿勢にしつつ、係止部を第2軸
を中心に回動させてアーム部に対して直角となる位置ま
で開いて係止部を下方突出状態にすることにより、予め
壁面に立て掛けられている風呂蓋に係止部を引っ掛けて
風呂蓋を係止し、これにより風呂蓋の倒れを防止するも
のである。
【0009】したがって、係止操作中に風呂蓋を移動さ
せるといった面倒な作業を行う必要がなく、このため係
止操作が簡単になる。
【0010】また、前記係止部を前記アーム部に対して
直角な角度位置に保持する係止部保持手段を備えている
場合には、風呂蓋を係止する際に、下方突出状態になっ
た係止部の揺れ動きを防止することができるものとな
る。
【0011】また、前記アーム部を水平姿勢に保持する
水平姿勢保持手段を備えている場合には、水平姿勢保持
手段によりアーム部が水平姿勢に保持される結果、係止
部の風呂蓋への係止位置が固定され、このため風呂蓋を
しっかりと係止することができるものとなる。
【0012】また、前記アーム部を起立姿勢に保持する
起立姿勢保持手段を備えている場合には、起立姿勢保持
手段によりアーム部が起立姿勢に保持され、このためア
ーム部が不本意に倒れて壁面前方に突出してしまうこと
を防止できるものとなる。
【0013】また、前記取付部には、その前面側に開口
し、起立姿勢のアーム部を収納するアーム部収納用凹部
が設けられる一方、前記係止部は、前記収納用凹部の開
口部を覆いうる蓋状に形成されている場合には、不使用
時における風呂蓋係止具の美観が向上するとともに、収
納用凹部への水の浸入を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1〜図7において、(1)はこの実施形
態の風呂蓋係止具である。この風呂蓋係止具(1)は、
図5〜図7に示すように、上記従来例と同様に浴室内の
壁面(W)に取り付けられて使用されるものであって、
壁面(W)に立て掛けられた風呂蓋(B)を係止するこ
とにより、風呂蓋(B)の倒れを防止するものである。
【0016】この風呂蓋係止具(1)は、図7に示すよ
うに、壁面(W)に取り付けられる取付部(10)に、風
呂蓋(B)を係止する係止部(50)が、所定長さを有す
る棒状のアーム部(30)を介して連結されているもの
で、前記取付部(10)、係止部(50)及びアーム部(3
0)はいずれも合成樹脂製である。
【0017】前記アーム部(30)は、その基端部つまり
下端部に設けられるとともに壁面(W)と平行でかつ水
平な第1軸(A1)を中心に、起立姿勢から水平姿勢まで
の範囲内において回動することができるように構成され
ている。
【0018】一方、前記係止部(50)は、前記アーム部
(30)の先端部つまり上端部に設けられるとともに前記
第1軸(A1)と平行な第2軸(A2)を中心に、前記アー
ム(30)に対して平行な角度位置から直角な角度位置ま
での範囲内において回動することができるように構成さ
れている。
【0019】そして、前記アーム部(30)を回動させて
水平姿勢にするとともに、前記係止部(50)をアーム
(30)に対して直角となる位置まで回転させて下方突出
状態にすることにより、該係止部(50)で風呂蓋(W)
をその上端部において係止するものである。
【0020】前記取付部(10)は、図4に示すように、
上下方向に延びた板状の本体(11)と、該本体(11)の
周縁にその全周に亘って一体形成された周壁部(12)と
を有するとともに、前記本体(11)と周壁部(12)とで
形成された凹部(13)をアーム部収納用凹部とするもの
である。また、この取付部(10)は、左右対称構造にな
っている。前記本体(11)には、上下に合計2個のネジ
挿通孔(14)(14)が設けられており、このネジ挿通孔
(14)(14)に取付ネジ(15)(15)を挿通して壁面
(W)に埋設されたナット(16)(16)にねじ込むこと
により、図1〜図3に示すように、取付部(10)が壁面
(W)に取り付けられている。この取付状態において、
前記アーム部収納用凹部(13)は、その開口部を前面側
に向けている。
【0021】まず、前記取付部(10)とアーム部(30)
の連結構造について説明する。
【0022】図4に示すように、前記取付部(10)の周
壁部(12)における対向する両側壁部の下端部内面に
は、壁面(W)と平行でかつ水平方向に並んだ一対の第
1軸用の軸受け凹部(17)(17)が設けられている。
【0023】一方、前記アーム部(30)は、起立姿勢に
なった時に、前記取付部(10)のアーム部収納用凹部
(13)内に収納されるものであって、アーム部収納用凹
部(13)の長さ寸法より若干小寸の長さを有するととも
に、アーム部収納用凹部(13)の幅寸法より若干小寸の
幅を有する板状の本体(31)と、該本体(31)の周縁に
一体形成された周壁部(32)とを有しており、かつ長さ
方向の中間部には、幅方向に延びる複数個の補強用リブ
(33)…が長さ方向に間隔をおいて設けられている。ま
た、このアーム部(30)は、左右対称構造になってい
る。前記周壁部(32)における対向する両側壁部(32a
)(32a )の下端部には、平行状に2条のスリット(3
4)(34)が切り込まれることにより、それらの間に弾
性片(35)(35)が形成されている。そして、この弾性
片(35)(35)の外面に、前記軸受け凹部(17)(17)
に対応する一対の第1軸用の凸部(36)(36)が設けら
れている。
【0024】そして、この凸部(36)(36)が前記取付
部(10)の軸受け凹部(17)(17)に回転自在に嵌合さ
れることにより、壁面(W)と平行でかつ水平な第1軸
(A1)が構成され、アーム部(30)はこの第1軸(A1)
を中心に回動しうるものとなされている。
【0025】さらに、図4に示すように、前記取付部
(10)の周壁部(12)における対向する両側壁部の下端
部内面には、前記凸部(36)(36)を軸受け凹部(17)
(17)に案内するとともに、軸受け凹部(17)(17)に
連なる一対の凸部案内用溝条(18)(18)が設けられ、
これにより凸部(36)(36)の軸受け凹部(17)(17)
への嵌合操作が容易になるものとなされている。この溝
条(18)(18)の深さは、前記軸受け凹部(17)(17)
よりも浅く設定されており、これにより溝条(18)(1
8)と軸受け凹部(17)(17)の境界部に段差が形成さ
れている。そして、この段差部に軸受け凹部(17)(1
7)に嵌合された凸部(36)(36)が引っ掛かることに
より、凸部(36)(36)が溝条(18)(18)側にずれな
いものとなされている。
【0026】また、図3に示すように、前記アーム部
(30)の周壁部(32)における下壁部(32b )は、断面
円弧状に形成されている。さらに、この下壁部(32b )
の幅方向中間部には、断面三角形状の爪片(37)が突設
されている。
【0027】一方、前記取付部(10)の本体(11)の下
端部には、図4に示すように、略長方形状の貫通孔(1
9)が設けられている。さらに、この貫通孔(19)の上
縁部の中間部には、コ字状の切欠き部(20)が設けられ
ている。
【0028】そして、図3に示すように、前記アーム部
(30)が回動して水平姿勢になった時に、前記爪片(3
7)が前記貫通孔(19)から切欠き部(20)に入り込ん
で該切欠き部(20)の上縁に衝合し、これによって前記
アーム部(30)の更なる回動が規制されるものとなされ
ている。
【0029】また、図4に示すように、前記取付部(1
0)の本体(11)における貫通孔(19)の下縁部には、
水平姿勢保持用の門型の弾性係合片(21)が水平に突設
されている。この弾性係合片(21)の先端部は、図2に
示すように上方に僅かに突出した係合凸部(21a )を有
している。
【0030】一方、図4に示すように、前記アーム部
(30)の本体(31)の下端部には、2個の直角三角形状
のリブ(38)(38)により補強された係合片(39)が突
設されている。
【0031】そして、図2に示すように、前記アーム部
(30)が水平姿勢になる直前に、前記係合片(39)の先
端が前記弾性係合片(21)の係合凸部(21a )にぶつか
って該弾性係合片(21)を弾性変形させ、そして図3に
示すように、アーム部(30)が水平姿勢になって前記爪
片(37)が前記切欠き部(20)の上縁に衝合した時に、
弾性係合片(21)が弾性復元してその係合凸部(21a )
が係合片(39)の先端に係合し、これにより前記アーム
部(30)の水平姿勢が保持されるもとのなされている。
一方、前記弾性係合片(21)の係合凸部(21a )と係合
片(39)との係合は、アーム部(30)を強制的に起立姿
勢側に回動させることにより、解除されるものとなされ
ている。
【0032】また、図4に示すように、前記取付部(1
0)の本体(11)における貫通孔(19)の両側縁部に
は、上下方向に延びた2個の凸条(22)(22)が幅方向
に平行に並んで設けられている。
【0033】一方、前記アーム部(30)の周壁部(32)
における下壁部(32b )は、上述したように断面円弧状
に形成されていることから、図2及び図3に示すよう
に、この下壁部(32b )の外面が前記凸条(22)(22)
に略点接触状態に当接するものとなり、これによりアー
ム部(30)の回動がスムーズに行えるものとなされてい
る。
【0034】また、図4に示すように、前記取付部(1
0)の本体(11)における貫通孔(19)の下縁部には、
前記弾性係合片(21)の2個の脚片部(21b )(21b )
間において、起立姿勢保持用の弾性突片(23)が水平に
突設されている。
【0035】そして、前記アーム部(30)が起立姿勢に
なる直前に、前記爪片(37)が前記弾性係合片の脚片部
(21b )(21b )間に入り込んで前記弾性突片(23)に
ぶつかって該弾性突片(23)を弾性変形させ、そして図
1に示すように、アーム部(30)が起立姿勢になった時
に、弾性突片(23)が弾性復元してその先端部が前記爪
片(37)に係合し、これにより前記アーム部(30)の起
立姿勢が保持されるものとなされている。一方、前記弾
性突片(23)と爪片(37)との係合は、アーム部(30)
を強制的に水平姿勢側に回動させることにより、解除さ
れるものとなされている。
【0036】次に、前記アーム部(30)と係止部(50)
の連結構造について説明する。
【0037】図4に示すように、前記アーム部(30)の
上部は、下部よりも若干小幅に形成されている。そし
て、この上部の両側壁部(32a )(32a )の上端部外面
に、壁面(W)と平行でかつ水平方向に並んだ一対の第
2軸用の凸部(40)(40)が設けられている。
【0038】前記係止部(50)は、図5に示すように前
記アーム部(30)が起立姿勢になって前記取付部(10)
のアーム部収納用凹部(13)内に収納された時に、該ア
ーム部収納用凹部(13)の開口部を覆いうる蓋状のもの
であって、図4に示すように、アーム部収納用凹部(1
3)の長さ寸法より若干大寸の長さを有するとともに、
アーム部収納用凹部(13)の幅寸法より若干大寸の幅を
有する平板状の本体(51)と、該本体(51)の周縁にそ
の全周に亘って一体形成された鍔部(52)とを有してい
る。前記鍔部(52)は、前記本体(51)の裏面側に突出
している。また、この係止部(50)は、左右対称構造に
なっている。前記本体(51)の上端部裏面には、対向す
る一対の軸受け用突片(53)(53)が突設されている。
そして、この軸受け用突片(53)(53)に、前記凸部
(40)(40)に対応する一対の第2軸用の軸受け孔(5
4)(54)が穿設されている。
【0039】そして、この軸受け孔(54)(54)に前記
アーム部(30)の凸部(40)(40)が回転自在に嵌合さ
れることにより、壁面(W)と平行でかつ水平な第2軸
(A2)、つまり第1軸(A1)と平行な第2軸(A2)が構
成され、係止部(50)はこの第2軸(A2)を中心に回動
しうるものとなされている。
【0040】また、図4に示すように、前記アーム部
(30)の本体(31)の上端部には、周壁部(32)の上壁
部(32c )の外面と平行に弾性係合片(41)が一体に連
設されている。この弾性係合片(41)の先端部は、外面
側に僅かに突出した幅方向に延びる断面半円形状の係合
凸部(41a )を有している。
【0041】一方、図2及び図3に示すように、前記係
止部(50)の本体(51)の上端部裏面における前記軸受
け用突片(53)(53)の間には、前記弾性係合片(41)
の係合凸部(41a )に対応した係合凹部(55)が設けら
れている。さらに、前記係止部(50)の本体(51)の上
端部裏面における前記係合凹部(55)の下側近傍には、
回動規制用突片(56)が突設されている。
【0042】そして、図2に示すように、前記係止部
(50)がアーム部(30)に対して直角になる位置まで回
動する直前に、係止部(50)の本体(51)が前記弾性係
合片(41)の係合凸部(41a )にぶつかって該弾性係合
片(41)を弾性変形させ、そして係止部(50)がアーム
部(30)に対して直角になる位置まで回動した時に、図
3に示すように、弾性係合片(41)が弾性復元してその
係合凸部(41a )が係合凹部(55)に係合し、これによ
り係止部(50)の姿勢が保持されるものとなされてい
る。一方、前記弾性係合片(41)の係合凸部(41a )と
係合凹部(55)との係合は、係止部(50)を強制的にア
ーム部(30)に対して平行になる位置側に回動させるこ
とにより、解除されるものとなされている。
【0043】さらに、前記係止部(50)がアーム部(3
0)に対して直角になる位置まで回動した時に、係止部
(50)の本体(51)が前記アーム部(30)の弾性係合片
(41)の外面に衝合するとともに、前記回動規制用突片
(56)がアーム部(30)の周壁部(32)における上壁部
(32c )の端面に衝合し、この2つの衝合によって前記
係止部(50)の更なる回動が規制されるものとなされて
いる。
【0044】また、前記係止部(50)は、前記アーム部
(30)が起立姿勢になって前記取付部(10)のアーム部
収納用凹部(13)内に収納された時に、図1に示すよう
に、アーム(30)に対して平行となるとともに、係止部
(50)の本体(51)が取付部(10)の周壁部(12)の端
面に衝合してアーム部収納凹部(13)の開口部を閉塞
し、図5に示すように該開口部を覆うものとなされてい
る。
【0045】また、このとき、アーム部(30)は前記弾
性突片(23)と爪片(37)との係合により起立姿勢に保
持されていることから、係止部(50)はアーム部収納用
凹部(13)の開口部を覆った状態に保持されることとな
る。また、前記鍔部(52)は、水を遮蔽するものとな
り、アーム部収納凹部(13)内への水の浸入をより確実
に防止するものとなっている。
【0046】以上の構成の風呂蓋係止具(1)を使用す
る場合は、図5及び図6に示すように、まず風呂蓋係止
具(1)の取付け位置下側の壁面(W)に、風呂蓋
(B)を立て掛ける。次いで、風呂蓋係止具(1)の係
止部(50)を掴んで、該係止部(50)を前方に若干強く
引っぱる。すると、弾性突片(23)と爪片(37)との係
合が解除されるとともに、アーム部(30)が取付部(1
0)のアーム部収納用凹部(13)内から引っぱり出され
て第1軸(A1)を中心に水平姿勢側に回動させられる。
更に係止部(50)を操作し、アーム部(30)を水平姿勢
にするとともに、係止部(50)を下方突出状態にするこ
とによって、図7に示すように該係止部(50)により風
呂蓋(B)が係止される。
【0047】このように、この風呂蓋係止具(1)によ
れば、係止操作の途中で風呂蓋(B)を移動させる必要
はなく、予め壁面(W)に立て掛けられていた風呂蓋
(B)に対して係止操作を行うことができる。したがっ
て、係止操作を簡単に行うことができる。
【0048】この係止状態において、アーム部(30)
は、図3に示すように、爪片(37)と切欠き部(20)の
上縁との衝合により更なる回動が規制されており、さら
に弾性係合片(21)の係合凸部(21a )と係合片(39)
との係合により水平姿勢に保持されている。したがっ
て、アーム部(30)が不本意に持ち上げられる虞はな
く、そのため係止部(50)の風呂蓋(B)への係止位置
は固定されるものなる。
【0049】さらに、係止部(50)は、図3に示すよう
に、その本体(51)と弾性係合片(41)の外面との衝
合、及び回転規制用突片(56)とアーム部(30)の上壁
部(32c )の端面との衝合によって更なる回動が規制さ
れており、さらに弾性係合片(41)の係合凸部(41a )
と係合凹部(55)との係合により下方突出状態に保持さ
れている。したがって、係止部(50)が第2軸(A2)を
中心に揺れ動いてしまう心配はなく、風呂蓋(B)をし
っかりと係止している。
【0050】一方、風呂蓋(B)への係止を解除する場
合は、係止部(50)を掴んで、該係止部(50)を上方に
若干強く持ち上げる。すると、弾性係合片(21)の係合
凸部(21a )と係合片(39)との係合が解除されるとと
もに、アーム部(30)が第1軸(A1)を中心に起立姿勢
側に回動させられる。かつ、このアーム部(30)の回動
に伴い、弾性係合片(41)の係合凸部(41a )と係合凹
部(55)との係合が解除される。更に係止部(50)を操
作し、アーム部(30)を起立姿勢にするとともに、係止
部(50)をアーム部(30)と平行な状態にすることによ
って、風呂蓋(B)への係止が解除される。このような
簡単な操作によって、係止を解除することができる。
【0051】この係止解除状態において、アーム部(3
0)は、図1に示すように、取付部(10)のアーム部収
納用凹部(13)内に収納されており、さらに爪片(37)
と弾性突片(23)の先端部との係合により起立姿勢に保
持されているので、アーム部(30)が不本意に倒れて壁
面(W)前方に突出してしまう心配はない。
【0052】また、係止部(50)は、取付部(10)のア
ーム部収納用凹部(13)の開口部を覆い、これによりア
ーム部収納用凹部(13)内への水の浸入を防止するもの
となっている。したがって、アーム部収納用凹部(13)
内に水が浸入して水垢やカビが発生してしまう心配はな
い。
【0053】さらに、アーム部(30)がアーム部収納用
凹部(13)内に収納され、かつアーム部収納用凹部(1
3)の開口部が係止部(50)で覆われていることから、
図5に示すように風呂蓋係止具(1)の外観は整然とし
ていて綺麗なものとなる。
【0054】以上、この発明の実施形態を説明したが、
この発明は上記実施形態に限定されるものではないこと
はもちろんである。
【0055】
【発明の効果】上述の次第で、この発明に係る風呂蓋係
止具は、風呂蓋が立て掛けられる壁面に取り付けられる
取付部に、前記壁面と平行でかつ水平な第1軸を介し
て、アーム部が起立姿勢から水平姿勢までの範囲内で回
動自在に取り付けられるとともに、このアーム部に、前
記第1軸と平行な第2軸を介して、前記風呂蓋を係止す
る係止部が、前記アーム部に対して平行な角度位置から
直角な角度位置までの範囲内で回動自在に取り付けられ
ていることから、浴室内の壁面に予め風呂蓋を立て掛け
ておいて、この風呂蓋に対し、起立姿勢のアームを第1
軸を中心に回動させて水平姿勢にしつつ、係止部を第2
軸を中心に回動させてアーム部に対して直角となる位置
まで開いて係止部を下方突出状態にすることにより、該
係止部を風呂蓋に引っ掛けて風呂蓋を係止し、これによ
り風呂蓋の倒れを防止することができるようになり、こ
のため係止操作中に風呂蓋を移動させるといった面倒な
作業を行う必要がなく、係止操作が簡単であるという利
点を有する。
【0056】また、前記係止部を前記アーム部に対して
直角な角度位置に保持する係止部保持手段を備えている
場合には、風呂蓋を係止する際に、下方突出状態になっ
た係止部の揺れ動きを防止することができるという利点
を有する。
【0057】また、前記アーム部を水平姿勢に保持する
水平姿勢保持手段を備えている場合には、水平姿勢保持
手段によりアーム部が水平姿勢に保持される結果、係止
部の風呂蓋への係止位置が固定され、このため風呂蓋を
しっかりと係止することができるという利点を有する。
【0058】また、前記アーム部を起立姿勢に保持する
起立姿勢保持手段を備えている場合には、起立姿勢保持
手段によりアーム部が起立姿勢に保持され、このためア
ーム部が不本意に倒れて壁面前方に突出してしまうこと
を防止できるという利点を有する。
【0059】また、前記取付部には、その前面側に開口
し、起立姿勢のアーム部を収納するアーム部収納用凹部
が設けられる一方、前記係止部は、前記収納用凹部の開
口部を覆いうる蓋状に形成されている場合には、不使用
時における風呂蓋係止具の美観が向上するとともに、収
納用凹部への水の浸入を防止することができるという利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す風呂蓋係止具の不
使用時の状態の断面図である。
【図2】同風呂蓋係止具の使用途上の状態の断面図であ
る。
【図3】同風呂蓋係止具の使用時の状態の断面図であ
る。
【図4】同風呂蓋係止具の分解斜視図である。
【図5】同風呂蓋係止具の不使用時の状態の斜視図であ
る。
【図6】同風呂蓋係止具の使用途上の状態の斜視図であ
る。
【図7】同風呂蓋係止具の使用時の状態の斜視図であ
る。
【図8】従来の風呂蓋係止具を示す図で、(a)は浴室
内部の斜視図、(b)は風呂蓋係止具の使用時の状態の
斜視図、(c)は風呂蓋係止具の不使用時の状態の断面
図である。
【符号の説明】
1…風呂蓋係止具 10…取付部 13…アーム部収納用凹部 17…軸受け凹部 21…水平姿勢保持用弾性係合片 23…起立姿勢保持用弾性突片 30…アーム部 36…凸部(第1軸) 37…爪部 39…係合片 40…凸部(第2軸) 41…弾性係合片 50…係止部 53…軸受け用突片 54…軸受け孔 55…係合凹部 56…回動規制用突片 B…風呂蓋 W…壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 明彦 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 日立 化成工業株式会社内 (72)発明者 松井 俊憲 富山県富山市一本木1010番地 日立化成ユ ニット株式会社内 (72)発明者 大工 一郎 海南市大野中1010番地 株式会社オーエ内 Fターム(参考) 2D005 BA02 CA01 EA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風呂蓋(B)が立て掛けられる壁面
    (W)に取り付けられる取付部(10)に、前記壁面と平
    行でかつ水平な第1軸(A1)を介して、アーム部(30)
    が起立姿勢から水平姿勢までの範囲内で回動自在に取り
    付けられるとともに、このアーム部(30)に、前記第1
    軸と平行な第2軸(A2)を介して、前記風呂蓋を係止す
    る係止部(50)が、前記アーム部に対して平行な角度位
    置から直角な角度位置までの範囲内で回動自在に取り付
    けられてなることを特徴とする風呂蓋係止具。
  2. 【請求項2】 前記係止部を前記アーム部に対して直角
    な角度位置に保持する係止部保持手段(41)(55)を備
    えてなる請求項1記載の風呂蓋係止具。
  3. 【請求項3】 前記アーム部を水平姿勢に保持する水平
    姿勢保持手段(21)(39)を備えてなる請求項1又は2
    記載の風呂蓋係止具。
  4. 【請求項4】 前記アーム部を起立姿勢に保持する起立
    姿勢保持手段(23)(37)を備えてなる請求項1乃至3
    のいずれか1項記載の風呂蓋係止具。
  5. 【請求項5】 前記取付部(10)には、その前面側に開
    口し、起立姿勢のアーム部を収納するアーム部収納用凹
    部(13)が設けられる一方、 前記係止部(50)は、前記収納用凹部(13)の開口部を
    覆いうる蓋状に形成されてなる請求項1乃至4のいずれ
    か1項記載の風呂蓋係止具。
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