JP2000083318A - ディジタルリレー - Google Patents

ディジタルリレー

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JP2000083318A
JP2000083318A JP10251224A JP25122498A JP2000083318A JP 2000083318 A JP2000083318 A JP 2000083318A JP 10251224 A JP10251224 A JP 10251224A JP 25122498 A JP25122498 A JP 25122498A JP 2000083318 A JP2000083318 A JP 2000083318A
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JP
Japan
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level
correction
system signal
signal
digital relay
Prior art date
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Pending
Application number
JP10251224A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Kitano
信之 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】系統信号を十分な精度で読み取ることができ、
もって正確な動作が保証されるディジタルリレーを実現
する。 【解決手段】系統信号のレベルX1,X2を入力する操作
部を備え、系統信号のレベルを、前記操作部を通して認
識すれば、当該系統信号の実際の読み取りレベルY1,
Y2と系統信号の認識レベルX1,X2との関係を回帰分
析により求め、系統信号の読み取りレベルの補正量を決
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、系統信号に対する
ゲイン調整を正確に行うことのできるディジタルリレー
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタルリレーは、交流である系統信
号をディジタル変換した後、リレー演算を行っている。
図3は、従来のディジタルリレー本体の要部を示すブロ
ック図であり、系統信号は、補助トランス12により適
当なレベルの電圧信号に変換され、ディジタル変換基板
13に入り、ここで増幅されA/D変換され、CPUに
入力される。
【0003】基板13の増幅部は、通常、図3に示すよ
うに、抵抗器と演算増幅器の組合せで実現される。とこ
ろが、抵抗器の抵抗値は飛び飛びの値のものしか用意で
きず、また補助トランスや演算増幅器のゲイン特性にも
個体差があるので、増幅部全体として見た場合そのゲイ
ンにばらつきがあった。
【0004】そこで、従来では、図3に示すように可変
抵抗器RV1を設けて、系統信号の値AがCPUのソフ
トウェア上でAと認識できるように、この可変抵抗器R
V1を調整することにより、増幅部全体のゲインを調整
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように可変抵抗
器RV1を設けて調整することは、部品点数がそれだけ
多くなる。また人為的に調整をしていたので、調整の精
度が十分でなかった。さらに、系統信号の値を一点で調
整することしかできないので、当該調整した値からかけ
離れた入力値に対して正確なゲインとなっているかどう
か保証がなかった。
【0006】そこで、本発明は、系統信号を十分な精度
で読み取ることができ、もって正確な動作が保証される
ディジタルリレーを実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタルリレ
ーは、系統信号のレベルを入力する操作部を備え、系統
信号のレベルを、前記操作部を通して認識すれば、当該
系統信号の実際の読み取りレベルと系統信号の認識レベ
ルとの関係を回帰分析により求める演算手段と、演算手
段により求められた関係から、系統信号の読み取りレベ
ルの補正量を決定する決定手段と、決定手段により決定
された補正量を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶さ
れた補正量を用いて、系統信号の読み取りレベルに対し
て補正する補正手段とを有する演算処理部を備えるもの
である(請求項1)。
【0008】前記の構成によれば、オペレータが所定レ
ベルXjの系統信号をディジタルリレーに供給し、そし
てそのレベルXjを操作部を通して入力すれば、演算処
理部は、当該系統信号のレベルXjを認識し、実際の読
み取りレベルYjと系統信号の認識レベルXjとの関係を
回帰分析により求める。図1は、回帰分析の手法を説明
するためのグラフである。系統信号は2つ供給するもの
とし、X1,X2で表す。系統信号の実際の読み取りレベ
ルをY1,Y2とする。増幅部のゲインが正しく設定され
ていれば、 |X1−Y1|=0,|X2−Y2|=0 である。しかし、現実は増幅部のゲインが完全に正しい
ことはあり得ない。
【0009】そこでまず、(X1,Y1),(X2,Y2)
の2点の、原点を通る回帰直線を求める。原点を通ると
したのは、系統信号=0のとき、実際の読み取りレベル
も0となるからである。回帰直線をY=aXとすると、
最小二乗法を使えば、aは、a=(X1Y1+X2Y2)/
(X12+X22)で求まる。よって読み取りレベルYjに
補正をかける場合の補正量は、 1/a=(X12+X22)/(X1Y1+X2Y2) となり、この値を記憶し、系統信号の読み取りレベルに
対してこの補正量を乗算する。
【0010】なお、図1では、系統信号を2つ供給する
ことを仮定したが、2つに限られるものではなく、幾つ
供給してもよい。供給する信号数をNとすると、Nが大
きいほど精度のよい補正ができる。簡単のため、N=1
の場合の補正とN=2の場合の補正とで、精度の比較を
する。入力X1,X2に対して演算処理部が実際に読み取
る値をそれぞれY1,Y2とし、 Y1=(1+ε1)X1,Y2=(1+ε2)X2 と表す。ε1,ε2は読み取り誤差である。(1)(X1,Y
1)の1点だけで回帰直線を算出した場合、回帰直線は Y=(1+ε1)X となる。補正量は1/(1+ε1)である。Y1に対して
補正をかけると、 Y1/(1+ε1)=(1+ε1)X1/(1+ε1)=X1 となり誤差はなく、Y2に対して補正をかけると、 Y2/(1+ε1)=(1+ε2)X2/(1+ε1) となり、誤差 |1−(1+ε2)/(1+ε1)|X2=|ε1−ε2|
X2/(1+ε1) が発生する。
【0011】(2)(X1,Y1),(X2,Y2)の2点で
回帰直線を算出した場合、回帰直線は前述のとおり、 Y=(X1Y1+X2Y2)X/(X12+X22) となる。補正量は、(X12+X22)/(X1Y1+X2Y
2)であるので、Y1,Y2に対してそれぞれ補正をか
け、誤差を計算すると、X1に関しては、誤差 |ε1−ε2|X1X22/{(1+ε1)X12+(1+ε
2)X22} X2に関しては、誤差 |ε1−ε2|X2X12/{(1+ε1)X12+(1+ε
2)X22} がそれぞれ発生する。X1に関しては前記(1)の場合に比
べて誤差が発生してしまうが、X2に関しては、(1)の場
合に比べると、誤差が小さくなり(その証明は省略す
る)、全体的に見れば、誤差が散らばる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。図2は、ディジ
タルリレーの要部を示すブロック図である。ディジタル
リレー本体1に入力された系統信号は、補助トランス2
により適当なレベルの電圧信号に変換され、ディジタル
変換基板3に入り、ここで増幅された後、A/D変換
(サンプリングを含む)され、CPUに入力される。
【0013】CPUには、操作・表示部6が接続されて
いる。操作・表示部6は、本発明との関係でいえば、複
数の、かつレベルの分かっている系統信号を試験的に入
力したときに、当該レベル(例えば実効値)をCPUに
通知するため操作するキーボードを備えている。基板3
は、抵抗器R1、抵抗器R2、演算増幅器4a、A/D変
換器5を含み、抵抗器R1、抵抗器R2及び演算増幅器4
aで増幅部4を構成する。その増幅度は、周知のように
抵抗器R1、抵抗器R2の値で決まる。
【0014】CPUは、増幅部4の増幅度を補正するた
めのプログラムを内蔵している。そのプログラムの内容
を、フローチャート(図4)を用いて説明する。まず、
所定レベルの系統信号Xjをディジタルリレー本体1に
入力し、これと同時にオペレータがキーボードを使って
当該レベルの信号入力のあったことをCPUに通知す
る。CPUがこの通知を受けると(ステップS1)、C
PUは当該系統信号Xjのレベルを読み取り(ステップ
S2)、jを+1する(ステップS3)。次に、信号入
力が終了したかどうか判定し(この判定はオペレータの
所定のキー操作に基づく)(ステップS4)、終了して
いない場合は、次の信号入力通知を待つ。終了すれば、
補正演算を実行し(ステップS5)、補正量を保存する
(ステップS6)。補正演算の内容は、すでに説明した
とおりである。
【0015】保存された補正量は、以後、系統信号に基
づくリレー演算処理に用いる、系統信号の強度補正に利
用される。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明のディジタルリレー
によれば、強度の分かっている系統信号の実際の読み取
り値に基づいて、回帰分析手法を使って補正を行うの
で、系統信号を十分な精度で読み取ることができ、もっ
て正確な動作が保証されるディジタルリレーを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回帰分析の手法を説明するためのグラ
フである。
【図2】本発明のディジタルリレーの要部を示すブロッ
ク図である。
【図3】従来のディジタルリレーの要部を示すブロック
図である。
【図4】増幅部の増幅度を補正するためのプログラムの
内容を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1ディジタルリレー本体 2補助トランス 3ディジタル変換基板 4増幅部 5A/D変換器 6操作・表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】系統信号を増幅しディジタル変換した後、
    演算処理部で所定のリレー演算を行うディジタルリレー
    において、 系統信号のレベルを入力する操作部を備え、 前記演算処理部は、 系統信号のレベルを、前記操作部を通して認識すれば、
    当該系統信号の実際の読み取りレベルと系統信号の認識
    レベルとの関係を回帰分析により求める演算手段と、 演算手段により求められた関係から、系統信号の読み取
    りレベルの補正量を決定する決定手段と、 決定手段により決定された補正量を記憶する記憶手段
    と、 記憶手段に記憶された補正量を用いて、系統信号の読み
    取りレベルに対して補正する補正手段とを有することを
    特徴とするディジタルリレー。
  2. 【請求項2】前記回帰分析手法は最小二乗法であること
    を特徴とする請求項1記載のディジタルリレー。
JP10251224A 1998-09-04 1998-09-04 ディジタルリレー Pending JP2000083318A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011142775A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Mitsubishi Electric Corp 電流差動保護継電装置
JP2019058063A (ja) * 2018-12-07 2019-04-11 大阪瓦斯株式会社 分散型電源装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011142775A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Mitsubishi Electric Corp 電流差動保護継電装置
JP2019058063A (ja) * 2018-12-07 2019-04-11 大阪瓦斯株式会社 分散型電源装置

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