JPH10300826A - アナログ測定ユニットのデジタルキャリブレーション方法 - Google Patents

アナログ測定ユニットのデジタルキャリブレーション方法

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JPH10300826A
JPH10300826A JP9111655A JP11165597A JPH10300826A JP H10300826 A JPH10300826 A JP H10300826A JP 9111655 A JP9111655 A JP 9111655A JP 11165597 A JP11165597 A JP 11165597A JP H10300826 A JPH10300826 A JP H10300826A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリブレーションのための調整用回路を削
除し、演算器を用いて補正の調整範囲を広げると共に、
回路構成を安価なものとし、かつ、精度の高いキャリブ
レーションを行う。 【解決手段】 テストコントローラ1からの情報により
キャリブレーションデータの演算を行う演算器3と、テ
ストコントローラ1からのデータ取得情報及び演算器3
からの演算結果を格納するメモリ4と、演算器3からの
設定データとデコード回路5からの制御信号を入力とす
るDAC6、ADC8を備え、DAC6、ADC8の入
出力を測定して補正データを演算器3で算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICテスタ等のア
ナログ測定ユニットのキャリブレーション方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来におけるアナログ測定ユニットのキ
ャリブレーションを行うための回路構成図を図5に示
す。図5の20はキャリブレーションデータを取得する
ための設定データを出力するテストコントローラ、21
はテストコントローラ20とアナログ測定ユニットとの
間に設けられたI/O制御回路である。
【0003】22a〜22eはレジスタ、23はデジタ
ル・アナログ変換器(以下、「DAC」という)、24
はアナログ・デジタル変換器(以下、「ADC」とい
う)、25〜28は調整用DAC、29は設定値出力用
のアナログ回路、30はユニット入出力点における電圧
検出用のアナログ回路であり、これらによってアナログ
測定ユニットが構成されている。そして、テストコント
ローラ20から供給されるデジタルコードデータに応じ
た電圧を図中のユニット入出力点にて発生させると共
に、ユニット入出力点に印加された電圧をデジタル信号
に変換してテストコントローラ20側へ伝達する。
【0004】アナログ測定ユニットにおいては、DAC
23がゲイン及びオフセット調整用端子を備えており、
ゲイン調整用端子にゲイン調整用DAC25、オフセッ
ト調整用端子にオフセット調整用DAC26が接続さ
れ、これらによってDAC23の補正調整を行うように
なっている。すなわち、DAC23のオフセット調整
は、テストコントローラ20から“−FULL”コード
データをレジスタ22bに書込んでこれをDAC23に
印加し、このときのユニット入出力点における電圧測定
値がDAC23の出力振幅の最大負電圧となるように、
テストコントローラ20からレジスタ22cにデジタル
コードデータを書込み、オフセット調整用DAC26の
入力に印加してオフセットを補正することによって行
う。
【0005】又、DAC23のゲイン調整は、テストコ
ントローラ20から“+FULL”コードデータをレジ
スタ22bに書込んでこれをDAC23に印加し、この
ときのユニット入出力点における電圧測定値がDAC2
3の出力振幅の最大正電圧となるように、テストコント
ローラ20からレジスタ22aにデジタルコードデータ
を書込み、ゲイン調整用DAC25の入力に印加してゲ
インを補正することによって行う。
【0006】一方、ADC24もゲイン及びオフセット
調整用端子を備えており、ゲイン調整用端子にゲイン調
整用DAC27、オフセット調整用端子にオフセット調
整用DAC28が接続され、これらによってADC24
の補正調整を行うようになっている。すなわち、ADC
24のオフセット調整は、ユニット入出力点にADC2
4の入力振幅の最大負電圧を印加し、このときのADC
24の出力コードが“−FULL”コードになるよう
に、テストコントローラ20からレジスタ22eにデジ
タルコードデータを書込み、オフセット調整用DAC2
8の入力に印加してオフセットを補正することによって
行う。
【0007】又、ADC24のゲイン調整は、ユニット
入出力点にADC24の入力振幅の最大正電圧を印加
し、このときのADC24の出力コードが“+FUL
L”コードになるように、テストコントローラ20から
レジスタ22dにデジタルコードデータを書込み、オフ
セット調整用DAC27の入力に印加してゲインを補正
することによって行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のキャリ
ブレーションを行うための回路構成においては、オフセ
ット及びゲイン調整用にそれぞれDACと、それらDA
Cの印加コード用のレジスタとが必要となり、回路構成
の煩雑化、大型化等を招くという問題点を有していた。
又、DACあるいはADCに備えるオフセット、ゲイン
調整用端子での補正は調整範囲が限られることから、ユ
ニット入出力点までのアナログ回路に高精度な部品が必
要となり、高価なものとなる。更に、“+FULL”と
“−FULL”の2点間のみの補正データを用いるもの
であることから、補正調整をしてもその精度があまりよ
くないという問題もある。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、キャリブレーションのための調整用回路を削除
し、所定の演算結果に基づいて調整を行うことで補正の
調整範囲を広げることを可能とすると共に、回路構成を
高精度な部品を必要としない安価なものとし、かつ、複
数の補正データを備えることで精度の高いキャリブレー
ションを行うことができるアナログ測定ユニットのデジ
タルキャリブレーション方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
供給されたデジタルコードに対応する電圧を入出力点へ
出力するDA変換手段を有するアナログ測定ユニットの
デジタルキャリブレーション方法であって、0のデジタ
ルコード、正側のデジタルコード、負側のデジタルコー
ドを供給したときの前記入出力点における電圧をそれぞ
れ測定する第1の過程と、供給されるデジタルコードに
対する前記入出力点における電圧の理想特性と同一の勾
配を有し、0のデジタルコードに対して前記第1の過程
で測定された電圧を示す特性において、電圧が0となる
点のデジタルコードをオフセットデジタルコードとして
求める第2の過程と、前記理想特性の勾配と、デジタル
コードに対して前記第1の過程で測定された電圧を示す
特性の勾配とに基づき、供給するデジタルコードのゲイ
ン補正を求める第3の過程とを有し、前記オフセットデ
ジタルコード及び前記ゲイン補正に基づいて前記DA変
換手段へ供給するデジタルコードを補正して前記入出力
点における電圧を補正することを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明は、入出力点における
電圧に対応するデジタルコードを出力するAD変換手段
を有するアナログ測定ユニットのデジタルキャリブレー
ション方法であって、0の電圧、正側のデジタルコード
に対する理想電圧、負側のデジタルコードに対する理想
電圧を前記入出力点に印加したときに前記AD変換手段
から出力されるデジタルコードをそれぞれ測定する第4
の過程と、前記入出力点への印加電圧に対する前記AD
変換手段から出力されるデジタルコードを示す理想特性
の勾配と、前記第4の過程で印加した電圧に対して測定
されたデジタルコードを示す特性の勾配とに基づき、前
記AD変換手段から出力されるデジタルコードのゲイン
補正を求める第5の過程とを有し、前記第4の過程で0
の電圧を印加したときに測定されたデジタルコードをオ
フセットデジタルコードとし、これと前記ゲイン補正と
に基づいて前記AD変換手段から出力されたデジタルコ
ードを補正して前記入出力点に印加された電圧に対応す
るデジタルコードを得ることを特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明は、供給されたデジタ
ルコードに対応する電圧を入出力点へ出力するDA変換
手段及び入出力点における電圧に対応するデジタルコー
ドを出力するAD変換手段を有するアナログ測定ユニッ
トのデジタルキャリブレーション方法であって、請求項
1記載の第1、第2及び第3の過程を有し、前記第2の
過程で求めたオフセットデジタルコード及び前記第3の
過程で求めたゲイン補正に基づいて前記DA変換手段へ
供給するデジタルコードを補正して前記入出力点におけ
る電圧を補正すると共に、請求項2記載の第4及び第5
の過程を有し、前記第4の過程で0の電圧を印加したと
きに測定されたデジタルコードをオフセットデジタルコ
ードとし、これと前記第5の過程で求めたゲイン補正と
に基づいて前記AD変換手段から出力されたデジタルコ
ードを補正して前記入出力点に印加された電圧に対応す
るデジタルコードを得ることを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかの項記載のアナログ測定ユニットのデジタルキャ
リブレーション方法において、測定した電圧若しくはデ
ジタルコードそれぞれの間の領域について前記ゲイン補
正を求め、前記DA変換手段へ供給するデジタルコード
若しくは前記AD変換手段から出力されたデジタルコー
ドを、当該デジタルコードが存する領域について求めた
ゲイン補正に基づいて補正することを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の一実施形態によるアナログ
測定ユニットのデジタルキャリブレーション方法を実行
する回路構成を示した図である。尚、アナログ測定ユニ
ットは、試験対象となるIC等のピンの数に応じて設け
られているものであるが、図が煩雑となるのを避けるた
め、ここでは1つのアナログ測定ユニットのみを示す。
【0015】この図において、1はテストコントローラ
であり、I/O制御回路2を介してキャリブレーション
を行うためのキャリブレーションデータ取得情報及び演
算器3の制御信号を出力する。I/O制御回路2は、テ
ストコントローラ1と後述する各構成要素との間に設け
られ、コントローラ1のデータの入出力制御を行う。
【0016】演算器3は、テストコントローラ1からの
制御信号やメモリ4に記憶された情報等に基づいてキャ
リブレーションデータ取得のための各種演算処理(後
述)を行う。4はテストコントローラ1からのキャリブ
レーションデータ取得情報及び演算器3からの演算結果
等を格納するメモリである。5は演算器3から出力され
るアドレス及びライト/リード信号により、どのDA
C、ADCを動作させるかの制御信号を出力するデコー
ド回路である。
【0017】6は演算器3からの設定データとデコード
回路5からの制御信号(ライト信号)を入力とするDA
Cであり、制御信号を受けたときに供給されている設定
データをアナログ信号に変換して後段のアナログ回路7
へ出力する。ここに、アナログ回路7は、DAC6から
出力されたアナログ信号により、設定データに対応する
設定値電圧をユニット入出力点に出力するための回路で
あり、入力抵抗7a、フォースアンプ7b、バッファ7
c、センスアンプ7d及び帰還抵抗7eによって構成さ
れている。
【0018】8はデコード回路5からの制御信号(リー
ド信号)を入力とするADCであり、制御信号を受けた
ときにアナログ回路9を介して供給されている電圧に応
じたデジタルコードを出力する。ここに、アナログ回路
9は、ユニット入出力点における電圧をADC8で検出
するための回路であり、電流検出抵抗9a及び電圧検出
アンプ9bによって構成されている。
【0019】10はデジタルボルトメーター(以下、
「DVM」という)であり、ユニット入出力点における
電圧を測定し、その測定値をデジタル信号に変換してテ
ストコントローラ1へ供給する。
【0020】次に、上記構成による動作を図2のキャリ
ブレーションデータ取得フローチャートを参照して説明
する。図2は、図1のアナログ測定ユニットに搭載して
いるDAC6及びADC8の補正データを取得するまで
の処理を示したフローチャートである。
【0021】図において、キャリブレーションデータ取
得のための処理が開始されると、まず、ステップS1で
テストコントローラ1が測定対象とするアナログ測定ユ
ニットを選択し、その選択したアナログ測定ユニット
(以下、「対象ユニット」という)を特定するデータ及
び当該対象ユニットのパラメータ設定データからなるキ
ャリブレーションデータ取得情報をメモリ4に書込む。
【0022】続いて、テストコントローラ1は、演算器
3に対して図中ステップSa1〜Sa4に示す“演算器処理
”の実行を要求するキャリブレーションデータ取得実
行命令を出す(ステップS2)。これは、上記キャリブ
レーションデータ取得情報中のパラメータ設定データに
基づく印加コードをDAC6にセットすることを要求す
るものであり、これにより、ステップSa1からの処理が
演算器3にて開始される。
【0023】ステップSa1では、演算器3は、演算器処
理中であることを示すフラグをセットする。これ以降、
テストコントローラ1は、この演算器処理中フラグを監
視し(ステップS3)、演算器3での“演算器処理”
が終了するまで待機する。
【0024】次に、演算器3は、テストコントローラ1
がステップS1でメモリ4に書込んだキャリブレーショ
ンデータ取得情報をリードし(ステップSa2)、そのリ
ードデータに基づき、印加コードを対象ユニットのDA
C6へ出力すると共に、アドレス及びライト信号をデコ
ード回路5へ出力する。これにより、デコード回路5か
らDAC6を動作させる制御信号を出力させ、DAC6
に当該印加コードをセットして対象ユニットから電圧を
出力させる(ステップSa3)。
【0025】その後、演算器3は、演算器処理中フラグ
をクリアして“演算器処理”を終了する(ステップS
a4)。すると、テストコントローラ1は、演算器3の処
理が終了したことを認識してステップS3からステップ
S4の処理へと進み、対象ユニットの入出力点における
電圧をDVM10の測定データにより取得してメモリ4
に書込む(ステップS5)。
【0026】次に、ステップS6でテストコントローラ
1が対象ユニットの全測定点(測定を行うべき印加コー
ド)のデータを取得したかを確認する。そして、データ
を取得していない測定点があればステップS1へ戻り、
パラメータ設定データを変更して上記ステップS1〜S5
(及びSa1〜Sa4)の処理を繰り返し、全測定点でのデ
ータ取得が終了していればステップS7の処理へと進
む。ここで、測定点としては、“0”、“+FUL
L”、“−FULL”のデジタルコードデータを印加コ
ードに用いる場合を予め設定しておく。又、必要に応じ
てこれら以外の複数のデジタルコードデータをそれぞれ
印加コードに用いる場合も予め選んで設定しておく。
【0027】ステップS7では、テストコントローラ1
は、演算器3に対して図中ステップSb1〜Sb5に示す
“演算器処理”の実行を要求するキャリブレーション
データ演算命令を出す。これは、上述の測定によって得
られたデータによるオフセット補正及びゲイン補正のた
めのキャリブレーションデータ演算の実行を要求するも
のであり、これにより、ステップSb1からの処理が演算
器3にて開始される。
【0028】ステップSb1では、演算器3は、演算器処
理中であることを示すフラグをセットする。これ以降、
テストコントローラ1は、この演算器処理中フラグを監
視し(ステップS8)、演算器3での“演算器処理”
が終了するまで待機する。
【0029】次に、演算器3は、テストコントローラ1
がステップS5でメモリ4に書込んだ測定データをリー
ド(ステップSb2)し、ステップSb3へ進んで各測定点
のオフセット補正及びゲイン補正を演算するキャリブレ
ーションデータ演算を行う。このキャリブレーションデ
ータ演算の内容については後に詳細に説明する。
【0030】続いて、演算器3はステップSb3における
キャリブレーション演算の結果をメモリ4に書込み(ス
テップSb4)、ステップSb5で演算器処理中フラグをク
リアして“演算器処理”を終了する。すると、テスト
コントローラ1は、演算器3の処理が終了したことを認
識してステップS8からステップS9の処理へと進む。
【0031】ステップS9では、テストコントローラ1
が必要なすべてのキャリブレーションデータを取得した
かを確認する。そして、キャリブレーションデータを取
得すべきアナログ測定ユニットで未だ上述の測定及び演
算処理を行っていないものがあればステップS1へ戻
り、対象ユニット及びパラメータ設定データを変更して
上記ステップS1〜S8(及びSa1〜Sa4、Sb1〜Sb5)
の処理を繰り返し、必要なすべてのキャリブレーション
データの取得が終了していれば図2のキャリブレーショ
ンデータ取得処理を終了する。
【0032】次に、上記回路構成によるキャリブレーシ
ョンデータ取得処理におけるキャリブレーションデータ
演算(図2のステップSb3)の内容について、図3を参
照して詳細に説明する。図3は、図1に示したDAC6
のオフセット及びゲイン調整の関係を示す図である。
【0033】この図において、b点はデジタルコード
“0”を印加したときのユニット入出力点における測定
電圧を示し、c点はデジタルコード“+FULL”を印
加したときのユニット入出力点における測定電圧を示
し、d点はデジタルコード“−FULL”を印加したと
きのユニット入出力点における測定電圧を示している。
【0034】破線OはDAC6の理想特性を示してい
る。e点は理想特性の傾きでb点を通る直線(点線P)
において電圧が0ボルトとなる点であり、このe点が対
応するデジタルコードがオフセットデジタルコードに相
当することとなる。ゲイン補正Aはb点とc点の2点間
を結んだ直線の傾きと理想特性の傾きの差を示し、ゲイ
ン補正Bはb点とd点の2点間を結んだ直線の傾きと理
想特性の傾きの差を示す。
【0035】キャリブレーションデータ演算では、以上
の測定データをもとに、DAC6のオフセットデジタル
コード、ゲイン補正A,Bの演算を行う。まず、理想特
性(破線O)の傾きは、 (理想特性の傾き)=(“+FULL”のデジタルコード)/(“+FULL” の理想電圧) ・・・・・(1) で表される。尚、ここでは演算処理の便宜上、電圧の変
化に対するデジタルコードの変化分を傾きとしている。
従って、点線Pは、 (測定電圧)={1/(理想特性の傾き)}×(デジタルコード)+(b点の測 定電圧) ・・・・・(2) で表される。オフセットデジタルコードは、この(2)
式において測定電圧が0ボルトとなるデジタルコードで
ある。そこで、(1)式と(2)式からオフセットデジ
タルコードを (オフセット =−(b点の測定電圧)×(理想特性の傾き) デジタルコード) =−(b点の測定電圧)×(“+FULL”のデジタルコー ド)/(“+FULL”の理想電圧) ・・・・・(3) として求める。
【0036】次に、b点とc点の2点間を結んだ直線の
傾きは、 (b−c間の傾き)=(“+FULL”のデジタルコード)/(c点の測定電圧 −b点の測定電圧) ・・・・・(4) で表される。そこで、(1)式と(4)式からゲイン補
正Aを (ゲイン補正A)=(理想特性の傾き)/(b−c間の傾き) ={(“+FULL”のデジタルコード)/(“+FULL” の理想電圧)}/{(“+FULL”のデジタルコード)/ (c点の測定電圧−b点の測定電圧)} ・・・・・(5) として求める。
【0037】又、b点とd点の2点間を結んだ直線の傾
きは、 (b−d間の傾き)=(“−FULL”のデジタルコード)/(b点の測定電圧 −d点の測定電圧) ・・・・・(6) で表される。そこで、(1)式と(6)式からゲイン補
正Bを (ゲイン補正B)=(理想特性の傾き)/(b−d間の傾き) ={(“+FULL”のデジタルコード)/(“+FULL” の理想電圧)}/{(“−FULL”のデジタルコード)/ (b点の測定電圧−d点の測定電圧)} ・・・・・(7) として求める。
【0038】このようにして求めたオフセットデジタル
コード、ゲイン補正A及びゲイン補正Bをメモリ4に格
納しておく。そして、アナログ測定ユニットから電圧を
出力する際には、これらの補正データでデジタルコード
を補正してユニット入出力点における電圧を補正する。
【0039】ここで、オフセットデジタルコード、ゲイ
ン補正A及びゲイン補正Bを用いた補正は、測定点の2
点間を結ぶ直線を補正することに相当する。従って、上
述したように“0”、“+FULL”及び“−FUL
L”のデジタルコードデータ以外の複数のデジタルコー
ドデータを印加コードとした測定点についてもキャリブ
レーションデータを取得しておき、それらの測定点から
適当な2点を選び、上記同様の演算によって当該2測定
点間を結ぶ直線を補正するオフセットデジタルコード及
びゲイン補正を求めることとしてもよい。すなわち、複
数の測定電圧を取得することで複数のオフセットデジタ
ルコードとゲイン補正のデータを備え、それぞれの測定
にて設定したデジタルコードの2点間に対応する補正デ
ータとして用いることとしてもよいのである。
【0040】次に、図1のADC8の補正データ(オフ
セットデジタルコード及びゲイン補正)を得る処理につ
いて説明する。図4は、ADC8のオフセット及びゲイ
ン調整の関係を示す図である。
【0041】この図において、b1点はユニット入出力
点に0ボルトの電圧を印加したときのデジタルコードを
示している。このデジタルコードの測定では、まず、ユ
ニット入出力点に0ボルトの電圧を印加し、演算器3が
アドレス及びリード信号をデコード回路5へ出力してデ
コード回路5にADC8を動作させる制御信号を出力さ
せる。そして、このときにアナログ回路9を介して供給
されている電圧に応じたデジタルコードをADC8に出
力させ、これを演算器3にて受けることによってb1点
におけるデジタルコードを測定する。
【0042】尚、このような測定及び以下に説明する演
算処理は、テストコントローラ1が測定対象とするアナ
ログ測定ユニットを選択し、その選択したアナログ測定
ユニットを特定するデータ及び当該対象ユニットのAD
Cを動作させる制御データからなるキャリブレーション
データ取得情報をメモリ4に書込むことによって開始す
ることとし、上述した図2と同様の手順によって行う。
【0043】c1点は“+FULL”の理想電圧をユニ
ット入出力点に印加したときのデジタルコードを示し、
d1点は“−FULL”の理想電圧をユニット入出力点
に印加したときのデジタルコードを示す。これらのデジ
タルコードも上記同様にユニット入出力点に当該電圧を
印加し、演算器3がアドレス及びリード信号を出力して
ADC8にデジタルコードを出力させることによって測
定する。
【0044】破線O1はADC8の理想特性を示し、点
線P1は理想特性の傾きでb1点を通る直線を示してい
る。ゲイン補正A1はb1点とc1点の2点間を結んだ
直線の傾きと理想特性の傾きの差を示し、ゲイン補正B
1はb1点とd1点の2点間を結んだ直線の傾きと理想
特性の傾きの差を示している。以上の測定データをもと
にADC8のオフセットデジタルコード、ゲイン補正A
1及びB1の演算を行う。
【0045】ここで、b1点のデジタルコードは、ユニ
ット入出力点における電圧が0ボルトのときのデジタル
コードであることから、これがオフセットデジタルコー
ドとなる。
【0046】次に、ゲイン補正A1、B1の演算におい
ては、まず、理想特性(破線O1)の傾きが、 (理想特性の傾き)=(“+FULL”のデジタルコード)/(“+FULL” の理想電圧) ・・・・・(8) で表され、b1点とc1点の2点間を結んだ直線の傾き
は、 (b1−c1間の傾き)=(c1点のデジタルコード−b1点のデジタルコード )/(c1点の印加電圧) ・・・・・(9) で表される。そこで、(8)式と(9)式からゲイン補
正A1を (ゲイン補正A1)=(理想特性の傾き)/(b1−c1間の傾き) ={(“+FULL”のデジタルコード)/(“+FULL ”の理想電圧)}/{(c1点のデジタルコード−b1点 のデジタルコード)/(c1点の印加電圧)} ・・・・・(10) として求める。
【0047】又、b1点とd1点の2点間を結んだ直線
の傾きは、 (b1−d1間の傾き)=(b1点のデジタルコード−d1点のデジタルコード )/d1点の印加電圧 ・・・・・(11) で表される。そこで、(8)式と(11)式からゲイン
補正B1を (ゲイン補正B1)=(理想特性の傾き)/(b1−d1間の傾き) ={(“+FULL”のデジタルコード)/(“+FULL ”の理想電圧)}/{(b1点のデジタルコード−d1点 のデジタルコード)/(d1点の印加電圧)} ・・・・・(12) として求める。
【0048】このようにして求めたオフセットデジタル
コード、ゲイン補正A及びゲイン補正Bをメモリ4に格
納しておく。そして、ユニット入出力点へ入力されてい
る電圧を検出する際には、これらの補正データでADC
8から出力されるデジタルコードを補正してユニット入
出力点における電圧値に対応するデジタルコードを得
る。
【0049】尚、上述したDAC6についての補正デー
タと同様に、“0”、“+FULL”及び“−FUL
L”の印加電圧以外の複数の印加電圧をユニット入出力
点に印加してデジタルコードを測定し、それらの測定点
から適当な2点を選び、上記同様の演算によって当該2
測定点間を結ぶ直線を補正するオフセットデジタルコー
ド及びゲイン補正を求めることとしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定の演算によってオフセットデジタルコードとゲイン補
正を求め、これらに基づいてDA変換手段へ供給するデ
ジタルコードやAD変換手段から出力されるデジタルコ
ードを補正することとしたので、従来の回路において必
要とされていた調整用DACやその印加コード用のレジ
スタを削除することができる。更に、調整範囲が限られ
ることもなくなるので、アナログ測定ユニットに使用す
る高精度な部品が不要となり、安価な回路構成を実現す
ることができる。又、請求項4記載の発明によれば、複
数の補正データを備えることとするので、精度の高いキ
ャリブレーションを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるアナログ測定ユニ
ットのデジタルキャリブレーション方法を実行する回路
構成を示した図である。
【図2】 図1のアナログ測定ユニットに搭載している
DAC6及びADC8の補正データを取得するまでの処
理を示したフローチャートである。
【図3】 DAC6のオフセット及びゲイン調整の関係
を示す図である。
【図4】 ADC8のオフセット及びゲイン調整の関係
を示す図である。
【図5】 従来におけるアナログ測定ユニットのキャリ
ブレーションを行うための回路構成図である。
【符号の説明】
1 テストコントローラ 3 演算器 4 メモリ 5 デコード回路 6 DAC 8 ADC 10 DVM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給されたデジタルコードに対応する電
    圧を入出力点へ出力するDA変換手段を有するアナログ
    測定ユニットのデジタルキャリブレーション方法であっ
    て、 0のデジタルコード、正側のデジタルコード、負側のデ
    ジタルコードを供給したときの前記入出力点における電
    圧をそれぞれ測定する第1の過程と、 供給されるデジタルコードに対する前記入出力点におけ
    る電圧の理想特性と同一の勾配を有し、0のデジタルコ
    ードに対して前記第1の過程で測定された電圧を示す特
    性において、電圧が0となる点のデジタルコードをオフ
    セットデジタルコードとして求める第2の過程と、 前記理想特性の勾配と、デジタルコードに対して前記第
    1の過程で測定された電圧を示す特性の勾配とに基づ
    き、供給するデジタルコードのゲイン補正を求める第3
    の過程とを有し、 前記オフセットデジタルコード及び前記ゲイン補正に基
    づいて前記DA変換手段へ供給するデジタルコードを補
    正して前記入出力点における電圧を補正することを特徴
    とするアナログ測定ユニットのデジタルキャリブレーシ
    ョン方法。
  2. 【請求項2】 入出力点における電圧に対応するデジタ
    ルコードを出力するAD変換手段を有するアナログ測定
    ユニットのデジタルキャリブレーション方法であって、 0の電圧、正側のデジタルコードに対する理想電圧、負
    側のデジタルコードに対する理想電圧を前記入出力点に
    印加したときに前記AD変換手段から出力されるデジタ
    ルコードをそれぞれ測定する第4の過程と、 前記入出力点への印加電圧に対する前記AD変換手段か
    ら出力されるデジタルコードを示す理想特性の勾配と、
    前記第4の過程で印加した電圧に対して測定されたデジ
    タルコードを示す特性の勾配とに基づき、前記AD変換
    手段から出力されるデジタルコードのゲイン補正を求め
    る第5の過程とを有し、 前記第4の過程で0の電圧を印加したときに測定された
    デジタルコードをオフセットデジタルコードとし、これ
    と前記ゲイン補正とに基づいて前記AD変換手段から出
    力されたデジタルコードを補正して前記入出力点に印加
    された電圧に対応するデジタルコードを得ることを特徴
    とするアナログ測定ユニットのデジタルキャリブレーシ
    ョン方法。
  3. 【請求項3】 供給されたデジタルコードに対応する電
    圧を入出力点へ出力するDA変換手段及び入出力点にお
    ける電圧に対応するデジタルコードを出力するAD変換
    手段を有するアナログ測定ユニットのデジタルキャリブ
    レーション方法であって、 請求項1記載の第1、第2及び第3の過程を有し、 前記第2の過程で求めたオフセットデジタルコード及び
    前記第3の過程で求めたゲイン補正に基づいて前記DA
    変換手段へ供給するデジタルコードを補正して前記入出
    力点における電圧を補正すると共に、 請求項2記載の第4及び第5の過程を有し、 前記第4の過程で0の電圧を印加したときに測定された
    デジタルコードをオフセットデジタルコードとし、これ
    と前記第5の過程で求めたゲイン補正とに基づいて前記
    AD変換手段から出力されたデジタルコードを補正して
    前記入出力点に印加された電圧に対応するデジタルコー
    ドを得ることを特徴とするアナログ測定ユニットのデジ
    タルキャリブレーション方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項記載のアナ
    ログ測定ユニットのデジタルキャリブレーション方法に
    おいて、 測定した電圧若しくはデジタルコードそれぞれの間の領
    域について前記ゲイン補正を求め、 前記DA変換手段へ供給するデジタルコード若しくは前
    記AD変換手段から出力されたデジタルコードを、当該
    デジタルコードが存する領域について求めたゲイン補正
    に基づいて補正することを特徴とするアナログ測定ユニ
    ットのデジタルキャリブレーション方法。
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