JP2000082907A - アンテナ装置及びその組立方法 - Google Patents

アンテナ装置及びその組立方法

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JP2000082907A
JP2000082907A JP10372131A JP37213198A JP2000082907A JP 2000082907 A JP2000082907 A JP 2000082907A JP 10372131 A JP10372131 A JP 10372131A JP 37213198 A JP37213198 A JP 37213198A JP 2000082907 A JP2000082907 A JP 2000082907A
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parabolic reflector
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reflector
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1次放射器の位置及び姿勢を正確に調整する
ことが出来るアンテナ装置の構造及び組立方法を提供す
る。 【解決手段】 本発明に係るアンテナ装置において、パ
ラボラ反射鏡1には、1次放射器2の中心軸との交叉点
位置Tに透孔12が開設されると共に、透孔12からパラボ
ラ反射鏡1の焦点位置Fへ向けて光ビームを出射すべき
レーザポインター5が取り付けられる。該アンテナ装置
の組立においては、レーザポインター5から光ビームを
出射し、ビームスポットが1次放射器2の反射板の中心
位置に形成される様、1次放射器2の位置を調整する。
又、反射板にて反射された光ビームがパラボラ反射鏡1
の透孔12に戻る様、1次放射器2の姿勢を調整する。1
次放射器2の設置位置にレーザポインター5を取り付
け、パラボラ反射鏡1に反射部を設けて、上記同様の調
整を施すことも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送衛星や通信衛
星を利用してマイクロ波の送信若しくは受信を行なうア
ンテナに関し、特に、パラボラ反射鏡に対して1次放射
器を所定の位置及び姿勢に支持してなるアンテナ装置の
構造及び組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、通信衛星からの電波を受信する
ための衛星通信用のアンテナ装置は、図15に示す如
く、回転放物面からなる反射面(91)を有するパラボラ反
射鏡(9)と、パラボラ反射鏡(9)の反射面(91)の焦点位
置Fに設置された1次放射器(2)と、1次放射器(2)に
集められた電波に偏波を施す変換器や送受信回路等が内
蔵された屋外ユニット(3)と、パラボラ反射鏡(9)に対
して1次放射器(2)及び屋外ユニット(3)を所定の位置
及び姿勢に支持する支持機構(92)とを具え、全体が支柱
(4)によって支持されている。パラボラ反射鏡(9)の反
射面(91)で受けた電波を効率的に1次放射器(2)へ導く
ためには、1次放射器(2)をパラボラ反射鏡(9)の焦点
位置に正確に設置すると共に、その姿勢を反射面(91)へ
向けて正確に規定する必要がある。
【0003】ところで、アンテナ径の大きなアンテナ装
置においては、1次放射器(2)及び屋外ユニット(3)と
パラボラ反射鏡(9)とを分解して、アンテナを設置すべ
き現場まで運搬し、現場にてこれらを組み立てることが
行なわれる。この場合、設置現場において、1次放射器
(2)の位置及び姿勢を正確に調整する必要がある。
【0004】そこで従来は、支持機構(92)を用いた組立
において、1次放射器(2)から、パラボラ反射鏡(9)の
長軸径G−G′(93)の一端(長軸径端)と、短軸径H−
H′(94)の両端(短軸径端)までの距離を測定し、これら
の測定距離が所定の値となる様に、支持機構(92)の調整
可能範囲内で1次放射器(2)の位置を調整していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
組立方法では、1次放射器(2)の姿勢を調整することが
出来ず、組立精度が低い問題があった。特に、アンテナ
径の増大に伴って、アンテナの指向性が非常に鋭くなる
ため、1次放射器(2)の姿勢に関する組立精度の低下
が、大きな損失を招いていた。本発明の目的は、1次放
射器の位置及び姿勢を正確に調整することが出来るアン
テナ装置の構造及び組立方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明に係るアンテナ装置
は、パラボラ反射鏡(1)と、パラボラ反射鏡(1)の焦点
位置Fに設置された1次放射器(2)と、パラボラ反射鏡
(1)に対して1次放射器(2)を所定の位置及び姿勢に支
持するための支持機構(40)とを具えている。パラボラ反
射鏡(1)には、所定の位置及び姿勢に設置された1次放
射器(2)の中心軸(導波方向)が交叉する位置Tに、光ビ
ームが通過可能な透孔(12)が開設されると共に、該透孔
(12)からパラボラ反射鏡(1)の焦点位置Fへ向けて光ビ
ームを出射すべき光源の取付け構造が設けられている。
【0007】上記本発明のアンテナ装置の組立において
は、例えば支持機構(40)の締め付けを緩めた状態で、該
支持機構(40)の調整可能範囲内で1次放射器(2)の位置
及び姿勢を調整することが出来る。調整に際しては、パ
ラボラ反射鏡(1)に光源を取り付け、パラボラ反射鏡
(1)の透孔(12)の位置、即ち、所定の位置及び姿勢に設
置された1次放射器(2)の中心軸がパラボラ反射鏡(1)
の反射面(11)と交叉する位置Tから、パラボラ反射鏡
(1)の焦点位置Fへ向けて光ビームを出射する。これに
よって、1次放射器(2)のパラボラ反射鏡(1)との対向
面に、光ビームのビームスポットが形成されることな
る。そこで、該ビームスポットが前記対向面の中心位置
に合致する様、1次放射器(2)の位置を調整する。ここ
で、1次放射器(2)のパラボラ反射鏡(1)との対向面
に、1次放射器(2)の中心軸が交叉する位置にマーク(6
1)が施された反射板(6)を取り付け、前記ビームスポッ
トがマーク(61)と重なる様に1次放射器(2)の位置を調
整することによって、正確な位置調整が可能である。
【0008】反射板(6)にて反射された光ビームは、パ
ラボラ反射鏡(1)の反射面(11)に照射される。そこで、
該反射光ビームが反射面(11)の前記交叉点位置T、即ち
透孔(12)に戻る様、1次放射器(2)の姿勢を調整するこ
とによって、1次放射器(2)の姿勢を正確に調整するこ
とが出来る。
【0009】又、本発明に係る他のアンテナ装置は、パ
ラボラ反射鏡(1)と、パラボラ反射鏡(1)の焦点位置F
に設置された1次放射器(2)と、パラボラ反射鏡(1)に
対して1次放射器(2)を所定の位置及び姿勢に支持する
ための支持機構(40)とを具えている。支持機構(40)に
は、1次放射器(2)の設置位置に、1次放射器(2)の中
心軸に沿って光ビームを出射すべき光源の取付け構造が
設けられている。
【0010】上記本発明のアンテナ装置の組立において
は、例えば支持機構(40)の締め付けを緩めた状態で、該
支持機構(40)の調整可能範囲内で1次放射器(2)の位置
及び姿勢を調整することが出来る。調整に際しては、支
持機構(40)の1次放射器(2)の設置位置に光源を取り付
け、該光源から1次放射器(2)の中心軸に沿って光ビー
ムを発する。これによって、パラボラ反射鏡(1)の反射
面(11)には、光ビームのビームスポットが形成されるこ
とになる。そこで、該ビームスポットの位置が、所定の
位置及び姿勢に設置された1次放射器(2)の中心軸がパ
ラボラ反射鏡(1)の反射面(11)と交叉する位置Tに合致
する様、支持機構(40)による1次放射器(2)の支持位置
を調整する。
【0011】ここで、パラボラ反射鏡(1)の反射面(11)
に、前記交叉点位置Tに一致させて、光源からの光ビー
ムをパラボラ反射鏡(1)の焦点位置Fへ向けて反射する
ための反射部(18)を形成しておき、前記ビームスポット
が反射部(18)に照射される様に、1次放射器(2)に対す
る支持機構(40)の支持状態(位置及び姿勢)を調整すれ
ば、正確な調整が可能である。反射部(18)にて反射され
た光ビームは、光源の前面に照射される。そこで、該反
射光ビームの照射位置が光源の前面の中心位置に一致す
る様、1次放射器(2)に対する支持機構(40)の支持状態
(位置及び姿勢)を調整することによって、正確な調整が
可能である。
【0012】具体的構成において、前記光源の取付け構
造としては、1次放射器(2)と同一の外形を有して、支
持機構(40)の1次放射器設置位置に取り付け可能なダミ
ー(25)を具え、該ダミー(25)には、1次放射器(2)と同
一方向へ向けて光源が取り付けられる構造を採用するこ
とが出来る。該取付け構造によれば、ダミー(25)に取り
付けられた光源から光ビームを発して、支持機構(40)に
よる1次放射器(2)の位置及び姿勢を調整する過程で、
ダミー(25)を反射光ビームの照射位置のターゲットとし
て用いることが出来る。
【0013】
【発明の効果】本発明に係るアンテナ装置及びその組立
方法によれば、パラボラ反射鏡に対する1次放射器の位
置及び姿勢を正確に調整することが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7に示す第1実施
例と、図8〜図14に示す第2実施例について、具体的
に説明する。
【0015】第1実施例 本実施例のアンテナ装置は、図1に示す如く、回転放物
面からなる反射面(11)を有するパラボラ反射鏡(1)と、
パラボラ反射鏡(1)の反射面(11)の焦点位置Fに設置さ
れた1次放射器(2)と、1次放射器(2)に集められた電
波に偏波を施す変換器や送受信回路等が内蔵された屋外
ユニット(3)と、パラボラ反射鏡(1)に対して1次放射
器(2)及び屋外ユニット(3)を所定の位置及び姿勢に支
持する支持機構(40)とを具え、全体が支柱(4)によって
支持されている。
【0016】支持機構(40)は、支柱(4)の上端部と連結
されてパラボラ反射鏡(1)を背面から支持する一対の背
面支持部材(41)(41)と、両背面支持部材(41)(41)の下端
部を互いに連結してパラボラ反射鏡(1)を下から支える
連結部材(45)と、両背面支持部材(41)(41)の両下端部か
ら屋外ユニット(3)の支持台(43)まで伸びる一対の支持
アーム(42)(42)と、パラボラ反射鏡(1)の両端から支持
台(43)まで伸びる一対のステー(44)(44)とから構成され
ている。
【0017】図5に示す如く、支持台(43)には複数のボ
ルト孔(8)(8)(8)が開設され、複数本のボルト(7)
(7)(7)がこれらのボルト孔(8)(8)(8)を貫通して、
先端部が支持台(43)上の屋外ユニット(3)に螺合するこ
とにより、支持台(43)上に屋外ユニット(3)が固定され
る。又、図6に示す如く各ステー(44)の先端部及び支持
台(43)にはそれぞれボルト孔(81)(82)が開設され、ボル
ト(71)がこれらのボルト孔(81)(82)を貫通し、その端部
にナット(75)が螺合することによって、ステー(44)が支
持台(43)と連結される。
【0018】又、図7に示す如く、各支持アーム(42)の
基端部には固定金具(47)が固定され、支持アーム(42)及
び固定金具(47)にはそれぞれボルト孔(48)が開設される
と共に、背面支持部材(41)の先端部には2つのボルト孔
(83)(83)が開設され、2本のボルト(72)(72)がこれらの
ボルト孔(83)(83)(48)(48)を貫通し、その先端部にナッ
ト(76)(76)が螺合することによって、背面支持部材(41)
の先端部が支持アーム(42)の基端部に連結される。その
他の部材間の連結も、同様のボルト締結機構を用いて行
なわれる。
【0019】尚、上述の各ボルトが貫通すべきボルト孔
は、ボルトの外径に対して適度な遊びをもって開設され
ており、該遊びを利用して後述の如く1次放射器(2)の
位置及び姿勢の調整を行なうことが可能である。ここ
で、各ボルト孔を長孔に開設すれば、調整範囲を拡げる
ことが出来る。
【0020】パラボラ反射鏡(1)には、図1に示す如
く、長軸径G−G′を反射面(11)に投影した長軸径線(1
5)と、短軸径H−H′を反射面(11)に投影した短軸径線
(16)とが交叉する位置、即ち、1次放射器(2)が正確な
位置及び姿勢に設置された場合の中心軸(導波方向)が反
射面(11)と交叉する位置Tに、光ビームが通過可能な内
径(例えば5mm程度)を有する透孔(12)が開設されると
共に、パラボラ反射鏡(1)の背面には、図2に示す如く
パラボラ反射鏡(1)の透孔(12)から反射面(11)の焦点位
置Fへ向けてレーザ光(51)を出射すべきレーザポインタ
ー(5)の収容筒部(13)が形成されている。
【0021】上記アンテナ装置の組立においては、先ず
上述の支持機構(40)を用いて、図4に示す如く、パラボ
ラ反射鏡(1)に対して1次放射器(2)及び屋外ユニット
(3)を仮止め固定する。又、図2に示す如くパラボラ反
射鏡(1)の収容筒部(13)にレーザポインター(5)を装着
し、レーザ光(51)を出射せしめる。又、図3に示す如
く、1次放射器(2)のパラボラ反射鏡との対向面(ホー
ン開口面)には、金属板等からなる反射板(6)を、1次
放射器(2)の中心軸に対して垂直に取り付ける、該反射
板(6)の表面には、1次放射器(2)の中心軸が貫通する
位置に、マーク(61)が施されている。
【0022】図4に示す如くレーザポインター(5)から
出射されるレーザ光(51)はパラボラ反射鏡(1)の透孔(1
2)を通過して、1次放射器(2)のパラボラ反射鏡(1)と
の対向面、即ち、図3に示す反射板(6)に照射され、ビ
ームスポットを形成する。ここで、1次放射器(2)の取
付け位置にずれがある場合、前記ビームスポットは反射
板(6)のマーク(61)からずれて形成されることとなる。
そこで、ビームスポットがマーク(61)と重なる様、1次
放射器(2)の位置を調整する。
【0023】該位置調整は、図5に示すボルト(7)を緩
めて屋外ユニット(3)を矢印A方向に揺動させると共
に、該揺動面に沿って矢印B方向に前後移動させる調整
と、図6に示すボルト(71)を緩めて支持台(43)を垂直面
上で矢印C方向に揺動させる調整とによって、行なうこ
とが可能である。又、上述の調整と共に、或いは上述の
調整に代えて、図7に示すボルト(72)を緩めて、支持ア
ーム(42)(42)を互いに直交する矢印C方向及び矢印D方
向に揺動させて、同様の調整を行なうことも可能であ
る。
【0024】1次放射器(2)の反射板(6)に入射したレ
ーザ光(51)は反射板(6)にて反射され、図4に示す如く
該反射レーザ光(52)は、パラボラ反射鏡(1)の反射面(1
1)にビームスポット(53)を形成する。ここで、1次放射
器(2)の取付け姿勢にずれがある場合、該スポット(53)
はパラボラ反射鏡(1)の透孔(12)からずれた位置に形成
されることとなる。そこで、反射レーザ光(52)が透孔(1
2)に戻る様に、1次放射器(2)の姿勢を調整する。該姿
勢調整も、上述の位置調整と同様、図5に示すボルト
(7)と図6に示すボルト(71)を緩めて、1次放射器(2)
を互いに直交する2方向に揺動させることによって行な
うことが出来る。又、図7に示すボルト(72)を緩めて、
1次放射器(2)を互いに直交する2方向に揺動させるこ
とによって行なうことも可能である。
【0025】上述の位置調整と姿勢調整は、必要に応じ
て繰り返し行ない、調整誤差を徐々に零に収束させる。
そして、最後に、支持機構(40)の各ボルト(7)(71)(71)
を締め付けて、屋外ユニット(3)を固定する。この結
果、1次放射器(2)は正確な位置及び姿勢に設置される
ことになる。尚、レーザポインター(5)及び反射板(6)
は、組立調整の後は不要となるので、取り外す。
【0026】第2実施例 本実施例のアンテナ装置は、図8に示す如く上記第1実
施例と同一構成の支持機構(40)を具えており、該支持機
構(40)によって、パラボラ反射鏡(1)が支持されると共
に、該パラボラ反射鏡(1)に対して1次放射器及び屋外
ユニットを所定の位置及び姿勢に支持することが可能で
ある。尚、図8においては、支持機構(40)による1次放
射器の支持状態を調整するべく、1次放射器に代えて1
次放射器のダミー(25)が取り付けられている。ダミー(2
5)は、支持機構(40)の支持台(43)に固定されたフレーム
(49)に取り付けられ、パラボラ反射鏡(1)の焦点位置F
に設置されている。
【0027】図11及び図12に示す様に、アンテナ装
置を構成する1次放射器(2)及び屋外ユニット(3)は、
複数本のボルト(22)を用いて互いに連結され、図10に
示す如く、支持機構(40)の支持台(43)上に固定したフレ
ーム(48)に取り付けられる。屋外ユニット(3)の内部に
は、図12に示す如く送受信回路(31)などが装備され、
屋外ユニット(3)によって生成されたマイクロ波が、破
線で示す様に1次放射器(2)から前方へ向けて放射され
る。
【0028】一方、ダミー(25)は、図13(a)(b)(c)
に示す様に1次放射器(2)と同一の外形を有すると共
に、その前面に、中央孔(27)を有するフロントカバー(2
6)を具えており、フレーム(49)の垂直壁部(49a)を貫通
して設置され、複数本のボルト(29)を用いて、フレーム
(49)の垂直壁部(49a)に固定される。ダミー(25)の軸心
部には、レーザポインター(5)が取り付けられ、レーザ
ポインター(5)から、フロントカバー(26)の中央孔(27)
を通して前方へ、レーザ光(51)を発することが可能とな
っている。尚、ダミー(25)のフロントカバー(26)を透明
シートによって形成すれば、中央孔(27)の形成は省略す
ることが出来る。
【0029】パラボラ反射鏡(1)には、図8及び図9に
示す如く、第1実施例における透孔(12)と同じ位置T
に、レーザポインター(5)からのレーザ光(51)を反射し
て、反射光(52)をパラボラ反射鏡(1)の焦点位置Fに照
射するための反射部(18)が形成されている。
【0030】上記アンテナ装置の組立においては、先
ず、図8に示す様に支持機構(40)の支持台(43)に、フレ
ーム(49)を介してダミー(25)及びレーザポインター(5)
を取り付け、レーザポインター(5)からレーザ光(51)を
照射する。これによってパラボラ反射鏡(1)の反射面(1
1)にはビームスポットが形成される。ここで、支持機構
(40)によるダミー(25)の取付け位置及び/又は取付け姿
勢にずれがある場合、前記ビームスポットはパラボラ反
射鏡(1)の反射部(18)の位置からずれて形成されること
となる。そこで、ビームスポットが反射部(18)に照射さ
れる様、支持機構(40)によるダミー(25)の支持位置及び
支持姿勢を調整する。
【0031】パラボラ反射鏡(1)の反射部(18)に入射し
たレーザ光(51)は反射部(18)にて反射され、反射光(52)
は図8に示す如くダミー(25)の前面に照射され、ビーム
スポットを形成する。ここで、支持機構(40)によるダミ
ー(25)の取付け位置及び取付け姿勢にずれがある場合、
反射光(52)のビームスポットは、ダミー(25)の中央孔(2
7)の位置には形成されず、ずれが生じることとなる。そ
こで、反射レーザ光(52)がダミー(25)の中央孔(27)の位
置に照射される様、支持機構(40)によるダミー(25)の支
持位置及び支持姿勢を調整する。
【0032】尚、上述の位置調整及び姿勢調整は、第1
実施例と同様に、支持機構(40)の各ボルトを緩めて、支
持機構(40)による支持状態を変化させることによって行
なうことが出来る。
【0033】上述の位置調整と姿勢調整は、必要に応じ
て繰り返し行ない、調整誤差を徐々に零に収束させ、そ
の後、支持機構(40)の各ボルト(7)(71)(71)を締め付け
る。これによって、支持機構(40)は、1次放射器(2)を
正確な位置及び姿勢に支持することが可能な支持状態に
固定されることになる。次に、支持機構(40)の支持台(4
3)からダミー(25)及びレーザポインター(5)をフレーム
(49)ごと取り外し、図10に示す如く、支持機構(40)の
支持台(43)には、フレーム(48)を介して1次放射器(2)
及び屋外ユニット(3)を取り付ける。この結果、1次放
射器(2)は正確な位置及び姿勢に設置されることにな
る。
【0034】尚、上述の調整作業において、図14に示
す如くフレーム(49)に、屋外ユニット(3)と同一重量の
ウエイト(33)を取り付けることによって、屋外ユニット
(3)の重量を加味した調整が可能となり、更に高い調整
精度が得られる。
【0035】上述の如く、本発明に係るアンテナ装置及
びその組立方法によれば、設置現場における組立におい
ても、1次放射器(2)の位置及び姿勢を精度良く調整す
ることが出来、これによってアンテナ効率を最大化する
ことが出来る。
【0036】本発明の各部構成は上記実施の形態に限ら
ず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形
が可能である。例えば、1次放射器(2)の位置及び姿勢
の調整は、支持機構(40)の遊びの範囲内で行なう構成に
限らず、専用の調整機構を設けて行なうことも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるアンテナ装置の斜
視図である。
【図2】パラボラ反射鏡の要部を示す断面図である。
【図3】1次放射器に取り付けられた反射板を示す斜視
図である。
【図4】レーザポインターから出射されたレーザ光の進
行経路を示す斜視図である。
【図5】支持機構の内、支持台と屋外ユニットの間の連
結機構を示す斜視図である。
【図6】支持機構の内、支持台とステーの間の連結機構
を示す斜視図である。
【図7】支持機構の内、背面支持部材と支持アームの間
の連結機構を示す斜視図である。
【図8】本発明の第2実施例において、レーザポインタ
ーから出射されたレーザ光の進行経路を示す斜視図であ
る。
【図9】パラボラ反射鏡に形成された反射部の断面図で
ある。
【図10】支持台上に1次放射器及び屋外ユニットを支
持した状態の側面図である。
【図11】1次放射器と屋外ユニットを分解した状態の
側面図である。
【図12】1次放射器及び屋外ユニットの断面図であ
る。
【図13】フレームに取り付けられた1次放射器及び屋
外ユニットの側面(a)、フレームに取り付けられたダミ
ー及びレーザポインターの側面(a)及び断面(c)を示す
図である。
【図14】フレームにウエイトを取付け状態を示す図で
ある。
【図15】従来のアンテナ装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) パラボラ反射鏡 (11) 反射面 (12) 透孔 (13) 収容筒部 (18) 反射部 (2) 1次放射器 (25) ダミー (3) 屋外ユニット (4) 支柱 (40) 支持機構 (41) 背面支持部材 (42) 支持アーム (43) 支持台 (44) ステー (45) 連結部材 (48) フレーム (49) フレーム (5) レーザポインター (51) レーザ光 (52) 反射レーザ光 (53) ビームスポット (6) 反射板 (61) マーク

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラボラ反射鏡(1)と、パラボラ反射鏡
    (1)の焦点位置Fに設置された1次放射器(2)と、パラ
    ボラ反射鏡(1)に対して1次放射器(2)を所定の位置及
    び姿勢に支持するための支持機構(40)とを具えたアンテ
    ナ装置において、パラボラ反射鏡(1)には、所定の位置
    及び姿勢に設置されされた1次放射器(2)の中心軸が交
    叉する位置Tに、光ビームが通過可能な透孔(12)が開設
    されると共に、該透孔(12)からパラボラ反射鏡(1)の焦
    点位置Fへ向けて光ビームを出射すべき光源の取付け構
    造が設けられていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 1次放射器(2)のパラボラ反射鏡(1)と
    の対向面には、1次放射器(2)の中心軸が交叉する位置
    にマーク(61)を有する反射板(6)が、着脱可能に取り付
    けられる請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 パラボラ反射鏡(1)に対して1次放射器
    (2)を所定の位置及び姿勢に支持してなるアンテナ装置
    の組立方法において、所定の位置及び姿勢に設置された
    1次放射器(2)の中心軸がパラボラ反射鏡(1)の反射面
    (11)と交叉する位置Tから、パラボラ反射鏡(1)の焦点
    位置Fへ向けて光ビームを出射し、1次放射器(2)のパ
    ラボラ反射鏡(1)との対向面に前記光ビームのビームス
    ポットが形成される様、1次放射器(2)の位置を調整す
    ることを特徴とするアンテナ装置の組立方法。
  4. 【請求項4】 更に、前記対向面にて反射された光ビー
    ムが前記交叉点位置Tへ戻る様、1次放射器(2)の姿勢
    を調整する請求項3に記載のアンテナ装置の組立方法。
  5. 【請求項5】 パラボラ反射鏡(1)には、反射面(11)の
    前記交叉点位置Tに、光ビームが通過可能な透孔(12)が
    開設されると共に、該透孔(12)からパラボラ反射鏡(1)
    の焦点位置Fへ向けて光ビームを出射すべき光源の取付
    け構造が設けられている請求項3又は請求項4に記載の
    アンテナ装置の組立方法。
  6. 【請求項6】 1次放射器(2)のパラボラ反射鏡(1)と
    の対向面には、1次放射器(2)の中心軸が交叉する位置
    にマーク(61)が施された反射板(6)を、1次放射器(2)
    の中心軸と直交する向きに取り付ける請求項3乃至請求
    項5の何れかに記載のアンテナ装置の組立方法。
  7. 【請求項7】 パラボラ反射鏡(1)と、パラボラ反射鏡
    (1)の焦点位置Fに設置された1次放射器(2)と、パラ
    ボラ反射鏡(1)に対して1次放射器(2)を所定の位置及
    び姿勢に支持するための支持機構(40)とを具えたアンテ
    ナ装置において、支持機構(40)には、1次放射器(2)の
    設置位置に、1次放射器(2)の中心軸に沿って光ビーム
    を出射すべき光源の取付け構造が設けられていることを
    特徴とするアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 前記光源の取付け構造は、1次放射器
    (2)と同一の外形を有して、支持機構(40)の1次放射器
    設置位置に取り付け可能なダミー(25)を具え、該ダミー
    (25)には、1次放射器(2)と同一方向へ向けて光源が取
    り付けられる請求項7に記載のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 パラボラ反射鏡(1)の反射面(11)には、
    所定の位置及び姿勢に設置されされた1次放射器(2)の
    中心軸がパラボラ反射鏡(1)の反射面(11)と交叉する位
    置Tに、前記光源からの光ビームを前記焦点位置Fへ向
    けて反射するための反射部(18)が形成されている請求項
    7又は請求項8に記載のアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 パラボラ反射鏡(1)に対向させて1次
    放射器(2)を支持機構(40)により所定の位置及び姿勢に
    支持してなるアンテナ装置の組立方法において、1次放
    射器(2)の設置位置から1次放射器(2)の中心軸に沿っ
    て光ビームを出射し、所定の位置及び姿勢に設置された
    1次放射器(2)の中心軸がパラボラ反射鏡(1)の反射面
    (11)と交叉する位置Tに、前記光ビームのビームスポッ
    トが形成される様、1次放射器(2)に対する支持機構(4
    0)の支持状態を調整することを特徴とするアンテナ装置
    の組立方法。
  11. 【請求項11】 更に、パラボラ反射鏡(1)の反射面(1
    1)には、前記交叉点位置に、前記光ビームをパラボラ反
    射鏡(1)の焦点位置Fへ向けて反射するための反射部(1
    8)を形成し、該反射部(18)にて反射された光ビームが前
    記焦点位置Fへ戻る様、1次放射器(2)に対する支持機
    構(40)の支持状態を調整する請求項10に記載のアンテ
    ナ装置の組立方法。
  12. 【請求項12】 支持機構(40)の1次放射器設置位置に
    は、1次放射器(2)に代えて、1次放射器(2)と同一の
    外形を有するダミー(25)を取り付けると共に、該ダミー
    (25)に前記光源を取り付ける請求項8乃至請求項11の
    何れかに記載のアンテナ装置の組立方法。
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