JP2000082161A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JP2000082161A
JP2000082161A JP11271376A JP27137699A JP2000082161A JP 2000082161 A JP2000082161 A JP 2000082161A JP 11271376 A JP11271376 A JP 11271376A JP 27137699 A JP27137699 A JP 27137699A JP 2000082161 A JP2000082161 A JP 2000082161A
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Shigemi Kawamura
重実 川村
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入出金用金庫及び装填用金庫に収納されてい
る貨幣の枚数を正確に把握することにより各金庫の貨幣
枚数の信頼性を向上する自動取引装置を提供すること。 【解決手段】 入出金庫および装填用金庫それぞれに設
けられ、それぞれに収納されている貨幣の枚数を記憶す
る第1の記憶手段と、この第1の記憶手段と同じく前記
入出金庫および装填用金庫それぞれに設けられ、それぞ
れに収納されている貨幣の枚数を記憶する第2の記憶手
段と、この第2の記憶手段に記憶されている貨幣の枚数
と前記第1の記憶手段に記憶されている貨幣の枚数とを
照合する貨幣照合手段とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多数の紙幣(貨
幣)を収納している金庫にメモリを設けて当該金庫に収
納される紙幣の管理を厳格にする自動取引装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】銀行等の金融機関においては、いわゆる
磁気カ―ド(記録媒体)を用いて現金を入出金すること
のできる自動取引装置が支店毎に多数設置されている。
従来の自動取引装置は、例えば、出金取引きのときに顧
客から入力される出金金額を入出金ユニットの金庫から
取り出して顧客に排出する。上記出金取引きが行なわれ
て入出金ユニットの金庫に収納されている紙幣が無くな
ると係員は、紙幣を保管している紙幣整理機から紙幣を
持ち運んで金庫に紙幣を補充する。紙幣が補充されると
自動取引装置は、入出金の取引きを再開する。また、近
年、銀行の運休日に自動取引装置が稼動される所謂無人
稼動の拡大および銀行の運行日に装置の稼動時間の延長
が行なわれている。上記無人稼動等に伴ない自動取引装
置の入出金ユニットの金庫に紙幣を補充する機会が多く
なるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、入出金
ユニットの金庫の紙幣が無くなると係員により紙幣が補
充されるため、不良な事故等の発生に起因することも考
えられ紙幣の管理面で好ましくなかった。今後、自動取
引装置の無人稼動および稼動時間の延長の実施の推進に
伴ない金庫に紙幣を補充する機会が増加することによ
り、金庫に収納されている貨幣の正確な枚数の管理を厳
格にする要望があり、その対策が切望されていた。
【0004】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あり、その目的としては、金庫に収納されている貨幣の
枚数を正確に把握することにより金庫の貨幣枚数の信頼
性を向上する自動取引装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、入出金用の貨幣を収納する入出金庫お
よび装填用の貨幣及び精査された貨幣を収納する装填用
金庫それぞれに設けられ当該入出金庫および装填用金庫
それぞれに収納されている貨幣の枚数を記憶する第1の
記憶手段と、この第1の記憶手段と同じく前記入出金庫
および装填用金庫それぞれに設けられ当該入出金庫およ
び装填用金庫それぞれに収納されている貨幣の枚数を記
憶する第2の記憶手段と、この第2の記憶手段に記憶さ
れている貨幣の枚数と前記第1の記憶手段に記憶されて
いる貨幣の枚数とを照合する貨幣照合手段と、を有する
ことを要旨とする。
【0006】上記構成を備えた自動取引装置において
は、入出金用の貨幣を収納する入出金庫および装填用の
貨幣及び精査された貨幣を収納する装填用金庫それぞれ
に設けられ当該入出金金庫および装填用金庫それぞれに
収納されている貨幣の枚数を記憶する第1の記憶手段と
同じく入出金庫および装填用金庫それぞれに収納されて
いる貨幣の枚数を記憶する第2の記憶手段とに記憶され
ている貨幣の枚数とを照合するので、記憶されている貨
幣の枚数等の信頼性を向上できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
参照して説明する。
【0008】図1は、この発明の自動取引装置の一実施
例を示す外観斜視図である。上記自動取引装置1は筐体
2の前面に、略L字形状の操作部3が形成されている。
この操作部3の垂直操作部3aには、通帳挿入口4,カ
ード挿入口5、および伝票発行口6が設けられている。
【0009】水平操作部3bには、入金口と、出金口を
兼用する。紙幣受部としての入出金口7が設けられてお
り、この入出金口7には、開閉自在な扉8が設けられて
いる。また水平操作部3bには、タッチセンサ内蔵のC
RT表示部9が設けられていて、操作手順やその他の情
報をイラスト文字あるいは文言によって、表示すること
によって顧客を誘導するとともに、その表示によって、
暗証番号、金額、口座番号、取引の承認、確認あるいは
取消しなどに応じた表示部分を押圧することによって操
作が行なわれるものである。
【0010】また、筐体2内には上記通帳挿入口4から
挿入された通帳を受入れてその磁気情報の読取りおよび
記録を行なうとともに取引内容の印字を行なう通帳読取
り印字装置(図示せず)、カード挿入口5から挿入され
た磁気カードの取扱いと上記伝票発行口6への伝票発
行、および控ジャーナルの作成を行なう伝票処理ユニッ
ト11が設けられている。さらに、筐体2内には取り忘
れ紙幣Aの入金返却、取忘れ回収、装填および精査機能
を備えた入出金ユニット12,および内部モニタ13が
収納されている。
【0011】ところで、筐体1内には、図2に示すよう
に、前述した伝票処理ユニット11,入出金ユニット1
2および内部モニタ13を制御するとともに、装置全体
を制御する主制御部51が備えられている。この主制御
部51は、各金庫16〜19に収納されている紙幣の枚
数を記憶するRAM53、上記CRT表示部9によって
構成される接客ユニット55,磁気カードリード部5
7,通帳プリント部59,硬貨入出金ユニット61を制
御する。また、主制御部51は音声案内ユニット63、
自動取引装置1の入出金の取引を管理するホストコンピ
ュータ(センタ)との間のデータ伝送を制御する伝送制
御部65、フロッピイデイスク67、係員用のリモート
モニタ69、および電源部71を制御する。
【0012】つぎに、図3を参照して入出金ユニット1
2の構成を説明する。図中14aは入出金ユニット12
の上部ユニットであり、14bは下部ユニットである。
この上部ユニット14a内の前側(接客面方向)上部に
は前記入出金口7に対応して紙幣取込み、取出し部15
が設けられている。また、上部ユニット14aの後側に
は装填庫19が配置され紙幣収納部23を構成してい
る。又、上記下部ユニット14b内には後から前に入金
庫18、千円庫17、万円庫16が配置されていて、出
金不適合紙幣収納部としての紙幣収納部22、千円紙幣
収納部21、万円紙幣収納部20を構成している。
【0013】上記万円庫16,千円庫17,入金庫1
8,装填19には各々図1,図2,図3,図4の装填、
取込板24,25,26,27が設けられているととも
に集積部としての空間301を形成するための仕切手段
としてのフラッパ315が設けられている。
【0014】また、上部ユニット14a内の前側上下方
向ほぼ中央部には鑑査部36が配置されているともにこ
の右側には出金一時集積部37,入金一時集積部38が
設けられている。
【0015】また、ユニット本体14内には紙幣搬送路
Rが形成されていて紙幣Aを各部に搬送し得るようにな
っているとともに、分枝部には図示しないロータリソレ
ノイドを駆動源とするゲート39a〜39kが配設され
ている。さらに、紙幣搬送路Rの途中には各所に紙幣通
過検知器40a〜40yが、また、紙幣A…が集積され
る各集積箇所には紙幣有無検知器(残留チェックセン
サ)41a〜41d、457,320aが配置された構
成になっている。上記紙幣通過検知器40a〜40pお
よび紙幣有無検知器41a〜41d,451,320a
は発光素子と受光素子とからなる周知の構成である。
【0016】上述の入出金ユニット12の制御を図4を
用いて説明する。入出金ユニット12の万円庫16,千
円庫17,入金庫18および装填庫19のそれぞれに各
金庫に収納されている紙幣の券種および枚数を記憶する
後述するEEPROM95a〜95c(メモリ)が設置
されている。万円庫16等に設置されているEEPRO
M95a〜95cに接続されている金庫メモリ制御部9
1は、万円庫16,千円庫17,入金庫18および装填
庫19に収納されている紙幣の券種および枚数を検知す
るものである。この金庫メモリ制御部91に接続されて
いる制御部92は、鑑査部36等から入力される紙幣の
損券の検知信号および金庫メモリ制御部91から入力さ
れる万円庫16等に収納されている紙幣の枚数等を示す
信号によりドライブ回路93に駆動信号を出力するもの
である。ドライブ回路93は、制御部92から入力され
る駆動信号により万円庫16等からの紙幣の取り出し及
び搬送路の駆動を制御するものである。
【0017】前記万円庫16から装填庫19までの各金
庫カセット72の構成を図5に示す。上記金庫カセット
72は、長方体の形状を有する金庫の本体73に対して
当該長方体の一面に蓋74が取出ローラ軸75を中心に
開閉自在な構成である。本体73の底面中央に蓋74の
開閉を制御するオートロック76が設けられ、このオー
トロック76の中央部にロックプレート80と嵌合する
穴77が設けられている。また、本体73の側面には、
蓋74のマグネット80の磁気力により金庫カセット7
2の入出金ユニット12からの抜き取り又は挿入を検知
するリードスイッチ78が設けられている。上記蓋74
の中央下端には蓋74の開閉を制御するロック機構79
を備えてこのロック機構79に穴77に嵌合するロック
プレート80が設けられている。このロックプレート8
0は、ロック解除可能時には外部のキー81によって回
転して蓋74を閉状態にする。
【0018】上述した各金庫の金庫カセット72の制御
を図6に示す。
【0019】金庫カセット72の通常の状態である蓋7
4の開閉ができないときは、ロックプレート80の溝に
フック82が係合して、ロック本体にキー81を挿入し
て回転しても、ロックプレート80が回転しない。ロッ
クプレート82が回転しないことによりキー81の操作
により蓋74を開くことができない。
【0020】一方、ロック解除可能時は、金庫の制御部
97a,bに接続されているロック制御部87によりソ
レノイド86にパルスが印加されてプランジャー85が
吸引される。このソレノイド86は永久磁石を内蔵する
自己保持形ソレノイドで、一度吸引されるとこの状態を
保持するものである。パルス印加後は、ロックプレート
80によりフック82の下端が矢印に駆動して、フック
82がロックプレート80から離れてロックプレート8
0がキー81によって開方向に操作可能となり蓋74を
開くことができる。
【0021】更に、ロック解除不能時は、ロック制御部
87によりソレノイド86にパルスが印加される。パル
スが印加されるとプランジャー85が復帰して、フック
82はソレノイド86側に駆動してフックスプリング8
9の支持によりロックプレート80の溝に嵌合する。フ
ック82がロックプレート80の溝に嵌合するとキー8
1の操作によるロックプレート80の回転が不可能にな
り、蓋74を開くことができない。
【0022】上記フック82の駆動を検知するために、
フック80の上端部にコの字の形状を有して当該コの字
にフック82の部材を検知する光センサ88が設けられ
ている。この光センサ88は、コの字の部材の一端に発
光素子が設けられ他端に受光素子が設けられて、発光素
子からの発光がフック82の部材に遮られたとき蓋74
の開状態と判断して検知信号を後述する金庫の制御部9
7a,97bに出力するものである。
【0023】なお、リンクスプリング90は、プランジ
ャー85の復帰を助けるためのスプリングである。
【0024】また、例えばロックプレート82の図中上
部には金庫カセット72が後述する紙幣整理機100に
より紙幣Aを補充されたか否かを示すマグネティック表
示器114が設けられている。
【0025】ここで、上記マグネティック表示器114
について図7(a),(b)を用いて説明する。上記マ
グネティック表示器114は電磁石コア(ポール)11
5と、この電磁石コア115に巻装されたコイル116
と、上記電磁石コア115の両端磁極部間に回転自在に
設けられた永久磁石からなり片面がカラー面C、他面が
黒色面Bからなる表示ディスク117とを具備した構成
となっている。そして、セットパルスによりコイル11
6に電流が正方向に流れて電磁石コア115が表示ディ
スク117をカラー面Cにするよう磁化され、電磁石コ
ア115に残る残留磁気により表示ディスク117がカ
ラー面Cの状態で固定される(図7(a)の状態)。ま
た、リセットパルスによりコイル116に電流が逆方向
に流れて電磁石コア115の極性が逆転し、表示ディス
ク117が黒色面Bになるよう反転し、電磁石コア11
5に残る残留磁気により固定される(図7(b)の状
態)。
【0026】このように、電磁石コア115の極性が変
わることにより、表示ディスク117が反転し、カラー
面C、黒色面Bを表示する位置で自己保持される構成と
なっている。
【0027】上記の構成を有するマグネティック表示器
114は黒色面B(図7(b))のとき金庫カセット紙
幣整理機100により紙幣Aを補充されていないことを
示し、一方、カラー面C(図7)(a))のとき金庫カ
セットが紙幣整理機100により紙幣Aを補充されてい
ることを表示するものである。
【0028】上述した万円庫16等の各金庫の制御を図
8, 図9に示すブロック図を用いて説明する。図8は記
憶素子に電気的に消去可能な不揮発性メモリであるEE
PROM95を備えたものであり、図9は電源としてバ
ッテリ94を備えたものである。
【0029】まず、図8に示すタイプの金庫カセット7
2にはEEPROM95の他に制御部97aおよびイン
タフェイス部98aを有するものである。EEPROM
95は、金庫に収納されている紙幣の券種および枚数を
所定のアドレスに記憶しているものである。また、EE
PROM95は電源が切れてもアドレスに記憶している
データが消去することもない。更にEEPROM95に
は金庫カセット72が取引可能ならば零であり、金庫カ
セット72が取引不可能ならば「1」を示すフラグを有
している。制御部97aは、EEPROM95とのアド
レス線からアドレスを指定してデータ線から指定したア
ドレスにリード線またはライト線を指定してデータの読
取り又は書込みをするものである。インタフェイス部9
8aは、制御部97aと制御部92等とのデータ伝送を
制御するものであり、調歩同期によるシリアルーパラレ
ル変換によりデータ伝送するものである。
【0030】図9に示すタイプの金庫カセット72は、
金庫本体に制御部97b 等に電源を供給する電源部94
を備えている。この電源部94を備えていることにより
制御部97bは、金庫16〜19の蓋74の開閉を検知
する光センサー88からの検知信号をEEPROM95
a ,95b のアドレスに記憶する。記憶した検知信号の
回数が許容値を超えると制御部97bは、金庫16〜1
9の蓋74が不良と判断して後述する紙幣整理機100
から紙幣を装填するときに蓋74の不良を、例えば警告
灯により表示する。
【0031】上記蓋74の開閉の検知および入出金の取
引用の貨幣等の情報を記憶するEEPROMは、バック
アップ用としてEEPROM95a と同じ情報を記憶す
るEEPROM95b を備えている。これにより、例え
ば電源断が発生してもEEPROM95a ,95b に記
憶されている情報を確実に保持することができ、更に、
バックアップ用のEEPROM95b の情報と照合する
ことにより情報の信頼性を向上できる。本金庫カセット
72の送信に発光ダイオード(LED99a )を、受信
にはホトダイオード99b をインタフェイス部98b を
介して行う。また、本金庫カセット72には太陽電池9
9c を備えて電源を外部に頼らずに補充できるため、維
持費等の節約になる。
【0032】以上の構成を備えた金庫カセット72は、
金庫内に紙幣が無くなり紙幣整理機100から紙幣を補
充するときも金庫を紙幣整理機100にセットして紙幣
を所望する枚数を収容して入出金ユニット12にセット
することにより紙幣の補充ができる。これにより、従来
の如く係員の手に紙幣を触れることなく補充できるの
で、金庫に補充する紙幣の管理を厳格にできる。
【0033】図10はEEPROM95a ,95b の所
定アドレスに記憶されている金庫番号および機器番号等
のテーブルの構成図である。このテーブルは、金庫カセ
ット72が自動取引装置1に装着されると当該自動取引
装置1の番号が、また、後述する紙幣整理機100に装
着されると当該紙幣整理機100の番号が記憶される。
上記自動取引装置1等の番号により、装着される金庫カ
セット72が紙幣整理機100を介したか否かを判別で
きる。これにより他の自動取引装置1から抜き取られた
金庫カセット72を装着されることを防止できる。
【0034】次に、例えば装填庫19等に紙幣を補充す
る紙幣整理機100の構成を図11に示す。上記紙幣整
理機100は、計数ユニット101および装填庫19等
に紙幣を補充する収納ユニット102を有するものであ
る。計数ユニット101は、ユニット前面にオペレータ
番号等を記憶しているIDカードが挿入されるIDカー
ド挿入口103を設けている。また、計数ユニット10
1は、IDカード挿入口103の下側に装填庫19等に
補充するために紙幣Aを投入するホッパ104を備えて
いる。このホッパ104の後方のユニット中央にホッパ
104から順次取出される紙幣Aの券種の判別および紙
幣Aの枚数をカウントする鑑査部105が設けられてい
る。この鑑査部105のユニット上部には鑑査部105
の鑑査によりリジェクト券と鑑査されたリジェクト券を
集積するリジェクト紙幣集積部106が設けられてい
る。このリジェクト券集積部106に隣接して鑑査部1
05により損券と鑑査された損券を集積する損券集積部
(オープンポケット)107が設けられている。
【0035】一方、鑑査部105により正券と鑑査され
た紙幣Aは、搬送路R12により鑑査部105から収納
ユニット102に垂直方向に搬送され、収納ユニット1
02の中央付近から水平方向に搬送されて予めセットさ
れている装填庫19に収納される。ホッパ104から装
填庫19に収納される紙幣Aの枚数は鑑査部105によ
り積算され、装填庫19のEEPROM95の所定アド
レスに書込まれる。
【0036】前述した入出金ユニット12の変形例とし
て下部ユニット14bの万円庫16,千円庫17に2枚
取りのリジェクト券を収納するリジェクト収納部20
a,20bを備えた構成を図12に示す。例えば出金取
引きのとき、万円庫16から取り出された万円券は、搬
送路により紙幣の券種の判別および紙幣の枚数をカウン
トする鑑査部36に搬送される。鑑査部36に搬送され
た万円券がリジェクト券ならば鑑査部36は、リジェク
ト券を搬送路により万円庫16に搬送する。搬送された
万円券は、取出ローラ304aにより万円庫16の下端
に設けられているリジェクト券収納部20bに収納され
る。また、千円庫17から取り出された千円券がリジェ
クト券のときも同様にして千円券リジェクト部21bに
収納する。
【0037】これにより、万円庫16等から取り出され
たリジェクト券の枚数をEEPROM95に記憶するこ
とにより金庫の取出し性能等を管理できる。
【0038】次に図13にて、入出金ユニット12の筐
体2への取付けについて説明する。
【0039】上記ユニット14aおよび下部ユニット1
4bはそれぞそれスライドレールaと、スライトレール
bとによって、筐体2の内側および筐体の内壁2cに固
定され、かつ、保持されている。上部ユニット14aお
よび下部ユニット14bは隙間dが保たれている。ロー
ラ110は、上部ユニット14aの下面に取付けられて
いて、ほぼdの隙間を保持して、下部ユニット14bの
上面にころがり接触するように設けられて、隙間dが小
さくなることがないようになっている。上下連結ギアG
は、下部ユニット14bに設けてある駆動モータの動力
を上部ユニット14aに伝えて搬送系の駆動を行なうも
のである。このように、上部ユニット14aおよび下部
ユニット14bはスライドレールbで保持されているの
で、必要に応じて筐体2の前方あるいは後方に引き出せ
るようになっている。
【0040】筐体2は、図1および図13に示すよう
に、筐体2は前方に扉部2aと操作部3、後方に扉部2
bがあり、これらが開閉可能になっているため、上記ユ
ニットを前方あるいは後方に引き出せるようになってい
る。また、ユニットを前方に引き出すか、後方に引き出
すかによって上記上下連結ギアGを、前方の場合は、下
部ユニット14bに、後方の場合は、上記ユニット14
aに、取付けるようにしておく。
【0041】次に図14〜図16を用いてユニットを後
方に引き出して操作する場合について説明する。後方操
作では、上下連結ギアGは、上部ユニット14aに取付
けられているので、上部ユニット14aと下部ユニット
14bを同時に引き出す場合と(図14)下部ユニット
14bのみ引き出す場合(図15)とが可能である。前
面操作の場合と同様、装填庫19は、上部ユニット14
aと、下部ユニット14bを引き出した状態で、装填搬
送部R8aを上方に開き、装填庫19を上方に引き出す
ことができる。
【0042】図15は、下部ユニット14bのみ後方に
引き出したもので、下部搬送路48が回動して開き、万
円庫16,千円庫17および入金庫18をそれぞれ上方
向に引き出すことができる。
【0043】また、後方操作においては、上部ユニット
を引き出し、あるいは収納して図16に示すように、上
部ユニット14aおよび下部ユニット14bを筐体2に
収納した状態で、装填庫19および入金庫18を後方に
引き出すことができる。すなわち、装填搬送部の後端R
8bを上方にはね上げ、取手111により、装填庫19
を後方に引き出すことができる。また入金庫18につい
ても同様に下段搬送部48の後端48bを上方にはね上
げ、取手111により入金庫18を後方に引き出すこと
ができる。
【0044】次に、残留チェックの動作について述べ
る。
【0045】まず、待機時においては、図18(a)に
示すように、フラッパ315,315が収納部20内に
突出する閉状態に保持され、これらフラッパ315,3
15の下方側に集積された紙幣Aが配置し、この紙幣A
がその下方からバックアップ310により弾性的に押圧
されている。しかして、紙幣Aの集積時には、集積ロー
ラ302およびタタキ車303により紙幣Aが収納部2
0内に順次取込められ、フラッパ315,315の上方
の空間の一時保管部310a に一時的に集積される[図
18(b)]。紙幣Aの取込みが終了すると、押込み板
309が下降し、一時保管部301a の紙幣Aがフラッ
パ315,315と共に押下げられて規定の収納位置ま
で移行する[図18(c)]。こののちソレノイドの
「オン」によりフラッパ315,315が閉じられて
[図18(d)]、また押込み板309が上昇して待期
位置に戻り、これにより紙幣Aがフラッパ315,31
5に係止されてその下方側に集積状態に保持される[図
18(e)]。なお、押込み板309はフラッパ31
5,315に対して入れ子の状態に構成されていて、フ
ラッパ315,315の配置に拘わらず上下に移動し得
るものである。このようにして収納部20に対する紙幣
Aの集積収納が終了するが、図18(c)に示すよう
に、押込み板309で紙幣Aを押込んだ際には、一時保
管部301a に対する紙幣Aの残留チェックが残留検知
センサ316により行われ、残留が検知された場合、つ
まり残留検知センサ316が暗の場合には、上述の集積
収納工程が再び繰返される。
【0046】一方、紙幣Aの取出時には、図19(a)
に示す待機状態から、押込み板309が下降するととも
に、フラッパ315,315が開き、紙幣Aの上層面に
押込み板309が当る[図19(b)]。こののち押込
み板309が、バックアップ310で上方に押圧されて
いる紙幣Aと一体的に上昇して待機位置に戻り、紙幣A
が取出ローラ304およびフィードローラ305に接触
する[図19(c)]。そしてこの状態で、取出ローラ
304およびフィードローラ305の動作により取出ロ
ーラ304のゴム面304a を介して紙幣Aが順次取出
され、そして所定枚数の取出が終了すると、取込タイミ
ング検知スイッチ323の信号によりゴム面304a が
紙幣Aの搬送径路面に出ず、かつ収納部301内に残っ
ている紙幣Aに接続しない位置を保つ状態で取出ローラ
304が停止する[図19(d)]。
【0047】ところで紙幣Aの取出しは、取出ローラ3
04のゴム面304a が紙幣Aに接触するときだけ行わ
れるので、取出最中の紙幣Aを除いて他の紙幣Aの先端
縁は収納部301の取出側フロア301Aと面一の位置
で止まっているはずであるが、しかし、取出し紙幣Aの
整位や多数枚取りをゲートローラ306により行なって
いるために、通常、紙幣Aの先端縁はゲートローラ30
6の位置まで案内されていたり、或いは何らかの原因で
取出しのタイミングがずれて紙幣Aの先端縁がピックア
ップローラ307の位置にまで達していることがある。
【0048】ところが、紙幣Aを集積収納する場合に
は、図18(c)に示すように、収納部20内の紙幣A
をフラッパ315,315の下方に押込んで、フラッパ
315,315の上方に集積部としての一時保管部30
1a を形成しなければならないから、前述のように取出
側フロア301Aから先端縁が突出する紙幣A(以下、
チョロ出券A″という)があると、このチョロ出券A″
が押込み板309で押圧された際にその先端縁が折れて
しまい、その取出時に取出不能となる場合があり、この
ためチョロ出券A″を取出側フロア301Aと面一とな
る位置まで引き戻す必要がある。
【0049】そこで、紙幣Aを順次取出し、所定枚数の
取出しが終了した時点において、ピックアップローラ3
07の部分にまで紙幣Aの先端縁が突出している場合に
は、これを取出検知センサ317で検知し、この検知に
基づいて該紙幣Aをそのままリジェクト券として取出し
てリジェクト庫に収納する。紙幣Aの先端縁がゲートロ
ーラ306の部分に突出している(チョロ出券A″)場
合には、つまり取出検知センサ317が明の場合には、
まず押込み板309を下降し、該チョロ出券A″をゲー
トローラ306の部分から引き戻し[図20(a)]。
【0050】さらに該チョロ出券A″およびバックアッ
プ310の上に集積している紙幣Aを押込み板309で
押圧してバックアップ310と一体的に下方に移動させ
る。そして一定位置まで移動した時点に、電磁ブレーキ
311を介してバックアップ310を固定し、この状態
のもとで押込み板309のみを上昇させて待機位置に戻
す[図20(b)]。これに応じてバックアップ310
の上の紙幣Aに対する押圧が解除され、こののちこの状
態のもとで電磁ブレーキ311の「オフ」によりバック
アップ310を上昇させる[図20(c)]。この際、
バックアップ310の上の紙幣Aに対する押圧が解除さ
れているから、その最上層に位置するチョロ出券A″が
取出側フロア301Aとの摩擦で自由に移動して整位さ
れる。
【0051】ここで、押込み板309を再び下降させて
紙幣Aを下方に押込み、その上方側空間部分の紙幣Aの
残留を残留検知センサ316で検知し、この残留検知セ
ンサ316が暗であるならば、チョロ出券A″の整位不
充分ということで、電磁ブレーキ311を「オン」して
バックアップ310を固定し、押込み板309を待機位
置に戻し、こののち電磁ブレーキ311を「オフ」して
バックアップ310を上昇させるという前述の整位動作
を再び繰返し、また残留検知センサ316が明であるな
らば、チョロ出券A″の整位完了ということで、押込み
板309により紙幣Aを下方に押込んだのちにソレノイ
ドを介してフラッパ315,315を閉じ、紙幣Aをこ
れらフラッパ315,315の下方に保持する[図20
(d)]。
【0052】一方、紙幣Aの取出時において、収納部2
0内の紙幣Aがすべて取出されると、図13(a)に示
すように、取出検知センサ317が一定時間明となり、
これに応じて空検知センサ320が「オン」状態となる
とともに、バックアップ310が押込み板309に押圧
されて押込み板309と一体的に下降する[図17
(b)]。そしてバックアップ310がフラッパ31
5,315の配置部分を通過すると、これらフラッパ3
15,315がソレノイドの「オン」により閉じ、これ
らフラッパ315,315によりバックアップ310が
係止され、また押込み板309が上昇して待機位置に戻
る[図17(c)]。
【0053】この際、空検知センサ320の出射光が透
過孔309a ,309b を逐次通過するが、この出射光
が押込み板309およびバックアップ310の移動(下
降)方向に対して斜めに向いているから、押込み板30
9およびバックアップ310の移動に応じて相対的に前
記出射光が透過孔309a ,310a の一端側から他端
側に順次移行する状態となり、このためバックアップ3
10の上面の広範囲部分Sに対する空検知が可能とな
り、したがってバックアップ310の上に折れ券や絆券
などの紙幣Aが残っていた場合でも、それを見逃すこと
なく適確に検知することができる[図21]。
【0054】次にこの実施例の作用を図22〜図28の
処理フローチャートについて説明する。
【0055】まず、装置に電源投入後、取引業務が開始
される。業務の開始後、係員が装置の裏側に備えてある
オペレータ操作パネルから紙幣を装填するならばサブル
ーチン100に進み、金庫カセット72に紙幣の入って
いない空の状態であるか否かを調べる精算ならばサブル
ーチン200に進む。また、係員が金庫カセット72の
貨幣の有無を調べる残留チェックならばサブルーチン3
00に進み、金庫カセット72に収納されているリジェ
クト枚数を調べる算当処理ならばサブルーチン400に
進む。更に、係員はオペレータ操作パネルから入出金ユ
ニット12にセットされている金庫カセット72の交換
ならばサブルーチン500に進み、金庫カセットの抜取
りならばサブルーチン600に進み、金庫装着ならばサ
ブルーチン700に進む(ステップ10〜70)。
【0056】紙幣整理機100から金庫カセット72に
紙幣を装填する装填処理に進むと係員はIDカード投入
口103からIDカードを挿入する。挿入後、係員は金
庫カセット72、例えば装填庫19を収納ユニット10
2にセットする。セット後、装置の制御部(図示せず)
は、EEPROM95のフラグを参照してフラグが零で
なければ、例えば警告灯を表示して警告をする。また、
セットされた装填庫19のEEPROM95から情報を
読出してセットされた金庫カセット72が空でなければ
警告をする。一方、上記フラグが零で、セットされた装
填庫19が空の状態で、かつ、取出不良の金庫ならば上
記の警告を行ない処理を終了し、取出し不良の金庫でな
ければ係員は、ホッパ104から装填庫19に収納する
紙幣を投入する(ステップ100〜135)。
【0057】投入後、係員はスタートキーを押下すると
ホッパ104から紙幣が取出されて鑑査部105に搬送
される。鑑査部105は、紙幣の表裏の鑑査及び金種を
判別した後に正券の枚数をカウントして搬送路R12に
搬送する。搬送された紙幣は、搬送路R12により装填
庫19の紙幣収納部23に集積される。集積された枚数
が収納枚数に達しているならば紙幣収納部23に収納さ
れる。一方、収納枚数に達していなければ100枚まで
集積されると紙幣収納部23に収納される。収納後、収
納された枚数が装填庫19のEPROM95に収納枚数
の情報を書込んで処理が終了する(ステップ140〜1
75)。
【0058】精算の処理に進むと係員はIDカード投入
口103からIDカードを挿入する。挿入後、係員は金
庫カセット72、例えば装填庫19を収納ユニット10
2にセットする。セット後、装置の制御部(図示せず)
は、セットされた装填庫19のEEPROM95から情
報を読出してセットされた金庫カセット72が空でなけ
れば警告をする。一方、セットされた装填庫19が空の
状態で、かつ、取出不良の金庫ならば上記の警告を行な
い処理を終了する。上記制御部(図示せず)は、EEP
ROM95のフラグが零でなければ警告し、一方、フラ
グが零ならばステップ230に進む(ステップ200〜
225)。
【0059】ステップ230に進むと係員はスタートキ
ーを押下して金庫(装填庫19)から紙幣が取出されて
鑑査部105に搬送される。鑑査部105は、紙幣の表
裏の鑑査及び金種を判別した後に正券の枚数をカウント
して搬送路R12に搬送する。搬送された紙幣は、搬送
路R12によりオープンポケット(損券集積部)107
に集積される。集積により金庫が空になるとステップ2
70に進み、金庫が空でなく、紙幣が100枚以上残っ
ているならば取出しを一時停止する。一方、紙幣Aが1
00枚以内、または、紙幣Aが抜き取られたならばステ
ップ235に戻り紙幣Aの取り出しを行う(ステップ2
30〜265)。
【0060】ステップ270に進むと制御部(図示せ
ず)は、計数結果をジャーナル印字する。印字後、装填
庫19(金庫カセット72)の制御部97a は、EEP
ROM95のフラグをクリア(零)する(ステップ27
0〜275)。
【0061】残留チェエックの処理に進むと金庫カセッ
ト72のEEPROM95に紙幣の枚数が記憶されてい
ると一時保管部301a に対する紙幣Aの残留チェック
が残留検知センサ316により行われ、残留検知センサ
316が明ならば処理が終了する。一方、残留検知セン
サ316が暗ならばステップ320に進む。(ステップ
300〜310)。
【0062】ステップ320に進むと金庫カセット72
の、例えば万円庫16から紙幣が一枚ずつ順次取出され
る。取出された紙幣は、取込み搬送路Rを介して搬送さ
れ、紙幣通過検知器40a により枚数がカウントされ
る。カウントされた紙幣は、鑑査部36に搬送され紙幣
の表裏判別されて第1ゲート39a から第3ゲート39
c を介して出金一時集積部37に集積される。出金一時
集積部37に集積後、残留検知センサ316により紙幣
Aを検知するとステップ320に戻り、検知されなけれ
ばステップ350に進む(ステップ320〜340)。
【0063】ステップ350に進むと制御部92は、万
円庫16からの取出しを停止して出金一時集積部37に
集積されている紙幣Aを万円庫16に戻す。万円庫16
に紙幣Aを戻し終えると主制御部51は、RAM53に
万円券の枚数を所定アドレスに記憶する(ステップ35
0〜370)。
【0064】算当処理に進むと制御部92は、万円庫1
6より万円券を取出して紙幣検知器40s により枚数を
カウントした後に鑑査部36による券種の判別後に装填
庫19に集積させる。集積後、制御部92は万円庫16
が空の状態ならば装填庫19に集積された紙幣Aを紙幣
収納部23に収納する。一方、万円庫16が空の状態で
なければ万円券100枚までを取出して装填庫19に収
納する。収納後、制御部92は、万円庫16が空の状態
ならばステップ440に進み、万円庫19が空でなけれ
ばステップ400に戻る(ステップ400〜435)。
【0065】ステップ440に進むと制御部92は、装
填庫19から万円券を取出ローラ304d により1枚づ
つ取出して紙幣検知器により枚数をカウントさせる。カ
ウント後、制御部92には、取出した万円券を鑑査部3
6に搬送して鑑査部36に券種等の判別が行われる。鑑
査が終了すると万円券は、搬送路により万円庫16の万
円紙幣収納部20a に集積される(ステップ440〜4
55)。
【0066】上記の装填が行われると制御部92は、装
填庫19が空になると万円庫16に万円券を収納し、装
填庫19が空でなければ万円券を100枚まで装填を続
ける。100枚の装填が終了すると制御部92は万円庫
16に万円券を収納する。万円庫16に紙幣を収納した
後に装填庫19が空になればステップ480に進み、空
にならなければステップ440にもどり装填を続ける
(ステップ460〜475)。
【0067】ステップ480に進むと制御部92は、金
庫カセット72のEEPROM95から入出金取引終了
後の万円庫16に保有する枚数を読取る。読取った万円
券の枚数と万円庫16および装填庫19の算当結果との
差分を演算して当該演算した差分がリジェクト枚数であ
る。主制御部51は、万円券およびリジェクト枚数をR
AM53に記憶した後に伝送制御部65を介してホスト
コンピュータに伝送する。(480〜490)。
【0068】金庫交換に進むと制御部92は、装填動作
を停止した後にリードスイッチ78からの検知信号によ
り金庫が抜かれて、かつ、金庫がセットされたならばセ
ット金庫のEEPROM95から収納している紙幣の種
類及び枚数を読取る(ステップ500〜530)。
【0069】読取りが終了すると制御部97a は、EE
PROM95a のフラグが零ならば処理を終了して、フ
ラグが零でなければエラー表示して警告する(540〜
550)。
【0070】金庫抜取りに進むと制御部92は、主制御
部51から抜取り指示の信号が入力されると動作を停止
させる。動作の停止後、制御部92は、セットされてい
る金庫に対して前述した残留チェック(ステップ300
〜370)および算当処理(ステップ400〜490)
を行う。処理の終了後、制御部92は、セットされてい
る金庫のメモリ(EEPROM95)に情報を記憶した
後に金庫カセット72が抜取られる(ステップ600〜
650)。
【0071】金庫装着に進むと制御部92は、主制御部
51から装填指示の信号が入力されると動作を停止させ
る。金庫カセット72が装着されると装着された金庫の
メモリ(EEPROM95)から金庫に収納している紙
幣の枚数等の情報を読取る。読取りが終了すると制御部
92a は、EEPROM95a のフラグが零ならば処理
が終了して、フラグが零でなければエラー表示して警告
する(740〜750)。
【0072】以上説明した如く、万円庫16等の紙幣の
有無を調べる残留チェックおよび各金庫カセット72の
リジェクト枚数を検出できるので、金庫カセット72に
収納されている紙幣の管理が厳格にできる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、入出金金庫および装填用金庫それぞれに収納されて
いる貨幣の枚数を記憶する第1の記憶手段と同じく入出
金庫および装填用金庫それぞれに収納されている貨幣の
枚数を記憶する第2の記憶手段とに記憶されている貨幣
の枚数とを照合するので、金庫に収納されている貨幣の
枚数を正確に把握することにより金庫の貨幣枚数の信頼
性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自動取引装置の一例を示す外観
斜視図。
【図2】図1で示した自動取引装置の制御を示すブロッ
ク図。
【図3】入出金ユニットの構成を示す図。
【図4】図3で示した入出金ユニットの制御を示すブロ
ック図。
【図5】金庫カセットの外観を示す図。
【図6】金庫カセットの制御を示す動作説明図。
【図7】金庫カセットのマグネテイック表示器を示す
図。
【図8】図5に示した金庫カセットの制御を示すブロッ
ク図。
【図9】金庫カセットの制御を示すブロック図。
【図10】金庫番号および機器番号等のテーブル構成
図。
【図11】紙幣整理機の構成を示す図。
【図12】図1の自動取引装置の変形例を示す外観斜視
図。
【図13】金庫カセットの抜取りおよび装着を示す図。
【図14】金庫カセットの抜取りおよび装着を示す図。
【図15】金庫カセットの抜取りおよび装着を示す図。
【図16】金庫カセットの抜取りおよび装着を示す図。
【図17】貨幣残留検知の動作を示す図。
【図18】貨幣残留検知の動作を示す図。
【図19】貨幣残留検知の動作を示す図。
【図20】貨幣残留検知の動作を示す図。
【図21】貨幣残留検知の動作を示す図。
【図22】この発明の動作を示すフローチャート図。
【図23】この発明の動作を示すフローチャート図。
【図24】この発明の動作を示すフローチャート図。
【図25】この発明の動作を示すフローチャート図。
【図26】この発明の動作を示すフローチャート図。
【図27】この発明の動作を示すフローチャート図。
【図28】この発明の動作を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1 自動取引装置 7 入出金口 8 扉 9 CRT表示部 12 入出金ユニット 14a 上部ユニット 14b 下部ユニット 16 万円庫 17 千円庫 18 入金庫 19 装填庫 20 万円紙幣収納部 21 千円紙幣収納部 22 入金庫紙幣収納部 23 紙幣収納部 36 鑑査部 37 出金一時集積部 38 入金一時集積部 40a 〜40y 紙幣通過検知器 51 主制御部 53 RAM 65 伝送制御部 72 金庫カセット 87 ロック制御部 88 光センサ 92 制御部 94 電源部 95 EEPROM 99a 太陽電池 99b ホトダイオード 99c LED 100 紙幣整理機 117 表示ディスク 316 残留検知センサ 317 取出検知センサ 320 空検知センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出金用の貨幣を収納する入出金庫およ
    び装填用の貨幣及び精査された貨幣を収納する装填用金
    庫それぞれに設けられ当該入出金庫および装填用金庫そ
    れぞれに収納されている貨幣の枚数を記憶する第1の記
    憶手段と、 この第1の記憶手段と同じく前記入出金庫および装填用
    金庫それぞれに設けられ当該入出金庫および装填用金庫
    それぞれに収納されている貨幣の枚数を記憶する第2の
    記憶手段と、 この第2の記憶手段に記憶されている貨幣の枚数と前記
    第1の記憶手段に記憶されている貨幣の枚数とを照合す
    る貨幣照合手段と、 を有することを特徴とする自動取引装置。
JP11271376A 1999-09-24 1999-09-24 自動取引装置 Pending JP2000082161A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007058651A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Laurel Seiki Kk 紙幣収納ボックス
JP2010231262A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Fujitsu Frontech Ltd 紙葉取扱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007058651A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Laurel Seiki Kk 紙幣収納ボックス
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