JP2000081877A - デジタルデータ著作物処理方法、デジタルデータ著作物処理装置、デジタルデータ著作物処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

デジタルデータ著作物処理方法、デジタルデータ著作物処理装置、デジタルデータ著作物処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2000081877A
JP2000081877A JP10252298A JP25229898A JP2000081877A JP 2000081877 A JP2000081877 A JP 2000081877A JP 10252298 A JP10252298 A JP 10252298A JP 25229898 A JP25229898 A JP 25229898A JP 2000081877 A JP2000081877 A JP 2000081877A
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Akira Suzuki
晶 鈴木
Kumiko Ishiyama
久美子 石山
Shusaku Sawato
周作 澤戸
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M KEN KK
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M KEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MIDIデータで、フォーマット変換を行っ
てもデコード可能なセキュリティーデータを埋め込み得
るデジタルデータ著作物処理装置を提供する。 【解決手段】 デジタルデータ著作物記憶手段1、デジ
タルデータ著作物記憶手段1からチャネルデータを検出
するチャネルデータ抽出手段2、選択されたチャネルデ
ータをチャネル毎にグループ化するチャネル分離手段
3、セキュリティーデータ記憶手段5、セキュリティー
データ記憶手段5からセキュリティーデータのビット列
を生成するビット列生成手段6、チャネル分離手段3か
ら出力される各チャネル毎のデジタルデータのそれぞれ
に対して、埋込みアルゴリズムに従って、セキュリティ
ーデータのビット列を構成するビット値の一つを、各チ
ャネルを構成するデータの内、同一時系列番号を有する
チャネルデータに対して埋込むビット埋め込み手段4、
及び所定のセキュリティーデータが埋込まれたデジタル
データ列を所定のフォーマット形式で出力する埋込みデ
ータ出力手段7とから構成されているデジタルデータ著
作物処理装置20。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータ著
作物の処理方法及びデジタルデータ著作物処理装置等に
関するものであり、更に詳しくは、音楽データを主とす
るデジタルデータ著作物に対する不正なコピーを有効に
防止する為のデジタルデータ著作物の処理方法及びデジ
タルデータ著作物処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、テープ、ディスク等の任意の
記録媒体に記録されているデジタル音声データ、楽音デ
ータ等の音声データが、当該記録媒体が一旦市場で販売
された後は、同音声データの著作権者の同意を得ること
なく、勝手にコピーされ、係る不正コピーが、大量に安
価に販売されていることから、著作権者の権利が不当に
侵害され、当著作権者が大幅な損害を被っているのが現
状である。
【0003】然も、現在では、係る不正なコピーを有効
に防止する手段は、実質的にはなく、法律上からも証拠
の確認が難しいので、係る不正なコピー、海賊版を訴追
する事が難し状態にある。係る、音声データの不正なコ
ピーを防止する方法には多くの方法が、提案されている
が、再生音の音質が低下するとか画像の画質が低下する
等の問題があり、実用にはなっていないのが現状であ
る。
【0004】そこで、この問題を改善する為に、デジタ
ル画像或いは、デジタル音声データに、その画像データ
或いは音声データの著作権者、または、その実施権者
が、自らの意思によって、販売を許可した真正な画像デ
ータ或いは音声データである事を示す、デジタルビット
データから構成された暗号、署名データ等のセキュリテ
ィデータを、当該音声データそのものに聴覚的に影響の
ないように埋め込み、その音声データの著作権、所有権
などの侵害を防ぐ様にする「データハイディング」の研
究が、最近活発に行われているが、これまでの処、効果
的なデータハイディング技術は開発されていない。
【0005】特に、最近盛んに活用され、商業化されて
いる、MIDI(Music Instrumental Digital Interfa
ce) の規格により構成されているMIDI音楽デジタル
データに関しては、従来から上記問題の発生を防止する
為の有効な方法或いは装置は、全く開発されていないの
が現状である。更に、デジタルデータ著作物等のデジタ
ルデータに必要なセキュリティーデータを埋め込む場合
に、従来の方式では、デジタルコンテンツに著作者名等
の著作者情報を記録するデータエリアが規定されている
ので、当該エリアの場所が確認出来るように当該セキュ
リティーデータを書き換えられてしまうと言う問題があ
り悪意を持つ者の手によって当該著作者情報が消失する
と言う欠点があった。
【0006】つまり、当該セキュリティーデータをデジ
タルデータに埋め込んだ場合に、そのセキュリティーデ
ータを埋め込んであると言う情報そのものも高い秘密性
を有していなければならないが、従来の方式では、係る
問題点を完全に解決するに至っていないのが現状であ
る。更に、従来に於いて、音楽をデジタルデータで編集
したデジタルデータ著作物に於いては、異なるフォーマ
ット形式を使用して編集される事が多く、又当該互いに
異なるフォーマット形式の一つで編集された音楽データ
を他のフォーマット形式に変換して使用する事が頻繁に
行われている。
【0007】例えば、MIDIデータに於いては、通常
SMFと称されるフォーマットが使用され、その一例
は、図3に示す様な構成を有しており、一般的には図3
(A)に示す様なフォーマット0と図3(B)に示す様
なフォーマット1の2種類が存在する。フォーマット0
は図示の様に、一つのトラックにすべてのMIDIチャ
ネルのデータを含み、フォーマット1は複数のトラック
にMIDIチャネルのデータを分割して持つ構成を採る
ものである。
【0008】尚、図3中、〔t〕は時系列番号を示すも
のである。更に、此処で、チャネルとは、例えば楽器番
号であり、チャネル2とは第2番楽器のデータであり、
チャネル2に於けるch2[3] は当該チャネル2のMI
DIチャネルデータにおいて、時系列的に、3番目に演
奏される音符データである事を示している。
【0009】従来、電子透かしをMIDIデータに埋め
込む場合のデジタルデータ著作物処理装置20の一例を
図4に示す。即ち、デジタルデータ著作物を記憶したデ
ジタルデータ著作物記憶手段1、当該デジタルデータ著
作物記憶手段1からチャネルデータを検出して抽出する
チャネルデータ抽出手段2、予め定められたセキュリテ
ィーデータを格納しておくセキュリティーデータ記憶手
段5、当該セキュリティーデータ記憶手段5から所定の
セキュリティーデータのビット列を抽出するビット列生
成手段6、当該チャネルデータ抽出手段2から出力され
る当該デジタルデータのそれぞれに対して、予め定めら
れた埋込みアルゴリズムに従って、当該セキュリティー
データのビット列を構成するそれぞれのビット値の一つ
を、当該各チャネルを構成するデータに対して埋込むビ
ット埋め込み手段4、及び所定のセキュリティーデータ
が埋込まれたデジタルデータ列を所定のフォーマット形
式で出力する埋込みデータ出力手段7とから構成されて
いる。
【0010】処で、かかる従来のデジタルデータ著作物
処理装置20に於いては、当該チャネルデータ抽出手段
2では、MIDIデータファイルの先頭から順番に当該
MIDIチャネルデータを取り出し、ビット埋め込み手
段4に於いて、当該MIDIチャネルデータにセキュリ
ティーデータを構成するビット列の一つを順次に埋め込
む様になっている。
【0011】又、図4に於けるビット列生成手段6は、
文字列などのセキュリティーデータである埋め込み情報
を2値ビット列に変換し、同期検出用ビット、エラー訂
正用ビットなどの付加ビットを付随させたビット列を生
成する。また、生成したビット列から埋め込みビットを
一つずつ出力する機能を有している。つまり、従来の方
法では、セキュリティーデータをMIDIデータに埋込
む場合には、当該MIDIデータファイル内に並んだM
IDIチャネルデータが現れる順番に当該セキュリティ
ーデータのビット情報列を埋め込んでいた。
【0012】更に、従来に於ける当該デジタルデータ著
作物処理装置20に於いては、ビット埋め込み手段4に
よって、当該MIDIチャネルデータに所定のセキュリ
ティーデータである埋め込みビットを埋め込むに際し
て、例えば、当該セキュリティーデータのビット情報列
を[ b1、b2、b3、b4、b5] とすると、フォー
マット0と1とでは、図5に示す様な埋込みアルゴリズ
ムで、係るセキュリティーデータビットのそれぞれを先
頭から順番に当該MIDIチャネルデータに埋め込んで
いた。
【0013】しかしながら、係る従来の方法では、フォ
ーマット0のMIDIデータファイルをフォーマット1
に、またはその逆にフォーマット変換した場合、ファイ
ル内のMIDIチャネルデータの配列はフォーマット変
換前と異ってしまい、その結果、セキュリティーデータ
のビット情報列を正しく取り出せなくなると言う問題が
有った。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、簡易な技術構成に基づ
き、予め所定のデジタルデータ著作物に著作権を有して
いる者、又はそのライセンンスを得ている者が、自己の
製品である事を後でチェックする事が出来るセキュリテ
ィデータを当該デジタルデータ著作物に予め埋め込み、
それによって、自己の製品か否かの判断、不正にコピー
されたものであるか否かの判断等が、後日容易に行う事
の出来るデジタルデータ著作物の処理方法及びデジタル
データ著作物処理装置を提供するものである。
【0015】更に本発明の他の目的は、MIDIデータ
に於いて、フォーマット0と1の変換を行ってもデコー
ド可能なセキュリティーデータを埋め込む事が可能なデ
ジタルデータ著作物の処理方法及びデジタルデータ著作
物処理装置を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には以下に記載されたような技術
構成を採用するものである。即ち、本発明にかかる第1
の態様としては、デジタルデータにより構成されたデジ
タルデータ著作物に所定のセキュリティーデータを埋め
込むに際し、当該デジタルデータ著作物が、複数種のチ
ャネルを有しており、当該各チャネル毎に複数のデジタ
ルデータが時間軸若しくは走査方向軸に沿って配列して
いるデジタルデータ構成を有している場合に、当該各チ
ャネルを構成する時系列的に配置された各デジタルデー
タのそれぞれに、当該セキュリティーデータを構成する
一つのビットデータ値を順次埋め込むデジタルデータ著
作物処理方法であり、又本発明にかかる第2の態様とし
ては、デジタルデータ著作物を記憶したデジタルデータ
著作物記憶手段、当該デジタルデータ著作物記憶手段か
らチャネルデータを検出して抽出するチャネルデータ抽
出手段、当該選択抽出されたチャネルデータをチャネル
毎に分離しグループ化するチャネル分離手段、予め定め
られたセキュリティーデータを格納しておくセキュリテ
ィーデータ記憶手段、当該セキュリティーデータ記憶手
段から所定のセキュリティーデータのビット列を生成す
るビット列生成手段、当該チャネル分離手段から出力さ
れる当該各チャネル毎に時系列的に配置されているデジ
タルデータで且つ時系列順に出力されるデジタルデータ
のそれぞれに対して、予め定められた埋込みアルゴリズ
ムに従って、当該セキュリティーデータのビット列を構
成するそれぞれのビットであって当該ビット列に選択さ
れるビットのビット値を埋込むビット埋め込み手段、及
び所定のセキュリティーデータが埋込まれたデジタルデ
ータ列を所定のフォーマット形式で出力する埋込みデー
タ出力手段とから構成されているデジタルデータ著作物
処理装置である。
【0017】又、本発明に係る第3の態様としては、デ
ジタルデータにより構成されたデジタルデータ著作物に
所定のセキュリティーデータを埋め込むに際し、セキュ
リティーデータを埋め込むべきデジタルデータ著作物を
用意してデジタルデータ著作物記憶手段に記憶させる第
1の工程、当該デジタルデータ著作物記憶手段からチャ
ネルデータを検出して抽出する第2の工程、当該選択抽
出されたチャネルデータをチャネル分離手段に於いて、
チャネル毎に分離しグループ化する第3の工程、予め定
められたセキュリティーデータをセキュリティーデータ
記憶手段に記憶させておく第4の工程、当該セキュリテ
ィーデータ記憶手段から所定のセキュリティーデータの
ビット列を抽出する第5の工程、該チャネル分離手段か
ら、時系列的に出力されされる当該各チャネル毎に時系
列的に配置されているデジタルデータのそれぞれに対し
て、予め定められた埋込みアルゴリズムに従って、当該
セキュリティーデータのビット列を構成するそれぞれの
ビットのビット値の一つを、当該ビット列順に当該各チ
ャネルを構成するデータの内、時系列的に選択されるそ
れぞれのデジタルデータに対して埋込む第6の工程、所
定のセキュリティーデータが埋込まれたデジタルデータ
列を所定のフォーマット形式で出力する第7の工程、と
から構成されているデジタルデータ著作物の処理方法を
コンピュータに実行させる為のプログラムを記録した記
録媒体である。
【0018】又、本発明に係る第4の態様としては、セ
キュリティーデータが埋め込まれたデジタルデータから
当該埋め込まれている当該セキュリティーデータを読み
出すに際し、当該セキュリティーデータが埋込まれてい
るデジタルデータ著作物から予め定められたチャネルデ
ータを検出して抽出すると共に、当該検出抽出された当
該それぞれのチャネルデータを同一のチャネル毎に時系
列順に纏めてグループ化を行い、次いで当該グループ化
されたそれぞれのチャネルから、チャネルデータを時系
列順に1つずつ取り出して埋込まれているデータのビッ
ト値を取り出し、続いて当該取り出された当該各ビット
値をビット列に形成し、当該ビット列からセキュリティ
ーデータを検出する様に構成されているデジタルデータ
著作物処理方法であり、本発明に係る第5の態様として
は、セキュリティーデータが埋め込まれているデジタル
データ著作物を格納しているデジタルデータ著作物記憶
手段、当該デジタルデータ著作物記憶手段に記憶されて
いるセキュリティーデータが埋め込まれているデジタル
データ著作物から、当該デジタルデータ著作物を構成す
る所定のフォーマット形式に沿って順次に当該デジタル
データ著作物を構成するチャネルデータを検出し抽出す
るチャネルデータ抽出手段、当該チャネルデータ抽出手
段から抽出された複数のチャネルデータを所定のチャネ
ル毎に分離してグループ化するチャネル分離手段、当該
チャネル分離手段からチャネル毎に時系列的に出力され
るチャネルデータから、埋込まれているビットデータを
抽出するビット検出手段、及び当該ビット検出手段から
取り出された埋込みビットからビット列を形成し、当該
ビット列から埋込まれたセキュリティーデータを検出す
る埋込み情報検出手段とから構成されているデジタルデ
ータ著作物処理装置である。
【0019】更に、本発明に係る第6の態様としては、
セキュリティーデータが埋め込まれているデジタルデー
タ著作物をデジタルデータ著作物記憶手段に用意してお
く第1の工程、当該デジタルデータ著作物記憶手段に記
憶されているセキュリティーデータが埋め込まれている
デジタルデータ著作物から、当該デジタルデータ著作物
を構成する所定のフォーマット形式に沿って順次に当該
デジタルデータ著作物を構成するチャネルデータを検出
し抽出する第2の工程、当該抽出された複数のチャネル
データを所定のチャネル毎に分離して、時系列的に配列
してグループ化する第3の工程、当該グループ化された
チャネルデータから、それぞれのチャネルデータを時系
列的に順次読出して埋込まれているビットデータを抽出
する第4の工程、当該取り出された埋込みビットからビ
ット列を形成し、当該ビット列から埋込まれたセキュリ
ティーデータを検出する第5の工程、及び当該検出され
た埋込まれたセキュリティーデータを出力する第6の工
程とから構成されているデジタルデータ著作物処理方法
をコンピュータに実行させる為のプログラムを記録した
記録媒体である。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係るデジタルデータ著作
物の処理方法及びデジタルデータ著作物処理装置は、上
記したような技術構成を採用しているので、所定のデジ
タルデータ著作物に対して、人間の聴覚に影響の無い形
式で特定のセキュリティデータ、例えば暗号データ、署
名データ等を当該必要なデジタルデータ著作物に埋め込
む事が出来、又容易にそれを再生する事が可能となるの
である。
【0021】つまり、本発明に於いては、画像データ或
いは音楽データを含むデジタルデータ著作物の様に、一
般に大量のデジタルから構成される著作物に於いては、
それぞれの特性を表すデジタルデータのある特定のパラ
メータを選択して、当該選択されたパラメータに於ける
所定の選択されたデジタルデータビット若しくはデジタ
ルデータビット群に、所定のセキュリティーデータを示
す所定のビットデータを埋め込んでも、全体的に再生し
た場合には、その違和感が顕出される事が少ない事をう
まく利用したものである。
【0022】然も、本発明に於いては、後述する様に、
必要なセキュリティーデータを第3者には判りにくいア
ルゴリズムを使用して、特定の変換を行い、その結果を
利用して、当該デジタルデータ著作物の必要な部分に、
セキュリティーデータを埋め込む様にしてあるので、そ
の第3者にとっては、セキュリティーデータが埋め込ま
れているか否かを識別する事が極めて困難であると同時
に、例え、当該デジタルデータ著作物が、第3者によっ
て改造され、折角埋め込んだセキュリティーデータが一
部破壊されたとしても、相当の確率を持って当該セキュ
リティーデータを復元出来る、誤り訂正に強いセキュリ
ティーデータ埋め込み方法を得る事が可能となるのであ
る。
【0023】更に、本発明に於いては、複数のMIDI
チャネルにまたがらず、1つのMIDIチャネル内のす
べてのデジタルデータに同一のビット情報を埋め込んだ
ものであり、更には、MIDIチャネルデータをMID
Iデータファイルから取り出し、当該取り出したMID
Iチャネルデータをチャネル番号毎に集めてグループ化
する手段を有する。
【0024】又、チャネル番号毎にグループ化されたM
IDIチャネルデータの個々のグループに個別にセキュ
リティーデータを構成するビット列のそれぞれのビット
データ値情報を埋め込むエンコード手段を有する。同様
に、チャネル番号毎にグループ化されたMIDIチャネ
ルデータのグループからそれぞれのチャネルに埋め込ま
れた情報を取り出すデコード手段を有する。
【0025】従って、従来の方法に比べて、MIDIデ
ータに於いて、フォーマット0と1の変換を行ってもデ
コード可能なセキュリティーデータを埋め込む事が可能
なデジタルデータ著作物の処理方法及びデジタルデータ
著作物処理装置を得る事が出来る。
【0026】
【実施例】以下に、本発明に係るデータ処理方法及びデ
ータ処理装置の具体例を図面を参照しながら詳細に説明
する。即ち、図1は、本発明に係るデジタルデータ著作
物処理装置20の1具体例の構成を示すブロックダイア
グラムであり、図中、デジタルデータ著作物を記憶した
デジタルデータ著作物記憶手段1、当該デジタルデータ
著作物記憶手段1からチャネルデータを検出して抽出す
るチャネルデータ抽出手段2、当該選択抽出されたチャ
ネルデータをチャネル毎に分離し時系列的に配置してグ
ループ化するチャネル分離手段3、予め定められたセキ
ュリティーデータを格納しておくセキュリティーデータ
記憶手段5、当該セキュリティーデータ記憶手段5から
所定のセキュリティーデータのビット列を抽出するビッ
ト列生成手段6、当該チャネル分離手段3から出力され
る当該各チャネル毎のデジタルデータのそれぞれに対し
て、予め定められた埋込みアルゴリズムに従って、当該
セキュリティーデータのビット列を構成するそれぞれの
ビット値の一つを、当該ビット列順に各チャネルを構成
するチャネルデータの内、同一時系列番号を有するチャ
ネルデータに対して埋込むビット埋め込み手段4、及び
所定のセキュリティーデータが埋込まれたデジタルデー
タ列を所定のフォーマット形式で出力する埋込みデータ
出力手段7とから構成されているデジタルデータ著作物
処理装置20が示されている。
【0027】尚、当該デジタルデータ著作物処理装置2
0には、図示されてはいないが、更に後述するデータ処
理上で同期をとる為の同期固定ビット検出手段及び検査
ビット処理手段が設けられており、係る同期固定ビット
検出手段及び検査ビット処理手段は、周知の構成を採用
するものであり、此処ではその説明を省略する。本発明
に於ける当該デジタルデータ著作物処理方法は、上記し
た様な構成を有するデジタルデータ著作物処理装置20
を使用して、例えば、基本的には、以下の様な方法で実
現する事が出来る。
【0028】即ち、デジタルデータにより構成されたデ
ジタルデータ著作物に所定のセキュリティーデータを埋
め込むに際し、当該デジタルデータ著作物が、複数種の
チャネルを有しており、当該各チャネル毎に複数のデジ
タルデータが時間軸若しくは走査方向軸に沿って配列し
ているデジタルデータ構成を有している場合に、当該各
チャネルを構成する時系列的に配置されたチャネルデー
タ群の時系列番号順の当該チャネルデータに、当該セキ
ュリティーデータのビット列を構成するビットの内でビ
ット列順に選択されたビットのビット値を埋め込むデジ
タルデータ著作物処理方法である。
【0029】より具体的には、本発明に係る当該デジタ
ルデータ著作物処理方法に於いては、当該第1のチャネ
ルを構成する時系列的に配置された当該デジタルデータ
群の第1の配列順番にあるチャネルデータに、当該セキ
ュリティーデータのビット列を構成する所定の配列順に
あるビットのビット値を埋め込み、当該第2のチャネル
を構成する時系列的に配置された当該デジタルデータ群
の第2の配列順番にあるチャネルデータに、当該セキュ
リティーデータのビット列を構成する所定の他の配列順
にあるビットのビット値を埋め込み、当該第3のチャネ
ルを構成する時系列的に配置された当該デジタルデータ
群の第3の配列順番にあるチャネルデータに、当該セキ
ュリティーデータのビット列を構成する所定の別の配列
順番にあるビットのビット値を埋め込み、以下同様に第
nのチャネルを構成する時系列的に配置された当該デジ
タルデータ群の第n番目の配列順番にあるチャネルデー
タに、当該セキュリティーデータのビット列のn番目を
構成する所定のビットのビット値を埋め込む事が望まし
い。
【0030】つまり、本発明に於いては、デジタルデー
タにより構成されたデジタルデータ著作物に所定のセキ
ュリティーデータを埋め込むに際し、当該デジタルデー
タ著作物が、複数種のチャネルを有している場合に、当
該チャネルデータをそれぞれのチャネル毎にグループ化
した後、それぞれのチャネルに於いて、時系列的に配置
された複数のチャネルデータの内で同一の時系列番号を
有するチャネルデータに当該セキュリティーデータを構
成する各ビットの内でビット列順に選択された一つのビ
ットのビット値を個別的に割り当てる様にするものであ
る。
【0031】従って、本発明に於いては、当該デジタル
データ著作物のデジタルデータは、互いに異なるフォー
マット形式を使用して記憶されており、当該互いに異な
るフォーマット形式間で相互にフォーマット変換が可能
な様に構成されている。本発明に係る当該デジタルデー
タ著作物が、音楽データである事が好ましく、特には、
当該当該音楽データは、MIDI(Music Instrumental
Digital Interface) の規格により構成されているデー
タである事である。
【0032】上記したデジタルデータ著作物処理方法の
具体例に於ける操作手順を図2に示すフローチャートを
参照して説明するならば、スタート後、ステップ(1)
に於いて、デジタルデータにより構成されたデジタルデ
ータ著作物に所定のセキュリティーデータを埋め込むに
際し、セキュリティーデータを埋め込むべきデジタルデ
ータ著作物を用意してデジタルデータ著作物記憶手段1
に記憶させる第1の工程が実行され、次いでステップ
(2)に進んで、当該デジタルデータ著作物記憶手段1
からチャネルデータを検出して抽出する第2の工程が実
行される。
【0033】その後、ステップ(3)に於いて、当該選
択抽出されたチャネルデータをチャネル分離手段3に於
いて、チャネル毎に分離しグループ化する第3の工程が
実行され、引き続きステップ(4)に於いて、予め定め
られたセキュリティーデータをセキュリティーデータ記
憶手段5に記憶させておく第4の工程を実行する。その
後、ステップ(5)に於いて、当該セキュリティーデー
タ記憶手段5から所定のセキュリティーデータのビット
列を抽出する第5の工程が実行され、次いでステップ
(6)に進み、当該チャネル分離手段から出力される当
該各チャネル毎のデジタルデータのそれぞれに対して、
予め定められた埋込みアルゴリズムに従って、当該セキ
ュリティーデータのビット列を構成するそれぞれのビッ
ト値の一つを、当該ビット列順に順次選択して当該各チ
ャネルを構成するデータの内、各チャネルに含まれる時
系列的に配置されているチャネルデータのうちから同一
時系列に位置するデジタルデータに対して埋込む第6の
工程が実行される。
【0034】最後にステップ(7)に於いて、所定のセ
キュリティーデータが埋込まれたデジタルデータ列を所
定のフォーマット形式で出力する第7の工程が実行され
てエンドとなる。本発明に於ける当該デジタルデータ著
作物処理方法に於いては、当該チャネル分離手段3から
出力される当該各チャネル毎のデジタルデータのそれぞ
れに対して、当該ビット列生成手段6から出力される一
連のセキュリティーデータに関するビット列を構成する
それぞれのビット値を当該ビット列の先頭から順次一つ
ずつ埋込んで行くものである。
【0035】その際、当該チャネルデータを構成するビ
ットデータ列のどのビット位置或いはビット位置群に、
選択された当該セキュリティーデータを構成するビット
列の所定のビット値を埋め込むかは、任意であり、予め
定められた規則、埋込みアルゴリズムに従って処理する
事になる。最も簡単な埋込み方法としては、予め定めら
れた桁が、1桁目と言う様に規則化してあるとすれば、
当該セキュリティーデータに於いて、セキュリティーデ
ータビット列の第1番目のビット値である1を、当該第
1番目に選択された所定のチャネルの時系列的に第1番
目のチャネルデータを構成するビット列の一桁目のデー
タをセキュリティーデータビット列の第1番目のビット
値である1で上書きされる事になる。
【0036】此処で、本発明に使用されるセキュリティ
ーデータのデータ構成としては特に限定されるものでは
ないが、図6(A)に示す様にデータ処理上の同期を採
る為、及び前記した様に、セキュリティーデータが埋込
まれていないのにセキュリティーデータが埋込まれてい
ると誤判断される場合、或いはセキュリティーデータが
埋込まれているのに埋込まれていないと誤判断される場
合を回避する為に使用される固定ビットパターン部51
と著作者の名前、出版社の名前等或いは特殊の暗号デー
タ等からなるセキュリティーデータを示すデータビット
部52及び使用されるデータに誤りがないかどうかを検
査する為のエラー検出ビット部53の3種の部分から構
成されている事が望ましい。
【0037】当該セキュリティーデータ部全体が例えば
48ビットで構成され、固定ビットパターン部51は1
6ビット、データビット部52は24ビット及びエラー
検出ビット部53は8ビットで構成されるものである。
各部分のビット数は上記具体例に限定されるものではな
く、特に固定ビットパターン部51は16ビットは8ビ
ットから使用する事が可能であるが、誤判断を避け、セ
キュリティーデータが含まれているという判断の正確性
を向上させる為には、ビット数は多い方が良い。
【0038】当該セキュリティーデータのデジタルデー
タビット列の例を図6(B)に示しておく。本発明に係
る当該デジタルデータ著作物処理方法に於いては、チャ
ネル分離手段3を使用する事が特徴であって、当該チャ
ネル分離手段3の作用は、チャネルデータをチャネル番
号毎に分離し、同一チャネル番号のMIDIチャネルデ
ータを1つに集めてグループ化する。
【0039】そして、各グループの中から、同一の時系
列番号を有するチャネルデータを時系列順に1つずつM
IDIチャネルデータを取り出して、ビット埋め込み器
4に出力する。係る操作を、すべてのグループの全ての
チャネルデータに対して実行する。次に、本発明に於い
て使用される当該ビット埋め込み器4に於いては、従来
に於けるデジタルデータ著作物処理方法に於いて使用さ
れたビット埋め込み器4とは異なり、グループ化された
各チャネルを構成するそれぞれのデジタルデータに対し
て同一のセキュリティーデータビット値を埋め込む様に
作動する。
【0040】具体的には、セキュリティーデータを表わ
すビット列が(b1、b2、b3・・・)と示されてい
る場合に、係るセキュリティーデータの各ビット値を当
該チャネルのデジタルデータに埋め込む場合、以下のよ
うになる。つまり、先ず図11に示す様に、本発明に於
いて使用される該チャネル分離手段3で以下のようにグ
ループ化されたチャネル毎の時系列的デジタルデータ列
が形成される。
【0041】即ち、当該チャネル分離手段3は、チャネ
ル分離器36と当該チャネル分離器36に並列的に接続
された、使用されるチャネルデータの数に対応する複数
個のチャネルデータ格納器3−1、3−2、3−3、3
−4・・・・・3−nが設けられており、当該チャネル
分離器36に時系列的に入力されてくる各チャネルデー
タを、当該各チャネルデータが保持しているチャネルコ
ードに応答して、それぞれのチャネルデータを所定のチ
ャネルデータ格納器3−nの一つに格納していき、それ
によって、入力されてくる全てのチャネルデータ群は、
当該チャネルデータ格納器3−1から3−nのそれぞれ
に格納され、チャネル毎にグループ化される事になる。
【0042】当該各チャネルデータ格納器3−nの一つ
に格納された複数個のチャネルデータは、何れも格納順
に時系列番号が付されることが望ましい。又、セキュリ
ティーデータを構成するビット列の各ビットを当該ビッ
ト列の配列順にb1、b2、b3・・・と表されている
とすると、当該セキュリティーデータの各ビットは、当
該ビット埋め込む手段4に当該ビット列データb1、b
2、b3・・・が供給される。
【0043】そして、本具体例に於いては、当該セキュ
リティーデータのビット列を構成する各ビットのビット
値をそれぞれのグループされた各チャネルデータのそれ
ぞれに順次に埋め込むものである。即ち、図11に示す
様に、今当該セキュリティーデータのビット列を形成す
る第1番目のビット値がb1で有ったとすると、本発明
に係る当該ビット埋め込み手段4は、当該ビット値がb
1を各チャネル毎に時系列的に配置されているチャネル
データ群の第1番目の時系列番号を有するチャネルデー
タに埋め込む事になる。
【0044】つまり図11に於てチャネルデータ格納器
3−1の第1番目の時系列番号を有するチャネルデータ
ch1〔1〕とチャネルデータ格納器3−2の第1番目
の時系列番号を有するチャネルデータch2〔1〕とチ
ャネルデータ格納器3−3の第1番目の時系列番号を有
するチャネルデータch3〔1〕と・・・・・チャネル
データ格納器3−nの第1番目の時系列番号を有するチ
ャネルデータchn〔1〕のそれぞれに当該セキュリテ
ィーデータのビット値がb1を埋め込むものである。
【0045】同様に、当該セキュリティーデータのビッ
ト列を形成する第2番目のビット値がb2で有ったとす
ると、本発明に係る当該ビット埋め込み手段4は、当該
ビット値がb2をチャネルデータ格納器3−1の第2番
目の時系列番号を有するチャネルデータch1〔2〕と
チャネルデータ格納器3−2の第2番目の時系列番号を
有するチャネルデータch2〔2〕とチャネルデータ格
納器3−3の第2番目の時系列番号を有するチャネルデ
ータch3〔2〕と・・・・・チャネルデータ格納器3
−nの第2番目の時系列番号を有するチャネルデータc
hn〔2〕のそれぞれに当該セキュリティーデータのビ
ット値がb2を埋め込むものである。
【0046】同様にして、当該セキュリティーデータの
ビット列を形成する第3番目のビット値がb3で有った
とすると、本発明に係る当該ビット埋め込み手段4は、
当該ビット値がb3をチャネルデータ格納器3−1の第
3番目の時系列番号を有するチャネルデータch1
〔3〕とチャネルデータ格納器3−2の第3番目の時系
列番号を有するチャネルデータch2〔3〕とチャネル
データ格納器3−3の第3番目の時系列番号を有するチ
ャネルデータch3〔3〕と・・・・・チャネルデータ
格納器3−nの第3番目の時系列番号を有するチャネル
データchn〔3〕のそれぞれに当該セキュリティーデ
ータのビット値がb2を埋め込むものである。
【0047】以下同様の処理が、当該セキュリティーデ
ータの全てのビットに付いて実行され、又当該処理操作
が適宜繰り返される。上記操作の概略を以下の様にな
る。 グループ1;ch1[1],ch1[2],ch1[3],・・・・ch1[n ] グループ2;ch2[1],ch2[2],ch2[3],・・・・ch2 [n ] グループ3;ch3[1],ch3[2],ch3[3],・・・・ch3 [n ] グループn;chn[1],chn[2],chn[3],・・・・chn [n ] 埋込みビット b1 b2 b3 bn 尚、上記リストに於ける〔n〕は、それぞれのチャネル
グループに於いて時系列的に配列されているそれぞれの
チャネルデータの時系列番号を示すものである。
【0048】係る処理の結果をそれぞれのフォーマット
に表示した例を図7に例示する。つまり、本発明に於い
ては、それぞれのグループに対してビット埋め込み器が
電子透かしの埋め込み情報ビット列を埋め込むので1つ
のチャネル番号における1つの時系列順番にあるMID
Iチャネルデータには、フォーマット0とフォーマット
1のいずれにおいても同一の情報ビットが埋め込まれて
いる。
【0049】たとえばch2[3] のMIDIチャネルデ
ータには、フォーマット0とフォーマット1のいずれに
おいてもb3 の情報ビットが埋め込まれている。次に、
本発明に係る当該デジタルデータ著作物処理方法の他の
具体例に付いて説明する。上記具体例では、当該チャネ
ルデータ抽出手段2と当該チャネル分離手段3を使用し
て、当該デジタルデータ著作物に含まれるチャネルデー
タから、チャネル毎のグループ化を実行してから、セキ
ュリティーデータの埋込み操作を実行するものである
が、当該チャネルデータを、チャネル毎のグループ化す
る操作は、既に予め完成されている場合が多い。
【0050】係る場合には、当該チャネルデータ抽出手
段2と当該チャネル分離手段3を使用しなくとも当該デ
ジタルデータ著作物記憶手段1に記憶されているデータ
から直接グループ化されたチャネルデータ群を読み出す
事も可能であるので、係る場合には、当該デジタルデー
タ著作物処理装置20は、例えば、図8に示す様に、デ
ジタルデータ著作物を記憶したデジタルデータ著作物記
憶手段1、当該デジタルデータ著作物記憶手段から予め
各デジタルデータを所定のチャネル毎に分類してあるチ
ャネルデータリストを読み出すチャネルデータリスト読
出し手段9、予め定められたセキュリティーデータを格
納しておくセキュリティーデータ記憶手段5、当該セキ
ュリティーデータ記憶手段から所定のセキュリティーデ
ータのビット列を抽出するビット列生成手段6、当該チ
ャネルデータリスト読出し手段から出力される当該各チ
ャネル毎のデジタルデータのそれぞれに対して、予め定
められた埋込みアルゴリズムに従って、当該セキュリテ
ィーデータのビット列を構成するそれぞれのビット値の
一つを、当該各チャネルを構成するデータの内、同一時
系列番号を有するデジタルデータに対してそれぞれ埋込
むビット埋め込み手段4、及び所定のセキュリティーデ
ータが埋込まれたデジタルデータ列を所定のフォーマッ
ト形式で出力する埋込みデータ出力手段7とから構成さ
れている事が望ましい。
【0051】従って、図2のフローチャートに於いて
は、当該ステップ(2)及びステップ(3)に於いて実
行される当該第2の工程及び第3の工程は、当該デジタ
ルデータ著作物記憶手段から予め各デジタルデータを所
定のチャネル毎に分類してあるチャネルデータリストか
ら個々のチャネルデータリスト読出す工程によって置換
されるものである。
【0052】次に、本発明に係るセキュリティーデータ
を埋込んだデジタルデータ著作物から当該埋込まれたセ
キュリティーデータを読み出す為のデジタルデータ著作
物処理方法に付いて説明する。即ち、上記した方法によ
って、所定のデジタルデータ著作物に所定のセキュリテ
ィーデータが埋込まれている当該デジタルデータ著作物
から当該埋込まれているセキュリティーデータ情報を読
み出すに際し、本発明に於いては、基本的には、セキュ
リティーデータが埋め込まれたデジタルデータから当該
埋め込まれている当該セキュリティーデータを読み出す
に際し、当該セキュリティーデータが埋込まれているデ
ジタルデータ著作物から予め定められたチャネルデータ
を検出して抽出すると共に、当該検出抽出された当該そ
れぞれのチャネルデータを同一のチャネル毎に纏めてグ
ループ化を行い、次いで当該グループ化されたそれぞれ
のチャネルから、チャネルデータを時系列順に1つずつ
取り出して埋込まれているデータのビット値を取り出
し、続いて当該取り出された当該各ビット値をビット列
に形成し、当該ビットれるからセキュリティーデータを
検出する様に構成されているデジタルデータ著作物処理
方法を採用するものである。
【0053】上記したデジタルデータ著作物処理方法を
実行する為のデジタルデータ著作物処理装置30の例と
しては、図9に示す様に、セキュリティーデータが埋め
込まれているデジタルデータ著作物を格納しているデジ
タルデータ著作物記憶手段31、当該デジタルデータ著
作物記憶手段31に記憶されているセキュリティーデー
タが埋め込まれているデジタルデータ著作物から、当該
デジタルデータ著作物を構成する所定のフォーマット形
式に沿って順次に当該デジタルデータ著作物を構成する
チャネルデータを検出し抽出するチャネルデータ抽出手
段32、当該チャネルデータ抽出手段から抽出された複
数のチャネルデータを所定のチャネル毎に分離してグル
ープ化するチャネル分離手段33、当該チャネル分離手
段33から出力されるチャネルデータから、埋込まれて
いるビットデータを抽出するビット検出手段34、及び
当該ビット検出手段34から取り出された埋込みビット
からビット列を形成し、当該ビット列から埋込まれたセ
キュリティーデータを検出する埋込み情報検出手段35
とから構成されているデジタルデータ著作物処理装置3
0である事が好ましい。
【0054】本発明に係るデジタルデータ著作物処理装
置30で使用されるチャネルデータ抽出手段32は、M
IDIデータファイルの先頭から順番にMIDIチャネ
ルデータを取り出す操作を実行するものであり、又当該
チャネル分離手段33は、チャネルデータをチャネル番
号毎に分離し、同一チャネル番号のMIDIチャネルデ
ータを1つに集めてグループ化する操作を実行するもの
であって、1つのグループの中から、時系列順に1つず
つMIDIチャネルデータを取り出して、ビット検出器
に出力する。そして係る処理操作をすべてのグループに
対して行うものである。
【0055】又、本発明に係るデジタルデータ著作物処
理装置30で使用されるビット検出手段34は、個々の
MIDIチャネルデータから埋め込みビットを取り出す
操作を実行するものであり、埋込み情報検出手段35
は、取り出した埋め込みビットを並べてビット列とし、
そのビット列から同期検出用ビットを検出して同期をと
り、エラー訂正用ビッを検出してエラー検出やエラー訂
正を行い、かつ埋め込まれたセキュリティーデータ情報
を検出する操作を実行するものである。
【0056】ここで、1つのチャネル番号における1つ
の時系列順番にあるMIDIチャネルデータには、フォ
ーマット0とフォーマット1のいずれにおいても同一の
情報ビットが埋め込まれている。たとえばch2〔3〕
のMIDIチャネルデータには、フォーマット0とフォ
ーマット1のいずれにおいてもb3の情報ビットが埋め
込まれている。
【0057】つまり、本具体例に於いては、フォーマッ
ト0であろうとフォーマット1であろうとチャネル分離
手段33では以下のようにグループ化する。 グループ1;ch1[1],ch1[2],ch1[3],,, グループ2;ch2[1],ch2[2],ch2[3],,, グループ3;ch3[1],ch3[2],ch3[3],,, 従って、セキュリティーデータを構成する埋め込み情報
ビット列(b1、b2、b3)が埋め込まれている場
合、どのグループをとっても当該チャネルグループ内に
時系列的に配置されている各チャネルデータの時系列番
号に従ってセキュリティーデータビット列(b1、b
2、b3)が順次検出される。
【0058】その結果、セキュリティーデータを埋め込
んだフォーマット0のMIDIデータファイルをフォー
マット1に変換しても正しくデコードでき、その逆に電
子透かしを埋め込んだフォーマット1のMIDIデータ
ファイルをフォーマット0に変換しても正しくデコード
できる。上記した本発明に係る具体例の操作手順を図1
0のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0059】即ち、スタート後、ステップ(1)に於
て、セキュリティーデータが埋め込まれているデジタル
データ著作物をデジタルデータ著作物記憶手段31に用
意しておく第1の工程を実行し、続いてステップ(2)
に於て、当該デジタルデータ著作物記憶手段31に記憶
されているセキュリティーデータが埋め込まれているデ
ジタルデータ著作物から、当該デジタルデータ著作物を
構成する所定のフォーマット形式に沿って順次に当該デ
ジタルデータ著作物を構成するチャネルデータを検出し
抽出する第2の工程が実行される。
【0060】次いで、ステップ(3)に移り、当該抽出
された複数のチャネルデータを所定のチャネル毎に分離
してグループ化する第3の工程が実行された後に、ステ
ップ(4)に進み、当該グループ化された各チャネル毎
に時系列的に配列されている当該チャネルデータを時系
列番号順に抽出して、当該抽出されたチャネルデータか
ら、埋込まれているビットデータを抽出する第4の工程
が実行される。
【0061】その後、ステップ(5)に進んで、当該取
り出された埋込みビットからビット列を形成し、当該ビ
ット列から埋込まれたセキュリティーデータを検出する
第5の工程が実行され、引き続いてステップ(6)に於
て、当該検出された埋込まれたセキュリティーデータを
出力する第6の工程が実行されてエンドとなる。本発明
に係る他の態様としては、デジタルデータにより構成さ
れたデジタルデータ著作物に所定のセキュリティーデー
タを埋め込むに際し、セキュリティーデータを埋め込む
べきデジタルデータ著作物を用意してデジタルデータ著
作物記憶手段に記憶させる第1の工程、当該デジタルデ
ータ著作物記憶手段からチャネルデータを検出して抽出
する第2の工程、当該選択抽出されたチャネルデータを
チャネル分離手段に於いて、チャネル毎に分離しグルー
プ化する第3の工程、予め定められたセキュリティーデ
ータをセキュリティーデータ記憶手段に記憶させておく
第4の工程、当該セキュリティーデータ記憶手段から所
定のセキュリティーデータのビット列を抽出する第5の
工程、当該チャネル分離手段から、時系列的に出力され
る当該各チャネル毎に時系列的に配置されているデジタ
ルデータのそれぞれに対して、予め定められた埋込みア
ルゴリズムに従って、当該セキュリティーデータのビッ
ト列を構成するそれぞれのビットのビット値の一つを、
当該ビット列順に当該各チャネルを構成するデータの
内、時系列的に選択されるそれぞれのデジタルデータに
対して埋込む第6の工程、所定のセキュリティーデータ
が埋込まれたデジタルデータ列を所定のフォーマット形
式で出力する第7の工程、とから構成されているデジタ
ルデータ著作物の処理方法をコンピュータに実行させる
為のプログラムを記録した記録媒体であり、又更に他の
具体例としては、セキュリティーデータが埋め込まれて
いるデジタルデータ著作物をデジタルデータ著作物記憶
手段に用意しておく第1の工程、当該デジタルデータ著
作物記憶手段に記憶されているセキュリティーデータが
埋め込まれているデジタルデータ著作物から、当該デジ
タルデータ著作物を構成する所定のフォーマット形式に
沿って順次に当該デジタルデータ著作物を構成するチャ
ネルデータを検出し抽出する第2の工程、当該抽出され
た複数のチャネルデータを所定のチャネル毎に分離し
て、時系列的に配列してグループ化する第3の工程、当
該グループ化されたチャネルデータから、それぞれのチ
ャネルデータを時系列的に順次読出して埋込まれている
ビットデータを抽出する第4の工程、当該取り出された
埋込みビットからビット列を形成し、当該ビット列から
埋込まれたセキュリティーデータを検出する第5の工
程、及び当該検出された埋込まれたセキュリティーデー
タを出力する第6の工程とから構成されているデジタル
データ著作物処理方法をコンピュータに実行させる為の
プログラムを記録した記録媒体である。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る当該デジタルデータ著作物
処理方法及びデジタルデータ著作物処理装置は、上記し
た様な技術構成を採用しているので、簡易な技術構成に
基づき、予め所定のデジタルデータ著作物に著作権を有
している者、又はそのライセンンスを得ている者が、自
己の製品である事を後でチェックする事が出来るセキュ
リティデータを当該デジタルデータ著作物に予め埋め込
み、それによって、自己の製品か否かの判断、不正にコ
ピーされたものであるか否かの判断等が、後日容易に行
う事の出来るデジタルデータ著作物の処理方法及びデジ
タルデータ著作物処理装置を得る事が可能となる。
【0063】更に本発明に於いては、特に、MIDIデ
ータに於いて、フォーマット0と1の変換を行ってもデ
コード可能なセキュリティーデータを埋め込む事が可能
なデジタルデータ著作物の処理方法及びデジタルデータ
著作物処理装置を容易に得る事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るデジタルデータ著作物処
理装置の一具体例の構成を示すブロックダイアグラムで
ある。
【図2】図2は、本発明に係るデジタルデータ著作物の
処理方法の操作手順の一例を説明するフローチャートで
ある。
【図3】図3は、従来のデジタルデータ著作物の処理方
法に於て使用されるフォーマット型式の例を示す図であ
る。
【図4】図4は、従来のデジタルデータ著作物の処理方
法の具体例の構成を示すブロックダイアグラムである。
【図5】図5は、従来のデジタルデータ著作物の処理方
法に於ける所定のフォーマット型式にセキュリティーデ
ータのビット列の埋め込む操作の一例を示す図である。
【図6】図6は、本発明に係るデジタルデータ著作物の
処理方法の一具体例に於いて使用されるセキュリティー
データのビット列の例を示す図である。
【図7】図7は、本発明に係るデジタルデータ著作物の
処理方法の一具体例に於けるセキュリティーデータのビ
ット列の埋め込む操作の一例を示す図である。
【図8】図8は、本発明に係るデジタルデータ著作物処
理装置の他の具体例の構成を示すブロックダイアグラム
である。
【図9】図9は、本発明に係るデジタルデータ著作物の
処理方法の更に他の具体例の構成を示すブロックダイア
グラムである。
【図10】図10は、本発明に係るデジタルデータ著作
物の処理方法に於ける更に他の具体例に於ける操作手順
の一例を説明するフローチャートである。
【図11】図11は、本発明に於けるチャネルデータの
グループ化方法を説明するブロックダイアグラムであ
る。
【符号の説明】
1…デジタルデータ著作物記憶手段 2…チャネルデータ抽出手段 3…チャネル分離手段 4…ビット埋め込み手段 5…セキュリティーデータ記憶手段 6…ビット列生成手段 7…埋込みデータ出力手段 9…チャネルデータリスト読出し手段 20…デジタルデータ著作物処理装置(セキュリティー
データ埋込み装置) 30…デジタルデータ著作物処理装置(セキュリティー
データ読出し装置) 31…デジタルデータ著作物記憶手段 32…チャネルデータ抽出手段 33…チャネル分離手段 34…ビット検出手段 35…埋込み情報検出手段 36…チャネル分離器 37…出力手段 3−1〜3−n…チャネルデータ格納器

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルデータにより構成されたデジタ
    ルデータ著作物に所定のセキュリティーデータを埋め込
    むに際し、当該デジタルデータ著作物が、複数種のチャ
    ネルを有しており、当該各チャネル毎に複数のデジタル
    データが時間軸若しくは走査方向軸に沿って配列してい
    るデジタルデータ構成を有している場合に、当該各チャ
    ネルを構成する時系列的に配置された各デジタルデータ
    のそれぞれに、当該セキュリティーデータを構成する一
    つのビットデータ値を順次埋め込む事を特徴とするデジ
    タルデータ著作物処理方法。
  2. 【請求項2】 当該第1のチャネルを構成する時系列的
    に配置された当該デジタルデータ群の第1の配列順番に
    あるチャネルデータに、当該セキュリティーデータのビ
    ット列を構成する所定の配列順にあるビットのビット値
    を埋め込み、当該第2のチャネルを構成する時系列的に
    配置された当該デジタルデータ群の第2の配列順番にあ
    るチャネルデータに、当該セキュリティーデータのビッ
    ト列を構成する所定の他の配列順にあるビットのビット
    値を埋め込み、当該第3のチャネルを構成する時系列的
    に配置された当該デジタルデータ群の第3の配列順番に
    あるチャネルデータに、当該セキュリティーデータのビ
    ット列を構成する所定の別の配列順番にあるビットのビ
    ット値を埋め込み、以下同様に第nのチャネルを構成す
    る時系列的に配置された当該デジタルデータ群の第n番
    目の配列順番にあるチャネルデータに、当該セキュリテ
    ィーデータのビット列のn番目を構成する所定のビット
    のビット値を埋め込む事を特徴とする請求項1記載のデ
    ジタルデータ著作物処理方法。
  3. 【請求項3】 デジタルデータにより構成されたデジタ
    ルデータ著作物に所定のセキュリティーデータを埋め込
    むに際し、当該デジタルデータ著作物が、複数種のチャ
    ネルを有している場合に、当該チャネルデータをそれぞ
    れのチャネル毎にグループ化した後、時系列的に配置さ
    れている各チャネルグループ毎のチャネルデータのそれ
    ぞれに時系列順に、当該セキュリティーデータを構成す
    るビット列のそれぞれのビットのビット値を当該ビット
    列の配列順に、個別的に割り当てる様にする事を特徴と
    する請求項1又は2に記載のデジタルデータ著作物処理
    方法。
  4. 【請求項4】 当該デジタルデータ著作物のデジタルデ
    ータは、互いに異なるフォーマット形式を使用して記憶
    されており、当該互いに異なるフォーマット形式間で相
    互にフォーマット変換が可能な様に構成されている事を
    特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のデジタルデ
    ータ著作物処理方法。
  5. 【請求項5】 当該デジタルデータ著作物が、音楽デー
    タである事を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載
    のデジタルデータ著作物処理方法。
  6. 【請求項6】 当該音楽データは、MIDI(Music In
    strumental DigitalInterface) の規格により構成され
    ているデータである事を特徴とする請求項5に記載のデ
    ジタルデータ著作物処理方法。
  7. 【請求項7】 デジタルデータ著作物を記憶したデジタ
    ルデータ著作物記憶手段、当該デジタルデータ著作物記
    憶手段からチャネルデータを検出して抽出するチャネル
    データ抽出手段、当該選択抽出されたチャネルデータを
    チャネル毎に分離しグループ化するチャネル分離手段、
    予め定められたセキュリティーデータを格納しておくセ
    キュリティーデータ記憶手段、当該セキュリティーデー
    タ記憶手段から所定のセキュリティーデータのビット列
    を生成するビット列生成手段、当該チャネル分離手段か
    ら出力される当該各チャネル毎に時系列的に配置されて
    いるデジタルデータで且つ時系列順に出力されるデジタ
    ルデータのそれぞれに対して、予め定められた埋込みア
    ルゴリズムに従って、当該セキュリティーデータのビッ
    ト列を構成するそれぞれのビットであって当該ビット列
    に選択されるビットのビット値を埋込むビット埋め込み
    手段、及び所定のセキュリティーデータが埋込まれたデ
    ジタルデータ列を所定のフォーマット形式で出力する埋
    込みデータ出力手段とから構成されている事を特徴とす
    るデジタルデータ著作物処理装置。
  8. 【請求項8】 デジタルデータ著作物を記憶したデジタ
    ルデータ著作物記憶手段、当該デジタルデータ著作物記
    憶手段から予め各デジタルデータを所定のチャネル毎に
    分類してあるチャネルデータリストを読み出すチャネル
    データリスト読出し手段、予め定められたセキュリティ
    ーデータを格納しておくセキュリティーデータ記憶手
    段、当該セキュリティーデータ記憶手段から所定のセキ
    ュリティーデータのビット列を生成するビット列生成手
    段、当該チャネルデータリスト読出し手段から、時系列
    的に配置されているチャネルデータの内から時系列順に
    出力される当該各チャネル毎のデジタルデータのそれぞ
    れに対して、予め定められた埋込みアルゴリズムに従っ
    て、当該セキュリティーデータのビット列を構成するそ
    れぞれのビットからビット列の配列順番に選択される1
    つのビットのビット値を順次に埋込むビット埋め込み手
    段、及び所定のセキュリティーデータが埋込まれたデジ
    タルデータ列を所定のフォーマット形式で出力する埋込
    みデータ出力手段とから構成されている事を特徴とする
    デジタルデータ著作物処理装置。
  9. 【請求項9】 デジタルデータにより構成されたデジタ
    ルデータ著作物に所定のセキュリティーデータを埋め込
    むに際し、セキュリティーデータを埋め込むべきデジタ
    ルデータ著作物を用意してデジタルデータ著作物記憶手
    段に記憶させる第1の工程、 当該デジタルデータ著作物記憶手段からチャネルデータ
    を検出して抽出する第2の工程、 当該選択抽出されたチャネルデータをチャネル分離手段
    に於いて、チャネル毎に分離しグループ化する第3の工
    程、 予め定められたセキュリティーデータをセキュリティー
    データ記憶手段に記憶させておく第4の工程、 当該セキュリティーデータ記憶手段から所定のセキュリ
    ティーデータのビット列を抽出する第5の工程、 当該チャネル分離手段から出力される当該各チャネル毎
    のデジタルデータのそれぞれに対して、予め定められた
    埋込みアルゴリズムに従って、当該セキュリティーデー
    タのビット列を構成するそれぞれのビット値の一つを、
    当該ビット列順に順次選択して当該各チャネルを構成す
    るデータの内、各チャネルに含まれる時系列的に配置さ
    れているチャネルデータのうちから同一時系列に位置す
    るデジタルデータに対して埋込む第6の工程、 所定のセキュリティーデータが埋込まれたデジタルデー
    タ列を所定のフォーマット形式で出力する第7の工程、 とから構成されている事を特徴とするデジタルデータ著
    作物処理方法。
  10. 【請求項10】 当該第2の工程及び第3の工程は、当
    該デジタルデータ著作物記憶手段から予め各デジタルデ
    ータを所定のチャネル毎に分類してあるチャネルデータ
    リストからチャネル毎に個々のチャネルデータ時系列的
    に順次当該チャネルデータリストから読出す工程によっ
    て置換されるものである事を特徴とする請求項9記載の
    デジタルデータ著作物処理方法。
  11. 【請求項11】 デジタルデータにより構成されたデジ
    タルデータ著作物に所定のセキュリティーデータを埋め
    込むに際し、セキュリティーデータを埋め込むべきデジ
    タルデータ著作物を用意してデジタルデータ著作物記憶
    手段に記憶させる第1の工程、 当該デジタルデータ著作物記憶手段からチャネルデータ
    を検出して抽出する第2の工程、 当該選択抽出されたチャネルデータをチャネル分離手段
    に於いて、チャネル毎に分離しグループ化する第3の工
    程、 予め定められたセキュリティーデータをセキュリティー
    データ記憶手段に記憶させておく第4の工程、 当該セキュリティーデータ記憶手段から所定のセキュリ
    ティーデータのビット列を抽出する第5の工程、 当該チャネル分離手段から、時系列的に出力されされる
    当該各チャネル毎に時系列的に配置されているデジタル
    データのそれぞれに対して、予め定められた埋込みアル
    ゴリズムに従って、当該セキュリティーデータのビット
    列を構成するそれぞれのビットのビット値の一つを、当
    該ビット列順に当該各チャネルを構成するデータの内、
    時系列的に選択されるそれぞれのデジタルデータに対し
    て埋込む第6の工程、 所定のセキュリティーデータが埋込まれたデジタルデー
    タ列を所定のフォーマット形式で出力する第7の工程、 とから構成されているデジタルデータ著作物の処理方法
    をコンピュータに実行させる為のプログラムを記録した
    記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載された各工程とから
    構成されているデジタルデータ著作物の処理方法をコン
    ピュータに実行させる為のプログラムを記録した記録媒
    体。
  13. 【請求項13】 セキュリティーデータが埋め込まれた
    デジタルデータから当該埋め込まれている当該セキュリ
    ティーデータを読み出すに際し、当該セキュリティーデ
    ータが埋込まれているデジタルデータ著作物から予め定
    められたチャネルデータを検出して抽出すると共に、当
    該検出抽出された当該それぞれのチャネルデータを同一
    のチャネル毎に時系列順に纏めてグループ化を行い、次
    いで当該グループ化されたそれぞれのチャネルから、チ
    ャネルデータを時系列順に1つずつ取り出して埋込まれ
    ているデータのビット値を取り出し、続いて当該取り出
    された当該各ビット値をビット列に形成し、当該ビット
    列からセキュリティーデータを検出する様に構成されて
    いる事を特徴とするデジタルデータ著作物処理方法。
  14. 【請求項14】 セキュリティーデータが埋め込まれて
    いるデジタルデータ著作物を格納しているデジタルデー
    タ著作物記憶手段、当該デジタルデータ著作物記憶手段
    に記憶されているセキュリティーデータが埋め込まれて
    いるデジタルデータ著作物から、当該デジタルデータ著
    作物を構成する所定のフォーマット形式に沿って順次に
    当該デジタルデータ著作物を構成するチャネルデータを
    検出し抽出するチャネルデータ抽出手段、当該チャネル
    データ抽出手段から抽出された複数のチャネルデータを
    所定のチャネル毎に分離してグループ化するチャネル分
    離手段、当該チャネル分離手段からチャネル毎に時系列
    的に出力されるチャネルデータから、埋込まれているビ
    ットデータを抽出するビット検出手段、及び当該ビット
    検出手段から取り出された埋込みビットからビット列を
    形成し、当該ビット列から埋込まれたセキュリティーデ
    ータを検出する埋込み情報検出手段とから構成されてい
    る事を特徴とするデジタルデータ著作物処理装置。
  15. 【請求項15】 セキュリティーデータが埋め込まれて
    いるデジタルデータ著作物をデジタルデータ著作物記憶
    手段に用意しておく第1の工程、当該デジタルデータ著
    作物記憶手段に記憶されているセキュリティーデータが
    埋め込まれているデジタルデータ著作物から、当該デジ
    タルデータ著作物を構成する所定のフォーマット形式に
    沿って順次に当該デジタルデータ著作物を構成するチャ
    ネルデータを検出し抽出する第2の工程、当該抽出され
    た複数のチャネルデータを所定のチャネル毎に分離して
    時系列的にグループ化する第3の工程、当該時系列的に
    配置される様にグループ化されたチャネルデータから、
    当該チャネルデータと時系列的に順次に読出し、当該チ
    ャネルデータに埋込まれているビットデータを抽出する
    第4の工程、当該取り出された埋込みビットからビット
    列を形成し、当該ビット列から埋込まれたセキュリティ
    ーデータを検出する第5の工程、及び当該検出された埋
    込まれたセキュリティーデータを出力する第6の工程と
    から構成されている事を特徴とするデジタルデータ著作
    物処理方法。
  16. 【請求項16】 セキュリティーデータが埋め込まれて
    いるデジタルデータ著作物をデジタルデータ著作物記憶
    手段に用意しておく第1の工程、当該デジタルデータ著
    作物記憶手段に記憶されているセキュリティーデータが
    埋め込まれているデジタルデータ著作物から、当該デジ
    タルデータ著作物を構成する所定のフォーマット形式に
    沿って順次に当該デジタルデータ著作物を構成するチャ
    ネルデータを検出し抽出する第2の工程、当該抽出され
    た複数のチャネルデータを所定のチャネル毎に分離し
    て、時系列的に配列してグループ化する第3の工程、当
    該グループ化されたチャネルデータから、それぞれのチ
    ャネルデータを時系列的に順次読出して埋込まれている
    ビットデータを抽出する第4の工程、当該取り出された
    埋込みビットからビット列を形成し、当該ビット列から
    埋込まれたセキュリティーデータを検出する第5の工
    程、及び当該検出された埋込まれたセキュリティーデー
    タを出力する第6の工程とから構成されているデジタル
    データ著作物処理方法をコンピュータに実行させる為の
    プログラムを記録した記録媒体。
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