JP2000082963A - デジタルデータ著作物処理方法、デジタルデータ著作物処理装置、デジタルデータ著作物処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

デジタルデータ著作物処理方法、デジタルデータ著作物処理装置、デジタルデータ著作物処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2000082963A
JP2000082963A JP10252299A JP25229998A JP2000082963A JP 2000082963 A JP2000082963 A JP 2000082963A JP 10252299 A JP10252299 A JP 10252299A JP 25229998 A JP25229998 A JP 25229998A JP 2000082963 A JP2000082963 A JP 2000082963A
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bit
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security
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Akira Suzuki
晶 鈴木
Kumiko Ishiyama
久美子 石山
Shusaku Sawato
周作 澤戸
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M KEN KK
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M KEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な技術構成に基づき、セキュリティデー
タをデジタルデータ著作物に埋め込むと共に、誤判断、
データ破壊、或いは第3者に対する秘匿性の高いデジタ
ルデータ著作物の処理方法を提供する。 【解決手段】 デジタルデータ著作物記憶手段1、セキ
ュリティーデータ記憶手段7、著作物記憶手段1内の著
作物からパラメータを選択するパラメータ選択手段2、
選択されたパラメータから所定の規則に従ってセキュリ
ティーデータを埋込むビット位置抽出手段3、セキュリ
ティーデータを埋込むアルゴリズムを記憶するアルゴリ
ズム記憶手段4、セキュリティーデータから個々のビッ
ト値を抽出するビットデータ抽出手段9、抽出されたセ
キュリティーデータを埋め込むべきビット位置に対し
て、セキュリティーデータビット値を埋め込むセキュリ
ティーデータ埋め込み手段5、及びセキュリティーデー
タを埋め込んだデジタルデータ著作物を出力するデジタ
ルデータ著作物出力手段6とからなるデジタルデータ著
作物の処理装置100。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータ著
作物の処理方法及びデジタルデータ著作物処理装置等に
関するものであり、更に詳しくは、画像データ及び音楽
データを主とするデジタルデータ著作物に対する不正な
コピーを有効に防止する為のデジタルデータ著作物の処
理方法及びデジタルデータ著作物処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、テープ、ディスク等の任意の
記録媒体に記録されているデジタル音声データ、楽音デ
ータ等の音声データが、当該記録媒体が一旦市場で販売
された後は、同音声データの著作権者の同意を得ること
なく、勝手にコピーされ、係る不正コピーが、大量に安
価に販売されていることから、著作権者の権利が不当に
侵害され、当著作権者が大幅な損害を被っているのが現
状である。
【0003】然も、現在では、係る不正なコピーを有効
に防止する手段は、実質的にはなく、法律上からも証拠
の確認が難しいので、係る不正なコピー、海賊版を訴追
する事が難しい状態にある。係る、音声データの不正な
コピーを防止する方法には多くの方法が、提案されてい
るが、再生音の音質が低下するとか画像の画質が低下す
る等の問題があり、実用にはなっていないのが現状であ
る。
【0004】そこで、この問題を改善する為に、デジタ
ル画像或いは、デジタル音声データに、その画像データ
或いは音声データの著作権者、または、その実施権者
が、自らの意思によって、販売を許可した真正な画像デ
ータ或いは音声データである事を示す、デジタルビット
データから構成された暗号、署名データ等のセキュリテ
ィデータを、当該音声データそのものに聴覚的に影響の
ないように埋め込み、その音声データの著作権、所有権
などの侵害を防ぐ様にする「データハイディング」の研
究が、最近活発に行われているが、これまでの処、効果
的なデータハイディング技術は開発されていない。
【0005】特に、最近盛んに活用され、商業化されて
いる、MIDI(Music Instrumental Digital Interfa
ce) の規格により構成されているMIDI音楽デジタル
データに関しては、従来から上記問題の発生を防止する
為の有効な方法或いは装置は、全く開発されていないの
が現状である。更に、デジタルデータ著作物等のデジタ
ルデータに必要なセキュリティーデータを埋め込む場合
に、従来の方式では、デジタルコンテンツに著作者名等
の著作者情報を記録するデータエリアが規定されている
ので、当該エリアの場所が確認出来る様に当該セキュリ
ティーデータを書き換えられてしまうと言う問題があり
悪意を持つ者の手によって当該著作者情報が消失すると
言う欠点があった。
【0006】つまり、当該セキュリティーデータをデジ
タルデータに埋め込んだ場合に、そのセキュリティーデ
ータを埋め込んであると言う情報そのものも高い秘密性
を有していなければならないが、従来の方式では、係る
問題点を完全に解決するに至っていないのが現状であ
る。又、当該セキュリティーデータをデジタルデータに
埋め込んだ場合に、当該セキュリティーデータが、容易
に改ざんされる事がない様な対改ざん性を有している事
も必要である。
【0007】例えば、当該セキュリティーデータが埋め
込まれている位置が判明してしまうと、第3者が容易に
その位置で当該デジタルデータを変更してしまい、著作
者データが消えてしまう可能性がある。例えば、当該セ
キュリティーデータ埋め込みビット部分をわざと人為的
にばらつかせたりわざと同じビット値に揃える様な操作
を行う事によって、当該デジタルデータ著作物の本質に
は大きな影響を与えずにセキュリティーデータのみを消
去する事が出来ることにもなる。
【0008】一方、係るセキュリティーデータ埋め込み
デジタルデータに於いては、当該セキュリティーデータ
が埋め込まれている事を高い確立で正確に判断出来る事
が必要であり、つまり高い証拠性が要求されるものであ
るが、従来の方式では、セキュリティーデータが埋め込
まれていないのに、セキュリティーデータが埋め込まれ
ていると間違えて判断する確立と、セキュリティーデー
タが埋め込まれているのに、セキュリティーデータが埋
め込まれていないと間違えて判断する確立が高くなって
おり、正確性に劣るものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、簡易な技術構成に基づ
き、予め所定のデジタルデータ著作物に著作権を有して
いる者、又はそのライセンンスを得ている者が、自己の
製品である事を後でチェックする事が出来るセキュリテ
ィデータを当該デジタルデータ著作物に予め埋め込み、
それによって、自己の製品か否かの判断、不正にコピー
されたものであるか否かの判断等が、後日容易に行う事
の出来るデジタルデータ著作物の処理方法及びデジタル
データ著作物処理装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には以下に記載されたような技術
構成を採用するものである。即ち、本発明にかかる第1
の態様としては、デジタルデータにより構成されたデジ
タルデータ著作物に所定のセキュリティーデータを埋め
込むに際し、当該デジタルデータ著作物を構成するデジ
タルデータ群から少なくとも1つのパラメータを選択
し、当該選択されたパラメータに於て、当該パラメータ
を構成する当該デジタルデータから、予め定められた規
則に従って、当該セキュリティーデータを埋め込むビッ
ト位置を当該パラメータが配列されている時間軸若しく
は走査方向軸に沿って順次選択抽出した後、当該選択抽
出された個々のビットのそれぞれに対して、当該埋め込
むべきセキュリティーデータを構成するビット列の各ビ
ットデータを順次に埋め込むデジタルデータ著作物の処
理方法であり、又本発明にかかる第2の態様としては、
デジタルデータ著作物記憶手段、セキュリティーデータ
記憶手段、当該デジタルデータ著作物記憶手段に記憶さ
れているデジタルデータ著作物のデジタルデータからパ
ラメータを選択するパラメータ選択手段、当該選択され
たパラメータから予め定められた規則に従ってセキュリ
ティーデータを埋め込むビット位置及びそのデータ値を
抽出する埋め込み位置及び埋め込みデータ抽出手段、セ
キュリティーデータを埋め込むに際してのアルゴリズム
を記憶するアルゴリズム記憶手段、当該セキュリティー
データ記憶手段から抽出された個々のセキュリティーデ
ータに対して固定ビットパターン及びエラー検出ビット
を付加するデータ付加手段、当該データ付加手段から出
力されるセキュリティーデータのビット列から個々のビ
ット値を抽出するセキュリティーデータビットデータ抽
出手段、当該埋め込み位置及び埋め込みデータ抽出手段
によって抽出された当該セキュリティーデータを埋め込
むべきビット位置群及びビットデータに対して、当該セ
キュリティーデータビットデータ抽出手段からの情報に
応答して、当該アルゴリズム記憶手段に記憶されたアル
ゴリズムに従って、所定のセキュリティーデータビット
値が埋め込まれる様に埋込処理を実行するセキュリティ
ーデータ埋め込み手段、及び当該セキュリティーデータ
を埋め込んだデジタルデータ著作物を出力するデジタル
データ著作物出力手段とから構成されているデジタルデ
ータ著作物の処理装置である。
【0011】又、本発明に係る第3の態様としては、デ
ジタルデータにより構成されたデジタルデータ著作物に
所定のセキュリティーデータを埋め込むに際し、セキュ
リティーデータを埋め込むべきデジタルデータ著作物を
用意する第1の工程、当該デジタルデータ著作物を構成
するデジタルデータ群の中から少なくとも1つのパラメ
ータを選択する第2の工程、当該選択されたパラメータ
を構成する当該デジタルデータ群から、予め定められた
規則に従って、当該セキュリティーデータを埋め込むべ
きビット位置或いはビット位置群を当該パラメータが配
列されている時間軸若しくは走査方向軸に沿って順次選
択抽出する第3の工程、当該セキュリティーデータを埋
め込む為に選択抽出されたビット位置の個々のビットデ
ータ或いは選択されたビット位置群のビットデータを記
憶する第4の工程、予め定められたセキュリティーデー
タを用意する第5の工程、当該セキュリティーデータに
対して予め定められた固定ビットパターン及びエラー検
出ビットを付加する第6の工程、当該固定ビットパター
ン及びエラー検出ビットを含むセキュリティーデータの
ビット列から個々のビットデータを順次に選択する第7
の工程、当該セキュリティーデータを埋め込む為に選択
抽出されたビット位置の個々のビットデータ或いは選択
されたビット位置群のビットデータに対して、当該選択
された個々のセキュリティーデータのビット列のビット
データに応答して、当該アルゴリズムを介して、所定の
セキュリティーデータビット値が埋め込まれる様に埋込
処理を実行する第8の工程、及び当該埋込処理され所定
のセキュリティーデータビット値が埋め込まれデジタル
データ著作物を出力する第9の工程、とから構成されて
いるデジタルデータ著作物の処理方法をコンピュータに
実行させる為のプログラムを記録した記録媒体である。
【0012】又、本発明に係る第4の態様としては、セ
キュリティーデータが埋め込まれたデジタルデータから
当該埋め込まれている当該セキュリティーデータを読み
出すに際し、当該デジタルデータ著作物処理から予め定
められた少なくとも一つのパラメータを選択し、当該パ
ラメータから、当該パラメータを構成する各デジタルデ
ータが配列されている時間軸若しくは走査方向軸に沿っ
て、順次に且つ予め定められた規則に従って当該デジタ
ルデータから所定のビットデータ或いは複数のビットデ
ータからなるビットデータ群を抽出した後、当該選択抽
出された当該ビットデータ或いは当該ビットデータ群を
順次に予め定められたアルゴリズムを適用して、新たな
ビットデータ値列に変換後、当該新たなビットデータ値
列を、予め適宜の記憶手段に記憶されている所定のセキ
ュリティーデータを表わすビットデータ値列と比較判定
し、両者が一致したセキュリティーデータを出力する様
に構成されているデジタルデータ著作物処理方法であ
り、本発明に係る第5の態様としては、セキュリティー
データが埋め込まれているデジタルデータ著作物を格納
しているデジタルデータ著作物記憶手段、セキュリティ
ーデータ記憶手段、当該デジタルデータ著作物記憶手段
に記憶されているセキュリティーデータが埋め込まれて
いるデジタルデータ著作物のデジタルデータから予め定
められたパラメータを選択するパラメータ選択手段、当
該選択されたパラメータを構成する各デジタルデータが
配列されている時間軸若しくは走査方向軸に沿って、予
め定められた規則に従って当該デジタルデータからビッ
トデータ或いは複数のビットデータからなるビットデー
タ群を順次に選択抽出するデータ抽出手段、セキュリテ
ィーデータを埋め込むに際してのアルゴリズムを記憶す
るアルゴリズム記憶手段、当該データ抽出手段から抽出
された個々の当該ビットデータ或いは複数のビットデー
タからなるビットデータ群に、当該アルゴリズムを適用
して新たなビットデータ値列に変換するデータ変換手
段、当該新たなビットデータ値列を、予めセキュリティ
ーデータ記憶手段に記憶されている所定のセキュリティ
ーデータを表わすビットデータ値列と比較判定する手
段、及び両者が一致した場合に、一致したセキュリティ
ーデータを出力するセキュリティーデータ出力手段とか
ら構成されているデジタルデータ著作物処理装置であ
る。
【0013】更に、本発明に係る第6の態様としては、
セキュリティーデータが埋め込まれたデジタルデータか
ら当該埋め込まれている当該セキュリティーデータを読
み出すに際し、当該デジタルデータ著作物処理から予め
定められた少なくとも一つのパラメータを選択する第1
の工程、当該選択されたパラメータから、当該パラメー
タを構成する各デジタルデータが配列されている時間軸
若しくは走査方向軸に沿って、順次に且つ予め定められ
た規則に従って当該デジタルデータから所定のビットデ
ータ或いは複数のビットデータからなるビットデータ群
を抽出する第2の工程、当該選択抽出された当該ビット
データ或いは当該ビットデータ群を順次に予め定められ
たアルゴリズムを適用して、新たなビットデータ値列に
変換する第3の工程、当該新たなビットデータ値列を、
予め適宜の記憶手段に記憶されている所定のセキュリテ
ィーデータを表わすビットデータ値列と比較し両者が一
致するか否を判断する第4の工程、両者が一致した場合
に、当該一致したセキュリティーデータを出力する第5
の工程、とから構成されているデジタルデータ著作物の
処理方法をコンピュータに実行させる為のプログラムを
記録した記録媒体である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係るデジタルデータ著作
物の処理方法及びデジタルデータ著作物処理装置は、上
記したような技術構成を採用しているので、所定のデジ
タルデータ著作物に対して、人間の聴覚に影響の無い形
式で特定のセキュリティデータ、例えば暗号データ、署
名データ等を当該必要なデジタルデータ著作物に埋め込
む事が出来、又容易にそれを再生する事が可能となるの
である。
【0015】つまり、本発明に於いては、画像データ或
いは音楽データを含むデジタルデータ著作物の様に、一
般に大量のデジタルから構成される著作物に於いては、
それぞれの特性を表すデジタルデータのある特定のパラ
メータを選択して、当該選択されたパラメータに於ける
所定の選択されたデジタルデータビット若しくはデジタ
ルデータビット群に、所定のセキュリティーデータを示
す所定のビットデータを埋め込んで置換しても、全体的
に再生した場合には、その違和感が顕出される事が少な
い事をうまく利用したものである。
【0016】然も、本発明に於いては、後述する様に、
必要なセキュリティーデータを第3者には判りにくいア
ルゴリズムを使用して、特定の変換を行い、その結果を
利用して、当該デジタルデータ著作物の必要な部分に、
セキュリティーデータを埋め込む様にしてあるので、そ
の第3者にとっては、セキュリティーデータが埋め込ま
れているか否かを識別する事が極めて困難であると同時
に、例え、当該デジタルデータ著作物が、第3者によっ
て改造され、折角埋め込んだセキュリティーデータが一
部破壊されたとしても、相当の確率を持って当該セキュ
リティーデータを復元出来る、データ誤りに強いセキュ
リティーデータ埋め込み方法を得る事が可能となるので
ある。
【0017】
【実施例】以下に、本発明に係るデータ処理方法及びデ
ータ処理装置の具体例を図面を参照しながら詳細に説明
する。即ち、図1は、本発明に係るデジタルデータ著作
物処理装置100の1具体例の構成を示すブロックダイ
アグラムであり、図中、デジタルデータ著作物記憶手段
1、セキュリティーデータ記憶手段7、当該デジタルデ
ータ著作物記憶手段1に記憶されているデジタルデータ
著作物のデジタルデータからパラメータを選択するパラ
メータ選択手段2、当該選択されたパラメータから予め
定められた規則に従ってセキュリティーデータを埋め込
むビット位置或いはビット位置群及びそのデータ値を抽
出する埋め込み位置及び埋め込みデータ抽出手段3、セ
キュリティーデータを埋め込むに際してのアルゴリズム
を記憶するアルゴリズム記憶手段4、当該セキュリティ
ーデータ記憶手段7から抽出された個々のセキュリティ
ーデータに対して固定ビットパターン及びエラー検出ビ
ットを付加するデータ付加手段8、当該データ付加手段
8から出力されるセキュリティーデータのビット列から
個々のビット値を抽出するセキュリティーデータビット
データ抽出手段9、当該埋め込み位置及び埋め込みデー
タ抽出手段3によって抽出された当該セキュリティーデ
ータを埋め込むべきビット位置或いはビット位置群及び
ビットデータに対して、当該セキュリティーデータビッ
トデータ抽出手段9からのセキュリティーデータ情報に
応答して、当該アルゴリズム記憶手段4に記憶されたア
ルゴリズムに従って、所定のセキュリティーデータビッ
ト値が埋め込まれる様に埋込処理を実行するセキュリテ
ィーデータ埋め込み手段5、及び当該セキュリティーデ
ータを埋め込んだデジタルデータ著作物を出力するデジ
タルデータ著作物出力手段6及び当該セキュリティーデ
ータを埋め込んだデジタルデータ著作物を記憶させてお
くセキュリティーデータ埋込みデジタルデータ著作物記
憶手段10とから構成されているデジタルデータ著作物
の処理装置100が示されている。
【0018】尚、当該デジタルデータ著作物処理装置1
00には、図示されてはいないが、更に後述するデータ
処理上で同期をとる為の同期固定ビット検出手段及び検
査ビット処理手段が設けられており、係る同期固定ビッ
ト検出手段及び検査ビット処理手段は、周知の構成を採
用するものであり、此処ではその説明を省略する。本発
明に於ける当該デジタルデータ著作物処理方法は、上記
した様な構成を有するデジタルデータ著作物処理装置1
00を使用して、例えば、基本的には、以下の様な方法
で実現する事が出来る。
【0019】即ち、デジタルデータにより構成されたデ
ジタルデータ著作物に所定のセキュリティーデータを埋
め込むに際し、当該デジタルデータ著作物を構成するデ
ジタルデータ群から少なくとも1つのパラメータを選択
し、当該選択されたパラメータに於て、当該パラメータ
を構成する当該デジタルデータから、予め定められた規
則に従って、当該セキュリティーデータを埋め込むビッ
ト位置を当該パラメータが配列されている時間軸若しく
は走査方向軸に沿って順次選択抽出した後、当該選択抽
出された個々のビットのそれぞれに対して、当該埋め込
むべきセキュリティーデータを構成するビット列の各ビ
ットデータを順次に埋め込む様に構成されたデジタルデ
ータ著作物の処理方法である。
【0020】本発明に於ける当該デジタルデータ著作物
処理方法に於いて対象とする当該デジタルデータ著作物
は、静止画像データ或いは動画画像データのいずれかで
あっも良く、又当該デジタルデータ著作物は、音楽デー
タであっても良い。更に、本発明に於いては、当該音楽
データは、MIDI(Music InstrumentalDigital Inte
rface) の規格により構成されているデータである事が
望ましい。
【0021】又、本発明に於ける特徴的な技術として
は、当該デジタルデータ著作物を構成するデジタルデー
タ群から一つのパラメータが選択され、当該選択された
パラメータを構成するデジタルデータのビット列から、
当該パラメータを構成する各デジタルデータが配置され
ている時間軸若しくは走査方向軸に沿って、予め定めら
れた規則に従って、当該セキュリティーデータを埋め込
むべきビット位置或いはビット位置群を選択抽出する点
にある。
【0022】本発明に係るデジタルデータ著作物処理方
法の好ましい具体例を説明するならば、本発明に於いて
は、当該デジタルデータ著作物を構成するデジタルデー
タ群から複数種類のパラメータが選択され、当該時間軸
若しくは走査方向軸に沿って、当該セキュリティーデー
タを埋め込むビット位置を当該選択された複数種のパラ
メータ間で変化させるものであり、更に好ましい具体例
としては、当該時間軸若しくは走査方向軸に沿って、当
該セキュリティーデータを埋め込むビット位置を選択抽
出するに際して、予め定められた規則に従って、当該選
択された複数種のパラメータ群の中から一つのパラメー
タを当該時間軸若しくは走査方向軸に沿って順次に選択
すると共に、各選択されたパラメータにおいても、当該
時間軸若しくは走査方向軸に沿ってビット位置或いはビ
ット位置群が順次に選択されるものである。
【0023】つまり、本発明に於ける当該デジタルデー
タ著作物処理方法に於いては、当該選択された当該セキ
ュリティーデータを埋め込むべきビット位置或いはビッ
ト位置群に、当該セキュリティーデータを構成するビッ
ト列の所定のビット値が埋め込まれるものである。一
方、本発明に於ける当該デジタルデータ著作物処理方法
に於いては、当該セキュリティーデータを構成するビッ
ト列の所定のビット値を当該選択されたパラメータに於
ける予め選択抽出された、複数のビット列で構成された
パラメータデータ部に対して埋め込むに際し、当該パラ
メータデータ部を予め定められたアルゴリズムに従って
埋込処理するものである。
【0024】以下に上記した本発明に係るデジタルデー
タ著作物処理方法のより詳細な具体例を図面を参照しな
がら詳細に説明する。先ず本発明に使用されるセキュリ
ティーデータのデータ構成としては特に限定されるもの
ではないが、図5(A)に示す様にデータ処理上の同期
を採る為、及び前記した様に、セキュリティーデータが
埋込まれていないのにセキュリティーデータが埋込まれ
ていると誤判断される場合、或いはセキュリティーデー
タが埋込まれているのに埋込まれていないと誤判断され
る場合を回避する為に使用される固定ビットパターン部
51と著作者の名前、出版社の名前等或いは特殊の暗号
データ等からなるセキュリティーデータを示すデータビ
ット部52及び使用されるデータに誤りがないかどうか
を検査する為のエラー検出ビット部53の3種の部分か
ら構成されている事が望ましい。
【0025】当該セキュリティーデータ部全体が例えば
48ビットで構成され、固定ビットパターン部51は1
6ビット、データビット部52は24ビット及びエラー
検出ビット部53は8ビットで構成されるものである。
各部分のビット数は上記具体例に限定されるものではな
く、特に固定ビットパターン部51は誤判断を避け、セ
キュリティーデータが含まれているという判断の正確性
を向上させる為には、ビット数は多い方が良い。
【0026】次に、本発明に於いては、デジタルデータ
著作物の所定のデジタルデータに、当該セキュリティー
データを構成する各ビットの値を順次埋込んで行くもの
であるが、本発明に於いては、係るデジタルデータ著作
物を構成する幾つかのパラメータの内から予め定められ
たパラメータを少なくとも一つ、好ましくは複数種を選
択し、当該選択されたパラメータのそれぞれを構成する
時間軸方向に或いは走査方向軸方向に連続して配列され
ている複数のデジタルデータの一部に、所定のセキュリ
ティーデータを構成するビットデータの一つを埋込む様
にするものである。
【0027】本発明に於ける当該パラメータとしては、
例えば、当該デジタルデータ著作物が、多色画像(静止
画及び動画の何れをも含む)である場合、当該画像デー
タを構成するデジタルデータは、赤色に関連するデータ
(Rデータ)群、緑色に関連するデータ(Gデータ)群
及び青色に関連するデータ(Bデータ)群に区分されて
走査方向軸に沿って配列されている。
【0028】従って、この場合には、当該パラメータと
しては、上記した3色のデータのそれぞれを一つのパラ
メータとして採用する事が可能である。係るパラメータ
では、通常各パラメータのデータ値は、256段階のデ
ータ値の一つを採る事になる。又、当該デジタルデータ
著作物が、音楽である場合、当該音楽データを構成する
デジタルデータは、演奏する楽器毎に時間軸方向に沿っ
て配列されている。
【0029】従って、この場合には、当該各楽器毎のデ
ジタルデータ群を一つのパラメータとして採用する事が
出来る。さらに、当該デジタルデータ著作物が、音楽で
ある場合、当該音楽データが特にMIDIデータである
場合、当該MIDIデータを構成するデジタルデータ
は、例えば、強度(ベロシティ)、音階、長さ(音符
長)、タイミング、等のタイトルに区分されて、時間軸
方向に沿って配列されている。
【0030】従って、この場合には、当該各タイトルの
デジタルデータ群を一つのパラメータとして採用する事
が出来る。尚、係る音楽に関連する各パラメータでは、
通常各パラメータのデータ値は、128段階のデータ値
の一つを採る事になる。そこで、上記したデジタルデー
タ著作物が画像データで、当該画像に所定のセキュリテ
ィーデータのビット列の構成する各ビット値を順次に当
該画像データに埋込む場合の処理の例を以下に説明す
る。
【0031】今、当該画像データに埋込むべきセキュリ
ティーデータのビット列が例えば図5(B)に示す様な
構成であったとする。上記した様に、本発明に於いて
は、当該デジタルデータ著作物を構成するデジタルデー
タをグループ化している幾つかのパラメータの内から、
少なくとも一つのパラメータを選択するものであり、従
って、選択されるパラメータは一つであっても良く、当
該パラメータが複数種存在する場合には、2種のパラメ
ータを選択しても良く、3種あるいはそれ以上のパラメ
ータを選択する事も可能である。
【0032】そこで、今、当該デジタルデータ著作物
(画像)の3色の色別の各データ群をパラメータとした
場合に、その内の一つのパラメータを選択する場合につ
いて説明する。つまり、当該画像データを3種のパラメ
ータに区分して表示したデータリストは、図3に示す様
になる。
【0033】次に、パラメータ選択手段を使用して当該
3種のパラメータからパラメータ2、つまりG−データ
を選択したとする。その後、当該パラメータ2を構成す
る走査軸方向に配列されているデジタルデータのデータ
列から、当該セキュリティーデータを埋込むべき所望の
デジタルデータ位置を抽出する事になる。
【0034】係るデジタルデータの抽出は、特に限定さ
れないが、第3者に、セキュリティーデータを埋込むデ
ータ位置として、如何なる順番に選択されているかが容
易に判断される様な選択アルゴリズムは避ける事が望ま
しい。従って、例えば、乱数システムを導入する等し
て、複雑な選択抽出アルゴリズムを採用する事が望まし
い。
【0035】図3の例では、当該パラメータ2のデータ
列に於いて、データ位置(A)、データ位置(B)、デ
ータ位置(C)、データ位置(D)・・・が、予め定め
られた当該規則、つまりアルゴリズムに従って選択抽出
される例を示している。そこで、先ずデータ抽出手段に
よってデータ位置(A)にあるデジタルデータが、当該
セキュリティーデータをセキュリティーデータビット列
の第1番目のビット値である1を埋込む位置として選択
された事になる。
【0036】その後、当該埋込操作実行手段、つまり埋
込み手段に於いて、当該選択されたデータ位置(A)に
あるデジタルデータに、埋込みアルゴリズム記憶手段に
記憶されている埋込みアルゴリズムを使用して、当該セ
キュリティーデータをセキュリティーデータビット列の
第1番目のビット値である1を埋込む操作が実行され
る。
【0037】最も簡単な埋込み方法としては、当該セキ
ュリティーデータをセキュリティーデータビット列の第
1番目のビット値である1を、当該第1番目に選択され
たデータ位置(A)にあるデジタルデータのビット列の
予め定められた何れかの桁に上書きする事である。つま
り、予め定められた桁が、1桁目と言う様に規則化して
あるとすれば、当該選択されたデータ位置(A)にある
デジタルデータの1桁目のデータ1にセキュリティーデ
ータビット列の第1番目のビット値である1が上書きさ
れる事になる。
【0038】この場合には、表面的にはデータの変更は
微小であり、聴覚、視覚的には気づかない。次に、第2
番目に選択されたデータ位置(B)にあるデジタルデー
タの1桁目のデータ1にセキュリティーデータビット列
の第2番目のビット値である0が上書きされる事にな
る。
【0039】同様に第3番目に選択されたデータ位置
(C)にあるデジタルデータの1桁目のデータ0にセキ
ュリティーデータビット列の第3番目のビット値である
1が上書きされる事になる。係る操作が、図5(B)に
例示された一つのセキュリティーデータのデータビット
列の各ビット値について順次に繰り返される事になる。
【0040】同様の操作が、又別のデータ位置から繰り
返される事になる。係る操作が終了して、当該セキュリ
ティーデータを埋め込むべきデジタルデータ著作物に所
定のセキュリティーデータを複数箇所に埋め込んだ後
は、当該デジタルデータ著作物データを適宜の媒体に出
力すると共に、適宜の記憶手段に記憶させておくもので
ある。
【0041】係るデジタルデータ著作物処理方法に於け
る埋込みアルゴリズムに於いては、単にデジタルデータ
の1桁をセキュリティーデータを構成する一つのビット
値で置き換えるものである為、悪意のある第3者に容易
に改ざんされやすく、又データが何らかの原因で変動し
た場合に誤ったデータとして判断される場合がある。そ
の為、本発明に於いては、より複雑な埋込みアルゴリズ
ムを採用する事が望ましく、例えば、当該アルゴリズム
として、当該パラメータを構成するデジタルデータを当
該デジタルデータの通常の変化の量よりも広い間隔で量
子化する方法を採用する事も望ましい。
【0042】かかる方法のより具体的な方法としては、
例えば、モジュロX(X=任意の整数)方式を採用する
ものである。上記した具体例について、当該埋込みアル
ゴリズムとして、モジュロ10を採用した場合のデジタ
ルデータ著作物処理方法の具体例を以下に説明する。
今、説明を簡素化する為に、データの表示を10進法で
表した場合について説明するが、勿論、当該デジタルデ
ータ著作物処理装置に於けるコンピュータ処理上では、
2進法によるデータが取り扱われる事は言うまでもな
い。
【0043】つまり、当該図3に於ける当該パラメータ
2のデータ列に於けるデータ位置(A)、データ位置
(B)、データ位置(C)、データ位置(D)、データ
位置(E)・・・の各ビットデータ値が図4に示す様な
10進法によるデータを示していたとする。そして、モ
ジュロ10を採用する場合、セキュリティーデータの埋
込むべきビットデータ値が1の場合に、当該パラメータ
のデータ値を10で割って余りが0となる様なデジタル
データ値に書き直し、セキュリティーデータの埋込むべ
きビットデータ値が0の場合に、当該パラメータのデー
タ値を10で割って余りが5となる様なデジタルデータ
値に書き直しをする様なアルゴリズムとなる。
【0044】従って、図4に示す様に、当該パラメータ
に於けるデータ位置(A)、データ位置(B)、データ
位置(C)、データ位置(D)、データ位置(E)の各
データ値、がそれぞれ125、127、103、11
7、133であったとすると、係る各データ値に対し
て、当該各データに埋込むべきセキュリティーデータの
データビット列の各ビット値が、図5(B)に示す様
に、それぞれ1、0、1、0、1・・・であるから、当
該パラメータの各データ位置のデータ値は、当該モジュ
ロ10のアルゴリズムを採用する事によって、図4の最
右欄に示す様にデータ位置(A)、データ位置(B)、
データ位置(C)、データ位置(D)、データ位置
(E)の各データ値は、120、125、100、11
5、130という様に書換えられる事になる。
【0045】係る変換結果は当然2進法によるバイナリ
データとして変換されるものであり、その結果は、バイ
ナリデータとしてデジタルデータ著作物に埋込まれる事
になる。かかる埋込みアルゴリズムを採用する事によっ
て、仮にデータが1つ変化した場合でも何方かに近い法
のデータであると判断して処理する事が可能であるの
で、前記した具体例よりも誤りの判断をする確立は大き
く減少する事になる。
【0046】つまり、例えば、デジタルデータ著作物の
パラメータのデータ値が何らかの理由で変動した事によ
って、当該パラメータのデジタルデータを10で割った
値が1、2、8、又は9である場合には、当該デジタル
データは、10で割り切れるデータ値であると判断し、
又その余りが3、4、5又は6である場合には、当該デ
ジタルデータは、10で割った場合に余りが5となるデ
ータ値であると判断するものである。
【0047】本具体例に於いては、モジュロ10以外の
例えばモジュロ2以上任意のモジュロ値を採用する事が
可能であるが、モジュロ2では、データの変動に対して
データの判断を誤る確立が高い点を注意する必要があ
る。上記した具体例の基本的な考え方は、以下の通りで
ある。即ち、当該デジタルデータ著作物処理装置100
が、上記したエンコーダ機能を利用して当該セキュリテ
ィーデータ情報を埋め込んだ後、デジタルコンテンツを
編集する事で当該セキュリティーデータを埋込んだパラ
メータ値が変化し、それによって当該エンコーダが埋込
んだ時の、パラメータ値とデコーダが読み込んだパラメ
ータとが変化した場合に、それでも当該セキュリティー
データ情報が正しく検出できる様にする事が必要であ
る。
【0048】即ち、当該編集等に伴うパラメータ変動値
よりも広い間隔で当該パラメータ値を量子化し、当該量
子化によって離散的になったパラメータ値によってセキ
ュリティーデータ情報を表わす事が望ましい。例えば、
データの変動量をyとした場合に当該変動後のパラメー
タ値pdは、 元のパラメータ値−y≦pd≦元のパラメータ値+y の範囲に収まる。
【0049】今、当該セキュリティーデータ情報を埋込
む場合のエンコード時のパラメータ値をpeとし、当該
パラメータpeをxの幅で量子化する。ここで、x≧2
yとする。ここで、例えば、当該セキュリティーデータ
情報の各ビット値0を埋込む場合には、当該パラメータ
値peをx/2の偶数倍の値に書き換え、当該セキュリ
ティーデータ情報のビット1を埋込む場合には、当該パ
ラメータ値peをx/2の奇数倍の値に書き換える。
【0050】デコード時には、読み取りパラメータ値p
dがx/2の偶数倍と奇数倍とで偶数倍に近ければ埋込
まれたセキュリティーデータ情報のビット値は0である
と判断し、奇数倍に近ければ、当該埋込まれたセキュリ
ティーデータ情報のビット値は1であると判断する。即
ち、デコード前にパラメータ値が+yから−yまで変動
したとしても、正しくセキュリティーデータ情報のビッ
ト値を検出する事が可能となる。
【0051】つまり、本発明に係る上記したデジタルデ
ータ著作物処理方法を採用する事によって、デジタルコ
ンテンツの内容そのものであるデータ要素にセキュリテ
ィーデータ情報を秘密裏に重畳する事によって、一見し
てどこにもセキュリティーデータが重畳されているかを
認識出来ず、又デジタルコンテンツを破壊することな
く、当該セキュリティーデータ情報を消し去る事が不可
能となり、よって、強固且つ不可視的にセキュリティー
データを重畳してセキュリティーデータが消失する事を
効果的に防止することが可能となる。
【0052】次に、本発明に係る当該デジタルデータ著
作物処理方法の他の具体例について説明するならば、上
記した具体例は何れも当該デジタルデータ著作物に関し
て一つのパラメータしか選択しない例について説明した
ものであるが、本発明に於いて複数種のパラメータを選
択する場合を以下に説明する。つまり、上記した具体例
と同様に当該セキュリティーデータを埋込むべきデジタ
ルデータ著作物が、カラー画像である場合に、図6に示
す様に3種のパラメータが存在するので、当該3種のパ
ラメータから2種或いは3種を選択する事が可能であ
る。
【0053】今、当該パラメータとして3種のパラメー
タつまり第1のパラメータ(Rデータ)群、第2のパラ
メータ(Gデータ)群及び第3のパラメータ(Bデー
タ)群の全てのパラメータを選択するとする。係る具体
例では、上記した具体例に於ける一つのパラメータに於
けるデータ列の時間軸若しくは走査方向軸の選択規則に
加えて、3種のパラメータの内のどのパラメータを如何
なる時間若しくは走査タイミングでそれぞれ選択するか
のパラメータ選択に関する別の選択埋込みアルゴリズム
が必要となる。
【0054】係るパラメータの選択方法と各パラメータ
に於けるデータの選択方法とは任意に組み合わせて使用
する事が可能であり、第3者に判らない様に適宜乱数シ
ステム等を導入する事によってより複雑な選択埋込みア
ルゴリズムを採用する事が望ましい。図6では単にその
一例として、当該各データに埋込むべきセキュリティー
データのデータビット列の各ビット値が、図5(B)に
示す様に、それぞれ1、0、1、0、1、1、0、1・
・・に対して、パラメータ2の(a)位置、パラメータ
1の(b)位置、パラメータ3の(c)位置、パラメー
タ1の(d)位置、パラメータ2の(e)位置、パラメ
ータ1の(f)位置、パラメータ3の(g)位置に有る
各データが選択される例を示している。
【0055】係る選択埋込みアルゴリズムは、任意に選
定する事が可能である。又、当該各選択された各パラメ
ータのデータ値に当該セキュリティーデータの所定のビ
ット値を埋め込む方法は、上記した何れかの方法を任意
に採用する事によって実行されるものである。係るセキ
ュリティーデータの埋込み方法は、当該デジタルデータ
著作物が音楽データである場合に於いても同様である。
【0056】但し、当該デジタルデータ著作物が音楽で
あって、当該デジタルデータ著作物のパラメータが、楽
器毎に区分されている場合に、例外的に一つのパラメー
タ内でデータの範囲に応じて異なる楽器のデータを取扱
場合がある。係る場合に、例えば上記したモジュロXに
よる埋込みアルゴリズムを採用する場合には、一方の楽
器に関するデータを変換処理した後のデータが、他の楽
器を取扱データの範囲内のデータにならない様に注意を
する必要がある。
【0057】上記した本発明に係るデジタルデータ著作
物処理方法の操作手順を纏めて図2に示す様なフローチ
ャートを参照して説明する。即ち、スタート後、ステッ
プ(1)に於いてデジタルデータにより構成されたデジ
タルデータ著作物に所定のセキュリティーデータを埋め
込むに際し、セキュリティーデータを埋め込むべきデジ
タルデータ著作物を用意する第1の工程が実行され、次
いでステップ(2)に移り、当該デジタルデータ著作物
を構成するデジタルデータ群の中から少なくとも1つの
パラメータを選択する第2の工程が実行される。
【0058】その後、ステップ(3)に進み、当該選択
されたパラメータを構成する当該デジタルデータ群か
ら、予め定められた規則に従って、当該セキュリティー
データを埋め込むべきビット位置或いはビット位置群か
らなるデータ位置を当該パラメータが配列されている時
間軸若しくは走査方向軸に沿って順次選択抽出する第3
の工程が実行され、ステップ(4)で、当該セキュリテ
ィーデータを埋め込む為に選択抽出されたビット位置の
個々のビットデータ或いは選択された当該データ位置と
当該データ位置に於けるビットデータを記憶する第4の
工程が実行される。
【0059】その後、ステップ(5)で、予め定められ
たセキュリティーデータを用意する第5の工程を実行し
た後、ステップ(6)に進み、当該セキュリティーデー
タに対して予め定められた固定ビットパターン及びエラ
ー検出ビットを付加する第6の工程が実行される。次い
で、ステップ(7)に於いて、当該固定ビットパターン
及びエラー検出ビットを含むセキュリティーデータのビ
ット列から個々のビットデータを順次に選択する第7の
工程が実行された後に、ステップ(8)に移り、当該セ
キュリティーデータを埋め込む為に選択抽出されたビッ
ト位置の個々のビットデータ或いは選択されたビット位
置群のビットデータに対して、当該選択された個々のセ
キュリティーデータのビット列のビットデータに応答し
て、当該アルゴリズムを介して、所定のセキュリティー
データビット値が埋め込まれる様に埋込処理を実行する
第8の工程が実行される。
【0060】その後、ステップ(9)に於いて、当該埋
込処理され所定のセキュリティーデータビット値が埋め
込まれデジタルデータ著作物を出力する第9の工程が実
行され、その後必要に応じてステップ(10)に於い
て、当該セキュリティーデータビット値が埋め込まれデ
ジタルデータ著作物を所定の記憶手段に記憶させておく
操作が実行されてエンドとなる。
【0061】本発明に於ける当該第9の工程に於ける出
力の具体例としては、適宜の媒体、例えば、印刷処理、
磁気テープ、CD、MD等の媒体に出力される事にな
る。次に、本発明に係るセキュリティーデータを埋込ん
だデジタルデータ著作物から当該埋込まれたセキュリテ
ィーデータを読み出す為のデジタルデータ著作物処理方
法について説明する。
【0062】即ち、上記した方法によって、所定のデジ
タルデータ著作物に所定のセキュリティーデータが埋込
まれている当該デジタルデータ著作物から当該埋込まれ
ているセキュリティーデータ情報を読み出すに際し、本
発明に於いては、基本的には、セキュリティーデータが
埋め込まれたデジタルデータから当該埋め込まれている
当該セキュリティーデータを読み出すに際し、当該デジ
タルデータ著作物処理から予め定められた少なくとも一
つのパラメータを選択し、当該パラメータから、当該パ
ラメータを構成する各デジタルデータが配列されている
時間軸若しくは走査方向軸に沿って、順次に且つ予め定
められた規則に従って当該デジタルデータから所定のビ
ットデータ或いは複数のビットデータからなるビットデ
ータ群を抽出した後、当該選択抽出された当該ビットデ
ータ或いは当該ビットデータ群を順次に予め定められた
アルゴリズムを適用して、新たなビットデータ値列に変
換後、当該新たなビットデータ値列を、予め適宜の記憶
手段に記憶されている所定のセキュリティーデータを表
わすビットデータ値列と比較判定し、両者が一致したセ
キュリティーデータを出力する様に構成されているデジ
タルデータ著作物処理方法を採用するものである。
【0063】上記したデジタルデータ著作物処理方法を
実行する為のデジタルデータ著作物処理装置200の例
としては、図7に示す様に、セキュリティーデータが埋
め込まれているデジタルデータ著作物を格納しているデ
ジタルデータ著作物記憶手段20、セキュリティーデー
タ記憶手段7、当該デジタルデータ著作物記憶手段20
に記憶されているセキュリティーデータが埋め込まれて
いるデジタルデータ著作物のデジタルデータから予め定
められたパラメータを選択するパラメータ選択手段2、
当該選択されたパラメータを構成する各デジタルデータ
が配列されている時間軸若しくは走査方向軸に沿って、
予め定められた規則に従って当該デジタルデータからビ
ットデータ或いは複数のビットデータからなるビットデ
ータ群を順次に選択抽出するデータ抽出手段3、セキュ
リティーデータを埋め込むに際してのアルゴリズムを記
憶するアルゴリズム記憶手段4、当該データ抽出手段3
から抽出された個々の当該ビットデータ或いは複数のビ
ットデータからなるビットデータ群に、当該アルゴリズ
ムを適用して新たなビットデータ値列に変換するデータ
変換手段21、当該変換された新たなビットデータ値列
を、予めセキュリティーデータ記憶手段7に記憶されて
いる所定のセキュリティーデータを表わすビットデータ
値列と比較判定する手段22、及び両者が一致した場合
に、一致したセキュリティーデータを出力するセキュリ
ティーデータ出力手段23とから構成されているもので
ある。
【0064】当該デジタルデータ著作物処理装置200
に於ける各手段の内で図1に示す手段と同一の符号を付
した手段は、当該図1に於けるデジタルデータ著作物処
理装置100に於ける手段と同一の機能を発揮するもの
である。尚、当該デジタルデータ著作物処理装置200
には、図示されてはいないが、更に前記したデータ処理
上で同期をとる為の同期固定ビット検出手段及び検査ビ
ット処理手段が設けられており、係る同期固定ビット検
出手段及び検査ビット処理手段は、周知の構成を採用す
るものであり、此処ではその説明を省略する。
【0065】本具体例に於いて、当該デジタルデータ著
作物記憶手段2から呼び出された所定のデジタルデータ
著作物に所定のセキュリティーデータが埋込まれている
当該デジタルデータ著作物から当該埋込まれているセキ
ュリティーデータ情報を読み出すに際し、所定の同期を
採った上で、当該デジタルデータ著作物を構成するデジ
タルデータ群から予め定められた一つ若しくは複数種の
パラメータが、当該パラメータ選択手段2によって選択
する。
【0066】係る操作に於いては、前記した具体例に示
す様に、如何なるパラメータを選択するかは、既に決ま
っているので、当該決定されているパラメータの選択情
報を使用する事によって、容易に必要な選択すべきパラ
メータを選択する事が可能である。次いで、当該選択さ
れた一つ若しくは複数種のパラメータ群から、これも既
に決定されている選択規則、選択埋込みアルゴリズムを
使用する事によって、順次に当該選択された一つ若しく
は複数種のパラメータの内から一つずつ順次に選択する
と同時に、当該選択された各パラメータにおいて、前記
した予め定められた選択規則に従って各パラメータ内
で、時間軸若しくは走査方向軸に沿って配列されている
所定のデータ位置にある各デジタルデータのビットデー
タ或いは複数のビットデータからなるビットデータ群を
順次にデータ抽出手段3によって選択抽出される。
【0067】そして、当該データ抽出手段3によって選
択抽出された一つのパラメータに於ける所定のデータ位
置に於けるデジタルデータを当該データ変換手段21に
於いて当該アルゴリズム記憶手段4に記憶されている当
該埋込み埋込みアルゴリズムを使用して、当該選択抽出
されたデジタルデータを解読して、当該デジタルデータ
に埋め込まれているセキュリティーデータを構成する一
つのビットデータの値を検出しデコードするものであ
る。
【0068】今、所定のデータ選択抽出規則、埋込みア
ルゴリズムに従って、所定のパラメータが選択され、当
該選択されたパラメータに於ける当該データ位置(A)
〜(E)でのそれぞれのデータ値が10進法によって図
8に示す様に、120、125、100、115、13
0の様に検出されたとすると、係るデータにモジュロ1
0の埋込みアルゴリズムを適用する事によって、当該デ
ータ位置(A)〜(E)でのそれぞれのデータには、セ
キュリティーデータを構成するデータビット列の第1番
めから第5番目までのデータである1、0、1、0、1
がそれぞれ埋込まれていた事が判明する。
【0069】その後、当該デコードされた変換データを
セキュリティーデータ記憶手段7のデータと当該比較手
段22で比較操作が実行され、当該デコードされた変換
データが、当該セキュリティーデータ記憶手段7のセキ
ュリティーデータと一致した場合には、その結果が適宜
の出力手段を介して出力される。つまり、それによっ
て、当該デジタルデータ著作物が、正当なデジタルデー
タ著作物であるか否かが判断出来るのである。
【0070】即ち、上記した本発明に係る当該デジタル
データ著作物処理方法の具体例の手順を図9に示すフロ
ーチャートを参照して説明するならば、スタート後、ス
テップ(1)に於いて、セキュリティーデータが埋め込
まれたデジタルデータから当該埋め込まれている当該セ
キュリティーデータを読み出すに際し、当該デジタルデ
ータ著作物処理から予め定められた少なくとも一つのパ
ラメータを選択する第1の工程が実行され、ステップ
(2)に進み、当該選択されたパラメータから、当該パ
ラメータを構成する各デジタルデータが配列されている
時間軸及び走査方向軸に沿って、順次に且つ予め定めら
れた規則に従って当該デジタルデータから所定のビット
データ或いは複数のビットデータからなるビットデータ
位置群を抽出する第2の工程が実行される。
【0071】次いで、ステップ(3)に移り、当該選択
抽出された当該ビットデータ或いは当該ビットデータか
らなるデータ位置群を順次に予め定められたアルゴリズ
ムを適用して、新たなビットデータ値列に変換する第3
の工程が実行された後、ステップ(4)に進み、当該新
たなビットデータ値列を、予め適宜の記憶手段に記憶さ
れている所定のセキュリティーデータを表わすビットデ
ータ値列と比較し両者が一致するか否かを判断する第4
の工程が実行され、次いでステップ(5)に進み、両者
が一致した場合に、当該一致したセキュリティーデータ
を出力する第5の工程が実行されてエンドとなる。
【0072】尚、本発明に於ける上記データ処理操作に
於いては、当該パラメータの選択する第1の工程に於い
て、一つのデジタルデータ著作物のデジタルデータから
複数種のパラメータを選択し、当該選択された複数種の
パラメータ群の中から一つのパラメータを当該時間軸及
び走査方向軸に沿って順次に選択すると同時に、当該選
択されたそれぞれのパラメータを構成するデジタルデー
タ列から、当該時間軸及び走査方向軸に沿って予め定め
られた規則に従って、当該ビットデータ或いは複数のビ
ットデータからなるビットデータのデータ位置を選択抽
出する操作が実行されるものである。
【0073】本発明に係る他の態様としては、デジタル
データにより構成されたデジタルデータ著作物に所定の
セキュリティーデータを埋め込むに際し、セキュリティ
ーデータを埋め込むべきデジタルデータ著作物を用意す
る第1の工程、当該デジタルデータ著作物を構成するデ
ジタルデータ群の中から少なくとも1つのパラメータを
選択する第2の工程、当該選択されたパラメータを構成
する当該デジタルデータ群から、予め定められた規則に
従って、当該セキュリティーデータを埋め込むべきビッ
ト位置或いはビット位置群を当該パラメータが配列され
ている時間軸及び走査方向軸に沿って順次選択抽出する
第3の工程、当該セキュリティーデータを埋め込む為に
選択抽出されたビット位置の個々のビットデータ或いは
選択されたビット位置群のビットデータを記憶する第4
の工程、予め定められたセキュリティーデータを用意す
る第5の工程、当該セキュリティーデータに対して予め
定められた固定ビットパターン及びエラー検出ビットを
付加する第6の工程、当該固定ビットパターン及びエラ
ー検出ビットを含むセキュリティーデータのビット列か
ら個々のビットデータを順次に選択する第7の工程、当
該セキュリティーデータを埋め込む為に選択抽出された
ビット位置の個々のビットデータ或いは選択されたビッ
ト位置群のビットデータに対して、当該選択された個々
のセキュリティーデータのビット列のビットデータに応
答して、当該アルゴリズムを介して、所定のセキュリテ
ィーデータビット値が埋め込まれる様に埋込処理を実行
する第8の工程、及び 当該埋込処理され所定のセキュ
リティーデータビット値が埋め込まれたデジタルデータ
著作物を出力する第9の工程、とから構成されているデ
ジタルデータ著作物の処理方法をコンピュータに実行さ
せる為のプログラムを記録した記録媒体である。
【0074】更に本発明に係る別の態様としては、セキ
ュリティーデータが埋め込まれたデジタルデータから当
該埋め込まれている当該セキュリティーデータを読み出
すに際し、当該デジタルデータ著作物処理から予め定め
られた少なくとも一つのパラメータを選択する第1の工
程、当該選択されたパラメータから、当該パラメータを
構成する各デジタルデータが配列されている時間軸及び
走査方向軸に沿って、順次に且つ予め定められた規則に
従って当該デジタルデータから所定のビットデータ或い
は複数のビットデータからなるビットデータ群を抽出す
る第2の工程、当該選択抽出された当該ビットデータ或
いは当該ビットデータ群を順次に予め定められたアルゴ
リズムを適用して、新たなビットデータ値列に変換する
第3の工程、当該新たなビットデータ値列を、予め適宜
の記憶手段に記憶されている所定のセキュリティーデー
タを表わすビットデータ値列と比較し両者が一致するか
否かを判断する第4の工程、両者が一致した場合に、当
該一致したセキュリティーデータを出力する第5の工
程、とから構成されているデジタルデータ著作物の処理
方法をコンピュータに実行させる為のプログラムを記録
した記録媒体である。
【0075】
【発明の効果】本発明に係る当該デジタルデータ著作物
処理方法及びデジタルデータ著作物処理装置は、上記し
た様な技術構成を採用しているので、簡易な技術構成に
基づき、予め所定のデジタルデータ著作物に著作権を有
している者、又はそのライセンンスを得ている者が、自
己の製品である事を後でチェックする事が出来るセキュ
リティデータを当該デジタルデータ著作物に予め埋め込
み、それによって、自己の製品か否かの判断、不正にコ
ピーされたものであるか否かの判断等が、後日容易に行
う事の出来るデジタルデータ著作物の処理方法及びデジ
タルデータ著作物処理装置を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るデジタルデータ著作物処
理装置の一具体例の構成を示すブロックダイアグラムで
ある。
【図2】図2は、本発明に係るデジタルデータ著作物の
処理方法の操作手順の一例を説明するフローチャートで
ある。
【図3】図3は、本発明に係るデジタルデータ著作物の
処理方法の一具体例に於いて使用されるパラメータの選
択例を示す図である。
【図4】図4は、本発明に係るデジタルデータ著作物の
処理方法の一具体例に於いて使用されるパラメータに対
してセキュリティーデータを埋込む操作の一例を示す図
である。
【図5】図5は、本発明に係るデジタルデータ著作物の
処理方法の一具体例に於いて使用されるセキュリティー
データのビット列の例を示す図である。
【図6】図6は、本発明に係るデジタルデータ著作物の
処理方法の一具体例に於いて使用されるパラメータの他
の選択例を示す図である。
【図7】図7は、本発明に係るデジタルデータ著作物処
理装置の他の具体例の構成を示すブロックダイアグラム
である。
【図8】図8は、本発明に係るデジタルデータ著作物の
処理方法の他の具体例に於いて使用されるパラメータの
デジタルデータから埋込まれているセキュリティーデー
タを読み出す操作の一例を示す図である。
【図9】図9は、本発明に係るデジタルデータ著作物の
処理方法の操作手順の一例を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
100…デジタルデータ著作物処理装置(セキュリティ
ーデータ埋込み装置) 200…デジタルデータ著作物処理装置(セキュリティ
ーデータ読出し装置) 1…デジタルデータ著作物記憶手段 2…パラメータ選択手段 3…埋め込み位置及び埋め込みデータ抽出手段 4…アルゴリズム記憶手段 5…セキュリティーデータ埋め込み手段 6…デジタルデータ著作物出力手段 7…セキュリティーデータ記憶手段 8…データ付加手段 9…セキュリティーデータビットデータ抽出手段 10…セキュリティーデータ埋込みデジタルデータ著作
物記憶手段 20…セキュリティーデータ埋込みデジタルデータ著作
物記憶手段 21…データ変換手段 22…比較判定する手段 23…セキュリティーデータ出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 AB05 AB06 AB07 DE50 DE52 DE68 GK07 GK17 5J064 AA00 BA13 BC01 BC14 BC25 BC29 BD03

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルデータにより構成されたデジタ
    ルデータ著作物に所定のセキュリティーデータを埋め込
    むに際し、当該デジタルデータ著作物を構成するデジタ
    ルデータ群から少なくとも1つのパラメータを選択し、
    当該選択されたパラメータに於て、当該パラメータを構
    成する当該デジタルデータから、予め定められた規則に
    従って、当該セキュリティーデータを埋め込むビットを
    含むデータ位置を当該パラメータが配列されている時間
    軸若しくは走査方向軸に沿って順次選択抽出した後、当
    該選択抽出された個々のビットのそれぞれに対して、当
    該埋め込むべきセキュリティーデータを構成するビット
    列の各ビットデータを順次に埋め込む事を特徴とするデ
    ジタルデータ著作物の処理方法。
  2. 【請求項2】 当該デジタルデータ著作物を構成するデ
    ジタルデータ群から一つのパラメータが選択され、当該
    選択されたパラメータを構成するデジタルデータのビッ
    ト列からなるデータ位置に対して、当該時間軸若しくは
    走査方向軸に沿って予め定められた規則に従って、当該
    セキュリティーデータを埋め込むべきデータ位置を選択
    抽出する事を特徴とする請求項1記載のデジタルデータ
    著作物の処理方法。
  3. 【請求項3】 当該デジタルデータ著作物を構成するデ
    ジタルデータ群から複数種類のパラメータが選択され、
    当該時間軸若しくは走査方向軸に沿って、当該セキュリ
    ティーデータを埋め込むビット位置を当該選択された複
    数種のパラメータ間で変化させる事を特徴とする請求項
    1記載のデジタルデータ著作物の処理方法。
  4. 【請求項4】 当該時間軸若しくは走査方向軸に沿っ
    て、当該セキュリティーデータを埋め込むデジタルデー
    タ位置を選択抽出するに際して、予め定められた規則に
    従って、当該選択された複数種のパラメータ群の中から
    一つのパラメータを当該時間軸若しくは走査方向軸に沿
    って順次に選択するものである事を特徴とする請求項3
    記載のデジタルデータ著作物の処理方法。
  5. 【請求項5】 当該選択された当該セキュリティーデー
    タを埋め込むべきビット位置に、当該セキュリティーデ
    ータを構成するビット列の所定のビット値が埋め込まれ
    るものである事を特徴とする請求項1乃至4の何れかに
    記載のデジタルデータ著作物の処理方法。
  6. 【請求項6】 当該セキュリティーデータを構成するビ
    ット列の所定のビット値を当該選択されたパラメータに
    於ける予め選択抽出された、データ位置に有る複数のビ
    ット列で構成されたデータ部に対して埋め込むに際し、
    当該パラメータデータ部を予め定められたアルゴリズム
    に従って埋込処理するものである事を特徴とする請求項
    1乃至4の何れかに記載のデジタルデータ著作物の処理
    方法。
  7. 【請求項7】 当該アルゴリズムは、当該パラメータを
    構成するデジタルデータを当該デジタルデータの通常の
    変化の量よりも広い間隔で量子化するものである事を特
    徴とする請求項6記載のデジタルデータ著作物の処理方
    法。
  8. 【請求項8】 当該量子化手段は、モジュロX(X=任
    意の整数)である事を特徴とする請求項7記載のデジタ
    ルデータ著作物の処理方法。
  9. 【請求項9】 当該セキュリティーデータは、少なくと
    も、固定ビットパターン部、セキュリティーデータビッ
    ト部及びエラー検出ビット部とから構成されている事を
    特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のデジタルデ
    ータ著作物の処理方法。
  10. 【請求項10】 当該デジタルデータ著作物は、画像デ
    ータである事を特徴とする請求項1乃至9の何れかに記
    載のデジタルデータ著作物の処理方法。
  11. 【請求項11】 当該デジタルデータ著作物は、音楽デ
    ータである事を特徴とする請求項1乃至9の何れかに記
    載のデジタルデータ著作物の処理方法。
  12. 【請求項12】 当該音楽データは、MIDI(Music
    Instrumental Digital Interface) の規格により構成さ
    れているデータである事を特徴とする請求項11に記載
    のデジタルデータ著作物の処理方法。
  13. 【請求項13】 デジタルデータ著作物記憶手段、セキ
    ュリティーデータ記憶手段、当該デジタルデータ著作物
    記憶手段に記憶されているデジタルデータ著作物のデジ
    タルデータからパラメータを選択するパラメータ選択手
    段、当該選択されたパラメータから予め定められた規則
    に従ってセキュリティーデータを埋め込む複数のビット
    データで構成されたデジタルデータのデータ位置及びそ
    のデータ値を抽出する埋め込み位置及び埋め込みデータ
    抽出手段、セキュリティーデータを埋め込むに際しての
    アルゴリズムを記憶するアルゴリズム記憶手段、当該セ
    キュリティーデータ記憶手段から抽出された個々のセキ
    ュリティーデータに対して固定ビットパターン及びエラ
    ー検出ビットを付加するデータ付加手段、当該データ付
    加手段から出力されるセキュリティーデータのビット列
    から個々のビット値を抽出するセキュリティーデータビ
    ットデータ抽出手段、当該埋め込み位置及び埋め込みデ
    ータ抽出手段によって抽出された当該セキュリティーデ
    ータを埋め込むべきビット位置群及びビットデータに対
    して、当該セキュリティーデータビットデータ抽出手段
    からの情報に応答して、当該アルゴリズム記憶手段に記
    憶されたアルゴリズムに従って、所定のセキュリティー
    データビット値が埋め込まれる様に埋込処理を実行する
    セキュリティーデータ埋め込み手段、及び当該セキュリ
    ティーデータを埋め込んだデジタルデータ著作物を出力
    するデジタルデータ著作物出力手段とから構成されてい
    る特徴とするデジタルデータ著作物の処理装置。
  14. 【請求項14】 デジタルデータにより構成されたデジ
    タルデータ著作物に所定のセキュリティーデータを埋め
    込むに際し、セキュリティーデータを埋め込むべきデジ
    タルデータ著作物を用意する第1の工程、 当該デジタルデータ著作物を構成するデジタルデータ群
    の中から少なくとも1つのパラメータを選択する第2の
    工程、 当該選択されたパラメータを構成する当該デジタルデー
    タ群から、予め定められた規則に従って、当該セキュリ
    ティーデータを埋め込むべきデータ位置を当該パラメー
    タが配列されている時間軸若しくは走査方向軸に沿って
    順次選択抽出する第3の工程、 当該セキュリティーデータを埋め込む為に選択抽出され
    たデータ位置の個々のビットデータ或いは選択されたデ
    ータ位置群のビットデータを記憶する第4の工程、 予め定められたセキュリティーデータを用意する第5の
    工程、 当該セキュリティーデータに対して予め定められた固定
    ビットパターン及びエラー検出ビットを付加する第6の
    工程、 当該固定ビットパターン及びエラー検出ビットを含むセ
    キュリティーデータのビット列から個々のビットデータ
    を順次に選択する第7の工程、 当該セキュリティーデータを埋め込む為に選択抽出され
    たビット位置の個々のビットデータ或いは選択されたビ
    ット位置群のビットデータに対して、当該選択された個
    々のセキュリティーデータのビット列のビットデータに
    応答して、当該アルゴリズムを介して、所定のセキュリ
    ティーデータビット値が埋め込まれる様に埋込処理を実
    行する第8の工程、及び当該埋込処理され所定のセキュ
    リティーデータビット値が埋め込まれデジタルデータ著
    作物を出力する第9の工程とから構成されている事を特
    徴とするデジタルデータ著作物の処理方法。
  15. 【請求項15】 デジタルデータにより構成されたデジ
    タルデータ著作物に所定のセキュリティーデータを埋め
    込むに際し、セキュリティーデータを埋め込むべきデジ
    タルデータ著作物を用意する第1の工程、 当該デジタルデータ著作物を構成するデジタルデータ群
    の中から少なくとも1つのパラメータを選択する第2の
    工程、 当該選択されたパラメータを構成する当該デジタルデー
    タ群から、予め定められた規則に従って、当該セキュリ
    ティーデータを埋め込むべきデータ位置或いはデータ位
    置群を当該パラメータが配列されている時間軸若しくは
    走査方向軸に沿って順次選択抽出する第3の工程、 当該セキュリティーデータを埋め込む為に選択抽出され
    たデータ位置の個々のビットデータ或いは選択されたデ
    ータ位置群のビットデータを記憶する第4の工程、 予め定められたセキュリティーデータを用意する第5の
    工程、 当該セキュリティーデータに対して予め定められた固定
    ビットパターン及びエラー検出ビットを付加する第6の
    工程、 当該固定ビットパターン及びエラー検出ビットを含むセ
    キュリティーデータのビット列から個々のビットデータ
    を順次に選択する第7の工程、 当該セキュリティーデータを埋め込む為に選択抽出され
    たビット位置の個々のビットデータ或いは選択されたビ
    ット位置群のビットデータに対して、当該選択された個
    々のセキュリティーデータのビット列のビットデータに
    応答して、当該アルゴリズムを介して、所定のセキュリ
    ティーデータビット値が埋め込まれる様に埋込処理を実
    行する第8の工程、及び当該埋込処理され所定のセキュ
    リティーデータビット値が埋め込まれデジタルデータ著
    作物を出力する第9の工程とから構成されているデジタ
    ルデータ著作物の処理方法をコンピュータに実行させる
    為のプログラムを記録した記録媒体。
  16. 【請求項16】 セキュリティーデータが埋め込まれた
    デジタルデータから当該埋め込まれている当該セキュリ
    ティーデータを読み出すに際し、当該デジタルデータ著
    作物処理から予め定められた少なくとも一つのパラメー
    タを選択し、当該パラメータから、当該パラメータを構
    成する各デジタルデータが配列されている時間軸若しく
    は走査方向軸に沿って、順次に且つ予め定められた規則
    に従って当該デジタルデータ群から所定のビットデータ
    或いは複数のビットデータからなるデータ位置群を抽出
    した後、当該選択抽出された当該データ位置或いは当該
    データ位置群を構成するデータのそれぞれに順次に予め
    定められたアルゴリズムを適用して、新たなビットデー
    タ値列に変換後、当該新たなビットデータ値列を、予め
    適宜の記憶手段に記憶されている所定のセキュリティー
    データを表わすビットデータ値列と比較判定し、両者が
    一致したセキュリティーデータを出力する様に構成され
    ている事を特徴とするデジタルデータ著作物処理方法。
  17. 【請求項17】 当該デジタルデータ著作物を構成する
    デジタルデータ群から一つのパラメータが選択され、当
    該選択されたパラメータを構成するデジタルデータのビ
    ット列からなるデータ位置を、当該時間軸若しくは走査
    方向軸に沿って予め定められた規則に従って、選択抽出
    する事を特徴とする請求項16記載のデジタルデータ著
    作物の処理方法。
  18. 【請求項18】 当該デジタルデータ著作物を構成する
    デジタルデータ群から複数種類のパラメータが選択さ
    れ、予め定められた規則に従って、当該選択された複数
    種のパラメータ群の中から一つのパラメータを当該時間
    軸若しくは走査方向軸に沿って順次に選択すると同時
    に、当該選択されたそれぞれのパラメータを構成するデ
    ジタルデータのビット列からなるデータ位置を、当該時
    間軸若しくは走査方向軸に沿って予め定められた規則に
    従って、選択抽出する事を特徴とする請求項16記載の
    デジタルデータ著作物の処理方法。
  19. 【請求項19】 セキュリティーデータが埋め込まれて
    いるデジタルデータ著作物を格納しているデジタルデー
    タ著作物記憶手段、セキュリティーデータ記憶手段、当
    該デジタルデータ著作物記憶手段に記憶されているセキ
    ュリティーデータが埋め込まれているデジタルデータ著
    作物のデジタルデータから予め定められたパラメータを
    選択するパラメータ選択手段、当該選択されたパラメー
    タを構成する各デジタルデータが配列されている時間軸
    若しくは走査方向軸に沿って、予め定められた規則に従
    って当該デジタルデータ群からビットデータ或いは複数
    のビットデータからなるビットデータ位置群を順次に選
    択抽出するデータ抽出手段、セキュリティーデータを埋
    め込むに際してのアルゴリズムを記憶するアルゴリズム
    記憶手段、当該データ抽出手段から抽出された個々の当
    該ビットデータ或いは複数のビットデータからなるビッ
    トデータからなるデータ位置群に、当該アルゴリズムを
    適用して新たなビットデータ値列に変換するデータ変換
    手段、当該新たなビットデータ値列を、予めセキュリテ
    ィーデータ記憶手段に記憶されている所定のセキュリテ
    ィーデータを表わすビットデータ値列と比較判定する手
    段、及び両者が一致した場合に、一致したセキュリティ
    ーデータを出力するセキュリティーデータ出力手段とか
    ら構成されている事を特徴とするデジタルデータ著作物
    処理装置。
  20. 【請求項20】 セキュリティーデータが埋め込まれた
    デジタルデータから当該埋め込まれている当該セキュリ
    ティーデータを読み出すに際し、当該デジタルデータ著
    作物処理から予め定められた少なくとも一つのパラメー
    タを選択する第1の工程、 当該選択されたパラメータから、当該パラメータを構成
    する各デジタルデータが配列されている時間軸若しくは
    走査方向軸に沿って、順次に且つ予め定められた規則に
    従って当該デジタルデータから所定のビットデータ或い
    は複数のビットデータからなるデータ位置群を抽出する
    第2の工程、 当該選択抽出された当該ビットデータ或いは当該ビット
    データからなるデータ位置群を順次に予め定められたア
    ルゴリズムを適用して、新たなビットデータ値列に変換
    する第3の工程、 当該新たなビットデータ値列を、予め適宜の記憶手段に
    記憶されている所定のセキュリティーデータを表わすビ
    ットデータ値列と比較し両者が一致するか否を判断する
    第4の工程、 両者が一致した場合に、当該一致したセキュリティーデ
    ータを出力する第5の工程、 とから構成されている事を特徴とするデジタルデータ著
    作物処理方法。
  21. 【請求項21】 当該パラメータの選択する第1の工程
    に於いて、一つのデジタルデータ著作物のデジタルデー
    タから複数種のパラメータを選択し、当該選択された複
    数種のパラメータ群の中から一つのパラメータを当該時
    間軸若しくは走査方向軸に沿って順次に選択すると同時
    に、当該選択されたそれぞれのパラメータを構成するデ
    ジタルデータのビット列から、当該時間軸若しくは走査
    方向軸に沿って予め定められた規則に従って、当該ビッ
    トデータ或いは複数のビットデータからなるデータ位置
    群を選択抽出する操作が実行されるものである事を特徴
    とする請求項20記載のデジタルデータ著作物処理方
    法。
  22. 【請求項22】 セキュリティーデータが埋め込まれた
    デジタルデータから当該埋め込まれている当該セキュリ
    ティーデータを読み出すに際し、当該デジタルデータ著
    作物処理から予め定められた少なくとも一つのパラメー
    タを選択する第1の工程、 当該選択されたパラメータから、当該パラメータを構成
    する各デジタルデータが配列されている時間軸若しくは
    走査方向軸に沿って、順次に且つ予め定められた規則に
    従って当該デジタルデータから所定のビットデータ或い
    は複数のビットデータからなるビットデータからなるデ
    ータ位置群を抽出する第2の工程、 当該選択抽出された当該データ位置群を順次に予め定め
    られたアルゴリズムを適用して、新たなビットデータ値
    列に変換する第3の工程、 当該新たなビットデータ値列を、予め適宜の記憶手段に
    記憶されている所定のセキュリティーデータを表わすビ
    ットデータ値列と比較し両者が一致するか否かを判断す
    る第4の工程、 両者が一致した場合に、当該一致したセキュリティーデ
    ータを出力する第5の工程、とから構成されているデジ
    タルデータ著作物の処理方法をコンピュータに実行させ
    る為のプログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002001560A1 (fr) * 2000-06-27 2002-01-03 Sony Corporation Procede et dispositif d'enregistrement de donnees, et support d'enregistrement
JP2002311976A (ja) * 2001-04-16 2002-10-25 Sony Corp 記録方法、記録装置、再生方法及び再生装置

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