JP2000080986A - 消火ポンプユニット - Google Patents

消火ポンプユニット

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JP2000080986A
JP2000080986A JP10252097A JP25209798A JP2000080986A JP 2000080986 A JP2000080986 A JP 2000080986A JP 10252097 A JP10252097 A JP 10252097A JP 25209798 A JP25209798 A JP 25209798A JP 2000080986 A JP2000080986 A JP 2000080986A
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water
pipe
fire
unit
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JP10252097A
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Tsutomu Takada
勉 高田
Eiji Tsutsui
栄治 筒井
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Ebara Corp
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Ebara Corp
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  • Indicating Measured Values (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に且つ正確に試験水量の設定が可能な、
ポンプ性能試験装置を備えた消火ポンプユニットを提供
する。 【解決手段】 ポンプPと該ポンプを駆動する電動機M
が一体の共通ベース41上に搭載され、ポンプの吸込圧
力を測定する第1の圧力検出手段63と、ポンプの吐出
圧力を検出する第2の圧力検出手段64とが設けられ、
ポンプの吐出側より分岐した試験配管65に接続された
ポンプ性能試験装置42とがを設けられた消火ポンプユ
ニットにおいて、該ポンプ性能試験装置の流量計42C
の表示をデジタル式表示手段50にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消火ポンプユニッ
トに係り、特にポンプの性能試験のための試験装置に備
えられた流量計の流量表示機構に関する。
【0002】
【従来の技術】消火ポンプユニットは、火災の発生時に
消火のための水を所定の圧力に加圧して消火栓に供給す
る装置であり、ポンプと電動機及びこれらを制御する制
御盤とが一体の共通ベース上に搭載されている。そし
て、消火ポンプユニットは、極く稀にしか発生しない消
火活動時に備えて、ポンプが正常に動作するか否かを点
検するためのポンプ性能試験装置を備えている。このポ
ンプ性能試験装置は、ポンプ吐出側に分岐手段を設け、
分岐した試験配管に流量計を備え、又、流量調整弁を備
え、試験配管はポンプにより吐出された水をポンプ吸込
側に接続された水源に還流するように構成したものであ
る。又、ポンプの吐出側及び吸込側には、それぞれ圧力
検出手段を備え、ポンプの試験時にはポンプ主配管の主
止水弁を閉じ、上述の試験配管の仕切弁を開き、流量調
整弁を調整することにより、適当なポンプ定格流量等の
水量に調整してポンプを運転する。そして、ポンプの吐
出側及び吸込側の圧力を検出することによりポンプ揚程
を算出して、ポンプが正常動作するか否かを試験するも
のである。
【0003】図7(a)、(b)は、一般にバイパス式
流量計と呼ばれている、消火ポンプユニットに付属して
いる従来の流量計の構造を示している。流量測定対象の
水等の流体は、試験配管11を流れ、この流れにより、
主オリフィス12の前後で圧力損失が生じ、この圧力損
失はバイパス配管の入口及び出口である子穴13と子穴
14に伝達される。子穴13,14はバイパス配管の両
端に通じており、流れ方向に対して上流側である子穴1
3部分の圧力は、子穴14部分の圧力に比較して大き
い。この圧力損失を利用して、この圧力損失に応じて子
穴13から子穴14へ流れるバイパス配管の流量を測定
することで、主配管(試験配管)11の流量を算出す
る。
【0004】次に、子穴13から子穴14へのバイパス
配管の流路について説明する。まず、子穴13から台座
16の導管部15を通り、テーパ管支持部17に挿入さ
れている子オリフィス18で、絞られながら、テーパ管
19に流れ込む。このテーパ管19には、フロート20
が入れられており、このフロート20の位置がテーパ管
19内の液体の流量に応じて上下する。テーパ管19の
上部より流出した液体は、上部支持部21の導管部22
に至り、ここで流れの向きを下方に変えて返流管23を
通り、台座16内の図示しない導管部を通り、試験配管
11の子穴14に戻される。このように子穴13と子穴
14との間にバイパス配管流路が形成され、この途中の
テーパ管19で流量の計測が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】テーパ管に流れる水量
と試験配管に流れる水量が比例しているので、テーパ管
の水量のメモリを、試験配管の流量に換算した値で、テ
ーパ管にメモリが刻まれている。このテーパ管内のフロ
ートの位置のメモリを読みとることで試験配管に流れて
いる水量を測定するようになっている。
【0006】図8に示すように、テーパ管のメモリの刻
みは1メモリが25Lit/minとなっているので、例えば
試験時の所要水量は、2号消火栓2個以上に給水する場
合は140Lit/minであり、1・2号消火栓併用の場合
は220Lit/minであり、1号消火栓2個以上の場合は
300Lit/minであり、屋外消火栓1個の場合は400L
it/minである。このため所定の水量に合わせるように、
試験装置の流量調整弁を調整する必要があるが、フロー
トの読み取り誤差もあり、試験時に水量を的確に合わせ
ることは必ずしも容易ではなかった。また、水量を読み
とる場合にも25Lit/min以下は目分量になりやすく、
個人の読み取り誤差が生じる恐れがある。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
で、容易に且つ正確に消火時の試験水量の設定が可能
な、ポンプ性能試験装置を備えた消火ポンプユニットを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ポンプと該ポンプを駆動する電動機が一体の共通ベ
ース上に搭載され、ポンプの吸込圧力を測定する第1の
圧力検出手段と、ポンプの吐出圧力を検出する第2の圧
力検出手段とが設けられ、ポンプの吐出側より分岐した
試験配管に接続されたポンプ性能試験装置とがを設けら
れた消火ポンプユニットにおいて、該ポンプ性能試験装
置の流量計の表示をデジタル式表示手段にしたことを特
徴とするものである。
【0009】上述した本発明によれば、デジタル式表示
手段を備えた流量計を使用することで、試験配管に流れ
る水量をデジタル形式の数値で表示できる。このため、
従来技術の問題点である、「流量計は、テーパ管内のフ
ロート位置のメモリを読みとる必要があるので、水量に
よっては的確に調整することが難しい」、又「水量の刻
みに幅があるので、水量を読みとる場合に、メモリ幅以
下の水量は目分量になりやすいので、個人の誤差が生じ
る恐れがある」等については、デジタル形式で流量を表
示できるようにすることにより解決される。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記ポンプ性能
試験装置の流量計が、前記試験配管に取り付けられてい
る主オリフィスと、この主オリフィスの前後に第1の子
穴と第2の子穴が形成され、前記試験配管に流体が流れ
ると、主オリフィスの前後に差圧が生じ、その圧力差に
より第1の子穴より流体が流れ込み、台座に設けられて
いる第1の導管部に入り込み、この導管部より、ケーシ
ング部の水車を回転させ、その導管部より第2の子穴に
返されるバイパス流路が形成されると同時に、そのバイ
パス流路に流れている水量により水車が回転し、その頂
部に取り付けられている磁石により、磁界が回転し、そ
の磁界の変化をホールICにて検出して、その信号をケ
ーブルと先端のコネクターに電気的なパルス信号として
出力することを特徴とする。これにより、試験配管に流
れる水量に比例した量を、容易に且つ確実に電気的なパ
ルス数に変換することができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記デジタル式
表示手段は、パルス入力部でパルス信号を受け、パルス
カウンタ部にてパルスの単位時間当たりの数を算出し、
その単位時間当たりのパルス数により流量変換部で流量
値に変換し、その流量値を表示ドライバに入力し、該表
示ドライバがデジタル表示部に出力することによりデジ
タル表示を行うことを特徴とするものである。これによ
り、上記流量計で検出されたパルスを、7セグメント表
示器等の表示装置に、デジタル形式で表示することがで
きる。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記デジタル式
表示手段が制御盤に組み込まれていることを特徴とする
ものである。又、請求項5に記載の発明は、前記制御盤
が前記共通ベース又は該共通ベースに固定された架台上
に取り付けられていることを特徴とするものである。こ
れにより、表示装置を見ながら、流量調整弁等の操作が
可能であり、デジタル表示された流量を確認しながら、
試験配管の流量の調整を行うことができる。これによ
り、試験時の流量の調整を簡単且つ正確に行うことがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1乃至図6を参照して説明する。尚、各図中同一符
号は、同一又は相当部分を示す。
【0014】図1は、本発明の一実施例のデジタル表示
の制御盤を搭載した消火ポンプユニットを示す。共通ベ
ース41上にポンプPとそのポンプを駆動する電動機4
3とが搭載されている。そしてポンプの吐出側は、フレ
キシブルパイプ43、主逆止弁44、主止水弁45等を
介して図示しない揚水管に接続され、更に同様に図示し
ない消火栓に加圧水を供給するようになっている。ポン
プの吐出側には分岐部46を備え、その分岐部46から
試験配管がポンプ性能試験装置46を経てポンプ吸込側
が接続された水源に加圧水を環流するように接続されて
いる。ポンプ性能試験装置46は、仕切弁46A、流量
計、流量調整弁46B等から構成されている。又、共通
ベース上に設けられたユニット架台には、呼水槽48が
備えられ、常にポンプに呼水を供給して、何時でもポン
プを始動可能な状態とするようになっている。又、この
消火ポンプユニットは、制御盤49を備え、7セグメン
ト等のデジタル形式の表示装置50を有している。制御
盤49は、共通ベース41に固定された架台41aに取
り付けられている。 制御盤49は、消火時の消火栓へ
の加圧水の供給のための運転制御、及び消火時以外のポ
ンプ運転試験等の制御を行うようになっている。
【0015】図2は、消火ポンプユニットの構成を示す
図である。ポンプPの吸込側は、吸込配管52及びフー
ト弁53を介して水源54に接続されている。ポンプP
の吐出側は、吐出配管55、フレキシブルパイプ43、
主逆止弁44、主止水弁45、及び揚水管56及び横配
水管57を介して1個の消火栓58に接続される。揚水
管58は、更に他の図示しない消火栓に接続され、ポン
プPにより加圧された水を供給する。ポンプPの吸込側
には吸込圧力を検出する圧力計63が備えられ、同様に
ポンプの吐出側にも吐出圧力を検出する圧力計64が備
えられている。ポンプの吐出側には分岐部46を備え、
その分岐部から試験配管65が接続され、ポンプ性能試
験装置42を介して水源54にポンプの加圧水が環流す
るようになっている。ポンプの性能試験装置42は、仕
切弁42A、流量計42C、流量調整弁42B等を備え
ている。同様にポンプ吐出側には、呼水槽48が接続さ
れ、呼水槽48からは仕切弁66、逆止弁67を介して
呼水がポンプPの吐出側に常に供給されるようになって
いる。
【0016】消火栓箱58には、受信器59、消火ポン
プ始動表示灯、消火栓表示灯60、警報用のベル61等
を備えている。ポンプPは電動機Mにより駆動され、電
動機Mは制御盤49に動力配線を介して接続され、制御
盤49から供給される電力により電動機Mが回転駆動さ
れ、これによりポンプPが加圧水を吐出側に供給する。
制御盤49は消火栓始動リレー箱70及び受信器71に
接続され、消火栓表示灯60及びベル61等の信号と連
動して、受信器71及び消火栓始動リレー70が作動
し、制御盤49の動作により消火活動時にはポンプPを
起動して消火栓58等に給水する。
【0017】又、呼水槽48には他の水源より水が供給
され、この水の供給はボールタップ73を用いて一定の
水量に制御される。又、水位検知のため電極棒74を備
えている。又、水温上昇防止用逃がし配管75を備え、
ポンプPの締切り運転時には加圧水を呼水槽48を介し
て水源54に逃がすようになっている。配管75に設け
られた仕切弁76及びオリフィス77は主配管側との接
続の開閉及び流量調整のためのものである。又、呼水槽
48にはオーバフロー槽78を備え、水温上昇防止用の
加圧水が流入する場合には、オーバフローした水を水源
54に還流するように構成されている。ポンプの運転停
止中は、呼水槽より呼水配管の仕切弁66、逆止弁67
を介して吐出管55より呼水槽の水がポンプP内に流
れ、フート弁53が正常であればポンプP内は常に満水
状態である。
【0018】消火活動時のポンプの運転動作は次の通り
である。まず例えば消火栓箱58の受信器部の押しボタ
ン59の操作により、火災信号が受信器71、消火栓始
動リレー箱70経由で制御盤49に入力される。制御盤
49では火災信号を受信して、動力配線80経由で電動
機Mに電源を印加し、電動機Mが回転を開始し、これに
よりポンプPが始動する。そして水源54のフート弁5
3より水源の水を吸込配管52を介してポンプPへ吸込
み、ここで加圧し、吐出配管55、フレキシブルパイプ
43、主逆止弁44、主止水弁45、揚水管56経由で
消火栓箱58等に送水し、図示しない消火栓用ノズルに
送水する。消火活動は、消火栓用ノズルを火災現場に持
ち込み、消火活動に必要な水を散水する。尚、ポンプP
の始動は、直接、制御盤49から行うようにしてもよ
い。
【0019】このような火災発生時以外は、殆どの場合
がポンプは停止状態にある。このため、消火ポンプユニ
ットの維持管理が必要になり、法令においても維持管理
に必要な機器が消火ポンプユニットに組み込むことが義
務づけられている。そのうちの一つがポンプ性能試験装
置42であり、流量計と開閉弁と流量調整弁とで構成さ
れ、ポンプの性能検査時にポンプを運転して、開閉弁4
2Aを全開にして流量調整弁42Bで流量をポンプの定
格水量に調整し、その時の水量と圧力計63,64でそ
れぞれポンプの吐出圧力及び吸込圧力を読みとる。これ
により、ポンプの性能として必要なポンプの全揚程を算
出し、ポンプの定格流量に対して全揚程が満足されてい
るかどうかを検査する。
【0020】又、ポンプが締切り運転された場合は、ポ
ンプの軸動力がポンプケーシング内で消費されるので、
ポンプ内の水温が異常に上昇する。このような問題を防
止するために、吐出配管55部分から水温上昇防止用逃
がし配管75を分岐させて、仕切弁76とオリフィス7
7により水量を制限して呼水槽48へ送水することで、
ポンプの異常温度上昇を防止する。又、常時ポンプ内を
満水にしておくために呼水槽48が設けられているが、
この呼水槽自体を常に満水状態にするために他の水源よ
りボールタップ73経由で給水できるようにしておく。
そして呼水槽内には水位検知用の電極棒74を備え、他
の水源よりの給水がない場合とか、ボールタップ73の
故障時等で呼水槽48の水位が低下する場合には、その
電極棒74により異常が検知され、制御盤49に伝達
し、未然に呼水槽の故障を防止することができる。この
ように消火ポンプユニットの維持管理については、定期
的なポンプの性能維持試験の実施、呼水槽の水量の維持
によるポンプの満水状態の維持等の管理が必要である。
【0021】図3は、ポンプ性能試験装置42に設けた
流量計42Cの構造を示し、(a)は試験配管の液体流
路に沿った断面図であり、(b)は試験配管の流路の垂
直断面の図である。主配管11には、主オリフィス12
が取り付けられ、この液体の流れ方向に沿って主オリフ
ィス12の前後に圧力損失が生じ、バイパス配管路に連
通した子穴13,14がそれぞれ形成されていることは
図7に示す流量計と同様である。主配管(試験配管)1
1に液体が流れると、主オリフィス12の前後に圧力損
失が生じ、その圧力損失により子穴13より液体がバイ
パス配管路に流れ込み、台座30に設けられている導管
部31に入り込み、この導管部31より、ケーシング部
32の水車33を回転させ、更に下流側の導管部35か
ら子穴14を介して主配管11に戻される。このように
バイパス配管路が形成され、バイパス配管路に流れてい
る液体により水車33が回転し、その水車の頂部に取り
付けられている永久磁石40が回転し、この回転する永
久磁石により生じる磁界の変化を、ケーシング32の外
側に配置したホール効果素子又はリードスイッチ等の検
出素子36にて検出する。ホール効果素子等の検出素子
36の出力は、電気的なパルス信号であり、その信号が
ケーブル37を介して先端部のコネクタ38から制御盤
49に設けられた表示装置50等に伝達される。
【0022】係る流量計によれば、パルスの数をカウン
トすることにより、バイパス配管路に流れている液体の
流量を測定できるため、上述した従来のバイパス式流量
計と同様に、このパルス数を試験配管部の液体の流量に
置き換えて読めば、パルス数をカウントすることによ
り、試験配管部の流量を測定することが出来る。
【0023】図4は、この流量計の構造の詳細を示し、
(a)、(c)は水車部分の近傍の構造を示し、(b)
は水車の詳細を示す。ケーシング32には、試験配管の
子穴13に接続する導管部31がノズルとして作用し、
これにより液体の流れは整流され、その整流された液体
の流れによる力で水車33が回転する。水車33にはこ
の実施の形態の場合には、翼が8枚あり、その頂部には
永久磁石40が内蔵され、水車軸として、ケーシング本
体のスピンドルが挿入される子穴33aが設けられてい
る。従って、(c)に示すように、水車33は、このス
ピンドル33bを中心として回転され、この回転に同期
して永久磁石40が回転するので、これにより回転磁界
が形成され、ケーシング本体32の蓋部32aに取り付
けられたホール効果素子36が磁界の変化を検出して、
その磁界の変化をパルスとして出力する。
【0024】図5は、表示装置の構成の一例を示す。表
示装置39のインターフェース部であるパルス入力部9
0は、ホール効果素子等の検出素子36より発信される
パルス信号をケーブル37及びコネクタ38を介して受
ける。入力部90に入力されたパルスは、カウンタ91
で計数され、単位時間当たりのパルス数に変換され、流
量変換部92に入力される。流量変換部92において
は、入力部93より入力された変換のためのデータが予
め記憶部96に記憶され、これにより計測されたパルス
数から試験配管部の流量に変換して、その流量値が表示
ドライバ94を介して7セグメント表示装置等の表示部
50に表示される。尚、記憶部96はそのデータが外部
から任意に選択でき、又、書換えが可能である。
【0025】図6は、表示装置50の表示内容を示す。
(a)は表示装置の構成を示すもので図示するように4
桁の7セグメント表示装置から構成されている。そして
3桁目と4桁目の間にピリオドが表示されるようになっ
ている。(b)は屋外消火栓1個に給水する場合を示す
もので、400Lit/minの流量である場合を示す。
(c)は1号消火栓2個以上に給水する場合であり、3
00Lit/minの場合である。(d)は1.2号消火栓併
用に給水する場合であり、220Lit/minの場合であ
る。(e)は2号消火栓2個以上に給水する場合であ
り、140Lit/minの場合である。このようにポンプ運
転性能試験時に試験配管に流れる流量をデジタル表示す
ることができる。従って、設定した試験条件において試
験配管に流れる流量を調整する場合に、表示がデジタル
で3桁程度で表示されるので、正確に流量の調整を行う
ことができる。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
消火ポンプユニットのポンプ性能試験装置の流量計の表
示をデジタル式表示手段にしたことにより、ポンプ性能
試験時に容易に且つ正確にその流量の調整を行うことが
可能となる。これによりポンプ性能試験をより短時間に
且つ正確に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の消火ポンプユニットの
(a)正面図、(b)側面図である。
【図2】図1に示すポンプ消火ユニットの全体的な構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明の流量計の(a)試験配管の流れ方向に
沿った断面図であり、(b)試験配管に垂直な面に沿っ
た断面図である。
【図4】(a)流量計のケーシング部分の構成を示す図
であり、(b)水車の構成を示す図であり、(c)コネ
クタを含めた全体の構成を示す図である。
【図5】表示装置の構成を示す図である。
【図6】表示装置の表示内容を示す図である。
【図7】従来の流量計の(a)試験配管の流れ方向に沿
った断面図であり、(b)試験配管に垂直な面に沿った
断面図である。
【図8】従来の流量計のフロートによる表示を示す図で
ある。
【符号の説明】
P ポンプ M 電動機 41 共通ベース 42 ポンプ性能試験装置 42A 止水弁 42B 流量調整弁 42C 流量計 48 呼水槽 49 制御盤 50 表示装置 54 水源 63,64 圧力計 65 試験配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01F 1/00 G01F 1/00 Y // A62C 37/50 A62C 37/50 Fターム(参考) 2E189 AC06 HA03 2F030 CA01 CC01 CE02 CE12 CE22 CF05 CF07 CF08 CF09 CG01 CG07 2F041 KA05 3H045 AA23 CA02 CA03 EA14 EA49 FA02 FA13 FA23 FA24 FA27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプと該ポンプを駆動する電動機が一
    体の共通ベース上に搭載され、ポンプの吸込圧力を測定
    する第1の圧力検出手段と、ポンプの吐出圧力を検出す
    る第2の圧力検出手段とが設けられ、ポンプの吐出側よ
    り分岐した試験配管に接続されたポンプ性能試験装置と
    がを設けられた消火ポンプユニットにおいて、該ポンプ
    性能試験装置の流量計の表示をデジタル式表示手段にし
    たことを特徴とする消火ポンプユニット。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ性能試験装置の流量計が、前
    記試験配管に取り付けられている主オリフィスと、この
    主オリフィスの前後に第1の子穴と第2の子穴が形成さ
    れ、前記試験配管に流体が流れると、主オリフィスの前
    後に差圧が生じ、その圧力差により第1の子穴より流体
    が流れ込み、台座に設けられている第1の導管部に入り
    込み、この導管部より、ケーシング部の水車を回転さ
    せ、その導管部より第2の子穴に返されるバイパス流路
    が形成されると同時に、そのバイパス流路に流れている
    水量により水車が回転し、その頂部に取り付けられてい
    る磁石により、磁界が回転し、その磁界の変化をホール
    ICにて検出して、その信号をケーブルと先端のコネク
    ターに電気的なパルス信号として出力することを特徴と
    する請求項1に記載の消火ポンプユニット。
  3. 【請求項3】 前記デジタル式表示手段は、パルス入力
    部でパルス信号を受け、パルスカウンタ部にてパルスの
    単位時間当たりの数を算出し、その単位時間当たりのパ
    ルス数により流量変換部で流量値に変換し、その流量値
    を表示ドライバに入力し、該表示ドライバがデジタル表
    示部に出力することによりデジタル表示を行うことを特
    徴とする請求項1に記載の消火ポンプユニット。
  4. 【請求項4】 前記デジタル式表示手段が制御盤に組み
    込まれていることを特徴とする請求項3に記載の消火ポ
    ンプユニット。
  5. 【請求項5】 前記制御盤が前記共通ベース又は該共通
    ベースに固定された架台上に取り付けられていることを
    特徴とする請求項4に記載の消火ポンプユニット。
JP10252097A 1998-09-07 1998-09-07 消火ポンプユニット Pending JP2000080986A (ja)

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