JP2000080096A - 界面活性剤の調製方法 - Google Patents

界面活性剤の調製方法

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JP2000080096A JP13919399A JP13919399A JP2000080096A JP 2000080096 A JP2000080096 A JP 2000080096A JP 13919399 A JP13919399 A JP 13919399A JP 13919399 A JP13919399 A JP 13919399A JP 2000080096 A JP2000080096 A JP 2000080096A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】界面活性剤分子を加水分解することによって分
子を分断し、かつ塩化水素を発生する腐食性化合物を用
いない界面活性剤の調製方法を提供する。 【解決手段】 以下の式で示される様に、例えば、ホス
ホン酸(俗称:亜リン酸)のトリエステルと対応するヒ
ドロキシル化合物とによる段階的なエステル交換反応
と、それに続く、例えば過酸化物による酸化とから成る
非イオン性界面活性剤の調製方法に関する。 (式中、Rはアルキル或いはアリールの疎水性部分で
あり、Rはアルキル及びアリールからなるグループか
ら選ばれ、Rは水素又はアルキルであり、Aは親水性
のポリマー鎖であり、又、mは前記親水性ポリマー鎖A
の反復断片の数である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の工程は、以下の式で
示される様に、例えば、ホスホン酸(俗称:亜リン酸)
のトリエステルと対応するヒドロキシル化合物とによる
段階的なエステル交換反応と、それに続く、例えば過酸
化物による酸化とから成る非イオン性界面活性剤の調製
方法に関する。
【0002】
【化6】 ここで、R1はアリールの様な交換基であり、例えば、
約6から約10個の炭素原子を含み、R1,R2,R3
びAは同時係属出願に説明されている通りである。本発
明の工程は、同時係属出願の諸工程に関して、例えばオ
キシ塩化ホスホン酸の様な腐食性化学薬品の除外、並び
に塩化水素の発生回避の様な多数の利点を備えており、
この様にして本発明の工程は、例えば、環境的にも許容
できるものである。
【0003】本発明は一般に界面活性剤に関し、更に特
異的には、リン酸エステルによって連結された疎水性グ
ループ及び親水性グループからなる非イオン性の界面活
性剤組成物の調製工程に関し、又、この非イオン性の界
面活性剤組成物は、pHが例えば約8から約13の、好
適には約8から約12の例えば、塩基性媒体、或いは塩
基性溶液に接することにより実質的に不活性な形に切
断、或いは転換できる。非イオン性の界面活性剤組成物
は、エマルション(乳濁化)/凝集/癒着(融合)工程
によりトナーの調製に利用することができ、このことは
米国特許出願第960,176号及び第960,754
号、米国特許第5,290,654号、米国特許第5,
278,020号、米国特許第5,308,734号、
米国特許第5,370,963号、米国特許第5,34
4,738号、米国特許第5,403,693号、米国
特許第5,418,108号、米国特許第5,364,
729号、米国特許第5,346,797号、及び米国
特許第5,348,832号、第5,405,728
号、第5,366,841号、第5,496,676
号、第5,527,658号、第5,585,215
号、第5,650,255号、第5,650,256
号、並びに、第5,501,935号に説明されてい
る。
【0004】
【従来の技術】非イオン性の界面活性剤の様な多数の界
面活性剤及びその工程が知られている。通常、これらの
界面活性剤は、酸、塩基及び中性の媒体中で安定であ
る。しかしながら、ある種の適用においては、トナーの
諸工程の中で上記の界面活性剤の界面活性を調整或いは
変化することが必要か又は少なくとも大いに望ましいこ
とがあり、この様な状況下では、本願に言及されている
適当な米国特許のエマルション(乳濁化)/凝集という
トナーの工程の様に、上記界面活性剤がその使用後にも
存在すると結果として望ましくない特性を持ったトナー
生成物が生じる。例えば、その開示が本明細書に全体的
に参照し援用されている米国特許第4,996,127
号、及び第4,983,488号に説明されている様
に、トナー調製の工程において非イオン性の界面活性剤
は、その使用後にもそれが存在すると摩擦荷電特性の様
なトナーの荷電に相当望ましくない影響を及ぼしかねな
いという主な理由により、精製されたトナーから除去さ
れることが望ましい。しかしながら、この様な界面活性
剤を除くためには、費用も時間もかかり、且つ大量の排
水を生じる長くて回数の多い洗浄が必要である。加え
て、これらのタイプの非イオン性の界面活性剤は容易に
は生物分解を受けることができず、この様な界面活性剤
を廃棄に際し可能性のある或いは潜在的に有力な水質汚
染源にしてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第4,07
2,704号、及び第4,353,834号には、非イ
オン性の界面活性剤を含む炭酸塩及びカルボン酸エステ
ルグループが開示されている。しかしながら、これらの
特許には、例えば、リン酸エステル結合が存在するとい
う表示はなく、又、これら従来技術タイプの界面活性剤
はトナー調製に適切であるとは信じられない。又、これ
ら従来技術タイプの界面活性剤は酸性条件に敏感で酸性
の媒体中で分解或いは崩壊する可能性があり、従ってこ
れらの界面活性剤を一般に酸性条件下で乳濁化重合を行
うことは、実質的に無効である。本発明のリン酸エステ
ルを基盤とする界面活性剤は相対的に安定であり、即
ち、これらの界面活性剤は酸性の媒体中で実質的には崩
壊せず、従って乳濁化重合に効果的に利用することがで
きる。リン酸エステルを基盤とする界面活性剤の塩基性
媒体中での低安定性は、これらの界面活性剤を、トナー
調製後、例えば塩基性化合物で容易に加水分解すること
ができ、従って反応後の洗浄が最小限か或いは全くない
化学的なトナー工程を可能にするので、これらの界面活
性剤を用いて調製されたラテックスは、トナーの調製に
理想的に適切なものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の別の局面におい
て、界面活性剤分子の加水分解による分断を促進し、且
つ、オキシ塩化ホスホン酸(phosphorus o
xychloride)の様な腐食的反応性化合物を除
去する、例えば、塩基性の媒体に接するかこれと混合す
ることによって分断され得る界面活性剤組成物に対する
諸工程が提供される。
【0007】本発明の一つの局面において、リン酸エス
テル結合で連結された疎水性グループと親水性グループ
とからなる非イオン性の界面活性剤に対する諸工程が提
供される。
【0008】本発明の更に別の局面において、リン酸エ
ステル結合で連結された親水性鎖からなる非イオン性の
界面活性剤に対する諸工程が提供され、これらの鎖は、
例えば、ポリオキシアルキレングリコール等からなるグ
ループから選ばれ、又、これらのポリマーは、例えば、
アルキル、アルキルアリール、アリールアルキル、或い
はアルキルアリールアルキルからなる少なくとも一個の
末端疎水性グループを含む。
【0009】本発明は、化学式(I)、(II)、或い
は(III)、又はこれらの混合物の非イオン性の界面
活性剤組成物の調製工程に関する。
【0010】
【化7】 ここで、R1は、例えばアルキル、アリール、及びフッ
素、塩素、或いは臭素の様なハロゲン原子を含むそれら
の置換誘導体からなるグループから選ばれた疎水性の部
分であり、ここで上記のアルキルグループは、例えば約
4から約60個の、好適には約6から約30個の炭素原
子を含み、又、アリールグループは、例えば約6から約
60個の、好適には約10から約30個の炭素原子を含
む。R2はR1と同じか、或いは異なっていてもよく、
又、アルキル、アリール、及びハロゲン化アルキル或い
はハロゲン化アリールの様なそれらの置換誘導体からな
るグループから選ぶことができる。R3は水素、或い
は、例えば約1から約10個の、好適には約1から約3
個の炭素原子を持つアルキルである。Aは、例えば、ポ
リオキシアルキレンからなるグループから選ばれた親水
性のポリマー鎖であり、好適には、約2から約4個の炭
素原子を持つ同一か又は異なったアルキレンオキシドか
ら誘導されたポリオキシアルキレンであり、更に詳しく
は、Aは、約104から約2,500の平均分子量Mw
を持つポリオキシエチレングリコール、或いはポリ(エ
チレングリコール)であり、mは親水性ポリマー鎖の反
復単位の数で、例えば約2から約500の、好適には約
5から約100の中の一つの数であり、又、これらの工
程は、式1に示されている様に、ホスホン酸エステルと
対応するヒドロキシル成分とによる連続的エステル交換
反応とそれに続く、例えば過酸化物による酸化とからな
っている。
【0011】
【化8】 ここで、R1は、約6から約10個の炭素原子含むアリ
ール基からなる交換グループであり、R1,R2,R3
びAは本願に説明されている通りのものである。形成さ
れる中間体は単離されてもよいが、好適には、単離する
ことなく酸化反応に選ばれる。
【0012】化学式(I)、(II)、(III)、或
いはこれらの混合物の非イオン性界面活性剤で、上記の
混合物中の各成分の全体を約100パーセントとして、
例えば、一つの主要成分とその主要成分の1から約30
重量パーセントの第二成分とを混ぜた混合物であって、
ここで上記の主要成分及び第二成分は化学式(I)から
(III)の界面活性剤から選ばれ、又、これらの界面
活性剤はリン酸エステル結合によって共に連結された疎
水性及び親水性部分からなる非イオン性界面活性剤をト
ナーの工程に選択することができる。リン酸エステル結
合の存在によって、上記の界面活性剤成分は、界面活性
剤分子の加水分解を促進する例えば塩基性媒体という条
件に接すると崩壊、又は非界面活性の分子種、或いは異
なった分子的性質を持つ新規の界面活性誘導体に転換す
ることができる。更に詳しくは、本願に示される非イオ
ン性界面活性剤は、化学的トナーの調製に対する既知の
エマルション(乳濁化)/凝集/癒着(融合)の工程に
対して選択することができ、ここで上記の非イオン性界
面活性剤組成物は、希薄な塩基性水溶液で処理すること
によって容易に分解して水溶性の成分に分解することが
でき、これらの成分は生成されたトナーから有限回数の
洗浄によって除去できるので、優れた荷電特性を持つト
ナーの提供を可能にする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、(I)から(III)
に亘る化学式によって表されるリン酸エステル結合を含
む界面活性剤組成物の調製の工程に関する。
【0014】
【化9】 ここで、各R及びAは、適当な置換基を表し、更に詳し
くは、R1は例えばアルキル或いはアリールの様な脂肪
族或いは芳香族グループの疎水性部分であり、R2はア
ルキル或いはアリールからなるグループから選ばれ、R
3は水素或いはアルキルであり、Aは親水性のポリマー
鎖であり、又、mは親水性ポリマー鎖Aの反復断片の数
である。或いは、ここで、上記界面活性剤のR1アルキ
ルは約4から約60個の炭素原子を含み、R1アリール
は約6から約60個の炭素原子を含み、R2アルキルは
1から約60個の炭素原子を含み、R2アリールは約6
から約60個の炭素原子を含み、R3アルキルは1から
約10個の炭素原子を含み、又、mは約2から約500
の数である。ここで、Aはポリオキシアルキレンからな
るグループから選ばれ、各親水性のポリマーはブロック
状、枝鎖状、コポリマー状、或いはホモポリマー状のポ
リマーとして形成することができる。ここで、Aは約2
から約4個の炭素原子を持つ同一或いは異なったアルキ
レンオキシドから誘導された一つのポリオキシアルキレ
ン鎖であり、ここで、R1はアルキルアリール基で、ア
ルキルは約4から約30個の炭素原子を含み、又、アル
ールは約6から約10個の炭素原子を含み、R2は1か
ら約30個の炭素原子を含むアルキル或いは約6から約
10個の炭素原子を含むアリールであり、R3は水素或
いは1から約5個の炭素原子のアルキルである。又ここ
で、Aは反復断片の数mが約5から約100である親水
性のポリマー鎖であり、ここで、前記アルキルアリール
はアルキルフェニルであり、ここで、R2はアルキル基
で、前記アルキル基が1から約6個の炭素原子を含む界
面活性剤の組成物であり、ここでアルキル基はメチルで
ある。R2は約6から約30個の炭素原子を含むアリー
ル基であり、そのアリール基はフェニルである。ここ
で、R3は水素或いはメチルであり、Aは反復単位の数
mが約5から約100であるポリ(エチレングリコー
ル)鎖であり、ここで、R1或いはR2はフッ素、塩素、
及び臭素からなるグループから選ばれた一つの置換基を
含み、R1はアルキルフェニル基で、このアルキルは約
4から約30個の炭素原子を含み、R2は1から6個の
炭素原子を持つアルキル基であり、R3は水素又はメチ
ルで、Aは反復単位の数mが約5から約100のポリ
(エチレングリコール)鎖である。
【0015】本発明に従い、その諸工程は、例えば、亜
リン酸トリフェニルというホスホン酸エステルと対応す
るヒドロキシル成分とを連続的にエステル交換反応させ
てホスホン酸エステル結合で連結された中間体の界面活
性剤を生成し、続いてその結果生じたホスホン酸エステ
ル結合を対応するリン酸エステル結合に酸化して、式1
に示されている様に化学式(I)から(III)に及ぶ
界面活性剤を生成することから成る。
【0016】更に詳しくは、本発明の諸工程は、次の
(a)〜(c)の工程からなる。
【0017】(a)化学式(IV)のホスホン酸エステ
ルを、反応させて、化学式(XI)、(XII)、或い
は(XIII)からなる中間体化合物を生成する工程で
あって、構成成分(XI)は、ホスホン酸エステル(I
V)とポリオキシアルキレン(VIII)との反応の結
果生じ、構成成分(XII)は、ホスホン酸エステル
(IV)と2分子のポリオキシアルキレン(VIII)
との反応の結果生じ、又、構成成分(XIII)は、2
分子のホスホン酸エステル(IV)とポリオキシアルキ
レングリコール(IX)との反応の結果生じる工程であ
る。
【0018】
【化10】 (式中、Rtは、例えば、約6から約10個の炭素原子
を含むアリールの様な交換基であり、R2は、例えば、
1から約60個の炭素原子を含むアルキル、或いは、約
6から約60個の炭素原子を含むアリールである。)
【化11】 (式中、R3は1から3個の炭素原子を含むアルキル基
であり、Aは約5から約100の反復断片からなる親水
性ポリオキシアルキレン鎖である。)
【化12】 (式中、Rt、R2、R3、及びAは化学式(I)、(I
I)、並びに(III)に関して示された通りであ
る。) (b)(XI)から(XIII)の化学式からなるグル
ープより選ばれた中間体化合物を連続的に水酸化(ヒド
ロキシル)化合物であるR1−OH(X)と反応させ、
ここで、R1は、例えば、約4から約60個の炭素原子
を含むアルキル、或いは、例えば、約6から約60個の
炭素原子を含むアリールであり、それぞれ、化学式
(V)、(VI)、並びに(VII)からなる界面活性
剤の前駆体を生じ、又、詳しくは、ここで、構成成分
(V)は構成成分(XI)とR1−OH(X)との反応
の結果生じ、構成成分(VI)は構成成分(XII)と
1−OH(X)との反応の結果生じ、又、構成成分
(VII)は構成成分(XIII)と2部分のR1−O
H(X)との反応の結果生じる反応工程である。
【0019】
【化13】 (式中、R1、R2、R3、及びAは本願で前に説明され
ている通りである。) (c)化学式(V)、(VI)、並びに(VII)から
なるグループから選ばれた前記反応の結果生じたホスホ
ン酸エステルの結合した界面活性剤の前駆体を酸化剤で
酸化して化学式(I)、(II)或いは(III)を持
つ界面活性剤組成物を生成することからなり、ここで、
界面活性剤(I)は構成成分(V)の酸化の結果生じ、
界面活性剤(II)は構成成分(VI)の酸化の結果生
じ、又界面活性剤(III)は構成成分(VII)の酸
化の結果生じる酸化工程である。
【0020】化学式(I)の界面活性剤組成物の生成工
程には、約1から約1.5モル当量のホスホン酸エステ
ル(IV)、約1.0モル当量のポリオキシアルキレン
(VIII)、及び約1.0から約1.5モル当量の水
酸化化合物(X)の選択が含まれる。化学式(II)の
界面活性剤組成物の生成工程には、例えば、1から約
1.5モル当量のホスホン酸エステル(IV)及び、約
2.0モル当量のポリオキシアルキレン(VIII)の
反応が含まれ、又、構造式(III)の界面活性剤組成
物の生成工程には、約2から約2.5モル当量のホスホ
ン酸エステル(IV)、約1.0モル当量のポリオキシ
アルキレン(VIII)、及び約2.0から約2.5モ
ル当量の水酸化化合物(X)からなる反応物が含まれ
る。(a)及び(b)からなるエステル交換反応は、対
応する水酸化化合物をホスホン酸エステル化合物(I
V)への連続的添加、或いはホスホン酸エステル化合物
(IV)と水酸化構成成分とを同時に混和することによ
って行ってもよい。濃縮反応は、例えば、約100℃か
ら約250℃の、好適には、約150℃から約230℃
の範囲の温度に、約1ミリバール(10-8Pa)から約
100ミリバール(10-6Pa)の減圧下で加熱し、副
生成物アルコール(RtOH)が反応混合物から留去さ
れ得る様にすることによって達成される。好適には、本
願に記載の濃縮のための反応物には、更に、ホスホン酸
エステル(IV)に対して、例えば、約0.005から
約0.1当量の量の触媒が含まれる。ホスホン酸エステ
ルのエステル交換反応を促進することができる触媒は、
如何なるものでも本発明の工程に利用してもよい。触媒
の有用な例には、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウ
ム、塩化カリ等の金属塩類や、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムの様なアルカリ性金属水酸化物類や、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムte
rt−ブトキシド等の様なアルカリ性金属アルコキシド
類や、塩化水素、硫酸等の無機酸類が含まれ、又、好適
には、触媒は塩化マグネシウムの様な金属塩である。
【0021】本願に採用されているホスホン酸トリエス
テル(IV)は、好適にはフェニル基、或いはトリル、
フルオロフェニル、クロロフェニル等の様なその誘導体
のRt基からなり、副生成物RtOHはこれらから容易に
除去することができる。ホスホン酸エステル(IV)の
有用な例には、亜リン酸トリフェニル、亜リン酸ジフェ
ニルメチル、亜リン酸トリトリル、亜リン酸p−ter
t−オクチルフェニルジフェニル、亜リン酸ドデシルジ
フェニル等であり、好適には亜リン酸トリフェニルであ
る。
【0022】化学式(VIII)或いは(IX)の親水
性ポリマーは、少なくとも、1個の端末水酸基を持つ、
例えば、ブロック状、枝鎖状、コポリマー状、或いはホ
モポリマー状、またはホモポリマー状のポリオキシアル
キレンからなるグループから選択することができる。ポ
リオキシアルキレンの特異例は、2から約4個のの炭素
原子を持つ同一、或いは異なったアルキレンオキシドか
ら重合化されたものであり、例えば、ポリ(エチレング
リコール)、ポリ(エチレングリコール)モノメチルエ
ーテル、ポリ(プロピレングリコール)、ポリ(プロピ
レングリコール)モノメチルエーテル、ポリ(エチレン
オキシド−プロピレンオキシド)、ポリ(エチレングリ
コール)−b−ポリ(プロピレングリコール)等であっ
て、これらのポリマーは、例えば、約2から約500
の、好適には約5から約100の反復単位の数mを持っ
ている。好適な親水性ポリマーは、約5から約50から
選ばれた数の反復断片を持つポリ(エチレングリコー
ル)及びそのモノメチルエーテルである。
【0023】化学式(X)のヒドロキシル試薬は、例え
ば、約4から約60個の、好適には約6から約30個の
炭素原子を持つ脂肪族のアルコール類から選択してもよ
い。脂肪族アルコール類の例には、ブタノール、プロパ
ノール、オクタノール、デカノール、ドデカノール、ト
リデカノール、ヘキサデカノール等が含まれ、又、これ
らの脂肪族アルコールは更にフッ素、塩素或いは臭素の
ようなハロゲン原子を含んでもよい。好適には、化学式
(X)のヒドロキシル試薬は芳香族アルコール、更に詳
しくは、アルキルが約4から約60個の炭素原子、又、
好適には、アルキルが約6から約30個の炭素原子を含
むことがあるアルキルフェノールからなり、これらの芳
香族アルコール或いはアルキルフェノールは更にフッ
素、塩素或いは臭素のようなハロゲン原子を含んでもよ
い。アルキルフェノールの適切な例には、オクチルフェ
ノール、tert−オクチルフェノール、ノニルフェノ
ール、デシルフェノール、ドデシルフェノール、ヘキサ
デシルフェノール、tert−オクチルフルオロフェノ
ール、ドデシルフルオロフェノール、フルオロドデシル
フェノール等が含まれる。
【0024】本発明の諸工程には、化学式(V)から
(VII)の界面活性剤の前駆体を化学式(I)から
(III)の所定の界面活性剤組成物に転換する酸化反
応(c)が含まれ、ここで、構成成分(V)の酸化の結
果、界面活性剤(I)が得られ、構成成分(VI)の酸
化の結果、界面活性剤(II)が得られ、又、構成成分
(VII)の酸化の結果、界面活性剤(III)が得ら
れる。この酸化は、約0℃から約50℃、或いは約20
℃から約35℃において、トルエン、酢酸エチル、ジク
ロロメタン等の様な不活性溶媒中で達成することができ
る。好適には、約1.0から約2.0当量の酸化剤が用
いられ、又、これらの酸化剤はホスホン酸のトリエステ
ルをリン酸エステルに転換することができる。酸化剤の
例には、過酸化水素、オゾン、tert−ブチルヒドロ
ペルオキシド、クメニルヒドロペルオキシド等の様なア
ルキルが約1から約10個の炭素原子を含むアルキル過
酸化物、過ギ酸、過酢酸、過安息香酸等の様なペルオキ
シ酸が含まれ、好適には、過酸化水素が含まれる。この
酸化は又臭素或いはヨウ素の様なハロゲン化合物からな
る酸化剤とそれに続く水中での分解によって達成されて
もよい。
【0025】又、本発明の工程は、ホスホン酸エステル
(IV)と化学式(VIII)或いは(IX)の親水性
ポリオキシアルキレンとの、並びに疎水性ヒドロキシル
成分R1OHとのエステル交換反応からなり、ここで、
ホスホン酸エステルRtは、フェニル、トリル、フルオ
ロフェニル、クロロフェニル等から選択され、R2は約
1から約30個の炭素原子を含むアルキル、或いは約6
から約30個の炭素原子を含むアリール基であり、なお
好適にはR2はフェニル基であり、ポリオキシアルキレ
ンは1から約3個の炭素原子のR3を持つポリ(エチレ
ングリコール)或いはそのモノアルキルエーテルからな
り、又、前記ヒドロキシル成分R1OHは前記アルキル
が約6から約30個の炭素原子を含むアルキルフェノー
ルからなり、エステル交換反応は反応物体を、例えば、
約150℃から約230℃において、例えば、1ミリバ
ール(10-8Pa)から約100ミリバール(10-6
a)の減圧下、例えば、塩化マグネシウム触媒の存在下
で加熱し、続いてその結果生じた界面活性剤の前駆体組
成物を、例えば、酸化剤である過酸化水素で処理するこ
とによって達成される。
【0026】本発明の工程は、化学式(I)、(I
I)、(III)、及びそれらの混合物である非イオン
性の界面活性剤組成物の合成を選ぶことができ、ここ
で、前記混合物中の成分の全体は約100パーセントに
等しく、又、これらの界面活性剤はトナーの工程に選択
することができる。生成される組成物の説明例は、ポリ
(エチレングリコール)−α−メチルエーテル−ω−p
−tert−オクチルジフェニルホスフェート(pho
sphate)、ポリ(エチレングリコール)−α−メ
チルエーテル−ω−オクチルジフェニルホスフェート、
ポリ(エチレングリコール)−α−メチルエーテル−ω
−デシルジフェニルホスフェート、ポリ(エチレングリ
コール)−α−メチルエーテル−ω−ドデシルジフェニ
ルホスフェート、ポリ(エチレングリコール)−α−メ
チルエーテル−ω−ヘキサデシルジフェニルホスフェー
ト、ポリ(エチレングリコール)−α−メチルエーテル
−ω−メチルp−tert−オクチルフェニルホスフェ
ート、ビス[ポリ(エチレングリコール)−α−メチル
エーテル]−ω−p−tert−オクチルフェニルホス
フェート、ポリ(エチレングリコール)−α,ω−メチ
ルp−tert−オクチルフェニルホスフェート、ポリ
(エチレングリコール)エチルp−tert−オクチル
フェニルホスフェート、ポリ(エチレングリコール)−
α−メチルエーテル−ω−エチルp−tert−オクチ
ルフェニルホスフェート、ポリ(エチレングリコール)
−α−メチルエーテル−ω−p−tert−オクチルフ
ェニルトリルホスフェート、ポリ(エチレンオキシド−
コ−プルピレンオキシド)−α−メチルエーテル−ω−
p−tert−オクチルジフェニルホスフェート等であ
り、ここで、ポリマー鎖は、例えば、約5から約50の
反復単位或いは断片を含む。
【0027】本発明の態様は化学式(I)、(II)或
いは(III)、又は必要に応じてそれらの混合物によ
って表される界面活性剤の調製方法でありる。
【0028】
【化14】 (式中、R1は、好適には、例えば、アルキル或いはア
リールの疎水性部分であり、R2は、好適には、アルキ
ル及びアリールからなるグループから選ばれ、R3は、
好適には、水素又はアルキルであり、Aは親水性のポリ
マー鎖で、又、mは前記親水性ポリマー鎖Aの反復断片
の数である。) なお、界面活性剤の調製方法は、次の諸反応の工程から
なる。
【0029】(a)以下の化学式(IV)のホスホン酸
エステルを、以下の化学式(VIII)又は(IX)の
親水性のポリオキシアルキレンと反応させ、その反応の
結果、化学式(XI)、(XII)、或いは(XII
I)の中間体化合物を生じ、ここで、構成成分(XI)
はホスホン酸エステル(IV)とポリオキシアルキレン
(VIII)との反応の結果生じ、構成成分(XII)
はホスホン酸エステル(IV)とポリオキシアルキレン
(VIII)との反応の結果生じ、又、構成成分(XI
II)はホスホン酸エステル(IV)とポリオキシアル
キレングリコール(IX)との反応の結果生じる反応工
程である。
【0030】
【化15】 (式中、R1はアリール、R2はアルキル、或いはアリー
ルである。)
【化16】 (式中、R3は、例えば、約1から約6個の炭素原子を
持つアルキルであり、又、Aは親水性のポリオキシアル
キレン鎖である。)
【化17】 (b)化学式(XI)から(XIII)からなるグルー
プより選ばれた中間体化合物をヒドロキシル化合物R1
−OH(X)と反応させて、それぞれ化学式(V)、
(VI)、及び(VII)からなる界面活性剤前駆体を
生成する工程であって、ここで、構成成分(V)は構成
成分(XI)とR1−OH(X)との反応の結果生じ、
構成成分(VI)は構成成分(XII)とR1−OH
(X)との反応の結果生じ、又、構成成分(VII)は
構成成分(XIII)とR1−OH(X)との反応の結
果生じる反応工程である。ここで、R1は本願に示され
ている通りであり、例えば、アルキルの様な脂肪族の、
或いはアリールの様な芳香族の基である。
【0031】
【化18】 (c)化学式(V)、(VI)及び(VII)からなる
グループから選ばれた前記ホスホン酸エステルを連結さ
れた界面活性剤の前駆体を酸化剤で酸化して化学式
(I)、(II)或いは(III)の界面活性剤組成物
を生成する。ここで、界面活性剤(I)は成分(V)の
酸化の結果生じ、界面活性剤(II)は成分(VI)の
酸化の結果生じ、又、界面活性剤(III)は成分(V
II)の酸化の結果生じる酸化工程である。
【0032】(a)及び(b)のエステル交換反応が達
成される工程であって、その反応は約150℃から約2
50℃の温度において、約1.0(10-5Pa)から約
100バール(10-3Pa)の減圧下で加熱することに
よって行われ、副生成物のRtOHは必要に応じて除去
される。化学式(I)の界面活性剤組成物の形成のため
の反応体が1から約1.2モル当量のホスホン酸エステ
ル(IV)、約1.0モル当量のポリオキシアルキレン
(VIII)、及び、約1.0から約1.2モル当量の
(X)からなる工程。化学式(II)の界面活性剤組成
物の形成のための反応体が、1から約1.2モル当量の
ホスホン酸エステル(IV)及び約2.0モル当量のポ
リオキシアルキレン(VIII)からなる工程。構造式
(III)の界面活性剤組成物の形成のための反応体
が、2から約2.4モル当量のホスホン酸エステル(I
V)、約1.0モル当量のポリオキシアルキレン(VI
II)、及び、約2.0から約2.4モル当量のアルコ
ール性化合物(X)からなる工程。(a)及び(b)の
エステル交換反応が達成される工程であって、その反応
は更に出発原料であるホスホン酸エステル(IV)に基
づき約0.001から約0.1当量の範囲の量の触媒を
含み、この触媒は金属塩類、アルカリ金属水酸化物類、
及びアルカリ金属アルコキシド類からなるグループから
選ばれる。前記金属触媒が塩化マグネシウムである工
程、酸化(c)が、不活性な溶媒中、0℃から約60℃
において、過酸化水素、オゾン、有機過酸化水素、及び
過酸からなるグループから選ばれた酸化剤によって達成
される工程。前記酸化剤が過酸化水素或いはtert−
ブチルヒドロペルオキシドである工程。前記不活性溶媒
が酢酸エチル、トルエン、或いはジクロロメタンである
工程。
【0033】および化学式(I)、(II)或いは(I
II)によって表される界面活性剤の調製方法であっ
て、その調製方法は以下の諸工程(a)〜(c)からな
る。
【0034】(a)以下の化学式(IV)のホスホン酸
エステルを、以下の化学式(VIII)又は(IX)の
親水性のポリオキシアルキレンと反応させ、その反応の
結果、化学式(XI)、(XII)、或いは(XII
I)の中間体化合物を生じ、ここで、構成成分(XI)
はホスホン酸エステル(IV)とポリオキシアルキレン
(VIII)との反応の結果生じ、構成成分(XII)
はホスホン酸エステル(IV)と約2分子のポリオキシ
アルキレン(VIII)との反応の結果生じ、又、構成
成分(XIII)は約2分子のホスホン酸エステル成分
(IV)とポリオキシアルキレングリコール(IX)と
の反応の結果生じる反応工程である。
【0035】
【化19】 (式中、Rtはアリール、R2はアルキル、或いはアリー
ルである。)
【化20】 (式中、R3は、例えば、約1から約6個の炭素原子を
持つアルキルであり、又、Aは親水性のポリオキシアル
キレン鎖である。)
【化21】 (b)化学式(XI)から(XIII)からなるグルー
プより選ばれた中間体化合物をヒドロキシル化合物R1
−OH(X)と反応させて、それぞれ化学式(V)、
(VI)、及び(VII)からなる界面活性剤の前駆体
を生成する。ここで、構成成分(V)は構成成分(X
I)とR1−OH(X)との反応の結果生じ、構成成分
(VI)は構成成分(XII)とR1−OH(X)との
反応の結果生じ、又、構成成分(VII)は構成成分
(XIII)と約2分子のR1−OH(X)との反応の
結果生じる反応工程である。
【0036】
【化22】 (c)化学式(V)、(VI)及び(VII)からなる
グループから選ばれた前記ホスホン酸エステルを連結さ
れた界面活性剤の前駆体(B)を酸化剤で酸化して化学
式(I)、(II)或いは(III)の界面活性剤組成
物を生成する。ここで、界面活性剤(I)は成分(V)
の酸化の結果生じ、界面活性剤(II)は成分(VI)
の酸化の結果生じ、又、界面活性剤(III)は成分
(VII)の酸化の結果生じる酸化工程である。
【0037】
【実施例】実施例I.ポリ(エチレングリコール)α−
メチルエーテルω−4−tert−オクチルジフェニル
ホスフェート(XIV)の合成、ここで、mは約17で
ある。
【0038】
【化23】 機械攪拌機及び分画用カラム、減圧系に連結された蒸留
ヘッド並びに冷却管を装備した3リットル容の丸底フラ
スコ内に、820gのポリ(エチレングリコール)モノ
メチルエーテル、420gの亜リン酸トリフェニル、及
び1.29gの塩化マグネシウムを加えた。次いで、こ
の反応混合物を約190℃、約20ミリバール(20×
10-8Pa)の減圧下で加熱した。この時点でフェノー
ルが留去し始めた。123gの量のフェノール蒸留物を
2時間に渡って集め、この間にフラスコ内容物の温度は
約200℃に迄上昇した。この時点で、減圧を中断して
279gのp−tert−オクチルフェノールをフラス
コに添加した。その結果生じた反応混合物を引き続き2
0ミリバール(20×10-8Pa)の減圧下、更に2.
0時間加熱し、この間に温度は210℃に迄上がり、更
に130gの量のフェノール蒸留物が回収された。その
結果得られた混合物を5.0ミリバール(5×10-8
a)の下で25分間処理して軽質分を除去した。室温
(約25℃)に冷却後、混合物を1.0リットルの酢酸
エチルで希釈し、氷糟で冷却した。攪拌しながら、15
0mlの過酸化水素の30%水溶液を、内部温度を40
℃以下に維持する様な速度で添加した。添加後、反応混
合物を3.0時間攪拌し、次いで分液漏斗に移して飽和
食塩水で洗浄した。界面活性剤と溶媒とを含む有機層を
分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。固体を濾過し
た後、濾液中の溶媒を留去して870gの界面活性剤
(XIV)を得た。界面活性剤組成物をプロトンNMR
によって同定した。CDCl3中の化学シフトは、0.
7(s)、1.36(s)、1.72(s)、3.38
(s)、3.66(m,PEGバックボーン)、4.3
7(m)、7.10−7.4(m)であった。
【0039】比較例.比較例においては、化学式(XI
V)の界面活性剤組成物が、オキシ塩化ホスホン酸の段
階的エステル化から調製された。
【0040】4−tert−オクチルフェニルジクロロ
ホスフェートの調製:マグネチックスターラを備え、硫
酸マグネシウム乾燥管に接続された還流冷却管を付けた
500ml容の丸底フラスコ内に、25g(0.121
mol)の4−tert−オクチルフェノール、57g
(0.372mol)のオキシ塩化ホスホン酸(pho
sphorus oxychloride)、及び0.
35g(0.0036mol)の塩化マグネシウムを入
れた。反応物を還流温度110℃迄加熱し、この温度に
6時間保持した。未反応のオキシ塩化ホスホン酸を溜去
して反応混合物を室温、約25℃に冷却すると39.8
gの4−tert−オクチルフェニルジクロロホスフェ
ートを含む油状の混合物が得られた。
【0041】マグネチックスターラを備えた1リットル
容の丸底フラスコ内に、前述の様に調製された4−te
rt−オクチルフェニルジクロロホスフェート、11.
4g(0.121mol)のフェノール、及び500m
lの無水トルエンを加えた。この結果生じた混合物にピ
リジン(9.6g、0.121mol)を添加漏斗から
0.5時間かけて加えた。添加後、反応混合物を80℃
で更に3.0時間攪拌し、次いで約23℃に冷却した。
この混合物に、平均分子量750のポリ(エチレングリ
コール)モノメチルエーテルを加え、次いで9.6gの
ピリジンを添加した。この結果生じた反応混合物を1
2.0時間攪拌した。沈殿したピリジン塩酸塩の固体を
濾取し、液状の混合物は揮発性物質を蒸発させることに
よって濃縮され195gのワックス状の固体を得た。界
面活性剤組成物はプロトンNMRによって同定した。C
DCl3中の化学シフトは、0.7(s)、1.37
(s)、1.71(s)、3.38(s)、3.65
(m,PEG バックボーン)、4.36(m)、7.
10〜7.4(m)であった。
【0042】この工程は、塩化水素の発生を伴う腐食性
のオキシ塩化ホスホン酸という出発原料成分を使用し、
この塩化水素はピリジンによって中和された。
【0043】実施例II.ポリ(エチレングリコール)
α−メチルエーテルω−4−tert−オクチルジフェ
ニルホスフェート(XIV)の合成、ここで、mは約1
7である。
【0044】化学式(XIV)の界面活性剤組成物は又
以下の様式で調製することができる。マグネチックスタ
ーラ及び分画用カラム、減圧系に連結された蒸留ヘッド
並びに冷却管を装備した3リットル容の丸底フラスコ
に、150.0gの平均分子量Mwが750のポリ(エ
チレングリコール)モノメチルエーテル、75.0gの
亜リン酸トリフェニル、42.0gのp−tert−オ
クチルフェノール、及び0.6gの塩化マグネシウムを
加えた。次いで、この反応混合物を約190℃迄、約2
0ミリバール(約20×10-8Pa)の減圧下で加熱し
た。この時点でフェノールが留去し始めた。37.5g
量のフェノール蒸留物を2時間に渡って集め、この間に
反応内容物の温度は約210℃迄上昇した。その結果得
られた混合物を5.0ミリバール(5×10-8Pa)の
下で25分間処理して軽質分を除去した。室温(約25
℃)に冷却後、その結果得られた混合物を500mlの
酢酸エチルで希釈し、実施例Iに記載された様に27.
5gの30%過酸化水素で処理して157.5gの界面
活性剤(XIV)を得た。
【0045】実施例III.ポリ(エチレングリコー
ル)α−メチルエーテルω−4−tert−オクチルジ
フェニルホスフェート(XI)の合成、ここで、mは約
47である。
【0046】実施例Iのポリ(エチレングリコール)モ
ノメチルエーテルの代わりに平均分子量Mw2,000
を持つポリ(エチレングリコール)モノメチルエーテル
を用いて実施例Iを反復した。mが47であるポリ(エ
チレングリコール)α−メチルエーテルω−4−ter
t−オクチルジフェニルホスフェート(XI)構造の非
イオン性の界面活性剤が生成された。この界面活性剤組
成物はプロトンNMRによって同定した。CDCl3
の化学シフトは、0.7(s)、1.37(s)、1.
71(s)、3.38(s)、3.65(m,PEG
バックボーン)、4.37(m)、7.10〜7.40
(m)であった。
【0047】実施例IV.ビス[ポリ(エチレングリコ
ール)]α−メチルエーテルω−メチル4−tert−
オクチルジフェニルホスフェート(XV)の合成、ここ
で、mは約17である。
【0048】
【化24】 マグネチックスターラ、分画用カラム、蒸留ヘッド並び
に減圧系に連結された冷却管を装備した250ml容の
丸底フラスコに、150gの平均分子量Mwが750で
あるポリ(エチレングリコール)モノメチルエーテル、
37.5gの亜リン酸トリフェニル、42.0gのp−
tert−オクチルフェノール、及び0.2gの塩化マ
グネシウムを加えた。次いで、この反応混合物を約19
0℃迄、約20ミリバール(約20×10-8Pa)の減
圧下で加熱した。この時点でフェノールが留去し始め
た。52g量のフェノール蒸留物を2時間に渡って集
め、この間にフラスコの内容物の温度は約200℃迄上
昇した。その結果得られた混合物を5.0ミリバール
(5×10-8Pa)の下で25分間減圧処理して軽質分
を除去した。室温(約25℃)に冷却後、その結果得ら
れた混合物を1リットルの酢酸エチルで希釈し、氷糟で
冷却した。攪拌しながら、15mlの30%過酸化水素
の水溶液を、内部温度を約40℃以下に維持する様な速
度で添加した。添加後、反応混合物を3.0時間攪拌
し、次いで分液漏斗に移して飽和食塩水で洗浄した。界
面活性剤と溶媒とを含む有機層を分離し、硫酸マグネシ
ウム上で乾燥した。固体を濾過した後、濾液中の溶媒を
留去して157gの界面活性剤(XV)を得た。界面活
性剤組成物の生成物をプロトンNMRによって同定し
た。CDCl3中の化学シフトは、0.7(s)、1.
36(s)、1.70(s)、3.39(s)、3.6
6(m,PEG バックボーン)、4.28(m)、
7.10〜7.40(m)であった。
【0049】実施例V.ビス[ポリ(エチレングリコー
ル)]α−メチルエーテルω−メチル4−tert−オ
クチルフェニルホスフェート(XVI)の合成、ここ
で、mは約40である。
【0050】
【化25】 機械攪拌機及び分画用カラム、減圧系に連結された蒸留
ヘッド並びに冷却管を装備した3リットル容の丸底フラ
スコ内に、150gの平均分子量が1,500であるポ
リ(エチレングリコール)、75.0gの亜リン酸トリ
フェニル、80.0gのp−tert−オクチルフェノ
ール、及び0.6gの塩化マグネシウムを加えた。次い
で、この反応混合物を約190℃迄、約20ミリバール
(約20×10-8Pa)の減圧下で加熱し、この時点で
フェノールが留去し始めた。19g量のフェノール蒸留
物を2時間に渡って集め、この間に反応物の温度は約2
10℃迄上昇した。その結果得られた混合物を5.0ミ
リバール(5×10-8Pa)の下で25分間減圧処理し
て軽質分を除去した。室温(約25℃)に冷却後、混合
物を1.0リットルの酢酸エチルで希釈し、実施例Iの
記載の様に、30gの30%過酸化水素水溶液で処理し
て、190gの界面活性剤(XVI)を得た。界面活性
剤組成物をプロトンNMRによって同定した。CDCl
3中の化学シフトは、0.7(s)、1.37(s)、
1.71(s)、3.38(s)、3.65(m,PE
G バックボーン)、4.38(m)、7.08〜7.
41(m)であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化学式(I)、(II)或いは(I
    II)、又は必要に応じてそれらの混合物によって表さ
    れる化合物の調製方法であって、以下(a)〜(c)の
    諸反応からなり、 (a)以下の化学式(IV)のホスホン酸エステルを、
    以下の化学式(VIII)又は(IX)の親水性のポリ
    オキシアルキレンと反応させ、その反応の結果、化学式
    (XI)、(XII)、或いは(XIII)の中間体化
    合物を生じ、構成成分(XI)はホスホン酸エステル
    (IV)とポリオキシアルキレン(VIII)との反応
    の結果生じ、構成成分(XII)はホスホン酸エステル
    (IV)とポリオキシアルキレン(VIII)との反応
    の結果生じ、又、構成成分(XIII)はホスホン酸エ
    ステル(IV)とポリオキシアルキレングリコール(I
    X)との反応の結果生じさせる反応工程と、 (b)化学式(XI)から(XIII)からなるグルー
    プより選ばれた中間体化合物をヒドロキシル化合物R1
    −OH(X)と反応させて、それぞれ化学式(V)、
    (VI)、及び(VII)からなる界面活性剤の前駆体
    を生成する工程であって、構成成分(V)は構成成分
    (XI)とR1−OH(X)との反応の結果生じ、構成
    成分(VI)は構成成分(XII)とR1−OH(X)
    との反応の結果生じ、又、構成成分(VII)は構成成
    分(XIII)とR1−OH(X)との反応の結果生じ
    る反応工程と、 (c)化学式(V)、(VI)及び(VII)からなる
    グループから選ばれた前記ホスホン酸エステルが連結さ
    れた界面活性剤の前駆体(B)を酸化剤で酸化して化学
    式(I)、(II)或いは(III)の界面活性剤組成
    物を生成する工程であって、界面活性剤(I)は成分
    (V)の酸化の結果生じ、界面活性剤(II)は成分
    (VI)の酸化の結果生じ、又、界面活性剤(III)
    は成分(VII)の酸化の結果生じる酸化工程と、から
    なることを特徴とする界面活性剤の調製方法。 【化1】 (式中、R1はアルキル或いはアリールの疎水性部分で
    あり、R2はアルキル及びアリールからなるグループか
    ら選ばれ、R3は水素又はアルキルであり、Aは親水性
    のポリマー鎖であり、又、mは前記親水性ポリマー鎖A
    の反復断片の数である。) 【化2】 (式中、Rtはアリール、R2はアルキル或いはアリール
    である。) 【化3】 (式中、R3は約1から約6個の炭素原子を持つアルキ
    ルであり、又、Aは親水性のポリオキシアルキレン鎖で
    ある。) 【化4】 【化5】 (式中、(b)に対して、Rtはアリール、R1はアルキ
    ル又はアリール、R2はアルキル或いはアリール、R3
    水素又はアルキル、Aは親水性のポリマー鎖であり、m
    は反復断片の数である。)
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の調製方法であって、前
    記結果として生じた化合物が、ポリ(エチレングリコー
    ル)−α−メチルエーテル−ω−p−tert−オクチ
    ルジフェニルホスフェート、ポリ(エチレングリコー
    ル)−α−メチルエーテル−ω−オクチルジフェニルホ
    スフェート、ポリ(エチレングリコール)−α−メチル
    エーテル−ω−デシルジフェニルホスフェート、ポリ
    (エチレングリコール)−α−メチルエーテル−ω−ド
    デシルジフェニルホスフェート、ポリ(エチレングリコ
    ール)−α−メチルエーテル−ω−ヘキサデシルジフェ
    ニルホスフェート、ポリ(エチレングリコール)−α−
    メチルエーテル−ω−メチルp−tert−オクチルフ
    ェニルホスフェート、ビス[ポリ(エチレングリコー
    ル)−α−メチルエーテル]−ω−p−tert−オク
    チルフェニルホスフェート、ポリ(エチレングリコー
    ル)−α,ω−メチルp−tert−オクチルフェニル
    ホスフェート、ポリ(エチレングリコール)エチルp−
    tert−オクチルフェニルホスフェート、ポリ(エチ
    レングリコール)−α−メチルエーテル−ω−エチルp
    −tert−オクチルフェニルホスフェート、ポリ(エ
    チレングリコール)−α−メチルエーテル−ω−p−t
    ert−オクチルフェニルトリルホスフェート、ポリ
    (エチレンオキシド−コ−プロピレンオキシド)−α−
    メチルエーテル−ω−p−tert−オクチルジフェニ
    ルホスフェートからなるグループから選ばれ、ここで、
    ポリマー鎖は約5から約50の反復単位或いは断片を含
    むことを特徴とする界面活性剤の調製方法。
  3. 【請求項3】 ポリ(エチレングリコール)−α−メチ
    ルエーテル−ω−p−tert−オクチルジフェニルホ
    スフェートの構造を持つ界面活性剤の調製方法であっ
    て、約500から約2,000の数平均分子量を持つ約
    1.0モル当量のポリ(エチレングリコール)モノメチ
    ルエーテル、約1.0から約1.5モル当量の亜リン酸
    トリフェニル、約1.0から約1.5モル当量の4−t
    ert−オクチルフェノール及び約0.01から約0.
    05モル当量の塩化マグネシウムと酸化剤との反応から
    なり、ここで、前記酸化は必要に応じて約1.0から約
    1.5モル当量の過酸化水素を含むことを特徴とする界
    面活性剤の調製方法。
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