JP2000079998A - 給油装置 - Google Patents
給油装置Info
- Publication number
- JP2000079998A JP2000079998A JP10248376A JP24837698A JP2000079998A JP 2000079998 A JP2000079998 A JP 2000079998A JP 10248376 A JP10248376 A JP 10248376A JP 24837698 A JP24837698 A JP 24837698A JP 2000079998 A JP2000079998 A JP 2000079998A
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- JP
- Japan
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- motor
- hose
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- oil supply
- refueling
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】給油ホース巻き取りが完了したにもかかわらず
停止スイッチの操作がなされなかった場合でもモーター
を確実に停止し、巻き取りの途中で一時的に巻き取り抵
抗が増加したような場合は巻き取り動作を継続する安全
で作業性の高い装置を提供する。 【解決手段】 ホースリール回転駆動用モーターの駆動
電流値を検出し、所定値以上の駆動電流値を検出する
と、作業者に給油ホースの巻き取り異常が発生している
事を報知すると共に、モーターの駆動回転トルクを下げ
て所定時間巻き取り状態を保持し、所定時間内にモータ
ーの駆動電流値が正常範囲に復帰すれば、モーターの駆
動回転トルクを通常の値に戻して再び巻き取りを行う。
一方、所定時間内にモーターの駆動電流値が正常範囲に
戻らない場合は、給油ホース巻き取り異常としてモータ
ーを停止する。
停止スイッチの操作がなされなかった場合でもモーター
を確実に停止し、巻き取りの途中で一時的に巻き取り抵
抗が増加したような場合は巻き取り動作を継続する安全
で作業性の高い装置を提供する。 【解決手段】 ホースリール回転駆動用モーターの駆動
電流値を検出し、所定値以上の駆動電流値を検出する
と、作業者に給油ホースの巻き取り異常が発生している
事を報知すると共に、モーターの駆動回転トルクを下げ
て所定時間巻き取り状態を保持し、所定時間内にモータ
ーの駆動電流値が正常範囲に復帰すれば、モーターの駆
動回転トルクを通常の値に戻して再び巻き取りを行う。
一方、所定時間内にモーターの駆動電流値が正常範囲に
戻らない場合は、給油ホース巻き取り異常としてモータ
ーを停止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載タンク内に収容し
た油液をポンプおよび流量計等からなる給油機構により
給油する給油装置に関し、特にポンプ及び流量計の下流
側に給油ホースを巻き取り収容する電動ホースリールを
備えた装置に関する。
た油液をポンプおよび流量計等からなる給油機構により
給油する給油装置に関し、特にポンプ及び流量計の下流
側に給油ホースを巻き取り収容する電動ホースリールを
備えた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として図6に示すよ
うな移動式の給油装置が知られている。すなわち、自動
車Aの荷台に載置され、灯油等の燃料油を貯えたタンク
1とポンプ等を備える給油装置本体2とからなり、主に
客先へ配送給油を行うものである。この装置では、客先
の給油すべき場所や容器の形態が不定のため、電動ある
いはゼンマイ駆動式のホースリール3を設けてかなり長
い給油ホース4を巻き取り収容し、装置本体2から離れ
た場所への給油が可能なように構成されている。5はホ
ースリール3への給油ホース巻き取り動作及び引出動作
をスムースに行うよう補助する一対のガイドローラーで
ある。6は給油ホース先端に設けられる手元弁付きの給
油ノズル、7は給油ホースの給油ノズル付近に取り付け
られるストッパーリングで、一対のガイドローラーの隙
間よりも大きな外径を有し、給油ホース巻き取りの際、
ガイドローラーに当たってそれ以上巻き取りが行われな
いよう作用する。
うな移動式の給油装置が知られている。すなわち、自動
車Aの荷台に載置され、灯油等の燃料油を貯えたタンク
1とポンプ等を備える給油装置本体2とからなり、主に
客先へ配送給油を行うものである。この装置では、客先
の給油すべき場所や容器の形態が不定のため、電動ある
いはゼンマイ駆動式のホースリール3を設けてかなり長
い給油ホース4を巻き取り収容し、装置本体2から離れ
た場所への給油が可能なように構成されている。5はホ
ースリール3への給油ホース巻き取り動作及び引出動作
をスムースに行うよう補助する一対のガイドローラーで
ある。6は給油ホース先端に設けられる手元弁付きの給
油ノズル、7は給油ホースの給油ノズル付近に取り付け
られるストッパーリングで、一対のガイドローラーの隙
間よりも大きな外径を有し、給油ホース巻き取りの際、
ガイドローラーに当たってそれ以上巻き取りが行われな
いよう作用する。
【0003】このような装置において、特に電動ホース
リールを備えたものでは、ホースリールの回転、すなわ
ち給油ホースの引き出し・巻き取り・停止は、それぞれ
の動作を与えるスイッチ操作によって行われている。例
えば巻き取り作業の場合、作業者は給油作業が終了する
と、給油装置本体に設けられたモーターの巻き取りスイ
ッチを操作して巻き取りを開始し、巻き取り状況を見な
がら、給油ホースに取り付けられたストッパーリングが
ガイドローラーに近付いたところで、停止スイッチを操
作してモーターを停止させるのである。一方、引き出し
の場合は、引き出しスイッチを操作して給油装置から給
油場所まで必要と思われる長さだけ給油ホースを引き出
したところで停止スイッチを押し、次に給油ノズルを持
ってホースを引き延ばしながら給油場所まで移動するの
である。
リールを備えたものでは、ホースリールの回転、すなわ
ち給油ホースの引き出し・巻き取り・停止は、それぞれ
の動作を与えるスイッチ操作によって行われている。例
えば巻き取り作業の場合、作業者は給油作業が終了する
と、給油装置本体に設けられたモーターの巻き取りスイ
ッチを操作して巻き取りを開始し、巻き取り状況を見な
がら、給油ホースに取り付けられたストッパーリングが
ガイドローラーに近付いたところで、停止スイッチを操
作してモーターを停止させるのである。一方、引き出し
の場合は、引き出しスイッチを操作して給油装置から給
油場所まで必要と思われる長さだけ給油ホースを引き出
したところで停止スイッチを押し、次に給油ノズルを持
ってホースを引き延ばしながら給油場所まで移動するの
である。
【0004】このように、基本的に給油ホースの操作は
各操作スイッチで行うことを前提にしているものの、巻
き取り作業において、ストッパーリングがガイドローラ
ーに近付いているにもかかわらず、停止スイッチの操作
を忘れるというケースを想定する必要がある。そこで従
来では、最終的な給油ホースの巻き取り完了を次のよう
に検出していた。
各操作スイッチで行うことを前提にしているものの、巻
き取り作業において、ストッパーリングがガイドローラ
ーに近付いているにもかかわらず、停止スイッチの操作
を忘れるというケースを想定する必要がある。そこで従
来では、最終的な給油ホースの巻き取り完了を次のよう
に検出していた。
【0005】第一の方法が、ホースリール回転用のモー
ター駆動回路にブレーカーを設けたものである。この方
法は、ストッパーリングがガイドローラーに当たること
でモーターロック状態となり、その結果発生するモータ
ー駆動電流値の異常な上昇を受けてブレーカーを作動さ
せ、モーターを停止させるものである。そのため、停止
スイッチを押し忘れた場合には、ブレーカーをリセット
する必要がある。
ター駆動回路にブレーカーを設けたものである。この方
法は、ストッパーリングがガイドローラーに当たること
でモーターロック状態となり、その結果発生するモータ
ー駆動電流値の異常な上昇を受けてブレーカーを作動さ
せ、モーターを停止させるものである。そのため、停止
スイッチを押し忘れた場合には、ブレーカーをリセット
する必要がある。
【0006】第二の方法が、ホースリール駆動用モータ
ーの駆動電流値変化を電流検出回路で検出して、所定異
常の過電流が流れるとモーターを停止させるものであ
る。この方法によれば、停止スイッチを押し忘れた場合
でもその度にブレーカーをリセットする必要はなくなる
が、モーターに流れる瞬間的な駆動電流値変化も検出し
てしまうという問題がある。実際のところ、給油ホース
の巻き取りは、給油のために一度引き回したホースを作
業員が手繰り寄せながら行われるケースが多く、瞬間的
にホースリールの巻き取り抵抗が増加するという状況は
頻繁に発生する。そのため、巻き取りの途中で頻繁にホ
ースリール駆動モーターが停止してしまうのである。
ーの駆動電流値変化を電流検出回路で検出して、所定異
常の過電流が流れるとモーターを停止させるものであ
る。この方法によれば、停止スイッチを押し忘れた場合
でもその度にブレーカーをリセットする必要はなくなる
が、モーターに流れる瞬間的な駆動電流値変化も検出し
てしまうという問題がある。実際のところ、給油ホース
の巻き取りは、給油のために一度引き回したホースを作
業員が手繰り寄せながら行われるケースが多く、瞬間的
にホースリールの巻き取り抵抗が増加するという状況は
頻繁に発生する。そのため、巻き取りの途中で頻繁にホ
ースリール駆動モーターが停止してしまうのである。
【0007】また別の問題点として、給油ホースが完全
に巻き取られている状態で誤って巻き取りスイッチを押
すと、モーター始動の瞬間に流れる非常に大きな起動電
流によって大トルクが発生し、ホースリールは給油ホー
スのゆるみ分だけ巻き取り方向へ回転して停止するとい
う状態が発生する。それによって、給油ホースは無理に
引き延ばされ、同時にホースリール機構部には瞬間的に
大きな衝撃が加わってしまうのである。
に巻き取られている状態で誤って巻き取りスイッチを押
すと、モーター始動の瞬間に流れる非常に大きな起動電
流によって大トルクが発生し、ホースリールは給油ホー
スのゆるみ分だけ巻き取り方向へ回転して停止するとい
う状態が発生する。それによって、給油ホースは無理に
引き延ばされ、同時にホースリール機構部には瞬間的に
大きな衝撃が加わってしまうのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の第
一の課題は、電動ホースリールへの給油ホース巻き取り
が完了したにもかかわらず停止スイッチの操作がなされ
なかった場合でもモーターを確実に停止し、その一方
で、給油ホース巻き取りの途中で一時的に巻き取り抵抗
が増加したような場合は巻き取り動作を継続する安全で
作業性の高い装置を提供できないかという点にある。
一の課題は、電動ホースリールへの給油ホース巻き取り
が完了したにもかかわらず停止スイッチの操作がなされ
なかった場合でもモーターを確実に停止し、その一方
で、給油ホース巻き取りの途中で一時的に巻き取り抵抗
が増加したような場合は巻き取り動作を継続する安全で
作業性の高い装置を提供できないかという点にある。
【0009】第二の課題は、電動ホースリールに給油ホ
ースが完全に巻き取られている状態での重複巻き取り操
作を防ぎ、給油ホースやホースリール機構部へ衝撃を伝
えることのない好適な装置を提供できないかという点に
ある。
ースが完全に巻き取られている状態での重複巻き取り操
作を防ぎ、給油ホースやホースリール機構部へ衝撃を伝
えることのない好適な装置を提供できないかという点に
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)上記のような問題
を解決するために本発明では、車載タンク内に収容した
油液をポンプおよび流量計等からなる給油機構により給
油する給油装置において、所定長さの給油ホースを巻き
取り収容するホースリールと、該ホースリールを回転駆
動するモーターと、モーターの駆動・停止を切り換える
ホースリール操作スイッチと、ホースリールの回転に伴
う給油ホースの引き出し・巻き取り部に設けられ、給油
ホースの動きを案内するガイドローラーと、前記モータ
ーの駆動電流値を検出する電流検出部と、モーター駆動
電流値の異常を光・音等で報知する報知手段と、電流検
出部で検出するモーター駆動電流値が所定値以上のと
き、報知手段より異常発生を報知し、所定時間内にモー
ター駆動電流値が所定値より下がらないときはモーター
の駆動を停止する制御部とを備えたことを特徴とする給
油装置を提案する。
を解決するために本発明では、車載タンク内に収容した
油液をポンプおよび流量計等からなる給油機構により給
油する給油装置において、所定長さの給油ホースを巻き
取り収容するホースリールと、該ホースリールを回転駆
動するモーターと、モーターの駆動・停止を切り換える
ホースリール操作スイッチと、ホースリールの回転に伴
う給油ホースの引き出し・巻き取り部に設けられ、給油
ホースの動きを案内するガイドローラーと、前記モータ
ーの駆動電流値を検出する電流検出部と、モーター駆動
電流値の異常を光・音等で報知する報知手段と、電流検
出部で検出するモーター駆動電流値が所定値以上のと
き、報知手段より異常発生を報知し、所定時間内にモー
ター駆動電流値が所定値より下がらないときはモーター
の駆動を停止する制御部とを備えたことを特徴とする給
油装置を提案する。
【0011】(2)また、車載タンク内に収容した油液
をポンプおよび流量計等からなる給油機構により給油す
る給油装置において、所定長さの給油ホースを巻き取り
収容するホースリールと、該ホースリールを回転駆動す
るモーターと、モーターの駆動・停止を切り換えるホー
スリール操作スイッチと、ホースリールの回転に伴う給
油ホースの引き出し・巻き取り部に設けられ、給油ホー
スの動きを案内するガイドローラーと、給油装置筐体の
ガイドローラー部開口に取り付けられるローラーカバー
と、給油ホース先端の給油ノズル付近に固着され、給油
ホースが完全に巻き取られた際にローラーカバー及びガ
イドローラーに当接するストッパーリングと、ストッパ
ーリングによるローラーカバーの変位を検出するリミッ
トスイッチと、前記モーターの駆動電流値を検出する電
流検出部と、モーター駆動電流値の異常を光・音等で報
知する報知手段と、電流検出部で検出するモーター駆動
電流値が所定値以上のとき、報知手段より異常発生を報
知し、所定時間内に駆動電流値が所定値より下がらない
とき、あるいはリミットスイッチからのローラーカバー
変位検出信号を受けてモーターの駆動を停止・禁止する
制御部とを備えたことを特徴とする給油装置を提案す
る。
をポンプおよび流量計等からなる給油機構により給油す
る給油装置において、所定長さの給油ホースを巻き取り
収容するホースリールと、該ホースリールを回転駆動す
るモーターと、モーターの駆動・停止を切り換えるホー
スリール操作スイッチと、ホースリールの回転に伴う給
油ホースの引き出し・巻き取り部に設けられ、給油ホー
スの動きを案内するガイドローラーと、給油装置筐体の
ガイドローラー部開口に取り付けられるローラーカバー
と、給油ホース先端の給油ノズル付近に固着され、給油
ホースが完全に巻き取られた際にローラーカバー及びガ
イドローラーに当接するストッパーリングと、ストッパ
ーリングによるローラーカバーの変位を検出するリミッ
トスイッチと、前記モーターの駆動電流値を検出する電
流検出部と、モーター駆動電流値の異常を光・音等で報
知する報知手段と、電流検出部で検出するモーター駆動
電流値が所定値以上のとき、報知手段より異常発生を報
知し、所定時間内に駆動電流値が所定値より下がらない
とき、あるいはリミットスイッチからのローラーカバー
変位検出信号を受けてモーターの駆動を停止・禁止する
制御部とを備えたことを特徴とする給油装置を提案す
る。
【0012】また、上記(1)(2)の提案において、
電流検出部で検出するモーター駆動電流値が所定値以上
のとき、モーターの回転トルクを下げると共に報知手段
より異常発生を報知し、所定時間内にモーター駆動電流
値が所定値より下がらないときはモーターの駆動を停止
・禁止する制御部を備えることが望ましい。
電流検出部で検出するモーター駆動電流値が所定値以上
のとき、モーターの回転トルクを下げると共に報知手段
より異常発生を報知し、所定時間内にモーター駆動電流
値が所定値より下がらないときはモーターの駆動を停止
・禁止する制御部を備えることが望ましい。
【0013】
【作用】上記(1)の提案によれば、ホースリール回転
駆動用モーターの駆動電流値を検出し、給油ホースの巻
き取り抵抗増加によって所定値以上の駆動電流値を検出
すると、作業者に給油ホースの巻き取り異常(給油ホー
スが何かに引っかかっているような状態)が発生してい
る事を報知し、所定時間巻き取り状態を保持する。次
に、作業者によって給油ホース巻き取り異常の原因が取
り除かれモーターの駆動電流値が正常範囲に復帰すれ
ば、再び巻き取りを行う。もし所定時間内にモーターの
駆動電流値が正常範囲に戻らない場合は給油ホース巻き
取り異常としてモーターを停止する。
駆動用モーターの駆動電流値を検出し、給油ホースの巻
き取り抵抗増加によって所定値以上の駆動電流値を検出
すると、作業者に給油ホースの巻き取り異常(給油ホー
スが何かに引っかかっているような状態)が発生してい
る事を報知し、所定時間巻き取り状態を保持する。次
に、作業者によって給油ホース巻き取り異常の原因が取
り除かれモーターの駆動電流値が正常範囲に復帰すれ
ば、再び巻き取りを行う。もし所定時間内にモーターの
駆動電流値が正常範囲に戻らない場合は給油ホース巻き
取り異常としてモーターを停止する。
【0014】上記(2)の提案によれば、ホースリール
回転駆動用モーターの駆動電流値を検出し、給油ホース
の巻き取り抵抗増加によって所定値以上の駆動電流値を
検出すると、作業者に給油ホースの巻き取り異常が発生
している事を報知し、所定時間巻き取り状態を保持す
る。次に、作業者によって給油ホース巻き取り異常の原
因が取り除かれモーターの駆動電流値が正常範囲に復帰
すれば、再び巻き取りを行う。もし所定時間内にモータ
ーの駆動電流値が正常範囲に戻らない場合、あるいはリ
ミットスイッチで給油ホースの巻き取り完了を検出した
場合はモーターを停止する。また、リミットスイッチが
給油ホースの巻き取りを検出状態にあるときはモーター
の駆動が禁止される。
回転駆動用モーターの駆動電流値を検出し、給油ホース
の巻き取り抵抗増加によって所定値以上の駆動電流値を
検出すると、作業者に給油ホースの巻き取り異常が発生
している事を報知し、所定時間巻き取り状態を保持す
る。次に、作業者によって給油ホース巻き取り異常の原
因が取り除かれモーターの駆動電流値が正常範囲に復帰
すれば、再び巻き取りを行う。もし所定時間内にモータ
ーの駆動電流値が正常範囲に戻らない場合、あるいはリ
ミットスイッチで給油ホースの巻き取り完了を検出した
場合はモーターを停止する。また、リミットスイッチが
給油ホースの巻き取りを検出状態にあるときはモーター
の駆動が禁止される。
【0015】上記(3)の提案によれば、ホースリール
回転駆動用モーターの駆動電流値を検出し、給油ホース
の巻き取り抵抗増加によって所定値以上の駆動電流値を
検出すると、作業者に給油ホースの巻き取り異常が発生
している事を報知すると共に、モーターの駆動回転トル
クを下げて所定時間巻き取り状態を保持する。次に、作
業者によって給油ホース巻き取り異常の原因が取り除か
れモーターの駆動電流値が正常範囲に復帰すれば、モー
ターの駆動回転トルクを通常の値に戻して再び巻き取り
を行う。一方、所定時間内にモーターの駆動電流値が正
常範囲に戻らない場合は給油ホース巻き取り異常として
モーターを停止する。
回転駆動用モーターの駆動電流値を検出し、給油ホース
の巻き取り抵抗増加によって所定値以上の駆動電流値を
検出すると、作業者に給油ホースの巻き取り異常が発生
している事を報知すると共に、モーターの駆動回転トル
クを下げて所定時間巻き取り状態を保持する。次に、作
業者によって給油ホース巻き取り異常の原因が取り除か
れモーターの駆動電流値が正常範囲に復帰すれば、モー
ターの駆動回転トルクを通常の値に戻して再び巻き取り
を行う。一方、所定時間内にモーターの駆動電流値が正
常範囲に戻らない場合は給油ホース巻き取り異常として
モーターを停止する。
【0016】
【実施例】以下、図面を基に、本発明の実施例について
説明する。図1は本発明実施例の構成を示す説明図であ
る。1は自動車の荷台に載置され、灯油等の燃料油を貯
えるタンク、2は該タンクに並設される給油装置本体で
あり、自動車で給油目的地まで移動し、給油ホース4を
介して給油ノズル6から被給油容器へ計量給油を行う。
給油装置本体2には、タンク1内の燃料油を圧送するポ
ンプ14、該ポンプ14の駆動回路19、給油量を測定
する流量計15、流量計15における測定量に基づき一
定流量毎に流量信号を出力する流量発信器20、開弁度
を調節することにより給油流速を加減する調節弁16、
モーター等を備え調節弁16を駆動する弁駆動手段2
1、給油ホース4を巻き取り収容するホースリール3、
該ホースリール3を回転駆動するモーター8、該モータ
ー8の回転をホースリール3に伝達するチェーン9、ワ
ンウェイクラッチ機構(図示しない)を介してホースリ
ール3の中心シャフトに取り付けられる歯車10、チェ
ーン9の張りを調節する歯車11、モーター8の駆動回
路26、モーター8の駆動電流値を検出する電流検出部
27、給油ホース4の引き出し・巻き取り・停止を切り
換えるホースリール操作スイッチ29、ホースリール3
から給油装置本体外側への給油ホース引き出し・巻き取
りを行う際、給油ホースをスムースに案内するガイドロ
ーラー5、および上記各部と信号を授受し給油の動作を
制御する制御部22、をそれぞれ備えている。28は制
御部22からの信号で緊急時・異常発生時にアラームや
LED等による光で報知する報知手段である。12は給
油装置本体の筐体開口を介して装置本体外側に臨むガイ
ドローラー5を覆うローラーカバーで、その下方両端の
回転支持部を支点に装置本体内方に回動可能に設けられ
る。このローラーカバー12は、図2に示すように、給
油ホース4が装置本体から引き出されている状態で装置
筐体外側面とほぼ平行な面を成すようバネ等で付勢され
ており、給油ホース4がホースリール3に完全に巻き取
り収容される際に、給油ホースに固着されたストッパー
リング7によって装置本体内方(ガイドローラー側)に
押圧され、回動しながら押し込まれる。13はリミット
スイッチで、給油ホースが完全に巻き取り収容される際
のローラーカバー回動によってオン状態となり、オン信
号を制御部22へ出力する。なお、ホースリール3から
給油ホースを引き出す際は、ホースリール操作スイッチ
29を操作することによりワンウェイクラッチが機能
し、ホースリール3は給油ホースの引き出し方向の回転
に対してフリーとなる。すなわち、モーターの正転に伴
いホースリールはモーターの駆動系から離れ、自由に回
転できる状態となる。したがって、作業者は給油ホース
を必要な長さだけ自由に引き出すことができる。
説明する。図1は本発明実施例の構成を示す説明図であ
る。1は自動車の荷台に載置され、灯油等の燃料油を貯
えるタンク、2は該タンクに並設される給油装置本体で
あり、自動車で給油目的地まで移動し、給油ホース4を
介して給油ノズル6から被給油容器へ計量給油を行う。
給油装置本体2には、タンク1内の燃料油を圧送するポ
ンプ14、該ポンプ14の駆動回路19、給油量を測定
する流量計15、流量計15における測定量に基づき一
定流量毎に流量信号を出力する流量発信器20、開弁度
を調節することにより給油流速を加減する調節弁16、
モーター等を備え調節弁16を駆動する弁駆動手段2
1、給油ホース4を巻き取り収容するホースリール3、
該ホースリール3を回転駆動するモーター8、該モータ
ー8の回転をホースリール3に伝達するチェーン9、ワ
ンウェイクラッチ機構(図示しない)を介してホースリ
ール3の中心シャフトに取り付けられる歯車10、チェ
ーン9の張りを調節する歯車11、モーター8の駆動回
路26、モーター8の駆動電流値を検出する電流検出部
27、給油ホース4の引き出し・巻き取り・停止を切り
換えるホースリール操作スイッチ29、ホースリール3
から給油装置本体外側への給油ホース引き出し・巻き取
りを行う際、給油ホースをスムースに案内するガイドロ
ーラー5、および上記各部と信号を授受し給油の動作を
制御する制御部22、をそれぞれ備えている。28は制
御部22からの信号で緊急時・異常発生時にアラームや
LED等による光で報知する報知手段である。12は給
油装置本体の筐体開口を介して装置本体外側に臨むガイ
ドローラー5を覆うローラーカバーで、その下方両端の
回転支持部を支点に装置本体内方に回動可能に設けられ
る。このローラーカバー12は、図2に示すように、給
油ホース4が装置本体から引き出されている状態で装置
筐体外側面とほぼ平行な面を成すようバネ等で付勢され
ており、給油ホース4がホースリール3に完全に巻き取
り収容される際に、給油ホースに固着されたストッパー
リング7によって装置本体内方(ガイドローラー側)に
押圧され、回動しながら押し込まれる。13はリミット
スイッチで、給油ホースが完全に巻き取り収容される際
のローラーカバー回動によってオン状態となり、オン信
号を制御部22へ出力する。なお、ホースリール3から
給油ホースを引き出す際は、ホースリール操作スイッチ
29を操作することによりワンウェイクラッチが機能
し、ホースリール3は給油ホースの引き出し方向の回転
に対してフリーとなる。すなわち、モーターの正転に伴
いホースリールはモーターの駆動系から離れ、自由に回
転できる状態となる。したがって、作業者は給油ホース
を必要な長さだけ自由に引き出すことができる。
【0017】制御部22には、メイン電源のオン・オフ
をはじめとして、プリセット給油量の入力や給油量の集
計等の操作を行う操作ボード23、給油量およびその金
額等を表示する表示器24、記憶されているプログラム
に沿って制御動作を与える制御ボード25とを備えてい
る。この制御ボード25はCPU・ROM・RAM等を
備えたマイクロコンピュータを備え、ROMに記憶され
ているプログラムにより動作する。
をはじめとして、プリセット給油量の入力や給油量の集
計等の操作を行う操作ボード23、給油量およびその金
額等を表示する表示器24、記憶されているプログラム
に沿って制御動作を与える制御ボード25とを備えてい
る。この制御ボード25はCPU・ROM・RAM等を
備えたマイクロコンピュータを備え、ROMに記憶され
ているプログラムにより動作する。
【0018】次に図3にモーター駆動回路の構成を示
す。RY1〜RY4は制御部22からの信号を受けてオ
ン・オフ動作するリレー、R1はモーター8の回転トル
クを一段階下げるための抵抗、27はモーター8の駆動
電流値を検出する電流検出部、B1は自動車の車載バッ
テリーである。前記ホースリール操作スイッチ29で給
油ホースの引き出しが選択されると、制御部22からR
Y1およびRY4にオン信号を出力し、モーター8の正
転駆動を開始する。この時、電流はRY1、モーター
8、RY4、R1を流れ、モーター始動時の起動電流が
抑えられる。次に、所定時間が経過すると、制御部22
からRY5にオン信号が出力され、それによって電流は
RY1、モーター8、RY4、RY5を流れてモーター
8は定格(最高トルク)で回転を始める。一方、ホース
リール操作スイッチ29で給油ホースの巻き取りが選択
されると、制御部22ではRY2およびRY3にオン信
号を出力し、モーター8の逆転駆動を開始する。この場
合も所定時間が経過したところでRY5にオン信号が出
力され、最高トルクでの回転に切り換えられる。ところ
で、電流検出部27ではモーター駆動中の駆動電流値を
検出して制御部22に出力しており、それを受けて制御
部22では給油ホースの引き出し、あるいは巻き取り中
に所定以上の電流値を検出したら(モーターが過負荷状
態に陥ったら)、RY5にオフ信号を出力してモーター
8の回転トルクを一段階下げ、モーター駆動電流値の変
化を監視する。そして、所定時間内にモーター駆動電流
値が正常値に復帰したら、RY5にオン信号を出力して
最高トルクでの回転を再開する。一方、もし所定時間を
経過しても所定以上の電流値を検出している場合は、オ
ン状態にあるリレーをオフにしてモーター8の回転を停
止する。なお、給油ホースの引き出し、あるいは巻き取
り中において、モーターの駆動電流値が正常であって
も、ホースリール操作スイッチ29で停止が選択された
場合あるいはリミットスイッチ13がオンになった場合
には、オン状態にあるリレーをオフにしてモーター8の
回転を停止する。
す。RY1〜RY4は制御部22からの信号を受けてオ
ン・オフ動作するリレー、R1はモーター8の回転トル
クを一段階下げるための抵抗、27はモーター8の駆動
電流値を検出する電流検出部、B1は自動車の車載バッ
テリーである。前記ホースリール操作スイッチ29で給
油ホースの引き出しが選択されると、制御部22からR
Y1およびRY4にオン信号を出力し、モーター8の正
転駆動を開始する。この時、電流はRY1、モーター
8、RY4、R1を流れ、モーター始動時の起動電流が
抑えられる。次に、所定時間が経過すると、制御部22
からRY5にオン信号が出力され、それによって電流は
RY1、モーター8、RY4、RY5を流れてモーター
8は定格(最高トルク)で回転を始める。一方、ホース
リール操作スイッチ29で給油ホースの巻き取りが選択
されると、制御部22ではRY2およびRY3にオン信
号を出力し、モーター8の逆転駆動を開始する。この場
合も所定時間が経過したところでRY5にオン信号が出
力され、最高トルクでの回転に切り換えられる。ところ
で、電流検出部27ではモーター駆動中の駆動電流値を
検出して制御部22に出力しており、それを受けて制御
部22では給油ホースの引き出し、あるいは巻き取り中
に所定以上の電流値を検出したら(モーターが過負荷状
態に陥ったら)、RY5にオフ信号を出力してモーター
8の回転トルクを一段階下げ、モーター駆動電流値の変
化を監視する。そして、所定時間内にモーター駆動電流
値が正常値に復帰したら、RY5にオン信号を出力して
最高トルクでの回転を再開する。一方、もし所定時間を
経過しても所定以上の電流値を検出している場合は、オ
ン状態にあるリレーをオフにしてモーター8の回転を停
止する。なお、給油ホースの引き出し、あるいは巻き取
り中において、モーターの駆動電流値が正常であって
も、ホースリール操作スイッチ29で停止が選択された
場合あるいはリミットスイッチ13がオンになった場合
には、オン状態にあるリレーをオフにしてモーター8の
回転を停止する。
【0019】次に、図4のフローチャートを基に給油ホ
ースの引き出し動作を説明する。ホースリール操作スイ
ッチ29で「引き出し」操作が行われると、その時点で
巻き取り動作中(モーター逆転中)であるかを判断し、
モーター8が停止状態であることを確認する(S1)。
次にリレーRY1とRY4とをオンにしてモーター8の
正転を開始する(S2)。そして、所定時間(例えば2
00msec)が経過したら(S3)、RY5をオンに
してモーターを最高トルクで回転駆動する(S4)。こ
の時、ホースリールに設けられているワンウェイクラッ
チがフリー側に機能し、ホースリールは人の力で自由に
回転させることができる状態となり、作業者は給油ホー
スの引き出し作業を開始する。その一方で制御部22で
はモーターの駆動電流値を監視し、何らかの原因でモー
ターが過負荷状態に陥ったら(S5)報知手段28から
警報を出力し(S7)、RY1・RY4・RY5をオフ
にしてモーター8を停止する(S8)。S5でモーター
の過負荷を検出しなければ、ホースリール操作スイッチ
29で「停止」操作が行われたかどうかを判断し(S
6)、停止操作があればモーターを停止する(S8)。
ースの引き出し動作を説明する。ホースリール操作スイ
ッチ29で「引き出し」操作が行われると、その時点で
巻き取り動作中(モーター逆転中)であるかを判断し、
モーター8が停止状態であることを確認する(S1)。
次にリレーRY1とRY4とをオンにしてモーター8の
正転を開始する(S2)。そして、所定時間(例えば2
00msec)が経過したら(S3)、RY5をオンに
してモーターを最高トルクで回転駆動する(S4)。こ
の時、ホースリールに設けられているワンウェイクラッ
チがフリー側に機能し、ホースリールは人の力で自由に
回転させることができる状態となり、作業者は給油ホー
スの引き出し作業を開始する。その一方で制御部22で
はモーターの駆動電流値を監視し、何らかの原因でモー
ターが過負荷状態に陥ったら(S5)報知手段28から
警報を出力し(S7)、RY1・RY4・RY5をオフ
にしてモーター8を停止する(S8)。S5でモーター
の過負荷を検出しなければ、ホースリール操作スイッチ
29で「停止」操作が行われたかどうかを判断し(S
6)、停止操作があればモーターを停止する(S8)。
【0020】次に、図5のフローチャートを基に給油ホ
ースの巻き取り動作を説明する。ホースリール操作スイ
ッチ29で「引き出し」操作が行われると、その時点で
引き出し動作中(モーター正転中)であるかを判断し、
モーター8が停止状態であることを確認する(S1
1)。モーター8が停止状態であることを確認したら、
給油ホースが引き出されている状態、すなわちリミット
スイッチ13がオフであるかどうかを判断する(S1
2)。次にリレーRY2とRY3とをオンにしてモータ
ー8の逆転を開始する(S13)。そして、所定時間
(例えば200msec)が経過したら(S14)、R
Y5をオンにしてモーターを最高トルクで回転駆動する
(S15)。この時、ホースリールに設けられているワ
ンウェイクラッチが接続側に機能し、ホースリールにモ
ーターの回転が伝達されて給油ホースの巻き取りが行わ
れる。この巻き取り動作中にモーターが過負荷状態に陥
ったら(S16)、RY5をオフしてモーターの回転ト
ルクを一段階下げ(S17)、報知手段28から警報を
出力する(S18)。続いて、ホースリール操作スイッ
チ29から「停止」操作が行われたかどうかを判断し
(S19)、停止操作がなければリミットスイッチ13
で給油ホースの巻き取りが完了したか否かを判断する
(S20)。次に所定時間経過後(S21)、モーター
が依然過負荷状態かどうかを判断する(S22)。警報
が出力されてから所定時間が経過するまでの間にモータ
ー過負荷の原因が取り除かれ、モーターの駆動電流値が
正常な値に復帰していたら報知手段28から出力してい
る警報を停止し(S24)、へジャンプする。S21
でモーターの過負荷状態が継続している場合は、RY2
・RY3をオフしてモーターを停止する(S23)。S
16でモーターの過負荷を検出しなければ、ホースリー
ル操作スイッチ29で「停止」操作が行われたかどうか
を判断し(S25)、停止操作があればモーターを停止
する(S26)。モーターの駆動電流値が正常値で、ま
た「停止」操作も行われていなければ、次にリミットス
イッチ13で給油ホース巻き取り完了を検出したかどう
かを判定し(S27)、巻き取りを完了していなければ
へジャンプ、巻き取り完了であればモーターを停止す
る(S26)。なお、S11、S12でモーターが正転
(給油ホース引き出し中)していたり、給油ホースがホ
ースリールに完全に巻き取り収容されている場合には給
油ホースの巻き取り動作は実行しない。
ースの巻き取り動作を説明する。ホースリール操作スイ
ッチ29で「引き出し」操作が行われると、その時点で
引き出し動作中(モーター正転中)であるかを判断し、
モーター8が停止状態であることを確認する(S1
1)。モーター8が停止状態であることを確認したら、
給油ホースが引き出されている状態、すなわちリミット
スイッチ13がオフであるかどうかを判断する(S1
2)。次にリレーRY2とRY3とをオンにしてモータ
ー8の逆転を開始する(S13)。そして、所定時間
(例えば200msec)が経過したら(S14)、R
Y5をオンにしてモーターを最高トルクで回転駆動する
(S15)。この時、ホースリールに設けられているワ
ンウェイクラッチが接続側に機能し、ホースリールにモ
ーターの回転が伝達されて給油ホースの巻き取りが行わ
れる。この巻き取り動作中にモーターが過負荷状態に陥
ったら(S16)、RY5をオフしてモーターの回転ト
ルクを一段階下げ(S17)、報知手段28から警報を
出力する(S18)。続いて、ホースリール操作スイッ
チ29から「停止」操作が行われたかどうかを判断し
(S19)、停止操作がなければリミットスイッチ13
で給油ホースの巻き取りが完了したか否かを判断する
(S20)。次に所定時間経過後(S21)、モーター
が依然過負荷状態かどうかを判断する(S22)。警報
が出力されてから所定時間が経過するまでの間にモータ
ー過負荷の原因が取り除かれ、モーターの駆動電流値が
正常な値に復帰していたら報知手段28から出力してい
る警報を停止し(S24)、へジャンプする。S21
でモーターの過負荷状態が継続している場合は、RY2
・RY3をオフしてモーターを停止する(S23)。S
16でモーターの過負荷を検出しなければ、ホースリー
ル操作スイッチ29で「停止」操作が行われたかどうか
を判断し(S25)、停止操作があればモーターを停止
する(S26)。モーターの駆動電流値が正常値で、ま
た「停止」操作も行われていなければ、次にリミットス
イッチ13で給油ホース巻き取り完了を検出したかどう
かを判定し(S27)、巻き取りを完了していなければ
へジャンプ、巻き取り完了であればモーターを停止す
る(S26)。なお、S11、S12でモーターが正転
(給油ホース引き出し中)していたり、給油ホースがホ
ースリールに完全に巻き取り収容されている場合には給
油ホースの巻き取り動作は実行しない。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ホースリ
ール回転駆動用モーターの駆動電流値を検出し、給油ホ
ースの巻き取り抵抗増加によって所定値以上の駆動電流
値を検出すると、作業者に給油ホースの巻き取り異常
(給油ホースが何かに引っかかっているような状態)が
発生している事を報知すると共に、モーターの駆動回転
トルクを下げて所定時間巻き取り状態を保持する。した
がって、作業者は巻き取り異常の原因に心当たりがあれ
ば、その原因を取り除いてそのまま巻き取りを続行する
ことができ、ホースリールが頻繁に停止することがなく
なる。その一方で、作業者が対処不能な原因で巻き取り
異常が発生している場合には確実にモーターを停止し、
モーターあるいは機構部の破損を防ぐことができる。ま
た、巻き取り異常が発生した際にモーターの回転トルク
を下げる方向に動作するので、給油ホースが何かに引っ
かかっているケースで無理に巻き取りを強行し、給油ホ
ースを損傷するという事態を防ぐことができる。
ール回転駆動用モーターの駆動電流値を検出し、給油ホ
ースの巻き取り抵抗増加によって所定値以上の駆動電流
値を検出すると、作業者に給油ホースの巻き取り異常
(給油ホースが何かに引っかかっているような状態)が
発生している事を報知すると共に、モーターの駆動回転
トルクを下げて所定時間巻き取り状態を保持する。した
がって、作業者は巻き取り異常の原因に心当たりがあれ
ば、その原因を取り除いてそのまま巻き取りを続行する
ことができ、ホースリールが頻繁に停止することがなく
なる。その一方で、作業者が対処不能な原因で巻き取り
異常が発生している場合には確実にモーターを停止し、
モーターあるいは機構部の破損を防ぐことができる。ま
た、巻き取り異常が発生した際にモーターの回転トルク
を下げる方向に動作するので、給油ホースが何かに引っ
かかっているケースで無理に巻き取りを強行し、給油ホ
ースを損傷するという事態を防ぐことができる。
【0022】また、モーターの回転駆動開始にあたり、
定格トルクより一段階低い回転トルクで起動すると共
に、ホースリールに給油ホースが完全に巻き取られてい
る場合には巻き取り動作を行わないので、モーター起動
時の大トルクをもって瞬間的なホースリールの回転・急
停止をすることがなくなる。したがって、給油ホースや
ホースリール機構部へ衝撃を与える事態を防ぐことがで
きる。
定格トルクより一段階低い回転トルクで起動すると共
に、ホースリールに給油ホースが完全に巻き取られてい
る場合には巻き取り動作を行わないので、モーター起動
時の大トルクをもって瞬間的なホースリールの回転・急
停止をすることがなくなる。したがって、給油ホースや
ホースリール機構部へ衝撃を与える事態を防ぐことがで
きる。
【図1】本発明実施例の構成を示す説明図である。
【図2】本発明実施例のローラーカバーを示す説明図で
ある。
ある。
【図3】本発明実施例のモーター駆動回路を示す説明図
である。
である。
【図4】本発明実施例による給油ホースの引き出し動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図5】本発明実施例による給油ホースの巻き取り動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図6】従来例を示す説明図である。
1 タンク 2 給油装置本体 3 ホースリール 4 給油ホース 5 ガイドローラー 6 給油ノズル 7 ストッパーリング 12 ローラーカバー 13 リミットスイッチ 22 制御部 27 電流検出部 28 報知手段 29 ホースリール操作スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 車載タンク内に収容した油液をポンプお
よび流量計等からなる給油機構により給油する給油装置
において、 所定長さの給油ホースを巻き取り収容するホースリール
と、該ホースリールを回転駆動するモーターと、モータ
ーの駆動・停止を切り換えるホースリール操作スイッチ
と、ホースリールの回転に伴う給油ホースの引き出し・
巻き取り部に設けられ、給油ホースの動きを案内するガ
イドローラーと、前記モーターの駆動電流値を検出する
電流検出部と、モーター駆動電流値の異常を光・音等で
報知する報知手段と、電流検出部で検出するモーター駆
動電流値が所定値以上のとき、報知手段より異常発生を
報知し、所定時間内にモーター駆動電流値が所定値より
下がらないときはモーターの駆動を停止する制御部とを
備えたことを特徴とする給油装置。 - 【請求項2】 車載タンク内に収容した油液をポンプお
よび流量計等からなる給油機構により給油する給油装置
において、 所定長さの給油ホースを巻き取り収容するホースリール
と、該ホースリールを回転駆動するモーターと、モータ
ーの駆動・停止を切り換えるホースリール操作スイッチ
と、ホースリールの回転に伴う給油ホースの引き出し・
巻き取り部に設けられ、給油ホースの動きを案内するガ
イドローラーと、給油装置筐体のガイドローラー部開口
に取り付けられるローラーカバーと、給油ホース先端の
給油ノズル付近に固着され、給油ホースが完全に巻き取
られた際にローラーカバー及びガイドローラーに当接す
るストッパーリングと、ストッパーリングによるローラ
ーカバーの変位を検出するリミットスイッチと、前記モ
ーターの駆動電流値を検出する電流検出部と、モーター
駆動電流値の異常を光・音等で報知する報知手段と、電
流検出部で検出するモーター駆動電流値が所定値以上の
とき、報知手段より異常発生を報知し、所定時間内に駆
動電流値が所定値より下がらないとき、あるいはリミッ
トスイッチからのローラーカバー変位検出信号を受けて
モーターの駆動を停止・禁止する制御部とを備えたこと
を特徴とする給油装置。 - 【請求項3】 請求項1,2記載の給油装置において、
電流検出部で検出するモーター駆動電流値が所定値以上
のとき、モーターの回転トルクを下げると共に報知手段
より異常発生を報知し、所定時間内にモーター駆動電流
値が所定値より下がらないときはモーターの駆動を停止
・禁止する制御部とを備えたことを特徴とする給油装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10248376A JP2000079998A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10248376A JP2000079998A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 給油装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000079998A true JP2000079998A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17177190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10248376A Pending JP2000079998A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 給油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000079998A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008501454A (ja) * | 2004-06-11 | 2008-01-24 | エルベ エレクトロメディツィン ゲーエムベーハー | 洗浄装置およびその運転方法 |
KR101545927B1 (ko) * | 2014-02-05 | 2015-08-20 | 한국원자력연구원 | 장력 제어가 가능한 권선기 및 이를 구비하는 배관 검사로봇 |
JP2016044039A (ja) * | 2014-08-22 | 2016-04-04 | 株式会社丸山製作所 | ホース巻き取り装置 |
JP2018031566A (ja) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 栗田エンジニアリング株式会社 | 熱交換器の細管内面の洗浄装置 |
KR20190001388U (ko) * | 2017-12-01 | 2019-06-11 | 주식회사 한국가스기술공사 | 접지설비의 측정용 장비 |
JP2020045625A (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-26 | 株式会社竹内製作所 | 作業用車両 |
JP7571772B2 (ja) | 2022-09-21 | 2024-10-23 | 株式会社タツノ | 安全継手用収容装置 |
-
1998
- 1998-09-02 JP JP10248376A patent/JP2000079998A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008501454A (ja) * | 2004-06-11 | 2008-01-24 | エルベ エレクトロメディツィン ゲーエムベーハー | 洗浄装置およびその運転方法 |
JP4722926B2 (ja) * | 2004-06-11 | 2011-07-13 | エルベ エレクトロメディツィン ゲーエムベーハー | 洗浄装置およびその運転方法 |
KR101545927B1 (ko) * | 2014-02-05 | 2015-08-20 | 한국원자력연구원 | 장력 제어가 가능한 권선기 및 이를 구비하는 배관 검사로봇 |
JP2016044039A (ja) * | 2014-08-22 | 2016-04-04 | 株式会社丸山製作所 | ホース巻き取り装置 |
JP2018031566A (ja) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 栗田エンジニアリング株式会社 | 熱交換器の細管内面の洗浄装置 |
KR20190001388U (ko) * | 2017-12-01 | 2019-06-11 | 주식회사 한국가스기술공사 | 접지설비의 측정용 장비 |
KR200489926Y1 (ko) | 2017-12-01 | 2019-08-29 | 주식회사 한국가스기술공사 | 접지설비의 측정용 장비 |
JP2020045625A (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-26 | 株式会社竹内製作所 | 作業用車両 |
JP7103898B2 (ja) | 2018-09-14 | 2022-07-20 | 株式会社竹内製作所 | 作業用車両 |
JP7571772B2 (ja) | 2022-09-21 | 2024-10-23 | 株式会社タツノ | 安全継手用収容装置 |
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